JP3197405U - 緩衝保持容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚の可撓性シートの使用のみで衝撃に弱い物品の運搬時及び落下時の衝撃を緩和し並びにその衝撃が物品に伝わることを防止し、且つ容器の組み立て及び物品収納作業を瞬時に行うことのできる緩衝保持容器を提供する。【解決手段】紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた外側容器2及び同様に紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた内側容器3とよりなる物品を挟持する緩衝保持容器1において、底片、側壁片、外蓋片29、31及び該外蓋片29、31内側に位置する内蓋片30、32とで該外側容器2を形成し、該外側容器2内に収納される側壁片、開口部を設けた中央片及び該開口部を覆って張設した物品を載置する可撓性フィルムとで内側容器3を形成し、該内蓋片30、32及び/又は外蓋片29、31を該可撓性フィルム上で係止させることで該物品を該可撓性フィルム側に押し付け挟持してなることを特徴とする緩衝保持容器1。【選択図】図1

Description

本考案は、壊れやすい物品を挟持して運ぶための容器で、その運搬時における外部からの各種衝撃或いは該容器を落下させた時の大きな衝撃から該物品が破損することを防止するための緩衝保持容器に関するものである。
従来より衝撃に弱い物品を容器に梱包して運搬する場合、外部からの各種衝撃や該容器の落下による衝撃から該物品を守るためにそれらの衝撃を吸収する緩衝部材を該容器と物品との間に介在させたり又は物品を緩衝部材で巻き付けたりするか、或いは物品の形状に合った緩衝部材を予め形成し、その中に物品を配置させて該物品が破損することを防止している。
上記防止手段は、前者にあっては物品に対する対衝撃担保を必ずしも得られず、また、容器と物品との間に緩衝部材を配設する作業が必要であった。また、後者にあっては異なる形状に合った様々な多数の緩衝部材を製造しなければならず経済的ではなかった。また、該緩衝部材となる材料を容器以外に別途求める必要があり高価なものとなっていた。いずれにしても容器の落下等により大きな衝撃を受けると緩衝部材そのものの破損や該緩衝部材の緩衝機能の消失等により物品に損傷が生じるおそれがあった。更に、それらの緩衝部材は反復使用ができないことが多く、使用後に不用品として廃棄され、環境上からも問題があった。
他方、弾力性を有する可撓性シート間に物品を挟持させ、外部からの衝撃が該物品に直接伝わることを防止する可撓性シート付の容器が存在する。それらのものは中央の開口部に該可撓性シートを被覆した容器とし、別途同じような容器を用意し、その相互の可撓性シート間に物品を挟持するものであるが、物品を挟持するためには2枚の可撓性シートを必要とし、高価な可撓性シートの使用量が多くなるという欠点があった。
また、可撓性シート間に物品を挟持することになるので、強い衝撃が生じると可撓性シートが大きく揺れ、物品の安定的な固定状態が得られる保証は必ずしもなかった。
更に、物品を保持する強度を得るため、容器の側壁を2枚の紙片を重ねて形成しているものがあるが、その重ね状態を保持するための紙片相互の固定作業が必要となっており、物品を収納することのできる強度のある容器の組み立て完成までに多くの時間を必要としていた。
特許第3306405号公報 特許第3359001号公報
本考案は、上記欠点を解決したもので、1枚の可撓性シートの使用のみで衝撃に弱い物品の運搬時及び落下時の衝撃を緩和し並びにその衝撃が物品に伝わることを防止し、且つ、容器の組み立て及び物品収納作業を瞬時に行うことのできる緩衝保持容器に関するものである。
本考案は、緩衝保持容器の外側容器の蓋側の板体と内側容器側の可撓性フィルムとの間に挿入された物品は該可撓性フィルムによって弾力的に保持されると同時に、該物品を収納した容器に外部から衝撃が加わっても、その衝撃が該物品に直接伝わらないように該物品を保持する該板体と該可撓性フィルムとにより該物品を弾発的で強固に収納保持できる緩衝保持容器を提供するものである。
本考案は、紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた外側容器及び同様に紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた内側容器とよりなる物品を挟持する緩衝保持容器において、底片、側壁片、外蓋片及び該外蓋片内側に位置する内蓋片とで該外側容器を形成し、該外側容器内に収納される側壁片、開口部を設けた中央片及び該開口部を覆って張設した物品を載置する可撓性フィルムとで内側容器を形成し、該内蓋片及び/又は外蓋片を該可撓性フィルム上で係止させることで該物品を該可撓性フィルム側に押し付け挟持してなる緩衝保持容器を特徴とする。
また、上記内蓋片は、対向位置となる側壁片の上端部の折り曲げ部より各々対向位置側へ折り曲げられる2片とし、内蓋基部片、該内蓋基部片の折り曲げ部より底片側へ折り曲げられる垂下片、該垂下片に連続する対向位置側へ延設した物品押え付け片及び該物品押え付け片の先端部の係止片とで形成した緩衝保持容器を特徴とする。
更に、上記物品押え付け片は、内側容器の開口部を覆うことのできる広幅とし、その先端部の係止片は、各々の係止片を上下に重ねることで着脱自在に係止される緩衝保持容器を特徴とする。
また、上記外蓋片は、その先端部に設けた挿入片を内蓋片に設けた貫通孔へ挿入係止させることで、該内蓋片の保持と外側容器の閉鎖をなす緩衝保持容器を特徴とする。
更に、上記内側容器の側壁片は、外側容器の側壁片に接する外側側壁片と開口部側の内側側壁片とで形成し、外側容器の底片上にその先端側が載置される二重片とし、該底片と可撓性フィルムとの間に所定間隔の有る空間を確保し、内蓋片及び/又は外蓋片による物品の下方側への押え付けに対して保持力のある組み立て片とした緩衝保持容器を特徴とする。
本考案の緩衝保持容器は、一枚の紙片を切り込み、折り曲げて所定箇所を係止することで組み立て、外側容器及び内側容器を各々別体として形成し、且つ、その組み立ては主として折り曲げ、重ね合わせ、貫通孔への挿入等の簡易な手段により行うことができ、接着手段を使用することなく強固な容器を完成させることができる。また、簡単に元の平坦状の紙片に戻すことができ、使用後に空き箱のようにかさばることがなく、それらを積層することで多くのものを運搬することができ、再利用率を高めることが可能となった。
また、ダンボール等の紙片が弾力性を有することを利用し、高価な可撓性フィルムを一枚のみ使用するだけで壊れやすい物品を該紙片と該可撓性フィルムとで挟持し、衝撃に対して安全に物品を運搬することが可能となった。
本考案の緩衝保持容器の外側容器及び内側容器の関係を示す分解斜視図。 本考案の緩衝保持容器の外側容器の展開図。 本考案の緩衝保持容器の内側容器の展開図。 本考案の緩衝保持容器の内側容器に可撓性フィルムを張設した状態の展開図。 本考案の緩衝保持容器内の内側容器に物品を載置し、外側容器の内蓋片で該物品を押えている状態を示す中央断面図。 本考案の緩衝保持容器内の内側容器に物品を載置し、外側容器の内蓋片で該物品を押えている状態を示す他の実施例の中央断面図。
以下、図面を参考に本考案を実施するための最良の形態についてその実施例を説明する。
図1は、本考案の壊れ易い物品を挟持して運ぶための該物品を収納する緩衝保持容器1の分解斜視図で、外側容器2と該外側容器2内に収納される収納前の状態の内側容器3を示し、該外側容器2は、その蓋側を開放した状態を示している。
本考案の緩衝保持容器1は、ダンボール等の紙片をプレス機等により切断及び押圧加工して容器として組み立てることを可能としたもので、外側容器2、内側容器3より構成し、該内・外容器2、3により物品を挟持できるようにしたものである。
該外側容器2は、図2の展開図に示すように、該外側容器2の底部を形成する側に縦方向の切断部4、5、6により第1底片7、第2底片8、第3底片9及び第4底片10を形成し、その上端部に第1底側折り曲げ部11、第2底側折り曲げ部12、第3底側折り曲げ部13及び第4底側折り曲げ部14を形成し、各々内側の直交方向に折り曲げて重ねることで底部を形成する。
該第1底片7乃至第4底片10には、該第1底側折り曲げ部11乃至第4底側折り曲げ部14を介して第1側壁片15、第2側壁片16、第3側壁片17及び第4側壁片18を折り曲げ自在に連結し、それらの相互間の第1側壁側折り曲げ部19、第2側壁側折り曲げ部20及び第3側壁側折り曲げ部21を直交方向へ折り曲げることで側壁を形成する。
また、第1側壁片15乃至第4側壁片18には、各々第1蓋側折り曲げ部22、第2蓋側折り曲げ部23、第3蓋側折り曲げ部24及び第4蓋側折り曲げ部25を形成し、該第1蓋側折り曲げ部22乃至第4蓋側折り曲げ部25を介して蓋側を形成する縦方向に切断部26、27、28を形成し、各々第1外蓋片29、第1内蓋片30、第2外蓋片31及び第2内蓋片32を折り曲げ自在に連結している。
該第1外蓋片29及び第2外蓋片31は、係止手段により該緩衝保持容器1における外側容器2の外蓋を形成するもので、該第1外蓋片29には第1係止折り曲げ部33、該第2外蓋片31には第2係止折り曲げ部34を形成し、それら第1係止折り曲げ部33及び第2係止折り曲げ部34に第1挿入片35及び第2挿入片36を折り曲げ自在に連結し、該第1挿入片35の一端部及び第2挿入片36の一端部を該第1内蓋片30の該第2蓋側折り曲げ部23に折り曲げ自在に連結した第1内蓋基部片37の縁部に設けた切断部39の中央部から該第1内蓋基部片37の縦方向に形成した貫通孔40に挿入するように形成している。
また、同様に、第1挿入片35の他端部及び第2挿入片36の他端部は、第2内蓋片32の該第4蓋側折り曲げ部25に折り曲げ自在に連結した第2内蓋基部片38の縁部に設けた切断部41の中央部から該第2内蓋基部片38の縦方向に形成した貫通孔42に挿入するように形成している。
上記第1内蓋片30の該切断部39及び第2内蓋片32の該切断部41は、該切断部39の両端部側に第1内側折り曲げ部43を形成し、他方、該切断部41の両端部側に第2内側折り曲げ部44を形成し、各々第1垂下片45、第2垂下片46及び第3垂下片47、第4垂下片48を折り曲げ自在に連結形成している。
該切断部39及び切断部41は、該切断部39にあっては、その両端部側の該第1内側折り曲げ部43側において該第1内蓋片30の縦方向に切断部49、50を形成し、該切断部39、49、50によって舌片を形成している。
他方、該切断部41にあっては、その両端部側の第2内側折り曲げ部44側において第2内蓋片32の縦方向に切断部51、52を形成し、該切断部41、51、52によって舌片を形成している。
そして、該第1垂下片45、第2垂下片46の縁部に各々第3内側折り曲げ部53、54を形成し、該第3垂下片47、第4垂下片48の縁部に各々第4内側折り曲げ部55、56を形成している。
更に、該切断部39によって形成した舌片及び第3内側折り曲げ部53、54と連続して第1物品押え付け片57を形成し、他方、該切断部41によって形成した舌片及び第4内側折り曲げ部55、56と連続して第2物品押え付け片58を形成している。
該第1内蓋片30の先端部には係止片59、60を突出形成し、同様に、第2内蓋片32の先端部には係止片61を突出形成している。
上記のように切断部及び折り曲げ部を形成した紙片において、第1側壁側折り曲げ部19、第2側壁側折り曲げ部20及び第3側壁側折り曲げ部21を各々内側へ直交方向に折り曲げることで側壁側を矩形とする形状にできる。その状態は、第1側壁片15又は第4側壁片18に適宜の係止手段を設けて端部相互を連結し、同時に、第1底片7乃至第4底片10を組み合わせて係止することで矩形形状を保持することができる。本実施例では第1側壁片15の側縁部62に連結舌片63を突出し、該連結舌片63を第4側壁片18の側縁部の内側に貼着することで側壁側の形状を保持している。
第1底片7乃至第4底片10は、その相互間を切断部4、5、6としているので、該第1側壁片15乃至第4側壁片18の折り曲げに追随して隣接底片は直交位置に配置することになり、該第2底片8及び第4底片10を内側に位置させ、第1底片7及び第3底片9を外側に位置させて重ね合わせ、該第1底片7及び第3底片9の端縁部相互を当接させ、紙テープ等の適宜手段で両者を連結することにより底部及び側壁部を組み立て完成させることができ、外側容器2の形状を得ることができる。
図3、図4は、該内側容器3の展開図である。該内側容器3は、該外側容器2内に挿入し、その底部に載置することになるが、該外側容器2の内壁に密着状態で嵌合され、載置時にはその表面部が該外側容器2における高さ方向の中ほどに位置するように、その縦、横寸法及び高さ寸法を形成している。該内側容器3は、表面部と周囲の側壁部とより形成し、該表面部は中央の大きな開口部64と、該開口部64へ突出した状態で第1内側側壁片65、第2内側側壁片66、第3内側側壁片67及び第4内側側壁片68を形成し、その第1内側側壁片65及び第2内側側壁片66間には第1切断部69、第2内側側壁片66及び第3内側側壁片67間には第2切断部70、第3内側側壁片67及び第4内側側壁片68間には第3切断部71、第4内側側壁片68及び第1内側側壁片65間には第4切断部72を各々形成し、その各々の基端側には該第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68を該開口部64の背面側へ折り曲げることができるように折り曲げ部73乃至76を形成し、内側側壁部となるようにしている。
該第1内側側壁片65の基端側には第1内側折り曲げ部73、該第2内側側壁片66の基端側には第2内側折り曲げ部74、該第3内側側壁片67の基端側には第3内側折り曲げ部75及び第4内側側壁片68の基端側には第4内側折り曲げ部76を形成し、該第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68を背面側に折り曲げることができるようにしている。
他方、第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68の先端側には、その中央部に各々第1係止用突片77乃至第4係止用突片80を形成し、該第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68を背面側へ折り曲げ内側側壁部の形状を維持するための係止手段としている。
該第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68の第1内側折り曲げ部73乃至第4内側折り曲げ部76を介して第1可撓性フィルム支持片81乃至第4可撓性フィルム支持片84を連続形成している。該第1可撓性フィルム支持片81乃至第4可撓性フィルム支持片84は、開口部64を覆う可撓性フィルムFの周縁部を支持するための平坦部を形成することになる。
該第1可撓性フィルム支持片81乃至第4可撓性フィルム支持片84の他方側の端縁部には、第1可撓性フィルム支持片81に第1外側折り曲げ部85、第2可撓性フィルム支持片82に第2外側折り曲げ部86、第3可撓性フィルム支持片83に第3外側折り曲げ部87及び第4可撓性フィルム支持片84に第4外側折り曲げ部88を各々形成している。
該第1可撓性フィルム支持片81には、その端縁部の第1外側折り曲げ部85を介して第1外側側壁片89、第2可撓性フィルム支持片82には、その端縁部の第2外側折り曲げ部86を介して第2外側側壁片90、第3可撓性フィルム支持片83には、その端縁部の第3外側折り曲げ部87を介して第3外側側壁片91及び第4可撓性フィルム支持片84には、その端縁部の第4外側折り曲げ部88を介して第4外側側壁片92を折り曲げ自在に連結している。
該第1外側側壁片89乃至第4外側側壁片92には、各々第1折り返し折り曲げ部93、第2折り返し折り曲げ部94、第3折り返し折り曲げ部95及び第4折り返し折り曲げ部96を形成し、該第1折り返し折り曲げ部93乃至第4折り返し折り曲げ部96を介して各々第1折り返し片97、第2折り返し片98、第3折り返し片99及び第4折り返し片100を折り曲げ自在に連結している。
また、該第1外側側壁片89の長手方向の端縁部には、第1補強折り曲げ部101及び第2補強折り曲げ部102を形成し、同様に、第3外側側壁片91の長手方向の端縁部には、第3補強折り曲げ部103及び第4補強折り曲げ部104を形成し、第1外側側壁片89には該第1補強折り曲げ部101及び第2補強折り曲げ部102を介して第1隅部補強片105及び第2隅部補強片106を折り曲げ自在に連結し、第3外側側壁片91には第3隅部補強片107及び第4隅部補強片108を折り曲げ自在に連結している。
該第2折り返し片98の両端部には、外方へ突出した第1補強片109及び第2補強片110を連続形成し、第4折り返し片100の両端部には、同様に外方へ突出した第3補強片111及び第4補強片112を各々連続形成し、該第1補強片109にあっては第1係止用折り曲げ部113を介して第1係止用突片117を折り曲げ自在に連結し、第2補強片110にあっては第2係止用折り曲げ部114を介して第2係止用突片118を折り曲げ自在に連結し、第3補強片111にあっては第3係止用折り曲げ部115を介して第3係止用突片119を折り曲げ自在に連結し及び第4補強片112にあっては第4係止用折り曲げ部116を介して第4係止用突片120を折り曲げ自在に連結している。
該第1折り返し折り曲げ部93の折り曲げライン上には第1係止用貫通孔121乃至第3係止用貫通孔123を形成し、中央部に形成した第2係止用貫通孔122には、該第1外側側壁片89及び第1折り返し片97を折り曲げた状態で第1内側側壁片65を折り曲げた先端の第1係止用突片77を挿入係止し、該第1内側側壁片65と第1外側側壁片89とで二重とした強度のある立設側壁を形成することができる。
同様に、第3折り返し折り曲げ部95の折り曲げライン上には第4係止用貫通孔124乃至第6係止用貫通孔126を形成し、中央部に形成した第5係止用貫通孔125には、該第3外側側壁片91及び第3折り返し片99を折り曲げた状態で第3内側側壁片67を折り曲げた先端の第3係止用突片79を挿入係止し、該第3内側側壁片67と第3外側側壁片91とで二重とした強度のある立設側壁を形成することができる。
また、第2補強折り曲げ部102及び第3補強折り曲げ部103に沿って第2隅部補強片106及び第3隅部補強片106、107を折り曲げて該第2外側側壁片90の内側に重ね合わせ、該第2折り返し片98より連続して突出した一方側の第1係止用突片117を第1係止用折り曲げ部113に沿って折り曲げ、第1外側側壁片89の第1折り返し折り曲げ部93の折り曲げライン上の係止用貫通孔123に挿入係止する。同様に、該第2折り返し片98より連続して突出した他方側の第2係止用突片118を第2係止用折り曲げ部114に沿って折り曲げ、第3外側側壁片91の第3折り返し折り曲げ部95の折り曲げライン上の係止用貫通孔126に挿入係止する。更に、第2折り返し折り曲げ部94の折り曲げライン上に形成した第7係止用貫通孔127には第2内側側壁片66を折り曲げてその先端の第2係止用突片78を挿入係止する。
他方、第1補強折り曲げ部101及び第4補強折り曲げ部104に沿って第1隅部補強片105及び第4隅部補強片108を折り曲げて該第4外側側壁片92の内側に重ね合わせ、該第4折り返し片100より連続して突出した一方側の第3係止用突片119を第3係止用折り曲げ部115に沿って折り曲げ、第3外側側壁片91の第3折り返し折り曲げ部95の折り曲げライン上の第4係止用貫通孔124に挿入係止する。同様に、該第4折り返し片100より連続して突出した他方側の第4係止用突片120を第4係止用折り曲げ部116に沿って折り曲げ、第1外側側壁片89の第1折り返し折り曲げ部93の折り曲げライン上の第1係止用貫通孔121に挿入係止する。更に、第4折り返し折り曲げ部96の折り曲げライン上に形成した第8係止用貫通孔128には第4内側側壁片68を折り曲げてその先端の第4係止用突片80を挿入係止する。
また、図4に示すように、第1外側側壁片89、第2外側側壁片90、第3外側側壁片91及び第4外側側壁片92の表面側には可撓性フィルムFを固定する。該可撓性フィルムFは、開口部64の周囲に形成した第1可撓性フィルム支持片81乃至第4可撓性フィルム支持片84による表面側の平端部によりその周囲を保持し、該開口部64全体を覆うことになる。
上記一連の折り曲げ、組み立て、所定箇所の係止及び可撓性フィルムFの固定により内側容器3を完成させることができる。該内側容器3を該可撓性フィルムF側を上にして外側容器2内に密着挿入することにより緩衝保持容器1内において、該可撓性フィルムFの固定位置を空間に浮かせた状態で位置させることができ、且つ、その周囲は強く補強され、ある程度の重さのある物品Wが載置されても支持することができる。
上記外側容器2内に挿入した内側容器3の開口部64を覆った可撓性フィルムF上に適宜の大きさ及び様々な形状の壊れやすい種々の物品Wを載置することが可能となる。
物品Wの載置後、図5に示すように、該外側容器2の第1内蓋片30の第2蓋側折り曲げ部23及び第2内蓋片32の第4蓋側折り曲げ部25を水平方向へ折り曲げ、且つ、第1内側折り曲げ部43を折り曲げて第1垂下片45及び第2垂下片46を内側容器3側へ向けて垂下させ、同様に、第2内側折り曲げ部44を折り曲げて第3垂下片47及び第4垂下片48を内側容器3側へ向けて垂下させ、更に、第3内側折り曲げ部53、54より第1物品押え付け片57を水平方向へ折り曲げ、同様に、第4内側折り曲げ部55、56より第2物品押え付け片58を水平方向へ折り曲げることにより、該第1物品押え付け片57及び第2物品押え付け片58は内側容器3表面の可撓性フィルムF側に近接した位置へ移動し、該可撓性フィルムF上に載置された物品W上面に当接することになり、該第1物品押え付け片57及び第2物品押え付け片58の基部側の舌片も、第1可撓性フィルム支持片81及び第3可撓性フィルム支持片83上に位置することになり、物品Wを下方側へ強く押し付けることになる。
更に、第1内蓋片30の係止片59、60に対し該第2内蓋片32の係止片61を表面又は裏面側にそのいずれか一方を位置させ、他方側を反対側へ位置させて重ね合わせることにより該第1内蓋片30及び第2内蓋片32は係止され、第1物品押え付け片57及び第2物品押え付け片58が水平状態或いはそれに近い状態を維持することになり、それにより物品Wの上面側を可撓性フィルムF側へ強く押し付けることになる。
該可撓性フィルムFには大きな弾力性があり及び第1内蓋片30及び第2内蓋片32もダンボール等の厚手で弾力性の有る材料であるが所定位置を保つ保持機能があること、且つ、該可撓性フィルムFは内側容器3の第1内側側壁片65乃至第4内側側壁片68及び第1外側側壁片89乃至第4外側側壁片92により形成された立ち上がった側壁上端となる外側容器2のほぼ中央の位置の第1可撓性フィルム支持片81乃至第4可撓性フィルム支持片84上に敷設されていることにより、物品Wが第1物品押え付け片57及び第2物品押し付け片58により押圧されても該外側容器2の第1底片7乃至第4底片10と接するおそれはない。
上記により物品Wの載置及びその上方からの押え付けにより該物品Wの所定位置への固定が終了し、その後、第1外蓋片29の第1挿入片35及び第2外蓋片31の第2挿入片36を第1係止折り曲げ部33及び第2係止折り曲げ部34より折り曲げて各々貫通孔40、42に挿入係止することで該第1外蓋片29及び第2外蓋片31が外側容器2となる。
上記紙片を組み合わせて連結又は係止した当該部分については、必要に応じて外方より紙テープ等の適宜接合手段により補強一体化することができる。また、物品Wは、第1外蓋片29及び第2外蓋片31の係止を解除して拡開し、更に、第1物品押え付け片57及び第2物品押え付け片58の係止を解除して拡開することにより容易に可撓性フィルムF上より取り出すことができる。
また、該外側容器2及び内側容器3は、係止を解除し、折り曲げ部の折り曲げを元に戻すことにより簡単に元の平坦状の紙片に戻すことができるので、使用後に積み重ねることができ取り扱いや運搬が楽で、反復使用することが可能である。
実施例1では、外側容器2の蓋となる短手方向に位置する第1内蓋片30及び第2内蓋片32を内蓋として物品Wを上から押える構成としたが、長手方向に位置する第1外蓋片29及び第2外蓋片31に該第1内蓋片30及び第2内蓋片32のように第1内蓋基部片37、第2内蓋基部片38、第1物品押え付け片57、第2物品押え付け片58及び係止片59、60、61等の機能を設けることにより、それらを内蓋とすることができる。
実施例1、2では、外側容器2の内蓋となる第1内蓋片30及び第2内蓋片32又は第1外蓋片29及び第2外蓋片31のいずれかの蓋片を内蓋としたが、それら第1内蓋片30及び第2内蓋片32及び第1外蓋片29及び第2外蓋片31のいずれも内蓋片とし、それらに実施例1、2と同様の内蓋基部片、物品押え付け片及び係止片等を設け、それらを内蓋兼用の外蓋とすることができる。
例えば、図6の断面図に示すように、外蓋となる対向する第1外蓋片29a及び第2外蓋片31aの各々の両端部に第5垂下片45a、第6垂下片46a及び第7垂下片47a、第8垂下片48aを形成し、該第5垂下片45a乃至第8垂下片48aを折り曲げる第1蓋側折り曲げ部22及び第3蓋側折り曲げ部24の各々の端縁部側に切断部22a、22b及び24a、24bを形成し、更に、第1係止折り曲げ部33及び第2係止折り曲げ部34の各々の端縁部側に切断部33a、33b及び34a、34bを形成することで該第5垂下片45a乃至第8垂下片48aを内側へ折り曲げることができるようになり、それらにより該第1内蓋片30及び第2内蓋片32の第1物品押え付け片57及び第2物品押え付け片58を上方から押え付けることができ、該第1外蓋片29a及び第2外蓋片31a側を物品押え付け手段とすることができる。
更に、第1外蓋片29a、第2外蓋片31aは、その外縁部に第1挿入片35a及び第2挿入片36aを設けておくことで貫通孔40、42に挿入係止することができ、外側容器2の蓋としての役割を成すことができる。
1 緩衝保持容器
2 外側容器
3 内側容器
4、5、6 切断部
7 第1底片
8 第2底片
9 第3底片
10 第4底片
11 第1底側折り曲げ部
12 第2底側折り曲げ部
13 第3底側折り曲げ部
14 第4底側折り曲げ部
15 第1側壁片
16 第2側壁片
17 第3側壁片
18 第4側壁片
19 第1側壁側折り曲げ部
20 第2側壁側折り曲げ部
21 第3側壁側折り曲げ部
22 第1蓋側折り曲げ部
23 第2蓋側折り曲げ部
24 第3蓋側折り曲げ部
25 第4蓋側折り曲げ部
26、27、28 切断部
29 第1外蓋片
30 第1内蓋片
31 第2外蓋片
32 第2内蓋片
33 第1係止折り曲げ部
34 第2係止折り曲げ部
35 第1挿入片
36 第2挿入片
37 第1内蓋基部片
38 第2内蓋基部片
39、41 切断部
40、42 貫通孔
43 第1内側折り曲げ部
44 第2内側折り曲げ部
45 第1垂下片
46 第2垂下片
47 第3垂下片
48 第4垂下片
49、50、51、52 切断部
53、54 第3内側折り曲げ部
55、56 第4内側折り曲げ部
57 第1物品押え付け片
58 第2物品押え付け片
59、60、61 係止片
62 側縁部
63 連結舌片
64 開口部
65 第1内側側壁片
66 第2内側側壁片
67 第3内側側壁片
68 第4内側側壁片
69 第1切断部
70 第2切断部
71 第3切断部
72 第4切断部
73 第1内側折り曲げ部
74 第2内側折り曲げ部
75 第3内側折り曲げ部
76 第4内側折り曲げ部
77 第1係止用突片
78 第2係止用突片
79 第3係止用突片
80 第4係止用突片
81 第1可撓性フルム支持片
82 第2可撓性フルム支持片
83 第3可撓性フルム支持片
84 第4可撓性フルム支持片
85 第1外側折り曲げ部
86 第2外側折り曲げ部
87 第3外側折り曲げ部
88 第4外側折り曲げ部
89 第1外側側壁片
90 第2外側側壁片
91 第3外側側壁片
92 第4外側側壁片
93 第1折り返し折り曲げ部
94 第2折り返し折り曲げ部
95 第3折り返し折り曲げ部
96 第4折り返し折り曲げ部
97 第1折り返し片
98 第2折り返し片
99 第3折り返し片
100 第4折り返し片
101 第1補強折り曲げ部
102 第2補強折り曲げ部
103 第3補強折り曲げ部
104 第4補強折り曲げ部
105 第1隅部補強片
106 第2隅部補強片
107 第3隅部補強片
108 第4隅部補強片
109 第1補強片
110 第2補強片
111 第3補強片
112 第4補強片
113 第1係止用折り曲げ部
114 第2係止用折り曲げ部
115 第3係止用折り曲げ部
116 第4係止用折り曲げ部
117 第1係止用突片
118 第2係止用突片
119 第3係止用突片
120 第4係止用突片
121 第1係止用貫通孔
122 第2係止用貫通孔
123 第3係止用貫通孔
124 第4係止用貫通孔
125 第5係止用貫通孔
126 第6係止用貫通孔
127 第7係止用貫通孔
128 第8係止用貫通孔

Claims (5)

  1. 紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた外側容器及び同様に紙片を切り込み、折り曲げて所定形状に組み立てた内側容器とよりなる物品を挟持する緩衝保持容器において、底片、側壁片、外蓋片及び該外蓋片内側に位置する内蓋片とで該外側容器を形成し、該外側容器内に収納される側壁片、開口部を設けた中央片及び該開口部を覆って張設した物品を載置する可撓性フィルムとで内側容器を形成し、該内蓋片及び/又は外蓋片を該可撓性フィルム上で係止させることで該物品を該可撓性フィルム側に押し付け挟持してなることを特徴とする緩衝保持容器。
  2. 内蓋片は、対向位置となる側壁片の上端部の折り曲げ部より各々対向位置側へ折り曲げられる2片とし、内蓋基部片、該内蓋基部片の折り曲げ部より底片側へ折り曲げられる垂下片、該垂下片に連続する対向位置側へ延設した物品押え付け片及び該物品押え付け片の先端部の係止片とで形成したことを特徴とする請求項1記載の緩衝保持容器。
  3. 物品押え付け片は、内側容器の開口部を覆うことのできる広幅とし、その先端部の係止片は、各々の係止片を上下に重ねることで着脱自在に係止されることを特徴とする請求項2記載の緩衝保持容器。
  4. 外蓋片は、その先端部に設けた挿入片を内蓋片に設けた貫通孔へ挿入係止させることで、該内蓋片の保持と外側容器の閉鎖をなすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の緩衝保持容器。
  5. 内側容器の側壁片は、外側容器の側壁片に接する外側側壁片と開口部側の内側側壁片とで形成し、外側容器の底片上にその先端側が載置される二重片とし、該底片と可撓性フィルムとの間に所定間隔の有る空間を確保し、内蓋片及び/又は外蓋片による物品の下方側への押え付けに対して保持力のある組み立て片としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の緩衝保持容器。
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