JP6330071B1 - 表示装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカユニットを保護することができ、美観が向上された表示装置及びテレビジョン受信機を提供する。【解決手段】表示装置は、表示部とスピーカユニットとを備える表示装置において、筒状をなし、軸長方向が前記表示部の周縁に沿うように前記表示部に取り付けられ、前記スピーカユニットを収容する収容体と、前記収容体の周壁の周方向の一部を覆うように前記周壁に取り付けられるカバーと、該カバーの前記周方向の一端部に設けられた、一の向きの第1フックと、前記カバーの前記周方向の他端部に設けられた、前記一の向きとは異なる向きの第2フックと、前記周壁の前記一端部及び前記他端部に覆われる部分に設けられた第1係合孔及び第2係合孔とを備え、前記第1フック及び前記第2フックは前記第1係合孔及び前記第2係合孔を通して前記収容体の内部に挿入され、前記第1係合孔及び前記第2係合孔の開口周縁部に係合することを特徴とする。【選択図】図14
Description
本発明は、表示部とスピーカユニットとを備える表示装置及びテレビジョン受信機に関する。
従来、映像を表示する表示部と音声を出力するスピーカユニットとを備える表示装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の表示装置の場合、2つのスピーカユニットを含む無指向性のスピーカシステムが、表示部に取り付けられている。各スピーカユニットは、スピーカと、円筒状のエンクロージャとを有する。スピーカは、スピーカの音声出力面がエンクロージャの外側に向くようにして、エンクロージャの長手方向の一端部に収容されている。2つのスピーカユニットは、音声出力面同士が向かい合い、エンクロージャ同士が同軸になるようにして、連結されている。
特許文献1に記載の表示装置の場合、2つのスピーカユニットを含む無指向性のスピーカシステムが、表示部に取り付けられている。各スピーカユニットは、スピーカと、円筒状のエンクロージャとを有する。スピーカは、スピーカの音声出力面がエンクロージャの外側に向くようにして、エンクロージャの長手方向の一端部に収容されている。2つのスピーカユニットは、音声出力面同士が向かい合い、エンクロージャ同士が同軸になるようにして、連結されている。
スピーカシステムは、2つのスピーカネットを備える。各スピーカネットは半円筒状をなし、2つのエンクロージャ夫々の長手方向の他端部に亘るようにして2つのエンクロージャに取り付けられる。2つのスピーカネットは、2つのエンクロージャの間の空隙を覆うことによって、2つのスピーカを保護する。
一方、特許文献2に記載のスピーカネットは、枠体と、枠体の開口を覆うネットとを有する。枠体には、複数の突柱が同じ向きに突設される。スピーカユニットは、スピーカが収容された箱状のエンクロージャを有する。エンクロージャの一面には、スピーカユニットが出力した音声をエンクロージャの外部へ通すための開口が設けられる。エンクロージャの開口の周囲には、複数の孔部が設けられる。スピーカネットは、各突柱が孔部に嵌め入れられることによってエンクロージャの開口を覆い、スピーカを保護する。
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置の場合、スピーカシステムが直接的に表示部に取り付けられるので、スピーカユニットを保護することができない。また、特許文献1にはスピーカネットをエンクロージャに取り付ける手段についての詳細な記載がない。
一方、特許文献2に記載のスピーカネットの場合、突柱が孔部に嵌め入れられる方向とは逆方向の外力がスピーカネットに加えられたとき、突柱が孔部から引き出され、スピーカネットとエンクロージャとの間に隙間が生じる。このようなスピーカユニットを表示部に取り付けた場合、スピーカネットとエンクロージャとの間に生じた隙間が、表示装置の美観を損なう虞がある。
一方、特許文献2に記載のスピーカネットの場合、突柱が孔部に嵌め入れられる方向とは逆方向の外力がスピーカネットに加えられたとき、突柱が孔部から引き出され、スピーカネットとエンクロージャとの間に隙間が生じる。このようなスピーカユニットを表示部に取り付けた場合、スピーカネットとエンクロージャとの間に生じた隙間が、表示装置の美観を損なう虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、スピーカユニットを保護することができ、美観が向上された表示装置及びテレビジョン受信機を提供することにある。
本実施の形態に係る表示装置は、正面に表示面を有する表示部と、スピーカ及び該スピーカを収容する筒状のエンクロージャを有し、該エンクロージャの軸長方向が前記表示部の周縁に沿うスピーカユニットとを備える表示装置において、筒状をなし、軸長方向が前記表示部の周縁に沿うように前記表示部に取り付けられ、前記スピーカユニットを収容する収容体と、前記収容体の周壁の周方向の一部を覆うように前記周壁に取り付けられるカバーと、該カバーの前記周方向の一端部に設けられた、一の向きの第1フックと、前記カバーの前記周方向の他端部に設けられた、前記一の向きとは異なる向きの第2フックと、前記周壁の前記一端部及び前記他端部に覆われる部分に設けられた第1係合孔及び第2係合孔とを備え、前記第1フック及び前記第2フックは前記第1係合孔及び前記第2係合孔を通して前記収容体の内部に挿入され、前記第1係合孔及び前記第2係合孔の開口周縁部に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記周壁は、前記スピーカが出力した音声を通す通過孔、及び前記第1係合孔が設けられ、前記表示部に隣り合い、前記表示面に沿う方向に延びる板状をなす第1壁部と、前記通過孔、及び前記第2係合孔が設けられ、前記表示部の背面側に傾斜するようにして前記第1壁部の前記表示部とは逆側に連続する板状をなす第2壁部とを有し、前記カバーは、前記スピーカが出力した音声を通す通過口を有し、該通過口が、前記第1壁部に設けられた前記通過孔に対向するように前記第1壁部を覆い、前記第1フックが設けられた第1被覆板と、前記通過口を有し、該通過口が、前記第2壁部に設けられた前記通過孔に対向するように前記第2壁部を覆い、前記第2フックが設けられた第2被覆板と、前記通過口を覆うように前記第1被覆板及び前記第2被覆板に保持されたネットとを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記第1壁部の内面側における前記第1係合孔の開口周縁部は、前記第1壁部の厚み方向に突出する凸状部を有し、前記第1フックは、前記第1被覆板から前記厚み方向に突出する一の突片と、該一の突片の先端部から前記第1壁部に沿う方向に交差する方向に突出し、前記開口周縁部に前記厚み方向に係合する他の突片と、該他の突片から前記一の突片の突出方向の逆方向に突出し、前記凸状部に前記他の突片の突出方向の逆方向に係合する凸状の爪部とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記第2壁部の内面側における前記第2係合孔の開口周縁部は、前記第1壁部に沿う係合面を有し、前記第2フックは、前記第2被覆板から前記第1壁部の厚み方向に突出する一の突片と、該一の突片の先端部から前記第1壁部に沿う方向に突出し、前記係合面に前記一の突片の突出方向の逆方向に係合する他の突片とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置は、前記第2係合孔の開口量は、前記表示部の周縁に沿う方向に前記係合面に近いほど小さいことを特徴とする。
本実施の形態に係るテレビジョン受信機は、本実施の形態に係る表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示することを特徴とする。
本実施の形態の表示装置及びテレビジョン受信機による場合、スピーカユニットを保護することができ、表示装置及びテレビジョン受信機の美観を向上させることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、実施の形態に係るテレビジョン受信機が備える表示装置を正面側から見た斜視図である。図2は、表示装置を背面側から見た斜視図である。
図中1はテレビジョン受信機であり、テレビジョン受信機1は、受信部11、信号処理部12、及び表示装置2を備える。
図中1はテレビジョン受信機であり、テレビジョン受信機1は、受信部11、信号処理部12、及び表示装置2を備える。
受信部11は、受信回路が実装された回路基板である。受信部11は、図示しないアンテナを介して外部からテレビジョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送に基づく放送信号を出力する。
信号処理部12は、信号処理回路が実装された回路基板である。信号処理部12は、受信部11が出力した放送信号に所定の信号処理を施すことによって、映像データを出力する。
受信部11及び信号処理部12は表示装置2に内蔵される。なお、受信部11及び信号処理部12は、表示装置2に外付けされてもよい。
信号処理部12は、信号処理回路が実装された回路基板である。信号処理部12は、受信部11が出力した放送信号に所定の信号処理を施すことによって、映像データを出力する。
受信部11及び信号処理部12は表示装置2に内蔵される。なお、受信部11及び信号処理部12は、表示装置2に外付けされてもよい。
図3は、表示装置2の分解斜視図である。
図4は、表示装置2の断面図である。
表示装置2は、表示部21、ミドルキャビネット(枠体)22、及び2つのスピーカユニット23,23を備える。
表示部21は、一方向に長い矩形板状をなす。表示部21の一面(非端面)は、表示面21aである。表示面21aには、信号処理部12が出力した映像データに基づく映像が表示される。図4には、表示部21の一方の短辺部の近傍において、表示面21aに直交し、且つ表示部21の長辺に沿う面で切断した表示装置2の断面が示されている。
図4は、表示装置2の断面図である。
表示装置2は、表示部21、ミドルキャビネット(枠体)22、及び2つのスピーカユニット23,23を備える。
表示部21は、一方向に長い矩形板状をなす。表示部21の一面(非端面)は、表示面21aである。表示面21aには、信号処理部12が出力した映像データに基づく映像が表示される。図4には、表示部21の一方の短辺部の近傍において、表示面21aに直交し、且つ表示部21の長辺に沿う面で切断した表示装置2の断面が示されている。
表示部21は、液晶表示パネル211及びバックライトシャーシ212を含む液晶表示ユニットである。液晶表示パネル211は表示面21aを有する。バックライトシャーシ212は皿状をなし、液晶表示パネル211を照明するバックライト装置を収容する。また、バックライトシャーシ212は、液晶表示パネル211を表示面21aの裏側から覆う。
テレビジョン受信機1は、表示部21の厚み方向が前後方向であり、表示部21の長辺部が左右方向に延び、表示部21の短辺部が上下方向に延びるようにして使用される。表示部21の表示面21aは前側(正面側)に向けられる。
テレビジョン受信機1は、表示部21の厚み方向が前後方向であり、表示部21の長辺部が左右方向に延び、表示部21の短辺部が上下方向に延びるようにして使用される。表示部21の表示面21aは前側(正面側)に向けられる。
ミドルキャビネット22は矩形枠状をなす。ミドルキャビネット22は、表示部21の周縁部を全周に亘って表示部21の後側(背面側)から覆うように、表示部21に取り付けられる。ミドルキャビネット22を構成する2つの縦枠221,221は表示部21の2つの短辺部を覆い、ミドルキャビネット22を構成する2つの横枠は表示部21の2つの長辺部を覆う。
各スピーカユニット23は円柱型のスピーカユニットである。スピーカユニット23は2つのエンクロージャ231,231及び2つのスピーカ232,232を有する。
各エンクロージャ231は有底円筒状をなす。エンクロージャ231の長手方向の一端部には、スピーカ232が収容される。スピーカ232の音声出力面は、エンクロージャ231の外側に向き、エンクロージャ231の開口を閉鎖する。エンクロージャ231,231は、スピーカ232,232の音声出力面同士が向かい合い、エンクロージャ231,231同士が同軸になるよう連結されている。
各エンクロージャ231は有底円筒状をなす。エンクロージャ231の長手方向の一端部には、スピーカ232が収容される。スピーカ232の音声出力面は、エンクロージャ231の外側に向き、エンクロージャ231の開口を閉鎖する。エンクロージャ231,231は、スピーカ232,232の音声出力面同士が向かい合い、エンクロージャ231,231同士が同軸になるよう連結されている。
図1及び図2に示すように、表示装置2は、2つの収容体3,3を備える。各収容体3は、軸長方向の両端が閉鎖された筒状をなす。収容体3,3は、各収容体3の軸長方向がミドルキャビネット22の縦枠221,221に沿うようにして、ミドルキャビネット22に設けられる。
収容体3には、スピーカユニット23の軸長方向が収容体3の軸長方向に沿うようにして、スピーカユニット23が収容される(図4参照)。つまり、スピーカユニット23,23は表示部21の左右両側に配される。
収容体3には、スピーカユニット23の軸長方向が収容体3の軸長方向に沿うようにして、スピーカユニット23が収容される(図4参照)。つまり、スピーカユニット23,23は表示部21の左右両側に配される。
図3及び図4に示すように、収容体3は、フロントカバー31及びリアカバー32を有する。フロントカバー31は、収容体3の周壁の一部(具体的には概ね前半分)を構成する部材である。リアカバー32は、収容体3の周壁の残部(具体的には概ね後半分)を構成する部材である。
図5は、表示装置2が備えるフロントカバー31を正面側から見た斜視図である。図6は、フロントカバー31を背面側から見た斜視図である。図7は、フロントカバー31を背面側から見た拡大斜視図である。図5〜図7は、表示面21aに向かって左側のフロントカバー31を示す。
図4〜図7に示すように、フロントカバー31は壁部311〜313を有する。壁部311〜313夫々は、一方向に長い矩形平板状をなす。壁部311〜313夫々の長辺部は、収容体3の軸長方向に延びる。壁部311〜313は、ミドルキャビネット22に近い方から、壁部313、壁部311(第1壁部)、及び壁部312(第2壁部)の順に、収容体3の周方向に並ぶ。
図4〜図7に示すように、フロントカバー31は壁部311〜313を有する。壁部311〜313夫々は、一方向に長い矩形平板状をなす。壁部311〜313夫々の長辺部は、収容体3の軸長方向に延びる。壁部311〜313は、ミドルキャビネット22に近い方から、壁部313、壁部311(第1壁部)、及び壁部312(第2壁部)の順に、収容体3の周方向に並ぶ。
壁部313の一方の長辺部は、ミドルキャビネット22の縦枠221に一体に設けられる。つまり、壁部313は、収容体3の軸長方向に亘り全体的にミドルキャビネット22の縦枠221に連続する。壁部313の他方の長辺部と壁部311の一方の長辺部とは一体である。壁部311の他方の長辺部と壁部312の一方の長辺部とは一体である。壁部312の他方の長辺部には、複数の係合部314,314,…が壁部312の長辺に沿って並設される(図6参照)。各係合部314は矩形状の貫通孔である。
ミドルキャビネット22の縦枠221とフロントカバー31の壁部311とは、壁部313に垂直に、且つ壁部313の短辺方向の両端部から互いに逆方向に突出する(図4参照)。壁部312は、壁部311と壁部312とが鈍角を形成するようにして、壁部311から突出する。壁部311から壁部312,313夫々が突出する側は、互いに同じ側である。
壁部311の長手方向の中央部、及び壁部311の長手方向の両端部には、3つの通過孔群331,331,331が設けられている(図5参照)。各通過孔群331は、互いに接近配置された複数の通過孔からなる。同様に、壁部312には3つの通過孔群332,332,332が設けられている(図5及び図6参照)。壁部312の通過孔群332,332,332は、壁部311の通過孔群331,331,331に隣り合う。各通過孔群332は、互いに接近配置された複数の通過孔からなる。
ミドルキャビネット22とフロントカバー31,31との境界部分を補強するために、補強部材24が用いられることが望ましい(図6及び図7参照)。本実施の形態においては、表示装置2はフロントカバー31毎に2つの補強部材24,24を備える。各補強部材24は一方向に長い平板状をなす。補強部材24は、補強部材24の長手方向がミドルキャビネット22の横枠に沿うようにして、ミドルキャビネット22の横枠からフロントカバー31の長手方向の端部に亘って配される。
図8は、表示装置2が備えるリアカバー32を正面側から見た斜視図である。図9は、リアカバー32を背面側から見た斜視図である。図8及び図9は、表示面21aに向かって左側のリアカバー32を示す。
図4、図8、及び図9に示すように、リアカバー32は半円筒状をなす。
リアカバー32の長手方向の中央部には、通過孔群321が設けられている。
リアカバー32は、リアカバー32の軸長方向が収容体3の軸長方向に延び、リアカバー32の周方向の両端部がフロントカバー31の壁部312,313に対向するようにして、フロントカバー31に取り付けられる。
図4、図8、及び図9に示すように、リアカバー32は半円筒状をなす。
リアカバー32の長手方向の中央部には、通過孔群321が設けられている。
リアカバー32は、リアカバー32の軸長方向が収容体3の軸長方向に延び、リアカバー32の周方向の両端部がフロントカバー31の壁部312,313に対向するようにして、フロントカバー31に取り付けられる。
リアカバー32の周方向の両端部の内、フロントカバー31の壁部312に対向する方には、係合部322,322,…がリアカバー32の軸長方向に沿って並設される。リアカバー32の係合部322,322,…の配置位置とフロントカバー31の係合部314,314,…の配置位置とは互いに対応している。
各係合部322はフック状をなす。係合部322は、フロントカバー31の内側から係合部314に表示部21の厚み方向に挿入されて、係合部314の内面及び係合部314の開口周縁部に前後方向に係合する。
各係合部322はフック状をなす。係合部322は、フロントカバー31の内側から係合部314に表示部21の厚み方向に挿入されて、係合部314の内面及び係合部314の開口周縁部に前後方向に係合する。
リアカバー32の周方向の両端部の内、リアカバー32の壁部313に対向する方には、固定片323が設けられる。固定片323は平板状をなす。固定片323は、リアカバー32の外周面からリアカバー32の外側に垂直に延出する。
次に、スピーカユニット23,23の収容体3,3への収容について説明する。
まず、ミドルキャビネット22が、例えば表示部21のバックライトシャーシ212にネジ留めされることによって、表示部21に取り付けられる。
また、補強部材24,24,…の取り付けが行なわれる。
各補強部材24は、例えば補強部材24の長手方向の一端部がミドルキャビネット22の横枠と共に表示部21のバックライトシャーシ212に共締めされ、補強部材24の長手方向の他端部がフロントカバー31にネジ留めされることによって、ミドルキャビネット22及びフロントカバー31に取り付けられる。
まず、ミドルキャビネット22が、例えば表示部21のバックライトシャーシ212にネジ留めされることによって、表示部21に取り付けられる。
また、補強部材24,24,…の取り付けが行なわれる。
各補強部材24は、例えば補強部材24の長手方向の一端部がミドルキャビネット22の横枠と共に表示部21のバックライトシャーシ212に共締めされ、補強部材24の長手方向の他端部がフロントカバー31にネジ留めされることによって、ミドルキャビネット22及びフロントカバー31に取り付けられる。
次に、フロントカバー31,31にスピーカユニット23,23が取り付けられる。
スピーカユニット23には、2つの取付部233,233が設けられる(図3参照)。各取付部233は、スピーカユニット23のエンクロージャ231の底面に、エンクロージャ231の軸長方向に突設される。取付部233には貫通孔が設けられる。
一方、各フロントカバー31の内面には、ボス315,315が突設される(図6参照)。ボス315,315はフロントカバー31の長手方向の両端部付近に位置している。各ボス315の内周面には雌ネジが形成される。
取付部233,233は、取付部233,233夫々の貫通孔を通してフロントカバー31のボス315,315にネジ留めされる。この結果、スピーカユニット23の軸長方向とフロントカバー31の長手方向とが一致する。
スピーカユニット23には、2つの取付部233,233が設けられる(図3参照)。各取付部233は、スピーカユニット23のエンクロージャ231の底面に、エンクロージャ231の軸長方向に突設される。取付部233には貫通孔が設けられる。
一方、各フロントカバー31の内面には、ボス315,315が突設される(図6参照)。ボス315,315はフロントカバー31の長手方向の両端部付近に位置している。各ボス315の内周面には雌ネジが形成される。
取付部233,233は、取付部233,233夫々の貫通孔を通してフロントカバー31のボス315,315にネジ留めされる。この結果、スピーカユニット23の軸長方向とフロントカバー31の長手方向とが一致する。
次いで、フロントカバー31,31にリアカバー32,32が取り付けられる。
各リアカバー32は、リアカバー32の係合部322,322,…がフロントカバー31の係合部314,314,…に係合することによって、フロントカバー31に取り付けられる。係合部314,314,…と係合部322,322,…との係合によって、フロントカバー31にリアカバー32を取り付けることは容易である。
各リアカバー32は、リアカバー32の係合部322,322,…がフロントカバー31の係合部314,314,…に係合することによって、フロントカバー31に取り付けられる。係合部314,314,…と係合部322,322,…との係合によって、フロントカバー31にリアカバー32を取り付けることは容易である。
更に、リアカバー32,32の固定片323,323が、ミドルキャビネット22と共に表示部21に固定される。
具体的には、リアカバー32の固定片323が、ミドルキャビネット22の縦枠221と共に、表示部21のバックライトシャーシ212に共締めされる。
具体的には、リアカバー32の固定片323が、ミドルキャビネット22の縦枠221と共に、表示部21のバックライトシャーシ212に共締めされる。
以上の結果、収容体3が形成される。スピーカユニット23は、エンクロージャ231,231の軸長方向が表示部21の短辺に沿うように、また、取付部233,233を除くスピーカユニット23が収容体3から離隔するようにして、収容体3に収容される。スピーカユニット23は、フロントカバー31に前側から表示部21の短辺方向に亘り全体的に覆われ、リアカバー32に後側から表示部21の短辺方向に亘り全体的に覆われる。収容体3のフロントカバー31が有する壁部311は、表示部21に隣り合い、表示部21の表示面21aに沿う方向に延びる。壁部312は、後側に傾斜するようにして壁部311の表示部21とは逆側に連続する。
ミドルキャビネット22はネジ留めによって表示部21に固定される。フロントカバー31,31夫々はミドルキャビネット22に一体に設けられる。リアカバー32,32は係合部314,314,…と係合部322,322,…との係合によってフロントカバー31,31に取り付けられ、更に、リアカバー32,32から延出する固定片323,323が、ミドルキャビネット22と共にネジ留めによって表示部21に固定される。つまり、リアカバー32,32はフロントカバー31,31及び表示部21の両方によって支えられる。以上の結果、収容体3,3の脱落が防止される。
図1及び図3に示すように、表示装置2は、2つのカバー4,4を更に備える。カバー4,4は、収容体3,3のフロントカバー31,31に取り付けられる(図4参照)。
ここで、カバー4の取り付けに関連するフロントカバー31の構成について説明する(図5〜図7参照)。
各フロントカバー31の壁部311の壁部313側の長辺部には、複数の第1係合孔34,34,…が壁部311の長辺に沿って並設される。各第1係合孔34は矩形状をなす。
第1係合孔34の開口周縁部は凸状部341を有する。凸状部341は、壁部311の内面から壁部311の厚み方向に突出している。また、凸状部341は、第1係合孔34の下辺に沿う凸条状をなし、先端側ほど幅が狭い。凸状部341は直角台形状の断面を有する。凸状部341の傾斜面は第1係合孔34側に向く。
ここで、カバー4の取り付けに関連するフロントカバー31の構成について説明する(図5〜図7参照)。
各フロントカバー31の壁部311の壁部313側の長辺部には、複数の第1係合孔34,34,…が壁部311の長辺に沿って並設される。各第1係合孔34は矩形状をなす。
第1係合孔34の開口周縁部は凸状部341を有する。凸状部341は、壁部311の内面から壁部311の厚み方向に突出している。また、凸状部341は、第1係合孔34の下辺に沿う凸条状をなし、先端側ほど幅が狭い。凸状部341は直角台形状の断面を有する。凸状部341の傾斜面は第1係合孔34側に向く。
フロントカバー31の壁部312には、複数の第2係合孔35,35,…が設けられている。
第2係合孔35,35,…は、壁部312の係合部314,314,…が設けられている方の長辺部に、上下方向に並設される。各第2係合孔35の開口量は、上側が大きく、下側が小さい。図7に示す第2係合孔35は、開口量が大きい矩形状の貫通孔と開口量が小さい矩形状の貫通孔とが上下に隣接したような形状をなす。
第2係合孔35の開口周縁部は、係合面351を有する。係合面351は、壁部312の内面側に位置し、壁部311に沿う平面である。係合面351は、第2係合孔35の下辺部と、第2係合孔35の下辺部に連続する2辺部の内、壁部311から遠い方との角部に位置している。
第2係合孔35,35,…は、壁部312の係合部314,314,…が設けられている方の長辺部に、上下方向に並設される。各第2係合孔35の開口量は、上側が大きく、下側が小さい。図7に示す第2係合孔35は、開口量が大きい矩形状の貫通孔と開口量が小さい矩形状の貫通孔とが上下に隣接したような形状をなす。
第2係合孔35の開口周縁部は、係合面351を有する。係合面351は、壁部312の内面側に位置し、壁部311に沿う平面である。係合面351は、第2係合孔35の下辺部と、第2係合孔35の下辺部に連続する2辺部の内、壁部311から遠い方との角部に位置している。
図10は、表示装置2が備えるカバー4を正面側から見た斜視図である。図11は、カバー4を背面側から見た斜視図である。図12は、カバー4を背面側から見た拡大斜視図である。図10〜図12は、表示面21aに向かって左側のカバー4を示す。
各カバー4は、一方向に長い板状をなす。カバー4は被覆板41,42を有する。
被覆板41,42夫々は、一方向に長い矩形平板状をなす。被覆板41,42夫々の長辺部は、カバー4の長手方向に延びる。被覆板41,42夫々の一方の長辺部は一体である。被覆板41(第1被覆板)は、被覆板41と被覆板42(第2被覆板)とが鈍角を形成するようにして、被覆板42に連続する。
各カバー4は、一方向に長い板状をなす。カバー4は被覆板41,42を有する。
被覆板41,42夫々は、一方向に長い矩形平板状をなす。被覆板41,42夫々の長辺部は、カバー4の長手方向に延びる。被覆板41,42夫々の一方の長辺部は一体である。被覆板41(第1被覆板)は、被覆板41と被覆板42(第2被覆板)とが鈍角を形成するようにして、被覆板42に連続する。
被覆板41には、3つの通過口群431,431,431が設けられている。通過口群431,431,431は、被覆板41の長手方向の中央部及び被覆板41の長手方向の両端部に配されている。各通過口群431は、互いに接近配置された複数の通過口からなる。同様に、被覆板42には3つの通過口群432,432,432が設けられている。壁部312の通過口群432,432,432は、被覆板41の通過口群431,431,431に隣り合う。各通過口群432は、互いに接近配置された複数の通過口からなる。通過口群431〜432の配置位置は、フロントカバー31の通過孔群331〜332の配置位置に対応する。
被覆板41の長辺部の他方(被覆板42の長辺部に一体ではない方)には、複数の第1フック44,44,…が、被覆板41の長辺に沿って並設される。各第1フック44は突片441,442を有するL字フック状をなす。
突片441,442夫々は矩形片であり、突片441,442の少なくとも一方は、それが可撓性を有する程度に薄い。
突片441(一の突片)は、被覆板41の内面から被覆板41の厚み方向に突出する。
突片442(他の突片)は、突片441の先端部から被覆板41の長手方向に突出する。全ての突片442,442,…の突出方向は同じ向きである。
突片441,442夫々は矩形片であり、突片441,442の少なくとも一方は、それが可撓性を有する程度に薄い。
突片441(一の突片)は、被覆板41の内面から被覆板41の厚み方向に突出する。
突片442(他の突片)は、突片441の先端部から被覆板41の長手方向に突出する。全ての突片442,442,…の突出方向は同じ向きである。
第1フック44は凸状の爪部443を更に有する。爪部443は、突片442の先端部から突片441の突出方向の逆方向に突出する。また、爪部443は、突片441,442夫々の突出方向に直交する方向に延びる凸条状をなし、先端側ほど幅が狭い。爪部443は、直角三角形状の断面を有し、爪部443の先端部に直角三角形の一方の鋭角が位置する。爪部443の傾斜面は、突片441の逆側に向く。
被覆板42の長辺部の他方(被覆板41の長辺部に一体ではない方)には、複数の第2フック45,45,…が被覆板42の長辺に沿って並設される。各第2フック45は突片451,452を有するL字フック状をなす。
突片451(一の突片)は矩形板状をなし、被覆板42の内面から被覆板41の厚み方向に突出する。故に、突片451は、被覆板42に対して傾斜する。
突片452(他の突片)は、突片451の先端部に設けられている。突片452は矩形片状をなし、突片451から被覆板41の短手方向に、且つ被覆板41から離反する向きに突出する。
突片451(一の突片)は矩形板状をなし、被覆板42の内面から被覆板41の厚み方向に突出する。故に、突片451は、被覆板42に対して傾斜する。
突片452(他の突片)は、突片451の先端部に設けられている。突片452は矩形片状をなし、突片451から被覆板41の短手方向に、且つ被覆板41から離反する向きに突出する。
第2フック45の突片451の突出方向は第1フック44の突片441の突出方向と同じ向きであるが、突片451の面方向は突片441の面方向に直交する向きである。第2フック45の突片452の突出方向及び第1フック44の突片442の突出方向は、何れも被覆板41に沿う向きであるが、前者は被覆板41の短辺に沿う向きであり、後者は被覆板41の長辺に沿う向きである。つまり、第1フック44の向きと第2フック45の向きとは異なる。
図4に示すように、カバー4はネット46を保持する。ネット46は、カバー4の外面を全面的に覆い、ネット46の周縁部がカバー4の内面に固定(例えば溶着)される。ネット46は、全ての通過口群431〜432を覆う。図1、図3、及び図10〜図12におけるネット46の図示は省略されている.
図13及び図14は、フロントカバー31にカバー4を取り付ける手順を説明するための斜視図である。
カバー4は、ミドルキャビネット22が表示部21に取り付けられる前に、フロントカバー31に取り付けられる。
作業者は、第1フック44,44,…を第1係合孔34,34,…に挿入し、第2フック45,45,…を第2係合孔35,35,…の開口量が大きい部分に挿入する。このとき、作業者は、カバー4の長手方向とフロントカバー31の長手方向とが一致し、カバー4の被覆板41の内面がフロントカバー31の壁部311の外面に沿い、カバー4の被覆板42の内面がフロントカバー31の壁部312の外面に沿うようにする。
カバー4は、ミドルキャビネット22が表示部21に取り付けられる前に、フロントカバー31に取り付けられる。
作業者は、第1フック44,44,…を第1係合孔34,34,…に挿入し、第2フック45,45,…を第2係合孔35,35,…の開口量が大きい部分に挿入する。このとき、作業者は、カバー4の長手方向とフロントカバー31の長手方向とが一致し、カバー4の被覆板41の内面がフロントカバー31の壁部311の外面に沿い、カバー4の被覆板42の内面がフロントカバー31の壁部312の外面に沿うようにする。
第1フック44,44,…及び第2フック45,45,…が第1係合孔34,34,…及び第2係合孔35,35,…に挿入された場合(図13参照)、被覆板41,42の内面が壁部311,312の外面に接触する(図4参照)。
この後、作業者は、第2フック45,45,…が第2係合孔35,35,…の開口量が小さい部分に挿入されるように、カバー4をカバー4の長手方向に移動させる。すると、カバー4は第1フック44の突片442の突出方向に移動する。この結果、各第1フック44の爪部443は、突片442の突出方向に凸状部341に接近し、接触する。一方、第2フック45の突片452は、突片442の突出方向に係合面351に接近する。
この後、作業者は、第2フック45,45,…が第2係合孔35,35,…の開口量が小さい部分に挿入されるように、カバー4をカバー4の長手方向に移動させる。すると、カバー4は第1フック44の突片442の突出方向に移動する。この結果、各第1フック44の爪部443は、突片442の突出方向に凸状部341に接近し、接触する。一方、第2フック45の突片452は、突片442の突出方向に係合面351に接近する。
更にカバー4が移動することよって、爪部443が凸状部341の先端部へ移動するように爪部443の傾斜面が凸状部341の傾斜面に摺動すると共に、第1フック44の突片441又は突片442が撓む。爪部443が凸状部341の先端部に移動した場合、更にカバー4が移動することよって、爪部443は凸状部341を乗り越え、凸状部341に突片442の突出方向の逆方向に係合する。このとき、撓んでいた第1フック44が元の形状に戻り、突片442と第1係合孔34の開口周縁部とが被覆板41の厚み方向(壁部311の厚み方向)に互いに係合する。一方、第2フック45の突片452は、突片451の突出方向の逆方向に係合面351に係合する(図14参照)。
第1フック44が第1係合孔34の開口周縁部に係合し、第2フック45が第2係合孔35の開口周縁部に係合した場合、カバー4の通過口群431〜432とフロントカバー31の通過孔群331〜332とが向かい合う。
第1フック44(及び第2フック45)と第1係合孔34(及び第2係合孔35)の開口周縁部との係合後、被覆板41の長手方向の両端部は、壁部311の長手方向の両端部にネジ留めされる。このために、壁部311には2つの貫通孔36,36が設けられている。一方、被覆板41の内面には、2つのボス47,47が突設されている。各ボス47の内周面には雌ネジが形成される。壁部311及び被覆板41は、貫通孔36,36を貫通したネジがボス47,47に留められることによって、互いに固定される。
カバー4,4のフロントカバー31,31への取り付け後、ミドルキャビネット22が表示部21に取り付けられ、スピーカユニット23,23が収容体3,3に収容される。
第1フック44(及び第2フック45)と第1係合孔34(及び第2係合孔35)の開口周縁部との係合後、被覆板41の長手方向の両端部は、壁部311の長手方向の両端部にネジ留めされる。このために、壁部311には2つの貫通孔36,36が設けられている。一方、被覆板41の内面には、2つのボス47,47が突設されている。各ボス47の内周面には雌ネジが形成される。壁部311及び被覆板41は、貫通孔36,36を貫通したネジがボス47,47に留められることによって、互いに固定される。
カバー4,4のフロントカバー31,31への取り付け後、ミドルキャビネット22が表示部21に取り付けられ、スピーカユニット23,23が収容体3,3に収容される。
以上の結果、カバー4はフロントカバー31(収容体3の周壁の周方向の一部)を覆う。第1フック44及び第2フック45は、カバー4の、収容体3の周方向の一端部及び他端部に位置する。カバー4は、第1フック44,44,…が第1係合孔34,34,…を通して収容体3に挿入され、第1係合孔34,34,…の開口周縁部に係合すると共に、第2フック45,45,…が第2係合孔35,35,…を通して収容体3に挿入され、第2係合孔35,35,…の開口周縁部に係合することによって、フロントカバー31に取り付けられる。第1フック44の向きと第2フック45の向きとは異なる。
故に、第1フック44,44,…が第1係合孔34,34,…に挿入される方向とは逆方向の外力、又は、第2フック45,45,…が第2係合孔35,35,…に挿入される方向とは逆方向の外力がカバー4に加えられた場合であっても、第1フック44,44,…が第1係合孔34,34,…から引き出されたり第2フック45,45,…が第2係合孔35,35,…から引き出されたりする虞はない。従って、カバー4とフロントカバー31との間に隙間が生じることはない。
各第1フック44の突片442と第1係合孔34の開口周縁部とはフロントカバー31の壁部311の厚み方向(前後方向)に係合し、第1フック44の爪部443と第1係合孔34の開口周縁部が有する凸状部341とが壁部311に沿う方向(上下方向)に係合する。故に、第1フック44と第1係合孔34の開口周縁部との係合が無用に解除されることが抑制される。
爪部443と凸状部341との係合が解除された後で、カバー4が突片442の突出方向の逆方向に移動し、更に第1係合孔34及び第2係合孔35から第1フック44及び第2フックが引き抜かれない限り、カバー4がフロントカバー31から脱落する虞はない。
爪部443と凸状部341との係合が解除された後で、カバー4が突片442の突出方向の逆方向に移動し、更に第1係合孔34及び第2係合孔35から第1フック44及び第2フックが引き抜かれない限り、カバー4がフロントカバー31から脱落する虞はない。
第2フック45の突片452と第2係合孔35の開口周縁部が有する係合面351とは、壁部311の厚み方向(前後方向)に係合する。第2フック45の突片451は、フロントカバー31の壁部312から壁部311の厚み方向に突出し、壁部312に直交する方向には突出しない。故に、第2フック45の、壁部312から収容体3の内部への突出量を低減することができる。従って、収容体3の内部に突出した第2フック45がスピーカユニット23に干渉することが抑制される。
本実施の形態では、カバー4の第1フック44,44,…及び第2フック45,45,…夫々の基端部近傍には、肉抜き孔が形成されている。しかしながら、カバー4の外面を全面的に覆うネット46によって、肉抜き孔は目隠しされる。
また、本実施の形態では、被覆板41の第1フック44,44,…は、被覆板42の第2フック45,45,…に、カバー4の短手方向に概ね隣り合う。故に、カバー4をフロントカバー31に取り付ける場合に、各第1フック44の爪部443を凸状部341に係合させることによって、この第1フック44に隣り合う第2フック45の突片452を係合面351に容易に係合させることができる。
表示装置2は、リアキャビネット25を更に備える。ただし、図4におけるリアキャビネット25の図示は省略されている。
リアキャビネット25は矩形皿状をなす。リアキャビネット25は、リアキャビネット25の内面が表示部21の後面に向くようにして、表示部21の背面側を覆う。リアキャビネット25は、表示部21とリアカバー32,32夫々との境界部分も覆う。
リアキャビネット25は矩形皿状をなす。リアキャビネット25は、リアキャビネット25の内面が表示部21の後面に向くようにして、表示部21の背面側を覆う。リアキャビネット25は、表示部21とリアカバー32,32夫々との境界部分も覆う。
表示装置2は、2つの装飾部材26,26を更に備える。一方の装飾部材26は、表示部21の上辺部から収容体3,3夫々の上部までを覆う。他方の装飾部材26は、表示部21の下辺部から収容体3,3夫々の下部までを覆う。
以上のような表示装置2及びテレビジョン受信機1の場合、スピーカユニット23が収容体3(フロントカバー31とリアカバー32との間)に収容されるので、スピーカユニット23を保護することができる。
また、第1フック44(及び第2フック45)と第1係合孔34(及び第2係合孔35)の開口周縁部との係合により、カバー4とフロントカバー31との間に見苦しい隙間は生じない。従って、表示装置2及びテレビジョン受信機1の美観を向上させることができる。
また、第1フック44(及び第2フック45)と第1係合孔34(及び第2係合孔35)の開口周縁部との係合により、カバー4とフロントカバー31との間に見苦しい隙間は生じない。従って、表示装置2及びテレビジョン受信機1の美観を向上させることができる。
スピーカユニット23のスピーカ232,232から出力された音声は、通過孔群331〜332と通過口群431〜432とを通って、表示装置2の前側に伝わる。また、スピーカユニット23から出力された音声は、通過孔群321を通って、表示装置2の後側に伝わる。
ネット46を有するカバー4は、スピーカネットとして機能する。ネット46が通過口群431〜432及び通過孔群331〜332を覆うので、スピーカ232,232が出力した音声を通しつつスピーカユニット23を保護することができる。
ネット46を有するカバー4は、スピーカネットとして機能する。ネット46が通過口群431〜432及び通過孔群331〜332を覆うので、スピーカ232,232が出力した音声を通しつつスピーカユニット23を保護することができる。
最後に、実施の形態についてまとめる。
本実施の形態に係る表示装置2は、正面に表示面21aを有する表示部21と、スピーカ232及び該スピーカ232を収容する筒状のエンクロージャ231を有し、該エンクロージャ231の軸長方向が前記表示部21の周縁に沿うスピーカユニット23とを備える表示装置2において、筒状をなし、軸長方向が前記表示部21の周縁に沿うように前記表示部21に取り付けられ、前記スピーカユニット23を収容する収容体3と、前記収容体3の周壁の周方向の一部(フロントカバー31)を覆うように前記周壁に取り付けられるカバー4と、該カバー4の前記周方向の一端部に設けられた、一の向きの第1フック44と、前記カバー4の前記周方向の他端部に設けられた、前記一の向きとは異なる向きの第2フック45と、前記周壁の前記一端部及び前記他端部に覆われる部分に設けられた第1係合孔34及び第2係合孔35とを備え、前記第1フック44及び前記第2フック45は前記第1係合孔34及び前記第2係合孔35を通して前記収容体3の内部に挿入され、前記第1係合孔34及び前記第2係合孔35の開口周縁部に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置2は、前記周壁は、前記スピーカ232が出力した音声を通す通過孔群331、及び前記第1係合孔34が設けられ、前記表示部21に隣り合い、前記表示面21aに沿う方向に延びる板状をなす壁部311と、前記通過孔群332、及び前記第2係合孔35が設けられ、前記表示部21の背面側に傾斜するようにして前記壁部311の前記表示部21とは逆側に連続する板状をなす壁部312とを有し、前記カバー4は、前記スピーカ232が出力した音声を通す通過口群431を有し、該通過口群431が、前記壁部311に設けられた前記通過孔群331に対向するように前記壁部311を覆い、前記第1フック44が設けられた被覆板41と、前記通過口群432を有し、該通過口群432が、前記壁部312に設けられた前記通過孔群332に対向するように前記壁部312を覆い、前記第2フック45が設けられた被覆板42と、前記通過口群431,432を覆うように前記被覆板41及び前記被覆板42に保持されたネット46とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置2は、前記壁部311の内面側における前記第1係合孔34の開口周縁部は、前記壁部311の厚み方向に突出する凸状部341を有し、前記第1フック44は、前記被覆板41から前記厚み方向に突出する突片441と、該突片441の先端部から前記壁部311に沿う方向に交差する方向に突出し、前記開口周縁部に前記厚み方向に係合する突片442と、該突片442から前記突片441の突出方向の逆方向に突出し、前記凸状部341に前記突片442の突出方向の逆方向に係合する凸状の爪部443とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置2は、前記壁部312の内面側における前記第2係合孔35の開口周縁部は、前記壁部311に沿う係合面351を有し、前記第2フック45は、前記被覆板42から前記壁部311の厚み方向に突出する突片451と、該突片451の先端部から前記壁部311に沿う方向に突出し、前記係合面351に前記突片451の突出方向の逆方向に係合する突片452とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係る表示装置2は、前記第2係合孔35の開口量は、前記表示部21の周縁に沿う方向に前記係合面351に近いほど小さいことを特徴とする。
本実施の形態に係るは、本実施の形態に係る表示装置2と、テレビジョン放送を受信する受信部11とを備え、該受信部11にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置2に映像を表示することを特徴とする。
本実施の形態にあっては、スピーカユニットが筒状の収容体に収容されるので、スピーカユニットを保護することができる。
カバーは、収容体の周壁の周方向の一部を覆う。第1フック及び第2フックは、カバーの、収容体の周方向の一端部及び他端部に位置する。カバーは、第1フックが第1係合孔を通して収容体に挿入され、第1係合孔の開口周縁部に係合すると共に、第2フックが第2係合孔を通して収容体に挿入され、第2係合孔の開口周縁部に係合することによって、収容体の周壁に取り付けられる。第1フックの向きと第2フックの向きとは異なる。
カバーは、収容体の周壁の周方向の一部を覆う。第1フック及び第2フックは、カバーの、収容体の周方向の一端部及び他端部に位置する。カバーは、第1フックが第1係合孔を通して収容体に挿入され、第1係合孔の開口周縁部に係合すると共に、第2フックが第2係合孔を通して収容体に挿入され、第2係合孔の開口周縁部に係合することによって、収容体の周壁に取り付けられる。第1フックの向きと第2フックの向きとは異なる。
故に、第1フックが第1係合孔に挿入される方向とは逆方向の外力、又は、第2フックが第2係合孔に挿入される方向とは逆方向の外力がカバーに加えられた場合であっても、第1フックが第1係合孔から引き出されたり第2フックが第2係合孔から引き出されたりする虞はない。従って、カバーと収容体の周壁との間に隙間が生じることはない。この結果、表示装置、更には表示装置を備えるテレビジョン受信機の美観を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、ネットを有するカバーが、スピーカネットとして機能する。ネットが通過口及び通過孔を覆うので、スピーカが出力した音声を通しつつスピーカユニットを保護することができる。
本実施の形態にあっては、第1フックの他の突片と第1係合孔の開口周縁部とが第1壁部の厚み方向に係合し、第1フックの爪部と第1係合孔の開口周縁部が有する凸状部とが第1壁部に沿う方向に係合する。故に、第1フックと第1係合孔の開口周縁部との係合が無用に解除されることが抑制される。
本実施の形態にあっては、第2フックの他の突片と第2係合孔の開口周縁部が有する係合面とが第1壁部の厚み方向に係合する。
第2フックの一の突片は、収容体の第2壁部から第1壁部の厚み方向に突出し、収容体の第2壁部に直交する方向には突出しない。故に、第2フックの、収容体の第2壁部から収容体の内部への突出量を低減することができる。従って、収容体の内部に突出した第2フックがスピーカユニットに干渉することが抑制される。
第2フックの一の突片は、収容体の第2壁部から第1壁部の厚み方向に突出し、収容体の第2壁部に直交する方向には突出しない。故に、第2フックの、収容体の第2壁部から収容体の内部への突出量を低減することができる。従って、収容体の内部に突出した第2フックがスピーカユニットに干渉することが抑制される。
本実施の形態にあっては、第2係合孔の開口量が大きい部分に挿入された第2フックが、第2係合孔の開口量が小さい部分に向けて、表示部の周縁に沿う方向に相対的に移動すれば、第2フックの他の突片と係合面とが互いに係合する。つまり、第2係合孔の形状によって、第2フックと第2係合孔の周縁部との係合を案内することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 テレビジョン受信機
11 受信部
2 表示装置
21 表示部
21a 表示面
23 スピーカユニット
231 エンクロージャ
232 スピーカ
3 収容体
31 フロントカバー(収容体の周壁の周方向の一部)
311 壁部(第1壁部)
312 壁部(第2壁部)
331,332 通過孔群(通過孔)
34 第1係合孔
341 凸状部
35 第2係合孔
351 係合面
4 カバー
41 被覆板(第1被覆板)
42 被覆板(第2被覆板)
431,432 通過口群(通過口)
44 第1フック
441 突片(一の突片)
442 突片(他の突片)
443 爪部
45 第2フック
451 突片(一の突片)
452 突片(他の突片)
46 ネット
11 受信部
2 表示装置
21 表示部
21a 表示面
23 スピーカユニット
231 エンクロージャ
232 スピーカ
3 収容体
31 フロントカバー(収容体の周壁の周方向の一部)
311 壁部(第1壁部)
312 壁部(第2壁部)
331,332 通過孔群(通過孔)
34 第1係合孔
341 凸状部
35 第2係合孔
351 係合面
4 カバー
41 被覆板(第1被覆板)
42 被覆板(第2被覆板)
431,432 通過口群(通過口)
44 第1フック
441 突片(一の突片)
442 突片(他の突片)
443 爪部
45 第2フック
451 突片(一の突片)
452 突片(他の突片)
46 ネット
Claims (6)
- 正面に表示面を有する表示部と、
スピーカ及び該スピーカを収容する筒状のエンクロージャを有し、該エンクロージャの軸長方向が前記表示部の周縁に沿うスピーカユニットと
を備える表示装置において、
筒状をなし、軸長方向が前記表示部の周縁に沿うように前記表示部に取り付けられ、前記スピーカユニットを収容する収容体と、
前記収容体の周壁の周方向の一部を覆うように前記周壁に取り付けられるカバーと、
該カバーの前記周方向の一端部に設けられた、一の向きの第1フックと、
前記カバーの前記周方向の他端部に設けられた、前記一の向きとは異なる向きの第2フックと、
前記周壁の前記一端部及び前記他端部に覆われる部分に設けられた第1係合孔及び第2係合孔と
を備え、
前記第1フック及び前記第2フックは前記第1係合孔及び前記第2係合孔を通して前記収容体の内部に挿入され、前記第1係合孔及び前記第2係合孔の開口周縁部に係合することを特徴とする表示装置。 - 前記周壁は、
前記スピーカが出力した音声を通す通過孔、及び前記第1係合孔が設けられ、前記表示部に隣り合い、前記表示面に沿う方向に延びる板状をなす第1壁部と、
前記通過孔、及び前記第2係合孔が設けられ、前記表示部の背面側に傾斜するようにして前記第1壁部の前記表示部とは逆側に連続する板状をなす第2壁部と
を有し、
前記カバーは、
前記スピーカが出力した音声を通す通過口を有し、該通過口が、前記第1壁部に設けられた前記通過孔に対向するように前記第1壁部を覆い、前記第1フックが設けられた第1被覆板と、
前記通過口を有し、該通過口が、前記第2壁部に設けられた前記通過孔に対向するように前記第2壁部を覆い、前記第2フックが設けられた第2被覆板と、
前記通過口を覆うように前記第1被覆板及び前記第2被覆板に保持されたネットと
を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記第1壁部の内面側における前記第1係合孔の開口周縁部は、前記第1壁部の厚み方向に突出する凸状部を有し、
前記第1フックは、
前記第1被覆板から前記厚み方向に突出する一の突片と、
該一の突片の先端部から前記第1壁部に沿う方向に交差する方向に突出し、前記開口周縁部に前記厚み方向に係合する他の突片と、
該他の突片から前記一の突片の突出方向の逆方向に突出し、前記凸状部に前記他の突片の突出方向の逆方向に係合する凸状の爪部と
を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記第2壁部の内面側における前記第2係合孔の開口周縁部は、前記第1壁部に沿う係合面を有し、
前記第2フックは、
前記第2被覆板から前記第1壁部の厚み方向に突出する一の突片と、
該一の突片の先端部から前記第1壁部に沿う方向に突出し、前記係合面に前記一の突片の突出方向の逆方向に係合する他の突片と
を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。 - 前記第2係合孔の開口量は、前記表示部の周縁に沿う方向に前記係合面に近いほど小さいことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 請求項1から5の何れかひとつに記載の表示装置と、
テレビジョン放送を受信する受信部と
を備え、
該受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示することを特徴とするテレビジョン受信機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017041026A JP6330071B1 (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
PCT/JP2018/002570 WO2018159174A1 (ja) | 2017-03-03 | 2018-01-26 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017041026A JP6330071B1 (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6330071B1 true JP6330071B1 (ja) | 2018-05-23 |
JP2018148372A JP2018148372A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=62186830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017041026A Active JP6330071B1 (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 表示装置及びテレビジョン受信機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6330071B1 (ja) |
WO (1) | WO2018159174A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013012869A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Sony Corp | 表示装置 |
JP2014233034A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | シャープ株式会社 | 薄型表示装置 |
JP2015091020A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | シャープ株式会社 | 薄型表示装置 |
JP2016066952A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | シャープ株式会社 | 表示装置、及びテレビジョン受信機 |
-
2017
- 2017-03-03 JP JP2017041026A patent/JP6330071B1/ja active Active
-
2018
- 2018-01-26 WO PCT/JP2018/002570 patent/WO2018159174A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013012869A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Sony Corp | 表示装置 |
JP2014233034A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | シャープ株式会社 | 薄型表示装置 |
JP2015091020A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | シャープ株式会社 | 薄型表示装置 |
JP2016066952A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | シャープ株式会社 | 表示装置、及びテレビジョン受信機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2018159174A1 (ja) | 2018-09-07 |
JP2018148372A (ja) | 2018-09-20 |
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