JP6342304B2 - データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム - Google Patents

データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正する技術に関する。
従来より、半導体基板やプリント基板、あるいは、プラズマ表示装置や液晶表示装置用のガラス基板等(以下、「基板」という。)の製造工程では、基板に対して様々な処理が施される。例えば、表面上にレジストのパターンが形成された基板にエッチングを施すことにより、基板上に配線パターンが形成される。当該エッチングでは、パターン配置の粗密やパターンの大きさ等により、基板上に形成されたパターンの形状が設計データと異なる場合がある。
特許文献1では、電子線直描装置にて基板上にレジストパターンを形成し、プラズマエッチング装置にてエッチングを行うことによりパターンを形成する技術が開示されている。また、パターンの設計データから電子線直描用データを生成する処理に、マイクロローディング効果によるエッチング後のパターンサイズの変化を補正する処理を含めることが提案されている。
特許文献2では、エッチング後の基板の画像データと設計データとを用いて、所望のエッチング後基板を得るために設計データをいかに補正する必要があるかを示すリサイジングルールを生成することが提案されている。
特許文献3では、フォトマスクを作製する際に、パターン間のスペース(距離)ごとに、オーバーエッチングを補正するための補正値を指定する方法が開示されている。また、直線パターンと円弧パターンとが対向する場合、当該対向する部位に更なる補正を加えることが提案されている。
特許文献4では、導体パターンの設計データからサイドエッチングを考慮しつつアウトライン形状(導体パターンの外形形状)を作成する際に、隣接するアウトライン形状間の距離に基づいて補正値を設定する技術が開示されている。
特許文献5は、エッチングにより形成された配線パターンの欠陥検査に関するものである。当該欠陥検査では、基板の表面に形成された測定用パターンからエッチング情報(エッチング曲線)が測定され、当該エッチング曲線を用いて設計データにエッチングシミュレーションを行うことにより検査データが生成される。そして、基板上の配線パターンの画像データと検査データとが照合されることにより、配線パターンの欠陥が検出される。特許文献5では、プリント基板の上面に設定された複数の検査領域に、それぞれ1つの測定用パターンを配置し、各検査領域用のエッチング曲線を取得することが提案されている。検査領域には、複数の同一の個片パターンが含まれており、これらの複数の個片パターンは、当該検査領域用のエッチング曲線に基づいて同様に補正される。
特許第3074675号公報 特許第4274784号公報 特開2008−134512号公報 特開2013−12562号公報 特開2013−250101号公報
近年、基板に対するエッチングを行う装置では、生産性を向上するために、多くの同一のピース(パターン)が配置された大型基板に対してエッチングが行われている。このため、基板上の位置によってエッチング特性が異なり、同一のピースに対するエッチングであっても、エッチング結果が異なる場合がある。この場合に、各ピースに対してエッチング特性を取得し、当該エッチング特性に基づいてデータの補正(エッチング補正)を行うことも考えられるが、全てのピースに対するエッチング補正には、長時間を要してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、高精度なエッチング補正を効率よく行うことを目的としている。
請求項1に記載の発明は、対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するデータ補正装置であって、対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを記憶する設計データ記憶部と、前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を記憶するエッチング特性記憶部と、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける特性グループ取得部と、前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する分割データ補正部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ補正装置であって、前記特性グループ取得部が、各特性グループに関連付けられたエッチング特性をグループエッチング特性として取得するグループ特性取得部と、各対象エッチング特性と前記各特性グループの前記グループエッチング特性との類似度を示す値に基づいて、前記各対象エッチング特性に対応する対象位置を前記所定数の特性グループのいずれかに含めるグループ化処理を行うグループ化処理部とを備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のデータ補正装置であって、前記特性グループ取得部が、所定の条件を満たすまで、前記グループ特性取得部による前記グループエッチング特性の取得、および、前記グループ化処理部による前記グループ化処理を繰り返させる繰返制御部をさらに備え、前記グループエッチング特性の取得が繰り返される際に、前記グループ特性取得部が、直前の前記グループ化処理により前記各特性グループに含められている対象位置の対象エッチング特性から、前記各特性グループの前記グループエッチング特性を求める。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ補正装置であって、前記設計データの前記複数の分割データがそれぞれ示す分割パターンが同一である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ補正装置であって、前記対象物上の複数の基準位置のそれぞれに対して基準エッチング特性が予め取得されており、前記複数の対象位置のそれぞれについて、各対象位置と前記複数の基準位置との位置関係に基づいて、前記複数の基準位置における複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた前記複数の基準エッチング特性に基づいて前記各対象位置の前記対象エッチング特性を求める対象エッチング特性取得部をさらに備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ補正装置であって、複数の仮グループ数のそれぞれに関して、前記特性グループ取得部にグループ分けを行わせ、各特性グループを代表するエッチング特性と、前記各特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値の全ての特性グループにおける和を評価値として求め、前記評価値が所定の閾値以下となる最小の仮グループ数を、前記所定数として決定するグループ数決定部をさらに備える。
請求項7に記載の発明は、対象物上にパターンを描画する描画装置であって、請求項1ないし6のいずれかに記載のデータ補正装置と、光源と、前記データ補正装置により補正された設計データに基づいて前記光源からの光を変調する光変調部と、前記光変調部により変調された光を対象物上にて走査する走査機構とを備える。
請求項8に記載の発明は、対象物上にエッチングにより形成されたパターンを検査する検査装置であって、請求項1ないし6のいずれかに記載のデータ補正装置と、対象物上にエッチングにより形成されたパターンの画像データである検査画像データを記憶する実画像記憶部と、前記データ補正装置により実際のエッチング後の線幅や大きさに合わせて補正された設計データと前記検査画像データとを比較することにより、前記対象物上に形成された前記パターンの欠陥を検出する欠陥検出部とを備える。
請求項9に記載の発明は、対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するデータ補正方法であって、a)対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを準備する工程と、b)前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を準備する工程と、c)互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける工程と、d)前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する工程とを備える。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のデータ補正方法であって、前記c)工程が、c1)各特性グループに関連付けられたエッチング特性をグループエッチング特性として取得する工程と、c2)各対象エッチング特性と前記各特性グループの前記グループエッチング特性との類似度を示す値に基づいて、前記各対象エッチング特性に対応する対象位置を前記所定数の特性グループのいずれかに含めるグループ化処理を行う工程とを備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のデータ補正方法であって、前記c)工程が、所定の条件を満たすまで、前記c1)工程による前記グループエッチング特性の取得、および、前記c2)工程による前記グループ化処理を繰り返す工程をさらに備え、前記グループエッチング特性の取得が繰り返される際に、前記c1)工程において、直前の前記グループ化処理により前記各特性グループに含められている対象位置の対象エッチング特性から、前記各特性グループの前記グループエッチング特性が求められる。
請求項12に記載の発明は、請求項9ないし11のいずれかに記載のデータ補正方法であって、前記a)工程において、前記複数の分割データがそれぞれ示す分割パターンが同一である前記設計データが準備される
請求項13に記載の発明は、請求項9ないし12のいずれかに記載のデータ補正方法であって、前記対象物上の複数の基準位置のそれぞれに対して基準エッチング特性が予め取得されており、前記b)工程において、前記複数の対象位置のそれぞれについて、各対象位置と前記複数の基準位置との位置関係に基づいて、前記複数の基準位置における複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた前記複数の基準エッチング特性に基づいて前記各対象位置の前記対象エッチング特性が求められる。
請求項14に記載の発明は、請求項9ないし13のいずれかに記載のデータ補正方法であって、複数の仮グループ数のそれぞれに関して、前記c)工程を実行してグループ分けが行われ、各特性グループを代表するエッチング特性と、前記各特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値の全ての特性グループにおける和が評価値として求められ、前記評価値が所定の閾値以下となる最小の仮グループ数が、前記所定数として決定される。
請求項15に記載の発明は、対象物上にパターンを描画する描画方法であって、請求項9ないし14のいずれかに記載のデータ補正方法により設計データを補正する工程と、補正された前記設計データに基づいて変調された光を対象物上にて走査する工程とを備える。
請求項16に記載の発明は、対象物上にエッチングにより形成されたパターンを検査する検査方法であって、請求項9ないし14のいずれかに記載のデータ補正方法により設計データを補正する工程と、対象物上にエッチングにより形成されたパターンの画像データである検査画像データと、実際のエッチング後の線幅や大きさに合わせて補正された前記設計データとを比較することにより、前記対象物上に形成された前記パターンの欠陥を検出する工程とを備える。
請求項17に記載の発明は、対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを準備する工程と、b)前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を準備する工程と、c)互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける工程と、d)前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する工程とを実行させる。
本発明によれば、高精度なエッチング補正を効率よく行うことができる。
第1の実施の形態に係る描画装置の構成を示す図である。 データ処理装置の構成を示す図である。 データ処理装置の機能を示すブロック図である。 描画装置による描画の流れを示す図である。 テスト基板の平面図である。 特性取得用パターンの一部を拡大して示す図である。 測定パターンの一部を拡大して示す図である。 エッチングカーブを示す図である。 各特性グループに含まれる対象位置を示す図である。 設計パターンを示す図である。 テスト基板上の基準位置および対象位置を示す図である。 第2の実施の形態に係る検査装置の機能を示すブロック図である。 検査装置による検査の流れの一部を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る描画装置1の構成を示す図である。描画装置1は、プリント基板、半導体基板、液晶基板等(以下、単に「基板9」という。)の表面に設けられた感光材料であるレジスト膜に光を照射することにより、レジスト膜上に回路パターン等の画像を直接的に描画する直描装置である。描画装置1によりパターンが描画された基板9には、基板処理装置等(図示省略)において現像、エッチングが施される。これにより、基板9上にパターンが形成される。基板9に対するエッチングは、例えば、基板9に対してエッチング液を付与することにより行われるウェットエッチングである。なお、基板9に対するエッチングとして、例えば、プラズマ等を利用したドライエッチングが行われてもよい。
描画装置1は、データ処理装置2と、露光装置3とを備える。データ処理装置2は、基板9上に描画されるパターンの設計データを補正し、描画データを生成する。露光装置3は、データ処理装置2から送られた描画データに基づいて基板9に対する描画(すなわち、露光)を行う。データ処理装置2と露光装置3とは、両装置間のデータの授受が可能であれば、物理的に離間していてもよく、もちろん、一体的に設けられてもよい。
図2は、データ処理装置2の構成を示す図である。データ処理装置2は、各種演算処理を行うCPU201と、基本プログラムを記憶するROM202と、各種情報を記憶するRAM203とを含む一般的なコンピュータシステムの構成となっている。データ処理装置2は、情報記憶を行う固定ディスク204と、画像等の各種情報の表示を行うディスプレイ205と、操作者からの入力を受け付けるキーボード206aおよびマウス206bと、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8から情報の読み取りおよび書き込みを行う読取/書込装置207と、描画装置1の他の構成等との間で信号を送受信する通信部208とをさらに含む。
データ処理装置2では、事前に読取/書込装置207を介して記録媒体8からプログラム80が読み出されて固定ディスク204に記憶されている。CPU201は、プログラム80に従ってRAM203や固定ディスク204を利用しつつ演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラムを実行することにより)、後述の機能を実現する。
図3は、データ処理装置2の機能を示すブロック図である。図3では、データ処理装置2に接続される露光装置3の構成の一部(描画コントローラ31)を併せて示す。データ処理装置2は、データ補正部21と、データ変換部22とを備える。データ補正部21は、基板9上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正する。データ補正部21は、設計データ記憶部211と、エッチング特性記憶部212と、特性グループ取得部213と、分割データ補正部217とを備える。特性グループ取得部213は、グループ特性取得部214と、グループ化処理部215と、繰返制御部216とを備える。データ変換部22には、データ補正部21により補正された設計データ(以下、「補正済みデータ」という。)が入力される。補正済みデータは、通常、ポリゴン等のベクトルデータである。データ変換部22は、ベクトルデータである補正済みデータをラスタデータである描画データに変換する。なお、図3中に破線の矩形にて示す対象エッチング特性取得部218およびグループ数決定部219の機能は、後述の処理例にて利用される。データ処理装置2の機能は専用の電気的回路により実現されてもよく、部分的に専用の電気的回路が用いられてもよい。
図1に示すように、露光装置3は、描画コントローラ31と、ステージ32と、光出射部33と、走査機構35とを備える。描画コントローラ31は、光出射部33および走査機構35を制御する。ステージ32は、光出射部33の下方にて基板9を保持する。光出射部33は、光源331と、光変調部332とを備える。光源331は、光変調部332に向けてレーザ光を出射する。光変調部332は、光源331からの光を変調する。光変調部332により変調された光は、ステージ32上の基板9に照射される。光変調部332としては、例えば、複数の光変調素子が二次元に配列されたDMD(デジタルミラーデバイス)が利用される。光変調部332は、複数の光変調素子が一次元に配列された変調器等であってもよい。
走査機構35は、ステージ32を水平方向に移動する。具体的には、走査機構35により、ステージ32が主走査方向、および、主走査方向に垂直な副走査方向に移動される。これにより、光変調部332により変調された光が、基板9上にて主走査方向および副走査方向に走査される。露光装置3では、ステージ32を水平に回転する回転機構が設けられてもよい。また、光出射部33を上下方向に移動する昇降機構が設けられてもよい。走査機構35は、光出射部33からの光を基板9上にて走査することができるのであれば、必ずしもステージ32を移動する機構である必要はない。例えば、走査機構35により、光出射部33がステージ32の上方にて主走査方向および副走査方向に移動されてもよい。
次に、図4を参照しつつ、描画装置1による描画の流れについて説明する。まず、一の主面上にレジスト膜が形成されたテスト用の基板(後述のステップS20における描画が行われる基板9と同じ形状および大きさであり、以下、「テスト基板」という。)に対して、露光装置3により所定のテストパターンが描画される。
図5は、露光装置3によりテストパターン93が描画されたテスト基板9aを示す平面図である。実際には、テスト基板9a上のテストパターン93は、現像処理を施すことによりレジストパターンとして視認可能となる。ここでは、図5のテストパターン93の各図形要素の位置、形状、大きさが、テストパターン用の設計データ(ただし、データ補正部21による補正は行われない。)が示すパターンと厳密に一致するものとする。すなわち、図5のテストパターン93は、テストパターン用の設計データが示すパターンそのものでもある。図5のテスト基板9aは矩形であり、図5では、テスト基板9aにおいて互いに直交する2つの辺に沿う方向をx方向およびy方向として示す。
テストパターン93は、複数の特性取得用パターン95を含む。図5では、特性取得用パターン95を矩形にて示す。複数の特性取得用パターン95のそれぞれは、現像、エッチング、レジスト剥離等の処理を経て、最終的にエッチング特性を測定するための測定パターンになる予定の描画パターンである。図5の例では、複数の特性取得用パターン95はx方向およびy方向に一定のピッチにて配列される。各特性取得用パターン95が配置される位置(例えば、当該パターンの中央)Pを「対象位置」と呼ぶと、テスト基板9a上には複数の対象位置Pが設定される。テスト基板9a上の対象位置Pの個数は、例えば、4個以上であり、好ましくは、9個以上である。各特性取得用パターン95は、複数の図形要素を含む。図5にて特性取得用パターン95を示す矩形は、当該複数の図形要素の全体を含むおよそ最小の矩形である。
図6は、特性取得用パターン95の一部を拡大して示す図である。図6に示す例では、特性取得用パターン95は、複数の第1図形要素群951を含む。各第1図形要素群951は、互いに平行におよそy方向に延びる2本の略直線状の第1図形要素952を含む。各第1図形要素群951における2本の第1図形要素952間のギャップ幅G(すなわち、2本の第1図形要素952の長手方向に垂直なx方向における隙間の幅)は、他の第1図形要素群951における2本の第1図形要素952間のギャップ幅Gと異なる。
テスト基板9aに対する現像処理により、テストパターン93を示すレジストパターンがテスト基板9a上に形成される。続いて、テスト基板9aに対して、当該レジストパターンをマスクとしてエッチングが施され、レジスト剥離等の処理がさらに施されることにより、複数の特性取得用パターン95を示す複数の測定パターンがテスト基板9aの主面に形成される。
図7は、特性取得用パターン95に対応する測定パターン96の一部を拡大して示す図である。測定パターン96は、複数の第1図形要素群951をそれぞれ示す複数の第2図形要素群953を含む。図7では、1つの第2図形要素群953を拡大して示す。各第2図形要素群953は、2本の第1図形要素952に対応する略直線状の2本の第2図形要素954を含む。第2図形要素954は、レジストパターンにおける第1図形要素952の部位を利用してエッチングにより形成されるものである。図7では、第1図形要素952の輪郭線を二点鎖線にて併せて示す。
ここで、各第2図形要素群953における2本の第2図形要素954間の隙間を形成する各第2図形要素954の辺(輪郭線の部位)と、当該辺に対応する第1図形要素952の辺との間の距離(当該隙間を形成する輪郭線の部位に垂直な方向の距離)を、エッチング量Etと呼ぶ。エッチング量Etは、当該2本の第2図形要素954間の隙間における各第1図形要素952の辺に対する第2図形要素954の辺の移動量(輪郭線の片側の細り量)を示す。エッチング量Etは、当該2本の第2図形要素954に対応する2本の第1図形要素952間のギャップ幅Gに依存して変化する。ギャップ幅Gとエッチング量Etとの関係は、テスト基板9aを撮像して測定パターン96の画像を取得し、当該画像と、特性取得用パターン95の設計データとを比較することにより取得される。
図8は、ギャップ幅Gとエッチング量Etとの関係を示すエッチングカーブを示す図である。図8では、2つのエッチングカーブを符号E1,E2を付して示している。エッチングカーブでは、ギャップ幅Gが小さくなるに従ってエッチング量Etも漸次小さくなる。ギャップ幅Gがある程度大きい範囲では、エッチング量Etはギャップ幅Gにおよそ正比例するが、ギャップ幅Gが小さくなると、ギャップ幅Gの減少に対してエッチング量Etが急激に減少する。換言すれば、ギャップ幅Gが小さくなると、エッチングカーブの傾きが大きくなる。
複数の特性取得用パターン95では、テスト基板9a上における位置(すなわち、対象位置P)が異なるため、図8の2つのエッチングカーブE1,E2のように、エッチングカーブの形状が互いに異なる場合がある。本処理例では、複数の特性取得用パターン95から複数のエッチングカーブがそれぞれ取得される。換言すると、複数の対象位置Pに対して複数のエッチングカーブが取得される。なお、図8では、各第1図形要素群951のギャップ幅Gにおけるエッチング量Etを、黒いまたは白い四角の点にて示している。複数の特性取得用パターン95において、エッチング量Etが測定されるギャップ幅Gの大きさや個数が相違してもよい。
特性取得用パターン95は、矩形以外の様々な形状の図形要素および様々な組み合わせの図形要素群を含んでいてもよい。例えば、直径が異なる複数の円形図形要素が特性取得用パターン95に含まれ、円形図形要素の直径とエッチング量との関係を示すエッチングカーブが取得されてもよい。このようなエッチングカーブの種類についても、複数の対象位置Pにそれぞれ対応する複数のエッチングカーブが取得される。以下の説明では、テスト基板9aおよび基板9上の各位置に対する1つまたは複数のエッチングカーブをまとめて「エッチング特性」と呼び、対象位置Pに対するエッチング特性を「対象エッチング特性」と呼ぶ。エッチング特性は、典型的には、設計データが示すパターンにおいて互いに隣接する図形要素間のギャップ(設計ギャップ)の幅と、エッチングにより形成されるパターンにおける当該図形要素間のギャップ(実ギャップ)の幅との関係を示す。
描画装置1では、各対象位置Pに対する1つまたは複数のエッチングカーブが、上述のエッチング特性記憶部212に記憶される。すなわち、複数の対象位置Pに対する複数の対象エッチング特性がエッチング特性記憶部212に記憶され、後述の処理に向けて準備される(ステップS11)。なお、複数の対象エッチング特性は、描画装置1以外の装置において取得されてもよく、描画装置1において取得されてもよい。描画装置1において対象エッチング特性の取得が行われる場合、描画装置1には、測定パターン96(図7参照)の画像を取得する撮像部、および、測定パターン96の画像と特性取得用パターン95(図6参照)の設計データとに基づいて各対象位置における対象エッチング特性を求めるエッチング特性演算部が設けられる(第2の実施の形態における検査装置1aにおいて同様)。
特性グループ取得部213のグループ特性取得部214では、特性グループの個数(以下、「設定グループ数」という。)が決定される(ステップS12)。ここで、特性グループは、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置Pのみを含む集合である。設定グループ数は、例えば、操作者による入力部(キーボード206aおよびマウス206b等)を介した入力に基づいて決定される。設定グループ数は予め決定されていてもよい。
続いて、設定グループ数分の対象位置Pがランダムに特定され、設定グループ数の特性グループにそれぞれ割り当てられる。各特性グループに割り当てられた対象位置Pの対象エッチング特性は、当該特性グループに関連付けられたエッチング特性(以下、「グループエッチング特性」という。)として扱われる(ステップS13)。グループ化処理部215では、各対象位置Pにおける対象エッチング特性と各特性グループのグループエッチング特性との類似度を示す値(ここでは、両者の類似度が高いほど大きい値であり、以下、「類似度評価値」という。)が求められる。
例えば、ある対象位置Pにおける対象エッチング特性のエッチングカーブ、および、ある特性グループのグループエッチング特性のエッチングカーブが、図8中におけるエッチングカーブE1,E2である場合、予め定められた複数のギャップ幅のそれぞれにおいて、2つのエッチングカーブE1,E2におけるエッチング量Etの差(絶対値)dが求められる。続いて、複数のギャップ幅における当該差dの和が、当該2つのエッチングカーブE1,E2の間の距離として求められる。対象エッチング特性が一種類のエッチングカーブのみを含む場合は、当該距離が上記類似度評価値となる。対象エッチング特性が複数種類のエッチングカーブを含む場合は、複数種類のエッチングカーブにおける当該距離の和が上記類似度評価値となる。
各対象位置Pに対して、設定グループ数の特性グループのそれぞれとの類似度評価値が求められると、類似度評価値が最小となる特性グループに当該対象位置Pが割り当てられる。このように、グループ化処理部215では、各対象エッチング特性と各特性グループのグループエッチング特性との類似度評価値に基づいて、当該対象エッチング特性に対応する対象位置Pを設定グループ数の特性グループのいずれかに含めるグループ化処理が行われる(ステップS14)。グループ化処理により、各特性グループに少なくとも1つの対象位置Pが含められる。なお、類似度評価値の算出において、差dが求められる複数のギャップ幅の個数(サンプル数)および値は、任意に決定されてよく、テストパターン93における第1図形要素952間のギャップ幅Gに必ずしも一致する必要はない。第1図形要素952間のギャップ幅Gとは異なるギャップ幅のエッチング量は各種補間演算により求められる。
繰返制御部216は、後述の終了条件が満たされていないことを確認すると(ステップS15)、グループ特性取得部214に各特性グループのグループエッチング特性を再度取得させる(ステップS13)。このとき、直前のグループ化処理により各特性グループに含められている対象位置の対象エッチング特性から、当該特性グループのグループエッチング特性が求められる。具体的には、エッチングカーブの各種類に関して、各特性グループに含められている対象位置のエッチングカーブにおいて、各ギャップ幅におけるエッチング量の平均値や中央値等の代表値を示すエッチングカーブが、グループエッチング特性のエッチングカーブとして取得される。なお、各ギャップ幅におけるエッチング量の代表値は、エッチング量の分布の中央近傍を示す値であればよい。
グループエッチング特性は他の手法により求められてもよい。例えば、各特性グループに含められている各対象位置のエッチングカーブと、当該特性グループに含められている他の対象位置のエッチングカーブとの上記距離の和を求め、当該和が最小となるエッチングカーブがグループエッチング特性のエッチングカーブとして取得されてもよい。このように、各特性グループのグループエッチング特性のエッチングカーブは、当該特性グループに含められている複数の対象位置Pのエッチングカーブの分布の中央近傍を示す一の対象位置Pのエッチングカーブそのものであってもよい。実際には、各対象位置Pのエッチングカーブはノイズ(エラー値)を含むため、グループエッチング特性におけるエッチングカーブをスムージングするという観点では、上記のように代表値を示すエッチングカーブが取得されることが好ましい(後述の代表エッチング特性のエッチングカーブにおいて同様)。
グループ化処理部215では、上記と同様に、各対象エッチング特性と各特性グループのグループエッチング特性との類似度評価値が求められ、類似度評価値に基づいて各対象位置Pをいずれかの特性グループに含める新たなグループ化処理(対象位置Pの割り当て直し)が行われる(ステップS14)。換言すると、各特性グループに含まれる対象位置Pが更新される。
繰返制御部216では、更新後の各特性グループに含まれる対象位置Pが、更新前の当該特性グループに含まれる対象位置Pと一致するか否かが確認される。ここでは、更新後の特性グループに含まれる対象位置Pが、更新前の特性グループに含まれる対象位置Pと相違し、終了条件が満たされていないことが確認され(ステップS15)、上記ステップS13,S14が繰り返される。ステップS14による更新後の各特性グループに含まれる対象位置Pが、更新直前の当該特性グループに含まれる対象位置Pと一致する、すなわち、対象位置Pの特性グループ間での移動がなくなると、終了条件を満たしたことが確認され(ステップS15)、上記ステップS13,S14の繰り返しが終了する。以下の説明では、終了条件を満たした際における特性グループを「決定特性グループ」と呼ぶ。
このように、特性グループ取得部213では、所定の終了条件を満たすまで、ステップS13におけるグループエッチング特性の取得、および、ステップS14におけるグループ化処理が繰り返される。これにより、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置が1つの決定特性グループに含められ、複数の対象位置が、当該複数の対象位置よりも少ない設定グループ数の決定特性グループに分けられる。図9では、特性取得用パターン95を示す矩形に付す平行斜線の幅を3通りに変更することにより、3個の決定特性グループに含まれる対象位置Pを示している。なお、終了条件は、上記ステップS13,S14の繰り返し回数が、予め定められた回数に到達した場合等であってもよい。また、特性グループ取得部213における対象位置Pのグループ分けは上記手法(k平均法)以外の手法にて行われてよい。
直前のステップS13にて取得された複数の特性グループのグループエッチング特性は、それぞれ複数の決定特性グループの代表エッチング特性として決定される(ステップS16)。後述の処理では、各決定特性グループの代表エッチング特性が、当該決定特性グループに含まれる対象位置Pのエッチング特性として扱われる。ステップS16では、各決定特性グループの代表エッチング特性は、当該決定特性グループに含まれる複数の対象位置Pの対象エッチング特性を実質的に代表する(複数のエッチング特性の特徴を示す)ものであるならば、ステップS13とは異なる手法にて取得されてもよい。
続いて、描画装置1では、基板9上にエッチングにより形成される予定のパターンの設計データが、データ補正部21に入力され、設計データ記憶部211に記憶されることにより準備される(ステップS17)。
図10は、設計データが示す設計パターン83を示す図である。図10では、設計パターン83が描画される予定の略矩形の基板9の外形を太い二点鎖線にて示している。設計パターン83は、マトリクス状に配置された(すなわち、多面付けされた)複数のピースパターン84を備える。複数のピースパターン84はそれぞれ、設計パターン83を構成するパターン要素であり、設計パターン83は、複数のパターン要素の集合であるパターン要素群である。図10では、ピースパターン84を矩形にて示す。
図10にて各ピースパターン84を示す矩形は、当該ピースパターン84に含まれる複数の図形要素全体を囲むおよそ最小の矩形である。図10の例では、二点鎖線にて示す基板9の直交する2つの辺に対応する2方向(図10では、図5等と同様にx方向およびy方向として示している。)に沿って、多数のピースパターン84が二次元に配列される。これらのピースパターン84は、互いに同一なパターンである。
設計パターン83は基板9上に描画される予定のパターンであるため、設計パターン83においても複数の対象位置Pが設定されていると捉えることができる。同様に、基板9上には、各ピースパターン84が描画される予定の位置(以下、単に「ピースパターン84の位置」という。)が設定されていると捉えることができる。
分割データ補正部217では、設計パターン83の設計データから、複数のピースパターン84をそれぞれ示す複数の分割データ(データブロック)が抽出される。換言すれば、設計パターン83の設計データが、複数のピースパターン84をそれぞれ示す複数の分割データに分割される。また、各分割データが示すピースパターン84の位置(例えば、ピースパターン84の中央)に対して最寄りの対象位置Pが特定される。そして、当該対象位置Pのエッチング特性、すなわち、当該対象位置Pが属する決定特性グループの代表エッチング特性に基づいて、当該分割データが補正されることにより、各ピースパターン84を示す補正済み分割データが求められる(ステップS18)。なお、図9では、各対象位置Pを最寄りの対象位置とする領域を当該対象位置Pを中心とする二点鎖線の矩形A1にて示しており、図10においても同様である。
分割データの補正では、基板9上の各ピースパターン84の位置において、エッチング特性が示すエッチング量に従った過剰な(すなわち、所望量を超える)エッチングが行われることが考慮される。すなわち、各ピースパターン84の位置のエッチング特性におよそ等価な決定特性グループの代表エッチング特性を参照して、エッチング後の基板9上のパターンにおける各図形要素が所望の線幅や大きさにて形成されるように、各分割データの図形要素の線幅を太らせたり、図形要素を大きくする補正が行われる。
ここで、各ピースパターン84が描画される基板9上の領域(ピース)を分割領域と呼ぶと、ステップS18では、分割データ補正部217により、まず、設計パターン83の設計データが、基板9上に設定された複数の分割領域にそれぞれ対応する複数の分割データに分割される。そして、各分割データが、当該分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置Pが属する一の決定特性グループを代表するエッチング特性(代表エッチング特性)に基づいて補正される。このようにして、各分割データに対するエッチング補正が行われることにより、補正済み分割データが取得される。
上述のように、図10に示す例では、設計データの複数の分割データがそれぞれ示す分割パターン、すなわち、ピースパターン84は同一である。したがって、各決定特性グループの代表エッチング特性を用いて取得される補正済み分割データを、当該決定特性グループに含まれる対象位置Pを最寄りの対象位置とする他の分割領域の分割データとして、そのまま利用することが可能である。これにより、分割データに対するエッチング補正の実行回数が少なくなり、複数の分割領域にそれぞれ対応する複数の補正済み分割データの取得(エッチング補正)が短時間にて完了する。図10では、ピースパターン84を示す矩形に付す平行斜線の幅を一致させることにより、同じ補正済み分割データが利用されるピースパターン84を表現している。
分割データ補正部217では、上述の複数の補正済み分割データをまとめることにより、上記補正済みデータが生成される。当該補正済みデータは、データ補正部21からデータ変換部22へと送られる。データ変換部22では、ベクトルデータである補正済みデータがラスタデータである描画データに変換される(ステップS19)。
当該描画データは、データ変換部22から露光装置3の描画コントローラ31へと送られる。露光装置3では、データ処理装置2からの描画データに基づいて、描画コントローラ31により光出射部33の光変調部332および走査機構35が制御されることにより、基板9に対する描画が行われる(ステップS20)。描画が行われた基板9に対して、現像、エッチング等の様々な処理が行われることにより、それぞれがピースパターン84を示す複数の独立した配線パターンが基板9上に形成される。
実際には、同じ設計パターン83を描画対象とする複数の基板9に対して、同じ補正済みデータを利用して描画が順次行われる。また、設計パターンが変更される、すなわち、新たな設計パターンを描画対象とする際には、複数の決定特性グループの代表エッチング特性をそのまま利用しつつ、当該新たな設計パターンを用いてステップS17,S18が行われ、補正済みデータが生成される。そして、当該補正済みデータに基づいて、基板9に対する描画が行われる。
ここで、各対象位置Pを最寄りの対象位置とする分割領域(ピース)に対応する分割データを、当該対象位置Pの対象エッチング特性に基づいて補正する比較例の処理を想定する。複数の対象位置Pにおける複数の対象エッチング特性は、通常、互いに相違するため、比較例の処理では、全ての対象位置Pの個数分の補正済み分割データを取得する必要がある。1個の補正済み分割データの取得にはある程度の時間を要するため、全ての対象位置Pの個数分の補正済み分割データを取得すると、描画装置1による描画の効率的な実施が困難となる。また、テスト基板9aにおける対象位置Pの個数を予め数個に限定する(測定点数を少なくする)ことも考えられるが、この場合、各対象位置Pを最寄りの対象位置とする範囲が広くなり、高精度なエッチング補正を行うことができなくなる。
これに対し、データ補正部21の特性グループ取得部213では、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置Pを1つの特性グループに含めることにより、複数の対象位置Pが所定数の決定特性グループに分けられる。すなわち、複数の対象位置Pが、対象エッチング特性に基づいて(エッチングカーブの形状に基づいて)グループ分けされる。そして、分割データ補正部217により、設計データの各分割データが、当該分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置Pが属する一の決定特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正される。これにより、高精度なエッチング補正を効率よく行うことが実現される。また、当該データ補正部21が設けられる描画装置1では、複数のピースパターン84を、基板9上に高精度に、かつ、(エッチング補正の効率化により)短時間にて描画することができる。
また、特性グループ取得部213が、各特性グループのグループエッチング特性を取得するグループ特性取得部214と、各対象エッチング特性と各特性グループのグループエッチング特性との類似度評価値に基づいてグループ化処理を行うグループ化処理部215とを備える。そして、所定の条件を満たすまで、グループ特性取得部214によるグループエッチング特性の取得、および、グループ化処理部215によるグループ化処理が繰り返される。また、これらの処理の繰り返しにおいて、直前のグループ化処理により各特性グループに含められている対象位置Pの対象エッチング特性から、当該特性グループのグループエッチング特性が求められる。これにより、複数の対象位置Pを適切にグループ分けすることができる。
次に、図3の対象エッチング特性取得部218を利用した処理について説明する。対象エッチング特性取得部218を利用した処理は、図4中のステップS11にて行われる処理である。本処理例の説明では、図5中の対象位置Pを「基準位置」と呼び、対象位置Pに対する対象エッチング特性を「基準エッチング特性」と呼ぶ。
図11は、テスト基板9aを示す平面図であり、テスト基板9a上の複数の特性取得用パターン95の位置(基準位置)に符号P0を付している。また、図11では、複数のピースパターン84に対応する領域も二点鎖線の矩形にて示している。複数の基準位置P0に対する複数の基準エッチング特性は、上述の処理(対象エッチング特性を取得する処理)と同様にして取得される。
続いて、対象エッチング特性取得部218では、各ピースパターン84の位置を対象位置として、複数の対象位置における複数の対象エッチング特性が、複数の基準位置P0における複数の基準エッチング特性に基づいて求められる(ステップS11)。対象エッチング特性は、対象位置(各ピースパターン84の位置)と複数の基準位置P0とのそれぞれの位置関係に基づいて、複数の基準位置P0に対応する複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた複数の基準エッチング特性に基づいて求められる。また、複数の基準エッチング特性への重み付けは、例えば、各基準エッチング特性に対応する基準位置P0と対象位置との間の距離に基づく重み係数を当該基準エッチング特性に乗算することにより行われる。
詳細には、対象位置と複数の基準位置P0とを用いた共一次内挿法により、上記複数の基準エッチング特性のエッチングカーブへの重み付けを行いつつ対象エッチング特性のエッチングカーブが求められる。例えば、図11中にて符号P1を付す対象位置に着目すると、当該対象位置P1と、当該対象位置P1を囲む4個の基準位置P0(最小の矩形を形成する4個の基準位置P0)のうちの(+y)側の2つの基準位置P0との間のx方向の距離に基づいて、(+y)側の2つの基準位置P0のエッチングカーブを線形補間することにより、第1の補間エッチングカーブが求められる。具体的には、上記2つの基準位置P0のうち一方の基準位置P0と対象位置P1との間のx方向の距離をd1とし、他方の基準位置P0と対象位置P1との間のx方向の距離をd2とすると、(d2/(d1+d2))が重み係数として当該一方の基準位置P0のエッチングカーブ(のエッチング量)に乗算される。また、(d1/(d1+d2))が重み係数として当該他方の基準位置P0のエッチングカーブに乗算される。そして、2つのエッチングカーブに対する乗算結果を加算することにより、第1の補間エッチングカーブが求められる。
同様に、上記対象位置P1と、上記4個の基準位置P0のうちの(−y)側の2つの基準位置P0との間のx方向の距離に基づいて、(−y)側の2つの基準位置P0のエッチングカーブを線形補間することにより、第2の補間エッチングカーブが求められる。具体的には、上記2つの基準位置P0のうち一方の基準位置P0と対象位置P1との間のx方向の距離をd3とし、他方の基準位置P0と対象位置P1との間のx方向の距離をd4とすると、(d4/(d3+d4))が重み係数として当該一方の基準位置P0のエッチングカーブに乗算される。また、(d3/(d3+d4))が重み係数として当該他方の基準位置P0のエッチングカーブに乗算される。そして、2つのエッチングカーブに対する乗算結果を加算することにより、第2の補間エッチングカーブが求められる。
その後、対象位置P1と、上記4個の基準位置P0のうちの(−x)側または(+x)側の2つの基準位置P0との間のy方向の距離に基づいて、第1の補間エッチングカーブおよび第2の補間エッチングカーブを線形補間することにより、エッチングカーブが取得される。具体的には、上記2つの基準位置P0のうち(+y)側の基準位置P0と対象位置P1との間のy方向の距離をd5とし、(−y)の基準位置P0と対象位置P1との間のy方向の距離をd6とすると、(d6/(d5+d6))が重み係数として第1の補間エッチングカーブに乗算される。また、(d5/(d5+d6))が重み係数として第2の補間エッチングカーブに乗算される。そして、2つの補間エッチングカーブに対する乗算結果を加算することにより(すなわち、上記重み付けが行われた複数のエッチングカーブに基づいて)、エッチングカーブが求められる。
対象エッチング特性取得部218では、基準エッチング特性に含まれる全てのエッチングカーブの種類について、上記と同様に、エッチングカーブを取得することにより、対象エッチング特性が求められる。上記処理は、全ての対象位置(全てのピースパターン84の位置)に対して行われ、複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性が取得される。なお、基板9(テスト基板9a)の外縁近傍に配置され、周囲に4個の基準位置P0が配置されない対象位置における対象エッチング特性は、当該対象位置の近傍の1または数個の基準位置P0の基準エッチング特性を利用した演算により、または、最寄りの基準位置P0の基準エッチング特性として求められる。
複数の対象エッチング特性が取得されて準備されると、図4を参照して説明した上記処理と同様に、特性グループ取得部213が、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、複数の対象位置が所定数の決定特性グループに分けられる(ステップS12〜S16)。そして、分割データ補正部217により、設計データの各分割データが、当該分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置、すなわち、当該分割領域の位置を示す対象位置が属する決定特性グループの代表エッチング特性に基づいて補正され(ステップS17〜S18)、補正済みデータに基づく描画データを用いて、基板9に対する描画が行われる(ステップS19,S20)。
以上のように、対象エッチング特性取得部218による処理では、基板9上の複数の基準位置のそれぞれに対して基準エッチング特性が予め取得される。そして、複数の対象位置のそれぞれについて、各対象位置と複数の基準位置との位置関係に基づいて、複数の基準位置における複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた複数の基準エッチング特性に基づいて当該対象位置の対象エッチング特性が求められる。これにより、基板9上に多数の対象位置が設定される場合であっても、基板9上の位置の違いによるエッチング特性の差異を考慮しつつ、各対象位置の適切な対象エッチング特性を容易に取得することができる。仮に、各分割領域に対応する分割データを当該分割領域の対象エッチング特性に基づいて補正する場合には、多数の補正済み分割データを求める必要があるが、本処理例では、多数の対象位置が、対象エッチング特性に基づいてグループ分けされることにより、上記の場合に比べて、エッチング補正を極めて効率よく行うことができる。なお、各対象位置の対象エッチング特性は、上述の共一次内挿法以外の様々な方法により求められてよい。
上記処理例では、描画装置1による描画において許容可能な時間内に設計データの補正が完了するように、図4中のステップS12において設定グループ数が操作者により入力されるが、設定グループ数は他の手法により決定されてもよい。次に、図3のグループ数決定部219を利用して設定グループ数を決定する処理について説明する。
設定グループ数を決定する際には、グループ数決定部219の制御により、一のグループ数を仮の設定グループ数(対象位置の総数よりも小さい数であり、以下、単に「仮グループ数」という。)として、上記ステップS13〜S15と同様の処理が行われる。また、グループ分けされた当該仮グループ数の特性グループ(決定特性グループ)のそれぞれに対して代表エッチング特性が求められる。そして、各特性グループの代表エッチング特性と、当該特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値(ここでは、両者の相違度が高いほど大きい値である。)が求められる。
具体的には、エッチングカーブの各種類に関して、各特性グループの代表エッチング特性のエッチングカーブと、当該特性グループに属する各対象位置における対象エッチング特性のエッチングカーブとの間のエッチング量の差(絶対値)が、予め定められた複数のギャップ幅のそれぞれにおいて求められる。当該複数のギャップ幅における当該差の和が、これらの2つのエッチングカーブの間の距離として求められ、エッチングカーブの全ての種類における当該距離の和が、上記代表エッチング特性と上記対象エッチング特性との間の特性間距離として求められる。さらに、当該特性グループに属する全ての対象位置における特性間距離の和が、当該特性グループの代表エッチング特性と、当該特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値として取得される。そして、当該相違度を示す値の全ての特性グループにおける和が判定評価値として求められる。
グループ数決定部219では、複数の仮グループ数のそれぞれに対して、判定評価値が求められる。そして、判定評価値が所定の閾値以下となる、すなわち、判定評価値がある程度収束する最小の仮グループ数が、設定グループ数として決定される。グループ数決定部219による上記処理では、設定グループ数を決定する図4のステップS12の処理が、ステップS13〜S15の処理を含んでおり、複数の仮グループ数を昇順で変更する場合、設定グループ数の決定と同時に、複数の対象位置の当該設定グループ数の特性グループ(決定特性グループ)へのグループ分けが完了する。
以上のように、グループ数決定部219では、複数の仮グループ数のそれぞれに関して、特性グループ取得部213に対象位置のグループ分けを行わせることにより、各特性グループを代表するエッチング特性と、当該特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値の全ての特性グループにおける和が判定評価値として求められる。そして、判定評価値が所定の閾値以下となる最小の仮グループ数が、設定グループ数として決定される。これにより、好ましいグループ数を容易に決定することが実現される。
上記処理例では、対象位置の決定特性グループへのグループ分けが完了した後に、代表エッチング特性が決定されるが、代表エッチング特性が予め決定されていてもよい。例えば、上記処理例により決定された各決定特性グループに含まれる対象位置を、一定期間毎のキャリブレーション等として、所定のタイミングにて更新する際に、図4に準じた処理が行われる。
具体的には、上記実施の形態と同様に、テスト基板9a上にテストパターン93を描画することにより、複数の対象位置の対象エッチング特性が取得される(ステップS11)。続いて、既に取得されている決定特性グループ(以下、「更新前の決定特性グループ」という。)のグループ数を設定グループ数として(ステップS12)、ステップS13,S14が行われる。このとき、ステップS13では、更新前の各決定特性グループの代表エッチング特性が、一の特性グループに関連付けられて、グループエッチング特性として利用される。また、ステップS13,S14は繰り返されることなく(すなわち、ステップS15が省略され)、ステップS14の一度のグループ化処理により取得される特性グループが、更新後の決定特性グループとして扱われる。
ステップS16では、更新前の決定特性グループの代表エッチング特性が、更新後の決定特性グループにおける代表エッチング特性としてそのまま利用される。また、本処理例においても、設計データの複数の分割データがそれぞれ示す複数のピースパターン84(分割パターン)は同一である。さらに、更新前の決定特性グループの代表エッチング特性に基づく補正済み分割データ(当該代表エッチング特性を用いて取得された補正済み分割データ)は既に存在している。したがって、ステップS17,S18では、更新後の各決定特性グループに含まれる対象位置を最寄りの対象位置とする分割領域に対して、当該更新後の決定特性グループに対応する更新前の決定特性グループの代表エッチング特性に基づく補正済み分割データがそのまま利用される。これにより、複数の分割領域にそれぞれ対応する複数の補正済み分割データの取得(エッチング補正)を極めて短時間に完了することが可能となる。複数の補正済み分割データをまとめた新たな補正済みデータは、描画データに変換され、基板9に対する描画に利用される(ステップS19,S20)。
また、複数の描画装置1において同じ設計パターンを基板9上に描画する場合に、所定の複数のエッチング特性に基づいて複数の補正済み分割データを取得しておき、当該複数のエッチング特性のそれぞれを更新前の決定特性グループの代表エッチング特性として扱って、各描画装置1において図4に準じた上記処理が行われてもよい。この場合、複数の描画装置1におけるエッチング特性の分布の相違を考慮しつつ、エッチング補正を極めて効率よく行うことができる。
さらに、複数のピースパターンが配列された設計パターンに、複数の特性取得用パターンが含められてもよい。この場合、描画およびエッチングにより形成された基板9上の複数の測定パターンに基づいて複数の対象エッチング特性が取得され、対象位置の決定特性グループへのグループ化処理、決定特性グループの代表エッチング特性の取得、および、当該代表エッチング特性を利用した補正済みデータの取得が行われる。また、当該補正済みデータに基づいて基板9上にパターンが形成される毎に、当該基板9上の複数の測定パターンを測定して、複数の対象位置の対象エッチング特性が取得される。そして、上記決定特性グループの代表エッチング特性をグループエッチング特性としてグループ化処理を行い、各特性グループに含まれる対象位置が、当該特性グループに対応する決定特性グループ(更新前の決定特性グループ)と相違する場合に、当該特性グループを更新後の決定特性グループとして、新たな補正済みデータが生成される。これにより、各種条件の変化に起因するエッチング特性の分布の変動が生じた場合に、好ましい補正済みデータを迅速に取得することができる(後述の検査装置1aにおいて同様)。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る検査装置について説明する。図12は、検査装置1aの機能を示すブロック図である。検査装置1aは、設計パターンの描画後のエッチングにより基板9上に形成されたパターンを検査する装置である。検査装置1aでは、基板9上のパターンと、後述するエッチング補正された設計データとの比較が行われる。検査装置1aは、図2に示すデータ処理装置2と同様に、一般的なコンピュータシステムの構成となっている。
検査装置1aは、データ補正部21aと、実画像記憶部25と、欠陥検出部26とを備える。データ補正部21aは、図3に示すデータ補正部21と同様に、設計データ記憶部211と、エッチング特性記憶部212と、特性グループ取得部213と、分割データ補正部217とを備える。実画像記憶部25は、基板9上に形成されたパターンの画像データである検査画像データを記憶する。欠陥検出部26は、基板9上に形成された当該パターンの欠陥を検出する。検査装置1aにおいても、図3の対象エッチング特性取得部218およびグループ数決定部219が設けられてもよい。
次に、図13を参照しつつ、検査装置1aによる検査の流れについて説明する。検査装置1aによる検査では、図4のステップS11〜S18と同様の処理が行われる。具体的には、テスト基板9a上に形成される測定パターンに基づいて、複数の対象位置の対象エッチング特性が取得されて、エッチング特性記憶部212にて準備される(ステップS11)。続いて、設定グループ数が決定される(ステップS12)。特性グループ取得部213では、ステップS13〜S15の処理が行われる。すなわち、所定の終了条件を満たすまで、各特性グループのグループエッチング特性の取得、および、各対象位置の対象エッチング特性と各特性グループのグループエッチング特性との間の類似度評価値に基づくグループ化処理が繰り返され、決定特性グループが決定される。また、決定特性グループの代表エッチング特性が決定される(ステップS16)。
続いて、設計パターン83の設計データが設計データ記憶部211にて記憶されて準備される(ステップS17)。分割データ補正部217では、設計パターン83の設計データから、複数のピースパターン84(図10参照)をそれぞれ示す複数の分割データが抽出される。換言すると、設計パターン83の設計データが、複数の分割領域にそれぞれ対応する複数の分割データに分割される。そして、各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の決定特性グループを代表するエッチング特性に基づいて、当該分割データが分割データ補正部217により補正され(すなわち、エッチング補正され)、各ピースパターン84の補正済み分割データが求められる(ステップS18)。
ここで、検査装置1aにおけるエッチング補正の内容は、描画装置1におけるエッチング補正と相違する。具体的には、基板9の各ピースパターン84の位置において、エッチング特性が示すエッチング量に従った過剰なエッチングが、実際のエッチングの際に行われることが考慮される。すなわち、各ピースパターン84に含まれる図形要素が、実際のエッチング後の線幅や大きさになるように、各分割データの図形要素の線幅を細くしたり、図形要素を小さくする補正が行われる。換言すれば、描画装置1における上述のステップS18において各分割データに対して行われる補正と反対の補正が、各分割データに対して行われる。
分割データ補正部217では、複数のピースパターン84に対応する複数の補正済み分割データをまとめることにより、補正された設計パターン83の設計データである補正済みデータが生成される。当該補正済みデータは、データ補正部21から欠陥検出部26へと送られる。
続いて、基板9上のエッチングパターンの画像データが取得され、当該画像データが検査画像データとして実画像記憶部25に記憶されて準備される(ステップS21)。ここで、基板9上のエッチングパターンは、補正前の設計パターン83の設計データに基づいて基板9上のレジスト膜に描画されたパターンを現像してレジストパターンを形成し、当該レジストパターンを利用してエッチングを施すことにより、基板9上に形成されるパターンである。ステップS21は、ステップS11〜S18と並行して行われてもよく、ステップS11〜S18よりも前に行われてもよい。当該検査画像データは、検査装置1a以外の装置において取得されてもよく、検査装置1aにおいて取得されてもよい。検査装置1aにおいて検査画像データの取得が行われる場合、検査装置1aには、検査画像データを取得する撮像部が設けられる。なお、上記ステップS11において、測定パターン96の画像が検査装置1aにおいて取得される場合、検査画像データの取得も検査装置1aにおいて行われることが好ましい。
検査画像データは、実画像記憶部25から欠陥検出部26へと送られる。欠陥検出部26では、当該検査画像データと、データ補正部21aから送られた補正済みデータ(すなわち、データ補正部21aによりエッチング補正された設計データ)とが比較されることにより、基板9上に形成されたエッチングパターンの欠陥が検出される(ステップS22)。上述のように、当該補正済みデータでは、各ピースパターン84の図形要素が実際のエッチング後の線幅や大きさになるように補正が行われているため、欠陥検出部26では、検査画像データと補正済みデータとの差異が、基板9上のエッチングパターンの欠陥として検出される。
以上に説明したように、データ補正部21aでは、互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、複数の対象位置が所定数の決定特性グループに分けられる。そして、分割データ補正部217により、設計データの各分割データが、当該分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の決定特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正される。これにより、高精度なエッチング補正を効率よく行うことが可能となる。また、検査装置1aでは、仮に、検査画像データとエッチング補正されていない設計データとを比較する場合に検出される虚報(過剰なエッチングに起因する偽欠陥の検出)を抑制して、基板9上のエッチングパターンの検査を高精度に行うことができる。さらに、エッチング補正の効率化により、パターンの検査を短時間にて行うことができる。
上記描画装置1および検査装置1aでは、様々な変更が可能である。
図4および図13における処理の順序は適宜変更されてよい。例えば、ステップS17と、ステップS11〜S16とが並行して行われてもよく、ステップS17がステップS11〜S16よりも先に行われてもよい。
設計パターン83における複数のピースパターン84(基板9上における複数のピース)の配置および数は、図10に示すものには限定されず、適宜変更されてよい。テスト基板9a上における複数の特性取得用パターン95の配置および数も、図5に示すものには限定されず、適宜変更されてよい。特性取得用パターン95は、必ずしも、一定のピッチにて配列される必要はない。例えば、基板9上においてピースの歩留まりが高い領域には特性取得用パターン95が粗く配置され、ピースの歩留まりが低い領域には特性取得用パターン95が密に配置されてよい。
設計パターン83において、互いに同一である一の種類の複数のピースパターン84と、互いに同一である他の一の種類の複数のピースパターン84とが含まれていてもよい。この場合も、同一の複数のピースパターン84において、最寄りの対象位置が同じ特性グループに属するピースパターン84に対して、同じ補正済み分割データを利用することができ、高精度なエッチング補正を効率よく行うことが可能となる。
分割データ補正部217では、一の決定特性グループに含まれる対象位置を最寄りの対象位置とする2以上のピースの領域のうち1つのピースの領域のみに補正済みのピースパターンが配置され、他のピースの領域が、当該1つのピースの領域に配置されたものと同様のピースパターンが配置される旨の情報のみを有していてもよい。この場合、データ変換部22における補正済みデータの変換の際に、上記1つのピースの領域に配置される補正済みのピースパターンのラスタデータと同様のラスタデータが、当該他のピースの領域に配置される。
描画装置1は、基板9以外の様々な対象物上へのパターンの描画に利用されてよい。検査装置1aも、基板9以外の様々な対象物上にエッチングにより形成されたパターンの検査に利用されてよい。データ補正部21,21aは、描画装置1および検査装置1aから独立したデータ補正装置として利用されてよい。当該データ補正装置は、基板9以外の様々な対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データの補正に利用されてよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 描画装置
1a 検査装置
2 データ処理装置
9 基板
9a テスト基板
21,21a データ補正部
25 実画像記憶部
26 欠陥検出部
35 走査機構
80 プログラム
83 設計パターン
84 ピースパターン
211 設計データ記憶部
212 エッチング特性記憶部
213 特性グループ取得部
214 グループ特性取得部
215 グループ化処理部
216 繰返制御部
217 分割データ補正部
218 対象エッチング特性取得部
219 グループ数決定部
331 光源
332 光変調部
E1,E2 エッチングカーブ
P,P1 対象位置
P0 基準位置
S11〜S22 ステップ

Claims (17)

  1. 対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するデータ補正装置であって、
    対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを記憶する設計データ記憶部と、
    前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を記憶するエッチング特性記憶部と、
    互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける特性グループ取得部と、
    前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する分割データ補正部と、
    を備えることを特徴とするデータ補正装置。
  2. 請求項1に記載のデータ補正装置であって、
    前記特性グループ取得部が、
    各特性グループに関連付けられたエッチング特性をグループエッチング特性として取得するグループ特性取得部と、
    各対象エッチング特性と前記各特性グループの前記グループエッチング特性との類似度を示す値に基づいて、前記各対象エッチング特性に対応する対象位置を前記所定数の特性グループのいずれかに含めるグループ化処理を行うグループ化処理部と、
    を備えることを特徴とするデータ補正装置。
  3. 請求項2に記載のデータ補正装置であって、
    前記特性グループ取得部が、所定の条件を満たすまで、前記グループ特性取得部による前記グループエッチング特性の取得、および、前記グループ化処理部による前記グループ化処理を繰り返させる繰返制御部をさらに備え、
    前記グループエッチング特性の取得が繰り返される際に、前記グループ特性取得部が、直前の前記グループ化処理により前記各特性グループに含められている対象位置の対象エッチング特性から、前記各特性グループの前記グループエッチング特性を求めることを特徴とするデータ補正装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ補正装置であって、
    前記設計データの前記複数の分割データがそれぞれ示す分割パターンが同一であることを特徴とするデータ補正装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ補正装置であって、
    前記対象物上の複数の基準位置のそれぞれに対して基準エッチング特性が予め取得されており、前記複数の対象位置のそれぞれについて、各対象位置と前記複数の基準位置との位置関係に基づいて、前記複数の基準位置における複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた前記複数の基準エッチング特性に基づいて前記各対象位置の前記対象エッチング特性を求める対象エッチング特性取得部をさらに備えることを特徴とするデータ補正装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ補正装置であって、
    複数の仮グループ数のそれぞれに関して、前記特性グループ取得部にグループ分けを行わせ、各特性グループを代表するエッチング特性と、前記各特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値の全ての特性グループにおける和を評価値として求め、前記評価値が所定の閾値以下となる最小の仮グループ数を、前記所定数として決定するグループ数決定部をさらに備えることを特徴とするデータ補正装置。
  7. 対象物上にパターンを描画する描画装置であって、
    請求項1ないし6のいずれかに記載のデータ補正装置と、
    光源と、
    前記データ補正装置により補正された設計データに基づいて前記光源からの光を変調する光変調部と、
    前記光変調部により変調された光を対象物上にて走査する走査機構と、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  8. 対象物上にエッチングにより形成されたパターンを検査する検査装置であって、
    請求項1ないし6のいずれかに記載のデータ補正装置と、
    対象物上にエッチングにより形成されたパターンの画像データである検査画像データを記憶する実画像記憶部と、
    前記データ補正装置により実際のエッチング後の線幅や大きさに合わせて補正された設計データと前記検査画像データとを比較することにより、前記対象物上に形成された前記パターンの欠陥を検出する欠陥検出部と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  9. 対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するデータ補正方法であって、
    a)対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを準備する工程と、
    b)前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を準備する工程と、
    c)互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける工程と、
    d)前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する工程と、
    を備えることを特徴とするデータ補正方法。
  10. 請求項9に記載のデータ補正方法であって、
    前記c)工程が、
    c1)各特性グループに関連付けられたエッチング特性をグループエッチング特性として取得する工程と、
    c2)各対象エッチング特性と前記各特性グループの前記グループエッチング特性との類似度を示す値に基づいて、前記各対象エッチング特性に対応する対象位置を前記所定数の特性グループのいずれかに含めるグループ化処理を行う工程と、
    を備えることを特徴とするデータ補正方法。
  11. 請求項10に記載のデータ補正方法であって、
    前記c)工程が、所定の条件を満たすまで、前記c1)工程による前記グループエッチング特性の取得、および、前記c2)工程による前記グループ化処理を繰り返す工程をさらに備え、
    前記グループエッチング特性の取得が繰り返される際に、前記c1)工程において、直前の前記グループ化処理により前記各特性グループに含められている対象位置の対象エッチング特性から、前記各特性グループの前記グループエッチング特性が求められることを特徴とするデータ補正方法。
  12. 請求項9ないし11のいずれかに記載のデータ補正方法であって、
    前記a)工程において、前記複数の分割データがそれぞれ示す分割パターンが同一である前記設計データが準備されることを特徴とするデータ補正方法。
  13. 請求項9ないし12のいずれかに記載のデータ補正方法であって、
    前記対象物上の複数の基準位置のそれぞれに対して基準エッチング特性が予め取得されており、
    前記b)工程において、前記複数の対象位置のそれぞれについて、各対象位置と前記複数の基準位置との位置関係に基づいて、前記複数の基準位置における複数の基準エッチング特性に重み付けを行った上で、重み付けが行われた前記複数の基準エッチング特性に基づいて前記各対象位置の前記対象エッチング特性が求められることを特徴とするデータ補正方法。
  14. 請求項9ないし13のいずれかに記載のデータ補正方法であって、
    複数の仮グループ数のそれぞれに関して、前記c)工程を実行してグループ分けが行われ、各特性グループを代表するエッチング特性と、前記各特性グループに属する全ての対象位置の対象エッチング特性との相違度を示す値の全ての特性グループにおける和が評価値として求められ、前記評価値が所定の閾値以下となる最小の仮グループ数が、前記所定数として決定されることを特徴とするデータ補正方法。
  15. 対象物上にパターンを描画する描画方法であって、
    請求項9ないし14のいずれかに記載のデータ補正方法により設計データを補正する工程と、
    補正された前記設計データに基づいて変調された光を対象物上にて走査する工程と、
    を備えることを特徴とする描画方法。
  16. 対象物上にエッチングにより形成されたパターンを検査する検査方法であって、
    請求項9ないし14のいずれかに記載のデータ補正方法により設計データを補正する工程と、
    象物上にエッチングにより形成されたパターンの画像データである検査画像データと、実際のエッチング後の線幅や大きさに合わせて補正された前記設計データとを比較することにより、前記対象物上に形成された前記パターンの欠陥を検出する工程と、
    を備えることを特徴とする検査方法。
  17. 対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを補正するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)対象物上にエッチングにより形成されるパターンの設計データを準備する工程と、
    b)前記パターンに含まれる図形要素間のギャップ幅と、前記対象物上の前記図形要素が過剰にエッチングされる量であるエッチング量との関係をエッチング特性とし、前記対象物上の複数の対象位置のそれぞれに対するエッチング特性を対象エッチング特性として、前記複数の対象位置に対する複数の対象エッチング特性を準備する工程と、
    c)互いに類似する対象エッチング特性に対応する対象位置を1つの特性グループに含めることにより、前記複数の対象位置を、前記複数の対象位置よりも少ない所定数の特性グループに分ける工程と、
    d)前記設計データを、前記対象物上に設定された複数の分割領域に対応する複数の分割データに分割し、各分割データを、前記各分割データに対応する分割領域の最寄りの対象位置が属する一の特性グループを代表するエッチング特性に基づいて補正する工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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