JP6342439B2 - ゴムモールド部品、電力ケーブルの接続部、及びゴムモールド部品の施工方法 - Google Patents
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Description
最初に本発明の実施態様の内容を列記して説明する。
本発明の実施形態1から実施形態6の詳細を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は、同一名称物を示す。実施形態1では、まず、ゴムモールド部品を説明し、その後、ゴムモールド部品を備える電力ケーブルの接続部、ゴムモールド部品の施工方法の順に説明する。実施形態2から実施形態6では、実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の構成及び同様の効果については説明を省略する。
〔ゴムモールド部品〕
主として図1(適宜図2など)を参照して、実施形態1に係るゴムモールド部品1を説明する。ゴムモールド部品1は、電力ケーブル10(図2)の端部に装着される。このゴムモールド部品1の主たる特徴とするところは、本体部2に潤滑剤400を保持する特定の保持溝40が形成された内周面4を備える点にある。以下、各構成を詳細に説明する。
本体部2は、図1に示すように筒状であり、後述する電力ケーブル10(図2)の端部が挿入されて電力ケーブル10の端部の絶縁性を高める。本体部2の材質は、電気絶縁性に優れるゴム、例えば、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPゴム)、及びクロロプレンゴムなどが挙げられる。本体部2の硬さは、本体部2の材質の配合によって種々選択できる。
保持溝40は、潤滑剤400(図1右下一点鎖線円内に二点鎖線で示す)が保持される。図1右下一点鎖線円内の図は、図1右上一点鎖線円内に示す本体部2の内周面の拡大図において、(A)−(A)切断線で切断した断面図を示し、保持溝40の横断面を示す図である。この潤滑剤400の保持とは、以下の二つの場合が挙げられる。
(2)本体部2の内周面4に直接潤滑剤400が塗布されることで、潤滑剤400が保持溝40に保持される。
上記(2)の場合のように予め保持溝40が潤滑剤400を保持していれば、後述する電力ケーブルの接続部100を構築する施工現場において、潤滑剤400を保持溝40に塗布する作業を省略してもよく、電力ケーブルの接続部100の構築作業を簡略化し易い。このように予め保持溝40に潤滑剤400が保持されていれば、電力ケーブル10への潤滑剤の塗布を省略してもよい。
保持溝40の横断面形状は、特に限定されず適宜選択できるが、例えば、V字状やU字状、底面の幅よりも開口幅の広い台形状、開口幅と底面の幅とが同一な矩形状などが挙げられる。保持溝40の横断面形状をV字状とする場合、V字の角度の二等分線が、本体部2の径方向に沿って平行なV字(図1右下一点鎖線円内)でもよいし、本体部2の径方向に対して傾斜する変形V字(図3参照:後述)でもよい。即ち、V字の底を通って本体部2の径方向に沿った仮想線をとったとき、その仮想線と溝の先端側の側面及び後端側の側面のそれぞれとのなす角が、図1に示すように同一であってもよいし、後述する図5に示すように異なっていてもよい。保持溝40の横断面形状がV字状の場合、両方の側面の長さは同一であり、保持溝40の横断面形状が変形V字状の場合、両方の側面の長さは異なる。ここでは、保持溝40の横断面形状は、V字状である。保持溝40の横断面形状が変形V字状の形態は、後述する実施形態4で説明し、保持溝40の横断面形状が台形状の形態は、後述する実施形態5で説明する。
保持溝40の最大深さdpは、例えば、0.5mm以下が好ましい。最大深さdpを0.5mm以下とすれば、保持溝40が電気的弱点となり難い。最大深さdpとは、溝(V字)の底を通って本体部2の径方向に沿った長さとする。保持溝40の最大深さdpは、0.4mm以下が好ましく、特に0.2mm以下が好ましい。保持溝40の最大深さdpは、0.1mm以上が好ましい。最大深さdpを0.1mm以上とすれば、保持溝40に潤滑剤400を保持させ易い。
保持溝40の開口幅woとピッチpは、適宜選択できる。開口幅woは、溝開口部の最短距離とする。ピッチpは、隣り合う溝同士の中心間の最短距離とする。溝開口部の最短距離と隣り合う溝同士の中心間の最短距離とは、保持溝40の長手(伸延)方向と直交方向の距離である。本例のように保持溝40が螺旋溝の場合、保持溝40の長手方向は、軸方向cに対して直交せず(非直交に)交差している。保持溝40の開口幅woとピッチpとは同じ長さとしてもよいし、保持溝40のピッチpは開口幅wo以上の長さとしてもよい。
保持溝40における軸方向cに沿った形成領域は、長いほど好ましい。保持溝40の形成領域が長いと、軸方向cに沿って広範囲に亘って潤滑剤400を保持させられる。そのため、電力ケーブル10をゴムモールド部品1に挿入させる際に潤滑剤400が擦り取られ難く、電力ケーブル10をゴムモールド部品1に挿入させ易い。保持溝40の形成領域は、軸方向cの略全長に亘る領域であることが特に好ましい。
保持溝40の本体部2の内周面4への形成は、本体部2を注型成形や射出成形する際の中子の表面性状の転写により行える。即ち、保持溝40の本体部2の内周面4への形成には、保持溝40と同じ溝が形成された中子を用いる。
実施形態1のゴムモールド部品1は、以下の効果を奏することができる。
図2を参照して実施形態1に係る電力ケーブルの接続部100を説明する。電力ケーブルの接続部100は、電力ケーブル10とゴムモールド部品1とを備える。ここでは、ゴムモールド部品1は、上述の本体部2の先端に金属端子200が一体化されている場合を例に説明する。この点は、後述する実施形態2から実施形態6においても同様である。
電力ケーブル10は、図2に示すように、内周から順に、導体11、内部半導電層(図示略)、絶縁体13、外部半導電層(図示略)、遮蔽層(図示略)、シース16を備える。この電力ケーブル10の端部は、段剥ぎされて、導体11、絶縁体13が露出している。導体11の先端には、金属端子200が電気的に接続されている。この金属端子200を介して、電力ケーブル10は、相手側機器(図示略)と電気的に接続される。
ゴムモールド部品1は、電力ケーブル10の端部に装着されている。ゴムモールド部品1は、上述したように本体部2に保持溝40が形成された内周面4を備える。本体部2は、電力ケーブル10の端部を覆っている。具体的には、本体部2は、絶縁体13から導体11の途中に亘って覆っている。導体11の先端は、本体部2に一体化された金属端子200により覆われている。
上述した電力ケーブルの接続部100によれば,本体部2に保持溝40が形成されて電力ケーブル10への装着性に優れる上述のゴムモールド部品1を備えるため、組立作業性に優れる。
ゴムモールド部品の施工方法は、上述のゴムモールド部品1を用いて、電力ケーブル10の端部に装着する。ゴムモールド部品の施工方法は、準備工程と装着工程とを備える。
準備工程では、段剥ぎされた端部を有する電力ケーブル10と、ゴムモールド部品1とを準備する。ゴムモールド部品1は、本体部2に保持溝40が形成された内周面4を備える上述のゴムモールド部品1を準備する。本体部2の内周面4への潤滑剤の塗布が必要な場合に、予めゴムモールド部品1における本体部2の内周面4に潤滑剤400が塗布されていると、施工現場で潤滑剤を別途塗布する作業を省略することもできる。
装着工程では、電力ケーブル10の段剥ぎした端部に本体部2(ゴムモールド部品1)を装着する。このとき、本体部2を導体11の先端から嵌め込む。ここでは、本体部2を絶縁体13から導体11の途中に亘るように嵌め込む。導体11の先端は、本体部2と金属端子200とが一体化されているため、本体部2の上記嵌め込みと共に金属端子200に覆われる。
上述したゴムモールド部品の施工方法によれば、本体部2に保持溝40が形成された内周面4を備える上述のゴムモールド部品1を用いるため、電力ケーブル10にゴムモールド部品1を容易に装着できる。
〔ゴムモールド部品〕
図3,4を参照して、実施形態2のゴムモールド部品1を説明する。実施形態2のゴムモールド部品1は、筒状の本体部2とその内側に設けられる筒状の電界緩和層3とを備え、電界緩和層3に保持溝40が形成された内周面4を備える点が、実施形態1のゴムモールド部品1と相違する。
本体部2は、実施形態1と同様、筒状であり、後述の電力ケーブル10(図4)の端部が挿入されて電力ケーブル10の端部の絶縁性を高める。この形態の本体部2は、公知のゴムモールド部品の本体部を利用できる。
電界緩和層3は、図3に示すように筒状であり、内部に挿通された電力ケーブル10の遮蔽層の端部への電界の集中を緩和する。それにより、電力ケーブル10の絶縁体13の電気的ストレスによる劣化を低減して絶縁破壊を抑制する。ここで、遮蔽層の端部とは、後述する半導電性テープ層18における先端側の端部(図4)を含む。電界緩和層3は、ゴムモールド部品1の軸方向cの中間部の内周面に一体に形成されている。電界緩和層3の材質は、例えば、半導電性ゴムが挙げられる。
実施形態2のゴムモールド部品1は、実施形態1と同様、電力ケーブル10への装着性に優れる。特に、電界緩和層3の硬さを本体部2の硬さよりも硬くすれば、保持溝40に潤滑剤400を保持させ易いため、電力ケーブル10への装着性により一層優れる。その上、電力ケーブル10への装着後、保持溝40(電力ケーブル10との間)に空隙が形成され難いため、電力ケーブル10に電圧が印加されたとき、電界緩和層3で放電が発生することを抑制できる。
図4を参照して実施形態2に係る電力ケーブルの接続部100を説明する。電力ケーブルの接続部100は、電力ケーブル10とゴムモールド部品1とを備える。このゴムモールド部品1には、上述のゴムモールド部品1を用いる。
電力ケーブル10は、図4に示すように、上述と同様、内周から順に、導体11、内部半導電層(図示略)、絶縁体13、外部半導電層(図示略)、遮蔽層(図示略)、シース16を備える。電力ケーブル10の端部は、段剥ぎされて、導体11、絶縁体13が露出している。導体11の先端には、金属端子200が電気的に接続されている。遮蔽層の外周と絶縁体13の外周の一部とには、遮蔽層から絶縁体13に亘って半導電性テープが巻回されて半導電性テープ層18が形成されている。
ゴムモールド部品1は、電力ケーブル10の端部に装着されている。ゴムモールド部品1は、上述したように本体部2と保持溝40が形成された内周面4を有する電界緩和層3とを備える。本体部2は、電界緩和層3が電力ケーブル10の半導電性テープ層18から絶縁体13に亘って覆うように、電力ケーブル10の端部を覆っている。本体部2は、シース16から導体11の途中に亘って覆っている。導体11の先端は、金属端子200により覆われている。
ゴムモールド部品の施工方法は、上述のゴムモールド部品1を用いて、電力ケーブル10の端部に装着する。ゴムモールド部品の施工方法は、準備工程と装着工程とを備える。
準備工程では、段剥ぎされた端部を有する電力ケーブル10と、ゴムモールド部品1とを準備する。ゴムモールド部品1は、本体部2と、保持溝40が形成された内周面4を有する電界緩和層3とを備える上述のゴムモールド部品1を準備する。
装着工程では、電力ケーブル10の段剥ぎした端部にゴムモールド部品1を装着する。ゴムモールド部品1の電力ケーブル10の端部への装着は、次のようにして行う。ゴムモールド部品1の本体部2における後端側の端部を所定の位置まで外側に折り返す。後端側の端部を折り返した状態のゴムモールド部品1を電力ケーブル10の端部に嵌め込む。このとき、ゴムモールド部品1の折り返し箇所が電力ケーブル10のシース16の端部を覆うようにゴムモールド部品1を電力ケーブル10の端部に嵌め込む。折り返した部分を元に戻して電力ケーブル10の外周面に被せる。
実施形態3のゴムモールド部品は、実施形態2と同様、本体部2と電界緩和層3(図3を参照)とを備えるが、本体部2と電界緩和層3の両方に保持溝40が形成された内周面4を備える点が実施形態2と相違する。保持溝40の形状やサイズなどは、実施形態1,実施形態2と同様とすることができる。
〔ゴムモールド部品〕
図5上図及び下図を参照して、実施形態4のゴムモールド部品を説明する。図5上下の一点鎖線円内の図は、図1右下一点鎖線円内と同様、保持溝40の横断面を示す図である(この点は、後述の図6でも同じ)。実施形態4のゴムモールド部品は、保持溝40の横断面形状が変形V字状である点が、実施形態1から実施形態3のゴムモールド部品1と相違する。この形態では、電界緩和層3が変形V字状の保持溝40が形成された内周面4を備える場合を例に説明する。実施形態1のように電界緩和層を備えないゴムモールド部品1の本体部2に変形V字状の保持溝40が形成された内周面4を備える形態とすることもできる。実施形態3のように本体部2と電界緩和層3の両方に変形V字状の保持溝40が形成された内周面4を備える形態とすることもできる。これらの点は、後述の実施形態5,実施形態6でも同様である。
(保持溝)
変形V字状の保持溝40は、上述したようにV字の角度の二等分線が電界緩和層3の径方向に対して傾斜する。即ち、変形V字状を構成する保持溝40の先端側側面と後端側側面の両方の長さは、互いに異なる。この保持溝40は、横断面において、V字の底を通って電界緩和層3の径方向に沿った仮想線を取ったとき、その仮想線と保持溝40の先端側側面と後端側側面のそれぞれとのなす角が異なっている。保持溝40の先端側側面と仮想線とのなす角を先端側角α、保持溝40の後端側側面と仮想線とのなす角を後端側角βとするとき、保持溝40は、図5上図に示すような「先端側角α<後端側角β」の関係を満たす箇所を有していてもよいし、図5下図に示すような「先端側角α>後端側角β」の関係を満たす箇所を有していてもよい。
〔ゴムモールド部品〕
図6を参照して、実施形態5のゴムモールド部品を説明する。実施形態5のゴムモールド部品は、保持溝40の横断面形状が台形状である点が実施形態1から実施形態4のゴムモールド部品と相違する。
(保持溝)
保持溝40の横断面形状が台形状とは、等脚台形の他、直角台形などのように一対の脚の長さの異なる台形などとすることができる。ここでは、保持溝40の横断面形状は、等脚台形としている。
〔ゴムモールド部品〕
図7を参照して、実施形態6のゴムモールド部品を説明する。実施形態6のゴムモールド部品は、保持溝40を複数のリング溝で構成する点が、実施形態1から実施形態5のゴムモールド部品と相違する。
(保持溝)
保持溝40を構成する複数のリング溝は、ゴムモールド部品の軸方向cに並列している。各リング溝は、図7上図に示すように、電界緩和層3の径方向に平行に形成されていてもよいし、図7下図に示すように、電界緩和層3の径方向に対して傾斜するように形成されていてもよい。図7下図のように傾斜するリング溝は、電界緩和層3の両端部で、電界緩和層3の内周面の1周分形成されておらず、リングの途中が切れた円弧溝で形成されている。各リングの横断面形状は、上述したV字状、変形V字状、台形状、矩形状などとすることができる。各リング溝の深さdp及び開口幅woや、リング溝同士のピッチp、リング溝の形成領域は、実施形態1の螺旋溝と同様とすることができる。
変形例として、ゴムモールド部品の本体部と金属端子とを別体とすることもできる。その場合、電力ケーブルの接続部において、電力ケーブルの端部に装着される本体部の先端は、本体部と金属端子とが一体の場合とは相違し、導体の途中ではなく絶縁体の途中に位置する。電力ケーブルの端部における本体部の先端と導体の先端の金属端子との間は、絶縁テープが巻回される。
図3を参照して説明したゴムモールド部品1の電界緩和層3における保持溝40の各種パラメータを種々変更して、ゴムモールド部品1の電力ケーブル10への装着性の評価を行った。この試験例では、以下に示すように保持溝の開口幅wo、ピッチp、及び深さdpの異なる2種類の電界緩和層A、Bのそれぞれを備えるゴムモールド部品を用意した。
保持溝:複数のターンを有する1本の螺旋溝
保持溝の横断面形状:V字状
保持溝の開口幅wo:0.3mm
保持溝のピッチp:0.3mm
保持溝の深さdp:0.15mm
保持溝の形成領域:電界緩和層の軸方向の略全長
保持溝:複数のターンを有する1本の螺旋溝
保持溝の横断面形状:V字状
保持溝の開口幅:0.4mm
保持溝のピッチ:1mm
保持溝の深さ:0.4mm
保持溝の形成領域:電界緩和層の軸方向の略全長
電力ケーブルの端部には潤滑剤を塗布せず、保持溝に潤滑剤を塗布して、ゴムモールド部品に電力ケーブルを挿入した。その結果、電界緩和層A、Bのそれぞれを備えるゴムモールド部品のどちらにも、電力ケーブルを円滑に挿入することができた。
1 ゴムモールド部品
2 本体部
3 電界緩和層
4 内周面
40 保持溝
400 潤滑剤
10 電力ケーブル
11 導体
13 絶縁体
16 シース
18 半導電性テープ層
200 金属端子
Claims (14)
- 電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品であって、
絶縁性を有する筒状の本体部と、
前記本体部の中間部の内周面に一体に形成される筒状の電界緩和層と、
前記電界緩和層に潤滑剤を保持するための保持溝が形成された内周面とを備え、
前記保持溝は、前記ゴムモールド部品の軸方向を分断すると共に、互いに隣接する複数の分断箇所を有するゴムモールド部品。 - 電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品であって、
絶縁性を有する筒状の本体部と、
前記本体部の中間部の内周面に一体に形成される筒状の電界緩和層と、
前記電界緩和層に潤滑剤を保持するための保持溝が形成された内周面とを備え、
前記保持溝は、前記ゴムモールド部品の軸方向を分断する複数の分断箇所を有し、
前記保持溝は、螺旋溝を有するゴムモールド部品。 - 前記保持溝は、螺旋溝を有する請求項1に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝は、軸方向に並列する複数のリング溝を有する請求項1に記載のゴムモールド部品。
- 前記電界緩和層の硬さは、前記本体部の硬さよりも硬い請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝は、前記内周面を1周以上連続する連続箇所を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝の最大深さは、前記保持溝の開口幅以下である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝の最大深さは、0.5mm以下である請求項7に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝の開口幅は、1mm以下である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝のピッチは、2mm以下である請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝の底面の幅は、前記保持溝の開口幅以下である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 前記保持溝に保持される潤滑剤を備える請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のゴムモールド部品。
- 電力ケーブルと、電力ケーブルの端部に装着されるゴムモールド部品とを備える電力ケーブルの接続部であって、
前記ゴムモールド部品は、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のゴムモールド部品である電力ケーブルの接続部。 - 段剥ぎした端部を有する電力ケーブルと、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のゴムモールド部品とを準備する準備工程と、
前記電力ケーブルの段剥ぎした端部に前記ゴムモールド部品を装着する装着工程とを備えるゴムモールド部品の施工方法。
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