JPH09255054A - 保冷箱のケース本体構造 - Google Patents

保冷箱のケース本体構造

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JPH09255054A
JPH09255054A JP6467696A JP6467696A JPH09255054A JP H09255054 A JPH09255054 A JP H09255054A JP 6467696 A JP6467696 A JP 6467696A JP 6467696 A JP6467696 A JP 6467696A JP H09255054 A JPH09255054 A JP H09255054A
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JP
Japan
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case
outer case
main body
molding
polyurethane resin
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Withdrawn
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JP6467696A
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English (en)
Inventor
Isamu Takayama
勇 高山
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Mamiya OP Co Ltd
Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース本体との境目に汚れ防止がされるとと
もに、水が境目から浸透しない水切りがされる補強プロ
テクター具備の保冷箱のケース本体構造を提供する。 【解決手段】 一次成形をもって下部外周の段差による
縮小した下方部分、及び上げ底による部分の底部とを形
成した外ケースと、その一次成形による加熱の冷えきら
ないうちに、縮小部分と底部の上げ底部分とが外ケース
の下部側周の外表面を面一にする二次成形によって形成
されるエラストマーの補強プロテクターとでなる保冷箱
のケース本体構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジャー用クーラ
ー、魚釣り用クーラー等に用いられる保冷箱のケース本
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保冷箱は、ヒンジ結合し
た上蓋とケース本体とでなり、ケース本体が外ケース本
体の外ケースと内ケースとを別々に成形し、これらの外
ケースと内ケースと間に適量の未発泡のポリウレタン樹
脂が充填されて両者をセットした後、オーブン等へ通し
て未発泡のポリウレタン樹脂が発泡されることによって
外ケースと内ケース間の空室内を隙間なく充満させて構
成されていた。
【0003】また、上蓋が、外壁部材と内壁部材とを別
個に成形し、これら外壁部材と内壁部材と間に既に発泡
されたポリウレタン樹脂を介在させてセット接着するこ
とによって構成されていた。
【0004】ところで、この種の保冷箱は、携帯用であ
り、ケース本体がぶつけられて破損したりするので、保
冷箱のケース本体下半分部分に補強プロテクターを被包
したものがあった。
【0005】また、この種の保冷箱は、この保冷箱を濡
れた床などに置いた場合、保冷箱のケース本体がポリプ
ロピレン樹脂(P.P.)などで成形されていたので、
釣舟などで床が傾いたときには、辷り移動することにな
り、それを防止するためにゴム足などの辷り止めが着鋲
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保冷箱においては、補強プロテクターを如何にもケース
本体に取付けていることが強調され過ぎて、意匠的に見
栄えが悪く、しかも補強プロテクターと、ケース本体と
間の段差をなくすことができず、その境目に塵埃が溜り
易く、汚れて不潔であるばかりでなく、頻繁に行われる
洗滌で水が毛管現象により、その境目から補強プロテク
ターとケース本体と間に浸透し、水の抜き切れない状態
になってカビの発生の原因ともなり、不都合であった。
【0007】従って、本発明は、上記不都合な点を解消
すべく考慮された補強プロテクター具備の保冷箱が得ら
れることを目的とするものであって、ケース本体の外ケ
ースに補強プロテクターが二重の成形を一体化させるこ
とで形成されるケース本体構造を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、上蓋をケース本体にヒンジ結合してなる
保冷箱であって、上蓋が外壁部材と内壁部材とを別々に
成形し、それら外壁部材と内壁部材とは、これら間に既
に発泡されたポリウレタン樹脂を介在させてセット接着
することによって成形され、ケース本体が外ケースと内
ケースとを別々に成形し、外ケースと内ケースとがこれ
ら間に発泡されたときには、充満させることになる適量
の未発泡のポリウレタン樹脂を予め算出しておいて充填
し、セット接着された後、発泡用凹凸金型内に収納して
加熱することによって未発泡のポリウレタン樹脂を発泡
させて、外ケースと内ケース間に充満させて一体化形成
する。
【0009】このケース本体の外ケースを形成するに当
っては、外ケースの下部側周が段差をつけて縮小される
とともに、底部を多少上げ底とした外ケースがポリプロ
ピレン樹脂で一次成形され、冷えない中に底部位置より
下部側周の縮小部分によエラストマーが注入され、外ケ
ース外表面と面一とさせる補強プロテクターの二次成形
が施される保冷箱のケース本体である。
【0010】そして、一次成形をもって下部外周の段差
による縮小した部分、及び上げ底による部分とを形成し
た外ケースと、その縮小部分と底部の上げ底部分とが、
外ケースの下部側周に外表面を面一にするエラストマー
の二次成形によって形成される補強プロテクターとでな
る保冷箱のケース本体構造である。
【0011】
【作用】保冷箱のケース本体及び上蓋は、ケース本体の
外ケースと内ケース、及び上蓋の外壁部材と内壁部材が
別々に成形される。別々に成形された外ケースと内ケー
スとは、未発泡のポリウレタン樹脂などを充填してセッ
ト接着され、その後、加熱することによって、ケース本
体内の未発泡ポリウレタン樹脂が発泡されてその空室を
充満し、一体化される。また、別々に成形された外壁部
材と内壁部材とは、既に発泡されたポリウレタン樹脂を
圧介入させてセット接着されることによってその空室を
充満させて一体化される。
【0012】外ケースは、一次成形をもって下部外周の
段差による縮小した部分、及び上げ底による部分とを形
成し、その縮小部分と底部の上げ底部分とがその外ケー
スの下部側周に外表面を面一にするエラストマーの二次
成形によって、補強プロテクターが形成される。
【0013】補強プロテクター及び外ケースの外表面を
面一になるようされたので、その境目に塵埃などが溜っ
て汚れることを防止でき、また頻繁に行われる洗滌での
水などの浸透がなく、水切れよく、カビなどの発生防止
になる。
【0014】また、補強プロテクターは、エラストマー
等の柔軟性の高分子材料が用いられているので、ぶっつ
けなどによる補強となる上、濡れた床などでの辷り防止
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明に関する保冷箱であっ
て、図2は、そのA−A断面図であってケース本体構造
が示されている。
【0016】保冷箱は、ケース本体1とそれにヒンジ結
合された上蓋2と、該上蓋のロック機能を有するハンド
ル3とで構成されている。
【0017】そして、ケース本体1は、図3、乃至図7
で示す如く、内ケース4と外ケース5と、これら間の空
室に充填される断熱材6とで構成し、外ケース5には、
その下部側周及び底部に補強プロテクターが二重の成形
を一体化させて形成されている。上蓋2は、外壁部材8
と、内壁部材9と、これら間に介在された断熱材10と
で構成している。
【0018】一方、ケース本体1は、内ケース4と外ケ
ース5とが別々に成形され、内ケース4は、上蓋2に装
着のパッキン11の当りシール面である環状切欠部口を
内側周に形成した頂壁フランジ13を有し、キャビティ
ーを下方に向けた内ケース用凹金型14に内ケース用凸
金型15を装着して、該凹金型14に設けられた湯口1
6よりポリプロピレン樹脂(PP)が注入され、成形さ
れる。
【0019】外ケース5は、外ケース5における下側周
に段差18をつけて縮小されるとともに多少の上げ底に
した底部19には、補強プロテクター23が外ケース
5、外周面と面一となるように弾性に富む高分子物質と
してのエラストマーで二次成形されてモールドされる。
【0020】補強プロテクター7は、外ケース5が外ケ
ース用一次成形凹金型20と外ケース用一次成形凸金型
21とで一次成形された後、外ケース用一次成形凹金型
20を取除き、未だ冷えていないうちに、再び、キャビ
ティーが下方に向いている外ケース用二次成形凹金型に
装着し、エラストマーが上方の湯口24より注入されて
外側周面を面一にして一次成形凹金型の上げ底部分を満
す二次成形が施される。
【0021】二次成形されて補強プロテクター7がモー
ルドされた外ケース5と、成形された内ケース4とは、
図8乃至図10の如く外ケース5内に発泡されたとき
に、充満させることになる適量の未発泡のポリウレタン
樹脂が予め算出して充填され、内ケース4の頂壁フラン
ジ13を外ケース5のリブ17の上方部分にセット接着
する。
【0022】そして、内ケース4と外ケース5が接着さ
れた状態で、図10の如く、ケース本体1が歪み変形し
ないように発泡用凹金型26と、発泡用凸金型27と間
に収納し、その後、オーブン等内を通過させることによ
って未発泡ポリウレタン樹脂25に熱が加えられ、その
結果、熱によって発泡したポリウレタン樹脂は、内ケー
スと外ケースと間の空室28に充填され、断熱構造をケ
ース本体に形成し、その後の冷却で取出され、歪み変形
しないケース本体から得られることになる。
【0023】他方では、上蓋2が、内壁部材29と、外
壁部材30とが別々に成形され、内壁部材29は、パッ
キン11が嵌着される環状凹溝31と、外縁フランジ3
2とを有し、キャビティーを下方に向けた上蓋内壁用凹
金型33に上蓋内壁用凸金型34を装着し、該凹金型3
3に設けられた湯口35よりポリプロピレン樹脂(P.
P)が充填されて成形される。
【0024】次に、外壁部材30は、内壁部材29の外
縁フランジ32が下方より嵌合接着されるべきフランジ
39を有し、キャビティーを下方に向けた上蓋外壁用凹
金型36に上蓋外壁用凸金型37を装着し、該凹金型3
6に設けられた湯口38よりポリプロピレン樹脂が充填
されて成形される。
【0025】成形された内壁部材29と外壁部材30と
は、これらの間に既に発泡されているポリウレタン樹脂
40を圧介入させて、その外壁部材30のフランジ39
内に内壁部材29の外縁フランジ32が嵌着接着される
ことによって構成される。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のような、保冷箱の成形
製法であるので成形の過程において補強プロテクターが
二重の成形の一体化により形成をすることにより容易
に、しかも精巧に形成することができ、精巧であるため
に意匠的に見栄えのよいものが安易に形成される。そし
て、補強プロテクターを後付けするのと違って、成形過
程で付設されるので生産性の向上を図ることができる。
【0027】なお、補強プロテクターとケース本体と間
の境目の段差をなくすことができ、また一体成形による
補強プロテクターであるので、境目に塵埃が溜っての汚
れを解消し、頻繁に行われる洗滌での水の補強プロテク
ター裏面への浸透を皆無にし、水切りがよくできるとい
った効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保冷箱の全体図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の保冷箱の成形製法によるケース本体の
成形過程での内ケース成形状態図である。
【図4】ケース本体の成形過程での成形された内ケース
断面図である。
【図5】本発明の保冷箱の成形製法によるケース本体の
成形過程での一次成形外ケース成形状態図である。
【図6】ケース本体の成形過程での成形された一次成形
外ケースに補強プロテクターを成形する状態図である。
【図7】ケース本体の成形過程での成形された外ケース
断面図である。
【図8】ケース本体の断熱材充填状態図である。
【図9】ケース本体のセット接着状態図である。
【図10】ケース本体の加熱状態図である。
【図11】本発明の保冷箱の成形製法による上蓋の成形
過程での外壁部材成形状態図である。
【図12】上蓋の成形過程での内壁部材成形状態図であ
る。
【図13】上蓋のセット接着状態図である。
【符号の説明】
1…ケース本体 2…上蓋 4…内ケース 5…外ケース 6…断熱材 7…補強プロテクター 8…外壁部材 9…内壁部材 10…断熱材 14…内ケース用凹金型 15…内ケース用凸金型 20…外ケース用一次成形凹金型 21…外ケース用一次成形凸金型 23…外ケース用二次成形凹金型 26…発泡用凹金型 27…発泡用凸金型 29…内壁部材 30…外壁部材 33…上蓋内壁用凹金型 34…上蓋内壁用凸金型 36…上蓋外壁用凹金型 37…上蓋外壁用凸金型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上蓋をヒンジ結合させるケース本体が外ケ
    ースと内ケースとを別々に成形し、外ケースと内ケース
    をこれら間に適量の未発泡のポリウレタン樹脂が充填さ
    れてセット接着し、加熱することによって未発泡のポリ
    ウレタン樹脂を発泡させて外ケースと内ケース間に充満
    させてなる保冷箱において、一次成形をもって下部外周
    の段差による縮小した下方部分、及び上げ底による部分
    の底部とを形成した外ケースと、その一次成形による加
    熱の冷えきらないうちに、縮小部分と底部の上げ底部分
    とが外ケースの下部側周の外表面を面一にする二次成形
    によって形成されるエラストマーの補強プロテクターと
    でなることを特徴とする保冷箱のケース本体構造。
JP6467696A 1996-03-21 1996-03-21 保冷箱のケース本体構造 Withdrawn JPH09255054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6341588B1 (ja) * 2017-02-28 2018-06-13 株式会社イージステクノロジーズ 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6341588B1 (ja) * 2017-02-28 2018-06-13 株式会社イージステクノロジーズ 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法
WO2018158861A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社イージステクノロジーズ 収容箱、データロギング装置、および収容箱の製造方法

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Effective date: 20030603