JP3206163U - 梱包箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な形状の物品を、梱包材を用いなくても物品収容部内で安定的に保持できる梱包箱を提供する。【解決手段】梱包箱が、側面部1cと底部1bと上蓋部1aを有する箱本体1と、箱本体の内部の底部1bの上に配置される内底板3と、底部1bと上蓋部1aの間を延びるように箱本体の内部に配置されて箱本体の内部を複数の物品収容部6に区画する複数の中仕切り板2A,2Bとを含む。中仕切り板2Bの上蓋部1a側に、物品収容部に収容される物品の一部に下方から当接して係止するためのハンガー溝2B2が形成されている。内底板3には、中仕切り板2Aと係合するとともに、物品収容部に収容される物品の他の一部を係止するための複数の固定溝3aが形成されている。【選択図】図3
Description
本考案は、物品を収容する梱包箱に関する。
従来、様々な物品を収容するために、段ボール紙等からなる梱包箱が広く用いられている。1つの梱包箱に多数の小型の物品を収容するために、特許文献1に示されているように、梱包箱の内部に中仕切り板を配置して複数の物品収容部に区画して、各物品収容部内にそれぞれ物品を収容可能な構成の梱包箱がある。
特許文献1に例示されている物品は円柱状の電子部品であって、各物品収容部に安定して載置される。しかし、収容すべき物品の形状によっては、物品収容部内に安定して保持できない可能性がある。特に、物品が安定的に自立できない形状、例えば下部よりも上部が大きく広がった形状や、上下端部よりも中央部が拡大した形状などである場合には、物品収容部内で物品が不安定に立った状態になる。そのような状態で梱包箱の輸送などにより振動や落下などの衝撃を受けると、物品収容部内で不安定な物品が動いて、他の物品や梱包箱の側壁部や中仕切り壁にぶつかって損傷するおそれがある。また、物品に当接する中仕切り板が、物品から加えられる力(重力等)に耐えられずに倒れたり損傷したりする可能性がある。また、物品の表面に塗装が施されている場合には、側壁部や中仕切り板との当接が原因で、塗装された表面への移行(塗膜に含まれる顔料が物品の表面に移り出てくる現象)などが生じるおそれがある。移行が生じると、物品の塗装表面に痕跡が残るだけではなく、表面を布などで擦った時に顔料が布に付着する。
通常は、梱包箱内に発泡スチロールや紙などからなる梱包材を挿入して、物品収容部内の物品をできるだけ安定して保持することが考えられる。しかし、その場合には、梱包材が必要になって高コストになるとともに、物品を取り出した後に梱包材が廃棄物になるという問題がある。
そこで本考案は、上記した問題点を解決して、様々な形状の物品を、梱包材を用いなくても物品収容部内で安定的に保持できる梱包箱を提供することを目的とする。
梱包箱が、側面部と底部と上蓋部を有する箱本体と、箱本体の内部の底部の上に配置される内底板と、底部と上蓋部の間を延びるように箱本体の内部に配置されて箱本体の内部を複数の物品収容部に区画する複数の中仕切り板とを含む。中仕切り板の上蓋部側に、物品収容部に収容される物品の一部に下方から当接して係止するためのハンガー溝が形成されている。内底板には、中仕切り板と係合するとともに、物品収容部に収容される物品の他の一部を係止するための複数の固定溝が形成されている。
本考案によれば、収容する物品の一部を中仕切り板のハンガー溝に係止させ、他の一部を内底板の固定溝に係止させることによって、物品を安定して保持することができる。それにより、梱包箱の輸送時等の振動や落下などの衝撃による物品の損傷を防止することができる。また、収容している物品の移動を防ぐことにより、物品が当接して中仕切り板を損傷させることも防止できる。
以下、本考案の具体的な実施形態を例示して、その構成について詳細に説明するとともに、本考案の利点及び効果を説明する。ただし、本考案は、以下に記載する実施形態に限定されるわけではなく、その他の構成を採用することもできる。
図1に示すように、本考案の梱包箱は、箱本体1と、中仕切り板2A,2Bと、内底板3と、天板4とを含む。本実施形態の箱本体1、中仕切り板2A,2B、内底板3、天板4はそれぞれ段ボール紙製であるが、これに限定されず、合成樹脂等から形成されてもよい。梱包箱は、内底板3が鉛直方向下方に位置し、天板4が鉛直方向上方に位置するように配置されて使用される。
箱本体1は、段ボール紙を折って形成された中空の直方体であり、開閉可能な上蓋部1aと、底部1bと、4つの側面をなす側面部1cとが連結された構成である。箱本体1の内部(中空部)には複数の中仕切り板2A,2Bが配置されている。各中仕切り板2A,2Bは、箱本体1の内部において、上蓋部1aと底部1bとの間を延びる板部材である(ただし、必ずしも上蓋部1aや底部1bに当接していなくても構わない)。本実施形態では、互いに直交する2種類の中仕切り板2A,2Bが組み合わされて、格子体2が構成されている。一例としては、一方の中仕切り板2Aに上部から切り込み2A1を入れ、他方の中仕切り板2Bに下部から切り込み2B1を入れておき、両方の切り込み2A1,2B1を嵌め合わせることにより、両中仕切り板2A,2Bを互いに接合させる。一方の中仕切り板2Aの一側部側と他側部側にそれぞれ切り込み2A1を形成しておき、両側部側にそれぞれ1枚ずつ他方の中仕切り板2Bを配置する。そして、一側部側に配置された他方の中仕切り板2Bに多数形成された切り込み2B1に、複数の一方の中仕切り板2Aの切り込み2A1をそれぞれ嵌め合わせ、同様に、他側部側に配置されたもう1つの他方の中仕切り板2Bに多数形成された切り込み2B1に、複数の一方の中仕切り板2Aの切り込み2A1をそれぞれ嵌め合わせることによって、格子体2を形成する。この格子体2において、一側部側に配置された他方の中仕切り板2Bと、他側部側に配置された他方の中仕切り板2Bとの間であって、隣り合う一方の中仕切り板2Aに挟まれている空間が、後述する物品5(図4参照)を収容する物品収容部6になる。
他方の中仕切り板2Bの上部(上蓋部1a側の部分)には、物品収容部6に収容される物品5の一部に下方から当接して係止するためのハンガー溝2B2が形成されている。一方の中仕切り板2Aの下部(底部1b側の部分)には、内底板3に係合するガイド溝2A2が形成されている。ただし、ハンガー溝が中仕切り板2A,2Bのいずれに形成されるかは、物品5の形状に応じて決定され、ガイド溝が中仕切り板2A,2Bのいずれに形成されるかは、内底板3の形態に応じて決定される。
箱本体1の内部の底部1bの上に、底部1bと実質的に平行に、内底板3が配置されている。本実施形態の内底板3の上面には、複数の一方の中仕切り板2Aの配列方向に沿って並ぶ複数の固定溝3aが形成されている。固定溝3aは、物品収容部6に収容される物品5の一部を係止するとともに、一方の中仕切り板2Aのガイド溝2A2にも係合する。
従って、図2に示すように、各ガイド溝2A2が、対応する固定溝3aにそれぞれ係合することによって、中仕切り板2A,2Bによって構成された格子体2が内底板3に固定されている。このように互いに固定された内底板3および格子体2(中仕切り板2A,2B)が、図3に示すように箱本体1の内部に挿入されて、各中仕切り板2A,2Bはそれぞれの所定の位置に保持される。内底板3によって梱包箱の強度が向上するとともに、中仕切り板2A,2Bの位置精度を高めて位置ずれを防止する。その結果、箱本体1の内部に、所定の大きさの物品収容部6が所定の位置に精度良く設けられる。
このように組み立てられた中仕切り板2A,2Bと内底板3とが箱本体1の内部に配置された状態で、図4(a)に示すように、各物品収容部6に物品5が収容される。このとき、物品5の一部(例えば上部に形成された凸状部5a)が中仕切り板2Bのハンガー溝2B2に係止され、かつ、物品5の他の一部(例えば下部に形成された凸状部5b)が内底板3の固定溝3aに係止される。そして、複数の中仕切り板2A,2Bの上方に、図1に示す天板4が配置され、上蓋部1aが閉じられる。最後にテープ等の固着材で上蓋部1a同士が固着されて梱包箱が完成する(梱包作業が完了する)。
この梱包箱によると、物品収容部6に収容された物品5の上部(凸状部5a)が中仕切り板2Bのハンガー溝2B2に係止され、物品5の下部の一部(凸状部5b)が内底板3の固定溝3aに係止されるため、緩衝材を用いなくても物品5を移動不能に固定することができる。仮に梱包箱の輸送時等に振動や落下などの衝撃を受けても、物品5が動いて他の物品5や箱本体1または中仕切り板2A,2Bの一部分に意図せずに当接して物品5や中仕切り板2A,2B等が損傷することを防止できる。また、ハンガー溝2B2が物品の凸状部5aを、固定溝3aが他の凸状部5bを、それぞれ多少の遊びを持ちつつ離脱不能に係止していることによって、梱包箱の輸送時等の振動や衝撃を吸収する構造になっている。従って、物品5の安全な搬送が実現し、物品の塗装面の移行等を防げる。
また、内底板3の固定溝3aと中仕切り板2Aのガイド溝2A2が係合することにより、複数の物品収容部6が精度良く形成でき、物品5の安定した保持が容易にでき、梱包強度が向上する。
なお、物品5の一例は、図4(b)に示す自動車用センターコンソールである。一般的なセンターコンソールは、上部の左右に張り出した拡張部(凸状部)5aと、下部に位置する下方突出部(凸状部)5bが設けられており、下部よりも上部が大きく広がっていて安定的に自立できない形状である。このようなセンターコンソールであっても、本考案の梱包箱によると、拡張部5aがハンガー溝2B2に係止されるととともに、下方突出部5bが固定溝3a内に挿入されることにより、物品収容部6内で移動しないように安定して保持される。ただし、もちろん本考案の梱包箱に収容される物品5はセンターコンソールに限定されず、本考案の梱包箱はあらゆる物品の梱包に利用でき、特に、上部に突出部を有する物品の梱包に適している。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内で様々な変更及び改変を行うことができ、それらは全て本考案の保護範囲内に属するものである。例えば、本考案では天板4を省略することができる。また、一方の中仕切り板2Aのガイド溝2A2と内底板3の固定溝3aとが密接に係合されれば、他方の中仕切り板2Bを省略しても、複数の物品収容部6を位置精度良く形成することができる。その場合には、一方の中仕切り板2Aの上部を折り曲げるなどして変形させて、その変形部分に、物品5の上部の突出部5aを係止可能なハンガー溝を形成すればよい。
1 箱本体
1a 上蓋部
1b 底部
1c 側面部
2 格子体
2A,2B 中仕切り板
2A1,2B1 切り込み
2A2 ガイド溝
2B2 ハンガー溝
3 内底板
4 天板
5 物品
5a 凸状部(拡張部)
5b 凸状部(下方突出部)
6 物品収容部
1a 上蓋部
1b 底部
1c 側面部
2 格子体
2A,2B 中仕切り板
2A1,2B1 切り込み
2A2 ガイド溝
2B2 ハンガー溝
3 内底板
4 天板
5 物品
5a 凸状部(拡張部)
5b 凸状部(下方突出部)
6 物品収容部
Claims (5)
- 側面部と底部と上蓋部を有する箱本体と、前記箱本体の内部の底部の上に配置される内底板と、前記底部と前記上蓋部の間を延びるように前記箱本体の内部に配置されて前記箱本体の内部を複数の物品収容部に区画する複数の中仕切り板とを含み、
前記中仕切り板の前記上蓋部側に、前記物品収容部に収容される物品の一部に下方から当接して係止するためのハンガー溝が形成されており、
前記内底板には、前記中仕切り板と係合するとともに、前記物品収容部に収容される物品の他の一部を係止するための複数の固定溝が形成されている、梱包箱。 - 前記中仕切り板の前記底部側に、前記内底板の前記固定溝に係合するガイド溝が形成されている、請求項1に記載の梱包箱。
- 前記複数の中仕切り板は、複数の一方の中仕切り板と、前記一方の中仕切り板と直交して配置される複数の他方の中仕切り板とを含み、
複数の前記一方の中仕切り板は、互いに平行に並べて配置され、
前記一方の中仕切り板の一側部側と他側部側とにそれぞれ前記他方の中仕切り板が配置され、複数の前記一方の中仕切り板の一側部同士が、前記他方の中仕切り板によって連結され、複数の前記一方の中仕切り板の他側部同士が、もう1つの前記他方の中仕切り板によって連結されている、請求項1に記載の梱包箱。 - 前記内底板の複数の前記固定溝は、前記一方の中仕切り板の配列方向に並んで形成されている、請求項3に記載の梱包箱。
- 前記ハンガー溝は前記他方の中仕切り板の前記上蓋部側に設けられており、前記一方の中仕切り板の前記底部側には、前記内底板の前記固定溝に係合するガイド溝が形成されている、請求項3または4に記載の梱包箱。
Priority Applications (1)
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JP2016002933U JP3206163U (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 梱包箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016002933U JP3206163U (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 梱包箱 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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2016
- 2016-06-22 JP JP2016002933U patent/JP3206163U/ja not_active Expired - Fee Related
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