JP6344037B2 - ネジ締め工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ締め工具に関する。
従来、工具部材の基端が本体ケースの一端に回転可能に設けられたネジ締め工具が知られている(例えば、特許文献1参照)。工具部材は基端を中心に回転することで、本体ケースに対する角度が調整可能に構成されている。具体的には、本体ケースに収容される収容位置と、本体ケースの短手方向に沿って本体ケースから突出する第1突出位置と、本体ケースの長手方向に沿って本体ケースから突出する第2突出位置とに切り換え可能である。それ故、ユーザは、ネジが設けられている場所に応じて、工具部材を、第1突出位置又は第2突出位置に切り換えて、工具部材の先端部に取り付けたビット部をネジの頭部に係合させ、本体ケースを持ちながらネジ締め工具を回転させる。これにより、ユーザは、ネジ締め工具でネジを締め付ける又は緩めることができる。
米国特許第6,308,599号明細書
しかしながら、通常、ネジを締め付ける又は緩めるためには、ネジを複数回数回転させる必要がある。このとき、上記ネジ締め工具では、ユーザは、ケース体を持ち直すために一時的にネジ締め工具から手を離さなければならない。この場合、ネジ締め工具がネジの頭部から外れる可能性があった。
本発明の目的は、ネジの頭部と係合する工具部材の位置を切り換え可能であり、且つ、ネジを締め付ける又は緩める場合に持ち直しが容易なネジ締め工具を提供することである。
本発明の第1態様に係るネジ締め工具は、ネジの頭部が挿入可能な案内部が設けられたケース体と、前記頭部と係合可能な係合部が形成された工具部材と、前記工具部材を、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置である第1位置と、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置と、前記係合部が前記ケース体の内側に収容される位置であって、前記案内部に挿入される前記頭部と前記係合部が係合可能な位置である第3位置とに切り換え可能に支持する切換手段とを備え、前記切換手段は、前記ケース体に対して前記工具部材を回転させることで位置を切り換える回転機構を備え、前記係合部は、前記工具部材が前記第1位置にある場合、前記ケース体の所定の方向である第1方向を指向し、前記工具部材が前記第2位置にある場合、前記第1方向と直交する方向である第2方向を指向し、前記工具部材が前記第3位置にある場合、前記第1方向とは反対方向であって、前記案内部における前記頭部の挿入方向に平行な方向である第3方向を指向し、前記ケース体は、長手方向が前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方と平行であり、短手方向が他方と平行な略楕円形状に形成され、前記案内部は、前記ケース体の前記第3方向の端部である一端部に形成され、前記工具部材は、前記係合部の基端部を支持する略円板形状に形成されたベース部を備え、前記回転機構は、前記ケース体に形成された軸支部と、前記ベース部の略中央部に設けられ、前記軸支部によって回転可能に軸支される被軸支部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2態様に係るネジ締め工具は、ネジの頭部が挿入可能な案内部が設けられたケース体と、前記頭部と係合可能な係合部が形成された工具部材と、前記工具部材を、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置である第1位置と、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置と、前記係合部が前記ケース体の内側に収容される位置であって、前記案内部に挿入される前記頭部と前記係合部が係合可能な位置である第3位置とに切り換え可能に支持する切換手段とを備え前記切換手段は、前記ケース体に対して前記工具部材を回転させることで位置を切り換える回転機構を備え、前記工具部材は、ユーザが回転させる為の操作部を備え、前記操作部は、前記工具部材が少なくとも前記第3位置にある場合、前記ケース体から外側に突出するように形成されていることを特徴とする
本態様によれば、ユーザは、工具部材を第1位置、第2位置、及び第3位置のいずれかに切り換え、係合部をネジの頭部に係合させた後、ケース体をネジの軸回りに回転させる。これにより、ユーザはネジ締め工具でネジを締め付ける又は緩めることを行うことができる。よって、ネジ締め工具は、ネジの配置場所等に応じて、工具部材の位置を切り換え可能である。さらに、工具部材が第3位置にある場合、ケース体の内側に収容された係合部には、案内部に挿入されたネジの頭部が係合する。従って、ユーザが、第3位置にある係合部をネジの頭部に係合させた状態でケース体を回転させる場合、ケース体を持ち直す為に一時的にネジ締め工具から手を離しても、ネジ締め工具はネジから外れにくい。よって、ユーザはネジ締め工具の持ち直しが容易である。これより、ネジの頭部と係合する工具部材の位置を切り換え可能であり、且つ、ネジを締め付ける又は緩める場合に持ち直しが容易なネジ締め工具を簡単な構成で実現できる。
工具部材90が第1位置にあるネジ締め工具50の斜視図である。 ネジ締め工具50をケース体30及び工具部材90に分解した図である。 ネジ締め工具50の分解斜視図である。 工具部材90が第2位置にあるネジ締め工具50の斜視図である。 工具部材90が第3位置にあるネジ締め工具50の斜視図である。 ミシン10の斜視図である。 ネジ締め工具50で刺繍枠ネジ18を締め付ける又は緩めるときの操作を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態であるネジ締め工具50について図面を参照して説明する。説明の便宜上、図1の上側、下側、右上側、左下側、左上側、右下側を、夫々、ネジ締め工具50の前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
図1〜図3を参照し、ネジ締め工具50の構造について説明する。ネジ締め工具50は、左右方向に長い略扁平楕円形状のケース体30と、ケース体30の内側に回転可能に軸支される工具部材90とを備える。工具部材90は、ネジ(図示略)の頭部に設けられた溝部に係合可能なビット部76を備える。ユーザは、工具部材90を回転させることで、ビット部76の位置を第1位置(図1参照)、第2位置(図4参照)、及び第3位置(図5参照)に切り換えることができる。それ故、ユーザは、ネジが設けられる場所等に応じてビット部76の位置を切り換えることができる。
図1及び図2を参照し、ケース体30の構造について説明する。ケース体30は、例えば樹脂材料から形成される。ケース体30は、一対の側壁部31,32と、渡設部35と、案内部38とを備える。一対の側壁部31,32は、何れも左右方向が長手方向であり、且つ上下方向が短手方向となる正面視略扁平楕円形状の板状体である。一対の側壁部31,32は、所定の隙間を挟んで前後に対向配置されている。側壁部31は側壁部32に対して後側に配置される。ここで、ケース体30は樹脂材料から形成されているので、側壁部31と側壁部32は、適度に可撓性を有しており、多少の弾性変形が可能である。
図2に示すように、側壁部31は凹部33を有する。凹部33は、側壁部31の前面31Aの右側部に設けられ、正面視略円形状である。側壁部32は、凸部34及び係止部46を有する。凸部34は凹部33の前方に配置され、側壁部32の後面32Aから後方に向けて突出する円柱状に形成される。凸部34の中心線と、凹部33の中心線とは一致する。以下、凸部34及び凹部33の中心線を「中心線44」という。係止部46は、凸部34の右側にて後面32Aから後方へ向けて突出する楕円柱状に形成される。係止部46の先端は、丸い曲面に形成されている。
図1に示すように、渡設部35は、上下方向に長い板状に形成され、側壁部31,32の間を架け渡して設けられる。渡設部35は下端部に切欠部37を有する。切欠部37は、渡設部35の下面が上方へ向かって切り欠かれた部分である。案内部38は、渡設部35から左方に向けて延びる円筒状に形成され、側壁部31,32の左端よりも左方に突出している。案内部38の内側には筒孔38Bが形成されている。案内部38(筒孔38B)の中心線38A(図1、図2参照)は左右方向に延び、中心線44(図2参照)と直交する。案内部38は、渡設部35及び一対の側壁部31,32と一体的に形成されている。案内部38の右端部は、渡設部35の下端部と連結している。筒孔38Bの内径は、後述する刺繍枠ネジ18の頭部の外径よりも僅かに大きく形成されている。よって、筒孔38Bには、刺繍枠ネジ18の頭部が挿入可能である。
図1及び図3を参照し、工具部材90の構造を説明する。図1に示すように、工具部材90は、側壁部31,32の間であって渡設部35に対して右側に形成される隙間39に配置され、ケース体30によって回転可能に支持されている。工具部材90は、ベース部95と、係合部70(図3参照)とを備える。ベース部95は、正面視略円形状に形成され、係合部70を支持する。ベース部95は、例えば樹脂材料から形成される。
ベース部95は、第1ベース部60と、第2ベース部80とを有する。第1ベース部60はベース部95の後側、第2ベース部80はベース部95の前側に夫々位置する。図3に示すように、第1ベース部60は、面部62及び周壁部66を備える。面部62は、正面視円形状に形成されている。面部62の前面略中央部には、前方へ向けて突出する円環状の環状部61が設けられている。面部62の前面のうち環状部61の内側にはネジ穴64Aを有するボス64が設けられ、環状部61の外側にはボス63が設けられている。面部62の後面中央部には凸部67(図2参照)が設けられている。凸部67は、円柱状に形成され、面部62の後面から後方へ向けて突出している。凸部67は、凹部33(図2参照)に嵌合される。
周壁部66は、面部62の周縁部に沿って前方に突出する。周壁部66は、環状部61に対してボス63が配置される側(図3ではネジ締め工具50の右側)に開口部69を備える。周壁部66のうち環状部61に対して開口部69とは反対側の部分には凸部68が形成されている。凸部68は、環状部61から離間する方向へ向けて周壁部66から突出している。
第2ベース部80は、面部82及び周壁部86を備える。面部82は、面部62と同形状である。周壁部86は、面部82の周縁部に沿って後方に突出する。周壁部86には、面部82の中心部から離間する方向へ向けて突出する凸部88が形成されている。凸部88は凸部68の前方に位置する。
面部82は、前面中央部に正面視略円形状の凹部84を備える。凹部84には、側壁部32の凸部34(図2参照)が嵌合される。凹部84の最奥にある壁部には、面部82を前後方向に貫通する丸孔89が設けられる。丸孔89にはネジ51が挿通される。ネジ51のネジ部は、第1ベース部60のネジ穴64Aに螺合する。これにより、第2ベース部80は第1ベース部60に固定される。このとき、後述する係合部70が、第1ベース部60と第2ベース部80との間に前後方向から挟まれて固定される。また、周壁部66,86は互いに当接することで周壁部96(図1参照)を構成し、凸部68,88は互いに当接することで凸部98(図1参照)を構成する。凸部98は、周壁部96から外側へ向けて突出する。
係合部70は前後方向に厚さを有する平板状であり、例えば金属材料から形成される。係合部70は、被支持部71及びビット部76を備える。被支持部71は正面視略円環状であり、周壁部96(図1参照)の内側に配置される。被支持部71は、丸孔72及び長孔74を備える。丸孔72は、環状部61の前方に配置され、被支持部71を前後方向に貫通する。長孔74は、ボス63の前方に配置され、被支持部71を前後方向に貫通する。丸孔72に環状部61が挿入され、且つ長孔74にボス63が挿入されることで、被支持部71は、第1ベース部60によって支持されて固定される。
ビット部76は、被支持部71から外方に向けて正面視略矩形状に延出する部位であり、係合部70のうち、丸孔72に対して長孔74が配置される側の端部を形成している。ビット部76は、開口部69からベース部95(図1参照)の外側へ向けて突出しており、ネジの頭部に設けられる溝部と係合可能である。つまり、ビット部76が係合部70の先端部となり、被支持部71は係合部70の基端部となる。
図2、図3を参照し、面部82の前面に設けられる溝部145について説明する。溝部145は、面部82の前面が凹むことで形成され、面部82の周縁部に沿って半円弧状に延びる。溝部145の延設方向両端部は、凹部84に対して対称な位置に配置される。溝部145には、係止部46(図2参照)が前方から挿入される。溝部145の奥行(深さ)は、係止部46の突出長さよりも少し長い。溝部145には、第1被係止部151、第2被係止部152、及び第3被係止部153が設けられる。
第1被係止部151は、溝部145の延設方向における右方の端部に設けられる。第1被係止部151は、第1傾斜部155及び突起部157を備える。第1傾斜部155は、溝部145の延設方向における右方の終端の壁部であって、溝部145の溝底145Aから前方に向かう程、溝部145が延びる方向に傾斜するように形成されている。突起部157は、溝底145Aから前方へ向けて突出し、前方に向かう程先細るように形成されている。係止部46は、第1傾斜部155と突起部157との間に挟まれる位置で係止可能である。このように、係止部46は、第1被係止部151に係止可能である(図1参照)。
第2被係止部152は、溝部145の延設方向の略中央部に設けられる。第2被係止部152は、溝部145の延設方向に並ぶ2つの突起部154を備える。突起部154の形状は、突起部157と同じ形状である。係止部46は、2つの突起部154の間に挟まれる位置で係止可能である。このように、係止部46は、第2被係止部152に係止可能である(図4参照)。
第3被係止部153は、溝部145の延設方向における左方の端部に設けられる。第3被係止部153は、面部82の凹部84に対して、第1被係止部151とは反対側に配置されている。第3被係止部153は、第2傾斜部158及び突起部159を備える。第2傾斜部158は、溝部145の延設方向における左方の終端の壁部であって、溝底145Aから前方に向かう程、溝部145が延びる方向に傾斜するように形成されている。突起部159の形状は、突起部157と同じ形状である。係止部46は、第2傾斜部158と突起部159との間に挟まれる位置で係止可能である。このように、係止部46は、第3被係止部153に係止可能である(図5参照)。
次に、ケース体30に工具部材90を組み付ける方法を説明する。具体的には、ケース体30と工具部材90を図2に示す位置関係にしておき、ケース体30の右方から工具部材90を左方向に移動させて組み付ける。このとき、ケース体30の側壁部31と側壁部32が互いに離れる方向に弾性変形することで、凸部67が凹部33に嵌合し、凹部84が凸部34に嵌合し、且つ係止部46が第1被係止部151と係合する組付完了位置まで、工具部材90の左方向への移動を許容する。工具部材90が組付完了位置に到達すると、側壁部31と側壁部32の弾性変形が元に戻る。このように組み付けが完了すると、工具部材90は、ケース体30から外れることはない。そして、組み付けられた工具部材90は、中心線44を中心に回転可能に軸支される。
図1、図2、図4、及び図5を参照し、工具部材90と、ケース体30との位置関係について説明する。ユーザは、ネジ締め工具50を使用する状況に応じて、工具部材90の回転位置、即ち、ビット部76の位置を第1位置、第2位置、及び第3位置に切り換えることができる。工具部材90が第1位置のとき、係止部46が第1被係止部151に係止される。工具部材90が第2位置のとき、係止部46が第2被係止部152に係止される。工具部材90が第3位置のとき、係止部46が第3被係止部153に係止される。
図1に示すように、工具部材90が第1位置に位置する場合、係合部70のビット部76は、ケース体30の右端部から右方向を指向して突出する。このとき、凸部98は、ケース体30に収容される位置にあって、渡設部35の上側部に当接する。これにより、工具部材90は正面視反時計回り方向(以下、「逆転方向」という)への回転が規制される。また、係止部46は第1被係止部151に係止されているので、工具部材90は、比較的弱い力で、正面視時計回り方向(以下、「正転方向」という)に回転しないように係止されている。即ち、工具部材90が第1位置にあるときには、工具部材90は勝手に正転方向に回転することはない。よって、ユーザは、工具部材90の位置を切り換えるときには、工具部材90に適度な外力を加えて正転方向に回転させるよう操作する。このとき、側壁部32が適度に弾性変形して、係止部46が第1被係止部151の突起部157を乗り越え、係止部46と第1被係止部151との係止状態が外れる。
図4に示すように、工具部材90が第2位置に位置する場合、ビット部76は、ケース体30の下端部から下方向を指向して突出する。第2位置にあるビット部76は、ケース体30の左右方向略中心よりも右側に位置する。このとき、凸部98は、ケース体30の右上部から外側へ突出する位置にある。また、係止部46は第2被係止部152に係止されているので、工具部材90は、比較的弱い力が加えられても正転及び逆転方向に回転しないように係止されている。即ち、工具部材90は勝手に回転することはない。よって、ユーザは、第2位置にある工具部材90の位置を切り換えるときには、工具部材90に適度な外力を加えて正転又は逆転方向に回転させるよう操作する。このとき、側壁部32が適度に弾性変形して、係止部46が第2被係止部152の一方の突起部154を乗り越え、係止部46と第2被係止部152との係止状態が外れる。
図5に示すように、工具部材90が第3位置に位置する場合、ビット部76はケース体30に収容される。ビット部76は、切欠部37を通過して筒孔38B内に位置し、切欠部37の上端部に当接する。これにより、工具部材90は正転方向への回転が規制される。また、係止部46は第3被係止部153に係止されているので、工具部材90は、比較的弱い力で、逆転方向に回転しないように係止されている。即ち、工具部材90が第3位置にあるときには、工具部材90は勝手に逆転方向に回転することはない。よって、ユーザは、工具部材90の位置を切り換えるときには、工具部材90に適度な外力を加えて逆転方向に回転させるよう操作する。このとき、凸部98はケース体30の右下部から外側へ突出する位置にあるので、ユーザは、指先を凸部98に引っ掛けるようにして容易に回転させることができる。これにより、側壁部32が適度に弾性変形して、係止部46が第3被係止部153の突起部159を乗り越え、係止部46と第3被係止部153との係止状態が外れる。
図1、図4、及び図5を参照し、側壁部32の前面32Bに設けられる第1マーク部41、第2マーク部42、及び第3マーク部43について説明する。第1マーク部41、第2マーク部42、及び第3マーク部43は、夫々、前面32Bの右端部、下端部、及び左端部に設けられ、凹状に形成されている。図1に示すように、第1マーク部41は、工具部材90の回転方向において第1位置にあるビット部76と略同じ位置に配置される。第1マーク部41は、数字の「1」及び三角形を表示している。第1マーク部41が表示する三角形は、第1位置にあるビット部76を指向する。これにより、第1マーク部41は工具部材90の第1位置を示す。
図4に示すように、第2マーク部42は、工具部材90の回転方向において第2位置にあるビット部76と略同じ位置に配置される。第2マーク部42は、数字の「2」及び三角形を表示している。第2マーク部42が表示する三角形は、第2位置にあるビット部76を指向する。これにより、第2マーク部42は工具部材90の第2位置を示す。
図5に示すように、第3マーク部43は、工具部材90の回転方向において第3位置にあるビット部76と略同じ位置に配置される。第3マーク部43は、数字の「3」及び三角形を表示している。第3マーク部43が表示する三角形は、第3位置にあるビット部76と同様に左方向を指向する。これにより、第3マーク部43は工具部材90の第3位置を示す。以上のように、ユーザは、工具部材90を回転させるときに、第1マーク部41、第2マーク部42、及び第3マーク部43を視認することで、第1〜第3位置を容易に把握することができる。
図1、図4〜図7を参照し、ネジ締め工具50の使用方法について説明する。ネジ締め工具50は、例えば、図6に示すミシン10に使用される。ミシン10は、ベッド部1に着脱可能に装着される刺繍装置8を備えている。ミシン10、ベッド部1、及び刺繍装置8は、周知構成のものであり、詳しい説明は省略する。ミシン10には、ネジ締め工具50で締め付ける又は緩めるネジが幾つかある。以下の説明では、ネジ締め工具50で、ミシン10の押え足ネジ23、針板ネジ7、及び刺繍枠ネジ18の夫々を締め付ける又は緩める方法について説明する。また、ネジ締め工具50の使用前において、工具部材90は、第1位置に位置するものとする。
図1及び図6を参照し、ネジ締め工具50で押え足ネジ23を締め付ける方法について説明する。押え足ネジ23は、押え足11をミシン10の押え棒12に取り付けるために用いられる。このとき、図6に示す刺繍装置8及び後述する刺繍枠15は、ベッド部1から取り外された状態であるとする。ユーザは、まず、押え足ネジ23のネジ部を押え足11の挿通孔(図示略)に挿通させて、押え棒12のネジ孔(図示略)に合わせる。そして、ユーザは、指先で押え足ネジ23を適宜回転させて軽く締め付ける。その後、ユーザは、ネジ締め工具50を、ケース体30の長手方向が水平方向と平行となる姿勢で保持し、第1位置にあるビット部76を、押え足ネジ23の頭部の溝部(図示略)に係合させる。この場合、中心線38A(図2参照)は押え足ネジ23の軸線と一致する。ユーザは、ケース体30の上端部及び下端部に力を加えながらケース体30を中心線38A回りに回転させることで、押え足ネジ23を強固に締め付ける。このように、押え足11は押え棒12に固定される。また、押え足ネジ23を緩める方法は、上記の操作を逆に行えばよい。
押え足ネジ23を締め付ける又は緩める場合、ネジ締め工具50は、ケース体30の長手方向が水平方向と平行な姿勢となる。従って、ネジ締め工具50は、ケース体30が水平方向に長い姿勢となり、且つビット部76は水平方向と平行な方向を指向する。これにより、押え足ネジ23は、後述する針板6からの高さ方向の距離が比較的近い位置にあるが、ユーザは、押え足ネジ23をネジ締め工具50で容易に締め付ける又は緩めることができる。
次に、図4及び図6を参照し、ネジ締め工具50で針板ネジ7を緩める場合について説明する。ユーザは、ベッド部1の内部を定期的に清掃するため、ベッド部1に装着された針板6を取り外す必要がある。このとき、針板6は針板ネジ7によりベッド部1に固定されているので、針板ネジ7を緩める必要がある。ネジ締め工具50を使用して針板ネジ7を緩めるためには、工具部材90の位置は、第2位置である方が望ましい。その理由は、針板ネジ7の上方にはミシン10の構成部品が配置されており、高さ方向のスペースの余裕がないからである。つまり、工具部材90が第1位置にある状態でネジ締め工具50を使用する場合は、ケース体30の長手方向が高さ方向となるが、工具部材90が第2位置にある状態でネジ締め工具50を使用する場合は、ケース体30の短手方向が高さ方向になるからである。ユーザは、工具部材90を正転方向に回転させて第1位置から第2位置に切り換える。このとき、係止部46は、突起部157を乗り越えた後、更に突起部154の1つを乗り越えて、第2被係止部152に係合する。
ユーザは、ネジ締め工具50をケース体30の長手方向が水平方向と平行となる姿勢で保持し、第2位置にあるビット部76を針板ネジ7の頭部の溝部(図示略)に係合させる。ユーザは、ケース体30の左端部に力を加えながら、ケース体30を針板ネジ7の軸中心回りに回転させる。これにより、針板ネジ7を容易に緩めることができる。針板ネジ7を適度に緩めた後、ユーザは、指先で針板ネジ7を更に回転させて取り外す。そして、ユーザは、針板6をベッド部1から取り外して、ベッド部1の内部を清掃する。その後、ユーザは、針板6を元の位置に戻し、針板ネジ7を指先で軽く締め付け、ネジ締め工具50を使用して針板ネジ7を強固に締め付ける。このとき、第2位置にあるビット部76は、ケース体30の左右方向略中心よりも右側にあるので、ユーザがケース体30の左端部に力を加えてケース体30を回転させると、針板ネジ7は強固に締め付けられる。
次に、図5〜図7を参照し、ネジ締め工具50で刺繍枠ネジ18を締め付ける又は緩める場合について説明する。このとき、工具部材90は、第2位置にあるとする。ここで、刺繍枠15は、内枠13と外枠14とで加工布(図示略)を挟持して保持する周知構成のものである。刺繍枠15は、図6に示す刺繍装置8に着脱可能に装着される。外枠14には、刺繍枠ネジ18が設けられている。刺繍枠ネジ18は、外枠14の大きさを調整する。ユーザは、刺繍枠15に加工布を保持させる際、まず、刺繍枠ネジ18を緩める。そして、内枠13と外枠14との間に加工布を挟持させる。この状態で、刺繍枠ネジ18を指先で摘まんで適度に締め付ける。その後、ネジ締め工具50を用いて刺繍枠ネジ18を確実に締め付ける。
ここで、ネジ締め工具50を使用して刺繍枠ネジ18を締め付けるためには、工具部材90の位置は、第3位置である方が望ましい。よって、ユーザは、工具部材90を正転方向に回転させて第2位置から第3位置に切り換える。このとき、係止部46は、突起部154の1つを乗り越えた後、更に突起部159を乗り越えて、第3被係止部153に係合する。工具部材90が第3位置にあるときには、ビット部76は筒孔38B内に位置し、中心線38Aが延びる左方向を指向する。
図7に示すように、ユーザは、ネジ締め工具50の案内部38の筒孔38Bに刺繍枠ネジ18の頭部を挿入する。これにより、刺繍枠ネジ18の頭部の溝部(図示略)は、第3位置にあるビット部76と係合する。この場合、中心線38A(図2参照)は刺繍枠ネジ18の軸線と一致する。その後、ユーザは、ケース体30の上端部及び下端部に力を加えながらケース体30を刺繍枠ネジ18の軸回りに回転させる。これにより、ユーザは刺繍枠ネジ18を強固に締め付けることができる。
ここで、ネジ締め工具50の案内部38の筒孔38Bに、刺繍枠ネジ18の頭部が挿入されているので、ユーザが、刺繍枠ネジ18を複数回数回転させるためにネジ締め工具50を持ち直す場合であっても、ビット部76が刺繍枠ネジ18の頭部の溝部から外れることが防止される。また、刺繍枠15に保持された加工布を取り外す場合には、上記と同様にして刺繍枠ネジ18を緩めるように操作すればよい。
また、ユーザは、ネジ締め工具50の使用を終えた後は、工具部材90が第3位置にある状態でネジ締め工具50を工具箱(図示略)等に収納すればよい。第3位置にあるビット部76はケース体30の内側に位置するので、ユーザはネジ締め工具50をコンパクトにした状態で工具箱等に収納できる。
以上、説明したように、工具部材90はケース体30に回転可能に軸支される。これにより、工具部材90は、中心線44を中心に回転し、第1位置、第2位置、及び第3位置に位置を切り換えることができる。従って、ユーザは、ネジが設けられる場所に応じて工具部材90の位置、即ちビット部76の位置を切り換えることができる。さらに、工具部材90が第3位置にあるときには、刺繍枠ネジ18の頭部をケース体30の案内部38の筒孔38Bに挿入した状態で、刺繍枠ネジ18を締め付ける又は緩めることができる。従って、ユーザが、刺繍枠ネジ18を複数回数回転させるためにネジ締め工具50を持ち直す場合であっても、ネジ締め工具50が刺繍枠ネジ18の頭部の溝部から外れることが防止される。
また、工具部材90が第1位置又は第3位置にある場合には、ネジを締め付ける又は緩める際のネジ締め工具50の回転中心は中心線38Aとなる。つまり、ケース体30の長手方向と一致する。従って、ユーザは、ネジ締め工具50を確実に把持して容易に回転させることができる。
また、工具部材90が第2位置にある場合には、針板ネジ7を緩める又は締め付けるときのように、高さ方向のスペースの余裕がない場所であっても、ネジ締め工具50を容易に使用することができる。また、第2位置にあるビット部76は、ケース体30の左右方向略中心よりも右側にあるので、ユーザがケース体30の左端部に力を加えてケース体30を回転させることにより、工具部材90が第1位置又は第3位置にある場合よりも、大きな締め付けトルクでネジを締め付けることができる。
また、ユーザは凸部98に指を掛けることで、第3位置にある工具部材90の位置を第2位置に切り換えることができる。従って、ユーザは、第3位置にある工具部材90の位置の切り換えを容易に行うことができる。
また、工具部材90が、第1位置、第2位置、及び第3位置の夫々に位置する場合、係止部46が第1被係止部151、第2被係止部152、及び第3被係止部153の夫々に係止されるので、工具部材90が勝手に回転してしまうことがない。よって、ネジ締め工具50の使い勝手を良くすることができる。
また、側壁部32の前面32Bには、第1マーク部41、第2マーク部42、及び第3マーク部43が設けられるので、ユーザは工具部材90が切り換わる位置を容易に認識できる。
以上の説明において、凸部67及び凹部33、並びに凹部84及び凸部34が本発明の「回転機構」に相当し、凹部33、凸部34が本発明の「軸支部」に相当し、凸部67、凹部84が本発明の「被軸支部」に相当し、ビット部76が本発明の「係合部」に相当し、係止部46、溝部145が本発明の「係止機構」に相当し、第1マーク部41、第2マーク部42、第3マーク部43が本発明の「マーク」に相当し、右方向が本発明の「第1方向」に相当し、下方向が本発明の「第2方向」に相当し、左方向が本発明の「第3方向」に相当し、凸部98が本発明の「操作部」に相当する。
本発明のネジ締め工具は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。また、ネジ締め工具50は、ミシン10用の工具に限定されるものではなく、各種のネジを締め付ける又は緩める工具として用いられてもよいことは言うまでもない。
また、案内部38は、側壁部31,32、及び渡設部35と一体的に形成されていなくてもよい。例えば、案内部は渡設部35に対して着脱可能に装着されてもよい。この場合、ネジの種類に応じた種々の案内部を用意しておけば、ユーザは、適切な案内部を選択してケース体に装着させることで、多様なネジを締め付ける又は緩めることができる。また、案内部38は円筒状ではなく、角筒状に形成されていてもよい。
また、凸部98の形状は、本実施形態で示す形状に限定されない。また、凸部98は2つ以上設けてもよい。
また、第1マーク部41、第2マーク部42、及び第3マーク部43は、前面32Bに形成される凹部に限定されない。第1マーク部、第2マーク部、及び第3マーク部は、前面32Bから突出する凸部であってもよいし、前面32Bに貼り付けられるシールであってもよい。また、第1マーク部、第2マーク部、及び第3マーク部は、前面32Bに印刷されることで形成されてもよい。
30 ケース体
33 凹部
34 凸部
38 案内部
38A 中心線
41 第1マーク部
42 第2マーク部
43 第3マーク部
44 中心線
46 係止部
50 ネジ締め工具
95 ベース部
67 凸部
76 ビット部
84 凹部
90 工具部材
98 凸部
145 溝部

Claims (8)

  1. ネジの頭部が挿入可能な案内部が設けられたケース体と、
    前記頭部と係合可能な係合部が形成された工具部材と、
    前記工具部材を、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置である第1位置と、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置と、前記係合部が前記ケース体の内側に収容される位置であって、前記案内部に挿入される前記頭部と前記係合部が係合可能な位置である第3位置とに切り換え可能に支持する切換手段と
    を備え
    前記切換手段は、前記ケース体に対して前記工具部材を回転させることで位置を切り換える回転機構を備え、
    前記係合部は、前記工具部材が前記第1位置にある場合、前記ケース体の所定の方向である第1方向を指向し、前記工具部材が前記第2位置にある場合、前記第1方向と直交する方向である第2方向を指向し、前記工具部材が前記第3位置にある場合、前記第1方向とは反対方向であって、前記案内部における前記頭部の挿入方向に平行な方向である第3方向を指向し、
    前記ケース体は、長手方向が前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方と平行であり、短手方向が他方と平行な略楕円形状に形成され、
    前記案内部は、前記ケース体の前記第3方向の端部である一端部に形成され、
    前記工具部材は、前記係合部の基端部を支持する略円板形状に形成されたベース部を備え、
    前記回転機構は、
    前記ケース体に形成された軸支部と、
    前記ベース部の略中央部に設けられ、前記軸支部によって回転可能に軸支される被軸支部と
    を備えたことを特徴とするネジ締め工具。
  2. ネジの頭部が挿入可能な案内部が設けられたケース体と、
    前記頭部と係合可能な係合部が形成された工具部材と、
    前記工具部材を、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置である第1位置と、前記係合部が前記ケース体から外側へ向けて突出する位置であって、前記第1位置とは異なる位置である第2位置と、前記係合部が前記ケース体の内側に収容される位置であって、前記案内部に挿入される前記頭部と前記係合部が係合可能な位置である第3位置とに切り換え可能に支持する切換手段と
    を備え
    前記切換手段は、前記ケース体に対して前記工具部材を回転させることで位置を切り換える回転機構を備え
    前記工具部材は、ユーザが回転させる為の操作部を備え、
    前記操作部は、前記工具部材が少なくとも前記第3位置にある場合、前記ケース体から外側に突出するように形成されていることを特徴とするネジ締め工具。
  3. 前記係合部は、前記工具部材が前記第1位置にある場合、前記ケース体の所定の方向である第1方向を指向し、前記工具部材が前記第2位置にある場合、前記第1方向と直交する方向である第2方向を指向し、前記工具部材が前記第3位置にある場合、前記第1方向とは反対方向であって、前記案内部における前記頭部の挿入方向に平行な方向である第3方向を指向することを特徴とする請求項2に記載のネジ締め工具。
  4. 前記ケース体は、長手方向が前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方と平行であり、短手方向が他方と平行な略楕円形状に形成され、
    前記案内部は、前記ケース体の前記第3方向の端部である一端部に形成され、
    前記工具部材は、前記係合部の基端部を支持する略円板形状に形成されたベース部を備え、
    前記回転機構は、
    前記ケース体に形成された軸支部と、
    前記ベース部の略中央部に設けられ、前記軸支部によって回転可能に軸支される被軸支部と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のネジ締め工具。
  5. 前記案内部は筒状に形成され、
    前記案内部の中心線は、前記軸支部の中心線と互いに直交することを特徴とする請求項1又は4に記載のネジ締め工具。
  6. 前記工具部材は、ユーザが回転させる為の操作部を備え、
    前記操作部は、前記工具部材が少なくとも前記第3位置にある場合、前記ケース体から外側に突出するように形成されていることを特徴とする請求項に記載のネジ締め工具。
  7. 前記切換手段は、前記工具部材を前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置に係止する係止機構を備え
    前記係止機構は、
    前記ベース部に設けられ、且つ前記ベース部の周縁部に沿って円弧状に延びる溝部であって、第1被係止部、第2被係止部、及び第3被係止部が設けられた前記溝部と、
    前記ケース体のうちで前記溝部と対向する面に設けられ、前記溝部に挿入される係止部であって、前記工具部材が前記第1位置にある場合に前記第1被係止部に係止され、前記工具部材が前記第2位置にある場合に前記第2被係止部に係止され、前記工具部材が前記第3位置にある場合に前記第3被係止部に係止される前記係止部と
    を備えたことを特徴とする請求項1、4、5、及び6のいずれかに記載のネジ締め工具。
  8. 前記ケース体は、外表面に、前記第1位置、前記第2位置、及び前記第3位置の夫々を示すマークを備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のネジ締め工具。
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