JP6340638B2 - エンジンのオイルレベル検出装置取付構造 - Google Patents

エンジンのオイルレベル検出装置取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、エンジン本体に供給されるオイルを内側に貯留するオイルパンを備えるエンジンのオイルレベル検出装置の取付構造に関する。
従来より、車両等に設けられるエンジンには、エンジンの各部を潤滑するためのオイルを貯留するオイルパンが設けられている。
また、特許文献1に開示されているように、オイルパン内のオイルの量を検出するためのオイルレベルセンサがオイルパンに取り付けられたものが知られている。具体的には、特許文献1には、オイルレベルセンサが、その検出部分がオイルパンの内側に挿入される姿勢でオイルパンの底面に取り付けられたものが開示されている。このオイルレベルセンサは、ハーネスを介して制御機器等に接続されており、例えば、オイルレベルセンサで検出されたオイルの量が所定値未満になると制御機器が運転者等に対してその旨を報知するようになっている。
特開2008−163841号公報
ここで、軽量化のためにオイルパンは比較的薄肉の板状部材で形成されるのが好ましい。しかしながら、オイルパンを単に薄肉形状とすると、その剛性が低下してしまいエンジンの稼働時等においてオイルパンの振動およびこれに伴う騒音が大きくなるおそれがある。これに対して、オイルパンにビードを形成する等して剛性を高めることが考えられるが、前記のようにオイルパンにオイルレベルセンサを取り付ける場合には、この取付部分にビードを形成することが困難であるためオイルパンの剛性を十分に高められないおそれがある。すなわち、オイルレベルセンサを安定してオイルパンに固定するためには、その取付部分を平面に近い形状にするのが好ましいが、このようにした場合にはオイルパンの剛性が低下するおそれがある。
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、オイルパンにオイルレベルセンサが取り付けられる構造において、簡単な構成でオイルパンの剛性を高くすることができるオイルレベル検出装置の取付構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、エンジン本体に供給されるオイルを内側に貯留するオイルパンと、前記オイルパンの底面に取り付けられて、当該オイルパン内のオイルの量を検出するオイルレベルセンサと、前記オイルレベルセンサに接続されるハーネスと、を備えるエンジンのオイルレベル検出装置と、前記ハーネスを支持するハーネスブラケットとを備えるエンジンのオイルレベル検出装置取付構造であって、前記ハーネスブラケットは、前記オイルパンの底面から当該オイルパンの一側面まで延びる形状を有し、前記オイルパンは、その底面に設けられて前記ハーネスブラケットを固定するための底面側ブラケット固定部と、その側面に設けられて前記ハーネスブラケットを固定するための側面側ブラケット固定部とを有し、前記側面側ブラケット固定部は、前記オイルパンの側面の長手方向の略中央部分に設けられており、前記底面側ブラケット固定部は、前記オイルパンの側面の長手方向について前記側面側ブラケット固定部から離間した位置に設けられていることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造を提供する(請求項1)。
本発明によれば、ハーネスブラケットによってオイルパンの底面と側面とを連結するという簡単な構成で、オイルパンの剛性を高めることができる。具体的には、オイルパンの底面と側面とがハーネスブラケットを介して連結されることで、これら底面と側面とが相互にその変位を規制しあうことになりオイルパンの変形が抑制される。従って、オイルパンの底面に設けられるオイルレベルセンサの取付部分を平面に近い形状とした場合においても、オイルパンの振動および騒音が増大するのを抑制することができる。
特に、オイルレベルセンサから延びるハーネスを支持するためのハーネスブラケットを利用して前記剛性の向上を実現しており、剛性を高めるための部材を別途設ける場合に比べて構造を簡素化することができる。
しかも、オイルパンの側面の長手方向の中央部分にハーネスブラケットが固定されていることで効果的にオイルパンの側面の剛性を高めることができるとともに、この長手方向について異なる位置でハーネスブラケットが固定されていることでオイルパン全体の剛性も効果的に高めることができる。
前記構成において、前記オイルパンの底面には、前記オイルレベルセンサが取り付けられる平面状のセンサ取付部が設けられており、前記底面側ブラケット固定部は、前記センサ取付部に隣接した位置に設けられているのが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、オイルレベルセンサをオイルパンの底面に安定して取り付けることができるとともに、ハーネスブラケットによってオイルレベルセンサが取り付けられる平面状の取付部の剛性を高めることができる。
前記構成において、前記ハーネスブラケットは、前記オイルパンの底面に沿って延びる第1延出部と、当該第1延出部の長手方向一方端から上方に突出して前記オイルパンの側面に沿って延びる第2延出部とを有し、前記第1延出部の下方および前記第2延出部の外側方を通るように前記ハーネスを支持しているのが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、ハーネスとオイルパンとの干渉を抑制することができる。
前記構成において、前記ハーネスブラケットは、前記第1延出部の下方の位置において前記ハーネスを支持する第1支持部と、前記第2延出部の外側方の位置において前記ハーネスを支持する第2支持部とを備えるのが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、ハーネスを安定して支持しながら、ハーネスをオイルパンからより離間した位置に配索することができ、これらの干渉をより確実に抑制することができる。
前記構成において、前記第1支持部は、前記第1延出部の長手方向について前記第2延出部寄りの位置に設けられており、前記第2支持部は、前記第2延出部の下部に設けられているのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、第1支持部と第2支持部との接続部分において、ハーネスをオイルパンからより確実に離間させてこれらの干渉をより確実に抑制することができる。
以上説明したように、本発明のエンジンのオイルレベル検出装置取付構造によれば、簡単な構成でオイルパンの剛性を高くすることができる。
本発明の一実施形態にかかるエンジンのオイルレベル検出装置取付構造が適用されたエンジンの概略正面図である。 オイルパン周辺の側面図である。 オイルパン周辺の底面図である。 オイルパン周辺の概略斜視図である。 オイルレベルセンサおよびハーネスを取り外した状態でのオイルパン周辺の概略斜視図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図3のVII−VII線断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンのオイルレベル検出装置取付構造が適用されたエンジンを示した概略正面図である。図1に示されるように、オイルパン6は、エンジン本体1の下部に取り付けられている。具体的には、エンジン本体1は、気筒4が形成されたシリンダブロック2とその下部に取り付けられたロアブロック3とを備え、ロアブロック3の下部にオイルパン6が取り付けられている。図1に示した例では、エンジン本体1は一列に並ぶ4つの気筒を備えた直列4気筒エンジンであり、車両に設けられてその駆動源として利用される。なお、図1には、エンジン本体1のうちシリンダブロック2とその下方に配置されてシリンダブロック2に締結されるロアブロック3とのみを示しており、その他のシリンダヘッドや排気通路等の各種部品についての図示は省略している。
図2、図3および図4は、それぞれ、オイルパン6の周辺部分を示した側面図、底面図、概略斜視図である。図5は、オイルパン6から後述するオイルレベルセンサ40およびこれに接続されるハーネス50を取り外した状態での概略斜視図である。図6および図7は、それぞれ、図3のVI−VI線断面図およびVII−VII線断面図である。なお、図6、図7では、一部の図示を省略している。
オイルパン6は、略水平方向に延びる底面20と、この底面20の外周縁から上方に延びる側面10とで構成されており、その内側には、上方に開口する空間であってエンジン本体1の各部に供給される潤滑用のオイルを内側に貯留する空間が区画されている。本実施形態では、オイルパン6の側面10の上端部に、その全周にわたってフランジ6aが形成されており、このフランジ6aとロアブロック3とがボルトにより締結されることでオイルパン6がロアブロック3に固定されている。
図1に示すように、本実施形態では、エンジン本体1は気筒4の配列方向に延びる形状を有しており、これに対応して、オイルパン6も気筒4の配列方向に延びる形状を有している。すなわち、図3等に示すように、平面視で、オイルパン6は、気筒4の配列方向の長さの方がこれと直交する方向の長さよりも長い形状となっている。
具体的には、オイルパン6は、平面視で、略長方形状を呈しており、オイルパン6の側面10は、オイルパン6の長手方向に延びる1対の第1側面11と、オイルパン6の幅方向(平面視でオイルパン6の長手方向と直交する方向)に延びる1対の第2側面12とで構成されている。
以下では、気筒4の配列方向であってオイルパン6の長手方向すなわち図1の左右方向を単に左右方向といい、図1の右、左を単に右、左という。また、図1の紙面と直交する方向を前後方向といい、図1の紙面の奥側を前側、手前側を後側という。
また、本実施形態では、オイルパン6は、図1等に示すように、その深さが左右方向において大きく2段階に変化するように構成されており、オイルパン6の底面20は、右側の第2底面22と、これよりも上方に位置する左側の第1底面21と、これらをつなぐ立壁部23とで構成されている。立壁部23は第1底面21から第2底面22に向かって右斜め下方に緩やかに傾斜している。
ここで、エンジン全体の軽量化のために、オイルパン6は薄肉の板状部材で形成されている。例えばアルミニウムや鉄等の金属板でプレス成型された後に防錆用の塗装が行われることで、オイルパン6が形成される。ただし、オイルパン6を単純に薄肉の板状部材で形成しただけでは剛性が低くなりエンジン稼働時等において振動およびこれに伴う騒音が大きくなってしまう。これに対して、本実施形態では、図1等に示すように、オイルパン6の側面10および底面20に、それぞれ複数のビード6cが形成されている。ただし、オイルパン6の後側の第1側面11のうち左右方向の略中央部分は、平面状とされている。また、図3に示すように、オイルパン6の第2底面22には、ビード6cが形成される一方、第1底面21はそのほぼ全体が略平面状とされている。
オイルパン6の底面20には、オイルレベルセンサ40が取り付けられている。本実施形態では、オイルレベルセンサ40は、略平面状の第1底面21に固定されている。
オイルレベルセンサ40は、オイルパン6内に貯留されているオイルの量を検出するセンサであり、オイルの量に応じて信号を出力する。
図6に示すように、オイルレベルセンサ40は、基部41と、基部41から突出して先端に検出部を備える突出部42とを備える。このオイルレベルセンサ40は、突出部42がオイルパン6内に挿入された状態で基部41が第1底面21にボルトで締結されることでオイルパン6に固定されている。詳細には、第1底面21には平面上のセンサ取付部21aが設けられており、このセンサ取付部21aに基部41が締結されている。
オイルレベルセンサ40には、検出結果を送信するためのハーネス50がコネクタ43を介して接続されている。ハーネス50は、車両に別途設けられたECU(エンジンコントロールユニット、不図示)に接続されており、オイルレベルセンサ40での検出結果はECUに送られる。図1等に示すように、ハーネス50はオイルレベルセンサ40からオイルパン6を超えて上方まで配索される。このように、本実施形態では、エンジンに、オイルパン6と、オイルレベルセンサ40と、ハーネス50とを含むオイルレベル検出装置が設けられている。
オイルパン6には、このオイルレベルセンサ40に接続されたハーネス50を支持するためのハーネスブラケット60が取り付けられている。
図3等に示すように、ハーネスブラケット60は、オイルパン6の底面20から側面10まで延びる形状を有しており、これら底面20と側面10とにおいてオイルパン6に固定されている。すなわち、オイルパン6には、その底面20と側面10とにハーネスブラケット60を固定するための固定部が設けられている。
本実施形態では、図6に示すように、オイルパン6の底面20のうち第1底面21に、その表裏を貫通する貫通孔(以下、底面側ブラケット固定用孔という場合がある)21cが形成されており、この底面側ブラケット固定用孔21cがハーネスブラケット60を固定するための底面側ブラケット固定部として機能する。
図6等に示すように、底面側ブラケット固定用孔21cは、第1底面21のうちオイルレベルセンサ40が取り付けられるセンサ取付部21aに隣接する位置に設けられている。より詳細には、オイルレベルセンサ40とハーネス50との接続部分(オイルレベルセンサ40とハーネス50とを接続するためのコネクタ43)に隣接する位置に設けられている。本実施形態では、底面側ブラケット固定用孔21cは、センサ取付部21aの右側にこれと隣接して設けられている。そして、底面側ブラケット固定用孔21cは、オイルパン6の左右方向の中央よりも左側寄りに位置している。また、図3等に示すように、前後方向について、底面側ブラケット固定用孔21cは、オイルパン6の略中央部分に設けられている。
また、図7に示すように、オイルパン6の後側の第1側面11には、その表裏を貫通する貫通孔(以下、側面側ブラケット固定用孔という場合がある)11cが形成されており、この側面側ブラケット固定用孔11cがハーネスブラケット60を固定するための側面側ブラケット固定部として機能する。この側面側ブラケット固定用孔11cは、図5等に示すように、後側の第1側面11の左右方向の略中央部分であって、略平面状に形成された部分に形成されている。
ハーネスブラケット60は、底面側ブラケット固定用孔21cが形成された部分から側面側ブラケット固定用孔11cが形成された部分まで延びている。
具体的には、図2等に示すように、ハーネスブラケット60は、オイルパン6の底面に沿って、底面側ブラケット固定用孔21cが形成された部分から水平面に沿って右斜め後方に延びる第1延出部61と、この第1延出部61の端部から上方に延びる第2延出部62とを有する。
本実施形態では、ハーネスブラケット60は、板状部材が折り曲げられることで形成されており、第1延出部61は、その裏面がオイルパン6の底面に沿うように延び、第2延出部62は、その裏面がオイルパン6の側面と平行にまたはこれに沿うように延びている。
図2に示すように、第1延出部61は、オイルパン6の底面20の外周縁よりも外側まで延びている。そして、第2延出部62は、オイルパン6から離間した位置において、第1延出部61の端部から上方に延びた後、オイルパン6に向かって折れ曲がり、その後、オイルパン6の側面10に沿って上方に延びている。すなわち、第2延出部62の上下方向の中間部分には、上方に向かってオイルパン6に近接する側に向かう段部62dが形成されており、第2延出部62の下部62bであって段部62dより下側の部分は、オイルパン6から離間した位置において第1側面10と平行に延びている。一方、第2延出部62の上部62aであって段部62dよりも上側の部分は、オイルパン6に沿って延びている。
第1延出部61の前端部61eであって底面側ブラケット固定用孔21cに対向する部分には、その表裏を貫通する貫通孔61fがそれぞれ形成されている。また、第2延出部62の上部62aの上端部であって側面側ブラケット固定用孔11cとそれぞれ対向する部分には、上下方向に延びる溝62fがそれぞれ形成されている。ハーネスブラケット60は、これら貫通孔61fおよび溝62fと、対応するブラケット固定用孔21c,11cとにそれぞれボルト91が挿通されてこれがナット92で固定されることで、オイルパン6に固定されている。
ハーネス50は、第1延出部61から下方に延びる第1ハーネス支持部64と、第2延出部62の下部62bとに固定されており、これにより、ハーネスブラケット60に支持されている。すなわち、本実施形態では、ハーネスブラケット60は、ハーネス50を支持するための第1ハーネス支持部64を有するとともに、第2延出部62の下部62bがハーネス50を支持するための第2ハーネス支持部62bとして機能するようになっている。
第1ハーネス支持部64は、第1延出部61の後端部分であって第2延出部62寄りの部分(図例では、第2延出部62に近接する部分)の右縁から下方に突出しており、オイルパン6の立壁部23に沿うように配置されている。前記のように、ハーネスブラケット60は板状部材で形成されており、第1ハーネス支持部64も板状を有する。
第1ハーネス支持部64には、その表裏を貫通する貫通孔64aが形成されている。第1ハーネス支持部64は、この貫通孔64aにハーネス50を保護する保護部材70が連結されることで、保護部材70を介してハーネス50を支持する。
図2等に示すように、保護部材70は、所定の方向に延びる略板状の部材である。ハーネス50は、この保護部材70に、その長手方向に沿って配索されてテープ等で固定される。保護部材70は、その表面に外側に突出する突起部71を有しており、この突起部71が第1ハーネス支持部64の貫通孔64aと嵌合することで、保護部材70およびこれに固定されたハーネス50は第1ハーネス支持部64に固定される。
図3等に示すように、保護部材70は、底面視で、第1延出部61に沿って延びるように固定されている。ここで、前記のように、第1延出部61はオイルレベルセンサ40とハーネス50との接続部分近傍から延びている。従って、ハーネス50は、オイルレベルセンサ40と第1ハーネス支持部64との間において、底面視で、第1延出部61に沿って延びるように配索される。
また、前記のように、第1ハーネス支持部64は、第1延出部61から下方に延びている。従って、第1ハーネス支持部64に支持されることで、ハーネス50は、第1延出部61ひいてはオイルパン6の底面20から下方に離間した位置を通るように配索される。
図7に示すように、第2ハーネス支持部62bにも、その表裏を貫通する貫通孔62gが形成されている。第2ハーネス支持部62bは、この貫通孔62gにハーネス50が接続されたコネクタ51が連結されることでコネクタ51を介してハーネスを支持する。すなわち、ハーネス50は、オイルレベルセンサ40から第2ハーネス支持部62bまで延びる部分と、それよりも上方に延びる部分とに分かれてこれらがコネクタ51によって接続されるようになっており、第2ハーネス支持部62bは、このコネクタ51を支持している。
具体的には、コネクタ51にはその裏面(オイルパン6側の面)からオイルパン6側に突出する突起部51aが設けられており、この突起部51aが第2ハーネス支持部62bの貫通孔62gに嵌合することでコネクタ51およびハーネス50は第2ハーネス支持部の表面(オイルパン6と反対側の面)上に固定される。
第2ハーネス支持部62bは、ハーネス50が第2延出部62に沿って上下方向に延びるようにコネクタ51を支持しており、ハーネス50は、前記のように第1延出部61に沿って延びた後、第2延出部62に沿って上方に延びるように配索される。ここで、前記のように第2ハーネス支持部62bすなわち第2延出部62の下部62bは、オイルパン6から離間しており、第2延出部62においても、ハーネス50はオイルパン6から離れた位置を通るように配索される。
以上のように、本実施形態では、オイルレベルセンサ40から延びるハーネス50を支持するためのハーネスブラケット60がオイルパン6の側面10と底面20とにわたって延びてこれら側面10と底面20とに固定されており、これら側面10と底面20とが互いにその変位を規制しあうように構成されている。そのため、オイルパン6の底面20のうちオイルレベルセンサ40が取り付けられるセンサ取付部21aを平面形状としながら、オイルパン6の剛性を高めることができる。従って、オイルレベルセンサ40を安定してオイルパン6に固定しながら、オイルパン6の振動およびこれに伴う騒音を小さく抑えることができる。しかも、ハーネスブラケット60を利用してオイルパン6の剛性を高めており、剛性を高めるために別途部材を設けたりオイルパン6の板厚を大きくする必要がなく、簡単な構成でこれを実現することができる。
特に、本実施形態では、ハーネスブラケット60をオイルパン6の底面20に固定する底面側ブラケット固定用孔21cがセンサ取付部21aに隣接した位置に設けられて、ハーネスブラケット60がセンサ取付部21aに隣接した位置で固定されている。
そのため、平面状のセンサ取付部21aの剛性を高めることができる。
また、本実施形態では、ハーネスブラケット60をオイルパン6の側面11に固定するが側面側ブラケット固定用孔11cが左右方向についてオイルパン6の側面11の略中央部分に設けられて、ハーネスブラケット60がオイルパン6の側面11の略中央部分に固定されている。
そのため、オイルパン6の側面の剛性を高めることができる。
特に、この左右方向がオイルパン6の長手方向となっており、オイルパン6の側面11の剛性を効果的に高めることができる。
また、底面側ブラケット固定用孔21cが、左右方向について側面側ブラケット固定用孔11cから離間した位置に設けられており、オイルパン6の底面20と側面11とにおいて、ハーネスブラケット60が左右方向の異なる位置で固定されている。
従って、左右方向についてオイルパン6の変位を2つの異なる位置で規制することができ、オイルパン6全体の剛性を効果的に高めることができる。
また、本実施形態では、ハーネスブラケット60に、第1延出部61から下方に延びる第1ハーネス支持部64が設けられるとともに、第2延出部62の下部62bであってハーネス50を支持する第2ハーネス支持部62bがオイルパン6から離間する方向に突出するように構成されている。そして、これに伴い、ハーネス50がオイルパン6から離間する位置を通って、かつ、ハーネスブラケット60に沿って配索されるようになっている。そのため、ハーネス50とオイルパン6との干渉を抑制することができ、この干渉に伴うハーネス50およびオイルパン6の損傷を抑制することができる。
特に、第1ハーネス支持部64が、第1延出部61の後端部付近であって第2延出部62寄りの位置に設けられているとともに、第2ハーネス支持部64が第2延出部62の下部に設けられているため、第1延出部61と第2延出部62との接続部分、すなわち、ハーネスブラケット60が上方に折れ曲がる部分において、ハーネス50をより確実にオイルパン6から離間した位置に配置することができる。従って、ハーネス50とオイルパン6との干渉をより確実に抑制することができる。
ここで、前記実施形態では、底面側ブラケット固定用孔21cと側面側ブラケット固定用孔11cの左右方向の位置を同じように設定してもよい。ただし、前記のように、これらの位置を左右方向について異なるように設定すれば、オイルパン6の剛性を効果的に高めることができる。
また、ハーネスブラケット60がハーネス50を支持する構成は前記に限らない。ただし、ハーネスブラケット60によって、ハーネス50を、ハーネスブラケット60に沿うように、かつ、オイルパン6から離間する位置を通るように支持すれば、前記のように、ハーネスとオイルパン6との干渉およびこれに伴うハーネスおよびオイルパン6の損傷を抑制することができる。
また、ハーネスブラケット60をオイルパン6に固定するための具体的な構造は、前記のようにボルト91とナット92とを利用したものに限らない。例えば、これらを溶接等により固定してもよい。
また、ハーネスブラケット60にハーネス50を支持させるための具体的な構造も前記に限らない。
1 エンジン本体
6 オイルパン
11 オイルパンの側面
11c 側面側ブラケット固定用孔(側面側ブラケット固定部)
20 オイルパンの底面
21a センサ取付部
21c 底面側ブラケット固定用孔(底面側ブラケット固定部)
40 オイルレベルセンサ
50 ハーネス
60 ハーネスブラケット
61 第1延出部
62 第2延出部
62b 側面側ハーネス支持部(第2延出部の下部)
64 第1ハーネス支持部
70 保護部材

Claims (5)

  1. エンジン本体に供給されるオイルを内側に貯留するオイルパンと、前記オイルパンの底面に取り付けられて、当該オイルパン内のオイルの量を検出するオイルレベルセンサと、前記オイルレベルセンサに接続されるハーネスと、を備えるエンジンのオイルレベル検出装置と、前記ハーネスを支持するハーネスブラケットとを備えるエンジンのオイルレベル検出装置取付構造であって、
    前記ハーネスブラケットは、前記オイルパンの底面から当該オイルパンの一側面まで延びる形状を有し、
    前記オイルパンは、その底面に設けられて前記ハーネスブラケットを固定するための底面側ブラケット固定部と、その側面に設けられて前記ハーネスブラケットを固定するための側面側ブラケット固定部とを有し、
    前記側面側ブラケット固定部は、前記オイルパンの側面の長手方向の略中央部分に設けられており、
    前記底面側ブラケット固定部は、前記オイルパンの側面の長手方向について前記側面側ブラケット固定部から離間した位置に設けられていることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造。
  2. 請求項1に記載のエンジンのオイルレベル検出装置取付構造において、
    前記オイルパンの底面には、前記オイルレベルセンサが取り付けられる平面状のセンサ取付部が設けられており、
    前記底面側ブラケット固定部は、前記センサ取付部に隣接した位置に設けられていることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンのオイルレベル検出装置取付構造において、
    前記ハーネスブラケットは、前記オイルパンの底面に沿って延びる第1延出部と、当該第1延出部の長手方向一方端から上方に突出して前記オイルパンの側面に沿って延びる第2延出部とを有し、前記第1延出部の下方および前記第2延出部の外側方を通るように前記ハーネスを支持していることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造。
  4. 請求項3に記載のエンジンのオイルレベル検出装置取付構造において、
    前記ハーネスブラケットは、前記第1延出部の下方の位置において前記ハーネスを支持する第1支持部と、前記第2延出部の外側方の位置において前記ハーネスを支持する第2支持部とを備えることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造。
  5. 請求項4に記載のエンジンのオイルレベル検出装置取付構造において、
    前記第1支持部は、前記第1延出部の長手方向について前記第2延出部寄りの位置に設けられており、前記第2支持部は、前記第2延出部の下部に設けられていることを特徴とするエンジンのオイルレベル検出装置取付構造。
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