JP6330889B2 - グローブボックス構造 - Google Patents

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本発明は、グローブボックス構造に関する。
グローブボックス構造は、助手席前に構築される。車両の衝突時において、助手席に座っている乗員は、グローブボックス構造に衝突することもある。このとき、グローブボックス構造は、助手席に座っている乗員からの衝撃を吸収し、乗員が前方へ投げ出されることを防ぐ機能を発揮する。
特許文献1は、側方に突出するフックを有するグローブボックス構造を開示する。フックは、グローブボックス構造の側壁に形成された貫通孔及びインストルメントパネルの貫通孔に挿通され、グローブボックス構造を閉位置にロックする。
特開2013−23995号公報
特許文献1に開示される構造では、助手席に座っている乗員が、グローブボックス構造に衝突したとき、貫通孔へのフックの挿入方向は、グローブボックス構造に作用する衝撃力の方向と交差しているので、衝突に起因する応力は、貫通孔の周囲において、側壁に集中しやすい。この結果、グローブボックス構造の側壁は、容易に割れることもある。
グローブボックス構造の側壁が割れると、グローブボックス構造の衝撃吸収能力は、急激に低下する。この結果、助手席に座っている乗員は、前方に投げ出され得る。
本発明は、グローブボックス構造の衝撃吸収能力の急激な低下を防止する技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るグローブボックス構造は、インストルメントパネルから露出する開位置と、前記インストルメントパネル内に収容される閉位置と、の間で変位するグローブボックスと、前記グローブボックスが連結される第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有する連結板部を含む主板と、前記第2面に対向するように配置された外板と、前記第2面と前記外板との間の収容空間に配置され、前記グローブボックスを前記閉位置でロックするロック機構と、を備える。前記主板は、前記連結板部と前記外板との間に配置された第1側板部を含む。前記ロック機構は、前記第1側板部に形成された貫通孔と前記インストルメントパネルに形成されたロック孔とに挿入されるフックを含む。前記連結板部は、前記第2面から前記フックに向けて突出し、前記第2面への前記フックの変位を規制する規制突部と、を含む。前記規制突部は、前記第1側板部から離間している。
上記の構成によれば、グローブボックスは、インストルメントパネルから露出する開位置と、インストルメントパネル内に収容される閉位置と、の間で変位するので、グローブボックス内の物は、必要に応じて取り出される。ロック機構のフックは、主板の第1側板部に形成された貫通孔とインストルメントパネルに形成されたロック孔とに挿入されるので、グローブボックスは、閉位置で適切にロックされる。連結板部は、第2面からフックに向けて突出する規制突部を含むので、第2面へのフックの変位は、規制される。この結果、乗員が外板に衝突しても、フックは、貫通孔の輪郭を形成する第1側板部の縁部に強く衝突しない。規制突部は、第1側板部から離間しているので、規制突部から第1側板部への衝撃力の直接的な伝達は生じない。したがって、過度の応力集中は、貫通孔の周囲の領域に生じにくい。第1側板部は、割れにくくなるので、グローブボックス構造の衝撃吸収能力の急激な低下は、生じにくい。
上記の構成に関して、前記ロック機構は、所定の操作を施与される操作部を含んでもよい。前記フックは、前記操作部に対する前記操作に応じて、前記ロック孔に挿入されたロック位置から前記収容空間の内方へ没入したアンロック位置へ変位してもよい。前記主板は、前記第1側板部とは反対側の第2側板部を含んでもよい。前記操作部は、前記第2側板部よりも前記第1側板部に近くてもよい。
上記の構成によれば、操作部は、第2側板部よりも第1側板部に近いので、助手席に座っている乗員が、操作部に衝突すると、第1側板部は、第2側板部よりも大きな衝撃力を受けやすい。しかしながら、規制突部は、第1側板部から離間しているので、規制突部から第1側板部への衝撃力の直接的な伝達は生じない。したがって、過度の応力集中は、貫通孔の周囲の領域に生じにくい。第1側板部は、割れにくくなるので、グローブボックス構造の衝撃吸収能力の急激な低下は、生じにくい。
上記の構成に関して、前記ロック機構は、前記操作部に対する前記操作に応じて、前記第1側板部から離れる方向に変位するロッドと、前記ロッドから前記規制突部に向けて延び、前記フックに連結される連結部と、を含んでもよい。
上記の構成によれば、ロッドは、操作部に対する操作に応じて、第1側板部から離れる方向に変位するので、連結部を介してロッドに接続されたフックは、ロック位置からアンロック位置へ変位することができる。連結部は、ロッドから規制突部に向けて延びるので、助手席に座っている乗員が、操作部に衝突したときに、規制突部に衝突しやすい。連結板部は、規制突部の突出量分だけ厚くなっているので、連結部が規制突部に衝突しても損傷しにくい。
上記の構成に関して、前記規制突部は、前記ロック位置から前記アンロック位置への前記フックの変位方向に延びてもよい。
上記の構成によれば、規制突部は、ロック位置からアンロック位置へのフックの変位方向に延びるので、第2面へのフックの変位は、フックの変位区間に亘って規制される。したがって、フックは、円滑に貫通孔及びロック孔に挿入される。
上記の構成に関して、前記グローブボックスは、前記第1側板部と前記第2側板部との間で前記第1面に連結された側壁を含んでもよい。前記規制突部は、前記側壁と前記第1面との連結点において前記フックに向けて突出してもよい。
上記の構成によれば、規制突部は、側壁と第1面との連結点においてフックに向けて突出するので、規制突部に伝達された衝撃力の一部は、グローブボックスの側壁に伝達されることになる。第1側板部へ伝達される衝撃力は小さくなるので、過度の応力集中は、貫通孔の周囲の領域に生じにくい。第1側板部は、割れにくくなるので、グローブボックス構造の衝撃吸収能力の急激な低下は、生じにくい。
上述の技術は、グローブボックスの衝撃吸収能力の急激な低下を防止することができる。
例示的なグローブボックス構造の概略的な水平断面図である。 図1に示されるグローブボックス構造の概略的な斜視図である。 図1に示されるグローブボックス構造の概略的な背面図である。 図1に示されるグローブボックス構造の主板の概略的な背面図である。 図1に示されるグローブボックス構造のロック機構の概略的な背面図である。
図1は、例示的なグローブボックス構造100の概略的な水平断面図である。図2は、グローブボックス構造100の概略的な斜視図である。図3は、グローブボックス構造100の概略的な背面図である。図1乃至図3を参照して、グローブボックス構造100が説明される。「左」、「右」、「前」、「後」、「上」や「下」といった方向を表す用語、説明の明瞭化のみを目的とする。したがって、これらの用語は、本実施形態の原理を限定的に解釈するために用いられるべきではない。
グローブボックス構造100は、グローブボックス110と、主板120と、略矩形状の外板130と、ロック機構140と、を備える。グローブボックス110は、主板120の前方に位置し、主板120と協働して、上方に開口した保管空間111を形成する。グローブボックス110は、インストルメントパネルIPLから露出する開位置と、インストルメントパネルIPL内に収容される閉位置と、の間で回動することができる。図1乃至図3に示されるグローブボックス110は、ロック機構140によって閉位置でロックされている。グローブボックス構造100が組み込まれた車両の乗員は、ロック機構140を操作し、グローブボックス110を閉位置から開位置へ変位させることができる。乗員は、その後、保管空間111に様々な物を入れることができる。乗員が、グローブボックス110を閉位置に押し込むと、ロック機構140は、グローブボックス110を閉位置で再度ロックすることができる。
外板130は、主板120の後方に位置する。外板130は、インストルメントパネルIPLの一部と用いられるパネル部材PMBとともに、乗員の眼に触れる内装面の一部を形成する。図3に示されるように、グローブボックス110が、閉位置でロックされているとき、外板130は、パネル部材PMBと略面一である。
主板120は、略矩形状の連結板部121と、第1側板部122と、を含む。連結板部121は、グローブボックス110と外板130との間に配置され、保管空間111を、連結板部121と外板130との間に形成された収容空間131から仕切る。ロック機構140は、収容空間131内で外板130に固定されている。
連結板部121は、第1面123と、第1面123とは反対側の第2面124と、を含む。第1面123は、保管空間111の境界の一部を形成する。第2面124は、第1面123の後方で、収容空間131の境界の一部を形成する。外板130は、第2面124に対向する。ロック機構140は、第2面124と外板130との間に位置する。
グローブボックス110は、2つの側壁112,113と、前壁114と、底壁115と、を含む。側壁112,113、前壁114及び底壁115は、連結板部121の第1面123と協働して、上方に開口した保管空間111を形成する。側壁112は、連結板部121の第1面123に連結され、前方に突出する。側壁113は、側壁112の右方で、連結板部121の第1面123に連結される。側壁112と同様に、側壁113は、連結板部121の第1面123から前方に延びる。前壁114は、側壁112,113の前端縁間で形成される。したがって、前壁114は、連結板部121の第1面123に対向する。底壁115は、側壁112,113の下縁、前壁114の下縁及び連結板部121の第1面123によって囲まれた略矩形状の領域を占める。
連結板部121は、左側の側壁112から左方に突出する。第1側板部122は、連結板部121と外板130との間に形成される。第1側板部122は、3つの板部分125,126,127を含む。板部分125は、連結板部121の左端縁から後方に突出する。板部分126は、板部分126の後端縁から左方に突出する。板部分127は、板部分126の左端縁から後方に突出し、外板130の左縁近傍において前方に突出するように形成された一対のリブに嵌め込まれる。この結果、第1側板部122は、外板130に連結される。
貫通孔128は、板部分125に形成される。パネル部材PMBは、第1側板部122の左隣に配置される左隣壁LNWを含む。ロック孔LCHは、左隣壁LNWに形成される。ロック機構140が、グローブボックス110を閉位置でロックしている間、ロック孔LCHは、貫通孔128に対して左方に整列する。
ロック機構140は、棒状のフック141を含む。ロック機構140が、グローブボックス110を閉位置でロックしている間、フック141は、貫通孔128及びロック孔LCHに挿通される。グローブボックス構造100は、フック141によって、パネル部材PMBに連結されるので、グローブボックス110は、閉位置に固定されることになる。本実施形態に関して、ロック位置は、貫通孔128及びロック孔LCHに挿通されたフック141の位置によって例示される。
乗員が、ロック機構140を操作すると、フック141は、収容空間131内に没入し(すなわち、右方へ移動し)、フック141とパネル部材PMBとの間の係合が解除される。この結果、乗員は、グローブボックス110を開位置へ変位させることができる。本実施形態に関して、アンロック位置は、収容空間131内に没入し、パネル部材PMBとの係合が解除されるフック141の位置によって例示される。
図4は、主板120の概略的な背面図である。図1及び図4を参照して、主板120が説明される。主板120が説明される。
連結板部121は、第2面124から後方に(すなわち、フック141に向けて)突出する規制突部129を含む。規制突部129は、上リブ221と下リブ222とを含む。上リブ221は、左端223と、右端224と、を含む。上リブ221は、左端223から右端224へ略水平に延びる。上リブ221と同様に、下リブ222は、左端225と、右端226と、を含む。下リブ222は、上リブ221と略平行に、左端225から右端226へ延びる。左端223,225は、垂直方向に並ぶ一方で、下リブ222の右端226は、上リブ221の右端224よりも若干右方に位置する。
上リブ221及び下リブ222は、第2面124へのフック141の過度の接近を防ぐ。したがって、フック141は、貫通孔128及びロック孔LCHを通過するように延びる仮想的な水平線に沿って円滑に変位することができる。この結果、フック141は、アンロック位置からロック位置へ円滑に(すなわち、第1側板部122に引っ掛かることなく)移動することができる。上リブ221及び下リブ222の水平長は、フック141の水平方向の移動範囲が網羅されるように決定される。本実施形態に関して、規制突部129は、薄い上リブ221及び薄い下リブ222によって形成される。代替的に、規制突部は、第2面124とフック141との間で水平に延びる1本の太いリブであってもよいし、第2面124へのフック141の変位を規制することができる他の形状であってもよい。本実施形態の原理は、規制突部の特定の形状に限定されない。
上リブ221及び下リブ222の左端223,225は、グローブボックス110の側壁112と第1面123との連結点に重なる。すなわち、上リブ221及び下リブ222の左端223,225は、グローブボックス110の側壁112と第1面123との連結点の後方に位置する。上述の如く、連結板部121は、グローブボックス110の側壁112から左方に突出し、且つ、第1側板部122の板部分125は、連結板部121の左端縁から後方に突出するので、上リブ221及び下リブ222の左端223,225は、第1側板部122から離れている。
グローブボックス構造100が組み込まれた車両が、他の物に衝突すると、乗員の膝が、外板130に強い衝撃力を加えることもある。このとき、フック141は、衝撃力によって、前方に変位されることもある。このとき、規制突部129は、フック141の前方への変位を規制するので、フック141は、第1側板部122の板部分125の貫通孔128を形成する内縁に過度に強く接触しない。したがって、貫通孔128の周囲における割れは、第1側板部122に生じにくい。
規制突部129は、フック141との衝突によって衝撃力を受けることもある。規制突部129は、上述の如く、第1側板部122から離れているので、衝撃力は、規制突部129から第1側板部122へ直接的には伝達されない。第1側板部122へ伝達される衝撃は、緩和されるので、割れは、第1側板部122に生じにくくなる。
規制突部129は、第1側板部122から離れているので、衝撃力は、規制突部129から連結板部121に伝達される。連結板部121を通じて、第1側板部122へ向かう衝撃力は、第1側板部122に到達する前に、連結板部121とグローブボックス110の側壁112との連結点に到達する。したがって、連結板部121を通じて、第1側板部122へ向かう衝撃力の一部は、グローブボックス110の側壁112に伝達される。第1側板部122へ伝達される衝撃は、緩和されるので、割れは、第1側板部122に生じにくくなる。
上述の如く、貫通孔128の周囲の割れは、第1側板部122に生じにくいので、第1側板部122は、割れることなく、圧縮変形し、外板130に加えられた衝撃力を効果的に吸収することができる。この結果、乗員は、前方に投げ出されにくくなる。
<他の特徴>
設計者は、上述のグローブボックス構造に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述のグローブボックス構造の設計原理を何ら限定しない。
(操作部)
設計者は、乗員によって操作される操作部をロック機構に設けることができる。この場合、操作部は、第1側板部の近くに配置されてもよい。操作部の例示的な配置が、以下に説明される。
図4に示されるように、主板120は、第1側板部122よりも右側で第2面124から外板130(図1を参照)に向けて突出する第2側板部322を含む。グローブボックス110の側壁112,113(図2を参照)は、第1側板部122と第2側板部322との間で第1面123に連結される。図3に示されるように、ロック機構140は、インストルメントパネルIPLの外面に現れ、乗員によって回動される操作部142を含む。操作部142は、略矩形の板状部材である。操作部142が収容されるように外板130に形成された凹部132に指を差し込み、操作部142を上方に回動することができる。この結果、フック141は、収容空間131内に没入することができる。設計者は、操作部142の回動に応じてフック141を水平移動させるための様々な既知の機構(たとえば、螺旋溝構造)をロック機構140に与えることができる。したがって、本実施形態の原理は、操作部142の回動に応じてフック141を水平移動させる特定の機構に限定されない。
図3に示されるように、操作部142は、外板130の右縁よりも左縁に近い。すなわち、操作部142は、第2側板部322よりも第1側板部122の近くに配置される。
図5は、収容空間131内のロック機構140の概略的な背面図である。図1及び図5を参照して、ロック機構140が説明される。
ロック機構140は、左アーム機構143と、右アーム機構144と、を含む。左アーム機構143は、収容空間131内で、操作部142から左方に延びる。図1を参照して説明されたフック141は、左アーム機構143の一部(すなわち、左アーム機構143の左端部材)として用いられる。右アーム機構144は、収容空間131内で、操作部142から右方に延びる。右アーム機構144は、左アーム機構143と同様の係合構造(すなわち、フック(図示せず)と第2側板部322の貫通孔(図示せず)/インストルメントパネルIPLの他のもう1つのロック孔(図示せず))とによって形成される係合構造)を右端に有する。
乗員の膝が、操作部142に強く衝突すると、操作部142に加えられた衝撃力の一部は、左アーム機構143を通じて左方に伝播される。衝撃力の他のもう一部は、右アーム機構144を通じて右方に伝播される。上述の如く、規制突部129は、第1側板部122から離間しているので、左アーム機構143を通じて左方に伝播された衝撃力は、第1側板部122の割れを引き起こしにくい。
図4に示される如く、主板120は、上リブ227と、下リブ228と、を含む。上リブ227は、上リブ221と略同じ水平線上で、第2面124から突出する。下リブ228は、下リブ222と略同じ水平線上で、第2面124から突出する。上リブ227及び下リブ228は、第2側板部322から左方に延びる。
図5に示される如く、右アーム機構144は、左アーム機構143よりも非常に長い。したがって、右アーム機構144に沿って伝播する衝撃力は、右アーム機構144の右端に到達する前に他の部位(たとえば、外板130(図1を参照)や連結板部121)に拡散し、或いは、大きく減衰する。したがって、上リブ227及び下リブ228が第2側板部322に直接的に連結していても、第2側板部322は、過度に大きな衝撃力を受けない。したがって、第1側板部122と同様に、第2側板部322は、割れることなく圧縮変形し、外板130に加えられた衝撃力を効果的に吸収することができる。
(フックの周囲の構造)
規制突部は、第2面からフックに向けて突出するので、連結板部の中で比較的に厚い。したがって、規制突部が形成された領域は、大きな荷重を受け止めるのに適している。左アーム機構に沿って伝播する衝撃力を規制突部に主に伝達させるための構造が、以下に説明される。
図1に示される如く、左アーム機構143は、フック141に加えて、外筒241と、内筒242と、コイルスプリング243と、ロッド244と、連結部245と、を含む。外筒241は、操作部142に連結される。したがって、外筒241は、操作部142の回動に応じて、所定の回転軸RAX周りに回転する。内筒242は、外筒241の左端に形成された開口部を通じて、外筒241内に部分的に挿入される。外筒241が、回転軸RAX周りに回転すると、内筒242は、回転軸RAXに沿って右方に変位する。コイルスプリング243は、外筒241と内筒242とによって囲まれた空間内に配置される。内筒242が右方に変位すると、コイルスプリング243は、圧縮される。乗員が、操作部142から手を離すと、コイルスプリング243は、復元する。この結果、内筒242は、回転軸RAXに沿って左方に移動する。
内筒242の一部は、外筒241から左方に突出する。ロッド244は、外筒241の外において、内筒242に嵌入される。ロッド244は、回転軸RAX上に位置する一方で、フック141は、回転軸RAXよりも前方に位置する。連結部245は、ロッド244の左端から規制突部129に向けて延び、フック141に連結される。連結部245は、フック141及びロッド244と一体的に形成されてもよい。
上述の如く、乗員が、操作部142を回動すると、内筒242は、右方に移動する。ロッド244は、内筒242に嵌入されているので、内筒242が、右方に移動すると、ロッド244及び連結部245は、第1側板部122から離れる方向(すなわち、右方)に変位することができる。フック141は、連結部245に連結されているので、ロッド244及び連結部245と一緒に右方に変位し、収容空間131内に没入される。乗員が、操作部142から手を離すと、内筒242は、コイルスプリング243によって左方に押し出されるので、ロッド244及び連結部245は、第1側板部122に接近する。このとき、フック141は、ロッド244及び連結部245と一緒に左方に移動し、パネル部材PMBのロック孔LCHに挿入される。
連結部245は、回転軸RAXに沿って延びるロッド244から略直角に屈曲し、規制突部129に向けて延びる。乗員の膝が、操作部142に衝突すると、ロック機構140の前方への変位によって、連結部245の前端は、規制突部129に強く衝突することもある。しかしながら、規制突部129の形成領域は、連結板部121の中で比較的厚いので、連結部245の前端と規制突部129との強い衝突は、連結板部121の破損に帰結しにくい。
上述の様々な特徴は、様々な車両の全体的な設計に適合するように、組み合わされてもよい。
上述の実施形態の原理は、様々なグローブボックス構造に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローブボックス構造
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グローブボックス
112・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・側壁
120・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主板
121・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結板部
122・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1側板部
123・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1面
124・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2面
128・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔
129・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・規制突部
130・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外板
131・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・収容空間
140・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロック機構
141・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フック
142・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・操作部
244・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロッド
245・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結部
322・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2側板部
IPL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インストルメントパネル
LCH・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロック孔

Claims (4)

  1. インストルメントパネルから露出する開位置と、前記インストルメントパネル内に収容される閉位置と、の間で変位するグローブボックスと、
    前記グローブボックスが連結される第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを有する連結板部を含む主板と、
    前記第2面に対向するように配置された外板と、
    前記第2面と前記外板との間の収容空間に配置され、前記グローブボックスを前記閉位置でロックするロック機構と、を備え、
    前記主板は、前記連結板部と前記外板との間に配置された第1側板部を含み、
    前記ロック機構は、前記第1側板部に形成された貫通孔と前記インストルメントパネルに形成されたロック孔とに挿入されるフックを含み、
    前記連結板部は、前記第1側板部から離間した位置で前記第2面から前記フックに向けて突出し、前記第2面への前記フックの変位を規制する規制突部と、を含み、
    前記ロック機構は、所定の操作を施与される操作部を含み、
    前記フックは、前記操作部に対する前記操作に応じて、前記ロック孔に挿入されたロック位置から前記収容空間の内方へ没入したアンロック位置へ変位し、
    前記規制突部は、前記ロック位置から前記アンロック位置への前記フックの変位方向に延びている
    グローブボックス構造。
  2. 前記主板は、前記第1側板部とは反対側の第2側板部を含み、
    前記操作部は、前記第2側板部よりも前記第1側板部に近い
    請求項1に記載のグローブボックス構造。
  3. 前記ロック機構は、前記操作部に対する前記操作に応じて、前記第1側板部から離れる方向に変位するロッドと、前記ロッドから前記規制突部に向けて延び、前記フックに連結される連結部と、を含む
    請求項2に記載のグローブボックス構造。
  4. 前記グローブボックスは、前記第1側板部と前記第2側板部との間で前記第1面に連結された側壁を含み、
    前記規制突部は、前記側壁と前記第1面との連結点において前記フックに向けて突出する
    請求項2又は3に記載のグローブボックス構造。
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