JP5818167B2 - Ledランプ - Google Patents

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Description

本発明は、LEDランプに関する。
照明用ランプは、概して、白熱電球、蛍光灯、HIDランプ、LEDランプと順次開発され、実用化されてきた。LEDランプは、発光ダイオード素子を光源として利用したランプである。LEDランプは、青色LED素子の開発により白色の発光が可能となり、最近、照明用ランプとして利用が拡がりつつある。
図1は、現在広く販売されているLEDランプの一例を示す図である。これらのLEDランプ100は、一般に、出力が10W以下(典型的には7W程度)のランプである。図1(A)〜(C)に示すように、ランプ形状は種々あるが、基本的に、口金102、放熱部104及びグローブ106から成っている。放熱部104は、アルミニウムのダイキャストから形成され、多くの場合、外周面に放熱フィンが形成されている。グローブ106は、透光性の樹脂から成る。
LED素子は、白熱電球、蛍光灯、HIDランプ等と異なり、半導体素子であるため真空雰囲気又は所定のガス雰囲気中に配置する必要性がない。従って、アルミダイキャスト部分104とグローブ106との間は、適当な接着剤で固定されている。このため、アルミダイキャスト部分104とグローブ106とで形成される内部空間は、ランプ外部との間で気密封止にはなってない。
本発明者等は、本発明に関連する次の先行特許文献が存在することを承知している。
特開2003-016805「ライト及びライトの製造方法」(公開日:2003/01/17)、出願人:今井紘一 特開2004-296245「LEDランプ」(公開日:2004/10/21)、出願人:松下電工株式会社 特開2010-135181「照明装置」(公開日:2010/06/17)、出願人:シャープ株式会社 国際公開WO 2012/095931「ランプ及び照明装置」(国際公開日:2012/07/19)、出願人:パナソニック株式会社 特開2012-156036「LEDランプ」(公開日:2012/08/16)、出願人:岩崎電気株式会社
本願で開示するLEDランプと比較すると、上記先行特許文献1〜5に開示するランプは次の点で相違する。先ず、本願で開示するLEDランプは、LED素子をガラス製密封容器で覆って気密封止し、ガラス製密封容器内には冷却・放熱手段として低分子量ガスが封入されている。
特許文献1は、ケース部材として樹脂及びガラスを例示し、ガラスを使用した場合は内部の発光ダイオードが外部環境から保護され、更にガラス容器内を、水分を有しないガス(実施例では窒素ガス)を封入した場合には水分が残留せずガラスが曇らない効果を開示する。しかし、ここには、冷却・放熱手段としての低分子量ガスに関する記載・示唆は無い。
特許文献2は、LEDランプを収納するバルブは樹脂材料から形成され、本願発明に関連して説明した気密封止に関する記載・示唆は無い。
特許文献3は、透光性カバーはポリカーボネート樹脂製であり、放熱部はアルミ等の金属製である。図1に例示したLEDランプに該当し、気密封止に関する記載・示唆は無い。
特許文献4は、「本発明に係るランプ(100)は、気体が封入されたランプであって、グローブ(10)と、基台(21)と当該基台(21)に配置されLED(22)とを有し、グローブ(10)内に収納されたLEDモジュール(20)と、を備える。ランプ(100)内の前記気体は、水素、ヘリウムおよび窒素のいずれかを含み、LEDモジュール(20)を包み込むようにクローブ(10)内に封入されている。」(要約)と開示する。特許文献4には、本願で開示する光源支持体が形成する冷却ガス流路、それを通る冷却ガス流、冷却ガス流の流入・流出口であるスリット等に関する記載はない。
特許文献5は、本出願人による出願であり、本願発明の基礎となった出願である。本願発明との相違は、以下に詳細に説明する。
LED素子は、半導体素子であり、半導体の接合部の温度と素子寿命が密接な関係にある。即ち、使用時の接合部の温度が比較的低い場合には素子寿命は長期間となるが、温度が高くなるにつれ素子寿命は急激に短くなる。従って、LEDランプでは、LED素子の温度が高いとランプ寿命が短縮化し、ランプ照度も劣化する。
半導体素子を使用した電子機器においては冷却・放熱手段が重要事項であるのと同様に、LEDランプにおいても冷却・放熱手段が重要事項となる。
そのため、本出願人は、前掲特許文献5により、次のようなアイデアを提案した。即ち、気密封止されたランプ構成において、ランプ内に冷却ガス(低分子量ガス)を封入する。ランプ内には、ランプ軸線方向に長い形状の光源支持体を配置し、その周囲に複数個のLEDを搭載する。光源支持体にはランプ軸線に沿って貫通孔を形成して冷却ガス流路とし、LEDを裏面からも効率良く冷却する。このアイデアに関しては、一定の冷却効果が有ることが確認され、特許文献5の図6にグラフで示されている。
前掲特許文献5の出願後、本発明者等は、そのアイデアを元に、更に高い冷却・放熱手段を備えたLEDランプの構成の研究開発を継続してきた。
この研究開発の結果に基づき、本発明は、新規な冷却・放熱手段を備えたLEDランプを提供することを目的とする。
本発明に係るLEDランプは、複数個のLED素子と、前記LED素子を側面に支持し、ランプ軸線に沿って延在する光源支持体と、前記光源支持体を包囲し且つ 気密封止され、冷却ガスとしての低分子量ガスを内封したガラス製密封容器とを備え、前記光源支持体は、ランプ軸線に沿って冷却ガス流路を取り囲み、該光源支持体の両端部のガス流入・流出口に加えて、両端部の間にガス流入・流出口を有している。
更に、上記LEDランプでは、前記低分子量ガスは、ヘリウムガス、水素ガス及びネオンガスのいずれか又はこれらの任意の組み合わせの混合ガスを含んでいてもよい。
更に、上記LEDランプでは、 前記光源支持体は、前記冷却ガス流路を取り囲むように配置された複数個の光源支持体片からなり、前記複数個の光源支持体片は、ランプ軸線に垂直な断面で見て、n角形(n=3,4,…)を形成するように配置され、前記光源支持体の両端部の間にあるガス流入・流出口は、隣接する光源支持体片間のスリットからなってもよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体は、ランプ軸線に沿って延在する1個の棒状体であり、前記冷却ガス流路は、前記光源支持体にランプ軸線に沿って形成された貫通孔内に形成され、前記光源支持体の両端部の間にあるガス流入・流出口は、前記光源支持体の側面から前記貫通孔に至る開口であってよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体には、前記複数個のLEDが搭載された実装基板が固定されていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体には、前記複数個のLEDが搭載された実装基板が固定され、該実装基板はメタルコア基板であってよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体は、少なくとも、アルミニウム、銅、又は熱伝導樹脂を含む良好な熱伝導性を有する部材から成ってよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体は、前記冷却ガス流路を取り囲むように配置された複数個の光源支持体片からなり、前記複数個の光源支持体片は、ランプ軸線に垂直な断面で見て、n角形(n=3,4,…)を形成するように配置され、前記光源支持体の両端部の間にあるガス流入・流出口は、前記光源支持体の表面から前記冷却ガス流路に至るスリット、開口又はメッシュ孔からなってよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体は、両端部が拡がった形状からなり、前記冷却ガス流路の断面積が、両端部に比較して中央部が相対的に狭くなっていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、前記光源支持体片は、両端部に比較して中央部の板厚が厚く形成され、前記冷却ガス流路の断面積が、両端部に比較して中央部が相対的に狭くなっていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、更に、前記口金とは反対側である前記ガラス製密封容器のトップ部内側に、前記光源支持体に固定された熱伝導樹脂から成る伝熱器を備えていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、更に、前記ガラス製密封容器のトップ部外側に、前記伝熱器に前記ガラス製密封容器を挟んで熱的伝導関係にある追加熱放熱器を備えていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、更に、前記光源支持体の上端、下端又はその両方の近傍に、ガス流加速ファンを備えていてもよい。
更に、上記LEDランプでは、前記ガラス製密封容器内に、前記低分子量ガスに加えて、窒素ガスが内封されていてもよい。
本発明によれば、新規な冷却・放熱手段を備えたLEDランプを提供することが出来る。
図1は、現在広く販売されているLEDランプの一例を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るLEDランプの一例を示す図である。ここで、(A)はLEDランプの正面図であり、(B)は4個の光源支持体の位置関係が分かるように斜め下方から見た斜視図である。 図3Aは、図2に示すLEDランプで使用される光源支持体を説明する図である。 図3Bは、本発明の第2実施形態に係る光源支持体を説明する図である。 図4Aは、前掲特許文献5で提案した光源支持体間にスリットが無い場合の冷却ガス流の流れを説明する図である。 図4Bは、図2に示す第1実施形態に係る光源支持体間にスリットが有る場合の冷却ガス流の流れを説明する図である。 図5Aは、ランプを垂直点灯(BD )した場合、光源支持体間のスリットの有無によるLED冷却効果を比較したグラフである。 図5Bは、ランプを水平点灯(BH)した場合、光源支持体間のスリットの有無によるLED素子温度を比較したグラフである。 図6Aは、光源支持体間のスリット有りの場合の垂直点灯(BD)と水平点灯(BH)によるLED素子温度を比較したグラフである。 図6Bは、光源支持体間のスリット無しの場合の垂直点灯(BD)と水平点灯(BH)によるLED素子温度を比較したグラフである。 図7は、光源支持体間のスリット有りで水平点灯(BH)の場合と、スリット無しで垂直点灯(BD)の場合とのLED素子温度を比較したグラフである。 図8Aは、本発明の第3実施形態に係る、光源支持体の両端部の間に開口を設けた例を示す図である。 図8Bは、同様に、光源支持体を格子状又はメッシュ状に形成した例を示す図である。 図9は、本実施形態に係るLEDランプの製造方法のフローであり、各ステップの右側にその段階の簡単なランプの図を示している。 図10Aは、本発明の第4実施形態に係る、端部を拡げた光源支持体を説明する図である。 図10Bは、同様に、中間部の板厚を厚くした光源支持体を説明する図である。 図11は、本発明の第5実施形態に係る伝熱器及び第6実施形態に係る追加放熱器を説明する図である。 図12は、本発明の第7実施形態に係る、光源支持体の端部付近に冷却空気駆動ファンを設けた例を説明する図である。
以下、本発明に係るLEDランプの実施形態に付いて、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。また、以下に説明する実施形態は、例示であって、本発明の範囲を限定するものではないことを承知されたい。
[第1実施形態]
(LEDランプの構成)
図2は、本発明の第1実施形態に係るLEDランプの一例を示す図である。ここで、(A)はLEDランプの正面図であり、(B)は4個の光源支持体の位置関係が分かるように斜め下方から見た斜視図である。このLEDランプ10は、図1で説明した現在広く宣伝・販売されている7W程度の低出力LEDランプではなく、主として高出力の20W程度のLEDランプを対象としている。このため、冷却・放熱手段が更に重要な検討事項となる。
図2(A)に示すLEDランプ10は、一端が口金2で気密封止された外球6の内部に、複数個のLED素子18が配置されている。複数個のLED素子18は、光源支持体14に適当な間隔で搭載され固定される。
更に、この光源支持体14は、外球6の一端に固着されたステム8から延在する支柱20によって、外球6の内部の適当な箇所に位置決め支持されている。所望により、光源支持体14に隣接する支柱20の部分には、絶縁性チューブ(図示せず。)が被せられ、光源支持体14と支柱20との間の電気絶縁性が確保される。
更に、口金2に近い外球6の内部には、熱遮蔽部材24が設けられていてもよい。熱遮蔽部材24は、例えば、セラミック、金属板、マイカ板等で形成されている。熱遮蔽部材24の機能に関しては、後で、図9に示す製造方法に関連して説明する。
外球6の内部空間22には、低分子量ガスが封入されている。本出願書類で「低分子量ガス」とは、比熱が大きく、熱伝導性が良好なガスであり、典型的にはヘリウムガスである。更に、ネオンガス、水素ガス、又はこれらの混合ガスであってもよい。特に、水素ガスは反応性が高いため、これを抑制した水素ガスとヘリウムガスとの混合ガスとしてもよい。なお、水素ガスやヘリウムガスを使用する場合に関しては、後述する第8実施形態も参照願いたい。
(各構成要素の説明)
図2(A)に示すLEDランプ10の各要素に関して簡単に説明する。
口金2は、白熱電球やHIDランプで使用されているねじ込みタイプ(E型)や差し込みタイプであってよい。外球6は、例えば、ホウケイ酸ガラス等の透光性の硬質ガラスから成るBT管である。しかし、任意の形状であってよい。外球6は、透明タイプ又は拡散タイプ(曇りガラスのタイプ)のいずれであってもよい。公知の白熱電球やHIDランプと同様に、口金2と外球6との間は気密封止され、外球内部空間と外部空間との間は気密封止状態となっている。
図2(B)に示すように、このLEDランプ10では、4枚の光源支持体片14−1〜14−4から成る光源支持体片14を備え、各光源支持体片に1個又は2個以上のLED素子18が搭載されている。
図3Aは、この光源支持体14を説明する図である。光源支持体片14−1〜14−4の外形は、板状体であり、熱伝導性の良好な材質から成り、例えば、銅、アルミニウム、熱伝導樹脂等から成る。熱伝導樹脂は、樹脂に金属粉・金属片を混入して熱伝導係数を高くしたものである。
4枚の光源支持体片14−1〜14−4は、軸方向断面で見ると、概して矩形を形成するように配置されている。更に、隣接する光源支持体片の間は接続されてなく、スリット(間隙)26を空けて配置されている。図示する光源支持体14は、4枚の光源支持体片軸方向断面で見ると矩形を形成するように配置しているが、これに限定されない。即ち、3枚の光源支持体片で三角形を形成するように配置してもよく、任意の枚数(n個)の光源支持体片で任意の多角形(n角形)を形成するように配置してもよい。
各LED素子18に対する給電は、LED素子を直列に接続するリード線(図示せず。)により行われる。光源支持体14が良好な電気伝導体の場合、光源支持体を給電線として利用してもよい。
[第2実施形態]
図3Bは、第2実施形態に係る光源支持体14を説明する図である。第1実施形態に係る光源支持体と比較すると、第2実施形態は、LED素子18が実装基板16に実装され、実装基板16が光源支持体14に固定されている点で相違する。
図に示すように、光源支持体14の外周側面には、実装基板16が固定されている。所望により、光源支持体14の外周側面と実装基板16との間に、熱伝導シート(図示せず。)を介在配置してもよい。光源支持体14の断面形状がn角形であれば、n個の外周側面に実装基板16が夫々固定される。各実装基板16には、1個又は2個以上の複数個のLED素子18が搭載されている。
実装基板16は、プリント配線板から成り、LED素子に給電するための必要な回路パターンが形成されている。LED素子18の放熱・冷却効果を高めるため、実装基板16は、板厚を比較的薄くするか、或いはメタルコア基板(金属コア基板)として形成することが好ましい。プリント配線板の技術分野に於いて、メタルコア基板は公知の技術である。金属の良好な熱伝導性により、高い放熱・冷却効果が期待できる。
第1実施形態と同様に、隣接する光源支持体片の間は接続されてなく、スリット(間隙)26を空けて配置されている。更に、光源支持体片は、任意の枚数で任意の多角形を形成するように配置してもよい。
[光源支持体の配置と冷却効果]
(光源支持体の配置)
第1実施形態及び第2実施形態において、隣接する光源支持体片の間は接続されてなく、スリット(間隙)26を空けて配置されていると説明した。その理由は、次の通りである。
本出願人は、前掲特許文献5において、隣接する光源支持体片を接続したアイデアを提案した(特許文献5の図3参照)。図4Aは、このような光源支持体片を相互に接続してスリットが無い場合の冷却ガス流の流れを説明する図である。図に示すように、4枚の光源支持体片14−1〜14−4により取り囲まれ、軸方向のガス流路15が形成される。LED素子18の発熱により光源支持体14は高温となり、高温光源支持体により温められたガス流路15内の冷却ガスは上方に移動し、暖かいガス流23−2となりガス流路上端からランプ外球内に放出される。一方、ガス流路下端から、新たなガス流23−1がガス流路内に流入する。このような煙突効果により、光源支持体14の裏面は効果的に冷却される。LED素子18は、その表面を取り囲む冷却ガスにより冷却される。これに加えて、LED素子18は、裏面を、光源支持体14により効果的に冷却されている。このアイデアに関しては、一定の冷却効果が有ることが確認され、特許文献5の図6にグラフで示されている。
しかし、特許文献5の出願後、本発明者等は、このアイデアを元に、更に高い冷却・伝熱手段を備えたLEDランプの研究開発を継続してきた。その結果、隣接する光源支持体片14の間を接続せず、スリット(間隙)26を空けて配置することにより、更に冷却効果が高くなることを発見した。
図4Bは、光源支持体片14−1〜14−4の間にスリットが有る場合の冷却ガス流の流れを説明する図である。高い冷却効果は、図4Aに示すガス流23−1,23−2に加えて、スリットからガス流路15に流入又は流出するガス流23−3が増加するためと思われる。
(冷却効果)
図5A〜図6Bのグラフを参照しながら、ランプの点灯方向(垂直点灯,水平点灯)を考慮した、スリットの有無による冷却効果の相違を説明する。尚、垂直点灯の実験は口金が下側に位置するBDで行なっているが、口金が上側に位置するBUでも、同様の効果が期待できる。
表1は、その実験データである。この実験は、次の条件で行われた。
光源支持体:1片が140mm長×25mm幅×3mm厚のアルミニウム板、4枚
スリットの大きさ(隣接する光源支持体距離):3.5mm
LED仕様:20W×4枚
Figure 0005818167
表1のデータより、点灯方向(BD,BH)及びスリットの有無の間で冷却効果の高低を比較検討した。即ち、表1の左欄の掲げる次のモデルに関して、冷却効果の高低を比較検討した。
モデルI:(BD,スリット有)、
モデルII:(BD,スリット無)、
モデルIII(BH,スリット有)、
モデルIV:(BH,スリット無)。
図5Aは、ランプを垂直点灯(BD)した場合、光源支持体間のスリットの有無によるLED冷却効果を比較したグラフである。図5Bは、ランプを水平点灯(BH)した場合、光源支持体間のスリットの有無によるLED素子温度を比較したグラフである。
図5Aに示す垂直点灯(BD)の場合、例えば、LED駆動電力が30Wのとき、スリット無し(グラフの▲)ではLSI素子のケース温度は、TC-25℃換算値で122.4℃であるのに対し、スリット有り(□)では104.4℃と低くなっている。LED駆動電力20〜40Wにおいて、モデルIIのスリット無し(▲)に比較して、モデルIのスリット有り(□)の方が低温であり、冷却効果が高かった。
図5Bに示す水平点灯(BH)の場合、例えば、LED駆動電力が30Wのとき、スリット無し(▲)ではLSI素子のケース温度は、TC-25℃換算値で128.3℃であるのに対し、スリット有り(□)では111.7℃と低くなっている。LED駆動電力が20〜40Wにおいて、モデルIVのスリット無し(▲)に比較して、モデルIIIのスリット有り(□)の方が低温であり、冷却効果が高かった。
この結果、点灯方向(BD,BH)に拘わらず、スリット無し(▲)に比べて、スリット有り(□)の方が冷却効果は高く、LED素子18の温度は低く維持されることが判明した。LED素子の温度に関しては、図5Aに示すように、モデルI<モデルII (右の方が高温であることを意味する。)の関係にあった。同様に、図5Bに示すように、モデルIII<モデルIVの関係にあった。
図6Aは、スリット有りの場合、垂直点灯(BD)と水平点灯(BH)とによるLED冷却効果を比較したグラフである。図6Bは、スリット無しの場合、垂直点灯(BD)と水平点灯(BH)によるLED冷却効果を比較したグラフである。
図6Aに示すスリット有りの場合、例えば、LED駆動電力が30Wのとき、水平点灯(BH)ではLSI素子のケース温度は、TC-25℃換算値で111.7℃であるのに対し、垂直点灯(BD)では104.4℃と低くなっている。LED駆動電力20〜40Wにおいて、モデルIIIの水平点灯(BH)に比較して、モデルIVの垂直点灯(BD)の方が低温であり、冷却効果が高かった。
図6Bに示すスリット無しの場合、例えば、LED駆動電力が30Wのとき、水平点灯(BH)ではLSI素子のケース温度は、TC-25℃換算値で128.3℃であるのに対し、垂直点灯(DH)では122.4℃と低くなっている。LED駆動電力20〜40Wにおいて、モデルIVの水平点灯(BH)に比較して、モデルIIの垂直点灯(BD)の方が低温であり、冷却効果が高かった。
この結果、スリットの有無に拘わらず、水平点灯(BH)に比べて、垂直点灯(BD)の方が冷却効果は高く、LED素子18の温度は低く維持されることが判明した。LED素子の温度に関しては、図6Aに示すように、モデルI<モデルIIIの関係にあった。同様に、図6Bに示すように、モデルII<モデルIVの関係にあった。
図7は、モデルIIIとモデルIIとのLED素子温度を比較したグラフである。モデルIIのLSI素子のケース温度は、例えば、LED駆動電力が30Wのとき、TC-25℃換算値では122.4℃であるのに対し、モデルIIIでは111.7℃と低くなっている。LED駆動電力20〜40Wにおいて、モデルIIに比較して、モデルIIIの方が低温であり、冷却効果が高かった。LED素子の温度に関しては、モデルIII<モデルIIの関係にあった。
以上の結果をまとめると、次のようになる。
図5A及び図5Bの結果より、モデルI<モデルII及びモデルIII<モデルIVが得られ、
図6A及び図6Bの結果より、モデルI<モデルIII及びモデルII<モデルIVが得られ、
図7の結果より、モデルIII<モデルIIが得られる。
従って、次の順序でLSI素子温度が高くなることが判明した。即ち、右に行くほどLED素子温度は高く、左に行くほどLED素子18の温度は低く維持され、冷却効果が高いことが判明した。
モデルI(スリット有り,BD)<モデルIII(スリット有り,BH)<モデルII(スリット無し,BD)<モデルVI(スリット無し,BH)
この結果、冷却に寄与する第1の要因は「スリット有り」であり、第2の要因は「垂直点灯(BD)」であることが判明した。第2の要因に関する点灯方式は、多くの場合、ランプが設置される建造物、照明エリア、照明器具、顧客ニーズ等によって決められる。従って、光源支持体を「スリット有り」とすることが重要である。
[第3実施形態]
第1の要因である「スリット有り」から、『ガス流路15を形成する光源支持体14の両端部の冷却ガス流入・流出口に加えて、光源支持体の両端部の間にも冷却ガス流入・流出口を設けることにより、LED素子に対する冷却効果は更に向上する』との技術的知見が得られた。
図8Aは、本発明の第3実施形態に係る、光源支持体の両端部の間に開口を設けた例を示す図である。図8Bは、同様に、光源支持体14を格子状又はメッシュ状に形成した例を示す図である。図8Aに示す光源支持体14は、相互間にスリットを設けず、両端部の冷却ガス流入・流出口に加えて、両端部間にも冷却ガス流入・流出口として複数個の開口26aを設けている。開口26aの大きさ、形状、個数は、任意所望のものであってよい。なお、光源支持体片相互間にスリットを設け、且つ両端部間にも冷却ガス流入・流出口として複数個の開口26aを設けてもよい。
図8Bに示す光源支持体14は、格子状又はメッシュ状に形成され、両端部の冷却ガス流入・流出口に加えて、両端部間にも冷却ガス流入・流出口として複数個の開口又はメッシュ孔26bを設けている。開口又はメッシュ孔26aの大きさ、形状、個数は、任意所望のものであってよい。なお、光源支持体片相互間にスリットを設け、且つ両端部間にも冷却ガス流入・流出口として複数個の開口又はメッシュ孔26aを設けてもよい。
冷却ガス流路を形成する光源支持体は、断面で見て、複数個の光源支持体片を矩形又は多角形に配置されたもの限定されない。実質的にランプ軸線に沿って冷却ガス流路が形成されればよい。断面で見て、断面が円形、楕円形等の1個の光源支持体であってもよい。両端部の間の冷却ガス流入・流出口は、実質的に外管内部の冷却ガスと、光源支持体が形成する冷却ガス流路内の冷却ガスとが気体連通する機能を奏するものであればよい。好ましいガス流路の全表面積に対する両端部の間の開口面積(スリット,開口,メッシュ孔等の面積の合計)、即ち、好ましい開口率に関しては、今後の研究・開発に委ねられている。
(LEDランプの製造方法)
図9は、本実施形態に係るLEDランプの製造方法のフローであり、各ステップの右側にその段階の簡単なランプの図を示している。
ステップS1のマウント組立工程で、LED素子18を光源支持体14に固定し、光源支持体を支柱20に取り付けてマウントを形成、ステム8を取り付ける。
ステップS2の封止工程で、マウントを外球6の外球内部に挿入し、マウントが取り付けられたステム8と外球6とをバーナーで熱して封着し、気密封止する。
ステップS3の排気行程で、封止済みの外球内部から排気管を通じて一度真空状態に排気する。その後、低分子量ガスを封入し、チップオフ(排気管をバーナーで溶かして封着すること)する。
ステップS4の口金付け工程で、口金2のトップ部及びサイド部を半田付けする。
ステップS5の点灯試験、検査を経て、LEDランプ10が完成する。
ここで、ステップS2〜S4では、 外球の取り付け部、ステム等がバーナーによって1000℃近くの高温に熱せられる。この熱が、外球内部のLED素子18に伝わって損傷しないようにするため、熱遮蔽部材24(図2(A),(B)参照)が、外球の口金取り付け部分とLED素子18との間に設けられている。
[その他の実施形態]
本発明は、更に、以下のようなその他の実施形態を採用し得る。
(第4実施形態)
図10Aは、本発明の第4実施形態に係る、端部を拡げた光源支持体を説明する図である。図10Bは、同様に、中間部の板厚を厚くした光源支持体を説明する図である。第4実施形態は、光源支持体で形成する冷却ガス流路を、両端部における冷却ガス流路断面積に比較して、中央部における冷却ガス流路断面積を小さく(狭く)している。図10Aに示す光源支持体14cは、両端部をラッパ状に拡げて、中央部を相対的に狭くしている。図10Bに示す光源支持体14dは、各支持体片の中間部の板厚を両端部の板厚より厚くして、中央部を相対的に狭くしている。中央部における冷却ガス流路断面積を狭くすることにより、中央部分でガス流は加速され、冷却効果が高くなることが期待される。
(第5実施形態及び第6実施形態)
図11は、本発明の第5実施形態に係る伝熱器28及び第6実施形態に係る追加放熱器30を説明する図である。第5実施形態では、図11(A)に示すように、外球内部に伝熱器28を形成することにより、更に冷却・放熱性能の向上を図っている。具体的には、外球内に、熱伝導樹脂を流し込み、硬化させて伝熱器28を形成する。ランプ製造の際、外球6の口金2の近傍は加熱され高温に曝されるが、外球トップ部は熱遮蔽部材24の効果等によりこの熱に曝されることはない。従って、予め形成された伝熱器28が、その後の製造工程で熱の影響を受けることはない。
試作段階では、伝熱器28は、シリコンにカーボンファイバーを混入した熱伝導樹脂を用いて作成した。しかし、他の熱伝導樹脂(樹脂に金属粉・金属片を混入したもの)を使用してもよい。この伝熱器28に対して、光源支持体14の端部を直接固定する。この場合、光源支持体14の端部にある冷却ガス流の出入り口を確保するため、例えば、光源支持体の端部に切り欠き、穴等を設けたり、端部を複数本の脚部状にしたりして、ガス流の流入・流出口(図示せず。)を塞がないようにする。伝熱器28に対して、光源支持体14の端部を直接固定することで、LED素子18の発熱が光源支持体14から伝熱器28に効率良く熱伝導され、冷却・放熱効果が向上する。
第6実施形態は、第5実施形態に加えて、追加放熱器30を追加採用する例である。図11(B)に示すように、第5実施形態の伝熱器に28対して、外球外部に追加放熱器30を取り付けている。外球トップ部の外形形状に合致するように追加放熱器30を形成し、外球トップ部に圧入し又は適当な接着剤で固着する。追加放熱器30の材料は、伝熱器28と同じ熱伝導樹脂又はその他の良好な熱伝導性材であればよい。外球内の伝熱器28と外球外部の追加放熱器30とは、外球ガラスを介して熱的伝導関係にあるため、伝熱器28の熱は追加放熱器30を介して効率良く外気に放出される。
(第7実施形態)
図12は、本発明の第7実施形態に係る、光源支持体の端部付近に冷却空気駆動ファンを設けた例を説明する図である。光源支持体14の下端部の冷却ガス流入口に、ガス流加速用ファン32を設けてもよい。ガス流加速用ファン32は、光源支持体14の上端部のガス流出口に設けてもよく、両端部に設けてもよい。ガス流加速用ファン32の作用により、冷却ガス流路15を通る冷却ガスは加速され、更に冷却効果が高くなる。
(第8実施形態)
第8実施形態は、図示していないが、外球6の内部空間22に封入する低分子量ガスに加えて、他のガスを封入する例である。低分子量ガスの水素ガスやヘリウムガスは、分子が小さいため、ランプを長時間使用した場合、ガスが外球6から徐々に外部へ抜けてしまう現象が見られた。冷却ガスが抜けてしまうと、外球内の冷却ガス量は減少してLED素子18の温度が上昇する。これを防止するため、水素ガスやヘリウムガスを使用する場合には、外球外部へ抜けにくい比較的大きい分子のガス(典型的には窒素ガス)と混合して封入することが好ましい。
[まとめ]
以上により、本発明に係るLEDランプの実施形態に付いて説明したが、これらは例示であって、本発明を限定するものではない。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載によって定められる。
1:ランプ、 2:口金、 6:外球、 8:ステム、 10:ランプ、 14,14a〜14d:光源支持体、 14−1〜14−4:光源支持体片、 15:冷却ガス流路、 16:実装基板、 18:LED素子、 20:支柱、 22:内部空間、 23:ガス流、24:熱遮蔽部材、 26a:開口、 26b:メッシュ孔、 28:伝熱器、 30:追加放熱器、 32:ガス流加速用ファン、100:ランプ、 102:口金、 104:アルミダイキャスト部分、 104:放熱部、 106:グローブ
BD:垂直点灯、 BH:水平点灯、

Claims (13)

  1. 複数個のLED素子と、LED素子を側面に支持する光源支持体と、光源支持体を包囲し且つ冷却ガスとしての低分子量ガスを内封して気密封止されたガラス製密封容器とを備え、
    前記光源支持体は、ランプ軸線に沿って延在する1個の棒状体であり、前記ガラス製密封容器の端部から延在する支柱によって該容器の内部空間内に支持され、
    前記光源支持体には、ランプ軸線に沿って形成され且つ両端は開放してガス流入・流出口となって、一端から他端に流れる冷却ガス流路となる貫通孔が形成され、
    垂直点灯したとき、前記貫通孔にある冷却ガスは暖められ、前記冷却ガス流路を下端から上端に向かって流れ、前記ガラス製密封容器内に排出され、該容器内で冷やされて再び下端から該貫通孔に流入する冷却ガス流が形成されるLEDランプにおいて、
    更に、前記光源支持体は、両端の前記ガス流入・流出口に加えて、両端部の間にガス流入・流出口を有して、前記貫通孔の下端から上端へ流れる冷却ガス流に流入又は流出するガス流を形成している、LEDランプ。
  2. 請求項1に記載のLEDランプにおいて、
    前記低分子量ガスは、ヘリウムガス、水素ガス及びネオンガスのいずれか又はこれらの任意の組み合わせの混合ガスを含む、LEDランプ。
  3. 請求項1又は2に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体の両端部の間にあるガス流入・流出口は、前記光源支持体の側面から前記貫通孔に至る開口である、LEDランプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体には、前記複数個のLEDが搭載された実装基板が固定されている、LEDランプ。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体には、前記複数個のLEDが搭載された実装基板が固定され、該実装基板はメタルコア基板である、LEDランプ。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体は、少なくとも、アルミニウム、銅、又は熱伝導樹脂を含む良好な熱伝導性を有する部材から成る、LEDランプ。
  7. 請求項3に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体は、前記冷却ガス流路を取り囲むように配置された複数個の光源支持体片からなり、
    前記複数個の光源支持体片は、ランプ軸線に垂直な断面で見て、n角形(n=3,4,…)を形成するように配置され、
    前記光源支持体の側面から前記貫通孔に至る開口は、格子状又はメッシュ状に形成されている、LEDランプ。
  8. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体は、両端部が拡がった形状からなり、前記冷却ガス流路の断面積が、両端部に比較して中央部が相対的に狭くなっている、LEDランプ。
  9. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、
    前記光源支持体は、両端部に比較して中央部の板厚が厚く形成され、前記冷却ガス流路の断面積が、両端部に比較して中央部が相対的に狭くなっている、LEDランプ。
  10. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、更に、
    前記口金とは反対側である前記ガラス製密封容器のトップ部内側に、前記光源支持体に固定された熱伝導樹脂から成る伝熱器を備えている、LEDランプ。
  11. 請求項10に記載のLEDランプにおいて、更に、
    前記ガラス製密封容器のトップ部外側に、前記伝熱器に前記ガラス製密封容器を挟んで熱的伝導関係にある追加熱放熱器を備えている、LEDランプ。
  12. 請求項3に記載のLEDランプにおいて、更に、
    前記光源支持体の上端、下端又はその両方の近傍に、ガス流加速ファンを備えている、LEDランプ。
  13. 請求項1又は2に記載のLEDランプにおいて、
    前記ガラス製密封容器内に、前記低分子量ガスに加えて、窒素ガスが内封されている、LEDランプ。
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