JP6056355B2 - 機器、遠隔管理システム及びプログラム - Google Patents

機器、遠隔管理システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6056355B2
JP6056355B2 JP2012225446A JP2012225446A JP6056355B2 JP 6056355 B2 JP6056355 B2 JP 6056355B2 JP 2012225446 A JP2012225446 A JP 2012225446A JP 2012225446 A JP2012225446 A JP 2012225446A JP 6056355 B2 JP6056355 B2 JP 6056355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
notification
remaining amount
notification timing
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012225446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014078136A (ja
Inventor
孫涛 厳
孫涛 厳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012225446A priority Critical patent/JP6056355B2/ja
Publication of JP2014078136A publication Critical patent/JP2014078136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056355B2 publication Critical patent/JP6056355B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、部品の配送要求を行う機器、遠隔管理システム及びプログラムに関する。
機器を遠隔で管理する遠隔管理システムでは、サプライニアエンドやエンドや交換時にサプライコールを機器から管理装置に送信する。管理装置は、コール内容(ニアエンド/エンド)に基づき、オペレータに通知する、もしくはサプライ配送システムに送信する。サプライ配送システムは、通知を受けたサプライをお客様に配送する。機器としては、複合機、インクジェットプリンタ、プロジェクタ、デジカメなどがある。
例えば、特許文献1には、画像形成装置などの通信装置が、送信要因となる事象の送信中に主電源が遮断されても、その送信を主電源再投入時に再開する技術が記載されている。また、特許文献2には、外部の中央制御装置が、画像形成装置から通報された消耗品情報に含まれる消耗品の全消費量を基に通信異常を検知する技術が記載されている。
しかし、従来技術では、サプライニアエンドやエンドや交換時に、サプライごとに対してサプライコールを管理装置に送信し、サプライごとに配送されることにより、配送コストが掛かるという問題点があった。
以下、より具体的に説明する。例えば、現状では、トナーのサプライ運用において、機器出荷時に予備用トナーもお客様に届けられる。トナーがエンドになったときに、お客様が予備用トナーを、エンドとなったトナーと交換する。
一方で、トナーがニアエンド、もしくはエンド、もしくは交換時にトナーサプライコールが管理装置に送信され、新トナーが数日以内にお客様に届けられる。予備用トナーが交換された場合に、トナーサプライコールにより配送された新トナーを予備用とする。これにより、機器のトナーエンド時の交換用トナーがないことによる機器のダウンタイムをなくすことができる。
また、トナーのサプライ運用において、機器出荷時に予備用トナーを用意しない場合もある。予備用トナーを用意しない場合、トナーの残量がエンドとなる日数以内に、トナーが確実にお客様に届けられることを考慮したタイミングで、トナーサプライコールを管理装置に送信する。サプライコールが通知されると、トナーがお客様に配送される。これにより、予備用トナーを設ける場合と同様に、機器のトナーエンド時の交換用トナーがないことによる機器のダウンタイムをなくすことができる。
しかしながら、上記のようなトナーのサプライ運用において、トナーの色ごとにサプライコールが管理装置に送信された場合、色ごとにトナーが配送され、配送コストが高くなっていた。
そこで、本発明は、消耗される部品に対して配送タイミングが近い部品をまとめて配送することで、配送コストを抑えることができる機器、通報制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様における機器は、複数の消耗される部品を有する機器であって、前記機器の消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを対応付けた情報を記憶する記憶部と、前記各部品の残量が、前記各部品に対応する通報タイミングに該当するか否かを判定する第1判定部と、前記通報タイミングに該当する第1部品があると判定された場合、前記複数の消耗される部品のうち、前記第1部品以外の部品の残量が、前記通報タイミングと前記通報可能範囲とに基づく所定範囲内にあるか否かを判定する第2判定部と、前記所定範囲内にあると判定された第2部品及び前記第1部品のうち、各部品に対応する前記通報済みフラグが未通報を示す部品に対する配送要求を、前記部品を管理する管理装置に通報する通報部とを備える。
本発明によれば、消耗される部品に対して配送タイミングが近い部品をまとめて配送することで、配送コストを抑えることができる。
実施例1における遠隔管理システムの構成の一例を示す図。 実施例1における管理装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例1における画像処理装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例1における画像処理装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図。 実施例1における画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 実施例1における部品通報情報の一例を示す図。 実施例1における画像処理装置の通報制御処理の一例を示すシーケンス図。 実施例1における通報判定処理の一例を示すフローチャート。 実施例1における設定処理(その1)の一例を示すシーケンス図。 実施例1における設定処理(その2)の一例を示すシーケンス図。 実施例1における設定処理(その3)の一例を示すシーケンス図。 実施例2における部品通報情報の一例を示す図。 実施例2における画像処理装置の通報制御処理の一例を示すシーケンス図。 実施例2における通報判定処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
<遠隔管理システム>
まず、本発明の実施例1で前提となる遠隔管理システムの概要について説明する。図1は、実施例1における遠隔管理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示す遠隔管理システム1は、例えば、管理している機器の部品に対する配送要求を受けると、この部品の配送を手配する。
遠隔管理システム1は、プリンタ、FAX装置、デジタル複写機、スキャナ装置、デジタル複合機等の画像処理装置や、ネットワーク家電、自動販売機、医療機器、電源装置、空調システム等に通信機能を持たせた機器を被管理装置10(10a、10b、10c)とする遠隔管理システムである。図1に示す例では、被管理装置10は、画像処理装置10として説明し、機器10とも呼ぶ。
図1に示す例では、機器10は、通信網20を介して管理装置30と接続される。管理装置30は、複数の機器10(10a、10b、10c)を遠隔管理できる。
図1に示す遠隔管理システム1では、遠隔管理を実現するため、各装置にRPC(Remote Procedure Call)により、相互実装するアプリケーションのメソッドに対する処理の要求、応答を送受信できるようにしている。
また、このRPCを実現するために、遠隔管理システム1は、PPP(Point-to-Point Protocol)、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などのプロトコルを利用して通信を行うことによって、実現されている。
なお、遠隔管理システム1のセキュリティ面を考慮し、ファイアウォール40が設置される。このファイアウォール40は、プロキシサーバによって構成される。
なお、遠隔管理システム1には、機器10とLAN(Local Area Network)などで接続される装置として、遠隔管理仲介装置としての機能を有する仲介装置を設けてもよい。
<管理装置>
次に、管理装置30の構成について説明する。図2は、実施例1における管理装置30の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す管理装置30は、制御部111、データベース112、操作部116、及びプロキシ(Proxy)サーバ117等を有する。各部は、データバス115を介して、データ送受信可能なように接続されている。
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置30全体を統括的に制御する。また、制御部111は、情報の受信機能を有する。
データベース112は、ハードディスク装置等の記憶装置に存在し、各機器から受信したデータなどを記憶する。また、データベース112は、機器10を管理するのに用いる各種パラメータ、管理プログラム、オペレータが入力するデータを記憶するパラメータ記憶エリア113と、機器10の情報を記憶する情報記憶エリア114とを含む。
操作部116は、各種データの入力をオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付ける。
プロキシサーバ117は、インターネットを介して各機器との通信およびセキュリティ管理を行う。
制御部111のCPUが、プログラムに従って動作すると共に、例えばプロキシサーバ117を必要に応じて使用することにより、各種機能を実現することができる。
<機器>
次に機器10の一種である画像処理装置について説明する。図3は、実施例1における画像処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図3に示す画像処理装置10は、コントローラボード210、操作パネル214、FCU(Fax Control Unit)221、USB(Universal Serial Bus)インターフェース222、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Enginners 1394)インターフェース223、プロッタ/スキャンエンジン224、周辺機225などを有する。
コントローラボード210は、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)211、NVRAM(Non Volatile RAM)212、HDD(Hard Disc Drive)213、CPU215、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)216、遠隔管理視システム用メモリ217、及びNIC(Network Interface Card)218を有する。
CPU215は、各種プログラムを実行することで、データ演算を行う。また、CPU215は、各部を制御する。
ASIC216は、画像処理用の集積回路であり、CPU215の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリケーションなどの開発の効率化を支援する。
SDRAM211は、各種プログラムを記憶するメモリ、またCPU215がデータ処理時に使用するメモリである。
NVRAM212は、ブートプログラムやOSイメージを記憶するメモリであり、また、各種不揮発性を求めるデータ(機種機番、IPアドレスなど)を記憶するメモリである。
HDD213は、不揮発性記憶媒体であり、更新用ファームウェア、実行用ファームウェアを記憶することができる。
NIC218は、ローカルネットワーク、また更にインターネットを介して、管理装置30のプロキシサーバ117と接続するインターフェースである。
操作パネル214は、画像処理装置10に対して操作を行うオペレータのためのインターフェースであり、データ入力、ジョブ実行、表示することができる。
FCU221は、FAX装置またはモデム機能を有する画像処理装置などの外部装置との通信を公衆回線で制御する。
USBインターフェース222、IEEE2394インターフェース223は、それぞれの規格に準じたインターフェースである。プロッタ/スキャナエンジン224は、プロッタやスキャンなどのエンジンである。
(ソフトウェア)
次に、画像処理装置10のソフトウェア構成について説明する。図4は、画像処理装置10のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
画像処理装置10のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層、サービスモジュール層、汎用OS層を有する。
これらのプログラムは、CPU215がASIC216を経由でNVRAM212内のブートプログラムを起動させ、さらにOSイメージを読み出し、SDRAM211をロードしてOSに展開し、OSを起動させる。
CPU215は、必要に応じて、NVRAM212内の各アプリケーションやサービスなどのプログラムを読み出し、SDRAM211にロードして展開し、起動させることにより、後述する各機能を実現することができる。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、コントローラボード210上のCPU215を、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段として機能させるためのプログラムによって構成される。
サービスモジュール層のソフトウェアは、CPU215を、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求を受け付ける。また、サービスモジュール層のソフトウェアは、その動作要求の調停、およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段として機能させるためのプログラムによって構成される。
また、画像処理装置10は、プロッタ/スキャナエンジン224内にセンサ等からなるトナーの残量を検出する検出部を備えている。
サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)300、エンジンコントロールサービス(ECS)301、メモリコントロールサービス(MCS)302、ネットワークコントロールサービス(NCS)303、ファックススコントロールサービス(FCS)304、システムコントロールサービス(SCS)306、システムリソースマネージャ(SRM)307、イメージメモリハンドラ(IMH)308、デリバリーコントロールサービス(DCS)316、ユーザコントロールサービス(UCS)317を実装している。
また、アプリケーションモジュール層には、NRSアプリ(以下単に「NRS」という)305、CSSアプリ(以下単に「CSS」という)315、コピーアプリ309、ファックスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、ブラウザアプリ314を実装している。更に、汎用OS層には、汎用OS318を実装している。
OCS300は、操作パネルを制御するモジュールである。ECS301は、エンジンユニットを制御するモジュールである。MCS302は、メモリ制御をするモジュールである。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションと仲介処理を行わせるモジュールである。FCS304は、ファクシミリ機能を実現するモジュールである。
SCS306は、コマンド内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションの起動管理および終了管理を行うモジュールであり、プロッタエンジン、各xCS(xは、図4に示す各部の任意の先頭アルファベット)とアプリ間の責務調停するモジュールでもある。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。DCS316はHDD213やコントローラボード210上のメモリに記憶している画像ファイルをSMTPやFTPを用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、機器利用者が登録した宛先情報や宛先情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
NRS305は、ネットワークを介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、ネットワークを介した遠隔管理に関する機能およびスケジューラ機能を有するアプリケーションである。NRS305は、画像処理装置10の状態情報、カウンタ情報、ファームウェアバージョン情報を管理装置30に通報する機能、ファームウェア更新、コマンドの実行等の要求をメソッド単位で送信する機能を有する。また、NRS305は、定期或いは即時的に或いは不定期的に管理装置30に異常通報、サプライ通報、起動通報する機能を有する。
CSS315は、遠隔管理に関する機能(管理装置30との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
コピーアプリ309、ファックスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、及びブラウザアプリ314はそれぞれ機能のサービスを実現するためのアプリケーションである。
汎用OS318は、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのオペレーティングシステムである。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIX(登録商標)やLinux(登録商標)を用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
(機能)
次に、画像処理装置10の機能構成について説明する。図5は、実施例1における画像処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5に示す画像処理装置10は、記憶部401と、検知部402と、第1判定部403と、第2判定部404と、通報判定部405と、通報部406とを有する。
記憶部401は、例えばNVRAM212により実現され、検知部402は、例えばプロッタ/スキャナエンジン224により実現され、第1判定部403と、第2判定部404と、通報判定部405と、通報部406とは、例えばNRS305により実現されうる。
記憶部401は、消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを対応付けた情報(部品通報情報)を記憶する。消耗される部品とは、例えばトナーである。通報タイミングとは、部品の配送要求を管理装置30に通報するタイミングである。通報可能範囲とは、通報タイミングではないが、通報してもよい残量を設定した範囲である。通報済みフラグとは、配送要求を行ったか否かを示すフラグである。残量は、例えばトナーの場合はトナー残量、経年劣化する部品の場合は劣化するまでの残りの時間などを表す。
また、記憶部401は、通報タイミングで閾値を用いる場合は、部品毎の閾値を部品通報情報に記憶する。なお、部品毎の閾値は、通報タイミングに含めて記憶するようにしてもよい。
図6は、実施例1における部品通報情報の一例を示す図である。図6に示す例では、部品はトナーであり、通報タイミングは閾値を用いる。図6に示す部品通報情報では、トナー毎に、通報タイミング、通報閾値、通報可能範囲、通報済みフラグが関連付けられて保持される。この部品通報情報は、例えばNVRAM212に記憶される。
例えば、K(ブラック)のトナーには、通報タイミング「閾値以下」、通報閾値「10%」、通報可能範囲「5%」、通報済みフラグ「未通報」が対応付けられている。
また、部品通報情報の各値は、機器出荷時に初期値(例:通報タイミング:「閾値以下」、通報閾値(%):「10%」、通報可能範囲(%):「10%」、通報済みフラグ:「未通報」)が設定されている。
この初期値は、ファームの量産へのリリース時に組み込まれており、量産時にファームを機器10にセットアップすることにより、機器に反映される。出荷後に、通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)の値に対して、ユーザもしくはCE(Customer Engineer)などが機器10の入力インターフェースにおいて再設定することができる。もしくは、機器10が管理装置30から変更要求に応じて再設定することもできる。
また、通報閾値(%)および通報可能範囲(%)の値は「日数」(期間)単位とも換算できる。これは、サプライ残量からエンドまで使用できる枚数と、期間内の平均使用枚数から算出可能であるからである。
機器10の入力インターフェース(ユーザもしくはCEが入力)について、機器10のweb画面、もしくはパネル画面、もしくは投影画面を見て、機器10(MFP/LP/PJ/デジカメなど)本体の操作キーより入力することなどが挙げられる。
また、管理装置30からの変更要求は、管理装置30を操作するオペレータや、管理装置30側の一括設定ツールなどによって、機器10に送信できる要求である。
図5に戻り、検知部402は、画像処理装置10の部品の残量を検知する。例えば、部品としてトナーを例にする場合、検知部402は、各トナーのトナー残量を検知する。検知部402は、検知した残量を第1判定部403及び/又は第2判定部404に通知する。
第1判定部403は、各部品の残量が、部品関連情報から取得した各部品に対応する通報タイミングに該当するか否かを判定する。例えば、第1判定部403は、検知部402からKのトナー残量を取得した場合、部品通報情報からKの通報タイミングと通報閾値とを取得し、Kのトナーザ量が通報閾値以下となっているか否かを判定する。
第1判定部403は、通報タイミングに該当すると判定した部品がある場合、その旨を第2判定部404及び通報判定部405に通知する。通報タイミングに該当する部品を第1部品とも称す。第1部品は1又は複数の部品を含む。
第2判定部404は、通報タイミングに該当する第1部品があると判定された場合、この第1部品以外の部品の残量が、通報タイミングと通報可能範囲とに基づく所定範囲内にあるか否かを判定する。通報可能範囲は、部品通報情報から取得される。所定範囲は、例えば、通報タイミングの閾値に通報可能範囲を加算した範囲を所定範囲とする。
第2判定部404は、所定範囲内にあると判定した部品がある場合、その旨を通報判定部405に通知する。所定範囲内にあると判定された部品を第2部品とも称す。第2部品は、1又は複数の部品を含む。
通報判定部405は、第2部品及び第1部品のうち、部品通報情報から取得した各部品に対応する通報済みフラグが未通報を示すか否かを判定する。通報判定部405は、通報済みフラグが未通報を示す部品を通報部406に通知する。
通報部406は、第2部品及び第1部品のうち、各部品に対応する通報済みフラグが未通報を示す部品に対する配送要求を、部品を管理する管理装置30に通報する。
これにより、消耗される部品に対して配送タイミングが近い部品をまとめて配送させることで、部品の配送コストを抑えることができる。
<動作>
次に、実施例1における機器10の動作について説明する。以下でも、機器10として画像処理装置を例に説明する。図7は、実施例1における画像処理装置10の通報制御処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS101で、プロッタエンジン224は、サプライ状態変更を検知した場合、コントローラボード210に状態通知を行う。この例では、プロッタエンジン224は、トナー(K)の残量をSRM307に通知する。
ステップS102で、SRM307は、通知されたトナー(K)の残量をSCS306に通知する。
ステップS103で、SCS306は、通知されたトナー(K)の残量をNRS305に通知する。
ここで、SCS306は、各xCS、各アプリにサプライ状態(残量)をブロードキャストする。これは、各xCS、各アプリがブロードキャストされたサプライ状態を受信した場合、各自モジュール/アプリの責務に従った処理を行うためである。
例えば、OCS300が受信した場合、操作パネル214にバナーでサプライエンドを表示させる。遠隔管理システム1における被管理装置機能を実現するNRS305の場合は、通報するかしないかの判定を行い、必要に応じて、管理装置30にサプライエンドの通報を行う。
ステップS104、S105で、NRS305は、トナー(K)の残量が通知されると、NVRAM212に記憶された部品通報情報から各トナー(K/Y/M/C)の通報タイミングを取得する。
ステップS106、S107で、NRS305は、NVRAM212に記憶された部品通報情報から各トナー(K/Y/M/C)の通報閾値を取得する。
ステップS108で、NRS305は、SCS306に対し、残りのトナー(Y/M/C)の残量取得要求を通知する。
ステップS109で、SCS306は、NRS305から取得したトナー(Y/M/C)の残量取得要求をSRM307に通知する。
ステップS110で、SRM307は、SCS306から取得したトナー(Y/M/C)の残量取得要求をプロッタエンジン224に通知する。
ステップS111で、プロッタエンジン224は、トナー(Y/M/C)の残量を検知し、検知したトナー(Y/M/C)の残量をSRM307に通知し、応答する。
ステップS112で、SRM307は、トナー(Y/M/C)の残量をSCS306に通知する。
ステップS113で、SCS306は、トナー(Y/M/C)の残量をNRS305に通知する。
ステップS114で、NRS305は、トナー(Y/M/C)の通報可能範囲の取得要求をNVRAM212に通知する。
ステップS115で、NVRAM212は、トナー(Y/M/C)の通報可能範囲をNRS305に通知し、応答する。
ステップS116で、NRS305は、トナー(Y/M/C)の通報済みフラグの取得要求をNVRAM212に通知する。
ステップS117で、NVRAM212は、トナー(Y/M/C)の通報済みフラグをNRS305に通知し、応答する。
ステップS118で、NRS305は、サプライコールが必要なトナーを判定する。この判定処理は図8を用いて後述する。NRS305は、判定したトナーのサプライコール(トナー配送要求)を管理装置30に行う。図7に示す例ではトナー(K/M)のサプライコールが行われる。
ステップS119で、管理装置30は、サプライコールを受信した場合は、受信OKをNRS305に通知する。
ステップS120で、NRS305は、通報したトナー(K/M)に対し、通報済みフラグを「通報済み」にするための設定要求をNVRAM212に通知する。
ステップS121で、NVRAM212は、部品通報情報のトナー(K/M)に対する通報済みフラグを「通報済み」に設定し、設定完了したことをNRS305に通知し、応答する。
(通報判定処理)
次に、NRS305における通報判定処理について説明する。図8は、実施例1における通報判定処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す通報判定処理では、部品としてトナーを例にして説明する。
図8に示すステップS201で、NRS305(第1判定部403)は、トナー残量が通知されたか否かを判定する。トナー残量が通知されていれば(ステップS201−YES)ステップS202に進み、トナー残量が通知されていなければ(ステップS201−NO)ステップS201に戻る。例えば、NRS305は、トナー(K)の残量が10%であることを通知されたとする。
ステップS202で、NRS305(第1判定部403)は、NVRAM212の部品通報情報(図6参照)から各色のトナーの通報タイミング、閾値(通報閾値)を取得する。
ステップS203で、NRS305(第1判定部403)は、トナー残量が閾値以下であるか否かを判定する。閾値以下であれば(ステップS203−YES)ステップS204に進み、閾値より大きければ(ステップS203−NO)ステップS201に戻る。このとき、NRS305は、トナー(K)の残量(10%)が、通報タイミング「閾値以下」、閾値「10%」に該当すると判定する。
ステップS204で、NRS305(第2判定部404)は、SCS306経由で、プロッタエンジン224からその他のトナー(Y/M/C)の残量を取得するよう要求する。トナー(K)の残量は取得されているため、その他のトナーの残量が取得される。ここで、NRS305(第2判定部404)が取得した残量は、Y=「30%」、M=「25%」、C=「40%」を例とする。
ステップS205で、NRS305(第2判定部404)は、NVRAM212の部品通報情報(図6参照)からその他のトナー(Y/M/C)の通報可能範囲を取得する。
ステップS206で、NRS305(通報判定部405)は、NVRAM212の部品通報情報(図6参照)から各トナー(K/Y/M/C)の通報済みフラグを取得する。
ステップS207で、NRS305(通報判定部405)は、トナー(K)は、通報済みか否かを、通報済みフラグを用いて判定する。通報済みであれば(ステップS207−YES)その後の処理を行わずにステップS201に戻り、通報済みでなければ(ステップS207−NO)ステップS208に進む。閾値以下のトナーが既に通報済みであれば、機器10はその他の処理を行わずに済む。
ステップS208で、NRS305(第2判定部404)は、その他のトナー(Y/M/C)の残量が「通報閾値+通報可能範囲」の所定範囲内であるか否かを判定する。通報閾値は通報タイミングに直接設定されていてもよい。その他のトナー残量が所定範囲内であれば(ステップS208−YES)ステップS209に進み、その他のトナー残量が所定範囲を超えていれば(ステップS208−NO)ステップS211に進む。
例えば、トナー(Y/M)の残量は、「通報閾値+通報可能範囲」以内であるため、次の処理(S209)に移る。トナーCの残量は「通報閾値+通報可能範囲」を超えるため、トナーCは通報しないと判断される。
・トナーY残量「30%」は、「通報閾値「20%」+通報可能範囲「10%」」以内である
・トナーM残量「25%」は、「通報閾値「10%」+通報可能範囲「15%」」以内である
・トナーC残量「40%」は、「通報閾値「30%」+通報可能範囲「0%」」を超える
ステップS209で、NRS305(通報判定部405)は、トナー(Y/M)は、通報済みか否かを、通報済みフラグを用いて判定する。通報済みであれば(ステップS209−YES)ステップS211に進み、通報済みでなければ(ステップS209−NO)ステップS210に進む。NRS305は、トナー(Y/M)の通報済みフラグを参照し、トナー(M)は未通報であると判定する。
ステップS210で、NRS305(通報部406)は、閾値以下のトナーと合わせて通報可能範囲内にあるトナーのサプライコール(配送要求)を管理装置30に行う。例えば、NRS305(通報部406)は、トナー(K)のサプライコール(トナー(K)の配送要求)とあわせて、トナー(M)のサプライコールも同一コール内で管理装置30に送信する。トナー(Y)は既に配送要求済みであるため、NRS305(通報部406)は、配送要求を行わない。
ステップS211で、NRS305(通報部406)は、閾値以下のトナーのサプライコールを管理装置30に行う。例えば、NRS305(通報部406)は、トナー(K)のみのサプライコールを管理装置30に行う。
ステップS212で、NRS305は、管理装置30からトナーの配送要求受信済みの応答を受信した場合、NVRAM212に保持されている配送要求を行ったトナーの通報済みフラグを通報済みに設定する。
ここで、通報済みフラグのリセットについて、通報タイミング「閾値以下」の場合はトナー交換時(新トナーがセットされた際に)に通報済みフラグはリセットされる。
(設定処理)
次に、部品通報情報の各設定値を設定する処理について説明する。図9は、実施例1における設定処理(その1)の一例を示すシーケンス図である。
図9に示すステップS301で、端末PC(Personal Computer)は、画像処理装置10のウェブブラウザ314を用いてトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)を設定する。
ステップS302で、ブラウザアプリ314は、設定されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)をNRS305に通知する。
ステップS303で、NRS305は、通知されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)をNVRAM212の部品通報情報に設定する。
ステップS304で、NVRAM212は、設定が完了したことをNRS305に通知する。
ステップS305で、NRS305は、部品通報情報への設定が完了したことをブラウザアプリ314に通知する。
ステップS306で、ブラウザアプリ314は、設定されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)を端末PC上に表示する。
図10は、実施例1における設定処理(その2)の一例を示すシーケンス図である。図10に示すステップS401で、操作パネル(操作部)214は、ユーザにより入力された、トナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)を部品通報情報に設定するためにOCS300に通知する。
ステップS402で、OCS300は、通知されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)をNRS305に通知する。
ステップS403で、NRS305は、通知されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)をNVRAM212の部品通報情報に設定する。
ステップS404で、NVRAM212は、設定が完了したことをNRS305に通知する。
ステップS405で、NRS305は、部品通報情報への設定が完了したことをOCS405に通知する。
ステップS406で、OCS300は、設定されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)を操作パネル214上に表示する。
図11は、実施例1における設定処理(その3)の一例を示すシーケンス図である。図11に示すステップS501で、管理装置30は、入力されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)を部品通報情報に設定するためにNRS305に通知する。
ステップS502で、NRS305は、通知されたトナー(K/M/Y/C)の通報タイミング、通報閾値(%)、通報可能範囲(%)をNVRAM212の部品通報情報に設定する。
ステップS503で、NVRAM212は、設定が完了したことをNRS305に通知する。
ステップS405で、NRS305は、部品通報情報への設定が完了したことを管理装置30に通知する。
これにより、様々な手段を用いて、部品通報情報への設定を行うことができる。また、画像処理装置10は、上記各設定手段のうち、1又は複数の組み合わせにより設定を可能にしてもよい。
以上、実施例1によれば、消耗される部品に対して配送タイミングが近い部品をまとめて配送することで、配送コストを抑えることができる。また、実施例1によれば、予備用の部品を持たない場合でも、機器のトナーエンド時の交換用トナーがないことによる機器のダウンタイムをなくすことができる。
[実施例2]
次に、実施例2における機器について説明する。実施例2では、通報タイミングが「交換時」となる。通報タイミングが交換時であっても、配送コストを抑えることができる。
<遠隔管理システム、管理装置、機器>
実施例2における遠隔管理システム、管理装置、機器の構成は、実施例1と同様であるため、実施例1と同じ符号を用いる。以降では、実施例1と異なる機器10の機能について、主に説明する。
(機能)
記憶部401は、消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを対応付けた部品通報情報を記憶する。実施例2では、実施例1とは通報タイミングの内容が異なる。
実施例2では、通報タイミングが「交換」に設定されている。つまり、トナーの交換時にトナー配送要求が管理装置30に通報される。
図12は、実施例2における部品通報情報の一例を示す図である。図12に示す例では、部品はトナーである。図12に示す部品通報情報では、トナー毎に、通報タイミング、通報閾値、通報可能範囲、通報済みフラグが関連付けられて保持される。この部品通報情報は、例えばNVRAM212に記憶される。
例えば、K(ブラック)のトナーには、通報タイミング「交換」、通報閾値「10%」、通報可能範囲「5%」、通報済みフラグ「未通報」が対応付けられている。なお、通報タイミングが「交換」の場合、通報閾値は不要であるが、通報タイミングを「閾値以下」と「交換」とで切り替えできるように、部品通報情報は通報閾値を残している。よって、通報タイミングが「交換」の場合、通報閾値は参照されない。
<動作>
次に、実施例2における機器10の動作について説明する。以下でも、機器10として画像処理装置を例に説明する。図13は、実施例2における画像処理装置10の通報制御処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS501で、プロッタエンジン224は、サプライ状態変更を検知した場合、コントローラボード210に状態通知を行う。この例では、プロッタエンジン224は、トナー(K)の交換をSRM307に通知する。
ステップS502で、SRM307は、通知されたトナー(K)の交換を示す情報をSCS306に通知する。
ステップS503で、SCS306は、通知されたトナー(K)の交換を示す情報をNRS305に通知する。
ステップS504〜S521の処理は、図7に示すステップS105〜S121の処理と同様であるため、その説明を省略する。
(通報判定処理)
次に、NRS305における通報判定処理について説明する。図14は、実施例2における通報判定処理の一例を示すフローチャートである。図14に示す通報判定処理では、部品としてトナーを例にして説明する。
図14に示すステップS601で、NRS305(第1判定部403)は、トナー交換が通知されたか否かを判定する。トナー交換が通知されていれば(ステップS601−YES)ステップS602に進み、トナー交換が通知されていなければ(ステップS601−NO)ステップS601に戻る。例えば、NRS305は、トナー(K)の交換が通知されたとする。
ステップS602〜S605の処理は、図8に示すステップS202、S204〜S206の処理と同様であるため、その説明を省略する。なお、ステップS603において、NRS305(第2判定部404)が取得した残量は、Y=「10%」、M=「15%」、C=「20%」を例とする。また、ステップS602において、NRS305は、通報タイミングが「交換」と予め分かっている場合は通報閾値を取得しなくてもよい。
ステップS606で、NRS305(通報判定部405)は、交換されたトナー(K)は、通報済みか否かを、通報済みフラグを用いて判定する。通報済みであれば(ステップS606−YES)その後の処理を行わずにステップS601に戻り、通報済みでなければ(ステップS606−NO)ステップS607に進む。閾値以下のトナーが既に通報済みであれば、機器10はその他の処理を行わずに済む。
ステップS607で、NRS305(第2判定部404)は、その他のトナー(Y/M/C)の残量が「通報可能範囲」である所定範囲内であるか否かを判定する。その他のトナー残量が所定範囲内であれば(ステップS607−YES)ステップS608に進み、その他のトナー残量が所定範囲を超えていれば(ステップS607−NO)ステップS610に進む。
例えば、トナー(Y/M)の残量は、「通報可能範囲」以内であるため、次の処理(S608)に移る。トナーCの残量は「通報可能範囲」を超えるため、トナーCは通報しないと判断される。
・トナーY残量「10%」は、通報可能範囲「10%」以内である
・トナーM残量「15%」は、通報可能範囲「15%」以内である
・トナーC残量「20%」は、通報可能範囲「0%」を超える
ステップS608で、NRS305(通報判定部405)は、トナー(Y/M)は、通報済みか否かを、通報済みフラグを用いて判定する。通報済みであれば(ステップS608−YES)ステップS610に進み、通報済みでなければ(ステップS608−NO)ステップS609に進む。NRS305は、トナー(Y/M)の通報済みフラグを参照し、トナー(M)は未通報であると判定する。
ステップS609で、NRS305(通報部406)は、交換されたトナーと合わせて通報可能範囲内にあるトナーのサプライコール(配送要求)を管理装置30に行う。例えば、NRS305(通報部406)は、トナー(K)のサプライコール(トナー(K)の配送要求)とあわせて、トナー(M)のサプライコールも同一コール内で管理装置30に送信する。トナー(Y)は既に配送要求済みであるため、NRS305(通報部406)は、配送要求を行わない。
ステップS610で、NRS305(通報部406)は、交換されたトナーのサプライコールを管理装置30に行う。例えば、NRS305(通報部406)は、トナー(K)のみのサプライコールを管理装置30に行う。
ステップS611で、NRS305は、管理装置30からトナーの配送要求受信済みの応答を受信した場合、NVRAM212に保持されている配送要求を行ったその他のトナー(M)の通報済みフラグを通報済みに設定する。
ここで、通報済みフラグのリセットについて、通報タイミング「交換」の場合も、トナー交換時(新トナーがセットされた際に)に通報済みフラグがリセットされる。
(設定処理)
実施例2における部品通報情報の設定処理は、通報タイミングが「交換」に変わるだけで、図9〜11で説明した処理と同様である。
以上、実施例2によれば、消耗される部品に対して配送タイミングが近い部品をまとめて配送することで、配送コストを抑えることができる。また、実施例2によれば、予備用の部品を持つ場合でも、機器のトナーエンド時の交換用トナーがないことによる機器のダウンタイムをなくすことができる。
[変形例]
次に、上述した各実施例の変形例について説明する。各実施例では、機器10として画像処理装置について説明したが、消耗される部品であり、かつ交換を必要とする部品を備える機器であれば、上記各実施例を適用することができる。
なお、各実施例の機器10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、各実施例の機器10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、各実施例の機器10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、各実施例の機器10で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、本発明は、上記各実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 遠隔管理システム
10 機器
30 管理装置
212 NVRAM
213 HDD
215 CPU
305 NRS
306 SCS
401 記憶部
402 検知部
403 第1判定部
404 第2判定部
405 通報判定部
406 通報部
特開2004−234639号公報 特許3734632号公報

Claims (7)

  1. 複数の消耗される部品を有する機器であって、
    前記機器の消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを対応付けた情報を記憶する記憶部と、
    前記各部品の残量が、前記各部品に対応する通報タイミングに該当するか否かを判定する第1判定部と、
    前記通報タイミングに該当する第1部品があると判定された場合、前記複数の消耗される部品のうち、前記第1部品以外の部品の残量が、前記通報タイミングと前記通報可能範囲とに基づく所定範囲内にあるか否かを判定する第2判定部と、
    前記所定範囲内にあると判定された第2部品及び前記第1部品のうち、各部品に対応する前記通報済みフラグが未通報を示す部品に対する配送要求を、前記部品を管理する管理装置に通報する通報部と
    を備える機器。
  2. 前記第2判定部及び前記通報部は、
    前記第1部品に対応する通報済みフラグが通報済みを示す場合、処理を行わない請求項1記載の機器。
  3. 前記通報済みフラグは、前記部品の交換時にリセットされる請求項1又は2記載の機器。
  4. 前記通報タイミングは、閾値以下又は交換時である請求項1乃至3いずれか一項に記載の機器。
  5. 前記通報タイミング及び/又は前記通報可能範囲は、前記機器のブラウザ、操作部、又は外部の装置からの設定要求により設定可能とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の機器。
  6. 部品に対する配送要求を受けると、前記部品の配送を手配する遠隔管理システムであって、
    複数の消耗される部品を有する機器の消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを対応付けた情報を記憶する記憶部と、
    前記各部品の残量が、前記各部品に対応する通報タイミングに該当するか否かを判定する第1判定部と、
    前記通報タイミングに該当する第1部品があると判定された場合、前記複数の消耗される部品のうち、前記第1部品以外の部品の残量が、前記通報タイミングと前記通報可能範囲とに基づく所定範囲内にあるか否かを判定する第2判定部と、
    前記所定範囲内にあると判定された第2部品及び前記第1部品のうち、各部品に対応する前記通報済みフラグが未通報を示す部品に対する配送要求を、前記部品を管理する管理装置に通報する通報部と
    を備える遠隔管理システム。
  7. 複数の消耗される部品を有する機器の消耗される各部品に対し、通報タイミング、通報可能範囲、及び通報済みフラグを関連付けた情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記各部品の残量が、前記各部品に対応する通報タイミングに該当するか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記通報タイミングに該当する第1部品があると判定された場合、前記複数の消耗される部品のうち、前記第1部品以外の部品の残量が、前記通報タイミングと前記通報可能範囲とに基づく所定範囲内にあるか否かを判定する第2判定ステップと、
    前記所定範囲内にあると判定された第2部品及び前記第1部品のうち、各部品に対応する前記通報済みフラグが未通報を示す部品に対する配送要求を、前記部品を管理する管理装置に通報する通報ステップと
    を有するプログラム。
JP2012225446A 2012-10-10 2012-10-10 機器、遠隔管理システム及びプログラム Active JP6056355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012225446A JP6056355B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 機器、遠隔管理システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012225446A JP6056355B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 機器、遠隔管理システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014078136A JP2014078136A (ja) 2014-05-01
JP6056355B2 true JP6056355B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50783393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012225446A Active JP6056355B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 機器、遠隔管理システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6056355B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6372242B2 (ja) * 2014-08-20 2018-08-15 セイコーエプソン株式会社 印刷消耗品管理システムおよび消耗品管理サーバー
JP6182517B2 (ja) * 2014-08-28 2017-08-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 機器管理装置、機器管理プログラム、及び機器管理方法
JP6540624B2 (ja) * 2016-07-26 2019-07-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、及び画像形成システム
JP6805926B2 (ja) * 2017-03-27 2020-12-23 コニカミノルタ株式会社 保守管理装置、保守対象の装置およびプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007249493A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 消耗品注文方法、消耗品受注システム及び消耗品発注システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014078136A (ja) 2014-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5240141B2 (ja) プログラムダウンロードシステム、プログラムダウンロード方法、画像形成装置、プログラム配信サーバおよびダウンロードプログラム
US10333774B2 (en) Image forming apparatus that cooperates with management server, method of controlling image forming apparatus, and storage medium
US10162578B2 (en) Information distribution system, information distribution apparatus, electronic apparatus and information distribution method
US10298697B2 (en) Device management system and information processing apparatus, configured to obtain data from static server when data cannot be obtained from dynamic server
JP5434174B2 (ja) 機器管理システム、画像処理装置、機器管理装置、機器管理方法、機器管理プログラムおよび記憶媒体
JP2011164862A (ja) 管理システム、監視装置及び情報処理方法
US20110066722A1 (en) Device management apparatus, device management system, device management program, and storage medium
JP6056355B2 (ja) 機器、遠隔管理システム及びプログラム
US9258180B2 (en) Information processing apparatus and computer-readable storage medium
JP2016218706A (ja) 情報配信システム、情報配信方法および電子機器
JP5262495B2 (ja) 電子機器,遠隔管理システム,制御方法,プログラム,および記録媒体
JP6766641B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法およびプログラム
JP6645233B2 (ja) 機器管理システム、機器管理装置およびプログラム
JP4809272B2 (ja) 遠隔管理システムおよび管理情報取得制御方法
JP5793872B2 (ja) 画像形成装置、プログラム管理方法、プログラム管理プログラム、及び記録媒体
JP2011126134A (ja) 情報処理装置、サーバ、一覧表示方法、一覧表示支援方法及びプログラム
JP5842671B2 (ja) 機器、情報処理方法及びプログラム
JP2007336077A (ja) 画像形成装置、設定変更通知方法および設定変更通知プログラム
JP2012054901A (ja) カスタマイズシステム、画像形成装置、情報処理装置及びカスタマイズプログラム
JP2014112378A (ja) 機器管理システム、画像処理装置、機器管理装置、機器管理方法、機器管理プログラムおよび記憶媒体
JP6074923B2 (ja) 情報処理装置、ネットワークシステム、動作情報取込方法及び動作情報取込プログラム
JP2009025892A (ja) 周辺装置ならびに周辺装置の状態を表示するためのウェブサーバコンピュータおよび利用装置。
JP5691483B2 (ja) 画像形成装置、遠隔管理方法、およびプログラム
JP7392337B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US10901826B2 (en) Image processing apparatus, control method of image processing apparatus to import setting file and analyze setting value for determining whether communication test is require to execute

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6056355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151