JP6350503B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、ステアリング制御機能を有する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、像担持体の周囲に帯電装置、露光装置、現像機、転写装置、クリーニング装置、除電ランプ等を含む。帯電装置は、像担持体を一様に帯電させる。その後、露光装置は、像担持体上に静電潜像を形成する。現像機は、静電潜像をトナー像に現像する。転写装置は、このトナー像を搬送されてくる転写材に転写する。クリーニング装置は、像担持体上の残留トナーを除去する。除電ランプは、像担持体の電荷を除去する。この一連のプロセスで画像形成が行なわれている。
当該画像形成において、像担持体あるいは中間転写体等として無端ベルトが用いられる場合がある。無端ベルト(以下、ベルトとも称する)は、少なくとも駆動ローラおよび張力付与ローラを有する複数のローラに張架して駆動させる。
しかしながら、ローラの配置に伴うローラ同士の平行度や、ローラの円柱精度、ベルト両側端の周長差等に起因して、ベルトが搬送方向と直角な方向(ローラの軸方向)へ移動する現象、すなわち蛇行現象が発生する可能性がある。
この蛇行現象が生じると、ベルト上に形成される像あるいはベルト上に転写される像が偏るため、良好な画像が得られないという問題が生じる。
したがって、特開平6−56294号公報には、ベルトの蛇行を制御する技術として、ベルトに張力を与えているローラの一端を移動させてベルト端部の走行距離を変化せることにより、ベルトの軸方向への移動制御を実行するステアリング制御機能を有する中間転写ユニットが提案されている。
また、特開2009−31613号公報には、ステアリング制御機能を有する中間転写ユニットにおいて、中間転写ベルト上の残留トナーを除去するために中間転写ベルトにクリーニングブレードを当接させる方式が提案されている。
特開平6−56294号公報 特開2009−31613号公報
一方で、中間転写ベルトにクリーニングブレードを当接させる方式において、掻き落とした廃トナーはトナー受け台上に残留する。トナー受け台上に残留する廃トナーが蓄積されると、中間転写ベルト上に廃トナーが再び戻り、画像汚れとなる可能性があるため適切に除去する必要がある。したがって、安定した出力画像が得られるようにトナー受け台を一定タイミングで加振し、廃トナーを回収するための機構が設けられている。
しかしながら、ステアリング制御機能を有する中間転写ユニットにおいて、ステアリング制御により中間転写ローラの位置を移動させた場合、クリーニングブレードとベルトとの当接量(当接圧)が変化する。当該変化により、クリーニングブレードにより掻き取られるトナー量が変化し、廃トナーの量も多くなる可能性がある。それゆえ、ステアリング制御に従って廃トナーの回収方式を調整する必要があるが、上記のいずれの文献にもその点については考慮されていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、ステアリング制御機能を有する画像形成装置において、安定した出力画像を得ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、複数の支持回転体に懸架されて回転するベルト部材と、ベルト部材に付着したトナーを除去するクリーニング部材と、クリーニング部材によりベルト部材から掻き取られた廃トナーを受ける受け台と、受け台の下方側に廃トナーを移動させるために受け台に振動を与える振動機構と、回転するベルト部材を支持回転体の軸方向への移動制御を実行するステアリング制御機構と、ステアリング制御機構による移動制御に基づいて振動機構の振動態様を変更する振動調整機構とを備える。
好ましくは、振動調整機構は、振動態様として、受け台を振動させる振動頻度および振動振幅のうちの少なくともいずれか1つを変更する。
好ましくは、振動調整機構は、ステアリング制御機構による移動制御と、画像書込領域の大きさ、画像書込濃度およびベルト部材の走行量のうちの少なくともいずれか1つとに基づいて、振動機構の振動態様を変更する。
好ましくは、振動機構は、受け台に振動を与えるために支点位置を支点にして受け台を打撃する打撃部材を含む。振動調整機構は、打撃部材の支点位置を調整する。
好ましくは、ステアリング機構は、複数の支持回転体の少なくとも1つの位置を調節するカムと、カムを駆動してステアリング制御を実行するためのモータとを含む。振動調整機構は、移動可能に設けられ支点位置を設定する移動コロと、移動コロとモータとの間に連結され、モータの駆動に従って移動コロを移動させるための少なくとも1つのギアとを含む。
本発明の画像形成装置によれば、振動調整機構は、ステアリング機構によるステアリング制御に基づいて振動機構の振動態様を変更する。当該構成によりステアリング制御により廃トナー量が変化する場合であっても振動機構の振動態様を変更することが可能となり、廃トナーの回収方式を調整して、安定した出力画像を得ることが可能である。
実施形態に基づく画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。 実施形態に基づく中間転写ベルト421の周辺機構の構成について説明する図である。 実施形態に基づくステアリング制御に伴うクリーニング状態を説明する図である。 実施形態に基づくステアリグ制御機構およびベルトクリーニング装置426の構成を説明する図である。 実施形態に基づく振動機構8および振動調整機構9の構成を説明する図である。 実施形態に基づく画像形成装置1のプリント制御のフローを説明する図である。
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
<A.全体構成の概略>
図1は、実施形態に基づく画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。
図1を参照して、画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に転写(一次転写)し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部300、画像形成部400、用紙搬送部500、定着部60、及び制御部100を備える。
制御部100は、CPU(Central processing unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11及び原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部300において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部221及び操作部222として機能する。表示部221は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部222は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部300は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部300は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部300は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部400が制御される。
画像形成部400は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省賂されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーポネイト)に分散させた有機半導体からなリ、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100が感光体ドラム413を回転させるモーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413は制御された周速度で回転する。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成されることとなる。
現像装置412は、例えば二成分現像方式のものであり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラ422、複数の駆動ローラ423A〜423D(総称して駆動ローラ423とも称する)、二次転写ローラ424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の駆動ローラ423にループ状に張架される。複数の駆動ローラ423のうちの少なくとも一つは駆動ローラ423Aで構成され、その他は従動ローラで構成される。制御部100により駆動ローラ423Aが回転させることにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に走行する。
一次転写ローラ422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラ422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421ヘトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラ424は、駆動ローラ423Aのベルト走行方向下流側に配置される駆動ローラ423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラ424が駆動ローラ423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sヘトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、複数の感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラ422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラ422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写部を通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラ424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラ424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
このように、二次転写ローラ424および駆動ローラ423Bにて中間転写ベルト421を挟んでニップ部を形成する。このため、駆動ローラ423Bおよび二次転写ローラ424ならびに中間転写ベルト421は、当該ニップ部を通過する用紙Sに、複数の感光体ドラム413から中間転写ベルト421に逐次転写された画像を二次転写する二次転写部として機能することとなる。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード5等を有し、二次転写部による二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
なお、二次転写ローラ424に代えて、二次転写ローラを含む複数の駆動ローラに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用しても良い。この場合であっても、上記二次転写ローラが駆動ローラ423Bに圧接されることにより中間転写ベルト421を挟んでニップ部が形成されることはいうまでもない。
ベルトクリーニング装置426の下流側にベルト位置検知センサ251が設けられている。ベルト位置検知センサ251の検知結果に基づいて後述するステアリング制御機構によるステアリング制御が実行される。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップ部が形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップ部で加熱及び加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材又は裏面側支持部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニットが配置されていても良い。
用紙搬送部500は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙Sが予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラ対53a等の複数の搬送ローラ対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部400に搬送される。そして、二次転写部において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラ52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
<B.中間転写ベルト421の周辺機構の構成>
図2は、実施形態に基づく中間転写ベルト421の周辺機構の構成について説明する図である。
図2には、中間転写ベルト421近傍に設けられたベルトクリーニング装置426と、ステアリング制御装置3とが設けられている。
ステアリング制御装置3は、中間転写ベルト421の位置ズレを検出して、検出結果に基づいて中間転写ベルト421を駆動ローラ423Cの軸方向へ移動させる移動制御を実行する。
ステアリング制御装置3は、ベルト位置検知センサ251と、ステアリング制御部155と、ステアリング制御機構とを含む。
ベルト位置検知センサ251は、中間転写ベルト421の位置ズレを検出して、検出信号をステアリング制御部155に出力する。
ステアリング制御部155は、ステアリング制御装置3全体を制御し、検出信号に基づいて位置ズレを補正するためのステアリング量を演算する。ステアリング制御部155は、演算結果に基づいて中間転写ベルト421の位置ズレを戻すようにステアリング制御モータ13を制御する。
ステアリング制御機構は、ステアリング制御モータ13と、ギア14と、カム15とで構成される。
ステアリング制御モータ13は、ギア14を駆動する。ギア14は、カム15と連結されており、ギア14が駆動することによりカム15が回転するように設定されている。
ベルトクリーニング装置426は、ベルトクリーニングブレード5と、受け台6と、振動機構8と、振動調整機構9とを含む。
ベルトクリーニングブレード5は、中間転写ベルト421に対して当接され、中間転写ベルト421に残留しているトナーを掻き取る。
ベルトクリーニングブレード5の下には、受け台6が設けられ、ベルトクリーニングブレード5により掻き取られたトナーを回収する。受け台6の一端側は中間転写ベルト421近傍に設けられる。受け台6の一端側は他端側よりも高い位置に設定される。したがって、受け台6は、傾斜して配置されるため受け台6に掻き落とされたトナー(廃トナー)は、他端側に移動して回収される。
この受け台6に掻き落とされたトナー(廃トナー)の他端側への移動を円滑にするために振動機構8が用いられる。
振動機構8は、所定のタイミングにより受け台6の他端側を打撃することにより受け台6を振動させて、一端側から他端側にトナーを移動させる。
振動調整機構9は、振動機構8により受け台6に与える振動態様を変更する。
<C.ステアリング制御に伴うクリーニング状態の説明>
図3は、実施形態に基づくステアリング制御に伴うクリーニング状態を説明する図である。
図3(A)を参照して、ここではステアリング制御を実行する前の通常状態が示されている。
一例として中間転写ベルト421は、駆動ローラ423Cおよび423Dに懸架されている場合が示されている。
ベルトクリーニングブレード5は、中間転写ベルト421に対して所定の当接角で当接される。
駆動ローラ423Cは、ステアリング制御機構により駆動ローラ423Cの一端側の軸位置が前後方向に変化するように構成されている。他端側の軸位置は固定されている。
本例においては、駆動ローラ423Cの一端側の位置は初期状態に設定されており、駆動ローラ423Cの長手方向とベルトクリーニングブレード5とは平行に配置されている。
したがって、ベルトクリーニングブレード5と中間転写ベルト421との間の当接量は均等であり、掻き取られるトナー量は位置によらず同程度である。
図3(B)を参照して、ステアリング制御により駆動ローラ423Cの一端側の軸位置が変化した場合が示されている。
駆動ローラ423Cの長手方向の他端側の軸位置を支点として回転している場合が示されている。
ステアリング制御により駆動ローラ423Cの長手方向の一端側と他端側とのそれぞれの中間転写ベルト421の周長が異なる。具体的には、駆動ローラ423Cの長手方向の一端側の長さの方が他端側の長さよりも長くなる。この周長の差に起因して駆動ローラに懸架された中間転写ベルト421は、駆動ローラ423Cの軸方向に対して他端側に移動する。
なお、駆動ローラ423Cの長手方向の一端側の長さの方が他端側の長さよりも短くなる場合には、駆動ローラに懸架された中間転写ベルト421は、駆動ローラ423Cの軸方向に対して一端側に移動する。
本例においては、駆動ローラ423Cの一端側は、前方向に移動して回転することによりベルトクリーニングブレード5と中間転写ベルトとの間の当接量が変化する。具体的には、駆動ローラ423Cの一端側の方が当接量(当接圧)は大きくなるため、その領域で掻き取られるトナー量は多くなる。
したがって、ステアリング制御機能を有する中間転写ユニットにおいて、ステアリング制御により駆動ローラの位置を移動させた場合、ステアリング制御に従って廃トナーの回収方式を調整する必要がある。
<D.ステアリング制御機構およびベルトクリーニング装置426の構成>
図4は、実施形態に基づくステアリグ制御機構およびベルトクリーニング装置426の構成を説明する図である。
図4を参照して、ステアリング制御機構として、ステアリング制御モータ13と、ギア14と、カム15とが設けられる。
ばね17は、駆動ローラ423Cの一端側の軸と図示しない画像形成装置1の筺体との間に設けられる。
ステアリング制御モータ13は、ギア14を駆動する。ギア14は、カム15と連結されており、ギア14が駆動することによりカム15が回転する。カム15は、凸部を有している。カム15は、駆動ローラ423Cの長手方向の一端側の軸と当接されている。カム15が有する凸部により駆動ローラ423Cの長手方向の一端側の軸を押圧することにより駆動ローラ423Cの一端側の軸位置が変化し、前後方向に調整することが可能である。なお、カム15の凸部により変化する変位量の中間位置を初期位置とすることにより駆動ローラ423Cを前後方向に調整することが可能である。
駆動ローラ423Cの一端側の軸位置が前方向に移動した場合には、中間転写ベルト421は、駆動ローラ423Cの軸方向に対して他端側に移動する。一方、駆動ローラ423Cの一端側の軸位置が後方向に移動した場合には、中間転写ベルト421は、駆動ローラ423Cの軸方向に対して一端側に移動する。
ベルトクリーニング装置426は、ギア群16と、ギア群16と連結された凸部を有するカム22と、打撃ブレード141と、押圧部材151と、押圧部材駆動モータ162と、支点位置設定コロ31と、支点位置設定コロ31の中心軸30とをさらに含む。
押圧部材駆動モータ162と、押圧部材151と打撃ブレード141とは、受け台6を振動させる振動機構8を構成する。
また、カム22と、支点位置設定コロ31と、中心軸30とは、振動機構の振動態様を変更する振動調整機構9を構成する。
受け台6を振動させる振動機構8の動作について説明する。
押圧部材駆動モータ162が駆動することにより凸部を有する押圧部材151は、回転して打撃ブレード141を凸部により押圧する。
打撃ブレード141の一端側の先端は折れ曲がり形状となっており、当該形状で受け台6を打撃するように設計されている。打撃ブレード141は、押圧部材151の凸部による押圧により支点位置設定コロ31の位置を支点として回転し、一端側は受け台6よりも上方の位置に移動する。
そして、押圧部材151の回転により凸部を過ぎた後、打撃ブレード141に対して押圧部材151による押圧が解除されて初期状態に戻る。
これに伴い、打撃ブレード141は、押圧部材151の押圧の解除に伴い上方の位置から受け台6を打撃する。
この打撃ブレード141による打撃により受け台6は振動し、受け台6の他端側(下方側)に廃トナーは移動する。
次に、振動機構の振動態様を変更する振動調整機構9の動作について説明する。
ギア群16は、カム22と、ギア14との間に連結された複数のギアで構成される。
ステアリング制御モータ13の駆動によりギア14が回転し、その駆動力はギア群16を介してカム22に伝達される。
本例においては、ステアリング制御モータ13の駆動により駆動ローラ423Cの長手方向の一端側の軸が前方向に移動する場合には、カム22は凸部により中心軸30を押圧する。カム22の凸部による押圧により中心軸30は、前方向に移動する。これにより、支点位置設定コロ31の位置が前方向に変化する。
支点位置設定コロ31の位置が変化することにより打撃ブレード141の支点位置が変化する。したがって、打撃ブレード141が受け台6に振動を与える振動態様が変化する。
具体的には、支点位置設定コロ31の位置が前方向に移動することにより打撃ブレード141の一端側の位置がさらに上方に移動する。これにより、打撃ブレード141が受け台6を打撃する打撃力が強くなり受け台6の振動振幅が大きくなる。
<E.振動機構8および振動調整機構9の構成>
図5は、実施形態に基づく振動機構8および振動調整機構9の構成を説明する図である。
図5を参照して、振動機構8として、受け台6を打撃する打撃ブレードとして、一例として3箇所に設けられた打撃ブレード141〜143と、打撃ブレード141〜143にそれぞれ対応して設けられた押圧部材151〜153とが示されている。
打撃ブレード141は、駆動ローラ423Cの軸方向の一端側に設けられる。打撃ブレード143は、駆動ローラ423Cの軸方向の他方側に設けられる。打撃ブレード142は、打撃ブレード141と打撃ブレード143との間に設けられる。
振動調整機構9として、打撃ブレード141〜143にそれぞれ対応して設けられ、打撃ブレード141〜143の支点位置を設定する支点位置設定コロ31〜33と、支点位置設定コロ31〜33に対して共通に設けられた中心軸30と、中心軸30の位置を調整するカム22とが示されている。
上記で説明したように、押圧部材駆動モータ162が駆動することにより凸部を有する押圧部材151〜153は、回転して打撃ブレード141〜143を凸部により押圧する。
そして、押圧部材151〜153の回転により凸部を過ぎた後、打撃ブレード141〜143に対する押圧が解除される。そして、打撃ブレード141〜143は、上方の位置から受け台6を打撃する。
この打撃ブレード141による打撃により受け台6は振動し、受け台6の他端側(下方側)に廃トナーは移動する。
また、上記で説明したように、カム22の凸部による押圧により中心軸30は、前方向に移動する。本例においては、支点位置設定コロ31側の中心軸30は可動可能に設けられている。また、支点位置設定コロ33側の中心軸30は固定されているものとする。
したがって、固定されている側を支点として、中心軸30は回転し支点位置設定コロ31の位置は前方向に移動する。なお、支点位置設定コロ31および32についても中心軸30の回転に伴い前方向に移動するが、支点位置設定コロ31の位置の変位量が最も大きくなる。
したがって、カム22の凸部により中心軸30が前方向に移動した場合、打撃ブレード143よりも打撃ブレード141による打撃力が大きくなる。すなわち、駆動ローラ423Cの軸方向の一端側に設けられた打撃ブレード141による打撃力が他の打撃ブレードよりも大きくなる。
図3(B)で説明したように、駆動ローラ423Cの一端側は、前方向に移動して回転することによりベルトクリーニングブレード5と中間転写ベルトとの間の当接量が変化しする。具体的には、駆動ローラ423Cの一端側の方が当接量(当接圧)は大きくなるため、その領域で掻き取られるトナー量は多くなる。すなわち、受け台6において、駆動ローラ423Cの一端側に対応する領域のトナー量が多くなる。
したがって、駆動ローラ423Cの一端側に対応する受け台6の領域について、他の領域よりも打撃ブレード141による打撃力を大きくすることにより、振動振幅を大きくしてトナー量の回収量を増加させることが可能となる。
なお、本例においては、蓄積するトナー量が多くなる駆動ローラ423Cの一端側に対応する受け台6の領域について、他の領域よりも振動振幅を大きくする方式について説明したが、支点位置設定コロ33側の中心軸30も可動可能にすることも可能である。その場合には、中心軸30は、駆動ローラ423Cの軸と平行に前方向に移動し打撃ブレード141〜143による打撃力は全て均等に大きくなる。これにより受け台6の全体のトナー量の回収量を増加させることが可能である。
一方で、受け台6に対する打撃ブレード141〜143の打撃力が大きくなれば騒音となる打撃音も大きくなる可能性があるが、駆動ローラ423Cの一端側に対応する受け台6の領域について、他の領域よりも打撃ブレード141による打撃力を大きくすることにより多くなる廃トナーを適切に回収するとともに、打撃音を小さくして騒音を最小限にすることが可能である。
<F.制御フロー>
図6は、実施形態に基づく画像形成装置1のプリント制御のフローを説明する図である。
図6に示されるように、中間転写ベルトの駆動を開始する(ステップS2)。制御部100は、駆動ローラ423を駆動して中間転写ベルト421を駆動する。
次に、プリントを開始する(ステップS4)。制御部100は、画像処理部300および画像形成部400を制御して用紙Sへのプリント処理を実行する。
次に、ベルト位置検出センサの検知が有るかどうかを判断する(ステップS6)。ステアリング制御部155は、ベルト位置検知センサ251の検知入力を受けたか否かを判断する。
次に、ステップS6において、ベルト位置検出センサの検知が有る場合(ステップS6においてYES)には、ステアリング量を演算する(ステップS8)。ステアリング制御部155は、ベルト位置検知センサ251の検知入力に基づいてステアリング量を演算する。
次に、ステアリング制御モータを回転する(ステップS10)。ステアリング制御部155は、ステアリング量の演算結果に基づいて中間転写ベルト421の位置ズレを戻すようにステアリング制御モータ13を回転し制御する。
次に、支点位置設定コロを調整する(ステップS12)。ステアリング制御モータ13の回転に従いギア14が駆動され、ギア群16を介してカム22が回転する。これに伴い、中心軸30が移動し支点位置設定コロ31の位置が調整される。
一方、ステップS6において、ベルト位置検出センサの検知が無い場合(ステップS6においてNO)には、ステップS8〜S12をスキップしてステップS14に進む。
次に、設定した枚数のプリントが終了したか否かを判断する(ステップS14)。
ステップS14において、設定した枚数のプリントが終了したと判断した場合(ステップS14においてYES)には、処理を終了する(エンド)。制御部100は、設定した枚数のプリントが終了したか否かを判断し、終了した場合には処理を終了する。
一方、ステップS14において、設定した枚数のプリントが終了していないと判断した場合(ステップS14においてNO)には、所定の枚数のプリントがされたかどうかを判断する(ステップS16)。制御部100は、所定の枚数のプリントがされたかどうかを判断する。所定の枚数は、予め設定されているものとする。なお、当該値は任意に変更可能である。
ステップS16において、所定の枚数のプリントがされたと判断した場合(ステップS16においてYES)には、押圧部材駆動モータを駆動する(ステップS18)。制御部100は、所定の枚数のプリントがされたと判断した場合(ステップS16においてYES)には、押圧部材駆動モータ162を駆動することにより押圧部材151〜153の凸部により打撃ブレード141〜143を押圧する。
次に、打撃する(ステップS20)。
制御部100は、押圧部材駆動モータ162を駆動して凸部が過ぎるまで押圧部材151〜153を回転させる。そして、凸部を過ぎた後、打撃ブレード141〜143に対する押圧が解除される。これにより打撃ブレード141〜143は、上方の位置から受け台6を打撃する。
そして、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。
ステップS16において、所定枚数のプリントがされていないと判断した場合(ステップS16においてNO)には、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。
上記処理により、ステアリング制御モータ13が回転し、ステアリング制御されている場合には、支点位置設定コロも調整される。その状態で打撃ブレードにより受け台6を打撃することにより振動態様を通常時と異なる状態に変更することが可能である。具体的には、上記したように、駆動ローラ423Cの一端側に対応する受け台6の領域について、トナー量が多くなる場合に受け台6の振動振幅を大きくしてトナー量の回収量を増加させることが可能となる。
これにより、受け台6の上に残留する廃トナーの蓄積を防止して、中間転写ベルト421上に再び廃トナーが戻ることを抑制することが可能となる。すなわち、画像汚れを抑制して安定した出力画像が得ることが可能となる。
上記の方式においては、所定の枚数のプリントがされたか否かを判断し、所定の枚数のプリントがされたと判断した場合に、押圧部材駆動モータ162を駆動することにより押圧部材151〜153の凸部により打撃ブレード141〜143を押圧して、打撃する方式について説明したが、特にこれに限られず、例えば、中間転写ベルト421の走行距離を計測して、計測した走行距離に基づいて打撃するか否かを判断するようにしても良い。
具体的には、中間転写ベルト421の走行距離が所定距離以上となるか否かを判断して、所定距離以上となる場合に押圧部材駆動モータ162を駆動して、打撃するようにしても良い。
プリントする枚数に基づいて押圧部材駆動モータを駆動する場合には、用紙Sの大きさに起因してトナー量が変化する可能性に対応できないが、中間転写ベルト421の走行距離に基づいて押圧部材駆動モータを駆動する場合には、用紙Sの大きさによらず走行距離に基づいて押圧部材駆動モータが駆動するため、安定したトナー量の回収が可能となる。
<変形例1>
上記の方式においては、支点位置設定コロの位置を調節することにより受け台6の振動振幅を調節する構成について説明したが、振動振幅に限られず振動頻度(振動回数)を調節するようにしても良い。具体的には、トナー量の回収量を増加させるために打撃ブレードで受け台6を打撃する回数を調節するようにしても良い。たとえば、押圧部材駆動モータ162により押圧部材151〜153を回転させて打撃ブレードで受け台6を打撃する回数を2倍の回数に設定するようにしても良い。その回数については任意に設定することが可能である。また、振動振幅と組み合わせて振動頻度を調整するようにすることも可能である。
<変形例2>
また、用紙Sに印字する書込状況等に基づいて振動機構の振動態様を変更することも可能である。
具体的には、画像書込領域の大きさ、画像書込濃度に基づいて振動機構の振動態様を変更するようにしても良い。
例えば、画像書込領域が小さい場合には、中間転写ベルト421の駆動ローラ423Cの一端側の端の領域付近には画像が書き込まれないため、ベルトクリーニングブレード5により掻き取られる廃トナーは、少ないと考えられる。
したがって、画像書込領域が所定の領域以上の場合には振動機構8による振動態様を変更し、画像書込領域が所定の領域よりも小さい場合には振動機構8による振動態様を変更しないようにしても良い。
一例として、図6の方式においてはステップS12において、ステアリング制御に従って支点位置設定コロを調整する方式について悦明したが、画像書込領域を判定して、所定の領域以上の場合には振動機構8による振動態様(支点位置設定コロの調整)を実行し、画像書込領域が所定の領域よりも小さい場合には振動機構8による振動態様(支点位置設定コロの調整)を実行しないようにしても良い。
また、例えば、画像書込濃度が高い場合には、中間転写ベルト421に残留するトナー量は多いが、画像書込濃度が低い場合には、中間転写ベルト421に残留するトナー量は少ないと考えられる。したがって、画像書込濃度も考慮して振動機構の振動態様を変更するようにしても良い。
具体的には、画像書込濃度が所定の濃度以上の場合には振動機構8による振動態様を変更し、画像書込領域が所定の濃度未満の場合には振動機構8による振動態様を変更しないようにしても良い。なお、上記を組み合わせて実行することも可能である。
一例として、図6の方式においてはステップS12において、ステアリング制御に従って支点位置設定コロを調整する方式について悦明したが、画像書込濃度を判定して、所定の濃度以上の場合には振動機構8による振動態様(支点位置設定コロの調整)を実行し、画像書込濃度が所定の濃度よりも小さい場合には振動機構8による振動態様(支点位置設定コロの調整)を実行しないようにしても良い。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、3 ステアリング制御装置、5 ベルトクリーニングブレード、6 受け台、8 振動機構、9 振動調整機構、10 画像読取部、11 自動原稿給紙装置、12 原稿画像走査装置、13 ステアリング制御モータ、14 ギア、15,22 カム、16 ギア群、17 ばね、20 操作表示部、30 中心軸、31〜33 支点位置設定コロ、41,41M,41Y 画像形成ユニット、42 中間転写ユニット、141〜143 打撃ブレード、51 給紙部、52 排紙部、53 搬送経路部、60 定着部、100 制御部、151〜153 押圧部材、155 ステアリング制御部、162 押圧部材駆動モータ、221 表示部、222 操作部、251 ベルト位置検知センサ、300 画像処理部、400 画像形成部、411 露光装置、412 現像装置、413 感光体ドラム、414 帯電装置、415 ドラムクリーニング装置、421 中間転写ベルト、422 一次転写ローラ、423A〜423D 駆動ローラ、424 二次転写ローラ、426 ベルトクリーニング装置、500 用紙搬送部。

Claims (5)

  1. 複数の支持回転体に懸架されて回転するベルト部材と、
    前記ベルト部材に付着したトナーを除去するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材により前記ベルト部材から掻き取られた廃トナーを受ける受け台と、
    前記受け台の下方側に廃トナーを移動させるために前記受け台に振動を与える振動機構と、
    回転する前記ベルト部材を前記支持回転体の軸方向への移動制御を実行するステアリング制御機構と、
    前記ステアリング制御機構による移動制御に基づいて前記振動機構の振動態様を変更する振動調整機構とを備える、画像形成装置。
  2. 前記振動調整機構は、前記振動態様として、前記受け台を振動させる振動頻度および振動振幅のうちの少なくともいずれか1つを変更する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記振動調整機構は、前記ステアリング制御機構による移動制御と、画像書込領域の大きさ、画像書込濃度および前記ベルト部材の走行量のうちの少なくともいずれか1つとに基づいて、前記振動機構の振動態様を変更する、請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記振動機構は、受け台に振動を与えるために支点位置を支点にして前記受け台を打撃する打撃部材を含み、
    前記振動調整機構は、前記打撃部材の支点位置を調整する、請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記ステアリング制御機構は、
    前記複数の支持回転体の少なくとも1つの位置を調節するカムと、
    前記カムを駆動して前記支持回転体の軸方向への前記ベルト部材の移動制御を実行するためのモータとを含み、
    前記振動調整機構は、
    移動可能に設けられ支点位置を設定する移動コロと、
    前記移動コロと前記モータとの間に連結され、前記モータの駆動に従って前記移動コロを移動させるための少なくとも1つのギアとを含む、請求項4記載の画像形成装置。
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