JPH09280071A - 汎用エンジンのワイヤハーネス配設構造 - Google Patents

汎用エンジンのワイヤハーネス配設構造

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JPH09280071A
JPH09280071A JP11306796A JP11306796A JPH09280071A JP H09280071 A JPH09280071 A JP H09280071A JP 11306796 A JP11306796 A JP 11306796A JP 11306796 A JP11306796 A JP 11306796A JP H09280071 A JPH09280071 A JP H09280071A
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JP
Japan
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engine
stay
wire harness
tank
fuel tank
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JP11306796A
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Inventor
Takeshi Okawa
毅 大川
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用エンジンにおけるワイヤハーネスの破損
を防止して信頼性を向上させると共に、同上エンジンの
見栄えを向上させる。また、上記のようにすることが、
簡単な構成で達成されるようにする。 【解決手段】 エンジン本体3にタンクステー39を介
して燃料タンク37を支持させる。電気部品同士を接続
させるワイヤハーネス62を設ける。上記タンクステー
39と燃料タンク37との間の隙間64に上記ワイヤハ
ーネス62を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品同士を接
続させるワイヤハーネスを備えた汎用エンジンにおい
て、上記ワイヤハーネスの配設構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記汎用エンジンは、通常、潤滑油の油
量を検出する油面センサーや、油量が不足したときの上
記油面センサーの検出信号を入力して警告を発する警告
灯などの電気部品を備えており、これら電気部品同士は
ワイヤハーネスにより接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の技術では、ワイヤハーネスはエンジンの外部に露出
している。
【0004】このため、上記ワイヤハーネスが、外部の
何らかの物体に接触し易くなって破損し易くなるという
信頼性上の問題がある。
【0005】また、上記ワイヤハーネスは外観上、容易
に見えるため、これがエンジンの見栄えを低下させるお
それがある。
【0006】そこで、上記ワイヤハーネスを覆い隠すカ
バー体を別途に設けることが考えられる。しかし、これ
では部品が多くなってエンジンの構成が複雑になり、か
つ、高価になるという問題を生じる。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、汎用エンジンにおけるワイヤハーネスの
破損を防止して信頼性を向上させると共に、同上エンジ
ンの見栄えを向上させることを課題とする。
【0008】また、上記のようにすることが、簡単な構
成で達成されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の汎用エンジンのワイヤハーネス配設構造は、
エンジン本体3にタンクステー39を介して燃料タンク
37を支持させ、電気部品同士を接続させるワイヤハー
ネス62を設けた場合において、上記タンクステー39
と燃料タンク37との間の隙間64に上記ワイヤハーネ
ス62を配設したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0011】図1〜5において、符号1は汎用エンジン
(内燃機関)である。なお、説明の便宜上、図中矢印F
rの方向を前方として、以下説明する。
【0012】図において、エンジン1は固定側である基
台2上に設置されるエンジン本体3を有し、このエンジ
ン本体3はクランク軸4を支承するクランクケース5
と、このクランクケース5に一体的に突設されるシリン
ダと、このシリンダの突出端に取り付けられるシリンダ
ヘッド6とを備えている。
【0013】上記シリンダヘッド6の吸気通路に気化器
8とエアクリーナ9とが連設されている。上記気化器8
はその外殻を構成するキャブケース10と、このキャブ
ケース10に支承されるチョーク弁11とスロットル弁
12とを有し、上記チョーク弁11と共に回動するチョ
ークアーム13と、上記スロットル弁12と共に回動す
るスロットルアーム14とが設けられている。
【0014】上記エアクリーナ9はその外殻を構成する
クリーナケース15と、このクリーナケース15に収容
されるエレメントとで構成されている。また、上記クリ
ーナケース15は、上記キャブケース10と共に上記エ
ンジン本体3に対し、締結具16により着脱自在に共締
めされるケース本体17と、このケース本体17に着脱
自在に取り付けられるケースカバー18とで構成されて
いる。上記締結具16は上記エンジン本体3にねじ付け
られてその突出端側が上記キャブケース10とケース本
体17とを貫通するスタッドボルト16aと、このスタ
ッドボルト16aの突出端にねじ込められるナット16
bとで構成されている。
【0015】上記エンジン本体3にチョークレバー21
が回動自在に枢支され、このチョークレバー21は上記
チョークアーム13にチョークリンク22により連動連
結されている。また、前記クランク軸4に連動するガバ
ナ機構24が設けられ、このガバナ機構24に連動する
ガバナアーム25が同上エンジン本体3に枢支されてい
る。また、上記エンジン本体3にスロットルレバー26
が回動自在に枢支されている。上記ガバナアーム25は
上記スロットルアーム14にスロットルリンク27によ
り連動連結され、また、上記スロットルレバー26は上
記ガバナアーム25にばね28により連動連結されてい
る。
【0016】特に、図3、4において、上記チョークア
ーム13に係止孔13aが形成され、チョークレバー2
1に係止孔21aが形成されている。上記チョークリン
ク22はほぼ水平に延び、このチョークリンク22の一
端部22aは上記チョークアーム13の上方から係止孔
13aに嵌脱自在に遊嵌状に嵌入され、上記チョークリ
ンク22の他端部22bが上記チョークレバー21の上
方から係止孔21aに嵌脱自在に緊密に嵌入されてい
る。
【0017】上記ケース本体17には抜け止め片29が
一体的に突設され、この抜け止め片29は上記チョーク
リンク22の上面に当接させられ、この当接によって、
上記チョークリンク22が上記各係止孔13a,21a
から上方に向って自由に離脱することが防止されてい
る。
【0018】上記チョークアーム13とチョークレバー
21とからチョークリンク22を取り外す場合には、ま
ず、ケース本体17からケースカバー18を取り外す
(図3中仮想線)。すると、上記締結具16のナット1
6bが外部に露出するため、このナット16bを緩め、
上記スタッドボルト16aからケース本体17を抜き出
しながらこのケース本体17を上記気化器8のキャブケ
ース10から取り外す。
【0019】上記の場合、ケース本体17には前記した
ように抜け止め片29が一体成形されているため、この
抜け止め片29は上記ケース本体17と共に気化器8の
キャブケース10から取り外される。これにより、上記
チョークリンク22は上記抜け止め片29による圧接か
ら解放される。そこで、上記チョークリンク22を持ち
上げると(図4中矢印A、仮想線)、このチョークリン
ク22の他端部22bが係止孔21aに嵌合したまま
で、この嵌合部を中心として、上記チョークリンク22
の一端部22aが上方に回動させられる。すると、上記
チョークリンク22の一端部22aは上記係止孔13a
から容易に離脱させられる。次に、上記チョークリンク
22の一端部22a側を上方に大きく回動させて、上記
他端部22bを係止孔21aから離脱させれば、チョー
クリンク22の取り外しが完了する。
【0020】上記チョークリンク22を取り付ける場合
には、上記と逆の手順によればよい。
【0021】即ち、上記チョークリンク22の着脱は、
上記エンジン本体3に気化器8を取り付けた後にできる
ため、この気化器8の取り付けにチョークリンク22が
関連しない分、上記気化器8の取り付け、取り外し作業
が容易となる。なお、上記抜け止め片29は気化器8の
キャブケース10に設けてもよい。
【0022】図2、3、5において、上記エンジン本体
3の上部前縁に左右に延びる横長の表示板31がボルト
32によって着脱自在に取り付けられている。この表示
板31には左右に細長い左右一対の開口33,33が形
成されている。上記チョークレバー21とスロットルレ
バー26の各把持部は、上記開口33,33を上記表示
板31の後方から上記表示板31の前側に貫通してい
る。上記チョークレバー21とスロットルレバー26の
各把持部の下方近傍で上記表示板31の表面にチョーク
弁11とスロットル弁12のそれぞれの開度を示す表示
部35,35が設けられている。上記表示板31の表面
は斜め上方に対向するよう傾斜させられており、このた
め、この表示板31の表面に取り付けられる表示部3
5,35も上記のように傾斜させられている。このよう
にして、上記表示部35,35は上記燃料タンク37の
下側に設けられているにもかかわらず、上記表示部3
5,35が見易くなることとされている。
【0023】図1〜3において、上記気化器8を介して
エンジン本体3内部の燃焼室にガソリンである燃料36
を供給する燃料タンク37が設けられている。この燃料
タンク37は、上記エンジン本体3の上面に板金製タン
クステー39により支持されている。
【0024】上記タンクステー39は、上記エンジン本
体3の上面に締結具40により着脱自在に締結されるほ
ぼ水平に延びるステー基板41と、このステー基板41
の側部から上方に一体的に延びるステー側板42とで構
成されている。そして、上記燃料タンク37は上記タン
クステー39のステー側板42の上端に締結具43と緩
衝体44とにより支持されている。
【0025】上記燃料タンク37の底部には燃料コック
47が設けられ、この燃料コック47と前記気化器8と
を連結する燃料供給チューブ46が設けられている。上
記燃料コック47の開閉で、この燃料コック47と燃料
供給チューブ46とを通し上記燃料タンク37から気化
器8へ燃料36が供給、停止可能とされる。
【0026】上記エンジン本体3の前面には、始動装置
であるリコイルスタータ48が設けられている。49は
その把手である。
【0027】上記ステー側板42の外側面には、メイン
スイッチ51が締結具である第1ボルト53と第1ナッ
ト52とによって着脱自在に取り付けられている。この
メインスイッチ51のオン、オフで点火が可能とされ、
もしくは、点火が停止可能とされている。
【0028】上記クランクケース5の内底部に潤滑油を
溜める油溜め部が設けられ、ここにおける潤滑油量を検
出する潤滑油検出センサー57が設けられている。ま
た、上記クランクケース5の内底部の潤滑油量が所定量
より少なくなったときに警告を発する警報手段である警
告灯58が設けられ、この警告灯58は上記タンクステ
ー39のステー基板41の前縁に形成された取付孔59
に嵌入されて、同上ステー基板41に着脱自在に取り付
けられている。
【0029】潤滑油量が所定量以下になったとき、これ
を検出した上記潤滑油検出センサー57の検出信号を入
力して、上記警告灯58を点灯させる電子的な警告用コ
ントローラ60が設けられている。この警告用コントロ
ーラ60は上記ステー基板41に締結具61により着脱
自在に締結されている。電気部品である上記潤滑油検出
センサー57と警告灯58はそれぞれのワイヤハーネス
62(複数のワイヤハーネス62)により上記警告用コ
ントローラ60に電気的に接続されている。
【0030】上記燃料タンク37と、タンクステー39
のステー側板42との間には隙間64が形成されてお
り、この隙間64に上記ワイヤハーネス62が配設され
ている。
【0031】上記ステー側板42には、未使用の第2ナ
ット65が取り付けられている。
【0032】上記エンジン1を駆動させるときには、ま
ず、メインスイッチ51をオン(ON)し、かつ、リコ
イルスタータ48の把手49を勢いよく引いてクランク
軸4をクランキングさせる。すると、気化器8に負圧が
作用して、ここに燃料36が供給される。次に、この気
化器8を介し上記燃料36がエンジン本体3内の燃焼室
に供給され、これが燃焼に供される。これにより、エン
ジン1が始動させられ、駆動が続けられることにより、
このエンジン1の動力が上記クランク軸4から出力され
る。上記エンジン1の駆動状態で、チョークレバー21
やスロットルレバー26を操作すれば、エンジン出力の
調整ができる。
【0033】上記リコイルスタータ48によりエンジン
1を始動させるとき、上記クランクケース5の内底部の
潤滑油量が所定量よりも少ないと、上記警告用コントロ
ーラ60により警告灯58が点灯させられるようになっ
ている。この場合の電源は、エンジン1が回転したとき
の点火のための発電電力が用いられる。また、エンジン
1の駆動中に潤滑油量が所定量よりも少なくなれば、同
上警告用コントローラ60がエンジン1を停止させる。
【0034】図2において、上記チョークレバー21、
スロットルレバー26、燃料コック47、およびメイン
スイッチ51はエンジン1の前面側で左右に互いに接近
して並設されており、このため、これらへの操作がし易
くなっている。
【0035】図1〜5は、始動装置としてリコイルスタ
ータ48だけを備えたものを示したが、図6は、上記リ
コイルスタータ48に加えて、セルモータ66を備えた
ものを示している。
【0036】これによれば、警告用コントローラ60に
メインスイッチ51と警告灯58とが取り付けられ、上
記警告用コントローラ60は、前記第1ボルト53と第
1ナット52、前記第2ナット65にねじ付けられる第
2ボルト67、前記取付孔59を利用して設けられる締
結具68によって、ステー側板42に着脱自在に取り付
けられている。
【0037】即ち、図1〜5で示したセルモータ66無
しのエンジン1と、図6で示したセルモータ66有りの
エンジン1とは、多くの部品の共通化が図られている。
【0038】なお、上記メインスイッチ51はセルモー
タ66のオン、オフスイッチを兼ねている。
【0039】
【発明の効果】本発明は、エンジン本体にタンクステー
を介して燃料タンクを支持させ、電気部品同士を接続さ
せるワイヤハーネスを設けた汎用エンジンにおいて、上
記タンクステーと燃料タンクとの間の隙間に上記ワイヤ
ハーネスを配設してある。
【0040】このため、電気部品同士を接続させるワイ
ヤハーネスがエンジンの外部に露出することは、上記タ
ンクステーと燃料タンクとによって防止される。
【0041】よって、上記ワイヤハーネスが、外部の何
らかの物体に接触するということが防止されて破損する
ことが防止され、もって、ワイヤハーネスの信頼性が向
上する。
【0042】また、上記ワイヤハーネスは、外観上、容
易に見えるということが防止されてエンジンの見栄えが
向上する。
【0043】しかも、ワイヤハーネスの露出の防止に
は、エンジンに既設のタンクステーと燃料タンクとが利
用されたのであり、よって、上記した信頼性の向上と、
見栄えの向上は簡単な構成によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視図である。
【図2】正面図である。
【図3】平面図である。
【図4】図2の部分拡大展開図である。
【図5】図2の5‐5線矢視断面図である。
【図6】セルモータを有していないエンジンにセルモー
タを取り付けた場合の部分正面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 エンジン本体 37 燃料タンク 39 タンクステー 62 ワイヤハーネス 64 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体にタンクステーを介して燃
    料タンクを支持させ、電気部品同士を接続させるワイヤ
    ハーネスを設けた汎用エンジンにおいて、 上記タンクステーと燃料タンクとの間の隙間に上記ワイ
    ヤハーネスを配設した汎用エンジンのワイヤハーネス配
    設構造。
JP11306796A 1996-04-09 1996-04-09 汎用エンジンのワイヤハーネス配設構造 Pending JPH09280071A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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