JP2018034883A - 梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストを削減することができる梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係る梱包箱1は、テレビAを保持する緩衝材3と、前記緩衝材3に保持されたテレビAを覆うカバー5とを備え、前記テレビAを梱包する梱包箱1において、前記緩衝材3には凹部31が設けられており、前記カバー5には前記凹部31に通じる貫通孔55が設けられており、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合することによって前記緩衝材3及びカバー5を連結する連結部材6を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本実施の形態に係る梱包箱1は、テレビAを保持する緩衝材3と、前記緩衝材3に保持されたテレビAを覆うカバー5とを備え、前記テレビAを梱包する梱包箱1において、前記緩衝材3には凹部31が設けられており、前記カバー5には前記凹部31に通じる貫通孔55が設けられており、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合することによって前記緩衝材3及びカバー5を連結する連結部材6を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、物品を梱包する梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法に関する。
従来、箱体とカバーとがジョイントによって連結される梱包箱が提案されている。箱体は、物品を保持する緩衝材を収容し、カバーは、緩衝材に保持された物品を箱体の開口側から覆う。ジョイントは、箱体とカバーとが重なる部分夫々に係合することによって、箱体及びカバーを連結する。この種の梱包箱として、例えば特許文献1,2に記載の梱包箱が挙げられる。
梱包箱の製造コストを削減するために、例えば箱体を簡素化することが考えられる。しかしながら、箱体を簡素化すれば箱体の強度が低下する。
特許文献1,2に記載されている梱包箱のような従来の梱包箱の場合、例えば作業者がカバーに設けられた手掛け部に手を掛けて梱包箱を持ち上げたときに、物品の重量は、緩衝材、箱体、ジョイント、及びカバーに、この順に伝わる。このとき、箱体とジョイントとの係合部分に、物品の重量が集中する。故に、箱体には物品の重量に耐え得る強度が必要である。従って、箱体を簡素化して梱包箱の製造コストを削減することができない。
特許文献1,2に記載されている梱包箱のような従来の梱包箱の場合、例えば作業者がカバーに設けられた手掛け部に手を掛けて梱包箱を持ち上げたときに、物品の重量は、緩衝材、箱体、ジョイント、及びカバーに、この順に伝わる。このとき、箱体とジョイントとの係合部分に、物品の重量が集中する。故に、箱体には物品の重量に耐え得る強度が必要である。従って、箱体を簡素化して梱包箱の製造コストを削減することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、製造コストを削減することができる梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法を提供することにある。
本実施の形態に係る梱包箱は、物品を保持する緩衝材と、前記緩衝材に保持された物品を覆うカバーとを備え、前記物品を梱包する梱包箱において、前記緩衝材には凹部が設けられており、前記カバーには前記凹部に通じる貫通孔が設けられており、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合することによって前記緩衝材及びカバーを連結する連結部材を備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記緩衝材を収容する有底筒状の箱体を更に備え、該箱体の側壁には、前記凹部及び貫通孔に連通する連通孔が設けられており、前記カバーは有底筒状をなし、前記箱体及び前記物品を前記箱体の開口側から覆い、前記貫通孔は前記カバーの側壁に設けられており、前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記連通孔に向けて突出し、該連通孔の内面に係合する凸部が設けられており、前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面並びに前記凸部に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、前記箱体における前記連通孔の開口周縁部には、前記凹部の内部に向けて開くフラップが設けられており、前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、前記フラップの基端部、前記連通孔の開口周縁部、及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部とを有し、前記フラップの先端部は、前記基端部が前記挟持部に挟持されることによって前記突出部に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、前記突出部、前記連通孔の開口周縁部、及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記緩衝材は有底筒状をなし、該緩衝材の内部で前記物品を保持し、前記凹部は前記緩衝材の側壁に設けられており、前記カバーは有底筒状をなし、前記緩衝材及び前記物品を前記緩衝材の開口側から覆い、前記貫通孔は前記カバーの側壁に設けられており、前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、前記連結部材は、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、前記突出部及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記係合部は筒状をなし、軸長方向の一端部が前記カバーの外側に配され、前記軸長方向の他端部が前記凹部の内部に配され、前記挟持部は、前記係合部の前記一端部の外周に突設されたフランジと、該フランジと前記軸長方向に対向して前記フランジとの間で挟持を行なう挟持片とを有し、前記連結部材は、先端部に前記挟持片が突設されており、前記挟持片が前記係合部の内側に配される位置と前記挟持片が前記係合部の外側にて前記フランジと対向する位置との間で揺動可能なように前記係合部の内面に突設された揺動部と、前記フランジと前記挟持片とが前記軸長方向に対向するよう前記揺動部の揺動を規制する規制部とを更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱は、前記物品は薄型テレビジョン受信機であることを特徴とする。
本実施の形態に係るテレビジョン装置は、本実施の形態に係る梱包箱と、該梱包箱によって梱包されている薄型テレビジョン受信機とを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包方法は、凹部が設けられており、物品を保持する緩衝材と、貫通孔が設けられており、前記緩衝材に保持された物品を覆うカバーと、前記緩衝材及びカバーを連結する連結部材とを備え、前記物品を梱包する梱包箱を用いた梱包方法であって、物品を前記緩衝材に保持させ、前記貫通孔が前記凹部に通じるように、前記緩衝材に保持された物品を前記カバーで覆い、前記カバーの外側から前記貫通孔を通して前記連結部材を前記貫通孔及び凹部に挿入し、該連結部材を前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合させることによって前記緩衝材及びカバーを連結することを特徴とする。
本実施の形態の梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法による場合、梱包箱の製造コストを削減することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態 1.)
図1は、実施の形態1に係るテレビジョン装置の構成を略示する分解斜視図である。
図中100はテレビジョン装置であり、テレビジョン装置100は梱包箱1及び薄型テレビジョン受信機A(以下、テレビAという)を備える。梱包箱1はテレビA(物品)を梱包する。テレビAは横長の矩形パネル状をなす。
梱包箱1は、箱体2、複数の緩衝材3,3,4、カバー5、及び4つの連結部材6,6,…を備える。
図2及び図3は、テレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図2及び図3は、連結部材6の近傍の構成を示している。図2に示す断面は、後述するようにテレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の側壁53,54に平行な断面である。図3に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の底壁50に平行な断面である。
図1は、実施の形態1に係るテレビジョン装置の構成を略示する分解斜視図である。
図中100はテレビジョン装置であり、テレビジョン装置100は梱包箱1及び薄型テレビジョン受信機A(以下、テレビAという)を備える。梱包箱1はテレビA(物品)を梱包する。テレビAは横長の矩形パネル状をなす。
梱包箱1は、箱体2、複数の緩衝材3,3,4、カバー5、及び4つの連結部材6,6,…を備える。
図2及び図3は、テレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図2及び図3は、連結部材6の近傍の構成を示している。図2に示す断面は、後述するようにテレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の側壁53,54に平行な断面である。図3に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の底壁50に平行な断面である。
図1に示す箱体2は有底筒状をなす。箱体2は底壁20と4つの側壁21〜24とを有する。底壁20は矩形状をなす。側壁21〜24は底壁20の4辺から立ち上がる。箱体2は、底壁20を下側に向けて、床又は作業台等に載置される。側壁21,22は互いに平行であり、横長の矩形状をなす。側壁23,24は互いに平行であり、縦長の矩形状をなす。以下では、箱体2の側壁21側、側壁22側、側壁23側、及び側壁24側を、前側、後側、左側、及び右側という。
箱体2の側壁21には、2つの連通孔25,25が設けられている。
図4は、連通孔25の正面図である。
図1〜図4に示す連通孔25は、縦長の矩形状をなす。連通孔25,25は、仮想的に左右方向に3等分された側壁21の左側の部分及び右側の部分に1つずつ設けられている。
図4は、連通孔25の正面図である。
図1〜図4に示す連通孔25は、縦長の矩形状をなす。連通孔25,25は、仮想的に左右方向に3等分された側壁21の左側の部分及び右側の部分に1つずつ設けられている。
側壁21には、4つのフラップ26,26,…が設けられている。フラップ26,26,…夫々は縦長の矩形状をなす。
フラップ26,26,…は、各連通孔25の開口周縁部に2つずつ、左右方向に並設されている。各フラップ26の厚みは側壁21の厚みに等しい。
左側のフラップ26は、連通孔25の左辺部に設けられている。更に詳細には、フラップ26は、連通孔25の左辺部における下端部から上下方向中央部に亘って設けられている。フラップ26と連通孔25の左辺部との境界部分には、折り曲げ線(図4に破線で図示)が形成されている。この折り曲げ線は、箱体2の外側から見て山折り線である。フラップ26は、側壁21に面一となる位置と、箱体2の内部に向けて開き、側壁21の内面に重なって接触する位置との間で、折り曲げ線を中心に揺動可能である。
フラップ26,26,…は、各連通孔25の開口周縁部に2つずつ、左右方向に並設されている。各フラップ26の厚みは側壁21の厚みに等しい。
左側のフラップ26は、連通孔25の左辺部に設けられている。更に詳細には、フラップ26は、連通孔25の左辺部における下端部から上下方向中央部に亘って設けられている。フラップ26と連通孔25の左辺部との境界部分には、折り曲げ線(図4に破線で図示)が形成されている。この折り曲げ線は、箱体2の外側から見て山折り線である。フラップ26は、側壁21に面一となる位置と、箱体2の内部に向けて開き、側壁21の内面に重なって接触する位置との間で、折り曲げ線を中心に揺動可能である。
右側のフラップ26は、連通孔25の右辺部に設けられている点を除けば、左側のフラップ26と略同様の構成である。
側壁22にも側壁21に設けられているものと同様の連通孔25,25及びフラップ26,26,…が設けられている。
側壁22にも側壁21に設けられているものと同様の連通孔25,25及びフラップ26,26,…が設けられている。
以上のような箱体2は、例えば適宜の形状を有する1枚の段ボールを作業者が折り曲げることによって組み立てられる。各連通孔25及び各フラップ26は、段ボールの所定個所を切ることによって形成される。フラップ26の基端部には、段ボールを箱体2の外側から厚み方向に半分程度まで切ることによって形成された折り曲げ線が設けられる。
図1に示す各緩衝材3は矩形ブロック状をなす。緩衝材3,3の一方は、一面を下側に向け、箱体2の左隅の空間を埋めるようにして、箱体2に収容される。緩衝材3,3の他方は、一面を下側にして、箱体2の右隅の空間を埋める。
各緩衝材3の上部は、箱体2の開口から上側に突出する。緩衝材3の上面には、左右方向の保持溝30が設けられている。左側の緩衝材3の場合、保持溝30は緩衝材3の右面に亘る。右側の緩衝材3の場合、保持溝30は緩衝材3の左面に亘る。
各緩衝材3の上部は、箱体2の開口から上側に突出する。緩衝材3の上面には、左右方向の保持溝30が設けられている。左側の緩衝材3の場合、保持溝30は緩衝材3の右面に亘る。右側の緩衝材3の場合、保持溝30は緩衝材3の左面に亘る。
各緩衝材3の前面には、凹部31、凸部32、及び2つの突出部33,33が設けられている。
図5は、凹部31の正面図である。図5には二点鎖線で連通孔25が示されている。
図1〜図3及び図5に示す凹部31は、縦長の矩形状をなす。凹部31は、緩衝材3の前面の下部から緩衝材3の下面の前部に亘る。
図5は、凹部31の正面図である。図5には二点鎖線で連通孔25が示されている。
図1〜図3及び図5に示す凹部31は、縦長の矩形状をなす。凹部31は、緩衝材3の前面の下部から緩衝材3の下面の前部に亘る。
凸部32は、緩衝材3の前面における凹部31の開口周縁部に設けられている。更に詳細には、凸部32は、凹部31の上辺部における左右方向中央部に設けられている。凸部32は矩形柱状をなし、前側に向けて突出している。
凸部32の下面と凹部31の内上面とは面一であり、何れも左右方向中央部が弧状に凹んでいる。
凸部32の下面と凹部31の内上面とは面一であり、何れも左右方向中央部が弧状に凹んでいる。
突出部33,33は、凹部31の開口周縁部に左右方向に並設されている。
左側の突出部33は、凹部31の左辺部に、上下両端部に亘って設けられている。突出部33は、凹部31の開口周縁部から左向きに(凹部31の開口を狭める方向に)突出している。突出部33の前面は緩衝材3の前面と面一である。突出部33の後面は、突出部33の先端部から基端部に向けて、突出部33の前後方向の長さが厚くなる方向に傾斜している。
右側の突出部33は、凹部31の右辺部に設けられている点を除けば、左側の突出部33と略同様の構成である。
図示はしないが、緩衝材3の後面にも緩衝材3の前面に設けられているものと同様の凹部31,31〜突出部33,33が設けられている。
左側の突出部33は、凹部31の左辺部に、上下両端部に亘って設けられている。突出部33は、凹部31の開口周縁部から左向きに(凹部31の開口を狭める方向に)突出している。突出部33の前面は緩衝材3の前面と面一である。突出部33の後面は、突出部33の先端部から基端部に向けて、突出部33の前後方向の長さが厚くなる方向に傾斜している。
右側の突出部33は、凹部31の右辺部に設けられている点を除けば、左側の突出部33と略同様の構成である。
図示はしないが、緩衝材3の後面にも緩衝材3の前面に設けられているものと同様の凹部31,31〜突出部33,33が設けられている。
以上のような緩衝材3は、例えば、保持溝30〜突出部33を含む発泡スチロール製のブロックを成形することによって得られる。なお、凹部31〜突出部33は、保持溝30を含む発泡スチロール製のブロックを切削することによって形成されてもよい。
本実施の形態の凹部31は緩衝材3の下面を貫通しているので、凹部31の下部は開放されているが、これに限定されるものではない。凹部31は緩衝材3の下面を貫通せず、凹部31の下部は閉塞されていてもよい。
本実施の形態の凹部31は緩衝材3の下面を貫通しているので、凹部31の下部は開放されているが、これに限定されるものではない。凹部31は緩衝材3の下面を貫通せず、凹部31の下部は閉塞されていてもよい。
図1に示す緩衝材4は矩形ブロック状をなす。緩衝材4は、一面を下側に向け、箱体2の左右方向中央部の空間を埋めるようにして、箱体2に収容される。緩衝材4の上部は、箱体2の開口から上側に突出する。緩衝材4の上面には、左右方向の保持溝40が設けられている。保持溝40は緩衝材4の左右両面に亘る。
図1に示すように、カバー5は有底筒状をなす。カバー5は底壁50と4つの側壁51〜54とを有する。底壁50は矩形状をなす。側壁51〜54は底壁50の4辺から立ち上がる。カバー5は、底壁50を上側に向けて用いられる。側壁51,52は互いに平行であり、横長の矩形状をなす。側壁53,54は互いに平行であり、縦長の矩形状をなす。カバー5の前後左右方向の内法は、箱体2の前後左右方向の外法と同程度であるが、カバー5の上下方向の内法は、箱体2の上下方向の外法よりも長い。
側壁51には、2つの貫通孔55,55が設けられている。
図1〜図3に実線で示し、図4に二点鎖線で示す貫通孔55は、縦長の矩形状をなす。貫通孔55,55は、仮想的に左右方向に3等分された側壁51の左側の下部及び右側の下部に1つずつ設けられている。貫通孔55の上下左右方向の長さは、箱体2の連通孔25の上下左右方向の長さよりも短い。
側壁52にも側壁51に設けられているものと同様の貫通孔55,55が設けられている。
図1〜図3に実線で示し、図4に二点鎖線で示す貫通孔55は、縦長の矩形状をなす。貫通孔55,55は、仮想的に左右方向に3等分された側壁51の左側の下部及び右側の下部に1つずつ設けられている。貫通孔55の上下左右方向の長さは、箱体2の連通孔25の上下左右方向の長さよりも短い。
側壁52にも側壁51に設けられているものと同様の貫通孔55,55が設けられている。
側壁54の上下方向中央部には、矩形貫通孔状の手掛け部56が設けられている。側壁53にも側壁54に設けられているものと同様の手掛け部56が設けられている。
以上のようなカバー5は、例えば適宜の形状を有する1枚の段ボールを作業者が折り曲げることによって組み立てられる。各貫通孔55及び手掛け部56は、段ボールの所定個所を切ることによって形成される。
図6は、連結部材6の断面図である。図6に示す連結部材6は、図2及び図3に示す連結部材に相当する。
図1〜図3及び図6に示す連結部材6は、係合部61、2つの揺動部62,62、挟持部63、及び規制部64を有する。
係合部61は矩形筒状をなす。係合部61の4つの側壁夫々は平板状であるが、2つの側壁の外面は弧状に膨らんでいる。外面が膨らんでいる2つの側壁は互いに対向している。連結部材6は、係合部61の軸長方向を前後方向に向け、係合部61の外面が膨らんでいる2つの側壁を上下両側に向けて用いられる。
図1〜図3及び図6に示す連結部材6は、係合部61、2つの揺動部62,62、挟持部63、及び規制部64を有する。
係合部61は矩形筒状をなす。係合部61の4つの側壁夫々は平板状であるが、2つの側壁の外面は弧状に膨らんでいる。外面が膨らんでいる2つの側壁は互いに対向している。連結部材6は、係合部61の軸長方向を前後方向に向け、係合部61の外面が膨らんでいる2つの側壁を上下両側に向けて用いられる。
揺動部62,62夫々は矩形平板状をなす。揺動部62,62は、係合部61に左右方向に並設されている。
左側の揺動部62は、係合部61の左側壁の内面における軸長方向中央部に突設されている。揺動部62の基端部は揺動部62の一辺部であり、揺動部62の先端部は揺動部62の基端部に平行な他辺部である。揺動部62の基端部及び先端部夫々は、係合部61の左側壁の軸長方向両端部に平行である。揺動部62の基端部と係合部61の左側壁との境界部分は、可撓性を有する薄肉部620である。揺動部62は、係合部61の左側壁に直角になる位置と係合部61の左側壁に重なって接触する位置との間で、薄肉部620を中心に揺動可能である。
右側の揺動部62は、係合部61の右側壁の内面に突設されている点を除けば、左側の揺動部62と略同様の構成である。
左側の揺動部62は、係合部61の左側壁の内面における軸長方向中央部に突設されている。揺動部62の基端部は揺動部62の一辺部であり、揺動部62の先端部は揺動部62の基端部に平行な他辺部である。揺動部62の基端部及び先端部夫々は、係合部61の左側壁の軸長方向両端部に平行である。揺動部62の基端部と係合部61の左側壁との境界部分は、可撓性を有する薄肉部620である。揺動部62は、係合部61の左側壁に直角になる位置と係合部61の左側壁に重なって接触する位置との間で、薄肉部620を中心に揺動可能である。
右側の揺動部62は、係合部61の右側壁の内面に突設されている点を除けば、左側の揺動部62と略同様の構成である。
挟持部63は、フランジ631及び2つの挟持片632,632を有する。
フランジ631は矩形環状をなす。フランジ631は、係合部61の軸長方向の一端部の外周に突設されている。フランジ631の外周縁部は、角部が丸みを帯びている。
挟持片632,632は、揺動部62,62夫々の先端部に1つずつ、互いに相反する方向に突設されている。各挟持片632は矩形平板状をなし、揺動部62に直角である。挟持片632の一辺部は揺動部62の先端部に連続している。
フランジ631は矩形環状をなす。フランジ631は、係合部61の軸長方向の一端部の外周に突設されている。フランジ631の外周縁部は、角部が丸みを帯びている。
挟持片632,632は、揺動部62,62夫々の先端部に1つずつ、互いに相反する方向に突設されている。各挟持片632は矩形平板状をなし、揺動部62に直角である。挟持片632の一辺部は揺動部62の先端部に連続している。
挟持片632は、揺動部62の揺動に伴って、係合部61の内外に出没する。
左側の揺動部62が、係合部61の左側壁に直角になる位置にある場合、左側の挟持片632は係合部61の軸長方向に沿って、係合部61の内側に配されている。同様に、右側の揺動部62が、係合部61の右側壁に直角になる位置にある場合、右側の挟持片632は係合部61の軸長方向に沿って、係合部61の内側に配されている。
左側の揺動部62が、係合部61の左側壁に直角になる位置にある場合、左側の挟持片632は係合部61の軸長方向に沿って、係合部61の内側に配されている。同様に、右側の揺動部62が、係合部61の右側壁に直角になる位置にある場合、右側の挟持片632は係合部61の軸長方向に沿って、係合部61の内側に配されている。
左側の揺動部62が、係合部61の左側壁に重なって接触し、且つ、揺動部62の先端部が係合部61の軸長方向の他端部(フランジ631が突設されていない側の端部)に向く位置にある場合、左側の挟持片632は係合部61の軸長方向に交差して、係合部61の外側に配されている。このとき、左側の挟持片632とフランジ631とが、係合部61の軸長方向に対向する。同様に、右側の揺動部62が、係合部61の右側壁に重なって接触し、且つ、揺動部62の先端部が係合部61の軸長方向の他端部に向く位置にある場合、右側の挟持片632は係合部61の軸長方向に交差して、係合部61の外側に配されている。このとき、右側の挟持片632とフランジ631とが、係合部61の軸長方向に対向する。
規制部64は、断面L字状の板状をなす。規制部64は、規制部64のL字の一端部がフランジ631の内周縁部に隣接するように、係合部61の下側壁に設けられている。規制部64と係合部61との境界部分は、可撓性を有する薄肉部640である。規制部64は、規制部64の屈曲部分が係合部61の内外に出没するように、薄肉部640を中心に揺動可能である。
規制部64の屈曲部分が係合部61の内部に挿入された場合、規制部64は揺動部62,62を係合部61の左右両側壁に押し付ける。この結果、揺動部62,62の揺動が規制される。係合部61の内部に挿入された規制部64は、規制部64に設けられた係合突起641と係合部61に設けられた係合突起642との係合によって固定される。
規制部64の屈曲部分が係合部61の内部に挿入された場合、規制部64は揺動部62,62を係合部61の左右両側壁に押し付ける。この結果、揺動部62,62の揺動が規制される。係合部61の内部に挿入された規制部64は、規制部64に設けられた係合突起641と係合部61に設けられた係合突起642との係合によって固定される。
規制部64には摘み643が設けられている。作業者が摘み643を摘まんで規制部64を係合部61の内部から引き抜く方向に外力を加えれば、係合突起641,642の係合が解除され、規制部64の屈曲部分が係合部61の内部から引き抜かれる。この結果、揺動部62,62の揺動の規制が解除される。
以上のような連結部材6は、従来の梱包箱が備えるジョイントを流用したものでもよく、新たに設計されたものでもよい。連結部材6は簡易な構成なので、例えば合成樹脂製の一体成型品とすることによって、安価に製造することができる。
なお、規制部64は、係合部61の下側壁に設けられている構成に限定されず、例えば、係合部61の上側壁に設けられている構成でもよい。
なお、規制部64は、係合部61の下側壁に設けられている構成に限定されず、例えば、係合部61の上側壁に設けられている構成でもよい。
図7及び図8は、実施の形態1に係る梱包方法を説明する断面図である。図7及び図8においては、連結部材6の規制部64の図示を省略してある。図7及び図8に示す断面は、図3に示す断面と略同様である。
作業者は、図1に示すように、箱体2の開口を上向きにして、箱体2を例えば水平な作業台に載置する。
次に、作業者は、保持溝30,30,40が互いに左右方向に対向し、保持溝30,30,40夫々が上向きに開口し、連通孔25,25,…と凹部31,31,…とが対向するように、箱体2の内部に緩衝材3,3,4を配置する。このとき、凸部32,32,…が連通孔25,25,…に挿入される。各凸部32は連通孔25に向けて突出する。凸部32の上面と連通孔25の内上面とが接触することによって、凸部32は連通孔25の内面に係合する(図2及び図5参照)。
作業者は、図1に示すように、箱体2の開口を上向きにして、箱体2を例えば水平な作業台に載置する。
次に、作業者は、保持溝30,30,40が互いに左右方向に対向し、保持溝30,30,40夫々が上向きに開口し、連通孔25,25,…と凹部31,31,…とが対向するように、箱体2の内部に緩衝材3,3,4を配置する。このとき、凸部32,32,…が連通孔25,25,…に挿入される。各凸部32は連通孔25に向けて突出する。凸部32の上面と連通孔25の内上面とが接触することによって、凸部32は連通孔25の内面に係合する(図2及び図5参照)。
次いで、作業者は、図1に示すように、テレビAの一辺部を下向きにした縦姿勢で、テレビAを緩衝材3,3,4の保持溝30,30,40に上側から挿入する。この結果、テレビAの左下隅部は左側の緩衝材3に保持され、テレビAの右下隅部は右側の緩衝材3に保持される(図1〜図3参照)。テレビAの下辺部の左右方向中央部は緩衝材4に保持される。
なお、作業者は、緩衝材3,3,4にテレビAを保持させた後で、緩衝材3,3,4を箱体2に収容させてもよい。
なお、作業者は、緩衝材3,3,4にテレビAを保持させた後で、緩衝材3,3,4を箱体2に収容させてもよい。
次に、作業者は、テレビAの上辺部及び左右両辺部に、図示しない緩衝材を取り付ける。この後で、作業者は、図1に示すように、カバー5の開口を下向きにする、作業者は、連通孔25,25,…と貫通孔55,55,…とが対向するように、箱体2及び緩衝材3,3,4に保持されたテレビAを、箱体2の開口側からカバー5で覆う。以上の結果、各連通孔25が凹部31及び貫通孔55に連通し、各貫通孔55が連通孔25を通して凹部31に通じる(図4、図5、及び図7参照)。
この後、作業者は、連結部材6,6,…を用いて、箱体2、緩衝材3,3、及びカバー5を連結させる。以下では、箱体2の側壁21に設けられた連通孔25、緩衝材4の前面に設けられた凹部31、及びカバー5の側壁51に設けられた貫通孔55を例示して説明する。
作業者は、図7に示すように、挟持片632,632が係合部61の内側に配された連結部材6を準備する。
次に、図8に示すように、作業者は、連結部材6の係合部61を、カバー5の外側から貫通孔55、連通孔25、及び凹部31にこの順に挿入する。このときの係合部61の向きは、フランジ631が前側に向き、挟持片632,632が左右方向に隣り合う向きである。作業者は、フランジ631がカバー5の側壁51の外面に当接するまで連結部材6を後向きに押す。この結果、フランジ631及び係合部61の前端部は、カバー5の外側に配され、係合部61の後端部は、凹部31の内部に配される。また、係合部61は、係合部61の上側壁が、緩衝材3の凹部31の内上面及び凸部32の下面、並びにカバー5の貫通孔55の内上面に接触することによって、凹部31及び貫通孔55夫々の内面並びに凸部32に係合する。連通孔25に係合部61が挿入されることによって、フラップ26,26は凹部31の内部に押し込まれ、凹部31の内部に向けて開く。
次に、図8に示すように、作業者は、連結部材6の係合部61を、カバー5の外側から貫通孔55、連通孔25、及び凹部31にこの順に挿入する。このときの係合部61の向きは、フランジ631が前側に向き、挟持片632,632が左右方向に隣り合う向きである。作業者は、フランジ631がカバー5の側壁51の外面に当接するまで連結部材6を後向きに押す。この結果、フランジ631及び係合部61の前端部は、カバー5の外側に配され、係合部61の後端部は、凹部31の内部に配される。また、係合部61は、係合部61の上側壁が、緩衝材3の凹部31の内上面及び凸部32の下面、並びにカバー5の貫通孔55の内上面に接触することによって、凹部31及び貫通孔55夫々の内面並びに凸部32に係合する。連通孔25に係合部61が挿入されることによって、フラップ26,26は凹部31の内部に押し込まれ、凹部31の内部に向けて開く。
次いで、作業者は、図6に示すように規制部64を揺動させ、規制部64の屈曲部分を係合部61の内部に挿入し、係合突起641,642を係合させる。この結果、図3に示すように、規制部64が揺動部62,62を係合部61の左右両側壁に押し付けるので、挟持片632,632が係合部61の外側に配され、挟持片632,632夫々の先端部が左右方向の相反する向きに突出する。このとき、挟持片632,632夫々とフランジ631と(即ち挟持部63)が、フラップ26,26夫々の基端部、連通孔25の開口周縁部、及び貫通孔55の開口周縁部を挟持すると共に、フラップ26,26夫々の先端部が突出部33,33夫々の後面に押し付けられて突出部33,33に係合する。
以上のように連結部材6,6,…が箱体2、緩衝部材3,3、及びカバー5を連結することによって、テレビAが梱包箱1に梱包される。テレビAが梱包箱1に梱包されることによって、テレビジョン装置100が形成される(図1〜図3参照)。
係合部61が貫通孔55、連通孔25、及び凹部31に挿入される際、挟持片632,632は係合部61の内側に配される。故に、挟持片632,632が係合部61の挿入を阻害する虞はない。係合部61が貫通孔55、連通孔25、及び凹部31に挿入された後、挟持片632,632が係合部61の外側に配される。故に、挟持片632,632が係合部61の抜け落ちを防止する。
係合部61が貫通孔55、連通孔25、及び凹部31に挿入される際、挟持片632,632は係合部61の内側に配される。故に、挟持片632,632が係合部61の挿入を阻害する虞はない。係合部61が貫通孔55、連通孔25、及び凹部31に挿入された後、挟持片632,632が係合部61の外側に配される。故に、挟持片632,632が係合部61の抜け落ちを防止する。
テレビAの重量に比べて梱包箱1の重量は無視できるほど小さいので、以下ではテレビAの重量について述べる。
テレビジョン装置100を運搬する場合、作業者は、カバー5の手掛け部56,56に手を掛けて梱包箱1を上方に持ち上げる。テレビAは緩衝材3,3に下側から保持されているので、テレビAの重量は緩衝材3,3に受け止められる。緩衝材3,3に受け止められたテレビAの重量は、緩衝材3,3と連結部材6,6,…との係合により、緩衝材3,3から連結部材6,6,…に伝わる。連結部材6,6,…に伝わったテレビAの重量は、連結部材6,6,…とカバー5との係合により、連結部材6,6,…からカバー5に伝わる。
テレビジョン装置100を運搬する場合、作業者は、カバー5の手掛け部56,56に手を掛けて梱包箱1を上方に持ち上げる。テレビAは緩衝材3,3に下側から保持されているので、テレビAの重量は緩衝材3,3に受け止められる。緩衝材3,3に受け止められたテレビAの重量は、緩衝材3,3と連結部材6,6,…との係合により、緩衝材3,3から連結部材6,6,…に伝わる。連結部材6,6,…に伝わったテレビAの重量は、連結部材6,6,…とカバー5との係合により、連結部材6,6,…からカバー5に伝わる。
テレビAを保護するために、緩衝材3は厚くて強度が高い。従って、テレビAの重量が、緩衝材3,3と連結部材6,6,…との係合部分に集中した場合であっても、緩衝材3は特段の問題なくテレビAの重量に耐えることができる。
カバー5は、テレビAの重量に耐え得る強度を有している必要がある。何故ならば、テレビAの重量が、連結部材6,6,…とカバー5との係合部分に集中することがあるからである。
カバー5は、テレビAの重量に耐え得る強度を有している必要がある。何故ならば、テレビAの重量が、連結部材6,6,…とカバー5との係合部分に集中することがあるからである。
一方、箱体2はテレビAの重量に耐え得る強度を有している必要はない。何故ならば、テレビジョン装置100の運搬時に箱体2にテレビAの重量が伝わることはないからである。従って、箱体2を簡素化することができる。具体的には、箱体2を構成する段ボールとして、カバー5を構成する段ボールよりも薄いものを用いることができる。この結果、箱体2の製造コストを削減することができる。
ところで、梱包箱1においては、緩衝材3と連結部材6との係合が無用に解除されてしまうことが防止されている。この理由は、以下の3つである。
1つ目の理由は、緩衝材3の凹部31の内面と共に、凸部32も連結部材6の係合部61に係合しているからである。故に、連結部材6が前後方向に位置ずれしたとしても、緩衝材3と連結部材6との係合が解除され難い。
2つ目の理由は、連結部材6の挟持部63が、箱体2の連通孔25の開口周縁部及び貫通孔55の開口周縁部を挟持し、箱体2のフラップ26,26が緩衝材3の突出部33,33に係合しているからである。このため、連結部材6は前後方向に位置ずれし難い。
3つ目の理由は、挟持部63による挟持中には、規制部64が揺動部62,62の揺動を規制しているからである。故に、挟持片632とフランジ631とが係合部61の軸長方向に対向し続けるので、挟持部63による挟持が解除されない。
1つ目の理由は、緩衝材3の凹部31の内面と共に、凸部32も連結部材6の係合部61に係合しているからである。故に、連結部材6が前後方向に位置ずれしたとしても、緩衝材3と連結部材6との係合が解除され難い。
2つ目の理由は、連結部材6の挟持部63が、箱体2の連通孔25の開口周縁部及び貫通孔55の開口周縁部を挟持し、箱体2のフラップ26,26が緩衝材3の突出部33,33に係合しているからである。このため、連結部材6は前後方向に位置ずれし難い。
3つ目の理由は、挟持部63による挟持中には、規制部64が揺動部62,62の揺動を規制しているからである。故に、挟持片632とフランジ631とが係合部61の軸長方向に対向し続けるので、挟持部63による挟持が解除されない。
2つ目及び3つ目の理由により、カバー5と連結部材6との係合が無用に解除されてしまうことも防止されている。
係合部61の上側壁外面の膨らみは、緩衝材3の凹部31の内上面及び凸部32の下面夫々の弧状の凹みに係合する。故に、連結部材6は左右方向に位置ずれし難い。
係合部61の上側壁外面の膨らみは、緩衝材3の凹部31の内上面及び凸部32の下面夫々の弧状の凹みに係合する。故に、連結部材6は左右方向に位置ずれし難い。
梱包箱1を開梱する場合、まず、作業者は、各連結部材6の摘み643を摘まんで規制部64を係合部61の内部から引き抜く。
次に、作業者は、係合部61を貫通孔55、連通孔25、及び凹部31から抜脱する。このとき、挟持片632,632が連通孔25の周縁部に当接することによって揺動部62,62が揺動し、挟持片632,632が係合部61の内側に配されるので、挟持片632,632が係合部61の貫通孔55、連通孔25、及び凹部31からの抜脱を阻害する虞はない。
次に、作業者は、係合部61を貫通孔55、連通孔25、及び凹部31から抜脱する。このとき、挟持片632,632が連通孔25の周縁部に当接することによって揺動部62,62が揺動し、挟持片632,632が係合部61の内側に配されるので、挟持片632,632が係合部61の貫通孔55、連通孔25、及び凹部31からの抜脱を阻害する虞はない。
以上のようにして連結部材6,6,…を取り外し終えた後、作業者は、手掛け部56,56に手を掛けてカバー5を持ち上げる。この結果、テレビAが露出する。
最後に、作業者は、緩衝材3,3,4からテレビAを取り出す。
テレビAを取り出した後の梱包箱1は、再利用可能である。
最後に、作業者は、緩衝材3,3,4からテレビAを取り出す。
テレビAを取り出した後の梱包箱1は、再利用可能である。
本実施の形態の梱包箱1は4個の連結部材6,6,…を備えるが、これに限定されず、例えば6個の連結部材6,6,…を備える構成でもよい。この場合、箱体2の側壁21及び側壁22夫々の左右方向中央部に連通孔25,25及びフラップ26,26,…が設けられ、緩衝材4の前面及び後面に凹部31,31、凸部32,32、及び突出部33,33,…が設けられ、カバー5の側壁51及び側壁52夫々の左右方向中央部に貫通孔55,55が設けられ、連結部材6,6が箱体2、緩衝材4、及びカバー5を連結する。
なお、梱包箱1は、緩衝材3に凸部32が設けられておらず、箱体2の連通孔25の内上面が連結部材6の係合部61に係合する構成でもよい。この場合、テレビジョン装置100の運搬時にテレビAの重量の一部が箱体2に伝わることがある。しかしながら、テレビAの重量の残部は、緩衝材3から連結部材6に伝わるので、箱体2がテレビAの全重量に耐え得る強度を有している必要はない。従って、箱体2を簡素化することができる。この結果、箱体2の製造コストを削減することができる。
梱包箱1が梱包する物品はテレビAに限定されない。テレビAは薄型テレビジョン受信機に限定されない。
梱包箱1が梱包する物品はテレビAに限定されない。テレビAは薄型テレビジョン受信機に限定されない。
(実施の形態 2.)
図9は、実施の形態2に係るテレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図9においては、連結部材6の規制部64の図示を省略してある。図9に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の底壁50に平行な断面である。
本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態1のテレビジョン装置100と略同様の構成である。本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態1のテレビジョン装置100と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係るテレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図9においては、連結部材6の規制部64の図示を省略してある。図9に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の底壁50に平行な断面である。
本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態1のテレビジョン装置100と略同様の構成である。本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態1のテレビジョン装置100と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
箱体2には、実施の形態1のフラップ26,26,…が設けられていない。
突出部33の後面は、突出部33の前面に平行である。
挟持部63は、突出部33,33、連通孔25の開口周縁部、及び貫通孔55の開口周縁部を挟持する。このため、連結部材6は前後方向に位置ずれし難い。
突出部33の後面は、突出部33の前面に平行である。
挟持部63は、突出部33,33、連通孔25の開口周縁部、及び貫通孔55の開口周縁部を挟持する。このため、連結部材6は前後方向に位置ずれし難い。
以上のような梱包箱1は、フラップ26,26,…が設けられていない分、箱体2を更に簡素化することができる。この結果、箱体2の製造コストを削減することができる。
(実施の形態 3.)
図10は、実施の形態3に係るテレビジョン装置100の構成を略示する分解斜視図である。
図11は、テレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図11に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の側壁53,54に平行な断面である。
本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態2のテレビジョン装置100と略同様の構成である。本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態2のテレビジョン装置100と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態2との差異について説明し、その他、実施の形態2と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図10は、実施の形態3に係るテレビジョン装置100の構成を略示する分解斜視図である。
図11は、テレビジョン装置100の要部を略示する断面図である。図11に示す断面は、テレビAを梱包した梱包箱1におけるカバー5の側壁53,54に平行な断面である。
本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態2のテレビジョン装置100と略同様の構成である。本実施の形態のテレビジョン装置100は、実施の形態2のテレビジョン装置100と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態2との差異について説明し、その他、実施の形態2と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
梱包箱1は、実施の形態1の箱体2及び緩衝材3,3,4を備えていない。
梱包箱1は、緩衝材7を備えている。緩衝材7は有底四角筒状をなす。緩衝材7は、底壁を下側に向けて、床又は作業台等に載置される。緩衝材7の内部には、テレビAの下辺部全体が挿入される。
緩衝材7の前側の側壁の前面には、凹部31、凸部32、及び突出部33,33の組が2組、左右方向に並設されている。同様に、緩衝材7の後側の底壁の後面には、凹部31、凸部32、及び突出部33,33の組が2組、左右方向に並設されている。
このような緩衝材7は、例えば、凹部31〜突出部33を含む発泡スチロール製の有底四角筒を成形することによって得られる。
梱包箱1は、緩衝材7を備えている。緩衝材7は有底四角筒状をなす。緩衝材7は、底壁を下側に向けて、床又は作業台等に載置される。緩衝材7の内部には、テレビAの下辺部全体が挿入される。
緩衝材7の前側の側壁の前面には、凹部31、凸部32、及び突出部33,33の組が2組、左右方向に並設されている。同様に、緩衝材7の後側の底壁の後面には、凹部31、凸部32、及び突出部33,33の組が2組、左右方向に並設されている。
このような緩衝材7は、例えば、凹部31〜突出部33を含む発泡スチロール製の有底四角筒を成形することによって得られる。
作業者は、図10に示すように、緩衝材7の開口を上向きにして、緩衝材7を例えば作業台に載置する。
次いで、作業者は、テレビAを緩衝材7に上側から挿入する。この結果、テレビAの下辺部は緩衝材7に保持される。
次に、作業者は、テレビAの上辺部及び左右両辺部に、図示しない緩衝材を取り付ける。この後で、作業者は、カバー5の開口を下向きにして、凹部31,31,…と貫通孔55,55,…とが対向するように、緩衝材7及び緩衝材7に保持されたテレビAを、緩衝材7の開口側からカバー5で覆う。以上の結果、図11に示すように、各貫通孔55が凹部31に通じる。
次いで、作業者は、テレビAを緩衝材7に上側から挿入する。この結果、テレビAの下辺部は緩衝材7に保持される。
次に、作業者は、テレビAの上辺部及び左右両辺部に、図示しない緩衝材を取り付ける。この後で、作業者は、カバー5の開口を下向きにして、凹部31,31,…と貫通孔55,55,…とが対向するように、緩衝材7及び緩衝材7に保持されたテレビAを、緩衝材7の開口側からカバー5で覆う。以上の結果、図11に示すように、各貫通孔55が凹部31に通じる。
この後、作業者は、連結部材6,6,…を用いて、緩衝材7及びカバー5を連結させる。このとき、挟持部63が、突出部33,33及び貫通孔55の開口周縁部を挟持する。このため、連結部材6は前後方向に位置ずれし難い。
以上のような梱包箱1は、箱体2が省略されている。この結果、箱体2の製造コストを削減することができる。
最後に、実施の形態についてまとめる。
本実施の形態に係る梱包箱1は、テレビAを保持する緩衝材3,7と、前記緩衝材3,7に保持されたテレビAを覆うカバー5とを備え、前記テレビAを梱包する梱包箱1において、前記緩衝材3,7には凹部31が設けられており、前記カバー5には前記凹部31に通じる貫通孔55が設けられており、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合することによって前記緩衝材3,7及びカバー5を連結する連結部材6を備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記緩衝材3を収容する有底筒状の箱体2を更に備え、該箱体2の側壁21,22には、前記凹部31及び貫通孔55に連通する連通孔25が設けられており、前記カバー5は有底筒状をなし、前記箱体2及び前記テレビAを前記箱体2の開口側から覆い、前記貫通孔55は前記カバー5の側壁51,52に設けられており、前記連結部材6は、前記連通孔25に挿入され、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記緩衝材3における前記凹部31の開口周縁部には、前記連通孔25に向けて突出し、該連通孔25の内面に係合する凸部32が設けられており、前記連結部材6は、前記連通孔25に挿入され、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面並びに前記凸部32に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記緩衝材3における前記凹部31の開口周縁部には、前記凹部31の開口を狭める方向に突出する突出部33が設けられており、前記箱体2における前記連通孔25の開口周縁部には、前記凹部31の内部に向けて開くフラップ26が設けられており、前記連結部材6は、前記連通孔25に挿入され、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合する係合部61と、前記フラップ26の基端部、前記連通孔25の開口周縁部、及び前記貫通孔55の開口周縁部を挟持する挟持部63とを有し、前記フラップ26の先端部は、前記基端部が前記挟持部63に挟持されることによって前記突出部33に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記緩衝材3における前記凹部31の開口周縁部には、前記凹部31の開口を狭める方向に突出する突出部33が設けられており、前記連結部材6は、前記連通孔25に挿入され、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合する係合部61と、前記突出部33、前記連通孔25の開口周縁部、及び前記貫通孔55の開口周縁部を挟持する挟持部63とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記緩衝材7は有底筒状をなし、該緩衝材7の内部で前記テレビAを保持し、前記凹部31は前記緩衝材7の側壁に設けられており、前記カバー5は有底筒状をなし、前記緩衝材7及び前記テレビAを前記緩衝材7の開口側から覆い、前記貫通孔55は前記カバー5の側壁51,52に設けられており、前記緩衝材7における前記凹部31の開口周縁部には、前記凹部31の開口を狭める方向に突出する突出部33が設けられており、前記連結部材6は、前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合する係合部61と、前記突出部33及び前記貫通孔55の開口周縁部を挟持する挟持部63とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記係合部61は筒状をなし、軸長方向の一端部が前記カバー5の外側に配され、前記軸長方向の他端部が前記凹部31の内部に配され、前記挟持部63は、前記係合部61の前記一端部の外周に突設されたフランジ631と、該フランジ631と前記軸長方向に対向して前記フランジ631との間で挟持を行なう挟持片632とを有し、前記連結部材6は、先端部に前記挟持片632が突設されており、前記挟持片632が前記係合部61の内側に配される位置と前記挟持片632が前記係合部61の外側にて前記フランジ631と対向する位置との間で揺動可能なように前記係合部61の内面に突設された揺動部62と、前記フランジ631と前記挟持片632とが前記軸長方向に対向するよう前記揺動部62の揺動を規制する規制部64とを更に有することを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包箱1は、前記テレビAは薄型テレビジョン受信機であることを特徴とする。
本実施の形態に係るテレビジョン装置100は、本実施の形態に係る梱包箱1と、該梱包箱1によって梱包されている薄型テレビジョン受信機とを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る梱包方法は、凹部31が設けられており、テレビAを保持する緩衝材3,7と、貫通孔55が設けられており、前記緩衝材3,7に保持されたテレビAを覆うカバー5と、前記緩衝材3,7及びカバー5を連結する連結部材6とを備え、前記テレビAを梱包する梱包箱1を用いた梱包方法であって、テレビAを前記緩衝材3,7に保持させ、前記貫通孔55が前記凹部31に通じるように、前記緩衝材3,7に保持されたテレビAを前記カバー5で覆い、前記カバー5の外側から前記貫通孔55を通して前記連結部材6を前記貫通孔55及び凹部31に挿入し、該連結部材6を前記凹部31及び前記貫通孔55夫々の内面に係合させることによって前記緩衝材3,7及びカバー5を連結することを特徴とする。
本実施の形態にあっては、緩衝材とカバーとが連結部材を介して連結される。
連結部材は、緩衝材に設けられた凹部の内面とカバーに設けられた貫通孔の内面とに係合する簡易な構成なので、梱包箱の製造コストを削減することができる。
物品の重量は緩衝材から連結部材に伝わり、連結部材からカバーに伝わる。故に、例えば作業者がカバーに設けられた手掛け部に手を掛けて梱包箱を持ち上げたときに、物品の重量が緩衝材と連結部材との係合部分に集中することがある。従って、梱包箱は、物品の重量に耐え得る強度を有する箱体を備えている必要がない。この結果、梱包箱の製造コストを削減することができる。
連結部材は、緩衝材に設けられた凹部の内面とカバーに設けられた貫通孔の内面とに係合する簡易な構成なので、梱包箱の製造コストを削減することができる。
物品の重量は緩衝材から連結部材に伝わり、連結部材からカバーに伝わる。故に、例えば作業者がカバーに設けられた手掛け部に手を掛けて梱包箱を持ち上げたときに、物品の重量が緩衝材と連結部材との係合部分に集中することがある。従って、梱包箱は、物品の重量に耐え得る強度を有する箱体を備えている必要がない。この結果、梱包箱の製造コストを削減することができる。
本実施の形態にあっては、緩衝材とカバーと箱体とが連結部材を介して連結される。
連結部材は、箱体の連通孔に挿入され、緩衝材に設けられた凹部の内面とカバーに設けられた貫通孔の内面とに係合する簡易な構成なので、梱包箱の製造コストを削減することができる。
連結部材は、箱体の連通孔に挿入され、緩衝材に設けられた凹部の内面とカバーに設けられた貫通孔の内面とに係合する簡易な構成なので、梱包箱の製造コストを削減することができる。
本実施の形態にあっては、連結部材が、緩衝材の凹部の内面と緩衝材の凸部とに係合する。故に、連結部材の緩衝材への係合が無用に解除されてしまうことが防止される。
本実施の形態にあっては、連結部材の挟持部が、カバーの貫通孔の開口周縁部と箱体の連通孔の開口周縁部とを挟持する上に、箱体のフラップが緩衝材の突出部に係合する。故に、連結部材の緩衝材又はカバーへの係合が無用に解除されてしまうことが防止される。
本実施の形態にあっては、連結部材の挟持部が、カバーの貫通孔の開口周縁部と箱体の連通孔の開口周縁部と緩衝材の突出部とを挟持する。故に、連結部材の緩衝材又はカバーへの係合が無用に解除されてしまうことが防止される。
本実施の形態にあっては、連結部材の挟持部が、カバーの貫通孔の開口周縁部と緩衝材の突出部とを挟持する。故に、連結部材の緩衝材又はカバーへの係合が無用に解除されてしまうことが防止される。
梱包箱が箱体を備えている必要はない。
梱包箱が箱体を備えている必要はない。
本実施の形態にあっては、連結部材の挟持部がフランジと挟持片とを有する。
連結部材の揺動部の揺動に伴い、連結部材の係合部に対する挟持片の相対的な配置位置が変更される。挟持片が係合部の内側に配された場合、例えば係合部のカバーの外側から緩衝材の凹部の内部への挿入を挟持片が阻害することが防止される。挟持片が係合部の外側に配された場合、挟持片とフランジとが係合部の軸長方向に対向する。このとき、フランジと挟持片との間で挟持が行なわれる。故に、連結部材の抜け落ちが防止される。
挟持部による挟持中には規制部が揺動部の揺動を規制するので、挟持部による挟持が無用に解除されることが防止される。
連結部材の揺動部の揺動に伴い、連結部材の係合部に対する挟持片の相対的な配置位置が変更される。挟持片が係合部の内側に配された場合、例えば係合部のカバーの外側から緩衝材の凹部の内部への挿入を挟持片が阻害することが防止される。挟持片が係合部の外側に配された場合、挟持片とフランジとが係合部の軸長方向に対向する。このとき、フランジと挟持片との間で挟持が行なわれる。故に、連結部材の抜け落ちが防止される。
挟持部による挟持中には規制部が揺動部の揺動を規制するので、挟持部による挟持が無用に解除されることが防止される。
本実施の形態にあっては、連結部材の挟持部がフランジと挟持片とを有する。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 梱包箱
100 テレビジョン装置
2 箱体
21,22,51,52 側壁
25 連通孔
26 フラップ
3,7 緩衝材
31 凹部
32 凸部
33 突出部
5 カバー
55 貫通孔
6 連結部材
61 係合部
62 揺動部
63 挟持部
631 フランジ
632 挟持片
64 規制部
A テレビ(物品,薄型テレビジョン受信機)
100 テレビジョン装置
2 箱体
21,22,51,52 側壁
25 連通孔
26 フラップ
3,7 緩衝材
31 凹部
32 凸部
33 突出部
5 カバー
55 貫通孔
6 連結部材
61 係合部
62 揺動部
63 挟持部
631 フランジ
632 挟持片
64 規制部
A テレビ(物品,薄型テレビジョン受信機)
Claims (10)
- 物品を保持する緩衝材と、
前記緩衝材に保持された物品を覆うカバーと
を備え、
前記物品を梱包する梱包箱において、
前記緩衝材には凹部が設けられており、
前記カバーには前記凹部に通じる貫通孔が設けられており、
前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合することによって前記緩衝材及びカバーを連結する連結部材を備えることを特徴とする梱包箱。 - 前記緩衝材を収容する有底筒状の箱体を更に備え、
該箱体の側壁には、前記凹部及び貫通孔に連通する連通孔が設けられており、
前記カバーは有底筒状をなし、前記箱体及び前記物品を前記箱体の開口側から覆い、
前記貫通孔は前記カバーの側壁に設けられており、
前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。 - 前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記連通孔に向けて突出し、該連通孔の内面に係合する凸部が設けられており、
前記連結部材は、前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面並びに前記凸部に係合することを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。 - 前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、
前記箱体における前記連通孔の開口周縁部には、前記凹部の内部に向けて開くフラップが設けられており、
前記連結部材は、
前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、
前記フラップの基端部、前記連通孔の開口周縁部、及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部と
を有し、
前記フラップの先端部は、前記基端部が前記挟持部に挟持されることによって前記突出部に係合することを特徴とする請求項2又は3に記載の梱包箱。 - 前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、
前記連結部材は、
前記連通孔に挿入され、前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、
前記突出部、前記連通孔の開口周縁部、及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部と
を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の梱包箱。 - 前記緩衝材は有底筒状をなし、
該緩衝材の内部で前記物品を保持し、
前記凹部は前記緩衝材の側壁に設けられており、
前記カバーは有底筒状をなし、前記緩衝材及び前記物品を前記緩衝材の開口側から覆い、
前記貫通孔は前記カバーの側壁に設けられており、
前記緩衝材における前記凹部の開口周縁部には、前記凹部の開口を狭める方向に突出する突出部が設けられており、
前記連結部材は、
前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合する係合部と、
前記突出部及び前記貫通孔の開口周縁部を挟持する挟持部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。 - 前記係合部は筒状をなし、軸長方向の一端部が前記カバーの外側に配され、前記軸長方向の他端部が前記凹部の内部に配され、
前記挟持部は、
前記係合部の前記一端部の外周に突設されたフランジと、
該フランジと前記軸長方向に対向して前記フランジとの間で挟持を行なう挟持片と
を有し、
前記連結部材は、
先端部に前記挟持片が突設されており、前記挟持片が前記係合部の内側に配される位置と前記挟持片が前記係合部の外側にて前記フランジと対向する位置との間で揺動可能なように前記係合部の内面に突設された揺動部と、
前記フランジと前記挟持片とが前記軸長方向に対向するよう前記揺動部の揺動を規制する規制部と
を更に有することを特徴とする請求項4から6の何れかひとつに記載の梱包箱。 - 前記物品は薄型テレビジョン受信機であることを特徴とする請求項1から7の何れかひとつに記載の梱包箱。
- 請求項1から8のいずれかひとつに記載の梱包箱と、
該梱包箱によって梱包されている薄型テレビジョン受信機と
を備えることを特徴とするテレビジョン装置。 - 凹部が設けられており、物品を保持する緩衝材と、
貫通孔が設けられており、前記緩衝材に保持された物品を覆うカバーと、
前記緩衝材及びカバーを連結する連結部材と
を備え、
前記物品を梱包する梱包箱を用いた梱包方法であって、
物品を前記緩衝材に保持させ、
前記貫通孔が前記凹部に通じるように、前記緩衝材に保持された物品を前記カバーで覆い、
前記カバーの外側から前記貫通孔を通して前記連結部材を前記貫通孔及び凹部に挿入し、
該連結部材を前記凹部及び前記貫通孔夫々の内面に係合させることによって前記緩衝材及びカバーを連結することを特徴とする梱包方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172129A JP2018034883A (ja) | 2016-09-02 | 2016-09-02 | 梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172129A JP2018034883A (ja) | 2016-09-02 | 2016-09-02 | 梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018034883A true JP2018034883A (ja) | 2018-03-08 |
Family
ID=61566876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016172129A Pending JP2018034883A (ja) | 2016-09-02 | 2016-09-02 | 梱包箱、テレビジョン装置、及び梱包方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018034883A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020170612A1 (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-27 | ヒロホー株式会社 | 支持具および内装ユニット |
JP2021123343A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-30 | ヒロホー株式会社 | 固定構造 |
-
2016
- 2016-09-02 JP JP2016172129A patent/JP2018034883A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020170612A1 (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-27 | ヒロホー株式会社 | 支持具および内装ユニット |
JPWO2020170612A1 (ja) * | 2019-02-20 | 2021-04-30 | ヒロホー株式会社 | 支持具および内装ユニット |
JP7105000B2 (ja) | 2019-02-20 | 2022-07-22 | ヒロホー株式会社 | 内装ユニット |
JP2021123343A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-30 | ヒロホー株式会社 | 固定構造 |
JP7157467B2 (ja) | 2020-01-31 | 2022-10-20 | ヒロホー株式会社 | 固定構造 |
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