JP6347538B2 - ラッパーエプロンを備えたコイラー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラッパーエプロンを備えたコイラー装置に関するものである。
一般に、圧延設備の出側にはコイラー装置(巻取機)が設けられ、圧延機で圧延されロール間から連続して供給される金属板(ストリップ)をコイル状に巻き取るように構成されている。このコイラー装置は、金属板のパスラインにピンチロールを備え、そのピンチロールによって、パスラインから斜め下に曲がった巻取ラインに金属板を導き、その先端をマンドレルに噛み込ませ、金属板を巻き取るようになっている(特許文献1参照)。
下記特許文献1には、圧延されたストリップを、マンドレルに巻き取るストリップの巻き取り方法及び装置が開示されている。このコイラー装置は、マンドレルの周りにラッパーロールとラッパーエプロンとを複数備えており、ラッパーエプロンで金属板の先端をガイドしつつ、ラッパーロールによって金属板をマンドレルに巻き付けるようになっている。
特開2005−305452号公報
ラッパーエプロンは、湾曲したガイド面を有しており、マンドレルに金属板を巻き付けるときには、金属板の先端が押し付けられるようになっている。ガイド面に押し付けられた金属板の先端は、湾曲状に曲げられる。これにより、下流側に配置されたラッパーロールによってマンドレルに金属板の先端を安定して巻き付けることができる。
しかしながら、金属板が高強度厚み材の場合、曲げ剛性が高いため、ラッパーエプロンにおいて金属板の先端を曲げるためには、大きな押力が必要となる。そうすると、ラッパーエプロンが受ける摩擦抵抗が増加してガイド面に傷が付き易くなると共に、大きな押力が必要となるため消費エネルギーも増加してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、金属板が高強度厚み材の場合であっても大きな押力をかけずにマンドレルに巻き取ることができるラッパーエプロンを備えたコイラー装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、金属板を巻き取るマンドレルと、前記マンドレルに前記金属板を巻き付ける複数のラッパーロールと、隣り合う前記ラッパーロールの間において前記金属板の先端をガイドする複数のラッパーエプロンと、を有するラッパーエプロンを備えたコイラー装置であって、前記金属板の巻き取りに関し最上流側に配置された前記ラッパーエプロンのガイド面に流体を供給する流体供給装置を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、金属板の巻き取りに関し最上流側に配置されたラッパーエプロンのガイド面に流体を供給し、金属板の先端との摩擦抵抗を低減させる。金属板の巻き取りに関し最上流側に配置されたラッパーエプロンは、金属板の先端を最初に曲げるところであり、最も大きな力がかかるため、このラッパーエプロンにおける摩擦抵抗を低減させることにより、金属板に押力をあまりかけずに済み、消費エネルギーを低減させることができる。
また、本発明においては、前記流体は、前記金属板と前記ガイド面との摩擦抵抗を低減するものである、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、流体をガイド面に供給することにより、金属板とガイド面との摩擦抵抗を低減することができる。
また、本発明においては、前記流体供給装置は、前記ガイド面に形成された流体供給口を有し、前記流体供給口は、前記金属板の先端が最初に前記ガイド面に接触する位置よりも、前記金属板の巻き取りに関し上流側に形成されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ガイド面に流体供給口を形成することにより、ラッパーエプロンの裏側から流体をガイド面に供給することができる。これにより、金属板が通る側に干渉物を配置することなく、ラッパーエプロンのガイド面に流体を直接供給することができる。
また、この構成を採用することによって、本発明では、流体供給口を金属板の先端が最初にガイド面に接触する位置よりも上流側に配置することにより、流体供給口に金属板の先端が引っ掛からないようにすることができる。
また、本発明においては、前記流体供給口は、前記金属板の巻き取りに関し下流側を向いている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、流体供給口からガイド面に沿って流体を供給することができ、その下流側の金属板の先端が最初にガイド面に接触する位置に向かって流体を流すことができる。
また、本発明においては、前記流体供給装置は、前記金属板に前記流体を噴き付けて間接的に前記ガイド面に前記流体を供給する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、金属板側にも流体を供給することで、ラッパーエプロンのガイド面における摩擦抵抗をより低減することができる。
また、本発明においては、前記流体供給装置は、前記ガイド面に前記流体を直接的に供給する第1の流体供給口と、前記流体を前記金属板に噴き付けて前記ガイド面に前記流体を間接的に供給する第2の流体供給口と、を有し、前記第1の流体供給口及び第2の流体供給口は、前記ガイド面において千鳥配置で形成されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、第1の流体供給口と第2の流体供給口とを千鳥配置で形成することにより、第1の流体供給口の間で流体の供給が薄くなり易い部分を、第2の流体供給口からの流体の間接的な供給によってカバーすることができる。
本発明によれば、金属板が高強度厚み材の場合であっても大きな押力をかけずにマンドレルに巻き取ることができるラッパーエプロンを備えたコイラー装置が得られる。
本発明の第1実施形態におけるコイラー装置を示す全体構成図である。 本発明の第1実施形態におけるコイラー装置を示す要部拡大図である。 図2における矢視A図である。 本発明の第2実施形態におけるコイラー装置を示す要部拡大図である。 図4における矢視B図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態におけるコイラー装置1を示す全体構成図である。図2は、本発明の第1実施形態におけるコイラー装置1を示す要部拡大図である。図3は、図2における矢視A図である。
図1に示すように、コイラー装置1は、不図示の圧延機の下流側に配置され、圧延機を通過しパスラインL1に沿って搬送される金属板2を巻取ラインL2に導入して巻き取るものである。パスラインL1は、水平に並んだ複数の搬送ロール3によって形成されている。
コイラー装置1は、ピンチロール10a,10bを備える。ピンチロール10a,10bは、パスラインL1に沿って搬送される金属板2を、パスラインL1から曲がった巻取ラインL2に導くものである。巻取ラインL2は、パスラインL1から斜め下方に延在している。上側のピンチロール10aは、下側のピンチロール10bに対して近接離間可能に構成されている。上側のピンチロール10aは、後述するマンドレル20に金属板2を巻き取る場合を除き、下側のピンチロール10bから離間するようになっている。
コイラー装置1は、マンドレル20を備える。マンドレル20は、巻取ラインL2の先に配置されて金属板2を巻き取るものである。マンドレル20の周りには、ラッパーロール21及びラッパーエプロン22が複数設けられている。ラッパーロール21は、金属板2をマンドレル20に巻き付けるものである。ラッパーロール21は、マンドレル20の周方向において間隔をあけて配置されている。ラッパーロール21は、マンドレル20に対して近接離間可能に構成されている。ラッパーロール21は、マンドレル20に巻き付いた金属板2の径に応じて移動するようになっている。
ラッパーエプロン22は、金属板2がマンドレル20に巻き付くときにその先端をガイドするものである。ラッパーエプロン22は、マンドレル20の周面に対向し、金属板2の先端が接触するガイド面22aを有する。ガイド面22aは、マンドレル20の周面に沿って湾曲している。ラッパーエプロン22は、マンドレル20の周方向において隣り合うラッパーロール21の間に配置されている。ラッパーエプロン22は、マンドレル20に対して近接離間可能に構成されている。ラッパーエプロン22は、金属板2がマンドレル20に巻き付いたら離間するようになっている。
コイラー装置1は、ゲート30を備える。ゲート30は、巻取ラインL2を開閉するものである(図1では開状態を示す)。ゲート30は、ピンチロール10a,10bの出側に配置されている。ゲート30は、パスラインL1を形成する第1ガイド面31と、巻取ラインL2を形成する第2ガイド面32と、を有する。第1ガイド面31は、パスラインL1に沿う水平面となっている。第2ガイド面32は、巻取ラインL2に沿う傾斜面となっている。ゲート30は、略V字形状の先端を、パスラインL1の上流側に向けた構成となっている。
ゲート30は、シュートガイド40a,40bと協働して、巻取ラインL2を形成している。シュートガイド40a,40bは、マンドレル20とラッパーロール21との間の噛み込み口に金属板2の先端を導くものである。シュートガイド40a,40bは、マンドレル20とラッパーロール21との間の噛み込み口に向かうに従って間隔が狭くなるような逆ハの字状に設けられている。シュートガイド40a,40bは、巻取ラインL2において、ゲート30よりも下流側に配置されている。本実施形態では、下側のシュートガイド40bが、ラッパーエプロン22の一つと一体的に設けられている。
コイラー装置1は、シュートロール50を備える。シュートロール50は、金属板2の先端がマンドレル20に巻き付くときに、金属板2のその上向き面側に湾曲する変形を抑制するものである。シュートロール50は、巻取ラインL2において、ゲート30よりも下流側であって、ゲート30と上側のシュートガイド40aとの繋ぎ目の位置に配置されている。シュートロール50は、回転自在に設けられており、その周面は、第2ガイド面32よりも突出している。
コイラー装置1は、ベンディングロール60を備える。ベンディングロール60は、ピンチロール10a,10bよりも上流側に配置され、ベンディングロール駆動装置61によってパスラインL1に対して近接離間可能な構成となっている。ベンディングロール60は、金属板2が巻き終わるときにその後端の跳ね上がりを防止するために、パスラインL1に近接するものである。ベンディングロール駆動装置61は、例えばシリンダー装置から構成されている。
コイラー装置1は、流体供給装置70を備える。流体供給装置70は、金属板2の巻き取りに関し最上流側に配置されたラッパーエプロン22(以下、ラッパーエプロン22Aと称する場合がある)のガイド面22aに流体を供給するものである。流体供給装置70は、ノズル71を介して流体を供給する構成となっている。ノズル71から供給する流体としては、気体、液体、粉体等を採用し得る。本実施形態では、ガイド面22aにおける滞留性が高い液体を採用している。この液体としては、水や潤滑油を好適に採用することができる。
図2に示すように、流体供給装置70は、ガイド面22aに形成された流体供給口72を有する。流体供給口72は、ラッパーエプロン22Aを厚み方向に貫通して形成されている。この流体供給口72には、ノズル71が挿入されている。このため、流体供給装置70は、流体供給口72を介してガイド面22aに流体を供給することができるようになっている。流体供給口72は、図3に示すように、ラッパーエプロン22Aの幅方向に列をなすように複数形成されている。
流体供給口72は、金属板2の先端が最初にガイド面22aに接触する位置(図3において接触位置Xで示す)よりも、金属板2の巻き取りに関し上流側(図3において上側)に形成されている。図2でいうと、マンドレル20の周面と、1番目のラッパーロール21の周面との共通する接線(金属板2の先端の進入経路)のラッパーエプロン22Aのガイド面22aと交わる場所を、接触位置Xと規定することができる。流体供給口72は、接触位置Xよりも上方に形成されている。
流体供給口72は、図2に示すように、金属板2の巻き取りに関し下流側(斜め下側)を向いて形成されている。流体供給口72は、湾曲するガイド面22aの法線方向に対して傾いて形成されており、ガイド面22aにおいては図3に示すように長穴形状を呈する。この流体供給口72から供給される流体は、ガイド面22aに沿って流れ、接触位置Xに供給される。流体供給口72の列は、金属板2がガイド面22aに接触する幅よりも長く形成されており、接触位置Xの全てに流体を供給できるようになっている。
次に、上記構成のコイラー装置1による金属板2の巻き取り動作について説明する。なお、以下では、金属板2が高強度厚み材である場合について説明する。
不図示の圧延機を通過した金属板2は、図1に示すように、パスラインL1に沿って搬送され、ピンチロール10a,10bに至る。金属板2は、ピンチロール10a,10bを通過した後、通板角度を斜め下方に変えて、パスラインL1から曲がった巻取ラインL2に導かれる。金属板2は、シュートロール50の回転によって摩擦を低減されつつ、シュートガイド40a,40bの間を通り、マンドレル20とラッパーロール21の噛み込み口に導かれる。
マンドレル20とラッパーロール21との間を通過した金属板2の先端は、図2に示すように、ラッパーエプロン22Aの湾曲したガイド面22aと接触する。ここで、金属板2が高強度厚み材の場合、一つのラッパーロール21のみの噛み込みだけでは金属板2の先端があまり曲がらないため、金属板2の先端とラッパーエプロン22Aとの間の静摩擦力による拘束を脱するためには大きな押力が必要となる。
流体供給装置70は、金属板2の巻き取りに関し最上流側に配置されたラッパーエプロン22Aのガイド面22aに流体を供給し、金属板2の先端との摩擦抵抗を低減させる。ラッパーエプロン22Aは、金属板2の先端を最初に曲げるところであり、最も大きな力がかかる。このため、水や油等の流体の作用でラッパーエプロン22Aにおける摩擦抵抗を低減させることにより、金属板2に押力をあまりかけずに済み、消費エネルギーを低減させることができる。また、金属板2の先端とガイド面22aとの間に流体を介在させることによって、ガイド面22aにおける傷の発生を防止することができる。
本実施形態の流体供給装置70は、ガイド面22aに形成された流体供給口72を有し、ラッパーエプロン22Aの裏側から流体をガイド面22aに供給する構成となっている。この構成によれば、金属板2が通る側に干渉物を配置することなく、ラッパーエプロン22Aのガイド面22aに流体を直接供給することができる。また、この流体供給口72は、金属板2の先端が最初にガイド面22aに接触する接触位置Xよりも、金属板2の巻き取りに関し上流側に形成されているため、流体を供給しつつ、この流体供給口72に金属板2の先端が引っ掛からないようにすることができる。
また、流体供給口72は、金属板2の巻き取りに関し下流側を向いている。この構成によれば、この流体供給口72から供給される流体を、ガイド面22aに沿って流すことができる。ガイド面22aに沿って流された流体は、接触位置Xを含む流体供給口72よりも下流側のガイド面22aに供給され、金属板2の先端との摩擦抵抗を低減させるように作用する。
この流体の作用により、金属板2とラッパーエプロン22との間の静摩擦力による拘束を脱した金属板2の先端は、ラッパーエプロン22のガイド面22a上を滑り、その下流側に配置された次のラッパーロール21に噛み込まれ、マンドレル20に巻き付けられる。その後、ラッパーロール21によって金属板2を所定の径となるまでマンドレル20に巻き取らせたら、金属板2の巻き取り動作を終了する。
このように、上述の本実施形態によれば、金属板2を巻き取るマンドレル20と、マンドレル20に金属板2を巻き付ける複数のラッパーロール21と、隣り合うラッパーロール21の間において金属板2の先端をガイドする複数のラッパーエプロン22と、を有する、ラッパーエプロン22を備えたコイラー装置1であって、金属板2の巻き取りに関し最上流側に配置されたラッパーエプロン22Aのガイド面22aに流体を供給する流体供給装置70を有する、という構成を採用することによって、金属板2が高強度厚み材の場合であっても大きな押力をかけずにマンドレル20に巻き取ることができるラッパーエプロン22を備えたコイラー装置1が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図4は、本発明の第2実施形態におけるコイラー装置1を示す要部拡大図である。図5は、図4における矢視B図である。
図4に示すように、第2実施形態の流体供給装置70は、金属板2に流体を噴き付けて間接的にガイド面22aに流体を供給する構成となっている。
流体供給装置70は、金属板2の巻き取りに関し、流体供給口72(以下、第1の流体供給口72Aと称する)よりも上流側に、第2の流体供給口72Bを有する。第1の流体供給口72Aには、ノズル71(以下、第1のノズル71Aと称する)が挿入され、第2の流体供給口72Bには、第2のノズル71Bが挿入されている。第2のノズル71Bは、スプレー状に流体を噴射可能な構成となっている。第2の流体供給口72Bは、ガイド面22aの法線方向に延在するように形成されており、図5に示すように円穴形状を呈する。
第1の流体供給口72A及び第2の流体供給口72Bは、ガイド面22aにおいて千鳥配置で形成されている。すなわち、第2の流体供給口72Bは、第1の流体供給口72Aの列と平行に列を成し、第1の流体供給口72Aの間に配置されるようになっている。この第2の流体供給口72Bには、図4に示すように、第2のノズル71Bの先端がガイド面22a近くまで挿入されており、勢いを殺すことなく流体を金属板2に噴き付けることができるようになっている。
上記構成の第2実施形態によれば、第2の流体供給口72Bから金属板2に流体を噴き付けることで、間接的にガイド面22aに流体を供給することができる。このように、金属板2側にも流体を供給することで、ラッパーエプロン22Aのガイド面22aに流体を十分に供給して摩擦抵抗をより低減させることができる。また、図5に示すように、第1の流体供給口72と第2の流体供給口72とを千鳥配置で形成することにより、ガイド面22aにおいて第1の流体供給口72の間で流体の供給が薄くなり易い部分を、第2の流体供給口72からの流体の間接的な供給によってカバーすることができる。
このように、上述の第2実施形態によれば、ガイド面22aに流体を十分に供給できるため、金属板2に押力をあまりかけずに済み、消費エネルギーをより低減させることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、流体供給装置がガイド面に形成された流体供給口を介して流体を供給する構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、設置スペースを確保できれば、金属板が通過するガイド面側に流体を供給するノズルを設置してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、金属板の先端が1番目のラッパーエプロンを通過するまで流体供給装置がガイド面に流体を供給し続ける構成について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、1番目のラッパーエプロンと2番目のラッパーロールとの間で光学センサ等により金属板の先端の通過を確認したら、流体の供給を停止するように流体供給装置の駆動を制御する制御装置を設ける構成を採用してもよい。この構成によれば、流体の消費、及び流体供給装置によるエネルギー消費を低減することができる。
1 コイラー装置
2 金属板
20 マンドレル
21 ラッパーロール
22 ラッパーエプロン
22A ラッパーエプロン
22a ガイド面
70 流体供給装置
72 流体供給口
72A 第1の流体供給口
72B 第2の流体供給口

Claims (3)

  1. 金属板を巻き取るマンドレルと、前記マンドレルに前記金属板を巻き付ける複数のラッパーロールと、隣り合う前記ラッパーロールの間において前記金属板の先端をガイドする複数のラッパーエプロンと、を有する、ラッパーエプロンを備えたコイラー装置であって、
    前記金属板の巻き取りに関し最上流側に配置された前記ラッパーエプロンのガイド面に流体を供給する流体供給装置を有
    前記流体供給装置は、前記ガイド面に形成され、前記ガイド面に前記流体を直接的に供給する第1の流体供給口と、前記ガイド面に形成され、前記流体を前記金属板に噴き付けて前記ガイド面に前記流体を間接的に供給する第2の流体供給口と、を有し、
    前記第1の流体供給口及び第2の流体供給口は、前記金属板の先端が最初に前記ガイド面に接触する位置よりも、前記金属板の巻き取りに関し上流側に形成されており、
    前記第2の流体供給口は、前記金属板の巻き取りに関し前記第1の流体供給口よりも上流側に位置し、
    前記第1の流体供給口は、前記金属板の巻き取りに関し下流側を向いており、
    前記第2の流体供給口は、前記ガイド面の法線方向に延在するように形成されている
    ことを特徴とするラッパーエプロンを備えたコイラー装置。
  2. 前記流体は、前記金属板と前記ガイド面との摩擦抵抗を低減するものである、ことを特徴とする請求項1に記載のラッパーエプロンを備えたコイラー装置。
  3. 記第1の流体供給口及び第2の流体供給口は、前記ガイド面において千鳥配置で形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のラッパーエプロンを備えたコイラー装置。
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