JP6340848B2 - 機器管理システム、情報処理装置、機器管理方法およびプログラム - Google Patents

機器管理システム、情報処理装置、機器管理方法およびプログラム

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Description

本発明は、機器管理システム、情報処理装置、機器管理方法およびプログラムに関する。
従来から画像処理装置、複合装置、プリンタ装置、プロジェクタ装置などの被管理装置と被管理装置のメーカーのサービスセンタ等の管理装置とをネットワークや電話回線などの通信網を経由して接続して遠隔管理するサービスを行う遠隔機器管理システムがある。遠隔機器管理システムでは、例えば、遠隔機器管理装置が処理要求を送信し、機器管理装置が遠隔機器管理装置、又は遠隔機器管理装置が指定したサーバから、例えば、大規模な設定情報やファームウェアなどのデータをダウンロードし、機器管理装置がダウンロードしたデータを使用した処理を実行して被管理装置に対して遠隔管理サービスを提供している。
ダウンロードするデータが、例えば、被管理装置のファームウェアであれば、遠隔機器管理装置が機器管理装置にファームウェア更新要求を送信し、機器管理装置が遠隔機器管理装置、又は遠隔機器管理装置が指定したサーバからファームウェアをダウンロードし、被管理装置に対してダウンロードしたファームウェアを送信して被管理装置にファームウェア更新の処理を実行させる。
例えば、特許文献1には、管理装置と被管理装置、又は管理装置と被管理装置を仲介する仲介装置を有する遠隔管理システムにおいて、管理装置のファームウェアの送信にかかる処理負担や通信コストを低減することができる被管理装置のファームウェアの更新方法が開示されている。特許文献1に記載のファームウェアの更新方法は、管理装置は、ファーム更新対象となる画像形成装置の機種機番、送信日時、更新日時を含む必要事項(ファーム更新に必要な条件)を設定し、その必要事項に基づいて、対象機器リストファイルで指定した送信日時に達すると、仲介装置に対してファームウェアの更新を実行させて各顧客のオフィス等に設置されている被管理装置のファームウェアを自動で更新させることができるものである。
一方、動画ファイル、大規模な設定情報、イメージファイル、ファームウェア、マップ情報、ナビ情報などのデータを保持するサーバは、同時に多数の機器からアクセスされると負荷が増大する。そのため、サーバの負荷を分散するため、分散配置した宛先が動的に変更される動的宛先サーバ(以下、宛先が動的に変更される動的宛先ダウンロードサーバとも呼ぶ)に、宛先が一意に固定された静的宛先サーバ(以下、宛先が一意に固定された静的宛先ダウンロードサーバとも呼ぶ)が保持するコンテンツのオリジナルデータを一時保存する。そして、最も高速にアクセスできる動的宛先サーバの宛先を動的に決定し、動的に決定した動的宛先サーバをユーザに割り当てることで、データのダウンロードの高速化やサーバの負荷を分散する負荷分散システムが知られている。
しかしながら、従来の遠隔機器管理システムでは、機器管理装置の通信先としては、静的宛先である遠隔機器管理装置や静的宛先サーバだけであった。そこで、遠隔機器管理装置、又は静的宛先サーバの負荷を分散するため、動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入した場合、ファイアウォールで通信制限をしている顧客には遠隔機器管理サービスを提供できなくなる、という問題がある。
また、特許文献1に記載の被管理装置のファームウェアの更新方法では、ファイアウォールで通信制限をしている顧客の場合には、動的宛先サーバへの通信が制限されるため、例えば、ファームウェアなどのデータをダウンロードすることができない、という問題がある。
そのため、従来は機器管理装置が遠隔機器管理装置、又は遠隔機器管理装置が指定した静的宛先サーバから、例えば、大規模な設定情報やファームウェアなどのデータをダウンロードしていたが、遠隔機器管理装置、又は静的宛先サーバの負荷を分散するため、動的宛先サーバを用いた遠隔機器管理システムが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、顧客がファイアウォールで通信制限をしている場合でも、ファームウェアなどのデータのダウンロードをすることができる、機器管理システム、情報処理装置、機器管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る機器管理システムは、機器と通信する情報処理装置と、第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する管理装置とを含む機器管理システムであって、各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する実行要求送信部と、前記実行要求を受信する実行要求受信部と、前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得部と、前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得部と、取得した前記データを用いて、前記データ処理を実行するデータ処理実行部と、前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を通知する通知部と、前記データを取得できない旨の通知を受け付ける受付部と、を有し、前記実行要求送信部は、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を送信した後に、前記受付部で前記データを取得できない旨の通知を受け付けた場合、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を送信し、前記通知部は、前記動的宛先データ取得部が前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合、前記データを取得できない旨を通知し、前記静的宛先データ取得部は、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、ことを特徴とする。
本発明によれば、顧客がファイアウォールで通信制限をしている場合でも、ファームウェアなどのデータのダウンロードをすることができる、という有利な効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る機器管理システムの全体システム構成の一例を示す図である。 図2は、本実施形態に係る機器管理システムにおける送受信のデータ送受モデルについて説明する図である。 図3は、本実施形態に係る機器管理システムにおける送受信のデータ送受モデルについて説明する図である。 図4は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る機器のハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、本実施形態に係る機器のソフトウェア構成の一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係る動的宛先サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る情報処理装置、機器管理装置、機器、動的宛先サーバ及び静的宛先サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 図11は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の処理のシーケンス図である。 図12は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、情報処理装置から機器管理装置に対してファームウェア更新のための宛先サーバの取得要求があった場合の処理のシーケンス図である。 図13は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の処理のシーケンス図である。 図14は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の他の処理のシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る機器管理システム、情報処理装置、機器管理方法およびプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態は、内容を矛盾させない範囲で、適宜組み合わせることができる。
本実施形態の機器管理システムは、機器と通信する情報処理装置と、第1通信網を介して情報処理装置と通信する管理装置とを含む機器管理システムである。機器管理装置は、情報処理装置に対してファームウェア更新処理等のデータ処理を実行させる場合、宛先が動的に変更される動的宛先サーバの識別情報と宛先が固定された静的宛先サーバの識別情報の両方を含む、実行要求を送信する。情報処理装置は、最初に動的宛先サーバへの接続を優先して行い、データをダウンロードできない時には、ファイアウォール通信制限のされていない固定の宛先である静的宛先サーバに接続してデータをダウンロードすることができる。情報処理装置は、取得したデータ処理を実行するためのデータ用いて、機器に対してデータ処理を実行する。これにより、現在ファイアウォール通信制限ありの顧客に対しても、新たに動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入した場合でも、従来と同様に遠隔機器管理サービスを提供することができる。
以下では、本実施形態の情報処理装置を、機器(画像処理装置)及び機器管理装置と通信して遠隔管理する機器管理システムの一部の装置として実現する例を説明する。本実施形態の情報処理装置が適用可能なシステムは、このような機器管理システムに限られるものではない。また、以下では、本発明に係る機器を、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。また、機器は、MFPに限ることはなく、プリンタ、LP(Laser Printer)、インクジェットプリンタ、FAX装置、デジタル複写機、スキャナ装置、プロジェクタ、カメラ、カーナビ、ネットワーク家電、自動販売機、医療機器、電源装置、空調システム、ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた電子装置(通信装置)などでもよい。
まず、図1を用いて、機器管理システム1の全体システム構成例と機器管理システム1の概要について説明する。図1は、本実施形態の機器管理システムの全体システム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、機器管理システム1は、機器管理装置20と第1通信網70を介して通信する複数の情報処理装置10a、10b、10c及び複数の情報処理装置を備えた機器11a、11bと、複数の情報処理装置10a〜10cと、複数の機器30a〜30f及び複数の情報処理装置を備えた機器11a、11bを遠隔管理する機器管理装置20と、情報処理装置10a〜10cと第2通信網80を介して通信する機器管理装置20により管理される機器30a〜機器30fと、情報処理装置10a〜10cと第1通信網70を介して通信する複数の動的宛先サーバ40a、40b及び静的宛先サーバ50とを備える。
以下、複数の情報処理装置10a〜10cを区別する必要がない場合は、情報処理装置10と表記する。また、複数の機器30a〜30fを区別する必要がない場合は、機器30と表記する。また、複数の情報処理装置を備えた機器11a、11bを区別する必要がない場合は、情報処理装置を備えた機器11と表記する。また、複数の動的宛先サーバ40a、40bを区別する必要がない場合は、動的宛先サーバ40と表記する。
情報処理装置10は、例えば、機器利用者(ユーザ)側のオフィス等に設置され、機器管理装置20が機器30を遠隔管理する際の例えば、管理ソフトウェアを実装した仲介装置の機能を有する。すなわち、情報処理装置10は、通信網80で接続される機器30を制御管理するためのアプリケーションプログラムを実装している。
機器管理装置20は、例えば、仲介装置の機能を有する情報処理装置10を介して各機器30を集中的に遠隔管理する。なお、情報処理装置を備えた機器11の場合は、機器30が情報処理装置10の機能を有するので、機器管理装置20が直接遠隔管理する。機器管理装置20は、各情報処理装置10を制御管理、及び情報処理装置10を介して機器30を制御管理するためのアプリケーションプログラムを実装している。機器管理装置20は、例えば、情報処理装置10を経由して機器30から通知されたデータから、ファームウェアの更新、カウンタ集計(課金処理)、消耗品発注、CEのディスパッチ(カスタマーエンジニアの派遣)などを遠隔で実施する装置である。また、機器管理装置20は、情報処理装置10や情報処理装置を備えた機器11へ、後述する静的宛先サーバ50や動的宛先サーバ40に保持されている情報を取得するように依頼を行い、情報処理装置10や情報処理装置を備えた機器11は動的宛先サーバ40、静的宛先サーバ50へアクセスしてデータ処理を実行するためのデータの取得を行い、取得したデータに沿った処理を実行する。なお、機器管理装置20は、例えば、遠隔管理サービスを行うためにサービスセンタ(管理センタ)に設置される。
機器30は、ネットワーク機器、例えば、MFPである。本実施形態では機器30をMFPを一例として説明する。複数の機器30は、機器30ごとに通信網80を介して情報処理装置10に接続し、ファイアウォール60a、60bを経由して通信網70に接続する機器管理装置20と接続されている。また、情報処理装置を備えた複数の機器11a、11bは、ファイアウォール60cを経由して通信網70に接続する機器管理装置20と接続されている。以下、ファイアウォール60a、60b、60cを区別する必要がない場合は、ファイアウォール60と表記する。なお、各機器30、及び情報処理装置を備えた機器11に、LAN(Local Area Network)等のネットワーク経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
動的宛先サーバ40は、通信網70を介して情報処理装置10及び機器管理装置20と接続される。動的宛先サーバ40は、宛先が動的に変更される動的宛先サーバであり、各種のデータ処理を実行するためのデータを一時的に保持する。動的宛先サーバ40は、後述する静的宛先サーバ50に保持されているデータを一時的に保持し、例えば、世界中に分散配置されている。動的宛先サーバ40へアクセスするための識別情報、例えば、IPアドレスは、例えば、公知技術のDNS(Domain Name System)の名前解決(IPアドレスとホスト名をマッピングして相互解決するための仕組みを「名前解決」と呼ぶ)によって決定され、例えば、動的宛先サーバ40へアクセスするクライアントに最も近い宛先アドレス(例えばIPアドレス)が動的に割り当てられ、そのアドレスに対して通信することになる。本実施形態では、情報処理装置10や情報処理装置を備えた機器11に動的宛先サーバ40へのアクセスを要求させたい場合は、動的宛先サーバ40を識別する識別情報として、例えば、IPアドレスを通知する。また、例えば、動的宛先サーバ40のホスト名やドメイン名の宛先を指定して通知する。情報処理装置10や情報処理装置を備えた機器11は、DNSによりホスト名の名前解決を行い、動的宛先サーバ40へアクセスすることができる。なお、DNSによりIPアドレスが動的に割り当てられる機能については詳細な説明を省略する。
静的宛先サーバ50は、通信網70を介して情報処理装置10及び機器管理装置20と接続される。静的宛先サーバ50は、宛先が一意に固定された静的宛先サーバであり、各種のデータ処理を実行するためのオリジナルのデータを保持する。静的宛先サーバ50は、例えば、情報処理装置10、機器30、情報処理装置を備えた機器11に送信するデータ処理を実行するためのデータを保持しておくオリジナルのサーバである。静的宛先サーバ50へのアクセスを要求させたい場合は、静的宛先サーバ50を識別する識別情報として、例えば、IPアドレスを通知する。なお、静的宛先サーバ50が保持するデータとしては、例えば、機器30のファームウェア、更新用ファームウェア、機器設定情報、大規模な設定情報、マップ情報、ナビ情報、イメージファイル、動画ファイルなどの情報を保持する。すなわち、データ処理を実行するためのデータを保持する。
通信網70は、例えば、セキュリティが高い専用回線やVPN(Virtual Private Network)、又はインターネット等の公衆ネットワークである。通信網70としては、例えば、アナログ回線、ADSL回線、デジタル回線(ISDN回線)、光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線、PHS回線等の移動電話回線などがある。通信網80は、例えば、企業のオフィスなどで用いられる社内LAN等のコンピュータネットワークである。なお、通信網70は請求項の「第1通信網」に対応し、通信網80は請求項の「第2通信網」に対応する。
図1では、機器管理装置20と接続される情報処理装置10の台数が3台である場合を例示しているが、これに限らず、情報処理装置10の台数は任意である。また、情報処理装置10に接続される機器30の台数が各2台(計6台)である場合を例示しているが、これに限らず、機器30の台数は任意である。また、情報処理装置を備えた機器11の台数が2台である場合を例示しているが、これに限らず、情報処理装置を備えた機器11の台数は任意である。また、動的宛先サーバ40の台数が2台である場合を例示しているが、これに限らず、動的宛先サーバ40の台数は任意である。
機器管理システム1では、機器管理装置が通信網70を経由して遠隔管理するサービスを、「NRS(ニューリモートサービス)」という。機器管理システム1では、NRS331を実現するために、機器30の利用者側の通信網80に、NRS331に対応するソフトウェアを実装した各情報処理装置10、及び機器30が接続されている。
また、機器管理システム1では、遠隔管理を行うために各情報処理装置10、各機器30にRPC(Remote Procedure Call)により、相互実装するアプリケーションのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を送受信する機能を有している。すなわち、情報処理装置10又はこれと接続された機器30では、機器管理装置20への要求を生成して、生成した要求を機器管理装置20へ引き渡し、この「要求」に対する「応答」を取得できる。一方で、機器管理装置20は、上記情報処理装置10側への要求を生成して、生成した要求を情報処理装置10側へ引き渡し、この「要求」に対する「応答」を取得できるようになっている。この要求には、情報処理装置10に機器30に対して各種要求を送信させ、機器30からの応答を情報処理装置10を介して取得することも含まれる。
また、RPCを実現するために、PPP(Point−to−Point Protocol)、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、 COM(Component Object Model)、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格)、技術、仕様などを利用することができる。
次に、図1を参照して、本実施形態に係る顧客の利用環境の一例について説明する。図1に示すように、顧客の設置環境Aでは、機器管理装置20と例えば、HTTPによる直接的なコネクションを確立できる情報処理装置10aが、機器30a、30bを従える単純な階層構造を構成している。
顧客の設置環境Bでは、4台の機器30c〜30fを設置するため、1台の情報処理装置10bを設置しただけでは情報処理装置10bの負荷が大きくなる。そのため、機器管理装置とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる情報処理装置10bが、機器30c、30dだけでなく、他の情報処理装置10cを従え、この情報処理装置10cが機器30e、30fを更に従えるという階層構造を構成している。設置環境Bの場合、機器30e、30fを遠隔管理するために機器管理装置20から伝えられる情報は、情報処理装置10bと、その下位のノードである情報処理装置10cとを経由して、機器30e、30fに到達する。
顧客の設置環境Cでは、機器30に情報処理装置10の機能を備えた情報処理装置機能付機器(以下、「情報処理装置を備えた機器」ともいう)11a、11bを、情報処理装置10を介さずに通信網70を介して機器管理装置20に接続する構成である。なお、図示はしていないが、情報処理装置を備えた機器11の下位に更に機器30を接続することもできる。
上記の各設置環境A、B、Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール60(60a、60b、60c)が設置される。ファイアウォール60は、例えば、プロキシサーバによって構成することができる。ファイアウォール60では、例えば、IPアドレスを用いて特定の宛先だけの通信を許可する設定、又は通信を禁止する設定をすることができる。予め通信先が特定できる場合では特定された通信先のみと通信できるように設定することは可能であるが、通信の度に宛先が変わってしまう場合では通信を許可する設定を予め行うことができない。そのため、後述する動的宛先サーバ40への通信はファイアウォール60で通信制限(通信を禁止する設定)がされていると通信できないことになる。そのため、本実施形態は、顧客がファイアウォール60で通信制限をしている場合でも、ファームウェアなどのデータのダウンロードをすることができるようにするものである。なお、ファイアウォールの方式としては、IPヘッダに含まれている情報を元に通信を制御する「パケットフィルタリング」、アプリケーションからの操作を中継する「アプリケーションゲートウェイ」、各層からの情報を元に作ったテーブルをベースにセッション単位でフィルタリングを行なう「ステートフルパケットインスペクション」などが例示される。
次に、図2及び図3を用いて、機器管理システム1における送受信のデータ送受モデルについて説明する。図2及び図3は、機器管理システムにおける送受信のデータ送受モデルについて説明する図である。まず、図2に示すように、機器30で機器管理装置20に対する要求が発生したケースである。図2の例では、機器30が機器側要求aを生成し、これを情報処理装置10を経由して受け取った機器管理装置20が、この要求に対する応答aを返すというモデルである。なお、図2に示す情報処理装置10は、上記の図1に示す設置環境Bの場合では複数設置されるケースもある。なお、図2の例では、応答aだけでなく応答遅延通知a’を返信するケースが示されている。応答遅延通知a’を返信するケースとしては、機器管理装置20が情報処理装置10を経由して機器側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知a’を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
次に、図3に示すように、機器管理装置20で機器30に対する要求が発生したケースである。図3の例では、機器管理装置20が機器管理装置側要求bを生成し、これを情報処理装置10を経由して受け取った機器30が、この要求に対する応答bを返すというモデルである。なお、図3の例では、応答bだけでなく応答遅延通知b’を返信するケースが示されている。応答遅延通知b’を返信するケースとしては、機器30が応答bを即座に返せないと判断したときに応答遅延通知b’を返すことは図2の例に示したケースと同様である。機器管理装置20、情報処理装置10、機器30の通信は、例えば、SSL(Secure Sockets Layer)などの暗号化技術を使用し、相互認証を行うセキュアな通信としてもよい。また、図示はしていないが情報処理装置10は、機器管理装置20や機器30からの要求に対して、動的宛先サーバ40や静的宛先サーバ50とも同様の通信を行うことができる。
次に、図4を用いて、情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図4は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示すように、情報処理装置10は、CPU121と、SDRAM122と、フラッシュメモリ123と、RTC124と、Op−Port125と、PHY126、127と、モデム128と、HDD制御部129と、RS232I/F130と、拡張I/F131と、無線LAN132と、拡張メモリ133と、RS485I/F134と、HDD135とを備える。
CPU121は、情報処理装置10の動作を統括的に制御する。CPU121は、SDRAM122、フラッシュメモリ123及びHDD135に格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置10全体の動作を制御する。また、CPU121は、各種機能を実現する。また、CPU121は、SDRAM122、フラッシュメモリ123及びHDD135のプログラムに基づいてデータ演算を行い、情報処理装置10の各部を制御して、情報処理装置10としての処理を実行する。
SDRAM122は、各種プログラムを記憶するメモリである。また、SDRAM122は、CPU121がデータ処理時に使用するメモリである。なお、SDRAM122の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
フラッシュメモリ123は、各種プログラムやOS(Operating System)イメージを記憶するメモリである。また、フラッシュメモリ123は、各種不揮発性を必要とするデータ(機種機番、IPアドレスなど)を記憶するメモリである。フラッシュメモリ123は、機器管理システム1における各機能を実現するための記憶メモリでもある。なお、フラッシュメモリ123の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
RTC(Real Time Clock)124は、内部時計であるリアルタイムクロック回路である。マザーボード上に実装されている、計時専用のチップである。例えば、OSは起動時にリアルタイムクロックから日時を取得し、その後はOS側で独自に計時する方式を採っている。
Op−Port125は、操作部接続ポートである。
PHY(PHYsical Layer)126、127は、例えば、Ethernet(登録商標)などのインタフェースにおいて、論理信号を実際の電気的な信号に変換する役割を果たしている。PHY126は、例えば、ネットワーク上のCE端末136や機器30と接続される。PHY127は、例えば、LANに接続される。
モデム128は、デジタル信号を伝送路の特性に合わせたアナログ信号にデジタル変調して送信するとともに、伝送路からのアナログ信号をデジタル信号に復調して受信する。モデム128は、例えば、公衆回線網を介して機器30との間で通信プロトコルを交換して接続する。
HDD制御部129は、接続されるHDD135を制御する。
RS232(Recommended Standard 232)I/F130は、シリアルポートのインタフェースである。RS232I/Fは、RS485I/F134と接続される。情報処理装置10は、RS232I/F130及びRS485I/F134を介して機器30と接続可能であるが、本実施形態ではこのI/Fは使用しないものとする。
拡張I/F131は、拡張カードを本体に装備する際のインタフェースである。
無線LAN132は、拡張メモリ133を備える。無線LAN132は、無線でLANに接続する。
RS485I/F134は、2線式、半二重、マルチポイントシリアル接続を特徴とする。RS485I/F134は、RS485対応機器と接続される。
HDD(Hard disk drive)135は、機器管理装置20で実行される各種のプログラムを格納する。また、HDD135は、機器管理装置20の各種機能を実現するために必要なファイルやデータ等を格納する。また、HDD135は、管理対象である機器30の管理に用いる各種管理情報パラメータ(機器情報)、管理プログラムを記憶する。
なお、上記の情報処理装置10用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
次に、図5を用いて、情報処理装置10のソフトウェア構成について説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図5に示すように、情報処理装置10は、アプリケーション層140と、サービス層150と、プロトコル層160とで構成されている。
情報処理装置10は、CPU121が例えば、図示しないASICを経由してフラッシュメモリ123内のブートプログラムを起動させることで、これらのプログラムを起動させる。さらに、CPU121がOSイメージを読み出して、SDRAM122をロードしてOSに展開し、OSを起動させる。そして、情報処理装置10は、さらに必要に応じて、フラッシュメモリ123内の各アプリケーションやサービス等のプログラムを読み出し、SDRAM122にロードして展開して起動させることにより、各機能を実現する。また、CPU121は、上記のプログラムを必要に応じて実行し、情報処理装置10の制御を行うことにより、各種機能を実現する。各種機能としては、例えば、ソフトウェア書込手段、ソフトウェア送信手段、スケジュール書込手段、送信要求手段、通信速度計測手段、通信速度通知手段、状態チェック手段、更新日時変更手段としての機能が一例として挙げられる。
本実施形態のソフトウェアにおいて、アプリケーション層140は、デバイスコントロールメソッド群141と、NRSアプリケーションメソッド群142とで構成されている。
デバイスコントロールメソッド群141は、管理対象情報設定、機器設定、ファームウェアアップデート、ポーリング設定変更、ログ出力、起動処理の各メソッドを備え、本実施形態の特徴である、例えば、ファームウェア更新処理、機器30の情報管理、通信の設定等を行うためのプログラムである。
NRSアプリケーションメソッド群142は、ログ収集、ファームウェアダウンロード、機器コマンド実行、機器設定変更、サプライ通知、異常通知、デバイス起動/導入、デバイス生死確認の各メソッドを備え、機器30からの種々の通知や要求に対応したり、機器管理装置20からの要求に従って機器30に動作を行わせたりするためのプログラムである。
サービス層150は、セキュリティサービス151、対接続機器通信サービス152、対管理装置通信サービス153、スケジューラサービス154、対ダウンロードサーバ通信サービス155とで構成されている。
セキュリティサービス151は、内部情報などの外部への不正流出を予防、妨害するなどのジョブを生成・実行するモジュールである。
対接続機器通信サービス152は、情報処理装置10に接続されたネットワーク接続機器との間で情報の授受を実現するため、情報取得の対象となる機器の検索、対象機器との接続管理、ファイル送受信、パラメータ管理、APL管理などのジョブを生成・実行するモジュールである。
対管理装置通信サービス153は、機器管理装置20との間でコマンド受信、ファイル送受信、情報要求、情報送信(情報通知)などのジョブを生成・実行するモジュールである。
スケジューラサービス154は、所定の設定時間情報に基づき、リモートコントロールアプリを展開するモジュールである。
対ダウンロードサーバ通信サービス155は、動的宛先サーバ40、静的宛先サーバ50との間でデータの取得などのジョブを生成、実行するモジュールである。
プロトコル層160は、情報の送受信対象に応じたプロトコルを用いて情報の授受を行うジョブを生成・実行するための各メソッドを備える。即ち、ネットワークを介したネットワーク接続機器の通信環境に広く対応可能なように、SOAP(Simple Object Access Protocol)161や、その下位プロトコルとして用いられるHTTP162、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)163、FTP164などを制御可能なメソッドを有している。
次に、図6を用いて、機器管理装置20のハードウェア構成について説明する。図6は、機器管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6に示すように、機器管理装置20は、プロキシサーバ201と、操作者端末202と、記憶装置203と、制御装置204とを備える。
プロキシサーバ201は、通信網70に接続されており、例えば、通信網70を介して機器利用者側の情報処理装置10及び機器30との間で通信を行って、セキュリティ管理を行う。また、プロキシサーバ201は、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末202は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、ディスプレイ等で構成され、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインタフェースである。また、操作者端末202は、各種データを入力する入力インタフェースである。操作者端末202は、例えば、タッチパネルや音声入力装置を操作者端末202とすることもできる。
記憶装置203は、データベース205を有する。記憶装置203は、機器管理装置20で実行される各種のプログラムを格納する。また、記憶装置203は、機器管理装置20の各種機能を実現するために必要なファイルやデータ等を格納する。また、記憶装置203は、管理対象である機器30の管理に用いる各種管理情報パラメータ(機器情報)、管理プログラムを記憶する。データベース205は、各機器利用者側の情報処理装置10、及び機器30から受信したデータ、操作者端末202から入力されたデータ、及びプログラム等の各種データを記憶する。また、データベース205は、機器30の各種情報を記憶する。例えば、顧客情報、機器30の設置状態、機器30の設置許可エリアなどの機器30を管理するための各種管理情報を保持する。なお、各種管理情報は、予め顧客との契約情報に基づいて登録される。また、データベース205の所定領域には、パラメータ記憶エリア206を有する。パラメータ記憶エリア206は、回線パラメータを含む各種パラメータやオペレータが入力するデータを記憶する。
制御装置204は、図示しないCPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から構成されるマイクロコンピュータを備え、機器管理装置20の動作を統括的に制御する。また、CPUは、記憶装置203に格納されたプログラムを実行することで、機器管理装置20全体の動作を制御する。また、CPUは、各種機能を実現する。制御装置204は、機器30から機器30の状態を示す状態情報と機器30を識別する識別情報とを少なくとも含む機器情報(管理情報パラメータ)を受信する機能を有し、該機器情報に基づいて機器30の管理を制御する。また、制御装置204は、プロキシサーバ201の通信を制御する。制御装置204は、プロキシサーバ201を制御することにより、各種機能、例えば、ソフトウェア送信手段、スケジュール生成手段、スケジュール送信手段としての機能を実現する。
また、機器管理装置20は、図示しない表示装置を有する。表示装置は、プログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。表示装置は、例えば、画像などを表示するディスプレイである。ディスプレイは、例えば、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
なお、上記の機器管理装置20用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
次に、図7を用いて、機器30のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施形態に係る機器のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7に示すように、機器30は、コントローラボード320と、操作部321と、FCU(ファクシミリコントロールユニット)322と、USB(Universal Serial Bus)323と、IEEE1394I/F324と、プロッタ/スキャナエンジン325と、周辺機326とを備える。これらのユニットは、それぞれが機器(画像形成装置)30におけるハードウェア資源である。機器30の電源投入(電源オン)により、CPU311は、ASIC312経由でフラッシュメモリ314内のブートローダを起動させ、ブートローダに従いフラッシュメモリ314内のOSイメージを読み出してSDRAM313にロードして使用可能なOSに展開する。そして、OSの展開が完了すると、そのOSを起動させる。その後、必要に応じてフラッシュメモリ314内のアプリやサービス等のプログラムあるいはNRS用メモリ315内のNRS331を読み出し、それらをSDRAM313にロードして展開し、起動させることにより、各種機能を実現することができる。
コントローラボード320は、CPU(Central Processing Unit)311と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)312と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)313と、フラッシュメモリ314と、NRS用メモリ315と、PHY316と、HDD(Hard Disk Drive)317とを備える。
CPU311は、ASIC312を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。CPU311は、機器30の動作を統括的に制御する。CPU311は、SDRAM313、フラッシュメモリ314及びHDD317に格納されたプログラムを実行することで、機器30全体の動作を制御する。また、CPU311は、各種機能を実現する。また、CPU311は、SDRAM313、フラッシュメモリ314及びHDD317のプログラムに基づいてデータ演算を行い、機器30の各部を制御して、機器30としての処理を実行する。
ASIC312は、CPUI/Fインタフェース,SDRAMインタフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,MAC(Media Access Controller),HDDインタフェースなどからなる多機能デバイスボードである。ASIC312は、CPU311の制御対象となるデバイスの共有化をはかり、アーキテクチャの面からアプリケーションなどの開発の高効率化を支援するものである。また、ASIC312は、機器30がMFP等であるときには、各種画像処理を行う。
SDRAM313は、OS(オペレーティングシステム)を含む各種プログラムを記憶するメモリである。また、SDRAM313は、CPU311がデータ処理時に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、SDRAM313の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
フラッシュメモリ314は、各種プログラムやOS(Operating System)イメージを記憶するメモリである。また、フラッシュメモリ314は、各種不揮発性を必要とするデータ(機種機番、IPアドレスなど)を記憶するメモリである。フラッシュメモリ314は、機器管理システム1における各機能を実現するための記憶メモリでもある。また、フラッシュメモリ314は、機器(画像形成装置)30を起動させるブートローダ(ブートプログラム)やOSイメージを記憶する固定プログラムメモリ、各アプリを記憶するアプリメモリ、各サービス(サービスソフトウェア)を記憶するサービスメモリ、ファームウェアを記憶するファームメモリ、稼動状況を監視・管理する対象となる機器(画像形成装置)の識別情報であるアドレス(ネットワークアドレス)や機種機番、カウンタ情報(課金カウンタのデータ)を記憶するデータメモリ等として使用する不揮発性メモリ(不揮発性記憶手段)であり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、フラッシュメモリ314の代わりに、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
NRS用メモリ315は、後述するNRS331を記憶する不揮発性メモリであり、オプションでNRS機能を追加することができる。また、NRS用メモリ315は、機器管理システム1における遠隔管理処理の各機能を実現するのに必要な各種データを記憶するメモリである。
PHY316は、ローカルネットワーク、また更にネットワークを介して、機器管理装置20のプロキシサーバ、及び外部装置接続するインタフェースである。
HDD317は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する不揮発性記憶媒体であり、対象の機器30の各種管理情報、更新用ファームウェア、実行用ファームウェアを記憶する。また、HDD317は、機器30がMFP等であるときには、画像データ等を記憶する。HDD317は、上述したフラッシュメモリ314内のプログラムや、その他のデータを記憶しておくこともできる。また、HDD317を、ファームメモリとして使用することもできる。また、機器管理装置20から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
操作部321は、機器30であるMFPに対して操作を行うオペレータのためのインタフェースであり、データ入力、ジョブ実行などを受け付ける。また、操作部321は、各種操作キー及びファンクションキー等を備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備える。操作キーからは、機器30に各種動作を行わせるのに必要な各種命令等が入力される。ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や機器30からオペレータに通知する各種情報が表示される。
FCU322は、FAX装置またはモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機やデジタル複合機等の画像形成装置及び機器管理装置20などの外部装置との通信を公衆回線で制御する。また、FCU322は、外部のFAX装置との間でファクシミリ制御信号を交換し、G3及びG4のファクシミリ通信手順を実行する。
USB(Universal Serial Bus)323は、周辺装置と接続するためのシリアルバスである。また、USB323には、USBデバイスが接続され、CPU311の制御下で、接続されるUSBデバイスとの間でデータの授受を行う。
IEEE1394I/F324は、外部のスキャナやプロッタ等との接続に使用される。
プロッタ/スキャナエンジン325は、ASIC312から受け取った画像データに基づいて用紙に画像を印刷出力し、また、原稿を主走査・副走査して該原稿の画像データを読み取ってASIC312に出力する。プロッタ/スキャナエンジン325には、後処理機やADF(自動原稿送り装置)等の周辺機326が接続される。なお、エンジンユニットであるプロッタ/スキャナエンジン325は、内部に異常等の事象を検出するためのセンサを備えている。
次に、図8を用いて、本実施形態の機器30のソフトウェア構成について説明する。図8は、機器のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図8に示すように、機器30は、アプリケーションモジュール層361と、サービスモジュール層362と、SRM(システムリソースマネージャ)層363と、汎用OS層364と、IMH(イメージメモリハンドラ)353とで構成されている。アプリケーションモジュール層361とサービスモジュール層362とは、GW−API−I/F371で機能接続され、サービスモジュール層362とプロッタ/スキャナエンジン325とは、RAPI−I/F372で接続されていて、プロッタ/スキャナエンジン325内には、センサ等からなる異常検出部が備えられている。
機器30は、CPU311がASIC312を経由してフラッシュメモリ314内のブートプログラムを起動させることで、これらのプログラムを起動させる。さらに、CPU311がOSイメージを読み出して、SDRAM313をロードしてOSに展開し、OSを起動させる。そして、機器30は、さらに必要に応じて、フラッシュメモリ314内の各アプリケーションやサービス等のプログラムを読み出し、SDRAM313にロードして展開して起動させることにより、各機能を実現する。これらのソフトウェアを構成するプログラムはフラッシュメモリ314やNRS用メモリ315に記憶され、必要に応じて読み出されてCPU311によって実行される。CPU311は、これらのプログラムを必要に応じて実行することにより、各種機能、例えば、ソフトウェア更新手段、応答手段、猶予期間管理手段、再起動指示手段、電源オン通知手段などの機能を実現する。
アプリケーションモジュール層361のソフトウェアは、CPU311を、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。サービスモジュール層362のソフトウェアは、CPU311を、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付、その動作要求の調停、及びその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。なお、それらの機能のうち、機器管理装置20との通信に係わる機能(通信手段としての機能)の実現方法は機器30と情報処理装置10の場合とによって異なる。つまり、機器30の場合は、CPU311が対応するプログラムを実行すると共に、情報処理装置10を利用することにより、機器管理装置20との通信に係わる機能を実現することができる。また、情報処理装置を備えた機器11の場合は、情報処理装置10の機能を備えているため、CPU311が対応するプログラムを実行することにより、機器管理装置20との通信に係わる機能を実現することができる。
アプリケーションモジュール層361は、NRS(ニューリモートサービス)331と、CSS332、コピーアプリ(以下、アプリケーションのことを必要に応じてアプリという。)333と、ファックスアプリ334と、プリンタアプリ335と、スキャナアプリ336と、ネットファイルアプリ337と、ウェブアプリ338とを備えている。
NRS331は、例えば、通信網70を介してデータを送受信する際のデータの変換を行う等の、例えば、通信網70を介した機器30の遠隔管理に関する機能、及びスケジューラ機能を有するアプリケーションである。また、NRS331は、機器30の状態を示す状態情報、カウンタ情報、ファームウェアバージョン情報などを機器管理装置20に通知する機能、ファームウェア更新、コマンドの実行等の要求をメソッド単位で送信する機能を有する。また、NRS331は、定期的に、或いは即時的に、或いは不定期的に機器管理装置20に機器30の異常通報、消耗品発注コール、起動通報する機能を有する。CSS332は、通信網70を介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、通信網70を介した遠隔管理に関する機能(機器管理装置20との通信に係わる機能)を有する。コピーアプリ333、ファックスアプリ334、プリンタアプリ335、スキャナアプリ336、ネットファイルアプリ337及びウェブアプリ338は、それぞれ名前の通り、コピー機能、ファックス機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ネットファイル操作機能及びウェブサービスの各サービスを実現するアプリケーションである。
サービスモジュール層362は、OCS(オペレーションコントロールサービス)341と、ECS(エンジンコントロールサービス)342と、MCS(メモリコントロールサービス)343と、NCS(ネットワークコントロールサービス)344と、FCS(ファックスコントロールサービス)345と、SCS(システムコントロールサービス)346と、DCS(デリバリーコントロールサービス)347と、UCS(ユーザコントロールサービス)348とを実装している。
OCS341は、操作部321を制御するモジュールである。ECS342は、ハードウェアリソース等のプロッタ/スキャナエンジン325を制御するモジュールである。MCS343は、メモリ制御をするモジュールである。例えば、画像メモリの取得および開放、HDD317の利用等を行う。NCS344は、ネットワークとアプリケーションモジュール層361の各アプリケーション331〜338との仲介処理を行うモジュールである。FCS345は、ファクシミリ機能を実現するモジュールである。例えば、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行う。SCS346は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層361の各アプリケーション331〜338の起動管理及び終了管理を行うモジュールである。DCS347は、HDD317やコントローラボード320上のメモリに記憶している画像ファイルをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。UCS348は、機器30の利用者が登録した宛先情報や宛先情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
SRM351は、システムの制御及びリソースの管理を行うモジュールである。汎用OS352は、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)等のオペレーティングシステムである。SRM351は、サービスモジュール層362やアプリケーションモジュール層361のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIX(登録商標)を用いることにより、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。また、ネットワーク対応において、プロトコルへのロイヤリティが不要となるなどの実用的な利点もある。IMH353は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
次に、図9を用いて、動的宛先サーバ40のハードウェア構成について説明する。図9は、動的宛先サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示すように、動的宛先サーバ40は、プロキシサーバ401と、操作者端末402と、記憶装置403と、制御装置404とを備える。
プロキシサーバ401は、通信網70に接続されており、例えば、通信網70を介して機器利用者側の情報処理装置10及び機器30との間で通信を行って、セキュリティ管理を行う。また、プロキシサーバ401は、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末402は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、ディスプレイ等で構成され、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインタフェースである。また、操作者端末402は、各種データを入力する入力インタフェースである。操作者端末402は、例えば、タッチパネルや音声入力装置を操作者端末402とすることもできる。
記憶装置403は、データベース405を有する。記憶装置403は、動的宛先サーバ40で実行される各種のプログラムを格納する。また、記憶装置403は、動的宛先サーバ40の各種機能を実現するために必要なファイルやデータ等を格納する。例えば、記憶装置403は、データ処理を実行するためのデータを格納する。データベース405は、動的宛先サーバ40で同期通信するためのパラメータや、操作者端末402から入力されたデータ、及びプログラム等の各種データを記憶する。また、データベース405の所定領域には、ファームウェア記憶エリア406を有する。ファームウェア記憶エリア406は、機器30、情報処理装置を備えた機器11の更新用ファームウェア(新バージョンのファームウェア)を記憶する。ファームウェア記憶エリア406は、ファームウェア以外にも動画情報、設定情報、マップ情報などの機器30へ通知する各種コンテンツの情報、データ処理を実行するためのデータを記憶する領域とすることもできる。
制御装置404は、図示しないCPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から構成されるマイクロコンピュータを備え、動的宛先サーバ40の動作を統括的に制御する。また、CPUは、記憶装置403に格納されたプログラムを実行することで、動的宛先サーバ40全体の動作を制御する。また、CPUは、各種機能を実現する。また、制御装置404は、プロキシサーバ401の通信を制御する。制御装置404は、プロキシサーバ401を制御することにより、各種機能、例えば、データの送信手段などの機能を実現する。
また、動的宛先サーバ40は、図示しない表示装置を有する。表示装置は、プログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。表示装置は、例えば、画像などを表示するディスプレイである。ディスプレイは、例えば、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
なお、上記の動的宛先サーバ40用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、記録メディア等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、静的宛先サーバ50のハードウェア構成は動的宛先サーバ40と同様であるため詳細な説明は省略する。
次に、図10を用いて、本実施形態の情報処理装置10、機器管理装置20、機器30、動的宛先サーバ40及び静的宛先サーバ50の機能について説明する。図10は、情報処理装置、機器管理装置、機器、動的宛先サーバ及び静的宛先サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
まず、情報処理装置10の機能構成について説明する。図10に示すように、情報処理装置10は、通信部101と、実行要求受信部102と、動的宛先データ取得部103と、通知部104と、静的宛先データ取得部105と、データ処理実行部106と、制御部107とを有する。上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、ハードウェア回路であってもよい。また、上記各部のうちの一部が情報処理装置10に搭載される形態であってもよい。
通信部101は、通信網80を経由して機器30と通信する。通信部101は、1以上の機器30と通信網80を経由して各種データを送受する。また、通信部101は、通信網70を経由して機器管理装置20、1以上の動的宛先サーバ40、静的宛先サーバ50と通信する。通信部101は、機器管理装置20、1以上の動的宛先サーバ40、静的宛先サーバ50と通信網70を経由して各種データを送受する。具体的には、例えば、通信部101は、動的宛先サーバ40の識別情報と静的宛先サーバ50の識別情報とを含むデータ処理を実行させるための実行要求を受信して実行要求受信部102に受け渡す。また、例えば、通信部101は、動的宛先サーバ40又は静的宛先サーバ50からデータ処理を実行するためのデータを受信してデータ処理実行部106に受け渡す。
実行要求受信部102は、宛先が固定された静的宛先サーバ50を識別する識別情報と、宛先が動的に変更される動的宛先サーバ40を識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を受信する。また、実行要求受信部102は、最初に動的宛先サーバ40を識別する識別情報を含む、実行要求を受信した後に、データ処理を実行するためのデータを取得できない場合、次に静的宛先サーバ50を識別する識別情報を含む、データ処理を実行するための実行要求を受信する。静的宛先サーバ50及び動的宛先サーバ40を識別する識別情報としては、各宛先サーバを特定できる論理アドレス、例えばIPアドレスや、ドメイン名又はホスト名などが示されるがこれに限ることはなく、動的宛先サーバ40及び静的宛先サーバ50を特定でき、アクセス(識別)することが可能なアドレス情報(識別情報)であればよい。
動的宛先データ取得部103は、データ処理を実行させるための実行要求に含まれる動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信してデータを取得する。具体的には、動的宛先データ取得部103は、機器管理装置20から受信した実行要求に含まれる宛先が動的に変更される動的宛先サーバ40の例えば、IPアドレスを用いて動的宛先サーバ40に対して、例えば、ファームウェアの更新のためのデータ取得要求を送信して、その応答として動的宛先サーバ40から更新用ファームウェア(新バージョンのファームウェア)をダウンロードする。また、動的宛先データ取得部103は、動的宛先サーバ40を識別するドメイン名又はホスト名を用いて、DNSサーバから動的宛先サーバ40に接続するための宛先アドレス(例えばIPアドレス)を特定し、動的宛先サーバ40に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信してデータを取得する。
通知部104は、動的宛先サーバ40からデータ取得要求に対する応答がない場合に動的宛先サーバ40からデータが取得できないと判断した場合に、動的宛先サーバ40からデータを取得できない旨を機器管理装置20に対して通知する。また、通知部104は、動的宛先データ取得部103が実行要求に含まれる動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に、データが取得できないと判断して、データを取得できない旨を機器管理装置20に対して通知する。
静的宛先データ取得部105は、動的宛先サーバ40からデータ処理を実行するデータの得要求に対する応答がない場合にデータが取得できないと判断し、実行要求に含まれる静的宛先サーバ50の識別情報を用いて、静的宛先サーバ50に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信してデータを取得する。具体的には、静的宛先データ取得部105は、機器管理装置20から受信した実行要求に含まれる宛先が一意に固定された静的宛先サーバ50の例えば、IPアドレスを用いて静的宛先サーバ50に対して、例えば、ファームウェアの更新のための更新用ファームウェアデータ取得要求を送信して、その応答として静的宛先サーバ50から更新用ファームウェア(新バージョンのファームウェア)をダウンロードして取得する。また、静的宛先サーバ50は、通知部104がデータを取得できない旨を機器管理装置20に対して通知した後に、新たに受信した実行要求に含まれる静的宛先サーバ50の識別情報を用いて、静的宛先サーバ50に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して、その応答としてデータを取得する。
データ処理実行部106は、取得したデータ処理を実行するデータを用いて、データ処理を実行する。具体的には、データ処理実行部106は、実行要求に含まれるデータ処理が、例えば、ファームウェアの更新であった場合、取得した更新用ファームウェアを用いて、機器30に対してファームウェア更新処理を実行する。データ処理実行部106は、例えば、更新用ファームウェアのデータを機器30に対して送信して、機器30にファームウェアの更新処理を行わせる。
制御部107は、情報処理装置10の全体を制御する。また、制御部107は、上記の各機能部の処理を統括的に制御する。また、制御部107は、情報処理装置10自身からデータ処理を実行する場合、例えば、ファームウェアの更新処理であれば、更新用ファームウェアを保持しているサーバの宛先を取得することを要求する取得要求を機器管理装置20に対して通信部101を介して送信する。
次に、機器管理装置20の機能構成について説明する。図10に示すように、機器管理装置20は、通信部211と、実行要求送信部212と、宛先サーバ情報保持部213と、受付部214と、制御部215とを有する。上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、ハードウェア回路であってもよい。また、上記各部のうちの一部が情報処理装置10に搭載される形態であってもよい。
通信部211は、通信網70を経由して情報処理装置10及び機器30と通信する。通信部211は、通信網70を介して情報処理装置10を経由して1以上の機器30と各種データを送受する。また、通信部211は、通信網70を経由して情報処理装置10と通信する。通信部211は、情報処理装置10と通信網70を経由して各種データを送受する。具体的には、例えば、通信部211は、動的宛先サーバ40の識別情報と静的宛先サーバ50の識別情報とを含むデータ処理を実行させるための実行要求を情報処理装置10に対して送信する。
実行要求送信部212は、各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバ50を識別する識別情報と、静的宛先サーバ50が保持するデータを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバ40を識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を情報処理装置10、又は機器30に対して送信する。
具体的には、実行要求送信部212は、宛先が固定された静的宛先サーバ50を識別する、例えば、IPアドレスやドメイン名又はホスト名と、宛先が動的に変更される動的宛先サーバ40を識別する、例えば、IPアドレスやドメイン名又はホスト名とを含む、例えば、ファームウェアの更新処理を実行させるための実行要求を情報処理装置10又は機器30に対して送信する。
また、実行要求送信部212は、最初に動的宛先サーバ40を識別する識別情報を含む、実行要求を送信した後に、データ処理を実行するためのデータを取得できない旨の通知を受付部214で受け付けた場合、次に静的宛先サーバ50を識別する識別情報を含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する。
宛先サーバ情報保持部213は、例えば、宛先が動的に変更される1以上の動的宛先サーバ40、及び宛先が一意に固定された静的宛先サーバ50の識別情報を保持する。宛先サーバ情報保持部213が保持する識別情報としては、例えば、各宛先サーバを特定できる論理アドレス、例えばIPアドレスや、ドメイン名又はホスト名などが一例として示されるがこれに限ることはなく、動的宛先サーバ40及び静的宛先サーバ50を特定でき、アクセス(識別)することが可能なアドレス情報(識別情報)であればよい。また、宛先サーバ情報保持部213は、静的宛先サーバ50が保持するデータ処理を実行するためのデータの内容等の情報を保持する。なお、静的宛先サーバ50が保持するデータとしては、例えば、機器30のファームウェア、更新用ファームウェア、機器設定情報、大規模な設定情報、マップ情報、ナビ情報、イメージファイル、動画ファイルなどの情報を含むコンテンツ情報が一例として示されるが、これに限ることはなく任意である。
受付部214は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを取得できない旨の通知を受け付ける。具体的には、情報処理装置10は、データ処理を実行させるための実行要求に含まれる動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に、データが取得できないと判断して、データを取得できない旨を通知してきた場合に、データを取得できない旨の通知を受け付ける。
制御部215は、機器管理装置20の全体を制御する。また、制御部215は、上記の各機能部の処理を統括的に制御する。
次に、機器30の機能構成について説明する。なお、機器30はネットワーク機器であるMFPを一例として説明する。図10に示すように、機器30は、通信部301と、データ受信部302と、データ処理部303と、管理部304とを有する。上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、ハードウェア回路であってもよい。また、上記各部のうちの一部が機器30に搭載される形態であってもよい。
通信部301は、情報処理装置10と通信網80を介して通信し、情報処理装置10と各種データを送受する。また、通信部301は、機器管理装置20と通信し、機器管理装置20と各種データを送受する。具体的には、通信部301は、情報処理装置10からデータ処理を実行するデータを受信する。また、例えば、機器30自身からデータ処理を実行する場合、例えば、ファームウェアの更新処理であれば、更新用ファームウェアを保持しているサーバの宛先を取得することを要求する取得要求を情報処理装置10を介して機器管理装置20に対して送信する。
データ受信部302は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを受信する。データ受信部302は、受信したデータをデータ処理部に受け渡す。
データ処理部303は、情報処理装置10から受信したデータ処理を実行するためのデータを用いてデータ処理を行う。具体的には、例えば、ファームウェアの更新処理であれば、受信した更新用ファームウェアを用いて、自身のファームウェア更新処理を行う。
管理部304は、機器30の状態を示す状態情報と、該機器30を識別する機器IDとを対応付けた機器情報を情報処理装置10を経由して機器管理装置20に対して送信する。また、管理部304は、例えば、機器管理装置20が決定した、管理項目とサービスを含む管理サービス情報を情報処理装置10を介して機器管理装置20から受信する。また、管理部304は、遠隔管理可能とさせるための設定要求を受け付けて、遠隔管理機能を有効に設定した後に管理サービス情報を受け付けた場合、管理サービス情報を保持し、管理サービス情報に含まれるサービスと管理項目とに基づいて、機器30の状態を示す状態情報を含む機器情報を情報処理装置10を介して機器管理装置20に通知する。具体的には、管理部304は、管理サービス情報の管理項目に含まれる機器情報の通知間隔に基づいて、機器30の状態を示す状態情報を含む機器情報を機器管理装置20に通知する。なお、管理サービス情報の一例としては、例えば、機器情報のデータサイズ(データ量)、各種の機器情報の通知タイミング、機器情報の通知間隔などの管理項目、及び、ランプの交換コール、故障通知、パーツ発注コール、消耗品発注コール、ファームウェア更新などの機器30を管理するために提供される機能を示すサービスを含んでいる。また、機器情報の一例として、例えば、機種や機番などの個体情報、ソーターやフィニッシャーなどのオプション装着情報、トータルコピー数やモノクロコピー数及びカラーコピー数などの各種カウンタ情報、故障回数や修理部位及び回数などの機器状態情報(履歴情報)、機器30設置時などに設定するサービスマン(SP)設定やユーザが任意に設定するユーザ設定などの機器設定情報等を含んでいる。機器30の状態を示す状態情報としては、例えば、カウンタ情報、機器状態情報、機器設定情報などを含んでいる。また、管理部304は、管理サービス情報に含まれる提供するサービスの種類を保持する。
次に、動的宛先サーバ40の機能構成について説明する。図10に示すように、動的宛先サーバ40は、通信部411と、データ取得部412と、一時的データ保持部413と、データ送信部414とを有する。上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、ハードウェア回路であってもよい。また、上記各部のうちの一部が動的宛先サーバ40に搭載される形態であってもよい。
通信部411は、情報処理装置10と通信網70を介して通信し、情報処理装置10と各種データを送受する。具体的には、通信部411は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を受信する。また、通信部411は、静的宛先サーバ50と通信網70を介して通信し、静的宛先サーバ50が保持するオリジナルデータを受信する。
データ取得部412は、後述する静的宛先サーバ50が保持するデータ処理を実行するためのオリジナルデータを取得する。具体的には、データ取得部412は、静的宛先サーバ50に対して、データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信し、その応答として静的宛先サーバ50からデータを受信することでデータを取得する。データ取得部412は、取得したデータを一時的データ保持部413に受け渡す。データ取得部412は、静的宛先サーバ50が保持するデータが更新された場合や新たなデータが追加された場合に通知を受け取って新たにデータを取得する。なおデータ取得部412は、所定の間隔でデータを取得するようにしてもよいし、データ取得のタイミングは任意である。
一時的データ保持部413は、データ取得部412が取得したデータ処理を実行するためのデータを、一時的に保持する。つまり、静的宛先サーバ50が保持するコンテンツ情報のデータを取得してキャッシュする。
データ送信部414は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を受信した場合、その応答として情報処理装置10に対して取得要求に含まれるデータを送信する。
次に、静的宛先サーバ50の機能構成について説明する。図10に示すように、静的宛先サーバ50は、通信部511と、データ保持部512と、データ送信部513とを有する。上記各部については、これらの一部又は全部がソフトウェア(プログラム)、ハードウェア回路であってもよい。また、上記各部のうちの一部が静的宛先サーバ50に搭載される形態であってもよい。
通信部511は、情報処理装置10と通信網70を介して通信し、情報処理装置10と各種データを送受する。具体的には、通信部511は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を受信する。
データ保持部512は、データ処理を実行するためのオリジナルデータを保持する。データ保持部512は、データが追加、更新された場合に、追加、更新データを保持する。また、データ保持部512は、データが追加、更新された場合に、その情報を動的宛先サーバ40に対して通信部511を介して通知する。
データ送信部513は、情報処理装置10からデータ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を受信した場合、その応答として情報処理装置10に対して取得要求に含まれるデータを送信する。
次に、図11を参照しながら、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、機器管理装置20から情報処理装置10に対してファームウェア更新要求があった場合の処理動作の一例について説明する。図11は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の処理のシーケンス図である。
まず、静的宛先サーバ50は、各種のデータ処理を実行するためのデータを保持する(ステップS1)。動的宛先サーバ40は、各種のデータ処理を実行するためのデータを静的宛先サーバ50から取得して一時的に保持する(ステップS2)。
次に、機器管理装置20は、情報処理装置10に対して、動的宛先サーバ40の識別情報(例えば、IPアドレス)と、静的宛先サーバ50の識別情報(例えば、IPアドレス)とを含む、ファームウェア更新の実行要求を送信する(ステップS3)。情報処理装置10は、機器管理装置20からファームウェア更新の実行要求を受信する(ステップS4)。
情報処理装置10は、受信した実行要求に含まれるファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得するため、動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信する(ステップS5)。
動的宛先サーバ40は、情報処理装置10からデータ取得要求を受信する(ステップS6)。次に、動的宛先サーバ40はデータ取得要求に含まれるファームウェア更新処理を実行するためのデータを情報処理装置10に対して送信する(ステップS7)。
情報処理装置10は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを受信して取得する(ステップS8)。次に、情報処理装置10は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを用いて、機器30に対してファームウェア更新処理を実行する(ステップS9)。機器30は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを受け取ってファームウェアの更新を行う(ステップS10)。そして処理を終了する。
このように、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしの場合には、サーバの負荷を分散するために新たに動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入しても、顧客には遠隔機器管理サービスを提供することができる。
次に、図12を参照しながら、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、情報処理装置10から機器管理装置20に対してファームウェア更新のための宛先サーバの取得要求があった場合の処理動作の一例について説明する。すなわち、以下では、最初に情報処理装置10が自身でファームウェアの更新を判断して行うものである。以下、具体的に説明する。
図12は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしで、情報処理装置から機器管理装置に対してファームウェア更新のための宛先サーバの取得要求があった場合の処理のシーケンス図である。なお、図11を用いて説明したことと同様のステップについては、説明を省略する。具体的には、図12に示すステップS21、ステップS22、ステップS25〜ステップS32の内容は、図11に示すステップS1、ステップS2、ステップS3〜ステップS10の内容と同様である。よって、ステップS23〜ステップS25についてのみ説明する。
まず、ステップS21、S22の処理の後、次に情報処理装置10は、ファームウェア更新のための宛先サーバの識別情報を取得することを要求する取得要求を機器管理装置20に対して送信する(ステップS23)。
機器管理装置20は、宛先サーバの識別情報を取得することを要求する取得要求を受信する(ステップS24)。
機器管理装置20は、情報処理装置10に対して、動的宛先サーバ40の識別情報(例えば、IPアドレス)と、静的宛先サーバ50の識別情報(例えば、IPアドレス)とを含む、ファームウェア更新の実行要求を送信する(ステップS25)。その後、ステップS26〜ステップS32の処理を行う。
このように、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限なしの場合には、顧客の情報処理装置10から宛先サーバの宛先の取得要求に対して、新たな動的宛先サーバを優先して指定することができるため、ダウンロードの高速化により遠隔機器管理サービスを向上させることができる。
次に、図13を参照しながら、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置20から情報処理装置10に対してファームウェア更新要求があった場合の処理動作の一例について説明する。図13は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の処理のシーケンス図である。
まず、静的宛先サーバ50は、各種のデータ処理を実行するためのデータを保持する(ステップS41)。動的宛先サーバ40は、各種のデータ処理を実行するためのデータを静的宛先サーバ50から取得して一時的に保持する(ステップS42)。
次に、機器管理装置20は、情報処理装置10に対して、動的宛先サーバ40の識別情報(例えば、IPアドレス)と、静的宛先サーバ50の識別情報(例えば、IPアドレス)とを含む、ファームウェア更新の実行要求を送信する(ステップS43)。情報処理装置10は、機器管理装置20からファームウェア更新の実行要求を受信する(ステップS44)。
情報処理装置10は、受信した実行要求に含まれるファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得するため、動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信する(ステップS45)。
ここで、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありなので、動的宛先サーバ40への接続はファイアウォールで遮断されるため通信することができない。そこで、情報処理装置10は、動的宛先サーバ40からデータ取得要求に対する応答がない場合(ステップS46)、データが取得できないと判断する(ステップS47)。
次に、情報処理装置10は、実行要求に含まれる静的宛先サーバ50の識別情報を用いて、静的宛先サーバ50に対してファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信する(ステップS48)。
静的宛先サーバ50は、情報処理装置10からデータ取得要求を受信する(ステップS49)。次に、静的宛先サーバ50はデータ取得要求に含まれるファームウェア更新処理を実行するためのデータを情報処理装置10に対して送信する(ステップS50)。
情報処理装置10は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを受信して取得する(ステップS51)。次に、情報処理装置10は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを用いて、機器30に対してファームウェア更新処理を実行する(ステップS52)。機器30は、ファームウェア更新処理を実行するためのデータを受け取ってファームウェアの更新を行う(ステップS53)。そして処理を終了する。
このように、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありの場合では、動的宛先サーバ40の識別情報と静的宛先サーバ50の識別情報の両方を含む、実行要求を送信して、最初に動的宛先サーバ40への接続を優先して行わせ、データをダウンロードできない時には、ファイアウォール通信制限のされていない固定の宛先である静的宛先サーバ50に接続してデータをダウンロードすることができる。そのため、現在ファイアウォール通信制限ありの顧客に足しても、新たに動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入した場合でも、従来と同様に遠隔機器管理サービスを提供することができる。
次に、図14を参照しながら、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置20から情報処理装置10に対してファームウェア更新要求があった場合の処理動作の他の一例について説明する。図14は、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありで、機器管理装置から情報処理装置に対してファームウェア更新要求があった場合の他の処理のシーケンス図である。なお、図13を用いて説明したことと同様のステップについては、説明を省略する。具体的には、図14に示すステップS61、ステップS62、ステップS72〜ステップS77の内容は、図13に示すステップS41、ステップS42、ステップS48〜ステップS53の内容と同様である。よって、ステップS63〜ステップS72についてのみ説明する。
まず、ステップS61、ステップS62の処理の後、機器管理装置20は、情報処理装置10に対して、動的宛先サーバ40の識別情報(例えば、IPアドレス)を含む、ファームウェア更新の実行要求を送信する(ステップS63)。情報処理装置10は、機器管理装置20からファームウェア更新の実行要求を受信する(ステップS64)。
情報処理装置10は、受信した実行要求に含まれるファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得するため、動的宛先サーバ40の識別情報を用いて、動的宛先サーバ40に対してファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信する(ステップS65)。
ここで、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありなので、動的宛先サーバ40への接続はファイアウォールで遮断されるため通信することができない。そこで、情報処理装置10は、動的宛先サーバからデータ取得要求に対する応答がない場合(ステップS66)、データが取得できないと判断する(ステップS67)。
情報処理装置10は、動的宛先サーバ40からデータが取得できない旨を機器管理装置20に対して通知する(ステップS68)。機器管理装置20は、情報処理装置10から動的宛先サーバ40からデータが取得できない旨の通知を受信する(ステップS69)。
次に、機器管理装置20は、静的宛先サーバ50を識別する識別情報を含む、データ処理を実行させるための実行要求を情報処理装置10に対して送信する(ステップS70)。
情報処理装置10は、静的宛先サーバ50を識別する識別情報を含む、データ処理を実行させるための実行要求を機器管理装置20から受信する(ステップS71)。次に情報処理装置10は、実行要求に含まれる静的宛先サーバ50の識別情報を用いて、静的宛先サーバ50に対してファームウェア更新処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信する(ステップS72)。その後、ステップS73〜ステップS77の処理を行う。
このように、顧客の設置環境がファイアウォール通信制限ありの場合では、最初に動的宛先サーバ40の識別情報を含む、実行要求を送信して、最初に動的宛先サーバ40への接続を優先して行わせ、データをダウンロードできない旨の通知を受け取った場合には、次に、ファイアウォール通信制限のされていない固定の宛先である静的宛先サーバ50の識別情報を含む、実行要求を送信して、静的宛先サーバ50からデータをダウンロードさせることができる。そのため、現在ファイアウォール通信制限ありの顧客でも新たに動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入しても、従来と同様に遠隔機器管理サービスを提供することができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、機器管理装置20は、情報処理装置10に対して、例えばデータ処理として、ファームウェア更新処理を実行させる場合、動的宛先サーバ40の識別情報と静的宛先サーバ50の識別情報の両方を含む、実行要求を送信する。情報処理装置10は、最初に動的宛先サーバ40への接続を優先して行い、データをダウンロードできない時には、ファイアウォール通信制限のされていない固定の宛先である静的宛先サーバ50に接続してデータをダウンロードすることができる。これにより、現在ファイアウォール通信制限ありの顧客に対しても、新たに動的宛先サーバを遠隔管理システムに導入した場合でも、従来と同様に遠隔機器管理サービスを提供することができる、という有利な効果を達成できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実行要求送信部212、動的宛先データ取得部103、静的宛先データ取得部105、及びデータ処理実行部106は、情報処理装置10、機器管理装置20および機器30の各々に分散されて搭載される形態であってもよい。また、例えば上述の実行要求送信部212、動的宛先データ取得部103、静的宛先データ取得部105、及びデータ処理実行部106は、情報処理装置10、機器管理装置20、機器30、および、1以上の外部装置(例えばサーバ装置)の各々に分散されて搭載される形態であってもよい。
また、上述した各実施形態の機器管理システム1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、本実施形態の情報処理装置10、機器管理装置20と、機器30、動的宛先サーバ40、静的宛先サーバ50とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
1 機器管理システム
10、10a〜10c 情報処理装置
11a、11b 情報処理装置を備えた機器
20 機器管理装置
30、30a〜30f 機器
40a、40b 動的宛先サーバ
50 静的宛先サーバ
60、60a、60b、60c ファイアウォール
70 通信網(第1通信網)
80 通信網(第2通信網)
101 通信部
102 実行要求受信部
103 動的宛先データ取得部
104 通知部
105 静的宛先データ取得部
106 データ処理実行部
107 制御部
121 CPU
122 SDRAM
123 フラッシュメモリ
124 RTC
125 Op−Port
126、127 PHY
128 モデム
129 HDD制御部
130 RS232I/F
131 拡張I/F
132 無線LAN
133 拡張メモリ
134 RS485I/F
135 HDD
136 CE端末
140 アプリケーション層
141 デバイスコントロールメソッド群
142 NRSアプリケーションメソッド群
150 サービス層
151 セキュリティサービス
152 対接続機器通信サービス
153 対管理装置通信サービス
154 スケジューラサービス
155 対ダウンロードサーバ通信サービス
160 プロトコル層
161 SOAP
162 HTTP
163 HTTPS
164 FTP
201 プロキシサーバ
202 操作者端末
203 記憶装置
204 制御装置
205 データベース
206 パラメータ記憶エリア
211 通信部
212 実行要求送信部
213 宛先サーバ情報保持部
214 受付部
215 制御部
301 通信部
302 データ受信部
303 データ処理部
304 管理部
311 CPU
312 ASIC
313 SDRAM
314 フラッシュメモリ
315 NRS用メモリ
316 PHY
320 コントローラボード
321 操作部
322 FCU
323 USB
324 IEEE1394I/F
325 プロッタ/スキャナエンジン
326 周辺機
331 NRS
332 CSS
333 コピーアプリ
334 ファックスアプリ
335 プリンタアプリ
336 スキャナアプリ
337 ネットファイルアプリ
338 ウェブアプリ
341 OCS
342 ECS
343 MCS
344 NCS
345 FCS
346 SCS
347 DCS
348 UCS
351 SRM
352 汎用OS
353 IMH
361 アプリケーションモジュール層
362 サービスモジュール層
363 SRM層(システムリソースマネージャ)
364 汎用OS層
371 GW−API−I/F
372 RAPI−I/F
401 プロキシサーバ
402 操作者端末
403 記憶装置
404 制御装置
405 データベース
406 ファームウェア記憶エリア
411 通信部
412 データ取得部
413 一時的データ保持部
414 データ送信部
511 通信部
512 データ保持部
513 データ送信部
特許第4408033号公報

Claims (12)

  1. 機器と通信する情報処理装置と、第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する機器管理装置とを含む機器管理システムであって、
    各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する実行要求送信部と、
    前記実行要求を受信する実行要求受信部と、
    前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得部と、
    前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得部と、
    取得した前記データを用いて、前記データ処理を実行するデータ処理実行部と、
    前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を通知する通知部と、
    前記データを取得できない旨の通知を受け付ける受付部と、
    を有し、
    前記実行要求送信部は、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を送信した後に、前記受付部で前記データを取得できない旨の通知を受け付けた場合、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を送信し、
    前記通知部は、前記動的宛先データ取得部が前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合、前記データを取得できない旨を通知し、
    前記静的宛先データ取得部は、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記動的宛先サーバを識別する識別情報は、ドメイン名又はホスト名を示し、
    前記動的宛先データ取得部は、前記ドメイン名又は前記ホスト名を用いて、DNSサーバから前記動的宛先サーバに接続するための宛先アドレスを特定し、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記第1通信網とは異なる第2通信網を介して前記情報処理装置と通信する前記機器と、前記第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する1以上の前記動的宛先サーバ、及び前記静的宛先サーバと、をさらに有し、
    前記各種のデータ処理を実行するための前記データを保持するデータ保持部と、
    前記データを取得するデータ取得部と、
    取得した前記データを一時的に保持する一時的データ保持部と、
    前記データを取得することを要求する取得要求を受信した場合に、前記データを前記情報処理装置に対して送信するデータ送信部と、
    前記データ処理実行部から前記データ処理を実行するための前記データを受信するデータ受信部と、
    受信した前記データを用いて前記データ処理を行うデータ処理部と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム。
  4. 機器と通信する情報処理装置と、第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する機器管理装置とを含む機器管理システムであって、
    前記機器管理装置は、
    前記情報処理装置と通信する通信部と、
    各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する実行要求送信部と、
    前記データを取得できない旨の通知を受け付ける受付部と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記機器管理装置と通信する通信部と、
    前記実行要求を受信する実行要求受信部と、
    前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得部と、
    前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得部と、
    取得した前記データを用いて、前記データ処理を実行するデータ処理実行部と、
    前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を通知する通知部と、
    を有し、
    前記機器管理装置は、
    前記実行要求送信部は、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を送信した後に、前記受付部で前記データを取得できない旨の通知を受け付けた場合、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記通知部は、前記動的宛先データ取得部が前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合に、前記データを取得できない旨を前記機器管理装置に対して通知し、
    前記静的宛先データ取得部は、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする機器管理システム。
  5. 前記動的宛先サーバを識別する識別情報は、ドメイン名又はホスト名を示し、
    前記動的宛先データ取得部は、前記ドメイン名又は前記ホスト名を用いて、DNSサーバから前記動的宛先サーバに接続するための宛先アドレスを特定し、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器管理システム。
  6. 前記第1通信網とは異なる第2通信網を介して前記情報処理装置と通信する前記機器と、前記第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する1以上の前記動的宛先サーバ、及び前記静的宛先サーバと、をさらに有し、
    前記静的宛先サーバは、
    前記情報処理装置と通信する通信部と、
    前記データ処理を実行するための前記データを保持するデータ保持部と、
    前記データを取得することを要求する取得要求を受信した場合に、前記データを前記情報処理装置に対して送信するデータ送信部と、を有し、
    1以上の前記動的宛先サーバは、
    前記情報処理装置と通信する通信部と、
    前記データを取得するデータ取得部と、
    前記データを一時的に保持する一時的データ保持部と、
    前記データを取得することを要求する取得要求を受信した場合に、前記データを前記情報処理装置に対して送信するデータ送信部と、を有し、
    前記機器は、
    前記データ処理実行部から前記データ処理を実行するための前記データを受信するデータ受信部と、
    受信した前記データを用いて前記データ処理を行うデータ処理部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器管理システム。
  7. 第1通信網を介して機器管理装置と通信する機器管理システムにおける情報処理装置であって、
    前記機器管理装置と通信する通信部と、
    前記機器管理装置から各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を受信する実行要求受信部と、
    前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得部と、
    前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得部と、
    取得した前記データを用いて、データ処理を実行するデータ処理実行部と、
    前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を前記機器管理装置に対して通知する通知部と、
    を有し、
    前記実行要求受信部は、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を受信した後に、前記通知部が前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を前記機器管理装置に対して通知した後、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を受信し、
    前記通知部は、前記動的宛先データ取得部が前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合、前記データを取得できない旨を前記機器管理装置に対して通知し、
    前記静的宛先データ取得部は、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記動的宛先サーバを識別する識別情報は、ドメイン名又はホスト名を示し、
    前記動的宛先データ取得部は、前記ドメイン名又は前記ホスト名を用いて、DNSサーバから前記動的宛先サーバに接続するための宛先アドレスを特定し、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 機器と通信する情報処理装置と、第1通信網を介して前記情報処理装置と通信する機器管理装置とを含む機器管理システムの機器管理方法であって、
    各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する実行要求送信ステップと、
    前記実行要求を受信する実行要求受信ステップと、
    前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得ステップと、
    前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得ステップと、
    取得した前記データを用いて、前記データ処理を実行するデータ処理実行ステップと、
    前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を通知する通知ステップと、
    前記データを取得できない旨の通知を受け付ける受付ステップと、
    を含み、
    前記実行要求送信ステップは、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を送信した後に、前記受付ステップで前記データを取得できない旨の通知を受け付けた場合、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を送信し、
    前記通知ステップは、前記動的宛先データ取得ステップが前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合、前記データを取得できない旨を通知し、
    前記静的宛先データ取得ステップは、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする機器管理方法。
  10. 前記動的宛先サーバを識別する識別情報は、ドメイン名又はホスト名を示し、
    前記動的宛先データ取得ステップは、前記ドメイン名又は前記ホスト名を用いて、DNSサーバから前記動的宛先サーバに接続するための宛先アドレスを特定し、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする請求項に記載の機器管理方法。
  11. 情報処理装置に、
    各種のデータ処理を実行するためのデータを保持し、かつ宛先が固定された静的宛先サーバを識別する識別情報と、前記静的宛先サーバが保持する前記データを一時的に保持し、かつ宛先が動的に変更される動的宛先サーバを識別する識別情報とを含む、データ処理を実行させるための実行要求を送信する実行要求送信ステップと、
    前記実行要求を受信する実行要求受信ステップと、
    前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する動的宛先データ取得ステップと、
    前記動的宛先サーバから前記取得要求に対する応答がない場合に前記データが取得できないと判断し、前記実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する静的宛先データ取得ステップと、
    取得した前記データを用いて、前記データ処理を実行するデータ処理実行ステップと、
    前記動的宛先サーバから前記データが取得できないと判断した場合に、前記動的宛先サーバから前記データを取得できない旨を通知する通知ステップと、
    前記データを取得できない旨の通知を受け付ける受付ステップと、
    を実行させ
    前記実行要求送信ステップは、最初に前記動的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記実行要求を送信した後に、前記受付ステップで前記データを取得できない旨の通知を受け付けた場合、次に前記静的宛先サーバを識別する識別情報を含む、前記データ処理を実行させるための実行要求を送信し、
    前記通知ステップは、前記動的宛先データ取得ステップが前記実行要求に含まれる前記動的宛先サーバの識別情報を用いて、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信した後に前記データが取得できないと判断した場合、前記データを取得できない旨を通知し、
    前記静的宛先データ取得ステップは、次に受信した実行要求に含まれる前記静的宛先サーバの識別情報を用いて、前記静的宛先サーバに対して前記データを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ためのプログラム。
  12. 前記動的宛先サーバを識別する識別情報は、ドメイン名又はホスト名を示し、
    前記動的宛先データ取得ステップは、前記ドメイン名又は前記ホスト名を用いて、DNSサーバから前記動的宛先サーバに接続するための宛先アドレスを特定し、前記動的宛先サーバに対して前記データ処理を実行するためのデータを取得することを要求する取得要求を送信して前記データを取得する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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