JP2018055366A - 電子機器及びアプリケーション制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】拡張機能が増えた場合であっても、ステータス情報の取得を短時間で行い、しかもファームウェアを記憶する記憶デバイスの容量の増加を抑制する。【解決手段】ステータス情報取得部117により、HDD106(記憶デバイス)に記憶されたクラウドサーバー200(アプリケーション提供サーバー)からのダウンロードしたアプリケーションを実行し、拡張機能毎のステータス情報を取得し、システム制御部121により、ステータス情報を状態監視サーバー400A〜400Cに送信し、HDD106(記憶デバイス)に記憶されているアプリケーションを削除する。これにより、それぞれの拡張機能毎のステータス情報を取得するためのファームウェアの再作成が不要となり、ファームウェアに組み込むアプリケーションのデータサイズの増加を抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、ステータス情報の取得に適した電子機器及びアプリケーション制御プログラムに関する。
たとえば、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載している機種がある。これらの機能は、それぞれ専用のソフトウェアを元に実行されるが、今後ますます機能の増加が予測される。また、それぞれの機能に応じたハードウェアを動作させるためのファームウェアは、動作を保証するために、たとえばネットワーク経由でのダウンロードにより最新バージョンに更新される。
ところで、画像形成装置の保守管理においては、監視サーバーなどがネットワークを介して画像形成装置の各種機能などのステータス情報を定期的に取得する方式が構築されている。ところが、この方式では、画像形成装置側が稼働していないとき(たとえば電源オフの状態)、監視サーバーなどが画像形成装置からのステータス情報を取得できなくなる。
このような不具合を解消するために、特許文献1では、スケジュール情報に基づいてステータス情報を送信する画像形成装置を提案している。すなわち、画像形成装置は、保守サービス提供者側のリモートメンテナンスサーバーへステータス情報を送信するエージェント部を備える。エージェント部は、リモートメンテナンスサーバーからのステータス情報の送信スケジュール情報と、画像形成装置側の稼働スケジュール情報とを取得し、送信スケジュール情報及び稼働スケジュール情報の両方に基づいて、ステータス情報の送信タイミングを決定する。そして、エージェント部は、送信タイミングになると、ステータス情報をリモートメンテナンスサーバーへ送信する。
特開2014−191508号公報
上述した特許文献1でのステータス情報を送信する方式では、画像形成装置側が稼働しているとき、エージェント部が送信スケジュール情報及び稼働スケジュール情報の両方に基づいてステータス情報をリモートメンテナンスサーバーへ送信するので、リモートメンテナンスサーバー側ではステータス情報の取得の可能性が高くなる。
ところで、画像形成装置側がリモートメンテナンスサーバーへ送信するステータス情報は、画像形成装置が有する上述した印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などに関わる個々の情報と、用紙のカウント情報やトナーなどの消耗品の使用情報などを含んでいる。また、ステータス情報は、予めファームウェアに組み込まれたアプリケーションの実行によって取得される。
ところが、画像形成装置では、たとえば印刷済みの用紙を振り分けるジョブセパレータや、印刷済みの用紙の部数毎の仕分けやステープル処理が可能なフィニッシャーなどのオプション機器が後付けされたり、さらには印刷可能な用紙のサイズや種類の増加に加え、カラー印刷で用いるカラーの増加に伴うカスタマイズが行われたりすることがある。このような場合、それぞれの拡張機能毎のステータス情報を取得するために、ファームウェアの再作成が必要となり、ステータス情報を取得するまでに時間がかかるという問題がある。
また、機能の拡張に伴い、ファームウェアに組み込むアプリケーションのデータサイズが増加するため、ファームウェアを記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶デバイスの容量を増やす必要があるという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる電子機器及びアプリケーション制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、拡張機能毎のステータス情報を取得するアプリケーションをアプリケーション提供サーバーからダウンロードするシステム制御部と、ダウンロードした前記アプリケーションを記憶する記憶デバイスと、前記アプリケーションを実行し、前記拡張機能のステータス情報を取得するステータス情報取得部とを備え、前記システム制御部は、前記ステータス情報を状態監視サーバーに送信し、前記記憶デバイスに記憶されているアプリケーションを削除することを特徴とする。
また、前記ステータス情報取得部は、ダウンロードした前記アプリケーションが前記記憶デバイスに記憶されると、前記アプリケーションを実行することを特徴とする。
また、前記アプリケーションには、前記ステータス情報の送信先を示すアドレス情報が含まれており、前記システム制御部は、前記ステータス情報を前記アドレス情報に該当する前記状態監視サーバーに送信することを特徴とする。
また、前記ステータス情報取得部は、前記アプリケーションの取得先を示すアドレス情報と、前記アプリケーションの取得タイミングと、取得するアプリケーションの識別情報とを有するアプリケーション取得設定情報を管理し、前記システム制御部は、前記アプリケーション取得設定情報を監視し、前記アプリケーションの取得タイミングとなると、前記アドレス情報に該当する前記アプリケーション提供サーバーに対し、前記識別情報に該当するアプリケーションの送信要求を出すことを特徴とする。
本発明のアプリケーション制御プログラムは、システム制御部により、拡張機能毎のステータス情報を取得するアプリケーションをアプリケーション提供サーバーからダウンロードする工程と、記憶デバイスにより、アプリケーション提供サーバーからダウンロードした拡張機能毎のステータス情報を取得するアプリケーションを記憶する工程と、ステータス情報取得部により、前記アプリケーションを実行し、前記拡張機能のステータス情報を取得する工程と、前記システム制御部により、前記ステータス情報を状態監視サーバーに送信し、前記記憶デバイスに記憶されているアプリケーションを削除する工程とを電子機器を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の電子機器及びアプリケーション制御プログラムでは、ステータス情報取得部により、記憶デバイスに記憶されたアプリケーション提供サーバーからのダウンロードしたアプリケーションを実行し、拡張機能毎のステータス情報を取得し、システム制御部により、ステータス情報を状態監視サーバーに送信し、記憶デバイスに記憶されているアプリケーションを削除する。
これにより、拡張機能が増えた場合であっても、それぞれの拡張機能毎のステータス情報を取得するためのファームウェアの再作成が不要となり、ファームウェアに組み込むアプリケーションのデータサイズの増加を抑制できる。
本発明の電子機器及びアプリケーション制御プログラムによれば、拡張機能が増えた場合であっても、それぞれの拡張機能毎のステータス情報を取得するためのファームウェアの再作成が不要となり、ファームウェアに組み込むアプリケーションのデータサイズの増加を抑制できるので、ステータス情報の取得を短時間で行うことができ、しかもファームウェアを記憶する記憶デバイスの容量の増加を抑制できる。
本発明の電子機器をMFPに適用した場合の一実施形態を示す図である。 図1のクラウドサーバーの構成を説明するものであって、図2(a)はラウドサーバーの構成の概要を示す図であり、図2(b)は図2(a)の記憶デバイスに記憶されているアプリケーションの内容を示す図である。 図1の状態監視サーバーの構成の概要を示す図である。 図1のMFP側で設定されるアプリケーションの取得に関する設定内容の一例を示す図である。 図1のMFP側でのアプリケーションによるステータス情報の取得方法について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の電子機器の一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての電子機器の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100は、インターネットなどのネットワーク300を介し、クラウドサーバー200と、状態監視サーバー400A〜400Cとに接続されている。なお、図1では、MFP100を1個の場合で示しているが、MFP100は複数であってもよい。また、図1では、クラウドサーバー200を1個の場合で示しているが、クラウドサーバー200は複数であってもよい。また、図1では、状態監視サーバー400A〜400Cを3個の場合で示しているが、状態監視サーバー400A〜400Cは2個以下、又は4個以上であってもよい。
ここで、クラウドサーバー200は、図2(a)に示すように、通信制御部201、システム制御部202、記憶デバイス203を有している。記憶デバイス203は、MFP100側のたとえば拡張機能に対するステータス情報を取得するための各種のアプリケーションa〜eを記憶している。なお、拡張機能とは、MFP100に後付けされたオプション機器による機能や、印刷などに関わるカスタマイズされた機能などを意味する。アプリケーションa〜eは、MFP100のファームウェアに予め組み込まれたものを含んでもよいし、含まなくてもよい。アプリケーションa〜eに、MFP100のファームウェアに予め組み込まれたものを含ませた場合、ファームウェアに組み込むアプリケーションa〜eが不要となり、ファームウェアのデータサイズを小さくできる。
アプリケーションaは、たとえば印刷済みの用紙を振り分けるジョブセパレータのステータス情報を取得する。アプリケーションbは、たとえば印刷済みの用紙の部数毎の仕分けやステープル処理が可能なフィニッシャーのステータス情報を取得する。アプリケーションcは、たとえば印刷可能な用紙のサイズや種類の増加に伴う印刷機構のステータス情報を取得する。アプリケーションdは、たとえばカラー印刷で用いるカラーの増加に伴う印刷機構のステータス情報を取得する。アプリケーションeは、たとえばICカード認証の追加に伴うICカード認証キットのステータス情報を取得する。なお、アプリケーションa〜eについては、ここでの記載に限るものではなく、他の拡張機能のステータス情報を取得するものであってもよい。
また、アプリケーションa〜eは、図2(b)に示すように、バージョン情報、機能種別情報、送信先アドレス情報などを含んでいる。バージョン情報は、改訂番号などを含む。機能種別情報は、ステータス情報の取得対象の拡張機能を示す情報などを含む。送信先アドレス情報は、取得したステータス情報の送信先となる状態監視サーバー400A〜400Cのアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)を含む。このように、アプリケーションa〜eに、送信先となる状態監視サーバー400A〜400Cのアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)を含ませることで、MFP100側では取得したステータス情報の送信先の設定が不要となる。また、クラウドサーバー200や状態監視サーバー400A〜400Cを管理する管理者側では、MFP100側からのステータス情報を予め設定した状態監視サーバー400A〜400Cのいずれかで収集できるので、MFP100の保守管理を容易に行える。
通信制御部201は、MFP100からのアプリケーションa〜eの送信要求を受け付ける。システム制御部202は、MFP100からの送信要求に応じ、記憶デバイス203に記憶されているアプリケーションa〜eを送信する。
状態監視サーバー400A〜400Cは、図3に示すように、通信制御部401、システム制御部402、記憶デバイス403を有している。記憶デバイス403は、MFP100側から取得したステータス情報を含むステータス取得情報a1〜a3を記憶する。なお、MFP100側から送信されるステータス情報には、MFP100を識別するための機器固有情報が含まれる。また、ステータス取得情報a1〜a3には、ステータス情報と機器固有情報とに加え、MFP100側からのステータス情報の取得日時が含まれる。
通信制御部401は、MFP100からのステータス情報を取得する。システム制御部202は、通信制御部401が取得したステータス情報を、ステータス取得情報a1〜a3として記憶デバイス403に記憶させる。
MFP100は、図1に示すように、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD106の動作を制御する制御部110を備えている。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる図示しない原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F104は、ネットワーク300を介し、クラウドサーバー200及び状態監視サーバー400A〜400Cに接続されている。なお、I/F104は、他の図示しないMFPやユーザー端末などとの通信を受け持ってもよいし、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク300経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。HDD106は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。また、HDD106は、たとえばユーザー端末側から登録された印刷ジョブ及びページ記述言語による印刷対応データなどを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、認証プログラムなどのアプリケーションプログラム、画像形成プログラム、及び制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX(Facsimile)制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)116、ステータス情報取得部117、画像処理部118、パネル操作制御部119、HDD制御部120、システム制御部121を備えている。また、これらは、データバス122に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク300経由でのデータなどの送受信の制御を行う。
RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部118によって画像処理された印刷データを記憶する。EEPROM116には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。また、EEPROMには、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD106などを動作させるためのファームウェアが記憶されている。なお、ファームウェアには、MFP100の基本機能である、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などに関わる個々の情報と、用紙のカウント情報やトナーなどの消耗品の使用情報などのステータス情報を取得するアプリケーションが組み込まれている。
ステータス情報取得部117は、図4に示すアプリケーション取得設定情報117aを管理する。アプリケーション取得設定情報117aは、パネル操作制御部119がパネル部105を介して受け付けた、たとえば設定1〜3に示す情報を含む。設定1は、アプリケーションa〜eの取得先であるたとえばクラウドサーバー200のアドレス情報(たとえばhttp://xxx/yyy)を示す。設定2は、アプリケーションa〜eの取得タイミング(たとえば毎日13:00)を示す。設定3は、たとえば取得するアプリケーションa、d、eを示す。なお、取得するアプリケーションa、d、eを設定する場合、アプリケーション名や、アプリケーションa、d、e毎に割り当てられた識別番号などの識別情報を用いることができる。
また、設定1のアドレス情報(たとえばhttp://xxx/yyy)は、任意に設定変更できる。すなわち、アプリケーションa〜eの取得先であるクラウドサーバー200が複数ある場合、任意のクラウドサーバー200のアドレス情報を設定できる。また、設定1でのアドレス情報は、設定3で取得するアプリケーションa、d、e毎に任意に設定してもよい。また、設定2の取得タイミング(たとえば毎日13:00)についても任意に設定変更できる。また、設定3での取得するアプリケーションa、d、eは、MFP100に追加された拡張機能に応じて任意に設定変更できる。
また、ステータス情報取得部117は、システム制御部121の指示に基づき、ファームウェアに組み込まれているアプリケーションを実行してMFP100の基本機能のステータス情報を取得する。また、ステータス情報取得部117は、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションa〜eを実行してMFP100の拡張機能のステータス情報を取得する。
画像処理部118は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。また、画像処理部118は、HDD106のユーザーボックスに登録された印刷対象データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部121は、画像処理部118が画像処理した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。
パネル操作制御部119は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部119は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク300経由でのデータ送受信などの開始を受け付ける。また、パネル操作制御部119は、パネル部105を介し、上述した設定1〜3の設定情報などを受け付ける。
システム制御部121は、各部の連携動作などを制御する。また、システム制御部121は、パネル部105を介してコピーや印刷などが選択されると、スキャナー制御部111やプリンター制御部112を介し、スキャナー部101による原稿の読み取りやプリンター部102による用紙への印刷を制御する。また、システム制御部121は、パネル部105を介してアプリケーション取得設定情報117aの設定が指示されると、パネル操作制御部119に対し、パネル部105を介しての設定を受け付けさせる。
また、システム制御部121は、ステータス情報取得部117が管理するアプリケーション取得設定情報117aを監視し、設定2の取得タイミング(たとえば毎日13:00)となると、設定1のアドレス情報に該当するクラウドサーバー200に対し、設定3の取得するたとえばアプリケーションa、d、eの送信要求を出す。
また、システム制御部121は、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションa〜eを、一旦、HDD106に記憶させる。なお、システム制御部121は、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションa〜eを、EEPROM116に記憶させてもよい。また、システム制御部121は、ステータス情報取得部117に対し、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションa〜eに基づくMFP100の拡張機能のステータス情報の取得を指示する。また、システム制御部121は、通信制御部114に対し、アプリケーションa〜eに含まれている送信先のアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)に対応した状態監視サーバー400A〜400Cへのステータス情報の送信を指示する。この場合、システム制御部121は、通信制御部114に対し、ステータス情報に機器固有情報を含ませるように指示する。
なお、クラウドサーバー200からのアプリケーションa〜eのダウンロードについては、設定3で設定されたたとえばアプリケーションa、d、eを一度に実行してもよいがダウンロードしたアプリケーションa、d、eを記憶させるたとえばHDD106の使用領域を考慮すると、アプリケーションa、d、eを順次実行させてもよい。すなわち、システム制御部121は、たとえばダウンロードしたアプリケーションaを一旦、HDD106に記憶させ、ステータス情報取得部117がアプリケーションaに基づくステータス情報を取得すると、取得したステータス情報をアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)に対応した状態監視サーバー400A〜400Cへ送信し、HDD106に記憶させたアプリケーションaを削除する。続いて、システム制御部121は、アプリケーションdをダウンロードし、ステータス情報取得部117がアプリケーションdに基づくステータス情報を取得すると、取得したステータス情報をアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)に対応した状態監視サーバー400A〜400Cへ送信し、HDD106に記憶させたアプリケーションdを削除する。以降、システム制御部121は、アプリケーションeについても同様の処理を実行することで、ダウンロードするアプリケーションa、d、eを1つずつとすることができ、HDD106の使用領域を小さくできる。
次に、図5を参照し、アプリケーションa〜eによるステータス情報の取得方法について説明する。なお、以下では、図4に示したアプリケーション取得設定情報117aに基づき、アプリケーションa、d、eを順次ダウンロードする場合で説明する。
(ステップS101)
システム制御部121は、アプリケーションa、d、eの取得タイミングがどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、ステータス情報取得部117が管理するアプリケーション取得設定情報117aを監視し、取得タイミング(たとえば毎日13:00)でなければアプリケーションa、d、eの取得タイミングでないと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部121は、ステータス情報取得部117が管理するアプリケーション取得設定情報117aを監視し、取得タイミング(たとえば毎日13:00)となるとアプリケーションa、d、eの取得タイミングであると判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
なお、システム制御部121は、MFP100に搭載されている図示しない時計機能の時刻との比較により、取得タイミング(たとえば毎日13:00)であるかどうかを判断できる。
(ステップS102)
システム制御部121は、アプリケーションa、d、eの送信要求を出す。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114を介し、ステータス情報取得部117が管理するアプリケーション取得設定情報117aに含まれる取得するアプリケーションa、d、eとアプリケーションa、d、eの取得先のアドレス情報(たとえばhttp://xxx/yyy)とに基づき、クラウドサーバー200にアプリケーションa、d、eの送信要求を出す。
このとき、クラウドサーバー200側のシステム制御部202は、通信制御部201を介し、MFP100からのアプリケーションaの送信要求を受け付けると、記憶デバイス203に記憶されているアプリケーションaをMFP100に送信する。
システム制御部121は、クラウドサーバー200から送信要求に基づいて送信されたアプリケーションaを受信することによりダウンロードする。
(ステップS103)
システム制御部121は、アプリケーションaをダウンロードしたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114からのアプリケーションaのダウンロードの完了を示す通知が無ければアプリケーションaをダウンロードしていないと判断する(ステップS103:No)。
これに対し、システム制御部121は、通信制御部114からのアプリケーションa、d、eのダウンロードの完了を示す通知が有ればアプリケーションaをダウンロードしたと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS104に移行する。
(ステップS104)
システム制御部121は、アプリケーションaをHDD106に記憶させる。
なお、ダウンロードしたアプリケーションaについては、上述したように、EEPROM116に記憶させてもよい。
(ステップS105)
システム制御部121は、アプリケーションaがHDD106に記憶されると、ステータス情報取得部117にアプリケーションaを実行させる。
この場合、システム制御部121は、ステータス情報取得部117に対し、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションaに基づくMFP100の拡張機能のステータス情報の取得を指示する。
このとき、ステータス情報取得部117は、HDD106に記憶されているアプリケーションaを実行し、アプリケーションaに基づくMFP100の拡張機能のステータス情報を取得する。
(ステップS106)
システム制御部121は、ステータス情報を取得したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、ステータス情報取得部117からのステータス情報の取得の完了を示す通知が無ければステータス情報を取得していないと判断する(ステップS106:No)。
これに対し、システム制御部121は、ステータス情報取得部117からのステータス情報の取得の完了を示す通知が有ればステータス情報を取得したと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部121は、ステータス情報を送信させる。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114に対し、アプリケーションaに含まれているステータス情報の送信先となるアドレス情報(たとえばhttp://aaa/bbb)を元に、該当する状態監視サーバー400A〜400Cに、ステータス情報取得部117が取得したステータス情報を送信させる。また、システム制御部121は、通信制御部114に対し、ステータス情報に機器固有情報を含ませるように指示する。
このとき、該当する状態監視サーバー400A〜400C側のシステム制御部202は、通信制御部401が取得したステータス情報と、機器固有情報と、ステータス情報の取得日時とをステータス取得情報a1〜a3として記憶デバイス403に記憶させる。
(ステップS108)
システム制御部121は、ステータス情報の送信が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114からのステータス情報の送信の完了を示す通知が無ければステータス情報の送信が完了していないと判断する(ステップS108:No)。
これに対し、システム制御部121は、通信制御部114からのステータス情報の送信の完了を示す通知が有ればステータス情報の送信が完了したと判断し(ステップS108:Yes)、ステップS109に移行する。
(ステップS109)
システム制御部121は、アプリケーションaを削除する。
この場合、システム制御部121は、HDD106に記憶させたアプリケーションaを削除する。
(ステップS110)
システム制御部121は、全てのアプリケーションa、d、eのダウンロードが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、アプリケーション取得設定情報117aに含まれる取得するアプリケーションa、d、eの全てをダウンロードしていれば、全てのアプリケーションa、d、eのダウンロードが完了したと判断し(ステップS110:Yes)、処理を終了する。
これに対し、システム制御部121は、アプリケーション取得設定情報117aに含まれる取得するアプリケーションa、d、eの全てをダウンロードしていなければ、全てのアプリケーションa、d、eのダウンロードが完了していないと判断し(ステップS110:No)、ステップS102に移行する。
以降、システム制御部121は、アプリケーションd、eについて、順次、ステップS102〜S109の処理を実行する。具体的には、システム制御部121は、ステップS102で通信制御部114を介し、アプリケーション取得設定情報117aに含まれる取得するアプリケーションdとアプリケーションdの取得先のアドレス情報(たとえばhttp://xxx/yyy)とに基づき、クラウドサーバー200にアプリケーションdの送信要求を出す。
また、システム制御部121は、ステップS104でクラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションdをHDD106に記憶させ、ステップS105でステータス情報取得部117に対し、クラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションdに基づくMFP100の拡張機能のステータス情報の取得を指示する。
また、システム制御部121は、ステップS108でアプリケーションdに基づくステータス情報の送信が完了すると、ステップS109でHDD106に記憶させたアプリケーションdを削除する。また、システム制御部121は、ステップS102に移行し、通信制御部114を介し、アプリケーション取得設定情報117aに含まれる取得するアプリケーションeとアプリケーションeの取得先のアドレス情報(たとえばhttp://xxx/yyy)とに基づき、クラウドサーバー200にアプリケーションeの送信要求を出す。
また、システム制御部121は、ステップS104でクラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションeをHDD106に記憶させ、ステータス情報取得部117に対し、ステップS105でクラウドサーバー200からダウンロードしたアプリケーションeに基づくMFP100の拡張機能のステータス情報の取得を指示する。
また、システム制御部121は、ステップS108でアプリケーションeに基づくステータス情報の送信が完了すると、ステップS109でHDD106に記憶させたアプリケーションeを削除する。そして、システム制御部121は、ステップS110で全てのアプリケーションa、d、eのダウンロードが完了したと判断すると、処理を終了する。
なお、以上の手順では、図4に示したアプリケーション取得設定情報117aに基づき、アプリケーションa、d、eを順次ダウンロードする場合で説明したが、アプリケーションa、d、eを同時にダウンロードしてHDD106に記憶させ、全てのアプリケーションa、d、eに基づくステータス情報を取得し、全てのステータス情報の送信が完了したら、HDD106に記憶させたアプリケーションa、d、eを削除してもよい。
このように、本実施形態では、ステータス情報取得部117により、HDD106(記憶デバイス)に記憶されたクラウドサーバー200(アプリケーション提供サーバー)からのダウンロードしたアプリケーションa〜eを実行し、拡張機能毎のステータス情報を取得し、システム制御部121により、ステータス情報を状態監視サーバー400A〜400Cに送信し、HDD106(記憶デバイス)に記憶されているアプリケーションa〜eを削除した。
これにより、拡張機能が増えた場合であっても、それぞれの拡張機能毎のステータス情報を取得するためのファームウェアの再作成が不要となり、ファームウェアに組み込むアプリケーションのデータサイズの増加を抑制できるので、ステータス情報の取得を短時間で行うことができ、しかもファームウェアを記憶するEEPROM116(記憶デバイス)の容量の増加を抑制できる。
なお、本実施形態では、電子機器をMFP100に適用した場合として説明したが、この例に限らず、拡張機能の追加が可能なPC(personal computer)、携帯端末、タブレット端末などの他の電子機器に適用してもよい。
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 パネル部
106 HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114、201、401 通信制御部
115 RAM
116 EEPROM
117 ステータス情報取得部
117a アプリケーション取得設定情報
118 画像処理部
119 パネル操作制御部
120 HDD制御部
121、202、402 システム制御部
122 データバス
200 クラウドサーバー
203、403 記憶デバイス
300 ネットワーク
400A〜400C 状態監視サーバー

Claims (5)

  1. 拡張機能毎のステータス情報を取得するアプリケーションをアプリケーション提供サーバーからダウンロードするシステム制御部と、
    ダウンロードした前記アプリケーションを記憶する記憶デバイスと、
    前記アプリケーションを実行し、前記拡張機能のステータス情報を取得するステータス情報取得部とを備え、
    前記システム制御部は、前記ステータス情報を状態監視サーバーに送信し、前記ステータス情報を送信した後、前記記憶デバイスに記憶されているアプリケーションを削除する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記ステータス情報取得部は、ダウンロードした前記アプリケーションが前記記憶デバイスに記憶されると、前記アプリケーションを実行することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記アプリケーションには、前記ステータス情報の送信先を示すアドレス情報が含まれており、
    前記システム制御部は、前記ステータス情報を前記アドレス情報に該当する前記状態監視サーバーに送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記ステータス情報取得部は、
    前記アプリケーションの取得先を示すアドレス情報と、前記アプリケーションの取得タイミングと、取得するアプリケーションの識別情報とを有するアプリケーション取得設定情報を管理し、
    前記システム制御部は、前記アプリケーション取得設定情報を監視し、前記アプリケーションの取得タイミングとなると、前記アドレス情報に該当する前記アプリケーション提供サーバーに対し、前記識別情報に該当するアプリケーションの送信要求を出す
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子機器。
  5. システム制御部により、拡張機能毎のステータス情報を取得するアプリケーションをアプリケーション提供サーバーからダウンロードする工程と、
    記憶デバイスにより、ダウンロードした前記アプリケーションを記憶する工程と、
    ステータス情報取得部により、前記アプリケーションを実行し、前記拡張機能のステータス情報を取得する工程と、
    前記システム制御部により、前記ステータス情報を状態監視サーバーに送信し、前記ステータス情報を送信した後、前記記憶デバイスに記憶されているアプリケーションを削除する工程とを電子機器を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とするアプリケーション制御プログラム。
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