JP6413904B2 - 光走査装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置、及び、画像形成装置に関する。
従来、光走査装置において、ビーム収束器に入射するレーザービームの位置ずれを抑制する種々の技術が知られている。
例えば、コリメーターレンズとウェッジプリズムとの間に、平行平板を回動自在に配置する光走査装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、平行平板の回動量を適当に調節することによって、レーザービームをビーム収束器の入射面の中央近傍に入射させることができると記載されている。
特開2002−350763号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光走査装置では、平行平板を設ける必要があるため、部品点数が増大し、製造コストが増加することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡素な構成でビーム収束器に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することを目的としている。
本発明の光走査装置は、感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査装置であって、光源部、ビーム補正器、ビーム収束器、第1ミラー、第2ミラー、第1ミラー受け部、及び、第2ミラー受け部を備える。前記光源部は、ビーム光を出射する。前記ビーム補正器は、前記光源部から出射された前記ビーム光を平行光束に補正する。前記ビーム収束器は、前記ビーム補正器を通過した前記ビーム光を収束させる。前記第1ミラーは、前記ビーム補正器と前記ビーム収束器との間に配置されている。前記第2ミラーは、前記第1ミラーに対して前記ビーム光の下流側に配置されている。前記第1ミラー受け部及び第2ミラー受け部は、それぞれ、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを固定する。前記第1ミラー受け部は、前記第1ミラーを支持する第1ベースを有し、前記第2ミラー受け部は、前記第2ミラーを支持する第2ベースを有する。前記第2ベースの金型抜き方向が、前記第1ベースの金型抜き方向と逆方向となるように配置されている。
本発明の画像形成装置は、記録媒体上に画像を形成する画像形成部を備え、前記画像形成部は、前記光走査装置を有する。
本発明の光走査装置及び画像形成装置によれば、簡素な構成でビーム収束器に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す側面図である。 図1に示す画像形成ユニット及び転写部の構成を示す側面図である。 図2に示す露光部の構成を示す図である。 図3に示す露光部のビーム生成部の構成を示す斜視図である。 図4に示すビーム生成部の構成部品を装着しない状態のケーシングを示す斜視図である。 図4に示す第1ミラー近傍の拡大図である。 図6に示すビーム生成部の構成部品を装着しない状態のケーシングを示す斜視図である。 図4に示す露光部のビーム生成部を第1ミラーの裏面側から見た斜視図である。 図6に示すビーム生成部の構成部品を装着しない状態のケーシングを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図9)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。本実施形態において画像形成装置1は、カラー複写機である。
図1に示すように、画像形成装置1は、用紙P上に画像を形成する装置であって、筐体10、給紙部2、搬送部L、トナー補給ユニット3、画像形成ユニット4、転写部5、定着部7、及び、排出部8を備える。
給紙部2は、筐体10の下部に配置され、用紙Pを搬送部Lへ供給する。給紙部2は、複数枚の用紙Pを収容可能であって、最上部の用紙Pを1枚ずつ搬送部Lへ供給する。
搬送部Lは、給紙部2によって供給された用紙Pを、転写部5及び定着部7を経由して排出部8まで搬送する。
トナー補給ユニット3は、画像形成ユニット4にトナーを供給する容器であって、4つのトナーカートリッジ3c、3m、3y、及び、3kを備える。トナーカートリッジ3cには、シアン色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3mには、マゼンタ色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3yには、イエロー色のトナーが収容される。トナーカートリッジ3kには、ブラック色のトナーが収容される。
以下、トナーカートリッジ3c、3m、3yをカラートナーカートリッジ31と記載し、トナーカートリッジ3kをブラックトナーカートリッジ32と記載する場合がある。
転写部5は、中間転写ベルト54を備える。転写部5は、画像形成ユニット4によって、中間転写ベルト54上に形成されたトナー像を、用紙P上に転写する。転写部5の構成については、図2を参照して後述する。
画像形成ユニット4は、中間転写ベルト54上にトナー像を形成する。画像形成ユニット4には、各カラートナーカートリッジ31とブラックトナーカートリッジ32とから、それぞれ、各カラートナーとブラックトナーとが供給される。詳しくは、画像形成ユニット4は、4つの画像形成部4c、4m、4y、4kを含む。画像形成部4cには、トナーカートリッジ3cからシアントナーが供給される。画像形成部4mには、トナーカートリッジ3mからマゼンタトナーが供給される。画像形成部4yには、トナーカートリッジ3yからイエロートナーが供給される。画像形成部4kには、トナーカートリッジ3kからブラックトナーが供給される。画像形成ユニット4の構成については、図2を参照して後述する。
定着部7は、転写部5によって用紙Pに形成されたトナー像を定着するローラー対であって、加熱ローラー71及び加圧ローラー72を備える。用紙Pは、加熱ローラー71及び加圧ローラー72によって加熱及び加圧される。その結果、定着部7によって、転写部5において用紙Pに転写された未定着のトナー像が定着される。
排出部8は、トナー像が定着された用紙Pを装置の外部へ排出する。
次に、図2を参照して画像形成ユニット4及び転写部5の構成について説明する。図2は、画像形成ユニット4及び転写部5の構成を示す側面図である。
画像形成部4c、4m、4y、4kは、それぞれ、露光部41、感光体ドラム42、現像部43、帯電ローラー44、及び、クリーニングブレード45を備える。4つの画像形成部4c、4m、4y、4kの構成は、供給されるトナーの色が異なるのみでその他の構成は略同一である。したがって、本明細書では、シアントナーが供給される画像形成部4cの構成について説明し、画像形成部4c以外の画像形成部4m、4y、4kの構成についての説明は省略する。
画像形成部4cは、露光部41c(41)、感光体ドラム42c(42)、現像部43c(43)、帯電ローラー44c(44)、及び、クリーニングブレード45c(45)を有する。
帯電ローラー44cは、感光体ドラム42cを所定の電位に帯電させる。露光部41cは、感光体ドラム42cにレーザー光を照射して露光し、感光体ドラム42c上に静電潜像を形成する。現像部43cは、現像ローラー431cを有する。現像ローラー431cは、感光体ドラム42cにシアントナーを供給して上記静電潜像を現像してトナー像を形成する。このようにして、感光体ドラム42cの周面にシアン色のトナー像が形成される。
クリーニングブレード45cは、その先端(図2では上端)が、感光体ドラム42cの周面と摺接する。感光体ドラム42cの周面とクリーニングブレード45cの先端とが摺接することで、感光体ドラム42cの周面に残留するシアントナーが除去される。
転写部5は、用紙P(図1参照)にトナー像を転写する。転写部5は、4つの1次転写ローラー51(51c、51m、51y、51k)、2次転写ローラー52、駆動ローラー53、中間転写ベルト54、及び、従動ローラー55を備える。
転写部5は、各画像形成部4c、4m、4y、4kの感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)に形成された各トナー像を重ねて中間転写ベルト54に転写した後、重ねられたトナー像を中間転写ベルト54から用紙P(図1参照)に転写する。
1次転写ローラー51cは、中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに対向して配置される。1次転写ローラー51cは、不図示の駆動機構によって中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに圧接したり、感光体ドラム42cから離れたりすることができる。1次転写ローラー51cは、通常、中間転写ベルト54を介して感光体ドラム42cに圧接されている。1次転写ローラー51m、51y、51kも1次転写ローラー51cと同様に、それぞれ対応する感光体ドラム42(42m、42y、又は42k)に中間転写ベルト54を介して圧接されている。
駆動ローラー53は、2次転写ローラー52に対向して配置され、中間転写ベルト54を駆動する。
中間転写ベルト54は、4つの1次転写ローラー51、駆動ローラー53、及び、従動ローラー55に張架された無端ベルトである。中間転写ベルト54は、駆動ローラー53によって、図2では矢印F1、F2に示す通り、反時計回りに回転駆動される。また、中間転写ベルト54は、その表面側が各感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)の周面に、それぞれ、当接している。中間転写ベルト54の表面には、1次転写ローラー51(51c、51m、51y、51k)によって、感光体ドラム42(42c、42m、42y、42k)からトナー像が転写される。
中間転写ベルト54は、具体的には、例えば、ポリイミド、ポリカーボネート、及び、ポリフッ化ビニリデンのような樹脂製のシームレスベルトである。
従動ローラー55は、中間転写ベルト54の回転に伴って回転駆動される。従動ローラー55に、中間転写ベルト54を介して対向する位置には、ブレード56が配置されている。ブレード56は、中間転写ベルト54の表面に残留しているトナーを除去する。
2次転写ローラー52は、駆動ローラー53に押圧されている。これにより、2次転写ローラー52と駆動ローラー53との間にニップ部Nが形成される。2次転写ローラー52及び駆動ローラー53は、用紙Pがニップ部Nを通過する際に、中間転写ベルト54上のトナー像を用紙P(図1参照)に転写する。
次に、図3を参照して、図2に示す露光部41の構成について説明する。図3は、露光部41の構成を示す図である。露光部41は、「光走査装置」の一例に相当する。露光部41は、ビーム生成部9、シリンドリカルレンズ414、第2アパーチャー415、ポリゴンミラー416、f−θレンズ417、及び、BDセンサー418を備えている。ビーム生成部9は、光源部411、コリメートレンズ412、及び、第1アパーチャー413を含む。
光源部411は、図略のレーザー制御部から供給される駆動電流に応じた光量のレーザー光を出力する。コリメートレンズ412は、光源部411から出力されるレーザー光を平行光に変換する。コリメートレンズ412は、「ビーム補正器」の一例に相当する。第1アパーチャー413及び第2アパーチャー415は、平行光線に変換されたレーザー光を所望のビームスポット径に整形する。
シリンドリカルレンズ414は、平行光をポリゴンミラー416の反射面に結像させる。シリンドリカルレンズ414は、「ビーム収束器」の一例に相当する。ポリゴンミラー416は、入射光を感光体ドラム42に向けて反射させる反射面を複数(本実施形態では、5個)有し、図略の駆動モーターの駆動力によって、例えば、図3の矢印方向(図3では、時計回り)に一定速度で回転する。
ポリゴンミラー416は、シリンドリカルレンズ414からのレーザー光を反射する。f−θレンズ417は、ポリゴンミラー416によって反射されたレーザー光を、感光体ドラム42の周面上に結像する。感光体ドラム42に結像されるレーザー光は、所定の径を有するスポット状に結像される。BDセンサー418は、レーザー光の走査領域内であって、感光体ドラム42の端部から所定距離離れた位置に設けられている。BDセンサー418は、レーザー光を受光すると、レーザー光を受光したことを示す検出信号を上記レーザー制御部に出力する。
次に、図4を参照して、光源部411、コリメートレンズ412、及び、第1アパーチャー413までの具体的な配置について説明する。図4は、露光部41のビーム生成部9の構成を示す斜視図である。ビーム生成部9は、光源部411、コリメートレンズ412、及び、第1アパーチャー413に加えて、ケーシング90、第1ミラー91、及び、第2ミラー92を更に備える。
ケーシング90は、例えば、樹脂製であって、光源部411、コリメートレンズ412、第1ミラー91、第2ミラー92、及び、第1アパーチャー413が配置される筐体である。
光源部411は、4つの感光体ドラム42c、42m、42y、42kに向けて、それぞれ、レーザー光を出射する4つの光源部411c、411m、411y、411kを備えている。4つの光源部411c、411m、411y、411kは、ケーシング90の上端部に、幅方向に(図4の左右方向)一列に配置されている。また、4つの光源部411c、411m、411y、411kは、上端位置が、順次下側に位置するように配置されている。
具体的には、光源部411cの上端位置は、光源部411mの上端位置より上側に位置する。光源部411mの上端位置は、光源部411yの上端位置より上側に位置する。光源部411yの上端位置は、光源部411kの上端位置より上側に位置する。
コリメートレンズ412は、4つの光源部411c、411m、411y、411kから出射されたレーザー光を、それぞれ、平行光に変換する4つのコリメートレンズ412c、412m、412y、412kを備えている。4つのコリメートレンズ412c、412m、412y、412kは、ケーシング90の略中央部に、幅方向に(図4の左右方向)一列に配置されている。また、4つのコリメートレンズ412c、412m、412y、412kは、上端位置が、順次下側に位置するように配置されている。
具体的には、コリメートレンズ412cの上端位置は、コリメートレンズ412mの上端位置より上側に位置する。コリメートレンズ412myの上端位置は、コリメートレンズ412yの上端位置より上側に位置する。コリメートレンズ412yの上端位置は、コリメートレンズ412kの上端位置より上側に位置する。
第1ミラー91は、コリメートレンズ412を通過したレーザー光が入射され、入射されたレーザー光を第2ミラー92へ向けて反射する。第1ミラー91は、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kを備えている。4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kには、4つのコリメートレンズ412c、412m、412y、412kをそれぞれ通過したレーザー光が入射され、入射されたレーザー光を第2ミラー92へ向けて反射する。
第1ミラー91cの反射光は、第1ミラー91m、91y、91kの上側を経由して、第2ミラー92に到達する。第1ミラー91mの反射光は、第1ミラー91y、91kの上側を経由して、第2ミラー92に到達する。第1ミラー91yの反射光は、第1ミラー91kの上側を経由して、第2ミラー92に到達する。換言すれば、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kは、ケーシング90に対する上端位置が、順次下側に位置するように配置されている。
具体的には、第1ミラー91cの上端位置は、第1ミラー91mの上端位置より上側に位置する。第1ミラー91mの上端位置は、第1ミラー91yの上端位置より上側に位置する。第1ミラー91yの上端位置は、第1ミラー91kの上端位置より上側に位置する。
第2ミラー92には、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kの反射光が入射され、入射されたレーザー光を、第1アパーチャー413を介してシリンドリカルレンズ414(図3参照)に向けて反射する。
次に、図4〜図7を参照して、第1ミラー91の構成について説明する。図5は、ビーム生成部9の構成部品を装着しない状態のケーシング90を示す斜視図である。図6は、図4に示す第1ミラー91c近傍の拡大図である。図7は、ビーム生成部9の構成部品を装着しない状態のケーシング90を示す斜視図である。図5、及び、図7に示すように、第1ベース912c及び固定部材911cは、ケーシング90に立設され、第1ベース912c及び固定部材911cに第1ミラー91cが配置される。1対の第1ベース912cは、第1ミラー91cのミラー面側の両端を支持する。第1ベース912cは、棒状の部材であって、第1ミラー91cを支持する側の面は、平面状に形成されている。
以下の説明では、第1ベース912cの第1ミラー91cを支持する側の面を、「第1ミラー支持面」という。第1ベース912cの金型抜き方向は、図5、及び、図7の紙面手前側である。よって、上記第1ミラー支持面の上端が、上記第1ミラー支持面の下端の直上に対して固定部材911cと反対側に位置するように、上記第1ミラー支持面は傾斜している。上記第1ミラー支持面の傾斜角は、例えば、0.5度である。傾斜角とは、ケーシング90の水平方向の面に対して垂直な線と、第1ベース912cの第1ミラー91cを支持する側の面とのなす角である。そこで、第1ミラー91cの上端が、第1ミラー91cの下端の直上に対して、固定部材911cと反対側に位置するように、第1ミラー91cが傾斜して配置される。よって、第1ミラー91cのミラー面は、下向き(図4及び図6では、紙面奥向き)に傾斜する。したがって、第1ベース912cの金型抜き方向に基づいて規定される傾斜角によって、第1ミラー91cの出射光は、下側(図4及び図6では、紙面奥側)にずれるため、第2ミラー92への入射光は下側にずれる。
図4及び図6に戻って、第1ミラー91cは、板バネ913cによって、第1ベース912c側に押圧され固定されている。板バネ913cの一方端は、固定部材911によって、ケーシング90に固定されている。板バネ913cの他方端は、第1ミラー91を押圧している。固定部材911cは、図5及び図7に示すように、ケーシング90に立設されている。固定部材911c、第1ベース912c、及び、板バネ913cは、「第1ミラー受け部」を構成している。
次に、図8及び図9を参照して、第2ミラー92の構成について説明する。図8は、露光部41のビーム生成部9を第1ミラー91の裏面側からから見た斜視図である。図9は、ビーム生成部9の構成部品を装着しない状態のケーシング90を示す斜視図である。図9に示すように、第2ベース922及び固定部材921はケーシング90に立設され、第2ベース922及び固定部材921に第2ミラー92が配置される。第2ベース922は、門型に形成され、第2ミラー92のミラー面側の両端を支持する。第2ベース922は、板状の部材であって、第2ベース922の第2ミラー92を支持する側の面は、平面状に形成されている。
第2ミラー92は、板バネ923によって、第2ベース922側に押圧され固定されている。板バネ923の一方端は、固定部材921によって、ケーシング90に固定されている。板バネ923の他方端は、第2ミラー92を押圧している。固定部材921は、図9に示すように、ケーシング90に立設されている。固定部材921、第2ベース922、及び、板バネ923は、「第2ミラー受け部」を構成している。
以下の説明では、第2ベース922の第2ミラー92を支持する側の面を、「第2ミラー支持面」という。第2ベース922の金型抜き方向は、図9の紙面手前側である。よって、上記第2ミラー支持面の上端は、上記第2ミラー支持面の下端の直上に対して固定部材921と反対側に位置するように、上記第2ミラー支持面は傾斜している。上記第2ミラー支持面の傾斜角は、例えば、上記第1ミラー支持面の傾斜角と同じ0.5度である。そこで、第2ミラー92の上端が、第2ミラー92の下端の直上に対して、固定部材921と反対側に位置するように、第2ミラー92が傾斜して配置される。よって、第2ミラー92のミラー面は、下向き(図8では、紙面奥向き)に傾斜する。したがって、第2ベース922の金型抜き方向に基づいて規定される傾斜角によって、第2ミラー92の出射光は、下側(図8では、紙面奥側)にずれる。上記第1ミラー支持面の傾斜角と上記第2ミラー支持面の傾斜角とを同一値にすることによって、シリンドリカルレンズ414に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することができる。つまり、両者の傾斜角は、ほぼ同じ値にすることが好ましい。また、両者の傾斜角は、0.5度としているが、0.1度〜2.5度程度の範囲内であればよい。
図4に戻って、金型抜き方向の影響を以下に纏める。第1ベース912cの金型抜き方向に基づいて規定される傾斜角によって、第1ミラー91の出射光は、図4の紙面奥側にずれる。その結果、第1ミラー91から第2ミラー92への入射光は図4の紙面奥側にずれることになる。一方、第2ベース922の金型抜き方向に基づいて規定される傾斜角によって、第2ミラー92の出射光は、図4の紙面手前側にずれる。したがって、シリンドリカルレンズ414に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することができる。
このようにして、第2ベース922の金型抜き方向が、第1ベース912の金型抜き方向と逆方向になるように第1ベース912及び第2ベース922がケーシング90に配置されている。具体的には、第2ベース922がケーシング90に対して第1ベース912の反対側(裏面側)に配置されている。したがって、簡素な構成でシリンドリカルレンズ414に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することができる。
また、上述のように、光源部411は、4つの光源部411c、411m、411y、411kを備えている。コリメートレンズ412は、4つのコリメートレンズ412c、412m、412y、412kを備えている。第1ミラー91は、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kを備えている。また、第2ミラー92は、1個配置され、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kの反射光は、第2ミラー92に入射する。よって、本発明の効果がより顕在化する。換言すれば、特許文献1に記載の光走査装置では、平行平板を4個配置する必要があるのに対して、本発明によれば、第2ミラー92を支持する第2ベース922の金型抜き方向が、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kをそれぞれ支持する4つの第1ベース912c、912m、912y、912kの金型抜き方向と逆方向となるように、第1ベース912c、912m、912y、912k及び第2ベース922をケーシング90に配置する。具体的には、第2ベース922の金型抜き方向が、第1ベース912c、912m、912y、912kの金型抜き方向と逆方向になるように第1ベース912c、912m、912y、912k及び第2ベース922をケーシング90に配置する。
更に、上述のように第2ミラー92を支持する第2ベース922は、第1ミラー91を支持する第1ベース912が形成されているケーシング90の面(図4では紙面手前側の面)と反対側の面(図4では紙面奥側の面)に形成されている。したがって、更に簡素な構成でシリンドリカルレンズ414に入射するレーザービームの位置ずれを抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本実施形態では、第1ミラー91及び第2ミラー92が、それぞれ、ベース912、922に板バネ913、923によって固定されている形態について説明したが、第1ミラー91及び第2ミラー92が、板バネとは異なる種類の部材で、それぞれ、第1ベース912、922に固定されている形態でもよい。例えば、第1ミラー91及び第2ミラー92が、接着剤で、それぞれ、ベース912、922に固定されている形態でもよい。
(2)本実施形態では、第1ミラー91が、4つの第1ミラー91c、91m、91y、91kを備える形態について説明したが、第1ミラー91が、1つ以上配置される形態であればよい。第1ミラー91の個数が多い程、本発明の効果が顕在化する。
(3)本実施形態では、露光部41が画像形成装置1に配置される形態について説明したが、露光部41がその他の装置に配置される形態でもよい。
(4)本実施形態では、露光部41の一部(ビーム生成部9)が1つのケーシング90に配置されている形態について説明したが、露光部41全体が1つのケーシングに配置されている形態でもよい。
本発明は、光走査装置及び画像形成装置に利用可能である。
1 画像形成装置
2 給紙部
3 トナー補給ユニット
4 画像形成ユニット
41 露光部(光走査装置)
411 光源部
412 コリメートレンズ(ビーム補正器)
413 第1アパーチャー
414 シリンドリカルレンズ(ビーム収束器)
415 第2アパーチャー
416 ポリゴンミラー
417 f−θレンズ
418 BDセンサー
9 ビーム生成部
90 ケーシング
91 第1ミラー
91c、91m、91y、91k 第1ミラー
911 固定部材(第1ミラー受け部の一部)
911c、911m、911y、911k 固定部材(第1ミラー受け部の一部)
912 第1ベース(第1ミラー受け部の一部)
912c、912m、912y、912k ベース(第1ミラー受け部の一部)
913 板バネ(第1ミラー受け部の一部)
913c、913m、913y、913k 板バネ(第1ミラー受け部の一部)
92 第2ミラー
921 固定部材(第2ミラー受け部の一部)
922 第2ベース(第2ミラー受け部の一部)
923 板バネ(第2ミラー受け部の一部)

Claims (5)

  1. 感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査装置であって、
    ビーム光を出射する光源部と、
    前記光源部から出射された前記ビーム光を平行光束に補正するビーム補正器と、
    前記ビーム補正器を通過した前記ビーム光を収束させるビーム収束器と、
    前記ビーム補正器と前記ビーム収束器との間に配置された第1ミラーと、
    前記第1ミラーに対して前記ビーム光の下流側に配置された第2ミラーと、
    前記第1ミラー及び前記第2ミラーを、それぞれ、固定する第1ミラー受け部及び第2ミラー受け部と、
    前記光源部、前記ビーム補正器、前記ビーム収束器、前記第1ミラー、前記第2ミラー、前記第1ミラー受け部及び前記第2ミラー受け部を収納するケーシングと
    を備え、
    前記第1ミラー受け部は、前記第1ミラーを支持する第1ベースを有し、
    前記第2ミラー受け部は、前記第2ミラーを支持する第2ベースを有し、
    前記第2ベースの金型抜き方向が前記第1ベースの金型抜き方向と逆方向となるように、前記第1ベース及び前記第2ベースが前記ケーシングに配置され、
    前記第1ベースは、前記ケーシングの一方側の面に立設して形成され、
    前記第2ベースは、前記ケーシングの他方側の面に立設して形成される、光走査装置。
  2. 前記第1ベースは、第1ミラー支持面を有し、
    前記第1ミラーは、前記第1ミラー支持面に押圧されて固定され、
    前記第2ベースは、第2ミラー支持面を有し、
    前記第2ミラーは、前記第2ミラー支持面に押圧されて固定される、請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第2ミラー支持面の傾斜角は、前記第1ミラー支持面の傾斜角と略同一である、請求項に記載の光走査装置。
  4. 前記光源部は、予め設定された2個以上の所定数個配置され、
    前記ビーム補正器及び前記第1ミラーは、前記光源部に対応付けて、前記所定数個配置され、
    前記第2ミラーは、1個配置され、
    前記第1ミラーの反射光は、前記第2ミラーに入射する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 記録媒体上に画像を形成する画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光走査装置を有する、画像形成装置。
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