JP6341588B1 - 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法 - Google Patents

収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6341588B1
JP6341588B1 JP2017566438A JP2017566438A JP6341588B1 JP 6341588 B1 JP6341588 B1 JP 6341588B1 JP 2017566438 A JP2017566438 A JP 2017566438A JP 2017566438 A JP2017566438 A JP 2017566438A JP 6341588 B1 JP6341588 B1 JP 6341588B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
main body
side wall
resin
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017566438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018158861A1 (ja
Inventor
修平 茅野
修平 茅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aegis Technologies Inc
Original Assignee
Aegis Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aegis Technologies Inc filed Critical Aegis Technologies Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP6341588B1 publication Critical patent/JP6341588B1/ja
Publication of JPWO2018158861A1 publication Critical patent/JPWO2018158861A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/38Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
    • H05K5/03Covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

収容箱(11)は、本体部(12)、および蓋部(13)を含む。本体部(12)は、第一の本体側壁部(21)と、第二の本体側壁部(22)とを備える。本体部(12)には、本体部(12)の外部から第一の本体側壁部(21)と第二の本体側壁部(22)との間に位置する本体側空隙(23)に至る本体側貫通孔(16a〜16d)が設けられている。第一の本体側壁部(21)と第二の本体側壁部(22)とは、凹部(14)の開口の外周側においてのみ接続されている。本体部(12)は、一体で形成されている。蓋部(13)は、第一の蓋側壁部(31a)と、第二の蓋側壁部(31b)とを備える。蓋部(13)には、蓋部(13)の外部から第一の蓋側壁部(31a)と第二の蓋側壁部(31b)との間に位置する蓋側空隙(32)に至る蓋側貫通孔(18a〜18d)が設けられている。第一の蓋側壁部(31a)と第二の蓋側壁部(31b)とは、蓋側空隙(32)の外周側においてのみ接続されている。蓋部(13)は、一体で形成されている。

Description

この発明は、収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法に関するものである。
物体を収容する収容箱において、収容箱を構成する壁の部分が二重になっているものがある。特開2005−126082号公報(特許文献1)に開示の包装容器は、プラスチックシートを器状に成型してなる外容器体と内容器体を、互いに間に内装シートを介在した状態で嵌着して成ることを特徴としている。
特開2005−126082号公報
特許文献1に開示の包装容器は、外容器体と内容器体とをそれぞれプラスチック素材で独立した容器として一旦製造することとしている。そして、両方の容器体の間に内装シートを介装した状態で両方の容器体を嵌着することとしている。すなわち、特許文献1に開示の包装容器では、外側の壁を構成する外容器体と内側の壁を構成する内容器体とが別々に製造され、二重の壁として組み合わされている構成である。
しかし、このような構成の包装容器は、たとえば、他の部材と衝突した際に、組み合わされた嵌着部分、すなわち、外側の壁を構成する部材と内側の壁を構成する部材との継ぎ目部分を起点として、破損してしまうおそれが高い。
この発明の目的は、破損するおそれを低減することができる収容箱を提供することである。
この発明の他の目的は、より確実にデータを取得することができるデータロギング装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、破損するおそれが低減された収容箱を精度よく製造することができる収容箱の製造方法を提供することである。
この発明の一の局面においては、収容箱は、内方側に所定の物体を収容可能な凹部が設けられている本体部、および本体部と別体で設けられており、本体部に取り付けられて凹部の開口を覆う蓋部を含む。本体部は、外方側に位置する第一の本体側壁部と、第一の本体側壁部と間隔を空けて凹部側に設けられる第二の本体側壁部とを備える。本体部には、本体部の外部から第一の本体側壁部と第二の本体側壁部との間に位置する本体側空隙に至る本体側貫通孔が設けられている。第一の本体側壁部と第二の本体側壁部とは、凹部の開口の外周側においてのみ接続されている。本体部は、一体で形成されている。蓋部は、外方側に位置する第一の蓋側壁部と、第一の蓋側壁部と間隔を空けて蓋部を本体部に取り付けた際に凹部側に設けられる第二の蓋側壁部とを備える。蓋部には、蓋部の外部から第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部との間に位置する蓋側空隙に至る蓋側貫通孔が設けられている。第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部とは、蓋側空隙の外周側においてのみ接続されている。蓋部は、一体で形成されている。
この発明の他の局面においては、データロギング装置は、上記した収容箱と、凹部に収容され、所定のデータを取得して保存するデータロガーとを備える。
この発明のさらに他の局面においては、収容箱の製造方法は、以下の構成を有する収容箱の製造方法である。収容箱は、内方側に所定の物体を収容可能な凹部が設けられている本体部、および本体部と別体で設けられており、本体部に取り付けられて凹部の開口を覆う蓋部を含む。本体部は、外方側に位置する第一の本体側壁部と、第一の本体側壁部と間隔を空けて凹部側に設けられる第二の本体側壁部とを備える。本体部には、本体部の外部から第一の本体側壁部と第二の本体側壁部との間に位置する本体側空隙に至る本体側貫通孔が設けられている。第一の本体側壁部と第二の本体側壁部とは、凹部の開口の外周側においてのみ接続されている。本体部は、一体で形成されている。蓋部は、外方側に位置する第一の蓋側壁部と、第一の蓋側壁部と間隔を空けて蓋部を本体部に取り付けた際に凹部側に設けられる第二の蓋側壁部とを備える。蓋部には、蓋部の外部から第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部との間に位置する蓋側空隙に至る蓋側貫通孔が設けられている。第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部とは、蓋側空隙の外周側においてのみ接続されている。蓋部は、一体で形成されている。第一の本体側壁部は、凹部の底側に位置する板状の第一の底壁部と、第一の底壁部の周縁部から立設する筒状の第一の側壁部とを含む。第二の本体側壁部は、第一の底壁部と間隔を空けて凹部の底側に位置する板状の第二の底壁部と、第一の側壁部と間隔を空けて第二の底壁部の周縁部から立設する筒状の第二の側壁部とを含む。本体部は、第一の側壁部と第二の側壁部との間に位置する本体側空隙の開口を覆うよう第一の側壁部と第二の側壁部とを連結する本体側連結部を備える。蓋部は、第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部との間に位置する蓋側空隙の開口を覆うよう第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部とを連結する蓋側連結部を備える。
ここで、収容箱の製造方法は、第一の液体に不溶の第一の本体側樹脂により第一の底壁部に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する第一の本体部形成工程と、第一の本体部形成工程の後に、形成された第一の底壁部に相当する部分の上に、第一の本体側樹脂により第一の側壁部に相当する部分、第二の側壁部に相当する部分、および第二の底壁部に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成すると共に、第一の液体に可溶の第二の本体側樹脂により本体側空隙に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する第二の本体部形成工程と、第二の本体部形成工程の後に、形成された第一の側壁部に相当する部分、第二の側壁部に相当する部分、および本体側空隙に相当する部分の上に、第一の本体側樹脂により本体側連結部に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する第三の本体部形成工程と、第三の本体部形成工程の後に、本体側貫通孔から第一の液体を注入して第二の本体側樹脂を溶解させ、溶解させた第二の本体側樹脂を本体側貫通孔から除去することにより、本体側空隙に相当する部分を形成する本体側空隙形成工程とを備える。
このような収容箱によると、本体部および蓋部をそれぞれいわゆる二重の壁の構造としているため、たとえば、外部から収容箱に加えられた力により収容された物体が破損するおそれを低減することができる。また、収容された物体に対する収容箱の外部の温度変化の影響を受けにくくすることができる。さらに二重の壁の間の空隙に至る貫通孔が本体部および蓋部にそれぞれ設けられているため、この貫通孔を利用して、空隙内にユーザーの要求に応じた種々の部材を配置させることができる。ここで、第一の本体側壁部と第二の本体側壁部とは、凹部の開口の外周側においてのみ接続されており、本体部は一体で形成されているため、第一の本体側壁部と第二の本体側壁部との間には繋ぎ目がない。また、第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部とは、蓋側空隙の外周側においてのみ接続されており、蓋部は一体で形成されているため、第一の蓋側壁部と第二の蓋側壁部との間には繋ぎ目がない。したがって、これらの繋ぎ目を起点として生ずる収容箱の破損のおそれを低減することができる。
また、このようなデータロギング装置によると、より確実にデータを取得することができる。
また、このような収容箱の製造方法によると、破損するおそれを低減させた収容箱を精度よく製造することができる。
この発明の一実施形態に係る収容箱の外観を示す斜視図である。 図1に示す収容箱に備えられる本体部の外観を示す斜視図である。 図1に示す収容箱に備えられる蓋部の外観を示す斜視図である。 図2に示す本体部を矢印Zの向きと逆の向きである上側から見た図である。 図4に示す本体部を図4中のV−Vで切断した場合の断面図である。 図3に示す蓋部を矢印Zの向きである下側から見た図である。 図6に示す蓋部を図6中のVII−VIIで切断した場合の断面図である。 蓋部を本体部へ取り付けた収容箱の一部を示す断面図である。 この発明の一実施形態に係る収容箱の製造方法における本体部の代表的な製造工程を示すフローチャートである。 第一の底壁部に相当する部分を形成した状態を示す図である。 第二の底壁部に相当する部分を形成した状態を示す図である。 第一の側壁部に相当する部分、第二の側壁部に相当する部分、および本体側空隙に相当する部分を形成した状態を示す断面図である。 本体側連結部に相当する部分を形成した状態を示す断面図である。 本体側空隙に相当する部分に本体側空隙を形成した状態を示す断面図である。 本体側空隙に本体側充填樹脂を注入した状態を示す断面図である。 この発明の一実施形態に係る収容箱の製造方法における蓋部の代表的な製造工程を示すフローチャートである。 第一の蓋側壁部に相当する部分を形成した状態を示す図である。 蓋側連結部に相当する部分を形成した状態を示す図である。 第二の蓋側壁部に相当する部分を形成した状態を示す断面図である。 蓋側空隙に相当する部分に空隙を形成した状態を示す断面図である。 蓋側空隙に蓋側充填樹脂を注入した状態を示す断面図である。 この発明に係るデータロギング装置に含まれる基板を示す概略斜視図である。 この発明に係るデータロギング装置を示す概略斜視図である。 この発明の他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部の一部を示す断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部の一部を示す断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる本体部の一部を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る収容箱の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示す収容箱に備えられる本体部の外観を示す斜視図である。図3は、図1に示す収容箱に備えられる蓋部の外観を示す斜視図である。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。また、理解の容易の観点から、図1に示す配置の状態において、下から上に向かう向きを矢印Zで示し、後ろから前に向かう向きを矢印Xで示し、左から右に向かう向きを矢印Yで示している。図1以降についても、同様である。
図1〜図3を参照して、この発明の一実施形態に係る収容箱11は、前後方向の長さよりも左右方向の長さの方が若干長い直方体形状である。図1〜図3中のZ方向から見た場合に、収容箱11の外形形状は、四つの角部が丸められた矩形状である。矢印Xの向きまたはその逆の向きで示す前後方向で、直方体を構成する一つの面の延びる方向が示され、矢印Yの向きまたはその逆の向きで示す左右方向で、上記した前後方向に延びる一つの面に垂直な他の面の延びる方向が示される。
収容箱11は、本体部12と、蓋部13とを備える。本体部12には、内方側に凹部14が設けられている(図2参照)。凹部14は、所定の物体を収容可能である。蓋部13は、本体部12と別体で設けられている。蓋部13は、本体部12に取り付けられて凹部14の開口を覆う。蓋部13は、四つのビス15a、15b、15c、15dによって本体部12に取り付けられる。この蓋部13の本体部12への取り付けについては、後述する。収容箱11は、所定の物体、たとえば、後述するデータロガーを凹部14内に配置して収容可能である。なお、凹部14を構成する壁についても、収容箱11の外形形状に沿う直方体形状となっている。
次に、収容箱11に備えられる本体部12の具体的な構成について説明する。図4は、図2に示す本体部12を矢印Zの向きと逆の向きである上側から見た図である。図5は、図4に示す本体部12を図4中のV−Vで切断した場合の断面図である。
図1〜図5、特に図2、図4および図5を参照して、本体部12は、外方側に位置する第一の本体側壁部21と、第一の本体側壁部21と間隔を空けて凹部14側に設けられる第二の本体側壁部22とを備える。第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22との間には、本体側空隙23が位置することになる。なお、本体側空隙23には、後述するように発泡樹脂30が充填されている。ここで、外方側とは、本体部12のうちの外部空間に曝される側である。
第一の本体側壁部21は、凹部14の底側に位置する板状の第一の底壁部24aと、第一の底壁部24aの周縁部25aから立設する筒状の第一の側壁部26aとを含む。第一の側壁部26aは、第一の底壁部24aの周縁部25aから連なって矢印Zで示す向きに延びるように設けられている。第一の側壁部26aは、四角筒状である。第一の底壁部24aの外形形状は、Z軸方向から見た場合に、四隅が丸められた矩形状である。第一の底壁部24aのうちの外方側に位置する面27aおよび内方側に位置する面27bは共に、平らである。
第二の本体側壁部22は、第一の底壁部24aとZ軸方向に間隔を空けて凹部14の底側に位置する板状の第二の底壁部24bと、第一の側壁部26aとX軸方向およびY軸方向に間隔を空けて第二の底壁部24bの周縁部25bから立設する筒状の第二の側壁部26bとを含む。第二の側壁部26bは、第二の底壁部24bの周縁部25bから連なって矢印Zで示す向きに延びるように設けられている。第二の側壁部26aは、四角筒状である。第二の底壁部24bの外形形状は、Z軸方向から見た場合に、四隅が丸められた矩形状である。第二の底壁部24bのうちの外方側に位置する面28aおよび内方側に位置する面28bは共に、平らである。
第一の底壁部24aと第二の底壁部24bとの間には、本体側空隙23を跨いで連結が設けられていない。すなわち、第一の底壁部24aと第二の底壁部24bとの間には、Z軸方向に延びて第一の底壁部24aと第二の底壁部24bとを繋ぐ柱状の部材や、板状の部材は設けられていない構成である。また、第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとの間にも、本体側空隙23を跨いで連結が設けられていない。すなわち、第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとの間には、X軸方向やY軸方向に延びて第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとを繋ぐ柱状の部材や、板状の部材は設けられていない構成である。なお、上記した本体側空隙23は、第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22との間、具体的には、第一の底壁部24aと第二の底壁部24bとの間、および第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとの間に設けられることになる。
本体部12は、凹部14の開口の外周側に配置されており、第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとの間に位置する本体側空隙23の開口を覆うよう第一の側壁部26aと第二の側壁部26bとを連結する本体側連結部29を備える。本体側連結部29は、具体的には、第一の側壁部26aのうちの第一の底壁部24aと連なる端部と反対側の端部、および第二の側壁部26bのうちの第二の底壁部24bと連なる端部と反対側の端部のそれぞれから連なって平板状に設けられている。本体側連結部29は、Z軸方向から見た場合の外形形状が矩形状であって、外形形状よりも小さい矩形状の開口が内方側に設けられた形状である。すなわち、第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22とは、凹部24の開口の外周側においてのみ接続されている。
本体部12に備えられる本体側連結部29には、本体部12の外部から本体側空隙23bに至る四つの本体側貫通孔16a、16b、16c、16dが設けられている(図4参照)。四つの本体側貫通孔16a〜16dはそれぞれ、外形形状が矩形状である本体側連結部29の四隅に位置する領域に設けられている。本体側貫通孔16a〜16dは丸孔状であって、本体側連結部29の厚み方向に貫通している。
ここで、本体部12は、一体で形成されている。すなわち、第一の底壁部24a、第一の側壁部26a、第二の底壁部24b、第二の側壁部26b、および本体側連結部29は、繋ぎ目がなく一体で形成されている。このような構成の本体部12の製造方法の一例については、後に詳述する。
本体側空隙23には、発泡樹脂30が充填されている。発泡樹脂30は、たとえば、注射状の部材を用いて、本体側貫通孔16a〜16dのいずれかから未硬化の液状の状態で注入される。ここで、本体側貫通孔16a〜16dにおいて、発泡樹脂30の注入に利用されない孔は、本体側空隙23内にある空気を逃がす空気孔として利用される。全ての本体側貫通孔16a〜16dから適量の未硬化の液状の発泡樹脂30を同時に、あるいはタイミングをずらして注入することとしてもよい。
注入された発泡樹脂30は、所定の時間の加熱等により硬化し、そのまま本体側空隙23内に配置される。発泡樹脂30が硬化した後において、本体側貫通孔16a〜16dを構成する壁面には、タップを利用して、ビス15a〜15dを螺合させるためのねじ溝が切られる。
なお、発泡樹脂30の材質としては、たとえば、ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、ポリイミド、メラミン樹脂等が用いられる。後述する発泡樹脂37の材質としても同様である。
また、本体部12の材質としては、後述する立体印刷機とも呼ばれる3Dプリンターで製造されるため、3Dプリンターで使用可能な材質、たとえば、アクリル樹脂やポリカーボネートが用いられる。後述する蓋部13の材質としても同様である。この本体部12等の材質については、後述する。
次に、収容箱11に備えられる蓋部13の具体的な構成について説明する。図6は、図3に示す蓋部13を矢印Zの向きである下側から見た図である。図7は、図6に示す蓋部13を図6中のVII−VIIで切断した場合の断面図である。
図1〜図7、特に、図3、図6および図7を参照して、蓋部13は、外方側に位置する板状の第一の蓋側壁部31aと、第一の蓋側壁部31aと間隔を空けて蓋部13を本体部12に取り付けた際に凹部14側に設けられる板状の第二の蓋側壁部31bとを備える。第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとの間には、蓋側空隙32が位置することになる。第二の蓋側壁部31bは、第一の蓋側壁部31aとの間に蓋側空隙32を設けるよう凹部14側に位置している。
第一の蓋側壁部31aの外形形状は、Z軸方向から見た場合に、四隅が丸められた矩形状である。第一の蓋側壁部31aのうちの外方側に位置する面33aおよび内方側に位置する面33bは共に、平らである。第二の蓋側壁部31bの外形形状は、Z軸方向から見た場合に、四隅が丸められた矩形状である。第二の蓋側壁部31bのうちの外方側に位置する面34aおよび内方側に位置する面34bは共に、平らである。
蓋部13は、第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとの間に位置する蓋側空隙32の開口を覆うよう第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとを連結する蓋側連結部35を備える。蓋側連結部35は、第一の蓋側壁部31aの一方の面33bのうち、第一の蓋側壁部31aの周縁部から中心側に向かって所定の距離入り込んだ位置から厚み方向に突出するようにして設けられている。蓋側連結部35は、第二の蓋側壁部31bの周縁部36に連結している。蓋側連結部35は、筒状である。具体的には、蓋側連結部35は、四角筒状である。四角筒状の蓋側連結部35の内方側には、蓋側空隙32が位置することになる。
第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとの間には、蓋側空隙32を跨いで連結が設けられていない。すなわち、第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとの間には、Z軸方向に延びて第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとを繋ぐ柱状の部材や、板状の部材は設けられていない構成である。すなわち、第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとは、蓋側空隙32の外周側においてのみ接続されている構成である。
第一の蓋側壁部31aには、厚み方向に貫通する四つの挿通孔17a〜17dが設けられている。具体的には、第一の蓋側壁部31aには、蓋部13を本体部12に取り付ける際に本体側貫通孔16a〜16dに対向する位置において、ビス15a〜15dを挿通するよう第一の蓋側壁部31aの厚み方向に貫通する挿通孔17a〜17が設けられている。四つの挿通孔17a〜17dはそれぞれ、外形形状が矩形状である第一の蓋側壁部31aの四隅に位置する領域に設けられている。挿通孔17a〜17dは丸孔状であって、第一の蓋側壁部31aの厚み方向、すなわち、Z軸方向に真っ直ぐに貫通している。
蓋部13に備えられる第二の蓋側壁部31bには、蓋部13の外部から蓋側空隙32に至る四つの蓋側貫通孔18a、18b、18c、18dが設けられている。四つの蓋側貫通孔18a〜18dはそれぞれ、外形形状が矩形状である第二の蓋側壁部31bの四隅に位置する領域に設けられている。蓋側貫通孔18a〜18dは丸孔状であって、第二の蓋側壁部31bの厚み方向、すなわち、Z軸方向に真っ直ぐに貫通している。
ここで、蓋部13は、一体で形成されている。すなわち、第一の蓋側壁部31a、第二の蓋側壁部31b、および蓋側連結部35は、繋ぎ目がなく一体で形成されている。このような構成の蓋部12の製造方法の一例については、後に詳述する。
蓋側空隙32には、発泡樹脂37が充填されている。発泡樹脂37は、たとえば、注射状の部材を用いて、蓋側貫通孔18a〜18dのいずれかから未硬化の液状の状態で注入される。ここで、蓋側貫通孔18a〜18dにおいて、発泡樹脂37の注入に利用されない孔は、蓋側空隙32内にある空気を逃がす空気孔として利用される。全ての蓋側貫通孔18a〜18dから適量の未硬化の液状の発泡樹脂37を同時に、あるいはタイミングをずらして注入することとしてもよい。
注入された発泡樹脂37は、所定の時間の加熱等により硬化し、そのまま蓋側空隙32内に配置される。なお、発泡樹脂37は、蓋側貫通孔18a〜18dを塞ぐまで注入される。すなわち、発泡樹脂37の硬化反応が終了した際に、蓋側貫通孔18a〜18dの領域は、発泡樹脂37によって埋められた構成となる。なお、必要に応じて、発泡樹脂37によって蓋側貫通孔18a〜18dを埋めた後に、第二の蓋側壁部31bのうちの内方側に位置する面34bを研磨して平滑性を上げるようにしてもよい。
次に、蓋部13の本体部12への取り付けについて説明する。図8は、蓋部13を本体部12へ取り付けた収容箱11の一部を示す断面図である。図8は、図5および図7に示す断面に相当する。
併せて図8を参照して、蓋部13の本体部12への取り付けに際し、まず、図8中の一点鎖線で示す所定の物体19を凹部14に収容させた本体部12の上に、蓋部13を載置する。具体的には、本体側連結部29の上側の面38に、第一の蓋側壁部31aの一方側の面33bの一部を当接させるようにして配置する。この時、本体部12に設けられた四つの本体側貫通孔16a〜16dのそれぞれに四つの挿通孔17a〜17dのそれぞれを合わせるようにする。ここで、蓋部13の一部、具体的には、面33bから突出する蓋側連結部35および第二の蓋側壁部31bは、凹部14内に位置する状態となる。また、蓋側連結部35および第二の蓋側壁部31bによって、本体部12に対する蓋部13の位置が規制される。
その後、それぞれねじ山を有する軸部と頭部とを含む四つのビス15a、15b、15c、15dを準備し、ビス15a〜15dの軸部をそれぞれ蓋部13に設けられた四つの挿通孔17a〜17dに挿通させる。そして、本体部12に設けられ、ねじ溝が切られた四つの本体側貫通孔16a〜16dと四つのビス15a〜15dとをそれぞれ螺合させる。このようにして、蓋部13は、本体部12に取り付けられる。すなわち、蓋部13は、挿通孔17a〜17dに軸部を挿通させて本体側貫通孔16a〜16dとビス15a〜15dとを螺合させるようにして本体部12に取り付けられる。
このような構成の収容箱11によれば、本体部12および蓋部13を複数層、この場合はいわゆる二重の壁の構造としているため、たとえば、外部から収容箱11に加えられた力により収容された物体19が破損するおそれを低減することができる。また、収容された物体19に対する収容箱11の外部の温度変化の影響を受けにくくすることができる。さらに二重の壁の間の空隙、この場合、本体側空隙23および蓋側空隙32に至る本体側貫通孔16a〜16dおよび蓋側貫通孔18a〜18dが本体部12および蓋部13にそれぞれ設けられているため、本体側貫通孔16a〜16dおよび蓋側貫通孔18a〜18dを利用して、本体側空隙23および蓋側空隙32内にユーザーの要求に応じた種々の部材を配置させることができる。この場合、発泡樹脂30、37を本体側空隙23および蓋側空隙32内にそれぞれ配置させることができる。ここで、第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22とは、凹部14の開口の外周側においてのみ接続されており、本体部12は一体で形成されているため、第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22との間には繋ぎ目がない。また、第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとは、蓋側空隙32の外周側においてのみ接続されており、蓋部13は一体で形成されているため、第一の蓋側壁部としての第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部としての第二の蓋側壁部31bの間には繋ぎ目がない。したがって、これらの繋ぎ目を起点として生ずる収容箱11の破損のおそれを低減することができる。
本実施形態によれば、本体側空隙23および蓋側空隙32には、発泡樹脂30、37がそれぞれ充填されている構成である。したがって、収容箱11が他の物体と衝突したり、収容箱11が落下した場合でも、衝突による衝撃を発泡樹脂30、37により吸収して、収容箱11、引いては、収容箱11の中に収容された所定の物体19が破損するおそれを低減することができる。この場合、第一の本体側壁部21と第二の本体側壁部22との間、および第一の蓋側壁部31aと第二の蓋側壁部31bとの間には継ぎ目がない構成であるため、注入された未硬化の液状の発泡樹脂30、37が漏洩することはない。したがって、確実に本体側空隙23内、および蓋側空隙32内に発泡樹脂30、37をそれぞれ充填させることができる。
また、本実施形態によれば、本体側貫通孔16a〜16dは複数、具体的には四つ設けられているため、より効率的に本体側空隙23に発砲樹脂30を充填させることができる。すなわち、本体側貫通孔16a〜16dのいずれか一つを利用して発泡樹脂30を注入し、注入に利用しない他をいわゆる空気孔として利用して、本体側空隙23内に空気を含ませるおそれを低減しながら発泡樹脂30を充填することができる。また、蓋側貫通孔18a〜18dについても複数、具体的には四つ設けられているため、より効率的に蓋側空隙32に発泡樹脂37を充填させることができる。なお、本体側貫通孔16a〜16dおよび蓋側貫通孔18a〜18dのうちの少なくともいずれか一方が、複数設けられている構成としてもよい。
また、本実施形態によれば、収容箱11は、四つのビス15a〜15dを備え、これら四つのビス15a〜15dにより本体部12に蓋部13を取り付ける構成であるため、ビス15a〜15dによる強固な固定として、より確実に収容箱11における収容状態を維持することができる。
また、本実施形態によれば、収容箱11は直方体形状であり、凹部14を構成する壁も収容箱11の外形形状に沿う直方体形状であるため、矩形状の物体19を凹部14内に収容させる際に、より効率的に、すなわち、凹部14内の空間を有効に利用して物体19を収容させることができる。
次に、この発明の一実施形態に係る収容箱11の製造方法について説明する。まず、収容箱11に備えられる本体部12の製造方法について説明する。本体部12の製造に際しては、主に3Dプリンターを使用する。すなわち、本体部12を構成する材料を下層側から積層するようにして製造する。材質として、第一の液体としての水に不溶な第一の本体側樹脂、および水に可溶な第二の本体側樹脂として水溶性樹脂を用いる。第一の本体側樹脂は、3Dプリンターに備えられる第一のノズルを用いて噴射される。水溶性樹脂は、3Dプリンターに備えられる第一のノズルとは異なる第二のノズルを用いて噴射される。なお、水溶性樹脂の積層によって形成される構造物は、3Dプリンターの製造物における補助材とも呼ばれる。
図9は、この発明の一実施形態に係る収容箱11の製造方法における本体部12の代表的な製造工程を示すフローチャートである。図9を参照して、まず、第一の形成工程(図9において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)において、第一の液体に不溶の第一の本体側樹脂により第一の底壁部24aを、3Dプリンターを用いて形成する。なお、ここでは、第一の液体としての水に不溶な第一の本体側樹脂を用いて、本体部12を構成する第一の底壁部24aに相当する部分を形成する。
図10は、第一の底壁部24aに相当する部分を形成した状態を示す図である。図10において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、X−Xで切断した場合の断面図である。
図10を参照して、第一の底壁部24aに相当する部分41aは、一方の面42aから他方の面42bまでの厚みLが第一の底壁部24aに相当する厚みに至るまで、第一の本体側樹脂を3Dプリンターで積層するようにして形成される。第一の底壁部24aに相当する部分41aの外形形状は、図10における上側の図で示すように四隅が丸められた矩形状である。
図11は、第二の底壁部24bに相当する部分を形成した状態を示す図である。図11において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XI−XIで切断した場合の断面図である。
図10および図11を参照して、第二の本体部形成工程(S12)として、第一の本体部形成工程の後に、形成された第一の底壁部24aに相当する部分41aの上に、第一の本体側樹脂により第一の側壁部26aに相当する部分43a、第二の側壁部26bに相当する部分43bの一部、および第二の底壁部24bに相当する部分41bの一部を、3Dプリンターを用いて形成すると共に、水に可溶の第二の本体側樹脂により本体側空隙23に相当する部分44を、3Dプリンターを用いて形成する。具体的には、まず、図10に示す第一の底壁部24aに相当する部分41aを形成した後、第一の底壁部24aに相当する部分41aの周縁部に第一の本体側樹脂を積層させて第一の側壁部26aに相当する部分43aの一部を形成すると共に、本体側空隙23に相当する部分44に水溶性樹脂を積層させる。この本体側空隙23に相当する部分44に積層させた水溶性樹脂については、後に取り除かれるため、この部分が本体側空隙23となる。
本体側空隙23に相当する部分44の厚みL分だけ水溶性樹脂を積層させ、同じ厚みで第一の側壁部26aに相当する部分43aに第一の本体側樹脂を積層させた後、水溶性樹脂の上に第二の底壁部24bに相当する部分41bを形成する。具体的には、水溶性樹脂を積層させて本体側空隙23に相当する部分44を形成した後、その上に再び第一の本体側樹脂により第二の底壁部24bに相当する部分41bを厚みL分だけ積層させる。また、第一の側壁部26aに相当する部分43aの上には、引き続き同じ厚み分だけ第一の本体側樹脂を積層させる。また、本体側空隙23に相当する部分44の周縁部に、水溶性樹脂を引き続き積層して本体側空隙23のうちのZ軸方向に延びる部分を同じ厚み分だけ形成する。この状態が、図11に示す状態となる。
その後、図12に示すように、第二の側壁部26bの厚みLだけ第一の本体側樹脂を積層する。また、同じ厚みで、第一の側壁部26aに相当する部分43aを第一の本体側樹脂で積層する。また、同じ厚みで、本体側空隙23に相当する部分44を水溶性樹脂で積層する。図12は、第一の側壁部26aに相当する部分43a、第二の側壁部26bに相当する部分43b、および本体側空隙23に相当する部分44を形成した状態を示す断面図である。図12において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XII−XIIで切断した場合の断面図である。
次に、第三の本体部形成工程(S13)として、第二の本体部形成工程の後に、形成された第一の側壁部26aに相当する部分43a、第二の側壁部26bに相当する部分43b、および本体側空隙23に相当する部分44の上に、第一の本体側樹脂により本体側連結部29に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する。図13は、本体側連結部29に相当する部分を形成した状態を示す断面図である。図13において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XIII−XIIIで切断した場合の断面図である。
図13を参照して、第一の側壁部26aに相当する部分43a、第二の側壁部26bに相当する部分43b、および本体側空隙23に相当する部分44の上にそれぞれ第一の樹脂を厚みLだけ積層して本体側連結部29に相当する部分45を形成する。この場合、用いられるのは第一の本体側樹脂だけである。ここで、本体側連結部29に相当する部分45の形成に際し、四つの本体側貫通孔16a〜16dに相当する部分については、第一の本体側樹脂を積層せず、本体側貫通孔16a〜16dに相当する四つの穴46a、46b、46c、46dを設けるようにする。すなわち、四つの本体側貫通孔16a〜16dに相当する部分を避けて、第一の本体側樹脂を積層する。これらの穴46a〜46dの底に相当する部分には、水溶性樹脂が積層された本体側空隙23に相当する部分44が位置することになる。
このようにして本体部12の外形形状を3Dプリンターで形成した後、補助材除去工程(S14)に移る。具体的には、水溶性樹脂の積層で形成される構造物を、本体部12から取り除く。図14は、本体側空隙23に相当する部分44に本体側空隙を形成した状態を示す断面図である。図14において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XIV−XIVで切断した場合の断面図である。
図14を参照して、四つの穴46a〜46dの全て、またはいずれかから、水を投入する。水の投入により、本体側空隙23に相当する部分44内に配置された水溶性樹脂は、水に溶解する。この場合、第一の本体側樹脂は水に不溶なので、水溶性樹脂が積層された部分のみが水に溶解することになる。水溶性樹脂を水に溶解させた後、本体部12を傾けたり、ひっくり返したりして、水溶性樹脂を溶解させた水を穴46a〜46dのいずれかから排出する。このような作業を必要に応じて複数回繰り返す。このようにして、補助材として水溶性樹脂が配置されていた本体側空隙23に相当する部分44に本体側空隙47を形成する。水溶性樹脂が除去された結果、穴46a〜46dはそれぞれ、外部から本体側空隙47に至る貫通孔となる。
次に、本体側充填樹脂注入工程(S15)に移る。本体側充填樹脂は、硬化性樹脂であって、未硬化の状態で液状である。すなわち、本体側充填樹脂は、未硬化の状態で流動性を有する。本体側充填樹脂としては、たとえば、硬化後に発泡性を有する発泡樹脂が採用される。図15は、本体側空隙47に本体側充填樹脂を注入した状態を示す断面図である。図15において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XV−XVで切断した場合の断面図である。
図15を参照して、水溶性樹脂から構成される構造物を取り除いてできた本体側空隙47に、穴46a〜46dのいずれかから本体側充填樹脂48を注入する。この場合、注射器のような部材を用いて、穴46a〜46dのいずれかから本体側充填樹脂48を注入する。この時、本体側充填樹脂48を注入されていない穴46a〜46dは、本体側空隙47の中にある空気が出ていく空気孔となる。
本体側充填樹脂48を注入した後、加熱等により本体側充填樹脂48を硬化させて、本体側空隙47内に本体側充填樹脂48を配置させる。なお、本体側充填樹脂48を硬化させた後、上記したように、穴46a〜46dを構成する壁面について、タップを利用して、ねじ溝を形成する。このようにして、この発明の一実施形態に係る収容箱11に備えられる本体部12を形成する。
すなわち、本体部12は、第一の液体に不溶の第一の本体側樹脂により第一の底壁部24aを、3Dプリンターを用いて形成し、形成された第一の底壁部24aの上に、第一の本体側樹脂により第一の側壁部26a、第二の側壁部26b、および第二の底壁部24bを、3Dプリンターを用いて形成すると共に、第一の液体に可溶の第二の本体側樹脂により本体側空隙23に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成し、形成された第一の側壁部26a、第二の側壁部26b、および本体側空隙23に相当する部分の上に、第一の本体側樹脂により本体側連結部29を、3Dプリンターを用いて形成し、本体側貫通孔16a〜16dから第一の液体を注入して第二の本体側樹脂を溶解させ、溶解させた第二の本体側樹脂を本体側貫通孔16a〜16dから除去することにより、本体側空隙23を形成して製造される。
次に、収容箱11に備えられる蓋部13の製造方法について説明する。蓋部13の製造に際しても、本体部12の製造時と同様に、3Dプリンターを使用する。また、材質として、第二の液体としての水に不溶な第一の蓋部樹脂、および水に可溶な水溶性樹脂を用いる。すなわち、上記した本体部12に用いた第一の液体と第二の液体とはそれぞれ水であり、同じである。また、第一の蓋側樹脂の材質と第一の本体側樹脂の材質とを同じにしてもよい。第一の蓋側樹脂は、3Dプリンターに備えられる第一のノズルを用いて噴射される。水溶性樹脂は、3Dプリンターに備えられる第一のノズルとは異なる第二のノズルを用いて噴射される。
図16は、この発明の一実施形態に係る収容箱11の製造方法における蓋部13の代表的な製造工程を示すフローチャートである。図16を参照して、まず、第一の蓋部形成工程(S21)において、第二の液体に不溶の第一の蓋側樹脂により第一の蓋側壁部31aを、3Dプリンターを用いて形成する。
図17は、第一の蓋側壁部31aに相当する部分を形成した状態を示す図である。図17において、上側の図は、矢印Zと逆の向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XVII−XVIIで切断した場合の断面図である。
図17を参照して、第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aは、一方の面52aから他方の面52bまでの厚みL11が第一の蓋側壁部31aに相当する厚みに至るまで、第一の蓋側樹脂を3Dプリンターで積層するようにして形成される。第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aの外形形状は、図17における上側の図で示すように四隅が丸められた矩形状である。
ここで、第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aの形成に際し、四つの挿通孔17a〜17dに相当する部分については、第一の本体側樹脂を積層せず、挿通孔17a〜17dに相当する四つの穴53a、53b、53c、53dを設けるようにする。すなわち、四つの挿通孔17a〜17dに相当する部分を避けて、第一の本体側樹脂を積層する。
次に、第二の蓋部形成工程(S22)において、第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aの上に蓋側連結部35に相当する部分を形成する。また、蓋側空隙32に相当する部分を形成する。図18は、蓋側連結部35に相当する部分を形成した状態を示す図である。図18において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XVIII−XVIIIで切断した場合の断面図である。
図18を参照して、第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aを形成した後、第一の蓋側壁部31aに相当する部分51aの他方の面52bのうちの周縁部から所定の距離だけ内方側に位置であって蓋側連結部35に相当する部分54において、第一の蓋側樹脂を積層させる。また、蓋側連結部35に相当する部分54における第一の蓋側樹脂の積層と共に、蓋側空隙32に相当する部分55に水溶性樹脂を積層させる。蓋側空隙32に相当する部分55の厚みL12分だけ水溶性樹脂を積層させ、同じ厚みで蓋側連結部35に相当する部分54に第一の蓋側樹脂を積層させて、第一の蓋側樹脂で蓋側連結部35に相当する部分54、水溶性樹脂で蓋側空隙32に相当する部分55を形成する。
第二の蓋部形成工程の後に、第三の蓋部形成工程(S23)において、形成された蓋側連結部35に相当する部分54、および蓋側空隙32に相当する部分55の上に、第一の蓋側樹脂により第二の蓋側壁部31bに相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する。図19は、第二の蓋側壁部31bに相当する部分を形成した状態を示す断面図である。図19において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XIX−XIXで切断した場合の断面図である。
図19を参照して、蓋側連結部35に相当する部分54、および蓋側空隙32に相当する部分55の上に第一の蓋側樹脂を厚みL13だけ積層して第二の蓋側壁部31bに相当する部分51bを形成する。ここで、第二の蓋側壁部31bに相当する部分51bの形成に際し、四つの蓋側貫通孔18a〜18dに相当する部分については、第一の蓋側樹脂を積層せず、蓋側貫通孔18a〜18dに相当する四つの穴56a、56b、56c、56dを設けるようにする。すなわち、蓋側貫通孔18a〜18dに相当する部分を避けて、第一の蓋側樹脂を積層する。これらの穴56a〜56dの底に相当する部分には、水溶性樹脂が積層された蓋側空隙32が相当する部分55が位置することになる。
このようにして蓋部13の外形形状を3Dプリンターで形成した後、補助材除去工程(S24)に移る。すなわち、水溶性樹脂の積層で形成される構造物を、上記した本体部12の場合と同様に蓋部13から取り除く。図20は、蓋側空隙32に相当する部分55に空隙を形成した状態を示す断面図である。図20において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XX−XXで切断した場合の断面図である。
図20を参照して、具体的には、四つの穴56a〜56dの全て、またはいずれかから、水を投入する。水の投入により、水溶性樹脂は、水に溶解する。この場合、第一の蓋側樹脂は水に不溶なので、水溶性樹脂が積層されて部分のみが水に溶解することになる。水溶性樹脂を水に溶解させた後、蓋部13を傾けたり、ひっくり返したりして、水溶性樹脂を溶解させた水を穴56a〜56dのいずれかから排出する。このような作業を必要に応じて複数回繰り返す。このようにして、補助材として水溶性樹脂が配置されていた蓋側空隙32に相当する部分55に蓋側空隙57を形成する。この場合、穴56a〜56dはそれぞれ、外部から蓋側空隙57に至る貫通孔となる。
次に、蓋側充填樹脂注入工程(S25)に移る。図21は、蓋側空隙57に蓋側充填樹脂を注入した状態を示す断面図である。図21において、上側の図は、矢印Zの向きから見た図に相当し、下側の図は、上側の図において、XXI−XXIで切断した場合の断面図である。この場合も本体部12の場合と同様に、蓋側充填樹脂として、未硬化の状態で流動性を有し、硬化後に発泡性を有する発泡樹脂が採用される。
図21を参照して、水溶性樹脂から構成される構造物を取り除いてできた蓋側空隙57に、穴56a〜56dのいずれかから蓋側充填樹脂58を注入する。蓋側充填樹脂58を注入されていない穴56a〜56dは、蓋側空隙57の中にある空気が出ていく空気孔となる。
蓋側充填樹脂58を注入した後、蓋側充填樹脂58を硬化させて、蓋側空隙57内に蓋側充填樹脂58を配置させる。このようにして、この発明の一実施形態に係る収容箱11に備えられる蓋部13を形成する。
すなわち、蓋部13は、第二の液体に不溶の第一の蓋側樹脂により第一の蓋側壁部31aを、3Dプリンターを用いて形成し、形成された第一の蓋側壁部31aの上に、第一の蓋側樹脂により蓋側連結部35を、3Dプリンターを用いて形成すると共に、第二の液体に可溶の第二の蓋側樹脂により蓋側空隙32に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成し、形成された蓋側連結部35、および蓋側空隙32に相当する部分の上に、第一の蓋側樹脂により第二の蓋側壁部31bを、3Dプリンターを用いて形成し、蓋側貫通孔18a〜18dから第二の液体を注入して第二の蓋側樹脂を溶解させ、溶解させた第二の蓋側樹脂を蓋側貫通孔18a〜18dから除去することにより、蓋側空隙32を形成して製造される。
このようにして形成された本体部12および蓋部13を上記したようにビス15a〜15dを用いて取り付け、この発明の一実施形態に係る収容箱11を製造する。
このような構成によれば、上記した構造の本体部12および上記した構造の蓋部13を備える収容箱11を、精度よく製造することができる。すなわち、それぞれ二重の壁の構造を有し、一体で形成される本体部12および蓋部13を精度よく形成することができる。
次に、この発明に係るデータロギング装置の構成について説明する。図22は、この発明に係るデータロギング装置に含まれる基板を示す概略斜視図である。図22を参照して、この発明に係るデータロギング装置に含まれるデータロガーとしての基板61は、薄板状であって、その一方側の表面62aに複数のチップ63a、63b、63c、63d、63eが搭載されている。また、表面62a上であって、チップ63a〜63eと異なる位置に、取得したデータを記憶する記憶部64も搭載されている。基板61により、種々のデータを取得し、記憶部64に記憶することができる。また、基板61には、GPS(Global Positioning System)機能が備えられている。また、基板61は、通信機能も備えている。
このような基板61は、まず、蓋部13に取り付けられる。具体的には、基板61は、基板61の裏面62bを蓋部13のうちの第二の蓋側壁部31bに当接させるようにして、四つのビス65a、65b、65c、65dによって蓋部13に取り付けられる。なお、このビス65a〜65dによる基板61の蓋部13への取り付けについては、第二の蓋側壁部31bに設けられた四つの蓋側貫通孔18a〜18dが利用される。
このようにして蓋部13に基板61を取り付けた後、基板61に電力の供給源となるバッテリーを繋いで、バッテリーと共に基板61を収容箱11内に収容する。図23は、この発明に係るデータロギング装置を示す概略斜視図である。
図23を参照して、データロギング装置66は、図1に示す収容箱11と、図22に示す基板61と、バッテリー67とを含む。なお、図23において、基板61およびバッテリー67は、理解の容易の観点から、破線で簡略化して図示している。基板61は、二本の電気線68a、68bによってバッテリー67と接続されている。電気線68a、68bについても、破線で示している。
バッテリー67を本体部12の凹部14内にまず収容させ、その後、基板61が取り付けられた蓋部13が本体部12に取り付けられる。すなわち、凹部14内にバッテリー67および基板61を収容する。そして、ビス15a〜15dにより、蓋部13を本体部12に取り付ける。
このようなデータロギング装置66によると、破損のおそれの低い収容箱11内に基板61が収容されているため、破損のおそれが低い。特に、収容箱11を構成するいわゆる壁の構造が二重であり、継ぎ目がなく、二重の構造の壁の間に発泡樹脂が充填されているため、破損のおそれが極めて低くなる。したがって、より確実にデータをロギングすることができる。
特に、このようなデータロギング装置66を、たとえば、ある土地の広範囲に亘る所定のデータの採取のために、ドローンに複数個搭載してそれぞれ所定の間隔を空けて散布したとする。このような場合においても、いわゆる壁が二重構造であってその間に発泡樹脂が充填されている収容箱11の構成により、落下時における衝突による衝撃が吸収される。すなわち、落下時におけるデータロギング装置66の破損のおそれを大きく低減することができる。したがって、より確実にデータを収集してデータの活用を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、収容箱11を構成する蓋部13は、蓋側連結部35の内方側に発泡樹脂を充填させる蓋側空隙32を設けることとしたが、これに限らず、第一の蓋側壁部の位置に蓋側空隙を設けることとしてもよい。
図24は、この発明の他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部の一部を示す断面図である。図24に示す断面は、図7に示す断面に相当する。
図24を参照して、この発明の他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部71aは、第一の蓋側壁部72aと、蓋側連結部73aと、第二の蓋側壁部74aとを含む。第一の蓋側壁部72aは、上記したように板状である。そして、蓋側連結部73aは、第一の蓋側壁部72aの周縁部から内方側の所定の距離、この場合、蓋側空隙75aに至る部分まで、厚み方向に突出するようにして設けられている。すなわち、第一の蓋側壁部72aと蓋側連結部73aの外形形状は、同じである。また、蓋側連結部73aの内方側に、蓋側空隙75aが設けられる。蓋側空隙75aを覆うようにして、第二の蓋側壁部74aが設けられている。第二の蓋側壁部74aは、蓋側連結部73aの周縁部から中心側に向かって所定の距離入り込んだ領域から厚み方向に延びるように設けられている。なお、蓋側空隙75aには、第二の蓋側樹脂となる発泡樹脂76aが充填されている。このような構成としても、収容箱の破損のおそれの低くすることができる。なお、製造時における第二の蓋側壁部74aの厚み方向の長さを調整して、収容箱の凹部によって構成される空間の容積を調整することができる。
また、蓋部については、所定の厚みを有する平板状の形状を有した以下のような構成としてもよい。図25は、この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部の一部を示す断面図である。図25に示す断面は、図7、および図24に示す断面に相当する。
図25を参照して、この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる蓋部71bは、第一の蓋側壁部72bと、蓋側連結部73bと、第二の蓋側壁部74bとを含む。第一の蓋側壁部72aは、上記したように板状である。そして、蓋側連結部73bは、第一の蓋側壁部72bの周縁部から内方側の所定の距離に至る部分まで突出するようにして設けられている。蓋側連結部73bの内方側に、蓋側空隙75bが設けられる。蓋側空隙75bを覆うようにして、第二の蓋側壁部74bが設けられている。ここで、第二の蓋側壁部74bについても、第一の蓋側壁部72bの周縁部から内方側の所定の距離に至る部分まで設けられている。なお、蓋側空隙75bには、第二の蓋側樹脂となる発泡樹脂76bが充填されている。
このような構成とすることにより、収容箱内の凹部内の空間を広くすることができる。すなわち、収容箱内の凹部内の空間に大きな物体を収容することができる。
また、上記の実施の形態においては、収容箱を構成する壁において、二重となる構造としたが、これに限らず、3つ以上の壁を有する構造を採用することとしてもよい。
図26は、この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる本体部の一部を示す断面図である。図26に示す断面は、図5に示す断面に相当する。なお、理解の容易の観点から、図26に示す断面は、拡大して図示している。
図26を参照して、この発明のさらに他の実施形態に係る収容箱に備えられる本体部81は、第一の底壁部82aと、第二の底壁部82bと、第三の底壁部82cとを含む。第三の底壁部82cは、第一の底壁部82aおよび第二の底壁部82bの間であって、第一の底壁部82aおよび第二の底壁部82bとの間にそれぞれ間隔が設けられている。第一の底壁部82aと第三の底壁部82cとの間に、第一の本体側空隙83aが設けられ、第二の底壁部82bと第三の底壁部82cとの間に、第二の本体側空隙83bが設けられている。第二の本体側空隙83bは、第一の本体側空隙83aよりも内方側、すなわち、凹部84に近い側に設けられている。
また、本体部81は、第一の側壁部85aと、第二の側壁部85bと、第三の側壁部85cとを含む。第三の側壁部85cは、第一の側壁部85aおよび第二の側壁部85bの間であって、第一の側壁部85aおよび第二の側壁部85bとの間にそれぞれ間隔が設けられている。第一の側壁部85aと第三の側壁部85cとの間に、第一の本体側空隙83aが設けられ、第二の側壁部85bと第三の側壁部85cとの間に、第二の本体側空隙83bが設けられている。
本実施形態においては、外方側に位置する第一の本体側空隙83aには、発泡樹脂87aが充填される。内方側に位置する第二の本体側空隙83bには、液体87b、たとえば、冷水または温水を充填させる。この内方側に位置する第二の本体側空隙83bに充填させる液体87bは、循環式として、常に温度を一定に保つようにする。
このような構成によれば、破損のおそれの低減を確保しながら、凹部84内に収容されたものの温度を一定に保つことができる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、ビスで蓋部を本体部に取り付けることとしたが、これに限らず、他の部材、たとえば、ボルトや釘、接着剤、テープ類等で蓋部を本体部に取り付けることとしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、本体側空隙23等に発泡樹脂や液体を充填させることとしたが、これに限らず、何も充填せずに空隙のまま使用することとしてもよい。また、本体側空隙23、および蓋側空隙32のうちの少なくともいずれか一方には、所定の部材が充填されている構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、第二の底壁部24b等を平らな板状とすることとしたが、これに限らず、曲面や斜面等から構成される凹凸を有していてもよい。すなわち、厚みが異なる部分が設けられていてもよい。
また、上記の実施の形態においては、本体側貫通孔16a〜16dを複数、具体的には四つ設けることとしたが、これに限らず、本体側貫通孔は、一つであってもよい。蓋側貫通孔18a〜18dについても複数、具体的には四つ設けることとしたが、これに限らず、蓋側貫通孔は、一つであってもよい。さらに、ビスによる固定等、蓋部13の本体部12への取り付けの際に利用しないのであれば、挿通孔17a〜17dは設けない構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、収容箱11は、直方体形状とすることとしたが、これに限らず、収容箱11は、他の形状、たとえば、側部を円筒状として全体が円柱状とした形状のものや、全体の外形形状が球状のものであってもよい。このような場合、本体部は、第一の底壁部24aや第一の側壁部26a等を備えない構成としてもよい。
また、本体部12の凹部14に所定の物体19や上記した基板61等を収容させた後、樹脂部材で凹部14に収容した基板61等を封止することとしてもよい。こうすることにより、収容された所定の物体19等の破損のおそれをより低減することができる。特に、凹部14に所定の物体19を収容させた収容箱11をいわゆる使い捨てで用いる場合に、特に利用される。
なお、上記の実施の形態においては、収容箱における本体部および蓋部の材料については、3Dプリンターで用いられる種々の材料、たとえば、石膏やガラス材料、プラスチック等の他の樹脂材料、複合材料、シルバーやチタン、アルミニウム、鉄といった金属材料といったものから選択される。
また、上記の実施の形態においては、データロギング装置において、バッテリーを収容しない構成としてもよい。この場合、たとえば、外部から電源を供給できる構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、上記した構成の収容箱を3Dプリンターで製造することとしたが、これに限らず、他の手法で製造することとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る収容箱、収容箱の製造方法、およびデータロギング装置は、破損のおそれの低減が要求される場合に、特に有効に利用される。

Claims (12)

  1. 内方側に所定の物体を収容可能な凹部が設けられている本体部、および前記本体部と別体で設けられており、前記本体部に取り付けられて前記凹部の開口を覆う蓋部を含む収容箱であって、
    ねじ山を有する軸部と頭部とを含むビスをさらに備え、
    前記本体部は、
    外方側に位置する第一の本体側壁部と、
    前記第一の本体側壁部と間隔を空けて前記凹部側に設けられる第二の本体側壁部とを備え、
    前記本体部には、前記本体部の外部から前記第一の本体側壁部と前記第二の本体側壁部との間に位置する本体側空隙に至る本体側貫通孔が設けられており、
    前記第一の本体側壁部と前記第二の本体側壁部とは、前記凹部の開口の外周側においてのみ接続されており、
    前記本体部は、一体で形成されており、
    前記蓋部は、
    外方側に位置する第一の蓋側壁部と、
    前記第一の蓋側壁部と間隔を空けて前記蓋部を前記本体部に取り付けた際に前記凹部側に設けられる第二の蓋側壁部とを備え、
    前記蓋部には、前記蓋部の外部から前記第一の蓋側壁部と前記第二の蓋側壁部との間に位置する蓋側空隙に至る蓋側貫通孔が設けられており、
    前記第一の蓋側壁部と前記第二の蓋側壁部とは、前記蓋側空隙の外周側においてのみ接続されており、
    前記蓋部は、一体で形成されており、
    前記第一の蓋側壁部には、前記蓋部を前記本体部に取り付ける際に前記本体側貫通孔に対向する位置において、前記ビスを挿通するよう前記第一の蓋側壁部の厚み方向に貫通する挿通孔が設けられており、
    前記蓋部は、前記挿通孔に前記軸部を挿通させて前記本体側貫通孔と前記ビスとを螺合させるようにして前記本体部に取り付けられる、収容箱。
  2. 前記第一の本体側壁部は、前記凹部の底側に位置する板状の第一の底壁部と、前記第一の底壁部の周縁部から立設する筒状の第一の側壁部とを含み、
    前記第二の本体側壁部は、前記第一の底壁部と間隔を空けて前記凹部の底側に位置する板状の第二の底壁部と、前記第一の側壁部と間隔を空けて前記第二の底壁部の周縁部から立設する筒状の第二の側壁部とを含み、
    前記本体部は、前記凹部の開口の外周側に配置されており、前記第一の側壁部と前記第二の側壁部との間に位置する前記本体側空隙の開口を覆うよう前記第一の側壁部と前記第二の側壁部とを連結する本体側連結部を備え、
    前記蓋部は、前記第一の蓋側壁部と前記第二の蓋側壁部との間に位置する前記蓋側空隙の開口を覆うよう前記第一の蓋側壁部と前記第二の蓋側壁部とを連結する蓋側連結部を備える、請求項1に記載の収容箱。
  3. 前記本体部は、
    第一の液体に不溶の第一の本体側樹脂により前記第一の底壁部を、3Dプリンターを用いて形成し、
    形成された前記第一の底壁部の上に、前記第一の本体側樹脂により前記第一の側壁部、前記第二の側壁部、および前記第二の底壁部を、前記3Dプリンターを用いて形成すると共に、前記第一の液体に可溶の第二の本体側樹脂により前記本体側空隙に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成し、
    形成された前記第一の側壁部、前記第二の側壁部、および前記本体側空隙に相当する部分の上に、前記第一の本体側樹脂により前記本体側連結部を、前記3Dプリンターを用いて形成し、
    前記本体側貫通孔から前記第一の液体を注入して前記第二の本体側樹脂を溶解させ、溶解させた前記第二の本体側樹脂を前記本体側貫通孔から除去することにより、前記本体側空隙を形成して製造される、請求項2に記載の収容箱。
  4. 前記蓋部は、
    第二の液体に不溶の第一の蓋側樹脂により前記第一の蓋側壁部を、3Dプリンターを用いて形成し、
    形成された前記第一の蓋側壁部の上に、前記第一の蓋側樹脂により前記蓋側連結部を、前記3Dプリンターを用いて形成すると共に、前記第二の液体に可溶の第二の蓋側樹脂により前記蓋側空隙に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成し、
    形成された前記蓋側連結部、および前記蓋側空隙に相当する部分の上に、前記第一の蓋側樹脂により前記第二の蓋側壁部を、前記3Dプリンターを用いて形成し、
    前記蓋側貫通孔から前記第二の液体を注入して前記第二の蓋側樹脂を溶解させ、溶解させた前記第二の蓋側樹脂を前記蓋側貫通孔から除去することにより、前記蓋側空隙を形成して製造される、請求項2または請求項3に記載の収容箱。
  5. 前記本体側貫通孔および前記蓋側貫通孔のうちの少なくともいずれか一方は、複数設けられている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の収容箱。
  6. 前記本体側空隙、および前記蓋側空隙のうちの少なくともいずれか一方には、所定の部材が充填されている、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の収容箱。
  7. 前記収容箱の外形形状は、直方体形状であり、
    前記凹部を構成する壁は、前記収容箱の外形形状に沿う直方体形状である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の収容箱。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の収容箱と、前記凹部に収容され、所定のデータを取得して保存するデータロガーとを備える、データロギング装置。
  9. 前記データロガーには、GPS(Global Positioning System)機能が備えられている、請求項8に記載のデータロギング装置。
  10. 前記凹部には、前記データロガーに電力を供給するバッテリーが収容されている、請求項8または請求項9に記載のデータロギング装置。
  11. 請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の前記収容箱を製造する収容箱の製造方法であって、
    第一の液体に不溶の第一の本体側樹脂により前記第一の底壁部に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する第一の本体部形成工程と、
    前記第一の本体部形成工程の後に、形成された前記第一の底壁部に相当する部分の上に、前記第一の本体側樹脂により前記第一の側壁部に相当する部分、前記第二の側壁部に相当する部分、および前記第二の底壁部に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成すると共に、前記第一の液体に可溶の第二の本体側樹脂により前記本体側空隙に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成する第二の本体部形成工程と、
    前記第二の本体部形成工程の後に、形成された前記第一の側壁部に相当する部分、前記第二の側壁部に相当する部分、および前記本体側空隙に相当する部分の上に、前記第一の本体側樹脂により前記本体側連結部に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成する第三の本体部形成工程と、
    前記第三の本体部形成工程の後に、前記本体側貫通孔から前記第一の液体を注入して前記第二の本体側樹脂を溶解させ、溶解させた前記第二の本体側樹脂を前記本体側貫通孔から除去することにより、前記本体側空隙に相当する部分を形成する本体側空隙形成工程とを備える、収容箱の製造方法。
  12. 第二の液体に不溶の第一の蓋側樹脂により前記第一の蓋側壁部に相当する部分を、3Dプリンターを用いて形成する第一の蓋部形成工程と、
    前記第一の蓋部形成工程の後に、形成された前記第一の蓋側壁部に相当する部分の上に、前記第一の蓋側樹脂により前記蓋側連結部に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成すると共に、前記第二の液体に可溶の第二の蓋側樹脂により前記蓋側空隙に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成する第二の蓋部形成工程と、
    前記第二の蓋部形成工程の後に、形成された前記蓋側連結部に相当する部分、および前記蓋側空隙に相当する部分の上に、前記第一の蓋側樹脂により前記第二の蓋側壁部に相当する部分を、前記3Dプリンターを用いて形成する第三の蓋部形成工程と、
    前記第三の蓋部形成工程の後に、前記蓋側貫通孔から前記第二の液体を注入して前記第二の蓋側樹脂を溶解させ、溶解させた前記第二の蓋側樹脂を前記第二の貫通孔から除去することにより、前記蓋側空隙に相当する部分を形成する蓋側空隙形成工程とを備える、請求項11に記載の収容箱の製造方法。
JP2017566438A 2017-02-28 2017-02-28 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法 Active JP6341588B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/008002 WO2018158861A1 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6341588B1 true JP6341588B1 (ja) 2018-06-13
JPWO2018158861A1 JPWO2018158861A1 (ja) 2019-03-07

Family

ID=62555859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017566438A Active JP6341588B1 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6341588B1 (ja)
WO (1) WO2018158861A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112549538A (zh) * 2020-12-04 2021-03-26 贵州航天凯山石油仪器有限公司 一种薄膜面板快速制作方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431625A (en) * 1987-07-29 1989-02-01 Tokieda Naomitsu Solid forming method
JPH09255054A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Mamiya Op Co Ltd 保冷箱のケース本体構造
JP2003128165A (ja) * 2001-08-10 2003-05-08 Daisen Kogyo:Kk 箱型断熱容器および発泡成形方法ならびに箱型断熱容器用蓋体および蓋付箱型断熱容器
JP2004001504A (ja) * 2003-05-01 2004-01-08 Happo Sangyo Kk 中空部と同中空部内へ形成する補強用リブの同時成型方法
WO2012017903A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 株式会社本宏製作所 センサ付き真空断熱パネルとそのパネルを利用した断熱容器
JP2016509664A (ja) * 2013-01-16 2016-03-31 ベルリーヴォ,ソシエテ アノニム 断熱ボックスの蓋及び製品の貯蔵方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6431625A (en) * 1987-07-29 1989-02-01 Tokieda Naomitsu Solid forming method
JPH09255054A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Mamiya Op Co Ltd 保冷箱のケース本体構造
JP2003128165A (ja) * 2001-08-10 2003-05-08 Daisen Kogyo:Kk 箱型断熱容器および発泡成形方法ならびに箱型断熱容器用蓋体および蓋付箱型断熱容器
JP2004001504A (ja) * 2003-05-01 2004-01-08 Happo Sangyo Kk 中空部と同中空部内へ形成する補強用リブの同時成型方法
WO2012017903A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 株式会社本宏製作所 センサ付き真空断熱パネルとそのパネルを利用した断熱容器
JP2016509664A (ja) * 2013-01-16 2016-03-31 ベルリーヴォ,ソシエテ アノニム 断熱ボックスの蓋及び製品の貯蔵方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018158861A1 (ja) 2019-03-07
WO2018158861A1 (ja) 2018-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6341588B1 (ja) 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法
TWM492307U (zh) 面板搬運用容器
JP2017045854A (ja) 筐体用部材、電子機器、筐体用部材の製造方法、締結構造体及び締結方法
TWI461338B (zh) 包裝套件及其包材緩衝結構
KR200459909Y1 (ko) 디스플레이장치용 발포수지 포장재
JP3201500U (ja) 梱包材及び梱包体
JP2008254773A (ja) 緩衝用梱包材
JP6740815B2 (ja) ツールボックス
JP2018034883A (ja) 梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法
JP6131508B2 (ja) 端子ボックス
US11247833B2 (en) Storage box
CN213058117U (zh) 具有远程示踪功能的物流运输包装箱
JP2010149870A (ja) 梱包用緩衝材
JP5351636B2 (ja) 埋込用冶具,位置出し治具,及び埋込体の定着方法
JP6595313B2 (ja) 蓄熱壁パネル
KR102344965B1 (ko) 3d 프린팅 제작물의 이상 여부 판단 장치 및 방법
CN110949840B (zh) 门锁包装装置
KR20220040919A (ko) 이물질 유입을 방지하는 배터리 팩 포장박스 및 이에 수납된 배터리 팩
CN215708251U (zh) 一种板材包装结构
JP4609369B2 (ja) バッテリーパック及びバッテリーパックの製造方法
JP2006008225A (ja) スローアウェイ工具用収納ケース
JP3206163U (ja) 梱包箱
JP4436728B2 (ja) スローアウェイ工具用収納ケース
JP4213308B2 (ja) コーナーパッド
JPH05148947A (ja) 床パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171221

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171221

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6341588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350