JP6332135B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機のような画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、現像装置により形成した静電潜像の上に帯電した現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写し、画像形成装置に備えられる定着装置によって定着させ、装置外に排出する。
ここで、現像装置を備える画像形成装置に関する技術が、特開平5−216337号公報(特許文献1)、および特開平6−175472号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平5−216337号公報 特開平6−175472号公報
フルカラーの画像を形成することができる画像形成装置においては、イエロー、シアン、マゼンタ、およびブラックの各色を重ね合わせて、フルカラーの画像を形成するものがある。フルカラーの画像を形成する際には、一旦、各色に対応して設けられた感光体上にそれぞれの色の画像を形成し、画像形成装置に備えられる中間転写体としての転写ベルト上にそれぞれ一次転写する。すなわち、転写ベルト上で各色の画像を重ね合わせる。その後、転写ベルト上に形成されたフルカラーの画像を用紙に二次転写する。
各色の画像を形成する際に、各色に対応する複数の作像ユニットが設けられる。作像ユニットはそれぞれ、感光体と、感光体を帯電させる帯電ローラーと、感光体に現像剤を供給する現像ローラーとを備える。各作像ユニットの配置については、例えば、4連タンデム方式等、転写ベルトの回転する方向にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に上流側から並べて配置される場合がある。
各色の作像ユニットを有する画像形成装置において、全面に濃度が均一なハーフトーン画像を形成しようとした場合、濃度のムラが発生する場合がある。このような画像が形成される状況は、特に4連タンデム方式の作像ユニットを有する画像形成装置で顕著である。このような状況は、画質向上の観点から、できるだけ避けたいものである。上記した特許文献1〜2に開示の技術では、構造上の問題もあり、好ましくない。
この発明の目的は、画質を向上させた画像形成装置を提供することである。
本願発明者は、全面に濃度が均一なハーフトーン画像を形成する際に生じる濃度のムラについて、感光体を帯電させる際の帯電のムラに着目し、さらに帯電バイアスと現像バイアスとの関係について、以下の傾向があることを見出した。すなわち、画像形成時には、帯電バイアスが印加される帯電ローラーは、現像バイアスが印加される現像ローラーに近接した位置に設けられているため、隣り合う現像ローラーに印加される現像バイアスが交流であった場合に、現像バイアスの静電誘導の影響が表れることを見出した。そして、本願発明者は鋭意検討し、本願発明の構成をするに至った。
すなわち、この発明の一の局面においては、画像形成装置は、転写ベルトと、第一の作像ユニットと、第二の作像ユニットと、第三の作像ユニットと、第四の作像ユニットと、四つのクリーニングブレードと、四つのトナーシールと、一次転写ローラーと、二次転写ローラーと、現像バイアス印加部と、帯電バイアス印加部と、制御部とを備える。転写ベルトは、一方向に回転して、その上に可視画像が一次転写される。第一の作像ユニットは、その表面に静電潜像が形成される第一の感光体、第一の感光体に現像剤を供給する第一の現像ローラー、および第一の感光体を帯電させる第一の帯電ローラーを含む。第一の作像ユニットは、転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する。第二の作像ユニットは、第一の作像ユニットに対して転写ベルトの回転方向において隣り合う位置に設けられている。第二の作像ユニットは、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体、第二の感光体に対して第一の作像ユニット側に設けられており第二の感光体に現像剤を供給する第二の現像ローラー、および第二の感光体に対して第一の作像ユニットと逆側に設けられており第二の感光体を帯電させる第二の帯電ローラーを含む。第二の作像ユニットは、転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する。第三の作像ユニットは、転写ベルトの回転方向において第一の作像ユニットに対して逆側で第二の作像ユニットと隣り合う位置に設けられている。第三の作像ユニットは、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体、第三の感光体に対して第二の作像ユニット側に設けられており第三の感光体に現像剤を供給する第三の現像ローラー、および第三の感光体に対して第二の作像ユニットと逆側に設けられており第三の感光体を帯電させる第三の帯電ローラーを含む。第三の作像ユニットは、転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する。第四の作像ユニットは、転写ベルトの回転方向において第二の作像ユニットに対して逆側で第三の作像ユニットと隣り合う位置に設けられている。第四の作像ユニットは、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体、第四の感光体に対して第三の作像ユニット側に設けられており第四の感光体に現像剤を供給する第四の現像ローラー、および第四の感光体に対して第三の作像ユニットと逆側に設けられており第四の感光体を帯電させる第四の帯電ローラーを含む。第四の作像ユニットは、転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する。一次転写ローラーは、第一の感光体、第二の感光体、第三の感光体、および第四の感光体上に形成された可視画像を転写ベルトに一次転写させる。二次転写ローラーは、転写ベルト上に一次転写された可視画像を記録媒体に二次転写させる。現像バイアス印加部は、第一および第二の現像ローラーに交流の現像バイアスを印加する。帯電バイアス印加部は、第一および第二の帯電ローラーに帯電バイアスを印加する。制御部は、現像バイアス印加部により第一の現像ローラーに印加される第一の現像バイアスの位相と現像バイアス印加部により第二の現像ローラーに印加される第二の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御する。四つのクリーニングブレードは、第一の作像ユニット、第二の作像ユニット、第三の作像ユニット、および第四の作像ユニットのそれぞれに含まれ、第一の感光体、第二の感光体、第三の感光体、および第四の感光体上に残留したトナーをかきとるようにして除去する。四つのトナーシールは、前記第一の感光体、前記第二の感光体、前記第三の感光体、および前記第四の感光体の回転方向においてそれぞれクリーニングブレードよりも上流側に配置され、クリーニングブレードによりかきとられたトナーの漏れを防ぐ。現像バイアス印加部は、第三および第四の現像ローラーに交流の現像バイアスを印加する。帯電バイアス印加部は、第三および第四の帯電ローラーに帯電バイアスを印加する。制御部は、現像バイアス印加部により第三の現像ローラーに印加される第三の現像バイアスの位相と第二の現像バイアスの位相とを逆位相とし、現像バイアス印加部により第四の現像ローラーに印加される第四の現像バイアスの位相と第三の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御する。転写ベルトの回転方向において、第一の現像ローラーと第一の帯電ローラーとの間の距離と、第一の帯電ローラーと第二の現像ローラーとの間の距離とは等しく構成されている。
このような画像形成装置によると、現像バイアス印加部により第一の現像ローラーに印加される第一の現像バイアスの位相と現像バイアス印加部により第二の現像ローラーに印加される第二の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御されているため、第一の現像ローラーと第二の現像ローラーとの間に配置される第一の帯電ローラーが、第一の現像ローラー側および第二の現像ローラー側から受ける静電誘導の影響を低減することができる。したがって、第一の感光体を帯電させる際の帯電のムラを低減させ、画質向上を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機を示す図である。 複合機に備えられる画像形成部を示す図である。 画像形成部を構成する部材の配置を簡略して示した図である。 イエローの作像ユニットの構成を示す図である。 画像形成時において第一〜第四の現像ローラーに印加される現像バイアスと経過時間との関係を示すグラフである。 第二の現像ローラーにおいて印加された現像バイアスと第二の帯電ローラーにおいて印加された帯電バイアスを測定して表したグラフである。 第二の現像ローラーにおいて印加された現像バイアスと第二の帯電ローラーにおいて印加された帯電バイアスを測定して表したグラフである。 この発明の他の実施形態に係る複合機に備えられる画像形成部を構成する部材の配置を簡略して示した図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機を示す図である。図2は、複合機11に備えられる画像形成部15を示す図である。図3は、画像形成部15を構成する部材の配置を簡略して示した図である。
図1〜図3を参照して、複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、用紙セット部19と、排出トレイ30とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面(不図示)を含む。操作部13は、印刷部数や階調性等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙を収納可能な給紙カセット群29を含む。用紙セット部19は、画像形成部15に供給する用紙をセットさせる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像やネットワークを介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙に画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙は、排出トレイ30に排出される。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。
画像形成部15は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色にそれぞれ対応する第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、および第四の作像ユニット41dと、露光装置としてのLSU(Laser Scanner Unit)31と、中間転写体としての転写ベルト32と、各作像ユニット41a〜41dに対応して設けられる四つの一次転写ローラー33a、33b、33c、33dを含む一次転写ユニット34と、二次転写ローラー35と、現像バイアス印加部38と、帯電バイアス印加部39とを含む。LSU31については、一点鎖線で概略的に示している。なお、複合機11は、いわゆる四連タンデム形式の画像形成部15を備えることとなる。
イエローの可視画像を形成する第一の作像ユニット41aは、その表面に静電潜像が形成される第一の感光体42a、第一の感光体42aにイエローの現像剤を供給する第一の現像ローラー43a、および第一の感光体42aを帯電させる第一の帯電ローラー44aを含む。シアンの可視画像を形成する第二の作像ユニット41bは、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体42b、第二の感光体42bにシアンの現像剤を供給する第二の現像ローラー43b、および第二の感光体42bを帯電させる第二の帯電ローラー44bを含む。マゼンタの可視画像を形成する第三の作像ユニット41cは、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体42c、第三の感光体42cにマゼンタの現像剤を供給する第三の現像ローラー43c、および第三の感光体42cを帯電させる第三の帯電ローラー44cを含む。ブラックの可視画像を形成する第四の作像ユニット41dは、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体42d、第四の感光体42dにブラックの現像剤を供給する第四の現像ローラー43d、および第四の感光体42dを帯電させる第四の帯電ローラー44dを含む。
現像バイアス印加部38は、第一〜第四の現像ローラー43a〜43dにそれぞれ現像バイアスを印加する。現像バイアス印加部38は、交流(AC)および直流(DC)の双方の現像バイアスを印加することができる。現像バイアス印加部38は、交流のみの印加も可能であるし、交流に直流を重畳された形で印加することも可能である。また、現像バイアス印加部38は、第一〜第四の現像ローラー43a〜43dのそれぞれについて、個別に現像バイアスを印加することができる。すなわち、例えば、交流の現像バイアスを印加する場合、現像バイアス印加部38は、第一の現像ローラー43aに印加する現像バイアスの位相と、第二の現像ローラー43bに印加する現像バイアスの位相とを異ならせることができる。なお、現像バイアスについて、DCにACを重畳させる構成とすると、トナーの現像性を精密にコントロールすることができるため、画質向上の観点から有効である。
帯電バイアス印加部39は、第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dにそれぞれ現像バイアスを印加する。帯電バイアス印加部39は、交流および直流の双方の現像バイアスの印加が可能である。なお、帯電バイアスについては、DCのみの印加とすることが好ましい。これは、感光層、すなわち、感光体膜の膜削れを低減することができると共にオゾン発生量の低減、帯電音の低減、現像との周波数の干渉の解消を図ることができるためである。
ここで、イエローの作像ユニット41aの構成について説明する。図4は、イエローの作像ユニット41aの構成を示す図である。図4を参照して、イエローの作像ユニット41aは、第一の感光体42aと、第一の現像ローラー43aと、第一の帯電ローラー44aと、第一の除電ランプ45aと、第一のトナーシール46aと、第一のクリーニングブレード47aとを含む。第一の現像ローラー43aは、帯電したトナーを現像バイアスといった高電圧によって第一の感光体42a側に移動させる。第一の帯電ローラー44aは、金属のシャフトの周りに導電性のゴムを設けたローラーである。第一の帯電ローラー44aは、シャフトに印加された電圧である帯電バイアスによる近傍放電にて第一の感光体42aの表面を帯電させる。第一の除電ランプ45aは、一次転写ローラー33aによる一次転写の後、第一の感光体42a上の残留電荷を除電する。第一のクリーニングブレード47aは、除電後、第一の感光体42a上に残留したトナー50をかきとるようにして除去する。第一のトナーシール46aは、第一のクリーニングブレード47aによりかきとられたトナーの漏れを防ぐ。なお、シアンの作像ユニット41b、マゼンタの作像ユニット41c、およびブラックの作像ユニット41dも、イエローの作像ユニット41aと同様の構成であるため、それらの説明を省略する。
第一〜第四の作像ユニット41a〜41dは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に、図2および図3中の矢印Dの方向で示す転写ベルト32の回転方向の上流側から配置されている。すなわち、上流側から第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、第四の作像ユニット41dの順に配置されている。最下流側に第四の作像ユニット41dが配置される。
また、第一〜第四の作像ユニット41a〜41dを構成する部材の配置としては、以下のように構成されている。すなわち、第一の現像ローラー43aは、第一の感光体42aに対して第二の作像ユニット41bと逆側に設けられている。第一の帯電ローラー44aは、第一の感光体42aに対して第二の作像ユニット41b側に設けられている。第二の現像ローラー43bは、第二の感光体42bに対して第一の作像ユニット41a側に設けられている。第二の帯電ローラー44bは、第二の感光体42bに対して第一の作像ユニット41aと逆側に設けられている。第三の現像ローラー43cは、第三の感光体42cに対して第二の作像ユニット41b側に設けられている。第三の帯電ローラー44cは、第三の感光体42cに対して第二の作像ユニット41bと逆側に設けられている。第四の現像ローラー43dは、第四の感光体42dに対して第三の作像ユニット41c側に設けられている。第四の帯電ローラー44dは、第四の感光体42dに対して第三の作像ユニット41cと逆側に設けられている。
第一の作像ユニット41aについて、転写ベルト32の回転方向において、第一の現像ローラー43aと第一の帯電ローラー44aとの間の距離は、第一の帯電ローラー44aと第二の現像ローラー43bとの間の距離よりも短く構成されている。すなわち、第一の現像ローラー43aの中心48aと第一の帯電ローラー44aの中心49aとの距離をLとし、第一の帯電ローラー44aの中心49aと第二の現像ローラー43bの中心48bとの距離をLとすると、L<Lとなるよう構成されている。具体的には、Lとして、200mmが選択され、Lとして400mmが選択される。なお、他の現像ローラー43b、43c、43d、および他の帯電ローラー44b、44c、44dの関係についても同様である。
第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dはそれぞれ、第一〜第四の感光体42a〜42dを所定の電位に帯電させる。LSU31は、画像読み取り部14によって読み取った画像を基に、第一〜第四の感光体42a〜42dに対してそれぞれ露光する。露光された各色の成分の光を基に、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ静電潜像が形成される。第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成された静電潜像に第一〜第四の現像ローラー43a〜43dからそれぞれ各色の現像剤、具体的には、トナーが供給される。各色のトナーが第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ供給されて、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ各色のトナーによる可視画像を形成される。このようにして第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成されたトナーによる可視画像は、転写ベルト32に一次転写される。
転写ベルト32は、無端状である。転写ベルト32は、駆動ローラー36a、および従動ローラー36bによって一方向に回転する。転写ベルト32の回転方向は、図2および図3中の矢印Dで示される。すなわち、転写ベルト32の回転方向については、第一〜第四の感光体42a〜42dが設けられている下方領域においては、左側から右側に向かう方向、その逆の上方領域においては、右側から左側に向かう方向である。転写ベルト32の回転方向において、第一〜第四の作像ユニット41a〜41dのうち、イエローの可視画像を形成する第一の作像ユニット41aが最も上流側に配置されており、ブラックの可視画像を形成する第四の作像ユニット41dが最も下流側に配置されている。なお、転写ベルト32は、上流側から下流側に向かって回転するものとする。
四つの一次転写ローラー33a〜33dはそれぞれ、転写ベルト32を介して各色の感光体42a〜42dに対向する位置に配置される。一次転写ユニット34によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の第一〜第四の作像ユニット41a〜41dにより形成されたトナーによる可視画像が転写ベルト32に一次転写される。具体的には、一次転写ローラー33a〜33dのそれぞれに一次転写バイアスを印加することによって、第一〜第四の作像ユニット41a〜41dにより形成されたトナーによる可視画像が、転写ベルト32の表面に一次転写される。この時に、各色の画像が転写ベルト32に重ねられて、転写ベルト32上にフルカラーの画像が形成される。
二次転写ローラー35は、転写ベルト32を介して、従動ローラー36bと対向する位置に設けられる。画像形成部15は、二次転写ローラー35と転写ベルト32の表面とが当接する位置に記録媒体としての用紙を搬送するための用紙搬送路37aを備える。また、画像形成部15は、二次転写された用紙を不図示の定着ユニット側へ搬送するための用紙搬送路37bを備える。給紙カセット23a〜23cが位置する上流側となる用紙搬送路37aから、二次転写ローラー35と転写ベルト32の表面とが当接する位置に用紙が供給される。用紙の搬送のタイミングに合わせて、二次転写ローラー35へのトナーと逆の極性の二次転写バイアスが印加される。二次転写ローラー35への二次転写バイアスの印加により、転写ベルト32の表面上に形成されたトナーによる可視画像が、供給された用紙側に電気的に引き寄せられ、用紙に二次転写される。トナーによる可視画像が転写された用紙は、用紙搬送路37bを利用して図示しない定着ユニットまで搬送される。
ここで、画像形成時には、現像バイアス印加部38により、第一〜第四の現像ローラー43a〜43dに対して、交流の現像バイアスが印加される。また、帯電バイアス印加部39により、第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dに対して、直流の帯電バイアスが印加される。そして、制御部12は、現像バイアス印加部38により第一の現像ローラー43aに印加される第一の現像バイアスの位相と現像バイアス印加部38により第二の現像ローラー43bに印加される第二の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御する。また、画像形成時には、制御部12は、現像バイアス印加部38により第三の現像ローラー43cに印加される第三の現像バイアスの位相と第二の現像バイアスの位相とを逆位相とし、現像バイアス印加部38により第四の現像ローラー43dに印加される第四の現像バイアスの位相と第三の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御する。すなわち、この場合、第一の現像バイアスの位相と第二の現像バイアスの位相とは逆位相となり、第一の現像バイアスの位相と第三の現像バイアスの位相とは同位相となり、第二の現像バイアスの位相と第四の現像バイアスの位相とは同位相となる。
図5は、画像形成時において第一〜第四の現像ローラー43a〜43dに印加される現像バイアスと経過時間との関係を示すグラフである。図5において、横軸は経過時間を示し、縦軸は印加される現像バイアスを示す。第一の現像ローラー43aに印加される第一の現像バイアスを線51aで示す。第二の現像ローラー43bに印加される第二の現像バイアスを線51bで示す。第三の現像ローラー43cに印加される第三の現像バイアスを線51cで示す。第四の現像ローラー43dに印加される第四の現像バイアスを線51dで示す。
図5を参照して、時間Tで画像形成が開始し、時間Tから第一〜第四の現像ローラー43a〜43dに交流の現像バイアスが現像バイアス印加部38により印加される。ここで、線51a〜51dに示されるように、第一の現像ローラー43aには、時間Tから時間Tに至るまでマイナスの現像バイアスが印加される。一方、第二の現像ローラー43bには、時間Tから時間Tに至るまでプラスの現像バイアスが印加される。また、第三の現像ローラー43cには、時間Tから時間Tに至るまでマイナスの現像バイアスが印加される。一方、第四の現像ローラー43dには、時間Tから時間Tに至るまでプラスの現像バイアスが印加される。
時間Tに達すると、第一の現像ローラー43aには、時間Tから時間Tに至るまで今度はプラスの現像バイアスが印加される。一方、第二の現像ローラー43bには、時間Tから時間Tに至るまで今度はマイナスの現像バイアスが印加される。また、第三の現像ローラー43cには、時間Tから時間Tに至るまでプラスの現像バイアスが印加される。一方、第四の現像ローラー43dには、時間Tから時間Tに至るまでマイナスの現像バイアスが印加される。
時間Tに達すると、第一の現像ローラー43aには、時間Tから時間Tに至るまで再びマイナスの現像バイアスが印加される。一方、第二の現像ローラー43bには、時間Tから時間Tに至るまで再びプラスの現像バイアスが印加される。また、第三の現像ローラー43cには、時間Tから時間Tに至るまで再びマイナスの現像バイアスが印加される。一方、第四の現像ローラー43dには、時間Tから時間Tに至るまで再びプラスの現像バイアスが印加される。
このようにして、時間T、時間T、時間Tにそれぞれ達すると、交互にプラス、マイナスを切り替えて、現像バイアス印加部38により、それぞれの現像ローラー43a〜43dに現像バイアスが印加される。この現像バイアスの印加は、画像形成が終了するまで行われる。
このような複合機11によると、現像バイアス印加部38により第一の現像ローラー43aに印加される第一の現像バイアスの位相と現像バイアス印加部38により第二の現像ローラー43bに印加される第二の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御されているため、第一の現像ローラー43aと第二の現像ローラー43bとの間に配置される第一の帯電ローラー44aが、第一の現像ローラー43a側および第二の現像ローラー43b側から受ける静電誘導の影響を低減することができる。したがって、第一の感光体42aを帯電させる際の帯電のムラを低減させ、画質向上を図ることができる。同様に、第二の現像ローラー43bと第三の現像ローラー43cとの間に配置される第二の帯電ローラー44bが、第二の現像ローラー43b側および第三の現像ローラー43c側から受ける静電誘導の影響を低減することができる。また、第三の現像ローラー43cと第四の現像ローラー43dとの間に配置される第三の帯電ローラー44cが、第三の現像ローラー43c側および第四の現像ローラー43d側から受ける静電誘導の影響を低減することができる。したがって、第一〜第三の感光体42a〜42cを帯電させる際の帯電のムラを低減させ、画質向上を図ることができる。
この場合、第一〜第四の感光体42a〜42dを、比較的濃度ムラが発生しやすいと言われている正帯電単層OPCの感光体とした場合でも、濃度ムラの発生を抑制して、画質を向上させることができる。
また、この場合、第一〜第四の感光体42a〜42dを、比較的濃度ムラが発生しやすいと言われている膜厚30μmの感光体とした場合でも、濃度ムラの発生を抑制して、画質を向上させることができる。したがって、第一〜第四の感光体42a〜42dの感光層の膜厚を、少なくとも20μm以上40μm以下、好ましくは25μm以上35μm以下として、画質の向上を図ることができる。
次に、静電誘導の影響について説明する。図6および図7は、第二の現像ローラー43bにおいて印加された現像バイアスと第二の帯電ローラー44bにおいて印加された帯電バイアスを測定して表したグラフである。図6および図7に示す場合においては、第一〜第四の現像ローラー43a〜43dに全て同位相の交流の現像バイアスを印加している。図6中の線52aは、第二の現像バイアスを示し、図6中の線53aは、第二の帯電ローラー44bに印加される第二の帯電バイアスを示す。図7中の線52bは、第二の現像バイアスを示し、図7中の線53bは、第二の帯電バイアスを示す。
なお、この場合の試験条件については、以下の通りである。複合機11として、京セラドキュメントソリューションズ株式会社製のTASKalfa2550Ci改造機を用いた。また、画像形成の条件について、システム速度を160mm/秒、第一〜第四の感光体42a〜42dを正帯電単層型OPC(Organic Photoconductor)ドラム(φ30mm、膜厚30μm、感光層結着樹脂分子量55000)、第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dをφ12mmのエピクロルヒドリンゴム製のローラー、帯電バイアス印加部39による印加電圧を+1400VのDC定電圧、表面電位を+500V、現像方式をAC+DC印加現像による2成分現像方式、現像バイアス印加部38による印加電圧を+320VのDC(1kVpp(peak to peak)と1.35kVppの2種類、3.2KHz)、クリーニングブレード47aをウレタンゴム製で厚み2.0mm(JIS−A硬度が75度、反発弾性が23℃において30%、ヤング率9.5MPa)のものとした。
まず、図6を参照して、この場合、所定の周期で、交流の現像バイアスが印加されている。図6中の長さMで示すVppは、1.0kVである。この場合に、帯電バイアスは、直流の帯電バイアスを印加しているにも関わらず、図6中の長さNで示す振幅で増減している。この振幅は、27Vである。
次に、図7を参照して、この場合、所定の周期で、交流の現像バイアスが印加されている。図7中の長さMで示すVppは、1.35kVである。この場合に、帯電バイアスは、直流の帯電バイアスを印加しているにも関わらず、図7中の長さNで示す振幅で増減している。この振幅は、32Vである。
帯電バイアスの振幅と濃度ムラのレベルとの関係について説明する。表1は、帯電バイアスの振幅と濃度ムラのレベルとの関係を示す表である。表1中において、「劣悪」とは、32℃/80%の高温高湿環境、23℃/50%の常温常湿環境、10℃/15%の低温低湿環境のいずれでも、濃度ムラが明確に発生した場合を示している。「劣る」とは、高温高湿環境では、濃度ムラが発生しなかったが、常温常湿環境、低温低湿環境のいずれでも、濃度ムラが明確に発生した場合を示している。「良好」とは、高温高湿環境、および常温常湿環境では濃度ムラが発生しなかったが、低温低湿環境では、濃度ムラが若干発生した場合を示している。「優良」とは、高温高湿環境、常温常湿環境、低温低湿環境のいずれでも、濃度ムラが発生しなかった場合を示している。なお、低温低湿環境の方が、他の環境よりも、転写バイアスの影響が感光層に残留しやすいため、濃度ムラが発生しやすい。
Figure 0006332135
表1を参照して、図7に示す場合、すなわち、帯電バイアスの振幅が32Vの場合では、濃度ムラのレベルとして「劣悪」となる。また、図6に示す場合、すなわち、帯電バイアスの振幅が27Vの場合では、濃度ムラのレベルとして「劣る」となる。
一方、上記した図5に示す構成とした場合、すなわち、制御部12によって、第一の現像バイアスの位相と第二の現像バイアスの位相とは逆位相とし、第一の現像バイアスの位相と第三の現像バイアスの位相とは同位相とし、第二の現像バイアスの位相と第四の現像バイアスの位相とは同位相とする構成とした場合、帯電バイアスの振幅は、18Vとなり、濃度ムラのレベルとして「良好」となる。
なお、上記の実施の形態において、最も下流側に位置する第四の現像ローラー43dにより印加される第四の現像バイアスを、第一、第二、および第三の現像バイアスよりも小さくするよう制御するようにしてもよい。こうすることにより、逆位相により相殺される影響の少ない第四の帯電ローラー44dによる静電誘導の影響を少なくすることができる。この場合、第四の帯電ローラー44dについては、下流側に現像ローラーが設けられていないため、帯電バイアスが増減するおそれは少なく、また、その程度も少ないものであり、濃度ムラが発生しにくいものである。
また、上記の実施の形態において、転写ベルト32の回転方向において、第一の現像ローラー43aと第一の帯電ローラー44aとの間の距離は、第一の帯電ローラー44aと第二の現像ローラー43bとの間の距離よりも短く構成されていることとしたが、これに限らず、転写ベルト32の回転方向において、第一の現像ローラー43aと第一の帯電ローラー44aとの間の距離と、第一の帯電ローラー44aと第二の現像ローラー44bとの間の距離とが等しくなるよう構成してもよい。
図8は、この場合の画像形成部20を構成する部材の配置を簡略して示した図である。図8は、図3に相当する。
図8を参照して、この発明の他の実施形態に係る複合機に備えられる画像形成部20は、イエローの可視画像を形成する第一の作像ユニット54aと、シアンの可視画像を形成する第二の作像ユニット54bと、マゼンタの可視画像を形成する第三の作像ユニット54cと、ブラックの可視画像を形成する第四の作像ユニット54dとを含む。第一の作像ユニット54aは、その表面に静電潜像が形成される第一の感光体55a、第一の感光体55aに現像剤を供給する第一の現像ローラー56a、および第一の感光体55aを帯電させる第一の帯電ローラー57aを含む。第二の作像ユニット54bは、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体55b、第二の感光体55bに現像剤を供給する第二の現像ローラー56b、および第二の感光体55bを帯電させる第二の帯電ローラー57bを含む。第三の作像ユニット54cは、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体55c、第三の感光体55cに現像剤を供給する第三の現像ローラー56c、および第三の感光体55cを帯電させる第三の帯電ローラー57cを含む。第四の作像ユニット54dは、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体55d、第四の感光体55dに現像剤を供給する第四の現像ローラー56d、および第四の感光体55dを帯電させる第四の帯電ローラー57dを含む。
ここで、第一の作像ユニット54aについて、転写ベルト32の回転方向において、第一の現像ローラー56aと第一の帯電ローラー57aとの間の距離は、第一の帯電ローラー57aと第二の現像ローラー56bとの間の距離と等しく構成されている。すなわち、第一の現像ローラー56aの中心58aと第一の帯電ローラー57aの中心59aとの距離をLとし、第一の帯電ローラー57aの中心59aと第二の現像ローラー56bの中心58bとの距離をLとすると、L=Lとなるよう構成されている。具体的には、LおよびLとして300mmが選択される。なお、他の現像ローラー56b、56c、56d、および他の帯電ローラー57b、57c、57dとの関係についても同様である。このような構成は、転写ベルト32の回転方向において、例えば、図3に示す場合と比較して、第一〜第四の現像ローラー56a〜56dをそれぞれ第一〜第四の感光体55a〜55d側に近づけると共に、第一〜第四の帯電ローラー57a〜57dをそれぞれ第一〜第四の感光体55a〜55dの中心から遠ざける方向に配置させることにより実現することができる。
再び、表1を参照して、制御部12によって、第一の現像バイアスの位相と第二の現像バイアスの位相とは逆位相とし、第一の現像バイアスの位相と第三の現像バイアスの位相とは同位相とし、第二の現像バイアスの位相と第四の現像バイアスの位相とは同位相とする構成とし、図9に示す配置構成とした場合、帯電バイアスの振幅は、3Vとなり、濃度ムラのレベルとして「優良」となる。
以上より、このような構成の複合機11は、画質の向上を図ることができる。
なお、上記の実施の形態において、最も下流側に位置する第四の現像ローラー43dにより印加される第四の現像バイアスを、第一、第二、および第三の現像バイアスよりも小さくするよう制御するようにしてもよい。こうすることにより、逆位相により相殺される影響の少ない第四の帯電ローラー44dによる静電誘導の影響を少なくすることができる。
また、上記の実施の形態においては、第一の作像ユニット41aをイエローの作像ユニットとし、第二の作像ユニットをシアンの作像ユニットとすることとしたが、これに限らず、第一の作像ユニット41a、および第二の作像ユニット41bにおいて、隣り合う他の色同士の組み合わせとしてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、画質の向上が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15,20 画像形成部、19 用紙セット部、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31 LSU、32 転写ベルト、33a,33b,33c,33d 一次転写ローラー、34 一次転写ユニット、35 二次転写ローラー、36a 駆動ローラー、36b 従動ローラー、37a,37b 用紙搬送路、38 現像バイアス印加部、39 帯電バイアス印加部、41a,41b,41c,41d,54a,54b,54c,54d 作像ユニット、42a,42b,42c,42d,55a,55b,55c,55d 感光体、43a,43b,43c,43d,56a,56b,56c,56d 現像ローラー、44a,44b,44c,44d,57a,57b,57c,57d 帯電ローラー、45a 除電ランプ、46a トナーシール、47a クリーニングブレード、48a,48b,49a,58a,58b,59a 中心、50 トナー、51a,51b,51c,51d,52a,52b,53a,53b 線。

Claims (5)

  1. 一方向に回転して、その上に可視画像が一次転写される転写ベルトと、
    その表面に静電潜像が形成される第一の感光体、前記第一の感光体に現像剤を供給する第一の現像ローラー、および前記第一の感光体を帯電させる第一の帯電ローラーを含み、前記転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する第一の作像ユニットと、
    前記第一の作像ユニットに対して前記転写ベルトの回転方向において隣り合う位置に設けられており、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体、前記第二の感光体に対して前記第一の作像ユニット側に設けられており前記第二の感光体に現像剤を供給する第二の現像ローラー、および前記第二の感光体に対して前記第一の作像ユニットと逆側に設けられており前記第二の感光体を帯電させる第二の帯電ローラーを含み、前記転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する第二の作像ユニットと、
    前記転写ベルトの回転方向において前記第一の作像ユニットに対して逆側で前記第二の作像ユニットと隣り合う位置に設けられており、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体、前記第三の感光体に対して前記第二の作像ユニット側に設けられており前記第三の感光体に現像剤を供給する第三の現像ローラー、および前記第三の感光体に対して前記第二の作像ユニットと逆側に設けられており前記第三の感光体を帯電させる第三の帯電ローラーを含み、前記転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する第三の作像ユニットと、
    前記転写ベルトの回転方向において前記第二の作像ユニットに対して逆側で前記第三の作像ユニットと隣り合う位置に設けられており、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体、前記第四の感光体に対して前記第三の作像ユニット側に設けられており前記第四の感光体に現像剤を供給する第四の現像ローラー、および前記第四の感光体に対して前記第三の作像ユニットと逆側に設けられており前記第四の感光体を帯電させる第四の帯電ローラーを含み、前記転写ベルト上に一次転写される可視画像を形成する第四の作像ユニットと、
    前記第一の感光体、前記第二の感光体、前記第三の感光体、および前記第四の感光体上に形成された前記可視画像を前記転写ベルトに一次転写させる一次転写ローラーと、
    前記転写ベルト上に一次転写された前記可視画像を記録媒体に二次転写させる二次転写ローラーと、
    前記第一および前記第二の現像ローラーに交流の現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
    前記第一および前記第二の帯電ローラーに帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加部と、
    前記現像バイアス印加部により前記第一の現像ローラーに印加される第一の現像バイアスの位相と前記現像バイアス印加部により前記第二の現像ローラーに印加される第二の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御する制御部と、
    前記第一の作像ユニット、前記第二の作像ユニット、前記第三の作像ユニット、および前記第四の作像ユニットのそれぞれに含まれ、前記第一の感光体、前記第二の感光体、前記第三の感光体、および前記第四の感光体上に残留したトナーをかきとるようにして除去する四つのクリーニングブレード、および前記第一の感光体、前記第二の感光体、前記第三の感光体、および前記第四の感光体の回転方向においてそれぞれ前記クリーニングブレードよりも上流側に配置され、前記クリーニングブレードによりかきとられたトナーの漏れを防ぐ四つのトナーシールを備え、
    前記現像バイアス印加部は、前記第三および前記第四の現像ローラーに交流の現像バイアスを印加し、
    前記帯電バイアス印加部は、前記第三および前記第四の帯電ローラーに帯電バイアスを印加し、
    前記制御部は、前記現像バイアス印加部により前記第三の現像ローラーに印加される第三の現像バイアスの位相と前記第二の現像バイアスの位相とを逆位相とし、前記現像バイアス印加部により前記第四の現像ローラーに印加される第四の現像バイアスの位相と前記第三の現像バイアスの位相とを逆位相とするよう制御し、
    前記転写ベルトの回転方向において、前記第一の現像ローラーと前記第一の帯電ローラーとの間の距離と、前記第一の帯電ローラーと前記第二の現像ローラーとの間の距離とは等しく構成されている、画像形成装置。
  2. 前記帯電バイアス印加部により印加される帯電バイアスは、直流である、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一の感光体および前記第二の感光体は共に、正帯電型の単層のOPC(Organic Photoconductor)である、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一の感光体および前記第二の感光体の感光層の膜厚は、20μm以上40μm以下である、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第四の作像ユニットは、前記転写ベルトの回転方向において最も下流側に配置されており、
    前記制御部は、前記第四の現像バイアスを、前記第一、前記第二、および前記第三の現像バイアスよりも小さくするよう制御する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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