JP6349652B2 - 円筒型タンクの構築方法、側板搬送装置 - Google Patents
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また、内槽側板搬送中の倒れを防止して作業効率の向上及び安全性の向上を図るとともに、上昇した内槽側板の下端部をガイドとして利用することで、別途ガイドを設けることなく内槽側板上端部の搬送軌道を確保することができる。
このように、二重殻構造の円筒状タンクの構築方法及び側板搬送装置において、内槽側板を最上段のものから最下段のものへと順々に取り付けるジャッキアップ工法を採用しながら、内外槽間で内槽側板を効率よく搬送可能として工期の短縮を図ることができる。
先ず、図1に示すように、略円板状の基礎版1の工事を行う。基礎版1の外周縁部には、PC壁2(外槽)を組み立てる基礎部3を凸設する。また、基礎部3の内側に沿って内槽アンカーストラップ4を設置する。基礎部3上にPC壁2を打設する際は、その内側と外側の両方に足場5を設け、不図示の型枠を設置する。
最後に、内外槽間15に保冷材26を配置し、また、内槽屋根14の裏側にも保冷材26を配置して保冷工事を行い、その後、塗装工事、配管保冷工事を経て円筒型タンクが構築される。
図8は、本発明の側板搬送装置の第一実施形態を示し、図9、図10は、前記第一実施形態の変形例を示す。
図8に示すように、本実施形態の側板搬送装置31は、複数の門型架台10に渡って敷設されるレール33と、起立状態の内槽側板9の下端部を支持してレール33に沿って走行する搬送装置本体32と、搬送装置本体32に搭載した内槽側板9の上端部を上昇させた内槽側板9の下端部にタンク周方向で移動可能に係止させる倒れ防止装置34と、を有する。搬送装置本体32は、レール33上を転動するローラー41に駆動力を付与して自身を走行させる電動モーター等を含む駆動装置35を有し、搭載した内槽側板9をタンク周方向で所定の据え付け位置まで移動可能とする。
ここで、内槽屋根14の組み立てレベルは、内槽側板9の支持レベルに依存する。内槽屋根14の組み立てレベルが高くなると、PC壁2の内側に設けられた足場5等と干渉し易く、PC壁2と内槽屋根14の同時施工が困難になる。しかし、側板搬送装置31による内槽側板9の支持レベルを下げることで、内槽屋根14の組み立てレベルを下げて内槽屋根14の組み立て作業への影響が抑えられる。
図9の側板搬送装置31’は、上方に開放する断面コ字状の受けフレーム43の両側に、レール33及び搬送装置本体32をそれぞれ配置するとともに、両搬送装置本体32で受けフレーム43両側の支持フランジ43aをそれぞれ支持する。これにより、内槽側板9の支持レベルは、受けフレーム43の底部の厚さと受けフレーム43及び門型架台10間のクリアランスとを足した程度に抑えられる。受けフレーム43の底部上には受け部材42が設けられる。
しかも、内槽側板9搬送中の倒れを防止して作業効率の向上及び安全性の向上を図るとともに、上昇した内槽側板9の下端部をガイドとして利用することで、別途ガイドを設けることなく内槽側板9上端部の搬送軌道を確保できる。
このように、二重殻構造の円筒状タンクの構築方法及び側板搬送装置において、内槽側板9を最上段のものから最下段のものへと順々に取り付けるジャッキアップ工法を採用しながら、内外槽間15で内槽側板9を効率よく搬送可能として工期の短縮を図るができる。
図11〜図13は、本発明の側板搬送装置の第二実施形態を示す。
第二実施形態の側板搬送装置131は、前記第一実施形態に対して、門型架台10にチルタンク等のローラーユニット133を設置し、複数のローラーユニット133(ひいては複数の門型架台10)で内槽側板9の重量を分散して支持するとともに、ローラーユニット133ではなく門型架台10に駆動源としての電動トロリ135を設ける点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
この構成において、電動トロリ135が走行することで、前記起立状態の内槽側板9がタンク周方向で所定の据え付け位置まで搬送される。
例えば、上記各実施形態では開先形状9aを支持する部材をV字状にしたが、これに限らず、内槽側板9に採用する開先形状(例えば、JIS規格のI形、V形、レ形、X形、U形、K形、J形、両面J形、H形の開先形状)に応じた構成であればよい。
内槽屋根14を有さないタンクの場合、最上段の内槽側板9のみ外槽屋根22の下で移動式クレーンを用いて組み立てる。このとき、二段目以降の内槽側板9には倒れ防止装置34,34’を利用することができる。
また、上記実施形態ではLNGタンクへの適用を例に説明したが、本発明はLNGタンク以外にもLPGタンク等のウォール形式(円筒型)の貯蔵タンクに適用可能である。
9 内槽側板
10 門型架台(架台)
18 ジャッキアップ装置
30 内槽
31,31’,31”,131 側板搬送装置
32,32” 搬送装置本体(移動装置)
33 レール(ガイド)
33” ガイド
34,34’ 倒れ防止装置
35,35” 駆動装置
133 ローラーユニット(ガイド、移動装置)
135 電動トロリ(駆動装置)
Claims (4)
- コンクリート製の外槽の内側で、ジャッキアップ装置による内槽側板の上昇と、前記ジャッキアップ装置により上昇した内槽側板の下側への次の段の内槽側板の取り付けと、を交互に繰り返して金属製の内槽を段階的に組み立てる円筒型タンクの構築方法であって、
前記内槽側板を前記外槽内に起立状態で搬入し、前記外槽の内側に敷設されたガイドに沿って前記起立状態の内槽側板をタンク周方向で移動可能とする側板搬入工程と、
前記起立状態の内槽側板を移動可能とする移動装置及び前記外槽の内側に設けた架台の少なくとも一方に設けた駆動装置により、前記外槽の内側に周状に敷設されたガイドを通じて前記起立状態の内槽側板をタンク周方向で所定の据え付け位置まで移動させる側板移動工程と、を有することを特徴とする円筒型タンクの構築方法。 - 前記起立状態の内槽側板の上端部を、前記上昇した内槽側板の下端部に倒れ防止装置を介してタンク周方向で移動可能に係止させる倒れ防止工程を有することを特徴とする請求項1に記載の円筒型タンクの構築方法。
- コンクリート製の外槽の内側で、ジャッキアップ装置による内槽側板の上昇と、前記ジャッキアップ装置により上昇した内槽側板の下側への次の段の内槽側板の取り付けと、を交互に繰り返して金属製の内槽を段階的に組み立てる円筒型タンクの構築に用いられる側板搬送装置であって、
前記外槽の内側に設けられた架台上に周状に敷設されるガイドと、
前記外槽内に起立状態で搬入した前記内槽側板を、前記ガイドに沿ってタンク周方向で移動可能とする移動装置と、
前記移動装置及び前記外槽の内側に設けられた架台の少なくとも一方に設けられ、前記起立状態の内槽側
板をタンク周方向で所定の据え付け位置まで移動させる駆動装置と、を有することを特徴とする側板搬送装置。 - 前記起立状態の内槽側板の上端部を、前記上昇した内槽側板の下端部にタンク周方向で移動可能に係止させる倒れ防止装置を有することを特徴とする請求項3に記載の側板搬送装置。
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