JP6350454B2 - ミラー支持構造、光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

ミラー支持構造、光走査装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光を反射する反射ミラーを支持するミラー支持構造、光走査装置、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、レーザー光の走査により画像データに基づく静電潜像を像担持体に形成する光走査装置を備える。この種の光走査装置では、光源から出射されたレーザー光がポリゴンミラーなどの光走査部によって走査される。そして、光走査部によって走査されるレーザー光は、そのレーザー光の走査方向に長尺状である一又は複数の反射ミラーで反射して像担持体に導かれる。
ここで、前記反射ミラーは、前記反射ミラーの長手方向における一端部に設けられた第1支持部で二点支持され、他端部に設けられた第2支持部で一点支持されることがある(例えば、特許文献1参照)。例えば、前記第2支持部では、前記反射ミラーの反射面の一点に接触して前記反射ミラーを弾性付勢する付勢部と、前記反射ミラーの裏面の一点に接触して前記反射ミラーの移動を規制する規制部とを備える。
特開2003−121774号公報
ところで、前記第2支持部において、前記付勢部が、前記反射ミラーの反射面に垂直であって前記反射ミラーと前記規制部との接触点を通過する直線と前記反射面との交点に接触する構成であれば、前記接触点を中心に前記反射ミラーが振動するおそれがある。例えば、前記光走査装置では、レーザー光の走査精度が低下するおそれがあり、前記画像形成装置では、前記光走査装置における前記反射ミラーの振動によって画質が低下するおそれがある。
本発明の目的は、反射ミラーの振動を抑制することが可能なミラー支持構造、光走査装置、及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るミラー支持構造は、第1規制部と、第1付勢部と、第2規制部と、第2付勢部とを備える。前記第1規制部は、光を反射する長尺状の反射ミラーの長手方向の一端部において前記反射ミラーの第1面に複数の点で接触して前記反射ミラーの移動を規制する。前記第1付勢部は、前記一端部において前記反射ミラーの前記第1面とは反対側の第2面に接触して前記反射ミラーを弾性付勢する。前記第2規制部は、前記反射ミラーの長手方向の他端部において前記反射ミラーの前記第1面に一点で接触する接触部と前記接触部の移動により前記反射ミラーの前記一端部と前記他端部との間の傾きを調整可能な位置調整部とを含み、前記反射ミラーの移動を規制する。前記第2付勢部は、前記他端部において前記第2面上の一点で接触して前記反射ミラーを弾性付勢する。前記反射ミラーは、前記反射ミラーが、前記反射ミラーの前記第2面に垂直であって前記接触部と前記第1面との接触点を通過する第1直線と、前記位置調整部による前記接触部の移動方向に平行であって前記接触点を通過する第2直線とが交差する状態で支持される。前記第2付勢部は、前記位置調整部により前記接触部が予め定められた位置に調整された状態で前記第2直線と前記第2面との交点の一点で前記第2面に接触して前記反射ミラーを弾性付勢する。
本発明の他の局面に係る光走査装置は、前記ミラー支持構造を備え、前記反射ミラーが、光源から出射されて光走査部によって走査されるレーザー光の反射に用いられる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記光走査装置と、前記光走査装置から出射される光によって静電潜像が形成される像担持体を含む画像形成ユニットとを備える。
本発明によれば、反射ミラーの振動を抑制することが可能なミラー支持構造、光走査装置、及び画像形成装置が提供される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る光走査装置が備えるミラー支持構造の一例を示す模式図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るミラー支持構造の一例を示す断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るミラー支持構造の一例を示す断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係るミラー支持構造の一例を示す断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係るミラー支持構造の一例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、前記添付図面において定義される上下左右又は前後の方向を用いて説明することがある。また、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。さらに、各実施形態の構成を任意に組み合わせることも可能である。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10は、複数の画像形成ユニット1〜4と、中間転写ベルト5、光走査装置6、二次転写ローラー7、定着装置8、排紙トレイ9、給紙カセット21、及び搬送経路22などを備えるカラープリンターである。そして、画像形成装置10は、入力される画像データに基づいて紙などのシートにモノクロ画像又はカラー画像を形成する。また、本発明に係る画像形成装置は、例えばファクシミリ装置、コピー機、又は複合機であってもよい。
画像形成ユニット1〜4各々は、感光体ドラム(像担持体)、帯電装置、現像装置、一次転写ローラー、及びクリーニング装置などを備える電子写真方式の画像形成ユニットである。画像形成ユニット1〜4は、中間転写ベルト5の走行方向に沿って並設されており、所謂タンデム方式の画像形成部を構成している。具体的に、画像形成ユニット1ではC(シアン)、画像形成ユニット2ではM(マゼンダ)、画像形成ユニット3ではY(イエロー)、画像形成ユニット4ではK(ブラック)に対応するトナー像が形成される。中間転写ベルト5は、画像形成ユニット1〜4各々の前記感光体ドラムに形成された各色のトナー像が中間転写される中間転写部材である。
光走査装置6は、入力される各色の画像データに基づいて光源から照射されるレーザー光を画像形成ユニット1〜4各々の前記感光体ドラムに走査することにより前記感光体ドラム各々に静電潜像を形成する。具体的に、光走査装置6は、ユニット筐体60、光源ユニット61、ポリゴンミラー62、反射ミラー63、第1走査レンズ64、及び第2走査レンズ65などを備える。
光源ユニット61は、画像形成ユニット1〜4各々に対応するレーザー光を出射する光源及び各種の光学部品を含む。ポリゴンミラー62は、光源ユニット61から出射されるレーザー光各々を予め定められた走査方向に沿って走査する光走査部である。ポリゴンミラー62で走査されるレーザー光各々は、第1走査レンズ64及び第2走査レンズ65を経て反射ミラー63に導かれる。なお、第1走査レンズ64は、複数のレーザー光の走査レンズとして兼用される。反射ミラー63は、ポリゴンミラー62によるレーザー光の走査方向に長尺状であり、ポリゴンミラー62で走査されるレーザー光各々を反射させて画像形成ユニット1〜4各々の前記感光体ドラムに照射する。なお、光走査装置6では、画像形成ユニット1〜4各々に対応する反射ミラー63のいずれか一つ又は複数がミラー支持構造20によって支持される。
このように構成された画像形成装置10では、給紙カセット21から搬送経路22に沿って供給されるシートに以下の手順でカラー画像が形成され、画像形成後のシートが排紙トレイ9に排出される。なお、搬送経路22には、給紙カセット21に積載されたシートを二次転写ローラー7及び定着装置8を経て排紙トレイ9に搬送する各種搬送ローラーが設けられている。
まず、画像形成ユニット1〜4各々では、前記帯電装置により前記感光体ドラムが所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置6により前記感光体ドラム各々の表面に画像データに基づくレーザー光が走査されることにより、前記感光体ドラム各々の表面に静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム各々の静電潜像は前記現像装置各々によって各色のトナー像として現像(可視像化)される。なお、前記現像装置各々には、各色に対応する着脱可能なトナーコンテナ11〜14からトナー(現像剤)が補給される。
続いて、画像形成ユニット1〜4各々の前記感光体ドラムに形成された各色のトナー像は、前記一次転写ローラー各々によって中間転写ベルト5に順に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト5に画像データに基づくカラー像が形成される。次に、中間転写ベルト5上のカラー像は、二次転写ローラー7により、給紙カセット21から搬送経路22を経て搬送されるシートに転写される。その後、前記シートに転写されたカラー像は、定着装置8で加熱されて前記シートに溶融定着する。なお、前記感光体ドラム各々の表面に残存したトナーは前記クリーニング装置各々で除去される。
以下、図2〜図4を用いて、光走査装置6が備えるミラー支持構造20について説明する。なお、図2は、ミラー支持構造20の概略構成を示す模式図であり、図3及び図4は、ミラー支持構造20の一例を示す断面図である。
図2に示されるように、ミラー支持構造20は、反射ミラー63の長手方向の一端部63Aを多点支持する第1支持部81と、反射ミラー63の長手方向の他端部63Bを一点支持する第2支持部91とを備える。
図2及び図3に示されるように、第1支持部81は、第1規制部810及び第1付勢部820を備える。第1規制部810は、一端部63Aにおいて反射ミラー63の反射面631とは反対側の裏面632に複数の点で接触して反射ミラー63の移動を規制する。第1付勢部820は、一端部63Aにおいて反射ミラー63の裏面632とは反対側の反射面631に接触して反射ミラー63を弾性付勢する。なお、反射面631及び裏面632は平行である。
本実施形態では、反射面631が第1付勢部820に接触する第2面であり、裏面632が第1規制部820に接触する第1面である。一方、裏面632が第1付勢部820に接触する第2面であり、反射面631が第1規制部820に接触する第1面である構成も他の実施形態として考えられる。
第1規制部810は、二つの接触部811と底面支持部812とを有する。接触部811各々は、反射ミラー63との接触面が断面円弧状であって、ユニット筐体60に形成された突起である。なお、接触部811の接触面は平面又尖形であってもよい。接触部811各々は、反射ミラー63の裏面632における長手方向に垂直な短手方向の異なる位置に設けられている。即ち、第1規制部810は、二つの接触部811によって反射ミラー63の裏面632を二点で支持する。底面支持部812は、ユニット筐体60に形成された突起であり、反射ミラー63の底面633に接触して反射ミラー63を支持する。
ミラー支持構造20では、反射ミラー63が一端部63Aにおいて二つの接触部811で二点支持されることによって、反射ミラー63の反射面631の傾斜角度が設定されている。即ち、接触部811各々の反射ミラー63の裏面632との接触点を結ぶ直線の角度が反射ミラー63の反射面631の傾斜角度となる。
第1付勢部820は、弾性部材821を有する。弾性部材821は、反射ミラー63の反射面631に一点で接触する押圧部822を有し、押圧部822によって反射ミラー63の反射面631を弾性付勢する。なお、押圧部822は、反射ミラー63の反射面631における反射ミラー63の短手方向の中心を除く一点で反射面631に接触している。具体的に、図3に示される例では、押圧部822が反射面631において反射ミラー631の短手方向の中心よりも右下方の領域に接触している。なお、押圧部822が反射面631において反射ミラー631の短手方向の中心に接触していてもよい。
このように、反射ミラー63の一端部63Aでは、第1規制部810及び第1付勢部820によって反射ミラー63が挟持された状態で支持される。弾性部材821は、押圧部822が反射ミラー63の長手方向に平行な軸を中心に円弧状に変位可能な板バネである。なお、弾性部材821は、例えばユニット筐体60に形成された固定部823に固定される。
一方、図2及び図4に示されるように、第2支持部91は、第2規制部910及び第2付勢部920を備える。第2規制部910は、他端部63Bにおいて反射ミラー63の裏面632に第1接触点P1の一点で接触して反射ミラー63の移動を規制する。第2付勢部920は、他端部63Bにおいて反射ミラー63の反射面631に第2接触点P2の一点で接触して反射ミラー63を弾性付勢する。
ところで、第2支持部91において、第2付勢部920が、反射ミラー63の反射面631に垂直であって第1接触点P1を通過する第1直線Q1と反射面631との交点に接触する構成であれば、第1接触点P1を中心に反射ミラー63が振動するおそれがある。例えば、光走査装置6では、レーザー光の走査精度が低下するおそれがあり、画像形成装置10では、光走査装置6における反射ミラー63の振動によって画質が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態に係るミラー支持構造20では、以下に説明するように、反射ミラー63の振動を抑制することが可能である。
まず、図4に示されるように、第2支持部91の第2規制部910は、支持板911及び位置調整部912を有する。支持板911は、ユニット筐体60に形成されているネジ穴601各々にネジ602で螺合されることによってユニット筐体60に固定される。
位置調整部912は、支持板911に固定されており、反射ミラー63の一端部63A及び他端部63Bの間の傾きを調整可能である。具体的に、位置調整部912は、接触部913と、先端保持部914と、第1駆動部915と、第2駆動部916と、固定ネジ917とを備える。なお、位置調整部912は、ここで説明する構成に限らず、反射ミラー63の一端部63A及び他端部63Bの間の傾きを調整可能であれば他の構成であってもよい。
接触部913は、第1駆動部915と一体構成されており、先端に形成された円弧状の接触面で反射ミラー63の裏面632に第1接触点P1の一点で接触する。ここで、第1接触点P1は、例えば反射ミラー63の裏面632における短手方向の中心である。なお、第1接触点P1は、反射ミラー63の裏面632における短手方向の中心でなくてもよい。
先端保持部914は、支持板911と一体構成されており、先端保持部914に形成された開口9141内に嵌挿される接触部913の軸ブレを抑制する。なお、先端保持部914は省略されてもよい。また、先端保持部914に、反射ミラー63の上面及び底面633の移動を規制する規制部が設けられていてもよい。
第1駆動部915及び第2駆動部916は、噛合する一対のウォームホイール及びウォームギアであって、第2駆動部916の回転に伴って第1駆動部915が回転する。第2駆動部916は、光走査装置6の製造時又はメンテナンス時などに作業者の手作業によって回転される。例えば、第2駆動部916の軸方向の端部に+又は−の溝部が形成されており、作業者がプラスドライバー又はマイナスドライバーなどの工具を用いて第2駆動部916の回転操作が可能な構成が考えられる。また、第1駆動部915には、固定ネジ917が螺合されるネジ穴918が形成されている。
固定ネジ917は、支持板911に回転不能に固定されており、第1駆動部915に形成されたネジ穴918に螺合されている。これにより、第2駆動部916が回転して第1駆動部915が回転すると、第1駆動部915が固定ネジ917の軸方向に平行な移動方向D1に沿って移動することになる。即ち、位置調整部912では、第2駆動部916の駆動によって接触部913が第1駆動部915と共に移動方向D1に沿って移動可能であり、反射ミラー63の一端部63A及び他端部63Bの間の傾きが調整可能である。
第2付勢部920は、弾性部材921を有する。弾性部材921は、反射ミラー63の長手方向に平行な軸を中心に円弧状に変位可能な押圧部922で反射面631を弾性付勢する板バネである。なお、弾性部材921は、例えばユニット筐体60に形成された固定部923に固定される。
本実施形態では、図4に示されるように、反射ミラー63が、第1直線Q1と移動方向D1と平行であって第1接触点P1を通過する第2直線Q2とが交差する状態で支持されている。即ち、反射ミラー63は、第2直線Q2と反射面631とが直交する状態から、接触点P1を中心に反時計回りに所定量だけ回転された状態で支持されている。そして、弾性部材921は、位置調整部912により接触部913が予め定められた位置に調整された特定の状態で第2直線Q2と反射面631との交点の一点で反射面631に接触して反射ミラー63を弾性付勢する。例えば、前記特定の状態は、位置調整部912により接触部913が位置調整部912による移動可能範囲の中央の位置に存在する状態である。なお、ミラー支持構造20では、第2規制部910の接触部913が裏面632における反射ミラー63の短手方向の中心に接触している。
また、弾性部材921では、位置調整部912による接触部913の移動に伴って、押圧部922が反射ミラー63の長手方向に平行な軸を中心に円弧状に変位することになるため、反射面631における押圧部922との第2接触点P2が変位する。ここで、ミラー支持構造20では、弾性部材921が、位置調整部912による予め定められた移動可能範囲内で接触部913が移動する場合に反射面631上における第1直線Q1と交差しない領域内で押圧部922が移動するように構成されている。これにより、接触部913の移動に伴って押圧部922が反射面631上で移動しても、押圧部922が反射面631上における第1直線Q1と反射面631との交点に接触しない。
例えば、図4に示される構成では、押圧部922が、反射ミラー63の反射面631において第1直線Q1よりも右下方の領域に接触し、第1直線Q1よりも左上方の領域に接触しないように構成されている。
このように構成されたミラー支持構造20では、第2規制部910の接触部913と反射ミラー63の裏面632との第1接触点P1を中心として予め定められた一方向の回転モーメントが反射ミラー63に常時作用することになる。具体的に、図4に示す例では、反射ミラー63に対して時計回り方向の回転モーメントが作用する。
従って、ミラー支持構造20では、反射ミラー63が安定しており振動に強い状態で支持されることになり、反射ミラー63の振動が抑制される。また、ミラー支持構造20を有する光走査装置6ではレーザー光の走査精度が高くなる。そして、光走査装置6が搭載された画像形成装置10では、反射ミラー63の振動に起因する印刷物の画質の低下が抑制される。
なお、本実施形態では、複数の画像形成ユニット1〜4を備えるカラー対応の画像形成装置10を例に挙げて説明したが、本発明に係る画像形成装置は、一つの画像形成ユニットを備えるモノクロ対応の画像形成装置にも適用可能である。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、反射ミラー63が、第2直線Q2と反射面631とが直交する状態から、接触点P1を中心に反時計回りに所定量だけ回転された状態で支持されている場合について説明した。一方、反射ミラー63が、第2直線Q2と反射面631とが直交する状態から、接触点P1を中心に時計回りに所定量だけ回転された状態で支持される構成も他の実施形態として考えられる。ここで、図5は、ミラー支持構造20の他の例を示す図である。
図5に示されるように、当該第2実施形態に係るミラー支持構造20では、反射ミラー63が、第2規制部910の接触部913と裏面632との接触点P1を中心に時計回りに所定量だけ回転された状態で支持されている。即ち、当該第2実施形態に係るミラー支持構造20でも、第1直線Q1と第2直線Q2とが交差している。
そして、第2付勢部920の弾性部材921の押圧部922は、位置調整部912により接触部913が予め定められた位置に調整された前記特定の状態で第2直線Q2と反射面631との交点の一点で反射面631に接触している。これにより、反射ミラー63には、接触部913と裏面632との接触点P1を中心として予め定められた反時計回り方向の回転モーメントが反射ミラー63に常時作用することになり、反射ミラー63がより安定して支持される。
また、このように第1直線Q1及び第2直線Q2は任意の角度で交差していてもよいため、反射ミラー63の反射面631の角度の自由度が高い。従って、光走査装置6において、複数の反射ミラー63を支持するミラー支持構造20に同一の第2支持部91などの構成要素を用いることが可能である。
[第3実施形態]
前記第1実施形態では、反射ミラー63の反射面631における第1直線Q1から同じ方向の領域(下方向)が、第1付勢部820及び第2付勢部920によって弾性付勢される場合について説明した。一方、第1付勢部820及び第2付勢部920各々が、反射ミラー63の反射面631における第1直線Q1から異なる方向の領域に接触して反射ミラー63を弾性付勢することも他の実施形態として考えられる。ここで、図6はミラー支持構造20の他の例を示す図である。
図6に示されるように、当該第3実施形態に係るミラー支持構造20では、第1付勢部820の弾性部材821の押圧部822が、第1直線Q1を挟んで第2付勢部920の弾性部材921の押圧部922とは反対側の領域(上側)に接触している。特に、第1付勢部820及び第2付勢部920によって反射ミラー63に作用する回転モーメントが同等になるように、第1付勢部820と表面631との接触位置、第2付勢部920と表面631との接触位置、並びに第1付勢部820及び第2付勢部920各々の付勢力などが設定される。例えば、第1付勢部820及び第2付勢部920各々の付勢力が同じであり、第1付勢部820及び第2付勢部920各々による付勢箇所が第1直線Q1から等間隔に設定されていることが考えられる。
このような構成によっても、第2規制部910の接触部913と反射ミラー63の裏面632との接触点を中心に反射ミラー63に作用する回転モーメントが相殺されるため、反射ミラー63がミラー支持構造20によって安定して支持される。
1〜4 画像形成ユニット
5 中間転写ベルト
6 光走査装置
7 二次転写ローラー
8 定着装置
9 排紙トレイ
10 画像形成装置
60 ユニット筐体
61 光源ユニット
62 ポリゴンミラー
63 反射ミラー
64 第1走査レンズ
65 第2走査レンズ
81 第1支持部
810 第1規制部
820 第1付勢部
91 第2支持部
910 第2規制部
912 位置調整部
913 接触部
920 第2付勢部

Claims (6)

  1. 光を反射する長尺状の反射ミラーの長手方向の一端部において前記反射ミラーの第1面に複数の点で接触して前記反射ミラーの移動を規制する第1規制部と、
    前記一端部において前記反射ミラーの前記第1面とは反対側の第2面に接触して前記反射ミラーを弾性付勢する第1付勢部と、
    前記反射ミラーの長手方向の他端部において前記反射ミラーの前記第1面に一点で接触する接触部と前記接触部の移動により前記反射ミラーの前記一端部と前記他端部との間の傾きを調整可能な位置調整部とを含み、前記反射ミラーの移動を規制する第2規制部と、
    前記他端部において前記第2面上の一点で接触して前記反射ミラーを弾性付勢する第2付勢部と、
    を備え、
    前記反射ミラーが、前記反射ミラーの前記第2面に垂直であって前記接触部と前記第1面との接触点を通過する第1直線と、前記位置調整部による前記接触部の移動方向に平行であって前記接触点を通過する第2直線とが交差する状態で支持され、
    前記第2付勢部が、前記位置調整部により前記接触部が予め定められた位置に調整された状態で前記第2直線と前記第2面との交点の一点で前記第2面に接触して前記反射ミラーを弾性付勢するミラー支持構造。
  2. 前記接触点が、前記反射ミラーの前記第1面における前記反射ミラーの長手方向に垂直な短手方向の中心である請求項1に記載のミラー支持構造。
  3. 前記第2付勢部が、前記反射ミラーの前記第2面に接触する押圧部で前記第2面を弾性付勢し、
    前記押圧部が、前記位置調整部による予め定められた移動可能範囲内で前記接触部が移動する場合に前記第直線が通過しない前記第2面上の領域内で移動する請求項1又は2に記載のミラー支持構造。
  4. 前記第1付勢部及び前記第2付勢部が、前記第2面において前記第1直線を挟む位置で前記第2面を弾性付勢する請求項1〜3のいずれかに記載のミラー支持構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のミラー支持構造を備え、
    前記ミラー支持構造で支持される前記反射ミラーが、光源から出射されて光走査部によって走査されるレーザー光の反射に用いられる光走査装置。
  6. 請求項5に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置から出射される光によって静電潜像が形成される像担持体を含む画像形成ユニットと、
    を備える画像形成装置。
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