JP2003271398A - 画像形成装置および該画像形成装置の機器管理プログラム - Google Patents

画像形成装置および該画像形成装置の機器管理プログラム

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JP2003271398A
JP2003271398A JP2002067864A JP2002067864A JP2003271398A JP 2003271398 A JP2003271398 A JP 2003271398A JP 2002067864 A JP2002067864 A JP 2002067864A JP 2002067864 A JP2002067864 A JP 2002067864A JP 2003271398 A JP2003271398 A JP 2003271398A
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Masaaki Ogura
正明 小椋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユーザーサービスを提供できるととも
に、ネットワークにおける安定した監視機能をあわせ持
つ画像形成装置を提供すること。 【解決手段】複数のユーザーサービスに応じた固有のジ
ョブ生成をおこなうユーザーサービスアプリケーション
22c〜22fと、ネットワーク4,5を介して接続可
能な外部機器の管理情報の送受信指示を生成するリモー
トコントロールアプリ22aとを含むアプリケーション
22と、アプリケーション22とハードウェアリソース
10との間に介在し、ネットワーク4,5を介した管理
情報の授受を制御するネットワークコントロールサービ
ス21fと、管理情報の授受を制御するリモートコント
ロールサービス21aとを含む共通システムサービス2
1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザーサ
ービスを提供するためのハードウェアリソースを有する
画像形成装置および該画像形成装置に接続された外部機
器の機器管理プログラムに係り、特に、一つの筐体にプ
リンタ、スキャナ、コピーおよびファクシミリなどの複
数の機能を備える画像形成装置および該画像形成装置に
接続された外部機器の機器管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス環境において、スペース
の有効活用を図ることに注目が集まってきている。この
ため、従来では別製品(別筐体)であったプリンタ、コ
ピー機、ファクシミリがオフィスにおける必須のOA機
器となったことを踏まえ、これらの複数の機能を一つの
筐体内に備えた画像形成装置、いわゆる複合機が台頭し
てきている。
【0003】また、オフィス環境における高度な電子情
報化にともない、ファクシミリによる情報の常時送受信
のみならず、複数のコンピュータと複合機、および必要
に応じて増設されたプリンタなどのOA機器を接続した
オフィスでのローカルネットワークの構築、さらには、
インターネットに代表される情報インフラストラクチャ
ーへの情報接続などがおこなわれるようになってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような状況に応
じ、複合機は、プリンタやファクシミリなどの機能をネ
ットワーク経由で利用できる形態で提供するが、かかる
複合機内にプリンタ、コピー機およびファクシミリなど
に対応する各機能を実現するためのソフトウェアを、そ
れぞれ組み込む必要があり、各ソフトウェアの開発に多
大な時間、人材を費やしていた。
【0005】また、オフィスに構築されたローカルネッ
トワークに接続される各種OA機器は、高機能化が進ん
でおり、高品質のユーザーサービスの一環として正常動
作状態にあるかを監視する必要性もでてきている。この
場合、ローカルネットワークに接続されたOA機器の動
作状態に関する情報をオンデマンドで監視側に提供でき
る構成が要求される。
【0006】さらには、昨今のめまぐるしく変化する経
済状況に応じて、組織変更などにともなうオフィスのレ
イアウト調整に起因して、OA機器が社内で移動させら
れることが多くなっている。したがって、そのような状
況下においては、OA機器の電源が煩雑に切られること
になり、また、ユーザーにとっては優先度が低くなりが
ちな監視機器への電源供給が滞ることも生じ得る。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明は、ネットワークにおい
て複数のユーザーサービスを提供できるソフトウェアを
効率よく開発することが可能な画像形成装置であって、
さらに、ネットワークにおける安定した監視機能をあわ
せ持つ画像形成装置および当該画像形成装置に接続され
た外部機器の機器管理プログラムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、複数のユーザーサービ
スを提供するための、プリンタ、スキャナなどの画像形
成処理で使用されるハードウェアリソースを有する画像
形成装置であって、当該ユーザーサービスに応じた固有
のジョブ生成をおこなうユーザーサービスアプリケーシ
ョンと、前記画像形成装置がネットワークを介して接続
可能な外部機器の管理情報の送受信指示を生成するリモ
ートコントロールアプリと、を含む複数のアプリケーシ
ョンを格納するアプリケーション記憶領域と、前記アプ
リケーションと前記ハードウェアリソースとの間に介在
し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前記アプリ
ケーションの少なくとも二つが共通的に利用するジョブ
であって、前記ハードウェアリソースを制御するジョブ
の生成をおこなうコントロールサービスから構成される
共通システムサービスを格納する共通システムサービス
記憶領域と、を備え、前記共通システムサービスは、前
記ネットワークを介した前記管理情報の授受を制御する
ネットワークコントロールサービスと、前記管理情報の
授受を制御するリモートコントロールサービスとを含む
構成を採用する。
【0009】本発明によると、アプリケーションとハー
ドウェアリソースとの間に、共通システムサービスを介
在させる構成とし、アプリケーションにリモートコント
ロールアプリを含み、共通システムサービスにリモート
コントロールサービスを含むようにしたので、開発にか
かる時間や資源を効率よく分配することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、前記リ
モートコントロールサービスは、所定の設定時間情報に
基づき、前記リモートコントロールアプリを展開するス
ケジュールサービスを有する構成を採用する。
【0011】本発明によると、リモートコントロールサ
ービスのスケジュールサービスがリモートコントロール
アプリを展開するので、外部からのアクセスを条件とす
ることなく、画像形成装置側から情報の授受をおこなう
ことが可能となり、ひいては、ネットワークセキュリテ
ィを維持したままで機器管理を実現できる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、前記ス
ケジュールサービスは、前記外部機器の管理情報を取得
する指示をおこなう時間を設定した設定時間情報を備え
る構成を採用する。
【0013】本発明によると、あらかじめ設定した設定
時間情報に基づきスケジュールサービスが外部機器の管
理情報を取得する指示をおこなうので、円滑な管理情報
の取得が実現できる。
【0014】また、請求項4に記載の発明では、前記ス
ケジュールサービスは、前記外部機器の管理情報を送信
する指示をおこなう時間を設定した設定時間情報を備え
る構成を採用する。
【0015】本発明によると、あらかじめ設定した設定
時間情報に基づきスケジュールサービスが外部機器の管
理情報を送信する指示をおこなうので、円滑な管理情報
の送信が実現でき、ひいては継続的な管理サービスを提
供する環境を構築できる。
【0016】また、請求項5に記載の発明では、前記画
像形成装置は、前記外部機器のネットワークアドレスを
記憶する対象機器リストを記憶するデータ記憶領域を有
するものであって、前記リモートコントロールサービス
は、当該対象機器リストを参照して、前記管理情報の授
受を制御する構成を採用する。
【0017】本発明によると、リモートコントロールサ
ービスは、対象機器リストを参照して、管理情報の授受
を制御するので、情報授受の対象を確実に管理できる。
【0018】また、請求項6に記載の発明では、前記画
像形成装置は、前記外部機器の通信に使用するプロトコ
ルを記憶する機種情報を記憶するデータ記憶領域を有す
るものであって、前記リモートコントロールアプリは、
当該機種情報を参照して、前記管理情報の授受をおこな
う構成を採用する。
【0019】本発明によると、リモートコントロールア
プリは、プロトコルを記憶する機種情報を参照して、管
理情報の授受をおこなうので、外部機器に最適なプロト
コルで情報の授受をおこなうことができる。
【0020】また、請求項7に記載の発明では、前記ネ
ットワークコントロールサービスは、複数のプロトコル
による通信を選択制御する構成を採用する。
【0021】本発明によると、ネットワークコントロー
ルサービスが、複数のプロトコルによる通信を選択制御
するので、通信環境に応じて煩雑に設定を変えることな
く、確実に情報の授受が可能となる。
【0022】また、請求項8に記載の発明では、前記複
数のユーザーサービスは、前記ハードウェアリソースを
用いてプリンタ、コピー、スキャナ、ファクシミリとし
ての機能を提供する画像形成処理であり、前記複数のユ
ーザーサービスアプリケーションは、プリンタ、コピ
ー、スキャナ、ファクシミリの機能を実現するアプリケ
ーションであって、相互に独立して前記アプリケーショ
ン記憶領域に格納される構成を採用する。
【0023】本発明によると、複数のユーザーサービス
アプリケーションを備えるので、画像形成装置単体で多
様なサービスを提供できる。ひいては、ユーザーが画像
形成装置の設置場所を変更するなどのレイアウト変更が
あったとしても、必須のオフィス機器としてネットワー
ク接続されるので、監視・管理状態の復旧が容易に実現
できる。
【0024】また、請求項9に記載の発明では、複数の
ユーザーサービスを提供するための、プリンタ、スキャ
ナなどの画像形成処理で使用されるハードウェアリソー
スと、情報の記憶手段と、前記ハードウェアリソースと
前記記憶手段の動作を制御する情報の処理手段を備え、
前記記憶手段が、当該ユーザーサービスに応じた固有の
ジョブ生成をおこなうユーザーサービスアプリケーショ
ンと、前記画像形成装置がネットワークを介して接続可
能な外部機器の管理情報の送受信指示を生成するリモー
トコントロールアプリと、を含む複数のアプリケーショ
ンを格納するアプリケーション記憶領域と、前記アプリ
ケーションと前記ハードウェアリソースとの間に介在
し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前記アプリ
ケーションの少なくとも二つが共通的に利用するジョブ
であって、前記ハードウェアリソースを制御するジョブ
の生成をおこなうコントロールサービスから構成される
共通システムサービスを格納する共通システムサービス
記憶領域と、を備える構成を採用する。
【0025】そして、前記処理手段は、所定の時間設定
情報に基づき前記リモートコントロールアプリを展開さ
せるステップと、前記リモートコントロールアプリにし
たがい、前記コントロールサービスを用いて前記外部機
器との間で情報の授受をおこなうステップと、を実行す
る。
【0026】本発明によると、画像形成装置の処理手段
が、所定の時間設定情報に基づきアプリケーションを展
開させ、外部機器との間で情報の授受をおこなうので、
外部からのアクセスを条件とすることなく、画像形成装
置側から情報の授受をおこなうことが可能となり、ひい
ては、ネットワークセキュリティを維持したままで機器
管理を実現できる。
【0027】また、請求項10に記載の発明では、前記
処理手段は、前記外部機器との間で情報の授受をおこな
うステップとして、前記外部機器へ管理情報送信要求を
送るステップと、当該管理情報送信要求に応じた管理情
報を前記外部機器から受け付けるステップと、受け付け
た管理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納するステ
ップと、を実行することを採用する。
【0028】本発明によると、処理手段が、外部機器へ
管理情報送信要求を送り、その管理情報送信要求に応じ
た管理情報を前記外部機器から受け付け、受け付けた管
理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納するので、円
滑な管理情報の取得が実現できる。
【0029】また、請求項11に記載の発明では、前記
処理手段は、前記外部機器との間で情報の授受をおこな
うステップとして、前記外部機器へ管理情報を送信する
ステップを実行することを採用する。
【0030】本発明によると、処理手段が、外部機器へ
管理情報を送信するので、円滑な管理情報の送信が実現
でき、ひいては継続的な管理サービスを提供する環境を
構築できる。
【0031】また、請求項12に記載の発明では、前記
共通システムサービスは、前記ネットワークを介した前
記管理情報の授受を制御するネットワークコントロール
サービスと、前記管理情報の授受を制御するリモートコ
ントロールサービスとを含むものとする。
【0032】本発明によると、共通システムサービスと
して提供されるネットワークコントロールサービスとリ
モートコントロールサービスとを利用するので、多大な
開発負荷を被ることなく情報の授受に必要なシステムを
実現できる。
【0033】また、請求項13に記載の発明では、前記
記憶手段は、前記外部機器のネットワークアドレスを記
憶した対象機器リストを記憶するデータ記憶領域を有
し、前記処理手段は、当該対象機器リストを参照して前
記外部機器と情報の授受をおこなうものとする。
【0034】本発明によると、処理手段が、対象機器リ
ストを参照して、管理情報の授受をおこなうので、情報
授受の対象を確実に管理できる。
【0035】また、請求項14に記載の発明では、複数
のユーザーサービスを提供するための、プリンタ、スキ
ャナなどの画像形成処理で使用されるハードウェアリソ
ースと、情報の記憶手段と、前記ハードウェアリソース
と前記記憶手段の動作を制御する情報の処理手段を備
え、前記記憶手段が、当該ユーザーサービスに応じた固
有のジョブ生成をおこなうユーザーサービスアプリケー
ションと、前記画像形成装置がネットワークを介して接
続可能な外部機器の管理情報の送受信指示を生成するリ
モートコントロールアプリと、を含む複数のアプリケー
ションを格納するアプリケーション記憶領域と、前記ア
プリケーションと前記ハードウェアリソースとの間に介
在し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前記アプ
リケーションの少なくとも二つが共通的に利用するジョ
ブであって、前記ハードウェアリソースを制御するジョ
ブの生成をおこなうコントロールサービスから構成され
る共通システムサービスを格納する共通システムサービ
ス記憶領域と、を備えた画像形成装置におけるプログラ
ムを採用する。
【0036】そして、そのプログラムは、前記処理手段
に、所定の時間設定情報に基づき前記リモートコントロ
ールアプリを展開させるステップと、前記リモートコン
トロールアプリにしたがい、前記コントロールサービス
を用いて前記外部機器との間で情報の授受をおこなうス
テップと、を実行させる。
【0037】本発明によると、画像形成装置の処理手段
が、所定の時間設定情報に基づきアプリケーションを展
開させ、外部機器との間で情報の授受をおこなうので、
外部からのアクセスを条件とすることなく、画像形成装
置側から情報の授受をおこなうことが可能となり、ひい
ては、ネットワークセキュリティを維持したままで機器
管理を実現できる。
【0038】また、請求項15に記載の発明では、前記
処理手段は、前記外部機器との間で情報の授受をおこな
うステップとして、前記外部機器へ管理情報送信要求を
送るステップと、当該管理情報送信要求に応じた管理情
報を前記外部機器から受け付けるステップと、受け付け
た管理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納するステ
ップと、を実行するプログラムを採用する。
【0039】本発明によると、処理手段が、外部機器へ
管理情報送信要求を送り、その管理情報送信要求に応じ
た管理情報を前記外部機器から受け付け、受け付けた管
理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納するので、円
滑な管理情報の取得が実現できる。
【0040】また、請求項16に記載の発明では、前記
処理手段は、前記外部機器との間で情報の授受をおこな
うステップとして、前記外部機器へ管理情報を送信する
ステップを実行するプログラムを採用する。
【0041】本発明によると、処理手段が、外部機器へ
管理情報を送信するので、円滑な管理情報の送信が実現
でき、ひいては継続的な管理サービスを提供する環境を
構築できる。
【0042】また、請求項17に記載の発明では、前記
共通システムサービスは、前記ネットワークを介した前
記管理情報の授受を制御するネットワークコントロール
サービスと、前記管理情報の授受を制御するリモートコ
ントロールサービスとを含むものとする。
【0043】本発明によると、共通システムサービスと
して提供されるネットワークコントロールサービスとリ
モートコントロールサービスとを利用するので、多大な
開発負荷を被ることなく情報の授受に必要なシステムを
実現できる。
【0044】また、請求項18に記載の発明では、前記
記憶手段は、前記外部機器のネットワークアドレスを記
憶した対象機器リストを記憶するデータ記憶領域を有
し、前記処理手段は、当該対象機器リストを参照して前
記外部機器と情報の授受をおこなうものとする。
【0045】本発明によると、処理手段が、対象機器リ
ストを参照して、管理情報の授受をおこなうので、情報
授受の対象を確実に管理できる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明は、画像形成装置を中心と
したOA機器を遠隔管理することができるシステムを提
供するものである。特に、本実施形態では、画像形成装
置として複合機1を用いた構成を採用する。図1は、本
実施形態にかかる複合機1の全体構成を表すシステムブ
ロック図である。
【0047】図1に示したように、本発明のシステムに
おいて、複合機1は、ローカルエリアネットワーク(L
AN)5を介して複数のMFP(複合機能プリンタ)8
やPC(パーソナルコンピュータ)9に接続する。
【0048】また、複合機1が接続されたLAN5は、
プロキシサーバ6の制御下において、インターネットな
どのネットワーク3を介して管理センター2に設けられ
たWebサーバ2bに接続可能とされる。なお、ここで
プロキシサーバ6には、セキュリティを考慮してファイ
アウォール7が設けられており、このファイアウォール
7によりインターネット側からのLAN5内における記
憶情報の操作を制限する構成としている。
【0049】加えて、複合機1は、ユーザの通信環境や
業務形態に応じて、インターネットを介した管理センタ
ー2への接続を選択できない場合に備え、内蔵モデム1
7を用いて、公衆回線(ネットワーク)4を経由したダ
イアルアップサーバ2aへの接続を可能な構成を採用し
ている。
【0050】このように、本実施形態においては、少な
くとも二系統の接続形態を確保して、複合機1は、管理
センター2への遠隔管理に必要な環境情報の授受を実現
する。
【0051】また、管理センター2においては、ダイア
ルアップサーバ2a、Webサーバ2bに接続されたリ
モートコントロールサーバ2cが設けられており、この
リモートコントロールサーバ2cにより、複合機1やM
FP8などの管理をおこなう。
【0052】そして、上述の複合機1は、複数のユーザ
ーサービスを提供するためのプリンタ11,12、スキ
ャナ13などの画像形成処理で使用されるハードウェア
リソース10を有する画像形成装置であって、当該ユー
ザーサービスに応じた固有のジョブ生成をおこなうユー
ザーサービスアプリケーション22c,22d,22
e,22fと、画像形成装置1がネットワーク5を介し
て接続可能な外部機器の管理情報の送受信指示を生成す
るリモートコントロールアプリ22aと、を含む複数の
アプリケーション22を格納するアプリケーション記憶
領域と、アプリケーション22とハードウェアリソース
10との間に介在し、ユーザーサービスを提供する際
に、アプリケーション22の少なくとも二つが共通的に
利用するジョブであって、ハードウェアリソース10を
制御するジョブの生成をおこなうコントロールサービス
から構成される共通システムサービス21を格納する共
通システムサービス記憶領域と、を備える。
【0053】ここで、共通システムサービス21は、ネ
ットワーク5を介した管理情報の授受を制御するネット
ワークコントロールサービス21fと、管理情報の授受
を制御するリモートコントロールサービス21aとを含
む。
【0054】また、外部機器は、複合機1にLAN5で
接続されたMFP8や、管理センター2のリモートコン
トロールサーバ2cなどが想定される。
【0055】以下、さらに詳細に複合機1を説明する。
【0056】図1に示したように、複合機1は、ハード
ウェアリソース(ハードウェア資源)10として白黒レ
ーザプリンタ(B&WLP)11、カラーレーザプリン
タ(カラーLP)12、スキャナ13、メモリ14、ハ
ードディスクドライブ(HDD)15、ネットワークイ
ンターフェース16、モデム17などを備える。
【0057】また、複合機1は、これらのハードウェア
リソース10を用いて、プリンタ、コピー、ファック
ス、スキャナなどのユーザーサービスを実現するための
ソフトウェア20を備える。
【0058】なお、このソフトウェア20に基づくハー
ドウェアリソース10の制御を可能とすべく、ハードウ
ェアリソース10とソフトウェア20とを、エンジンI
/F(エンジンインターフェース)18および通信I/
F(通信インターフェース)19により連結している。
【0059】そして、本発明の特徴として、このユーザ
ーサービスを提供するにあたり用いられるソフトウェア
20のうち、処理が共通するソフトウェアモジュールを
共通システムサービス21として抽出し、その上で、各
ユーザーサービスの提供に特化したソフトウェアモジュ
ールをアプリケーション22として独立させた構成を採
用している。
【0060】より詳細には、ソフトウェア20は、共通
システムサービス21とアプリケーション22と汎用O
S23とから構成されるものであって、共通システムサ
ービス21がアプリケーション22からの処理要求を受
信可能とする関数コールを備えたAPI(アプリケーシ
ョンプログラムインターフェース)24をさらに備え
る。
【0061】なお、汎用OS23は、オペレーティング
システムであり、本実施形態ではUNIX(R)を想定
している。UNIX(R)を用いることにより、オープ
ンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の
容易性などの利点がある。また、ネットワーク対応にお
いて、プロトコルへのロイヤリティが不要となるなどの
実用的な利点もある。この汎用OS23により、共通シ
ステムサービス21やアプリケーション22などを実行
する処理を司る。
【0062】ここで、上述した汎用OS23をベースに
して、複数のアプリケーションが利用可能な共通システ
ムサービス21と、前述したAPI24を備えるプラッ
トホームが形成されことになる。
【0063】そして、このようなプラットホームに対し
て階層的にアプリケーションを備える構成とすることに
より、外部機器の遠隔管理・監視を実現するためのリモ
ートコントロールアプリやリモートコントロールサービ
スを含めたソフトウェア開発にかかる時間や資源を効率
よく分配することができ、装置開発自体の効率化が実現
できる。また、装置全体としての生産性も向上させるこ
とが可能となる。
【0064】以下、共通システムサービス21とアプリ
ケーション22について詳述する。
【0065】共通システムサービス21は、アプリケー
ション22に対して基本的かつ共通する処理サービスを
提供するものであり、アプリケーション22からの処理
要求を解釈し、ハードウェアリソース10の獲得・制御
を後述するコントロールサービス21a〜21gと、コ
ントロールサービスからのハードウェアリソース獲得要
求を調停するSRM25とを備える。
【0066】SRM25は、各種コントロールサービス
21a〜21gやアプリケーション22a〜22fから
の要求にしたがって、システムの制御およびリソースの
管理をおこなうものであり、図1に示したエンジンとし
てのLP11,12、スキャナ13や、メモリ14やH
DD15に限らず、その他の各種インターフェースを含
めたリソースの調停をおこない、実行を制御する。
【0067】言い換えれば、コントロールサービス21
a〜21g、SRM25、そして各アプリケーション2
2a〜22fは、それぞれ一または複数のメソッドを有
するオブジェクトであり、汎用OS23の制御下におい
て、このオブジェクトを起動することにより所定のジョ
ブを生成・実行する形態を採る。なお、ジョブの生成・
実行に際して、コントロールサービス21a〜21gと
アプリケーション22a〜22fとの間での情報の授受
は、各メソッドの実行によるプロセス間通信によってお
こなわれる。
【0068】共通システムサービス21は、複数のコン
トロールサービスから形成されるものであって、本実施
形態では、RCS(リモートコントロールサービス)2
1a、ECS(エンジンコントロールサービス)21
b、MCS(メモリコントロールサービス)21c、O
CS(オペレーションパネルコントロールサービス)2
1d、FCS(ファックスコントロールサービス)21
e、NCS(ネットワークコントロールサービス)21
f、SCS(システムコントロールサービス)21gを
備える。
【0069】RCS21aは、ネットワークを介した情
報収集、状態監視などをおこなう際の基本機能を提供す
るものであり、機器検索、機種情報管理、対象機器管
理、などをおこなうとともに、それにともないマシン間
通信機能、Web機能、センタ通信機能、スケジューラ
機能などを備える。
【0070】ECS21bは、プリンタやスキャナなど
のハードウェアリソース10としてのエンジンを制御す
るものであり、読み取り動作、メモリからの印刷動作、
動作状態の通知やリカバリ、ジョブコントロールなどを
おこなう。
【0071】詳細には、前述したアプリケーション22
が生成した印刷要求などのジョブに基づき、その印刷要
求をSRM25に順次受け渡すことにより、各アプリケ
ーション22a〜22fが提供するユーザーサービスに
応じた印刷動作やスキャン動作などが実現される。
【0072】MCS21cは、メモリ制御をおこなうも
のであり、フレームメモリ、HDDの管理やページメモ
リの獲得・解放、蓄積ファイルの管理などをおこなう。
【0073】詳細には、MCS21cは、HDD15へ
の画像データファイルの生成や展開、削除などのファイ
ルアクセス管理、ファイル名称やフォーマットなどのデ
ータ属性情報の管理、ファイルの結合・挿入・切断など
のファイルマネジメント、ファイル情報閲覧管理などの
機能を提供する。
【0074】OCS21dは、後述する操作部37の表
示に関する制御をするものであり、表示用オブジェクト
やウィンドウの管理、LED表示制御、タッチパネルま
たはハードキーの入力制御、ブザー制御などをおこな
い、表示領域分割機能、表示アプリ切替機能、表示言語
切替機能を備える。
【0075】FCS21eは、エンジン側が備えるファ
クシミリの送受信制御ユニットを制御するものであり、
ファクシミリ送受信機能、融合送受信機能、電話帳引用
機能、ステータス通知機能などを備える。
【0076】詳細には、FCS21eは、アプリケーシ
ョンからの指示などにしたがい、PSTN/ISDN網
などの公共通信網を用いたファクシミリ送受信、通信レ
ポート・ログ管理、電話帳などの形式での送信先情報管
理を実現する機能を備える。
【0077】NCS21fは、ネットワークのホストと
してのI/O制御をおこなうものであり、ポートやバス
など、プリンタ系のみならずアプリケーションがネット
ワークに接続する際の仲介機能を提供する。たとえば、
セントロやUSB、IEEE1394などを管理下にお
き、複数のプロトコルによる通信を選択制御する機能を
有する。
【0078】SCS21gは、前述したSRM25と協
働してシステム全体としての制御や管理を実現する。具
体的には、SRM25とSCS21gとは、協働してシ
ステムの制御やリソースの管理をおこない、ハードウェ
アリソースのエンジン情報、エンジン状態、ジョブのプ
ロセス情報の受け渡し、操作部の画面やエンジンリソー
スの排他制御をおこなう。また、アプリ管理、操作部制
御、リソース管理、割り込みアプリ制御、ジョブ管理、
管理カウンタ情報管理などもおこなう。
【0079】一方、アプリケーション22は、リモート
コントロール用のアプリケーションであるリモートコン
トロールアプリ22a、ネットワークファイル用アプリ
ケーションであるネットファイルアプリ22b、プリン
タ用アプリケーションであるプリンタアプリ22c、コ
ピー用アプリケーションであるコピーアプリ22d、フ
ァクス用アプリケーションであるファックスアプリ22
e、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ
22fなどの各アプリケーションを、それぞれ独立した
かたちで備える。
【0080】以下、ユーザーサービスの提供に特化した
機能を実現する各アプリケーション22a〜22fを説
明する。
【0081】リモートコントロールアプリ22aは、詳
細は後述するが、前述したRCS21aと協働して、複
合機1が接続しているネットワーク5に接続された周辺
機器の情報収集および管理、および管理センター2への
情報発信などをおこなう。
【0082】ネットファイルアプリ22bは、前述した
NCS21fと協働してネットワーク5内におけるデー
タの授受に際し、情報ファイルのフォーマット変換やネ
ットワーク5経由のファイル参照仲介などをおこなう。
【0083】プリンタアプリ22cは、印刷ジョブ管理
や印刷、給紙要求、プリンタ操作部の制御など、描画・
印刷処理をおこなうアプリケーションである。
【0084】コピーアプリ22dは、主としてコピーの
操作部を制御し、前述したECS21bと協働してコピ
ー動作をおこなう。
【0085】ファックスアプリ22eは、主としてファ
クシミリの操作部を制御し、前述したFCS21eと協
働して送受信データの授受をおこなう。
【0086】スキャナアプリ22fは、主としてスキャ
ナ読み取りデータの受け付けを制御し、前述したNCS
21fと協働してネットワーク経由でのスキャナ読み取
りデータの配信をおこなう。また、必要に応じてHDD
15へのスキャナ読み取りデータの格納をおこなう。
【0087】以上説明したように、共通システムサービ
ス21、アプリケーション22、および汎用OS23は
機能するが、相互には次のような関係になる。
【0088】汎用OS23の制御下において、アプリケ
ーション22がクライアント側として、共通システムサ
ービス21の目的とするコントロールサービスへジョブ
処理の要求を出し、これに対してそのコントロールサー
ビスがサーバ側としてジョブ処理を返すパターンや、共
通システムサービス21のコントロールサービス間でジ
ョブ処理の要求および返答をおこなうパターン、そし
て、共通システムサービス21のコントロールサービス
からアプリケーション22に対してジョブ処理を依頼す
るパターンが生じ得る。これらは、メソッドの実行にと
もない実現されるが、その際にはAPI24を介して要
求や返答などの情報の授受がおこなわれることになる。
【0089】次に、図1に示した本発明のシステム構成
を実現する、ハードウェア構成について図2に基づき説
明する。
【0090】図2は、本実施形態の画像形成装置として
の複合機1について採用されているハードウェア構成を
示すハードブロック図である。図2において、CPU3
1は、前述したソフトウェア20にしたがい情報の処理
をおこなう演算処理手段である。
【0091】そして、SDRAM32、リモートコント
ロール用メモリ33、フラッシュメモリ34、HDD3
5は情報の記憶手段であり、図1におけるメモリ14お
よびHDD15の機能を呈する。
【0092】これらの記憶手段には、アプリケーション
22を格納するアプリケーション記憶領域、および共通
システムサービス21を格納する共通システムサービス
記憶領域が設けられる。
【0093】補足すると、前述した複数のユーザーサー
ビスは、ハードウェアリソース10を用いてプリンタ、
コピー、スキャナ、ファクシミリとしての機能を提供す
るものであり、これら複数のユーザーサービスアプリケ
ーション22c,22d,22e,22fは、プリン
タ、コピー、スキャナ、ファクシミリの機能を実現する
アプリケーションであって、相互に独立してアプリケー
ション記憶領域に格納されるのである。
【0094】また、複合機1が稼働状況を監視・管理す
る対象となる機器のアドレスなどのネットワークアドレ
ス情報、プロトコルなどの機種情報、カウンタ値などの
内部情報、およびそれらの情報を提供(送信)するサー
バについての設定情報などを含む管理情報を記憶するデ
ータ記憶領域もこれらの記憶手段の所定の領域に設けら
れる。
【0095】本実施形態においては、管理情報の送受信
をおこなう対象となる機器は、例えば図1に示したよう
に、ネットワーク5に接続されたMFP8などの周辺機
器のみならず、管理センター2側のリモートコントロー
ルサーバ2cも該当するため、周辺機器などのネットワ
ーク接続機器情報と、リモートコントロールサーバ2c
のサーバ機器情報とをデータ記憶領域に格納する構成を
採用している。
【0096】このため、このネットワーク接続機器情報
とサーバ機器情報とから、複合機1が管理情報の送受信
をおこなう対象となる機器をリストアップした対象機器
リスト情報が構成されるといえる。また、この外部機器
のネットワークアドレスを記憶する対象機器リスト情報
が上述のデータ記憶領域に格納されることになる。
【0097】ここで、比較的アップデートなどの対象と
なり難い種類のアプリケーションまたは共通システムサ
ービスなどは、HDD35にその記憶領域が確保され
る。また、定期的に収集、更新、送信などの処理をおこ
なうための元情報となる管理情報を記憶するデータ記憶
領域もHDD35に設けられる。
【0098】一方、比較的アップデートされやすい種類
のアプリケーションもしくは共通システムサービスなど
は、フラッシュメモリ34に格納され、交換可能な構成
とされる。したがって、フラッシュメモリ34が格納さ
れるメモリスロットがアプリケーション記憶領域として
機能する場合も生じ得る。
【0099】また、図2において、SDRAM32とリ
モートコントロール用メモリ33とを別体で示したが、
必ずしも物理的配置として分かれている必要はなく、機
能的に専用のメモリ内アドレスが確保されることを理解
容易とするために例示したものであり、一のメモリをシ
ェアする構成としても良いことはいうまでもない。
【0100】ASIC36は、CPUインターフェー
ス、SDRAMインターフェース、ローカルバスインタ
ーフェース、PCIインターフェース、MAC(Media
AccessController)、HDDインターフェースなどから
なる多機能デバイスボードである。CPU31により制
御される対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテ
クチャの面からアプリケーション22および共通システ
ムサービス21の開発の高効率化を支援するものであ
る。
【0101】加えて、このASIC36には、各エンジ
ン部の操作命令などを受け付けるオペレーションパネル
などの操作部37が直接的に接続されるとともに、ネッ
トワークボード38も直接的に接続される。さらに、F
CU(ファックスコントロールユニット39)やUSB
40、LP(レーザープリンタ)41がPCIバス42
を介して接続され、必要に応じて、モデム43や汎用の
インターフェースであるPI(パーソナルインターフェ
ース)44などが直接に接続される。
【0102】そして、上述したCPU31はASIC3
6を介して、フラッシュメモリ34やHDD35などの
記憶手段に設けられたアプリケーション記憶領域や共通
システムサービス記憶領域などの、ソフトウェアを格納
する所定の記憶領域から、必要なソフトウェアを読み出
し、SDRAM32やリモートコントロール用メモリ3
3などに展開して、情報の処理をおこなう処理手段とし
て機能する。
【0103】続いて、前述した管理情報としてデータ記
憶領域に格納(記憶)される、複合機1が管理情報の送
受信をおこなう対象となる機器をリストアップした対象
機器リストおよび機種情報のデータ構造を図3乃至図5
に基づき説明する。図3は、対象機器リストのうちネッ
トワーク接続機器情報のデータ構造を示すデータ構造図
であり、図4は、対象機器リストのうちサーバ機器情報
のデータ構造を示すデータ構造図である。図5は、対象
機器リストに関連付けられた機種情報のデータ構造を示
すデータ構造図である。なお、対象機器リストと機種情
報の関連付けは、機器に固有の機種機番情報や、サーバ
に固有の識別番号情報を用いることによりおこなう。
【0104】図3に示したように、ネットワーク接続機
器情報は、管理対象機器の機種機番、IP(Internet P
rotocol)ネットワークに接続された機器に割り振られ
るIPアドレス、Ethernet(R)カードに固有のID番
号であるMAC(Media Access Control)アドレス、自
社他社機識別情報、ログ通信の成功/失敗日時、通報日
などを含む情報であり、機種毎にそれぞれの項目情報が
関連付けられたデータベースの形態で管理されている。
【0105】また、図4に示したように、サーバ機器情
報は、サーバ接続に用いる接続方式がダイアルアップ
(電話)なのか、インターネットなのか、の別を指定す
るものであり、その際の接続先情報として電話番号やI
Pアドレスを記憶する。また、本実施形態では、例外的
に、内部情報を管理センター2側へ通知せず、複合機1
内にとどめる場合に備え、内部メモリ(HDD35など
の補助記憶装置を含む)のアドレスをも記憶する。加え
て、そのサーバ接続に関連する接続設定として、ダイア
ル方式としてトーン式を採用する、インターネットによ
る接続の場合は再発呼回数を3回にする、などの情報も
備える。さらには、内部情報としてネットワーク接続機
器から収集したカウンタ値などを管理センター2側へ通
知する時刻や、ハードウェア的なアラームなどの情報を
管理センター2側へ通知する時刻なども有する。なお、
これらはサーバ機器情報の一例であり、LAN内で内部
情報をとどめる場合などを設定してもよく、例えば、そ
の場合のMACアドレスや再発呼間隔などを上記情報に
替えて、もしくは加えて備える情報構成としてもよい。
【0106】これに対し、機種情報は、図5に示したよ
うに、その機器のIDに加え、カウンタ値、SC(Syst
em Control)情報、アラーム情報、ファームウェアなど
の情報を授受する場合に、使用可能な情報のフォーマッ
ト形式や外部機器との通信に使用するものであって情報
送受信のためのプロトコルなどを規定する。
【0107】次に、本実施形態におけるRCS21aと
リモートコントロールアプリ22aの詳細構成につい
て、図6に基づき説明する。図6は、RCS21aとリ
モートコントロールアプリ22a、NCS21fなどに
備えられる主要なメソッドを示したソフトウェアの詳細
ブロック図である。なお、複合機1が稼働するために用
いられる公知のメソッドについては、ソフトウェア20
が備えるものとする。
【0108】図6に示したように、RCS21aは、少
なくとも、スケジュールサービス、対接続機器通信サー
ビス、対管理者端末サービス、対センターサービス、セ
キュリティサービスなどを実行するメソッドを有する。
【0109】ここで、スケジュールサービスは、所定の
設定時間情報に基づき、リモートコントロールアプリを
展開するメソッドである。ここで、設定時間情報とは、
特定の時刻、時間間隔、日時、曜日など、ユーザーまた
は管理センター側により任意に定められる時間パラメー
タであり、本実施形態では、外部機器の管理情報を取得
する指示をおこなう時間を設定した情報に限られず、外
部機器の管理情報を送信する指示をおこなう時間を設定
した情報を含む。
【0110】具体的には、複合機1が備える内蔵時計な
どに基づき、1日のうちの特定の時刻(定時)になるこ
とを条件にして、定期的な情報収集、情報送信などのジ
ョブを生成・実行するためのメソッドである。
【0111】対接続機器通信サービスは、複合機1に接
続されたネットワーク接続機器との間で情報の授受を実
現するため、前述した対象機器リストや機種情報を参照
した情報取得の対象となる機器の検索、対象機器との接
続管理、ファイル送受信、パラメータ管理、APL管理
などのジョブを生成・実行するためのメソッドである。
【0112】対管理者端末サービスは、例えばLAN5
を管理する管理者が使用するPC9との間で、情報の取
得または通知などのジョブを生成・実行するためのメソ
ッドである。
【0113】対センター通信サービスは、例えば管理セ
ンター2との間でコマンド受信、ファイル送受信、情報
要求、情報送信(情報通知)などのジョブを生成・実行
するためのメソッドである。
【0114】セキュリティサービスは、RCSが取り扱
うネットワーク接続機器の内部情報などの外部への不正
流出を予防、妨害するなどのジョブを生成・実行するた
めのメソッドである。
【0115】また、図6に示したように、リモートコン
トロールアプリ22aは、少なくとも、起動処理、管理
対象情報設定、リモートコントロールサーバ設定、ファ
ームウェアアップデート、ログ出力、ログ収集、内部情
報通知、異常通知などを実行するメソッドを有する。
【0116】ここで、起動処理は、RCS21aのスケ
ジュールサービスからの要求などにより、リモートコン
トロールアプリ22aを起動するためのメソッドであ
る。
【0117】管理対象情報設定は、前述したように、デ
ータ記憶領域に格納される対象機器リストのネットワー
ク接続機器情報を入力、修正、追加、削除するためのメ
ソッドである。
【0118】リモートコントロールサーバ設定は、前述
したように、データ記憶領域に格納される対象機器リス
トのサーバ機器情報を入力、修正、追加、削除するため
のメソッドである。
【0119】ファームウェアアップデートは、アプリケ
ーション22などを必要に応じてアップデートするため
のファイルをダウンロードし、展開するためのメソッド
である。
【0120】ログ出力・ログ収集は、前述したように、
データ記憶領域に格納される機種情報に基づき、ネット
ワーク接続機器もしくは自機の通信履歴情報、カウンタ
値、アラーム情報などのログを、ネットワーク接続機器
から収集もしくは外部へ出力するためのメソッドであ
る。
【0121】内部情報通知は、管理センター側のリモー
トコントロールサーバへネットワーク接続機器もしくは
自機の管理情報を選択的または一括して送信するための
メソッドである。
【0122】異常通知は、管理センター2側のリモート
コントロールサーバへネットワーク接続機器もしくは自
機の異常情報を選択的または一括して送信するためのメ
ソッドである。
【0123】そして、NCS21fは、情報の送受信を
おこなう対象に応じたプロトコルを用いて情報の授受を
おこなうプロトコル制御をおこなうジョブを生成・実行
するメソッドを備える。ここで、NCS21fは、LA
N5を介したネットワーク接続機器の通信環境に広く対
応可能なように、SOAP(Simple Object Access Pro
tocol)や、その下位プロトコルとして用いられるHT
TP、SMTPのみならず、TCP/IPのネットワー
ク管理プロトコルであるSNMP(Simple Network Man
agement Protocol)などを制御可能なメソッドを有して
いる。
【0124】以上が、本実施形態におけるRCS21
a、NCS21f、リモートコントロールアプリ22a
の主要な構成である。これを踏まえ、以下、複合機1に
おける共通システムサービス21とアプリケーション2
2とにより実現されるユーザーサービスの提供形態の一
例を、図1および図7を用いて説明する。
【0125】図7は、ユーザーサービスの提供に際して
の標準的な処理プロセスを示したフローチャートであ
る。なお、この処理プロセスの実行主体は、図2に示し
たCPU31などから構成される、前述した複合機1の
処理手段である。
【0126】図7に示したように、処理手段は、最初に
ユーザーサービスの選択指示を受け付ける(S1)。例
えば、オペレーションパネルに表示された各種ユーザー
サービスのうち、どのユーザーサービスを示す領域が選
択されたかを示す選択指示を、OCS21dの実行環境
下において、処理手段が操作部37を介して受け付け
る。
【0127】他のユーザーサービスの選択指示を受け付
ける処理形態としては、ネットワークインターフェース
16を介したPC9からの印刷指示などを処理手段が受
け付ける形態などが挙げられる。
【0128】このユーザーサービスの選択指示を契機
に、処理手段は、受け付けたユーザーサービスの選択指
示に基づき、そのユーザーサービスに対応するアプリケ
ーションを所定のアプリケーション記憶領域から読み出
し、メモリなどの記憶手段に展開・実行する(S2)。
なお、このアプリケーションの展開は、アプリケーショ
ン記憶領域からの新規読み出しに限られるものではな
く、記憶手段に確保されたキャッシュ領域などを参照し
た展開をおこなうものであってもよい。
【0129】この後、処理手段は、アプリケーションの
展開にともない、メソッドに応じたジョブの生成・実行
などのジョブ処理をおこない、必要に応じてコントロー
ルサービスの展開およびそのメソッドに応じたジョブ処
理をおこなう(S3)。また、ユーザーサービスの提供
に際しては、処理手段は、展開されたアプリケーション
またはコントロールサービスにしたがい、プリンタ、ス
キャナなどのハードウェアリソースの中から必要なエン
ジンを選択し、制御をおこなう(S3)。
【0130】このエンジンの選択・制御にあたり、処理
手段はECS21bを用いるとともに、SRM25やS
CS21gによりハードウェアリソースの獲得、調停を
おこなう(S3)。
【0131】具体的には、プリンタを用いた印刷がユー
ザーサービスとして選択された場合には、処理手段は、
汎用OSの制御下において、プリンタアプリ22cを展
開するとともに、ECS21b、MCS21c、NCS
21f、SCS1g、SRM25などを展開し、展開し
たプリンタアプリ22cなどに基づくジョブ処理にした
がい、印刷対象となるプリントデータをネットワークイ
ンターフェース16を介して取得し、取得したプリント
データをメモリ14またはHDD15などの記憶手段に
格納し、LP11またはLP12を駆動して、格納した
プリントデータを印刷し、印刷サービスを提供する。
【0132】他には、OCS21dのジョブ処理の一環
として、コピーがユーザーサービスとして選択された場
合には、処理手段は、汎用OSの制御下において、コピ
ーアプリ22dを展開するとともに、ECS21b、M
CS21c、SCS21g、SRM25などを展開し、
展開したコピーアプリ22dなどに基づくジョブ処理に
したがい、コピー対象となるスキャンデータをスキャナ
13を介して取得し、上述した印刷の場合と同様、メモ
リ14もしくはHDD15などの記憶手段に格納する。
さらには、処理手段は、ジョブ処理にしたがいLP11
またはLP12を駆動して、格納したスキャンデータを
印刷し、コピーサービスを提供する。
【0133】同様に、OCS21dのジョブ処理の一環
としてまたはネットワークを介して、ファックスがユー
ザーサービスとして選択された場合には、処理手段は、
ファックスアプリ22e、ECS21b、MCS21
c、FCS21e、SCS21g、SRM25などを展
開し、送信の場合にあってはスキャナ13とモデム17
を、受信の場合にあってはモデム17とLP11または
LP12を制御して、情報の送受信処理をおこない、フ
ァックスサービスを提供する。
【0134】そして、スキャナがユーザーサービスとし
て選択された場合には、処理手段は、スキャナアプリ2
2f、ECS21b、MCS21c、NCS21f、S
CS21g、SRM25などを展開し、スキャナ13お
よびネットワークインターフェース16を制御してPC
9などにスキャンデータを提供可能とし、スキャナサー
ビスを提供する。
【0135】以上説明したように、複合機1は、プリン
タ、コピー、ファックス、スキャナなど、複数のOA機
器としての機能を単体で提供するものであるが、本発明
では、さらにネットワークに接続された周辺機器の遠隔
監視・管理を実現するユーザーサービスを提供する構成
を採用する。
【0136】そして、ネットワークに接続された周辺機
器の遠隔監視・管理を実現するユーザーサービスとし
て、処理手段は、所定の時間設定情報に基づきリモート
コントロールアプリ22aを展開させるステップと、リ
モートコントロールアプリ22aにしたがい、コントロ
ールサービス21a,21fなどを用いて外部機器との
間で情報の授受をおこなうステップと、を実行する。
【0137】ここで、本実施形態において、処理手段
は、前記外部機器との間で情報の授受をおこなうステッ
プとして、ネットワーク接続機器情報取得処理と接続機
器情報送信処理とをおこなう。
【0138】より詳細には、ネットワーク接続機器情報
取得処理として、処理手段は、MFP8などの外部機器
へ管理情報送信要求を送るステップと、当該管理情報送
信要求に応じた管理情報をその外部機器から受け付ける
ステップと、受け付けた管理情報を前述した記憶手段の
所定の領域に格納するステップと、を実行する。
【0139】また、接続機器情報送信処理として、処理
手段は、リモートコントロールサーバ2cなどの外部機
器へ管理情報を送信するステップを実行する。
【0140】以下、ネットワーク接続機器情報取得処理
と接続機器情報送信処理の内容について図8乃至図9に
基づき具体的に説明する。
【0141】最初に、複合機1がネットワークを介して
接続された周辺機器の情報を取得するネットワーク接続
機器情報取得処理の一環として、複合機1がおこなう情
報取得プロセスの一例を図8に基づき説明する。なお、
図8は、複合機1がMFP8との間で機種情報の授受を
おこなう情報取得プロセスの一例を表すブロック図であ
る。
【0142】MFP8は、不図示の記憶手段を備えると
ともに、複合機1と同様にハードウェアリソースとソフ
トウェアとを備える構成を採用している。また、MFP
8は、その不図示の記憶手段に共通システムサービス記
憶領域とアプリケーション記憶領域とを備える。
【0143】そして、図8に示したように、MFP8
は、その共通システムサービス記憶領域に、複合機1の
RCS21aおよびNCS21fと同様の機能を備える
RCS51aおよびNCS51fを格納するとともに、
アプリケーション記憶領域に、複合機1のリモートコン
トロールアプリ22aおよびネットファイルアプリ22
bと同様の機能を備えるリモートコントロールアプリ5
2aおよびネットファイルアプリ52bを格納してい
る。
【0144】また、MFP8が備える不図示のCPUや
メモリにより実現される処理手段は、複合機1の処理手
段と同様に、上述したRCS51a、NCS51f、お
よびリモートコントロールアプリ52aなどを展開し、
ジョブの生成・実行をおこなう。
【0145】具体的には、まず、複合機1の処理手段
は、RCS21aが備えるスケジュール機能を実現する
モジュールであるスケジュールサービスの生成するジョ
ブ処理として、所定の時間間隔毎に、他の機器の情報を
取得するように情報取得要求を受け付け、この情報取得
要求を契機として、リモートコントロールアプリ22a
の展開し、起動処理メソッドを実行する。
【0146】言い換えれば、処理手段は、RCS21a
が生成する情報取得要求をユーザーサービスの選択指示
として受け付け、対応するアプリケーションとしてリモ
ートコントロールアプリ22aを展開する。
【0147】そして、処理手段は、リモートコントロー
ルアプリ22aにおいて実行されたログ収集メソッドに
したがい、情報取得プロセスを開始する。
【0148】処理手段は、前述した記憶手段の所定の領
域に格納されたものであって、RCS21aが管理下に
おいている対象機器リストを記憶するデータ記憶領域を
参照し、情報取得の対象となるLAN5にネットワーク
接続されたネットワーク接続機器を特定する。
【0149】情報取得の対象となる機器を特定した処理
手段は、その対象となる機器の機種機番情報を対象機器
リストから取り出し、取り出した機種機番情報をインデ
ックスにして、前述したデータ記憶領域に格納されたも
のであって、RCS21aが管理下においている機種情
報を参照して、対象となる機器の機種情報から情報接続
に必要な情報を取得する。
【0150】この機種情報は、前述したように、機器に
ついてのMIB(Management Information Base)情
報、コマンドの種類、取得できる情報など、管理対象と
なる機器から情報を取得するための取得方法を取り出す
ためのものである。したがって、処理手段は、取得した
機種情報に基づき、プロトコル層で管理しているSOA
P(Simple Object Access Protocol)を用いて、他の
ネットワーク接続機器に対して情報要求をおこなう。
【0151】なお、情報取得対象となるネットワーク接
続機器には、SOAPで通信できる機種、MIBでしか
通信できない機種、CSSでしか通信できない機種の別
がある可能性を考慮し、処理手段は、機種情報に基づき
最適なプロトコルを選定し、選定したプロトコルによ
り、NCS21fにおける情報取得ジョブの生成・実行
をおこなう。
【0152】この情報取得ジョブにおいては、処理手段
がNCS21fを展開し、対象となる機器へ情報送信要
求を送信する。具体的には、図8に示したように、処理
手段は、情報送信要求をネットワーク5を介してMFP
8へと送信する。
【0153】この送信に対し、MFP8が備える処理手
段は、この情報送信要求の受付を契機に、参照RCS5
1aの対機器通信サービスメソッドを実行し、RCS5
1aが管理下におく機種情報に基づき、送信要求を送っ
た複合機1のプロトコルなどの機種情報を読み込み、情
報接続を確立する。
【0154】続いて、MFP8の処理手段は、RCS5
1aの対機器通信サービスメソッドにしたがい、リモー
トコントロールアプリ52aの起動処理メソッドを実行
するとともに、ログ出力メソッドを実行し、必要に応じ
てネットファイルアプリ52bを展開して所定のフォー
マットに変換し、MFP8の内部情報をRCS51aに
引き渡す。
【0155】ここで、引き渡される内部情報は、複合機
1側のログ収集メソッドの内容に応じたものとなるが、
MFP8の最新の機種情報のケースや、MFP8の白黒
プリントのカウンタ値、カラープリントのカウンタ値、
またはこれらのトータルのカウント値などを含むカウン
タ値確定情報のケースが想定される。
【0156】この後、MFP8の処理手段は、返信先の
機種情報を参照しつつ、ログ出力された内部情報を、N
CS51fの受けた情報送信要求ジョブに対する返答と
して送信する。
【0157】複合機1の処理手段は、MFP8から送信
された内部情報を、情報送信要求にまつわるNCS21
fの一連のジョブとして受け付け、受け付けた内部情報
を記憶手段のメモリ14またはHDD15の所定の領域
に格納する。
【0158】また、処理手段は、RCS21aにおける
特定した機器の情報取得要求に基づく一連のジョブとし
て、内部情報を受け取ったネットワーク接続機器につい
て、対象機器リストの対応する通信日時に関する情報を
更新する。
【0159】以上が、対象機器リストにおいて特定した
機器についておこなわれる一連の情報取得プロセスであ
るが、複合機1の処理手段は、リモートコントロールア
プリ22aにおいて展開したログ収集メソッドまたはR
CS21aのスケジュールサービスの設定に応じて、こ
のプロセスを対象機器リストに記憶された他のネットワ
ーク接続機器についても実行する。そして、処理手段
は、設定されたネットワーク接続機器すべてに対して、
上述した情報取得プロセスをアプローチし、機種情報の
取得が成功もしくは失敗した旨を対象機器リストに記録
して、ネットワーク接続機器情報取得処理を完了する。
【0160】続いて、複合機1が管理センター2へネッ
トワーク接続機器の内部情報を送信する接続機器情報送
信処理としておこなう情報送信プロセスの一例を図9に
基づき説明する。なお、図9は、複合機1が管理センタ
ー2側のリモートコントロールサーバ2cとの間で機種
情報の授受をおこなう情報送信プロセスの一例を表すブ
ロック図である。
【0161】図9において、複合機1とリモートコント
ロールサーバ2cは情報接続されているが、情報接続の
形態は、図1に示したように、ネットワークインターフ
ェース16、LAN5、プロキシサーバ6、ファイアウ
ォール7、ネットワーク3、Webサーバ2bを介する
方式や、モデム17、ネットワーク4、ダイアルアップ
2aを介する方式など、ユーザーの環境に応じた方式を
採用すればよく、特定の接続形態に限られるものではな
い。
【0162】また、本実施形態では、リモートコントロ
ールサーバ2cを複合機1などと同様に、アプリケーシ
ョン、共通システムサービス、および汎用OSとを備え
るソフトウェアにより、管理対象となる機器の監視や内
部情報の管理をおこなう構成を採用する。
【0163】そして、リモートコントロールサーバ2c
は、その共通システムサービス記憶領域に、複合機1の
RCS21aおよびNCS21fと同様の機能を備える
RCS61aおよびNCS61fを格納するとともに、
アプリケーション記憶領域に、サーバ機能に特化したリ
モートコントロールサーバアプリ62を格納している。
【0164】また、リモートコントロールサーバアプリ
62が備える異常処理メソッドは、管理センター2の管
理者に特定の機器がアラーム情報を送信した、あるいは
カウンタ値が異常であるなどを示唆する情報を生成し、
表示、あるいは履歴として記憶するなど、所定の通報処
理や情報蓄積をおこなうメソッドである。
【0165】以下、複合機1と管理センター2との間で
の情報送信プロセスを図9に基づき説明する。
【0166】まず、複合機1の処理手段は、RCS21
aが備えるスケジュール機能を実現するモジュールであ
るスケジュールサービスの生成するジョブ処理として、
前述したネットワーク接続機器内部情報取得処理により
取得し、格納したネットワーク接続機器の内部情報を管
理センター2側へ送信する、情報送信プロセスを実行す
る。
【0167】ここで、管理センター側に対し送信する情
報は、ユーザーサービスとして提供したサービスの内容
に関連する情報などが挙げられる。本実施形態では、白
黒プリントのカウンタ値、カラープリントのカウンタ
値、ファクシミリのカウンタ値、スキャンのカウンタ値
などをカウンタ値確定情報として通報(カウンタ値確定
通報)する。
【0168】具体的には、情報送信プロセスとして、複
合機1の処理手段は、スケジュールサービスからの情報
送信要求を契機として、リモートコントロールアプリ2
2aを展開し、カウンタ値確定通報メソッドを実行し、
通報当日の情報送信対象となる対象機器の特定と、対象
機器のカウンタ値確定情報の送信をRCS21a側へ指
示する。この指示を受けて、処理手段は、対象機器リス
トに基づき対応する機種情報を取得し、その機種情報か
らどのような情報を送信するかと規定した送信情報リス
トを読み出し、送信情報を特定する。
【0169】また、処理手段は、送信情報の特定ととも
に、管理センターへの送信条件についても、対象機器リ
ストを参照し、情報接続形態をインターネットなどのネ
ットワークを介したWebサーバ2bへの接続とする指
示もしくはモデムを用いたダイアルアップ接続とする指
示を受け付け、さらに、送信時のプロトコルの設定もお
こなう。本実施形態においては、複合機1、管理センタ
ー2ともにプロトコルはSOAPとされる。
【0170】複合機1側からの情報送信を受けて、管理
センター側のリモートコントロールサーバ2cの処理手
段は、RCS61aを展開し、受信情報管理メソッドを
実行する。処理手段は、受信情報管理メソッドにしたが
い、複合機1側から送信された情報からカウンタ確定情
報を読み出し、対象機器リストの更新およびファイル送
受信メソッドによる情報記憶などをおこなう。
【0171】また、処理手段は、受信した情報内容に基
づき、必要に応じてリモートコントロールサーバアプリ
62を展開し、カウンタ確定情報などを受信できなかっ
た機器について、その機器情報をリモートコントロール
サーバアプリ62側へ引き渡し、異常処理メソッドを実
行する。
【0172】ただし、異常処理メソッドの実行について
は、カウンタ確定情報が受信できなかった場合に限られ
るものではなく、異常に高いカウンタ値を受信した場
合、先月よりトータルカウント値がマイナスとなるカウ
ンタ値を受信した場合など、カウンタ値に信憑性がない
場合も監視している。加えて、サービスマンコールやハ
ードウェアアラームなども情報として監視する。
【0173】〔変形例〕
【0174】前述した実施形態においては、カウンタ値
やアラーム情報など、すべての内部情報をリモートコン
トロールサーバ2cが受け付ける構成としたが、これに
限られるものではなく、内部情報の種別に応じて異なる
IPアドレスを設け、別々に受信・管理するサーバ構成
としてもよい。
【0175】また、接続形態として、LDAP(Lightw
eight Directory Access Protocol)を用いてもよい。
この場合、LDAPクライアントとLDAPサーバを介
して複合機1と管理センター2とが情報接続することに
より、仮想IPアドレスを使用してアクセスを確保で
き、接続において障害が生じても、他のノードに転送さ
れ、常時情報接続可能な通信環境が担保される。
【0176】加えて、前述した実施形態においては、ネ
ットワーク接続機器情報取得処理や接続機器情報送信処
理を実現する、画像形成装置である複合機1に接続され
た外部機器の機器管理プログラムをHDD15などの記
憶手段が備える構成としたが、必要に応じて、例えば、
リモートコントロールアプリ22aのファームウェアア
ップデートメソッドなどを用いて、管理センター2のリ
モートコントロールサーバ2cから機器管理プログラム
をダウンロードする制御構成を採用してもよい。
【0177】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され、機能
するので、これによると、請求項1に記載の発明では、
アプリケーションとハードウェアリソースとの間に、共
通システムサービスを介在させる構成とし、アプリケー
ションとしてリモートコントロールアプリを、共通シス
テムサービスとしてリモートコントロールサービスを含
むので、開発にかかる時間や資源を効率よく分配するこ
とができる。
【0178】また、請求項2に記載の発明では、リモー
トコントロールサービスのスケジュールサービスがリモ
ートコントロールアプリを展開するので、外部からのア
クセスを条件とすることなく、画像形成装置側から情報
の授受をおこなうことが可能となり、ひいては、ネット
ワークセキュリティを維持したままで機器管理を実現で
きる。
【0179】また、請求項3に記載の発明では、あらか
じめ設定した設定時間情報に基づきスケジュールサービ
スが外部機器の管理情報を取得する指示をおこなうの
で、円滑な管理情報の取得が実現できる。
【0180】また、請求項4に記載の発明では、あらか
じめ設定した設定時間情報に基づきスケジュールサービ
スが外部機器の管理情報を送信する指示をおこなうの
で、円滑な管理情報の送信が実現でき、ひいては継続的
な管理サービスを提供する環境を構築できる。
【0181】また、請求項5に記載の発明では、リモー
トコントロールサービスは、対象機器リストを参照し
て、管理情報の授受を制御するので、情報授受の対象を
確実に管理できる。
【0182】また、請求項6に記載の発明では、リモー
トコントロールアプリは、プロトコルを記憶する機種情
報を参照して、管理情報の授受をおこなうので、外部機
器に最適なプロトコルで情報の授受をおこなうことがで
きる。
【0183】また、請求項7に記載の発明では、ネット
ワークコントロールサービスが、複数のプロトコルによ
る通信を選択制御するので、通信環境に応じて煩雑に設
定を変えることなく、確実に情報の授受が可能となる。
【0184】また、請求項8に記載の発明では、複数の
ユーザーサービスアプリケーションを備えるので、画像
形成装置単体で多様なサービスを提供できる。ひいて
は、ユーザーが画像形成装置の設置場所を変更するなど
のレイアウト変更があったとしても、必須のオフィス機
器としてネットワーク接続されるので、監視・管理状態
の復旧が容易に実現できる。
【0185】また、請求項9に記載の発明では、画像形
成装置の処理手段が、所定の時間設定情報に基づきアプ
リケーションを展開させ、外部機器との間で情報の授受
をおこなうので、外部からのアクセスを条件とすること
なく、画像形成装置側から情報の授受をおこなうことが
可能となり、ひいては、ネットワークセキュリティを維
持したままで機器管理を実現できる。
【0186】また、請求項10に記載の発明では、処理
手段が、外部機器へ管理情報送信要求を送り、その管理
情報送信要求に応じた管理情報を前記外部機器から受け
付け、受け付けた管理情報を前記記憶手段の所定の領域
に格納するので、円滑な管理情報の取得が実現できる。
【0187】また、請求項11に記載の発明では、処理
手段が、外部機器へ管理情報を送信するので、円滑な管
理情報の送信が実現でき、ひいては継続的な管理サービ
スを提供する環境を構築できる。
【0188】また、請求項12に記載の発明では、共通
システムサービスとして提供されるネットワークコント
ロールサービスとリモートコントロールサービスとを利
用するので、多大な開発負荷を被ることなく情報の授受
に必要なシステムを実現できる。
【0189】また、請求項13に記載の発明では、処理
手段が、対象機器リストを参照して、管理情報の授受を
おこなうので、情報授受の対象を確実に管理できる。
【0190】また、請求項14に記載の発明では、画像
形成装置の処理手段が、所定の時間設定情報に基づきア
プリケーションを展開させ、外部機器との間で情報の授
受をおこなうので、外部からのアクセスを条件とするこ
となく、画像形成装置側から情報の授受をおこなうこと
が可能となり、ひいては、ネットワークセキュリティを
維持したままで機器管理を実現できる。
【0191】また、請求項15に記載の発明では、処理
手段が、外部機器へ管理情報送信要求を送り、その管理
情報送信要求に応じた管理情報を前記外部機器から受け
付け、受け付けた管理情報を前記記憶手段の所定の領域
に格納するので、円滑な管理情報の取得が実現できる。
【0192】また、請求項16に記載の発明では、処理
手段が、外部機器へ管理情報を送信するので、円滑な管
理情報の送信が実現でき、ひいては継続的な管理サービ
スを提供する環境を構築できる。
【0193】また、請求項17に記載の発明では、共通
システムサービスとして提供されるネットワークコント
ロールサービスとリモートコントロールサービスとを利
用するので、多大な開発負荷を被ることなく情報の授受
に必要なシステムを実現できる。
【0194】また、請求項18に記載の発明では、処理
手段が、対象機器リストを参照して、管理情報の授受を
おこなうので、情報授受の対象を確実に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体
構成を表すシステムブロック図である。
【図2】図1に示した画像形成装置のハードウェア構成
を示すハードブロック図である。
【図3】対象機器リストのうち、ネットワーク接続機器
情報のデータ構造を示すデータ構造図である。
【図4】対象機器リストのうち、サーバ機器情報のデー
タ構造を示すデータ構造図である。
【図5】対象機器リストに関連付けられた機種情報のデ
ータ構造を示すデータ構造図である。
【図6】コントロールサービスやアプリケーションに備
えられる主要なメソッドを示したソフトウェアの詳細ブ
ロック図である。
【図7】ユーザーサービスの提供に際しての標準的な処
理プロセスを示したフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像形成装置が外部機器との間で
機種情報の授受をおこなう情報取得プロセスの一例を表
すブロック図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置が外部機器との間で
機種情報の授受をおこなう情報送信プロセスの一例を表
すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置(複合機) 2 管理センター 2a ダイアルアップサーバ 2b Webサーバ 2c リモートコントロールサーバ 3 ネットワーク(インターネット) 4 ネットワーク(公衆回線) 5 ネットワーク(LAN) 6 プロキシサーバ 7 ファイアウォール 10 ハードウェアリソース 11 白黒レーザプリンタ 12 カラーレーザプリンタ 13 スキャナ 14 メモリ 15 HDD 16 ネットワークインターフェース 17 モデム 18 エンジンインターフェース 19 通信インターフェース 20 ソフトウェア 21 共通システムサービス 21a RCS(リモートコントロールサービス) 21b ECS(エンジンコントロールサービス) 21c MCS(メモリコントロールサービス) 21d OCS(オペレーションパネルコントロールサ
ービス) 21e FCS(ファックスコントロールサービス) 21f NCS(ネットワークコントロールサービス) 21g SCS(システムコントロールサービス) 22 アプリケーション 22a リモートコントロールアプリ 22b ネットファイルアプリ 22c プリンタアプリ 22d コピーアプリ 22e ファックスアプリ 22f スキャナアプリ 31 CPU 32 SDRAM 33 リモートコントロール用メモリ 34 フラッシュメモリ 35 HDD 36 ASIC 37 操作部 38 ネットワークボード 39 ファックスコントロールユニット 40 USB 41 LP(レーザプリンタ) 42 PCIバス 43 モデム 44 PI 51a RCS 51f NCS 52a リモートコントロールアプリ 52b ネットファイルアプリ 61a RCS 61f NCS 62 リモートコントロールサーバアプリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 HN04 HN05 HN15 HP00 5B021 AA01 BB01 BB04 BB09 CC05 EE04 5B098 AA08 GA01 GA03 GC01 GC05 5C062 AA02 AA05 AA30 AA35 AB41 AC48 AC56 AE07 AE15 AF00 AF06 BA00

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザーサービスを提供するため
    の、プリンタ、スキャナなどの画像形成処理で使用され
    るハードウェアリソースを有する画像形成装置であっ
    て、 当該ユーザーサービスに応じた固有のジョブ生成をおこ
    なうユーザーサービスアプリケーションと、前記画像形
    成装置がネットワークを介して接続可能な外部機器の管
    理情報の送受信指示を生成するリモートコントロールア
    プリと、を含む複数のアプリケーションを格納するアプ
    リケーション記憶領域と、 前記アプリケーションと前記ハードウェアリソースとの
    間に介在し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前
    記アプリケーションの少なくとも二つが共通的に利用す
    るジョブであって、前記ハードウェアリソースを制御す
    るジョブの生成をおこなうコントロールサービスから構
    成される共通システムサービスを格納する共通システム
    サービス記憶領域と、を備え、 前記共通システムサービスは、前記ネットワークを介し
    た前記管理情報の授受を制御するネットワークコントロ
    ールサービスと、前記管理情報の授受を制御するリモー
    トコントロールサービスとを含むことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記リモートコントロールサービスは、
    所定の設定時間情報に基づき、前記リモートコントロー
    ルアプリを展開するスケジュールサービスを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記スケジュールサービスは、前記外部
    機器の管理情報を取得する指示をおこなう時間を設定し
    た設定時間情報を備えることを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記スケジュールサービスは、前記外部
    機器の管理情報を送信する指示をおこなう時間を設定し
    た設定時間情報を備えることを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、前記外部機器のネ
    ットワークアドレスを記憶する対象機器リストを記憶す
    るデータ記憶領域を有するものであって、 前記リモートコントロールサービスは、当該対象機器リ
    ストを参照して、前記管理情報の授受を制御することを
    特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、前記外部機器の通
    信に使用するプロトコルを記憶する機種情報を記憶する
    データ記憶領域を有するものであって、 前記リモートコントロールアプリは、当該機種情報を参
    照して、前記管理情報の授受をおこなうことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ネットワークコントロールサービス
    は、複数のプロトコルによる通信を選択制御することを
    特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のユーザーサービスは、前記ハ
    ードウェアリソースを用いてプリンタ、コピー、スキャ
    ナ、ファクシミリとしての機能を提供する画像形成処理
    であり、 前記複数のユーザーサービスアプリケーションは、プリ
    ンタ、コピー、スキャナ、ファクシミリの機能を実現す
    るアプリケーションであって、相互に独立して前記アプ
    リケーション記憶領域に格納されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 複数のユーザーサービスを提供するため
    の、プリンタ、スキャナなどの画像形成処理で使用され
    るハードウェアリソースと、情報の記憶手段と、前記ハ
    ードウェアリソースと前記記憶手段の動作を制御する情
    報の処理手段を備え、 前記記憶手段が、 当該ユーザーサービスに応じた固有のジョブ生成をおこ
    なうユーザーサービスアプリケーションと、前記画像形
    成装置がネットワークを介して接続可能な外部機器の管
    理情報の送受信指示を生成するリモートコントロールア
    プリと、を含む複数のアプリケーションを格納するアプ
    リケーション記憶領域と、 前記アプリケーションと前記ハードウェアリソースとの
    間に介在し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前
    記アプリケーションの少なくとも二つが共通的に利用す
    るジョブであって、前記ハードウェアリソースを制御す
    るジョブの生成をおこなうコントロールサービスから構
    成される共通システムサービスを格納する共通システム
    サービス記憶領域と、を備えた画像形成装置において、 前記処理手段は、 所定の時間設定情報に基づき前記リモートコントロール
    アプリを展開させるステップと、 前記リモートコントロールアプリにしたがい、前記コン
    トロールサービスを用いて前記外部機器との間で情報の
    授受をおこなうステップと、 を実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記処理手段は、前記外部機器との間
    で情報の授受をおこなうステップとして、 前記外部機器へ管理情報送信要求を送るステップと、 当該管理情報送信要求に応じた管理情報を前記外部機器
    から受け付けるステップと、 受け付けた管理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納
    するステップと、 を実行することを特徴とする請求項9に記載の画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 前記処理手段は、前記外部機器との間
    で情報の授受をおこなうステップとして、 前記外部機器へ管理情報を送信するステップを実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記共通システムサービスは、前記ネ
    ットワークを介した前記管理情報の授受を制御するネッ
    トワークコントロールサービスと、前記管理情報の授受
    を制御するリモートコントロールサービスとを含むこと
    を特徴とする請求項9乃至請求項11に記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、前記外部機器のネッ
    トワークアドレスを記憶した対象機器リストを記憶する
    データ記憶領域を有し、 前記処理手段は、当該対象機器リストを参照して前記外
    部機器と情報の授受をおこなうことを特徴とする請求項
    9乃至請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数のユーザーサービスを提供するた
    めの、プリンタ、スキャナなどの画像形成処理で使用さ
    れるハードウェアリソースと、情報の記憶手段と、前記
    ハードウェアリソースと前記記憶手段の動作を制御する
    情報の処理手段を備え、 前記記憶手段が、 当該ユーザーサービスに応じた固有のジョブ生成をおこ
    なうユーザーサービスアプリケーションと、前記画像形
    成装置がネットワークを介して接続可能な外部機器の管
    理情報の送受信指示を生成するリモートコントロールア
    プリと、を含む複数のアプリケーションを格納するアプ
    リケーション記憶領域と、 前記アプリケーションと前記ハードウェアリソースとの
    間に介在し、前記ユーザーサービスを提供する際に、前
    記アプリケーションの少なくとも二つが共通的に利用す
    るジョブであって、前記ハードウェアリソースを制御す
    るジョブの生成をおこなうコントロールサービスから構
    成される共通システムサービスを格納する共通システム
    サービス記憶領域と、を備えた画像形成装置において、 前記処理手段に、 所定の時間設定情報に基づき前記リモートコントロール
    アプリを展開させるステップと、 前記リモートコントロールアプリにしたがい、前記コン
    トロールサービスを用いて前記外部機器との間で情報の
    授受をおこなうステップと、 を実行させるための機器管理プログラム。
  15. 【請求項15】 前記処理手段は、前記外部機器との間
    で情報の授受をおこなうステップとして、 前記外部機器へ管理情報送信要求を送るステップと、 当該管理情報送信要求に応じた管理情報を前記外部機器
    から受け付けるステップと、 受け付けた管理情報を前記記憶手段の所定の領域に格納
    するステップと、 を実行することを特徴とする請求項14に記載の機器管
    理プログラム。
  16. 【請求項16】 前記処理手段は、前記外部機器との間
    で情報の授受をおこなうステップとして、 前記外部機器へ管理情報を送信するステップを実行する
    ことを特徴とする請求項14に記載の機器管理プログラ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記共通システムサービスは、前記ネ
    ットワークを介した前記管理情報の授受を制御するネッ
    トワークコントロールサービスと、前記管理情報の授受
    を制御するリモートコントロールサービスとを含むこと
    を特徴とする請求項14乃至請求項16に記載の機器管
    理プログラム。
  18. 【請求項18】 前記記憶手段は、前記外部機器のネッ
    トワークアドレスを記憶した対象機器リストを記憶する
    データ記憶領域を有し、 前記処理手段は、当該対象機器リストを参照して前記外
    部機器と情報の授受をおこなうことを特徴とする請求項
    14乃至請求項17に記載の機器管理プログラム。
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