JP6332755B2 - ラックの側枠構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、ラック間口方向に所要間隔を隔てて配置されて、棚用水平構造体の両端を支持することによりラックを構成する側枠構造体に関するものである。
上記のように使用されるラックの側枠構造体としては、特許文献1にも記載されるように、ラックの奥行き方向前後に配置された前後一対の支柱間に、X字形に互いに交差する2本のラチス材から成るクロスラチスと水平連結具を架設して成る側枠構造体が知られており、特許文献を示すことは出来ないが、前記クロスラチスにおける2本のラチス材を、その交差部において締結具により互いに締結一体化することも知られている。又、特許文献1では、支柱に対するラチス材端部の取り付けには、当該支柱側から突設させた取付け板を利用しているが、ラチス材の端部を支柱の左右両側板間に差し込んだ状態で、これらを貫通する締結具により、当該ラチス材の端部と支柱の左右両側板とを互いに連結する構成も知られている。
特開平8−48405号公報 特開2003−104522号公報
特許文献1に記載の側枠構造体の構成では、溶接などにより支柱側面に取付け板を突設しなければならず、側枠構造体の製造コストが高くなるだけでなく、側枠構造体にラックの奥行き方向の外力が作用したときに、1枚の板材から成る前記取付け板が座屈変形する恐れがあり、強度面での問題点もある。この特許文献1に記載の構成を、特許文献2に記載の構成に倣って、ラチス材の端部を支柱間に挟み込んで締結する構成に変えることにより、特許文献1に記載の構成での問題点を解消することが出来るが、2本のラチス材をX字形に交差させてクロスラチスを構成しているので、同一高さに位置する2本のラチス材の同一高さに位置する端部が、前記支柱の巾方向にずれているので、特許文献1に記載の側枠構造体で採用されている水平連結具の両端を、前記支柱の高さ方向の端にあって、一方の支柱の右側板内面に隣接する一方のラチス材の遊端部と、他方の支柱の左側板内面に隣接する他方のラチス材の遊端部とを重ねて、締結具により支柱の左右両側板間に取り付けることが出来ない。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるラックの側枠構造体を提案するものであって、本発明に係るラックの側枠構造体は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、ラックの奥行き方向前後に配置された前後一対の支柱(3a,3b)と、クロスラチス(4a)を備え、このクロスラチス(4a)は、X字形に互いに交差する2本のラチス材(10a,10b)を、その交差部において互いに結合して成るもので、これら各ラチス材(10a,10b)の端部が、前記支柱(3a,3b)の左右両側板(7)間に挟まれた状態で、当該両側板(7)間を横断する締結具(ボルトナット(17))により前記支柱(3a,3b)に取り付けられたラックの側枠構造体(1)において、
前記クロスラチス(4a)の各ラチス材(10a,10b)は、前記支柱(3a,3b)の左右両側板(7)間の巾の半分の巾を有するものであり、前記支柱(3a,3b)の高さ方向の端に位置するクロスラチス(4a)の2本のラチス材(10a,10b)の、別のクロスラチスのラチス材端部と重ならない遊端部には、各ラチス材(10a,10b)と同一巾で且つ前後一対の前記支柱(3a,3b)間の間隔よりも短い長さの2本の水平棒状体(12a,12b)の各外端部を重ね合わせた状態で、前記支柱(3a,3b)の左右両側板(7)間に挟ませ、これらラチス材(10a,10b)の遊端部と水平棒状体(12a,12b)の外端部とを、これらを貫通する前記締結具(ボルトナット(17))により前記支柱(3a,3b)の左右両側板(7)間に取り付け、左右横方向に位置がずれている前記2本の水平棒状体(12a,12b)は、その内端側において結合一体化されて、1本の水平連結体(5a)を構成したものである。
上記本発明の構成によれば、前後一対の支柱間に架設されるクロスラチスや水平連結体の端部の全てを、支柱の左右両側板間に挟んで締結具により取り付けることが出来、支柱側に取付け板などの別部品の取り付けが不要で、安価に実施することが出来る。勿論、水平連結体が、支柱の高さ方向の端に位置するクロスラチスのラチス材端部間をつなぐように、前後一対の支柱間に架設されるので、強度面でも優れた側枠構造体を得ることが出来るのであるが、当該水平連結体の支柱への取り付けも、この水平連結体の両端部とラチス材の遊端部とを重ねて、1本の締結具により支柱の左右両側板間に取り付けるのであるから、クロスラチスや水平連結体の取り付けに必要な締結具は最少本数で済み、組立ても容易に行える。
上記本発明を実施する場合、前記水平連結体(5a)は、2本の水平棒状体(12a,12b)の内端部どうしを溶接などにより前以て結合一体化したものでも良いが、前記2本の水平棒状体(12a,12b)を、その左右横方向に重なる部分において、当該水平棒状体(12a,12b)の長さ方向の複数個所で着脱自在な連結具(ボルトナット(13))により互いに連結して構成するときは、側枠構造体の組み立て時には、2本の水平棒状体の外端部を各別に支柱側へ、ラチス材の遊端部と共に締結具により取り付け、最後に2本の水平棒状体の内端側を持ち上げて左右横方向に互いに重ね合わせた後に、所要本数の前記連結具により互いに締結一体化すれば良いので、側枠構造体の組み立て時の工数は増えるが、作業がし易くなる。
又、前記2本の水平棒状体(12a,12b)として、上下の何れか一方が開放されている溝形鋼を利用することが出来るが、この場合、当該2本の水平棒状体(12a,12b)の前記連結具(ボルトナット(13))が貫通する箇所には、潰れ防止具(18)を取り付けることが出来る。この潰れ防止具(18)は、前記溝形鋼の解放部(リップ部(16)間)より内側に入り込んで当該溝形鋼の両側板部(15)の互いに接近する方向への変形を阻止する嵌合部(23)と、前記溝形鋼の相手側溝形鋼と隣接しない外側に当接する側壁部(20)とを備えたものとし、前記側壁部(20)を前記連結具(ボルトナット(13))が貫通する状態で取り付けることが出来る。この構成によれば、前記結合具を締め付けたときに、溝形鋼の両側板部が互いに接近する方向へ変形するのを、前記潰れ防止具の嵌合部で阻止することが出来る。
特にこの場合、前記潰れ防止具(18)の側壁部(20)を、前後一対の前記支柱(3a,3b)の左右両側板(7)と同じ厚さとすることにより、2本の水平棒状体(溝形鋼)と、これら両水平棒状体の外側に当て付けられる前記潰れ防止具の側壁部を含む、結合具が締結する対象部位の全体の巾が、支柱の左右両側板の外側面間の巾と等しくなる。従って、支柱の左右両側板間に挟まれたラチス材の端部と水平連結体の端部とを固定するための締結具として、端部に必要最小限の長さの螺軸部を備えた、必要最小限の長さのボルトとナットを使用する場合、その締結具(ボルトナット)を、2本の水平棒状体を結合して水平連結体を構成する場合に必要な連結具(ボルトナット)に利用することが出来、全体の部品種類を少なくして安価に実施することが出来る。
図1は、ラック全体を示す概略斜視図である。 図2は、側枠構造体を示す、一部切欠き正面図である。 図3は、側枠構造体の上端水平連結体を示す一部縦断正面図である。 図4は、前記上端水平連結体を示す一部横断平面図である。 図5Aは、図4の中央部分の拡大図、図5Bは、前記上端水平連結体の要部の縦断側面図、図5Cは、潰れ防止具の斜視図である。 図6は、前記側枠構造体の中間部の一部縦断正面図である。 図7は、前記側枠構造体の中間部の一部横断平面図である。
図1に示されるラックは、ラック間口方向に所要間隔を隔てて配置された2つの側枠構造体1間に、棚用水平構造体2が上下方向適当間隔おきに複数段架設されたものである。棚用水平構造体2は種々の構造のものが知られており、特に限定されるものではないので、ここでは説明は省略する。側枠構造体1は、ラックの奥行き方向前後一対の支柱3a,3bと、この前後一対の支柱3a,3b間に架設された上下複数のクロスラチス4a〜4f、最上端クロスラチス4aの上端で前後一対の支柱3a,3b間に架設された上端水平連結体5a、及び最下端クロスラチス4fの下端で前後一対の支柱3a,3b間に架設された下端水平連結体5bから構成されている。側枠構造体1も、図示の構成に限定されるものではなく、ラックの規模などに応じて、使用するクロスラチスの数は、最少1つから任意の数だけ使用される。又、奥行きが大きなラックの場合、上記構成の側枠構造体1を、支柱3a,3bが互いに背中合わせに隣接するように、ラックの奥行き方向前後に配置し、必要に応じて、互いに背中合わせに隣接する支柱3a,3bを結合一体化して構成することも可能である。更に、場合によっては、上下両端の水平連結体5a,5bの内、一方を省くことも可能である。
以下、図示の側枠構造体1の詳細構造を、図2〜図7に基づいて説明すると、前後一対の支柱3a,3bは、正面板6と左右両側板7とから成る横断面溝形構造のもので、左右両側板7は、その正面板6に隣接する前半部の内側間隔よりも後半部の内側間隔が狭くなって、当該後半部が、部材取付け板部8となっている。又、左右両側板7の後側辺には、外側に折曲された補強用折曲板部9が形成されている。この前後一対の支柱3a,3bは、正面板6が側枠構造体1の前後両端面を形成する向きで、前後対称に配置されている。
クロスラチス4a〜4fは、2本のラチス材10a,10bが、その長さ方向の中央位置で互いに重なってX字形に交差すると共に、その交差部が、締結具としてのボルトナット11により互いに結合されることによって構成された、全て同一構造、同一サイズのものであり、上下両水平連結体5a,5bは、2本の水平棒状体12a,12bを、その内端から一定長さ領域を左右横方向に互いに重ね合わせ、その重なり部分の中央と両端近傍の3箇所を、連結具としてのボルトナット13によって結合して一体化したものである。各クロスラチス4a〜4fを構成するラチス材10a,10bと、上下両水平連結体5a,5bを構成する水平棒状体12a,12bは、背板部14と左右両側板部15、及び左右一対のリップ部16を備えた、断面形状とサイズが同一のリップ付き溝形鋼を、左右一対のリップ部16が下側になる向きで使用しており、その横巾は、前記支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間の間隔の略半分となっている。
図示の構成では、各クロスラチス4a〜4fを同じ向きで上下方向に配列させたとき、各クロスラチス4a〜4fのラチス材10a,10bの内、後ろ側支柱3bのある側が高くなる向きに傾斜するラチス材10aは、反対側の前側支柱3aのある側が高くなる向きに傾斜するラチス材10bに対して、全て外側に隣接することになる。従って、各クロスラチス4a〜4fを同じ向きで上下方向に配列させたとき、下側になるクロスラチス4b,4d,4fのラチス材10a,10bの上端部と、上側になるクロスラチス4a,4c,4eのラチス材10a,10bの下端部とを、左右横方向に互いに重ね合わせることが出来る。そして、この上下両ラチス材10a,10bの端部の重なり部は、支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間に丁度嵌合させることが出来る巾となっているので、この上下両ラチス材10a,10bの端部の重なり部を部材取付け板部8の内側面間に挟んだ状態で、これらを水平横向きに貫通する、締結具としてのボルトナット17によって、締結固定している。
各水平連結体5a,5bの両端部(水平棒状体12a,12bの外端部)間の長さは、上記のように前後一対の支柱3a,3b間に架設したクロスラチス4a〜4fにおけるラチス材10a,10bの上端部間及び下端部間の距離と略等しく構成されている。そして水平連結体5a,5bの両端部、即ち、水平棒状体12a,12bの外端部は、その巾分だけ左右横方向に位置がずれているので、上端の水平連結体5aと下端の水平連結体5bを前後逆向きに配置することにより、上端のクロスラチス4aの外側に位置するラチス材10aの上端部内側に、上端の水平連結体5aの内側に位置する水平棒状体12bの外端部を重ね合わせると共に、上端のクロスラチス4aの内側に位置するラチス材10bの上端部外側に、上端の水平連結体5aの外側に位置する水平棒状体12aの外端部を重ね合わせることが出来る。同様に、下端のクロスラチス4fのラチス材10a,10bの下端部に、下端の水平連結体5bの水平棒状体12b,12aの外端部を水平横方向に重ね合わせることが出来る。そして、このラチス材10a,10bの端部と水平連結体5a,5bの両端部の重なり部は、支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間に丁度嵌合させることが出来る巾となっているので、当該重なり部を部材取付け板部8の内側面間に挟んだ状態で、これらを水平横向きに貫通するボルトナット17によって、締結固定している。
水平連結体5a,5bにおける水平棒状体12a,12bどうしのボルトナット13による連結部には、潰れ防止具18が組み込まれている。この潰れ防止具18は、前記支柱3a,3bを構成している板材(左右両側板7)と同じ厚さの鋼板から製造したものであって、図5Cに示すように、L字形に連なる底壁部19と垂直に立ち上がる側壁部20、前記底壁部19の左右両側辺から上向きに折曲突設された左右一対の突出片21、及び前記側壁部20に設けられた取付け用貫通孔22を備えている。前記底壁部19は、前記水平棒状体12a,12bを形成している溝形鋼の巾より長くないが、その左右両リップ部16の外側面に当接し得る長さを有するものであり、前記左右一対の突出片21は、それぞれの巾が、前記水平棒状体12a,12bを形成している溝形鋼のリップ部16間に丁度嵌合出来る巾であって、この左右一対の突出片21によって、当該溝形鋼の左右両側板部15が互いに接近する方向へ変形するのを阻止するために左右両側板部15間(左右両リップ部16間)へ嵌合させる嵌合部23が形成されている。
上記の潰れ防止具18は、2本の水平棒状体12a,12bのボルトナット13による各連結部に、次のように組込まれる。即ち、水平棒状体12a,12bを構成している溝形鋼のリップ部16間に嵌合部23(左右一対の突出片21)を嵌合させて、底壁部19を両リップ部16の外側に当接させると共に、当該溝形鋼の左右両側板部15の内、他の水平棒状体12a又は12bが重ならない側の側板部15の外側に、前記側壁部20を当接させ、前記溝形鋼の側板部15に設けられているボルト孔と、このボルト孔に一致させた、前記側壁部20の取付け用貫通孔22とを利用して、互いに並列する水平棒状体12a,12bと、これらを挟むように位置している2つの潰れ防止具18の側壁部20とにわたって、ボルトナット13のボルト24を貫挿させ、当該ボルト24にナット25を螺合締結させている。
上記のように2本の水平棒状体12a,12bを互いに連結させるボルトナット13に潰れ防止具18が組み込まれることにより、当該ボルトナット13による締結力が過大であったとしても、これら水平棒状体12a,12bを構成している溝形鋼の左右両側板部15が互いに接近するように変形することを、この潰れ防止具18の嵌合部23(左右一対の突出片21)が阻止することになる。又、ボルトナット13が連結する連結部位の全体の巾、即ち、2本の並列する水平棒状体12a,12bを挟む左右両側の潰れ防止具18の側壁部20の外側面間距離D1(図5参照)は、当該側壁部20が、支柱3a,3bを構成している板材(左右両側板7)と同じ厚さのものであるから、支柱3a,3bの左右両側板7における部材取付け板部8の外側面間距離D2(図4参照)と略等しい。
又、先に説明したように、クロスラチス4a〜4fにおける上下両ラチス材10a,10bも、前記水平棒状体12a,12bを構成する溝形鋼と同一構造、同一サイズの溝形鋼から構成されているので、上記の水平連結体5a,5bの両端部(水平棒状体12a,12bの外端部)と、その直下又は直上のクロスラチス4a,4fにおけるラチス材10a,10bの遊端部との重なり部を、支柱3a,3bの左右両側板7における部材取付け板部8間でボルトナット17により連結する連結部や、クロスラチス4a〜4fにおける上下両ラチス材10a,10bの重なり端部を、支柱3a,3bの前記部材取付け板部8間でボルトナット17により連結する連結部も、上記の水平連結体5a,5bの潰れ防止具18を組み込んだ各ボルトナット13による連結部と、同一条件になる。更に、クロスラチス4a,4fにおけるラチス材10a,10bの交差部をボルトナット11により連結する連結部においても、図6及び図7に示すように、前記潰れ防止具18を各ラチス材10a,10bのボルト24の貫通箇所に組み込むことが出来る。
以上のように構成することにより、この側枠構造体1におけるボルトナット11,13,17を使用する各連結部の、当該ボルトナット11,13,17による締付け条件が同一になるので、これらボルトナット11,13,17として、全て同一構造、同一サイズのボルトナットを使用することが出来る。従って、各ボルトナット11,13,17には、全長が必要最小長さで且つ必要最小長さの螺軸部24aを先端に備えたボルト24とナット25を使用することにより、ナット25からのボルト24の突出長さを最小限に抑えると共に、仮に締結トルクの調整を行わずにインパクトドライバーでボルト24/ナット25を過大な締結力で締め付けたとしても、ラチス材10a,10bや水平棒状体12a,12bの変形を最小限に抑えることが出来る。勿論、サイズの異なる複数種類のボルトナットを準備する必要も無くなるので、全体のコストダウンと、作業性の向上を図ることが出来る。
尚、各クロスラチス4a〜4fを構成するラチス材10a,10bの両端部や、上下両端の水平連結体5a,5bを構成する水平棒状体12a,12bの支柱3a,3bに取り付けられる外端部には、これらラチス材10a,10bや水平連結体5a,5bを構成する溝形鋼の端部から内部に差し込むタイプの差し込み型潰れ防止具26を取り付けることが出来る。又、ボルトナット11,13,17は、着脱自在な機能が不要の場合には、リベットなどの他の締結具に代えることも可能である。
本発明に係るラックの側枠構造体は、棚用水平構造体の両端を支持する手段として利用することの出来る、強度に優れ且つ比較的安価に実施することが出来る側枠構造体として、活用出来る。
1 側枠構造体
2 棚用水平構造体
3a,3b 支柱
4a〜4f クロスラチス
5a,5b 水平連結体
6 支柱の正面板
7 支柱の左右両側板
8 支柱の部材取付け板部
10a,10b ラチス材
11,13,17 ボルトナット
12a,12b 水平棒状体
14 溝形鋼の背板部
15 溝形鋼の左右両側板部
16 溝形鋼のリップ部
18 潰れ防止具
19 潰れ防止具の底壁部
20 潰れ防止具の側壁部
21 潰れ防止具の左右一対の突出片
22 取付け用貫通孔
23 潰れ防止のための嵌合部
24 ボルト
24a ボルトの螺軸部
25 ナット
26 差し込み型潰れ防止具

Claims (4)

  1. ラックの奥行き方向前後に配置された前後一対の支柱と、クロスラチスを備え、このクロスラチスは、X字形に互いに交差する2本のラチス材を、その交差部において互いに結合して成るもので、これら各ラチス材の端部が、前記支柱の左右両側板間に挟まれた状態で、当該両側板間を横断する締結具により前記支柱に取り付けられたラックの側枠構造体において、
    前記クロスラチスの各ラチス材は、前記支柱の左右両側板間の巾の半分の巾を有するものであり、前記支柱の高さ方向の端に位置するクロスラチスの2本のラチス材の、別のクロスラチスのラチス材端部と重ならない遊端部には、各ラチス材と同一巾で且つ前後一対の前記支柱間の間隔よりも短い長さの2本の水平棒状体の各外端部を重ね合わせた状態で、前記支柱の左右両側板間に挟ませ、これらラチス材の遊端部と水平棒状体の外端部とを、これらを貫通する前記締結具により前記支柱の左右両側板間に取り付け、左右横方向に位置がずれている前記2本の水平棒状体は、その内端側において結合一体化されて、1本の水平連結体を構成している、ラックの側枠構造体。
  2. 前記水平連結体は、前記2本の水平棒状体を、その左右横方向に重なる部分において、当該水平棒状体の長さ方向の複数個所で着脱自在な連結具により互いに連結して成るものである、請求項1に記載のラックの側枠構造体。
  3. 前記2本の水平棒状体は、上下の何れか一方が開放されている溝形鋼から成るもので、前記連結具が貫通する箇所には、潰れ防止具が取り付けられ、この潰れ防止具は、前記溝形鋼の解放部から内側に入り込んで当該溝形鋼の両側板部の互いに接近する方向への変形を阻止する嵌合部と、前記溝形鋼の相手側溝形鋼と隣接しない外側に当接する側壁部とを備えたもので、前記側壁部を前記連結具が貫通する状態で取り付けられている、請求項2に記載のラックの側枠構造体。
  4. 前記潰れ防止具の側壁部は、前後一対の前記支柱の左右両側板と同じ厚さを有する、請求項3に記載のラックの側枠構造体。
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