JP6329819B2 - 位置決め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、対象体に対して基板を位置決めする位置決め構造に関する。
従来より、表示装置などの電子装置においては、電子部品が実装された基板が利用されている。このような電子装置の製造過程においては、固定対象となる対象体に対して基板がネジなどの締め具によって固定される。対象体に対して基板を固定する際には、対象体における正しい位置に基板を位置決めする必要がある。
このような基板を位置決めする位置決め構造として、対象体に突起を設けるとともに、基板に貫通孔を設けたものが知られている。対象体には、その主面から突出するように複数の突起が設けられる。一方で、基板においては、その基板面を貫通する複数の貫通孔が設けられる。対象体に対して基板を載置する際に、対象体の複数の突起を基板の複数の突起にそれぞれ挿入して係合させることで、対象体における正しい位置に基板を位置決めすることができる。
なお、本明細書で説明する技術に関連する技術を開示した文献として特許文献1がある。
特開2010−287790号公報
対象体に対して基板を載置する作業は、一般に、作業員によって行われる。作業員が、対象体に基板を載置する際には、対象体の主面が基板によって隠れる。このため、作業員は、対象体の主面における突起の位置を把握できないため、対象体の突起と基板の貫通孔との位置を合わせることが難しくなる。その結果、作業員が対象体に基板を載置する際に、対象体の突起が貫通孔の周辺に実装された電子部品と接触し、この電子部品が破損する可能性がある。
このような事象を防止するために、貫通孔の周辺に電子部品の実装ができない禁止範囲を比較的広範に定めることも可能である。しかしながら、近年、基板の小型化が要求されており、禁止範囲の拡大は、基板における電子部品の実装可能な面積のさらなる減少を招くため望ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、対象体の突起と基板の貫通孔との位置を容易に合わせることが可能な位置決め構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、固定対象となる対象体に対して、部品が実装された基板を位置決めする位置決め構造であって、前記基板は、前記基板の基板面を貫通する貫通孔、を備え、前記対象体は、前記対象体の主面から立ち上がって設けられ、前記基板が当接されるガイド部と、前記対象体の主面から突出し、前記ガイド部を中心に前記基板が回転されたときに、前記貫通孔と係合して前記対象体に対する前記基板の位置を規定する突起と、を備え、前記基板は、前記対象体に前記基板を固定した際に前記ガイド部の近傍を通過するケーブルを接続するコネクタ、をさらに備え、前記ガイド部は、屈曲部において屈曲しており、一方の辺は前記対象体の主面に結合され、他方の辺は前記基板が当接する側とは逆側へ向けられ、前記屈曲部の外周は、曲面である
また、請求項の発明は、請求項に記載の位置決め構造において、前記ガイド部は、前記対象体の主面に略直交する第1面と、前記対象体の主面に略平行な第2面とを有する断面が略L字状の部材である。
また、請求項の発明は、請求項またはに記載の位置決め構造において、前記ケーブルが通過する方向に略直交する方向の前記ガイド部のサイズは、前記ケーブルの幅よりも大きい。
また、請求項の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の位置決め構造において、前記ガイド部は、金属板のプレス加工で形成され、前記ガイド部の前記他方の辺には、前記対象体の主面に対し前記ガイド部が立ち上がる側に前記プレス加工に起因したダレが生じる。
請求項1ないしの発明によれば、基板をガイド部に当接させた後に回転させることで、対象体の突起と基板の貫通孔との位置を容易に合わせることができる。このため、基板に実装される部品の破損等を防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、ケーブルがガイド部と接触した場合でも、ケーブルは曲面となる屈曲部の外周に主に接触するため、ケーブルが破損することを防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、ケーブルがガイド部の屈曲部以外と接触した場合でも、ケーブルは対象体の主面に略平行な第2面に主に接触するため、ケーブルが破損することを防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、ガイド部のサイズがケーブルの幅よりも大きいため、ケーブルがガイド部の端部に接触して破損することを防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、ケーブルがガイド部の他方の辺と接触した場合でも、ダレが生じる側と接触するため、ケーブルが破損することを防止できる。
図1は、車載表示装置の構成の概要を示す図である。 図2は、板金ホルダと基板とを固定した様子を示す斜視図である。 図3は、板金ホルダと基板とを分解した様子を示す斜視図である。 図4は、板金ホルダを示す斜視図である。 図5は、ガイド部を拡大して示す図である。 図6は、ガイド部の断面を示す断面図である。 図7は、板金ホルダに対して基板を載置する手法を説明する図である。 図8は、板金ホルダに対して基板を載置する手法を説明する図である。 図9は、板金ホルダと基板とを固定した様子を示す側面図である。 図10は、板金ホルダと基板とを固定した様子を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。対象体に対して基板を位置決めする位置決め構造の例として、車両の車室内で利用される表示装置に適用される位置決め構造について説明する。
<1.装置の概要>
図1は、本実施の形態に係る車載表示装置1の構成の概要を示す図である。車載表示装置1は、音楽を出力するオーディオ機能などを備えており、自動車などの車両に搭載される。
図に示すように、車載表示装置1は、本体部3とパネル部2とを備えている。本体部3は、車載表示装置1の全体を制御する制御部30を備えている。一方、パネル部2は、タッチパネル機能を備えたディスプレイ4を備えている。
車載表示装置1が車両に搭載された場合は、パネル部2のディスプレイ4の画面がユーザ側に露出するようにして、本体部3が車両のセンターコンソールなどに収容される。なお以下、車載表示装置1の奥行方向に関して、ディスプレイ4の側を「表側」、ディスプレイ4とは逆側を「裏側」と表現する。
パネル部2は、ディスプレイ4を保持するための板金ホルダ5と、各種の電子部品が実装された基板6とをさらに備えている。基板6は、ケーブル21を介してディスプレイ4と電気的に接続されるとともに、ケーブル23を介して制御部30と電気的に接続される。これにより、基板6は、ディスプレイ4と制御部30との間の信号を中継する機能を有している。
ケーブル21及びケーブル23は、フレキシブルプリントサーキット(FPC)及びフレキシブルフラットケーブル(FFC)など、平板型の導体を被覆した柔軟性のあるフレキシブルケーブルが採用される。基板6と制御部30とを接続するケーブル23は、蛇腹状に折り曲げられた状態で配置される。
板金ホルダ5は、ディスプレイ4の裏側を保持する。そして、基板6は、この板金ホルダ5の裏側に固定される。車載表示装置1の製造過程においては、製造を担当する作業員が、板金ホルダ5に基板6を載置した後、ネジによって板金ホルダ5に基板6を固定する。作業員が板金ホルダ5に基板6を載置する際には、以下に説明する位置決め構造により、固定対象となる対象体である板金ホルダ5における正しい位置に基板6が位置決めされるようになっている。
<2.板金ホルダと基板>
図2は、板金ホルダ5と基板6とを固定した様子を示す斜視図である。また、図3は、板金ホルダ5と基板6とを分解した様子を示す分解斜視図である。これら図2及び図3においては、板金ホルダ5の裏側からみた様子を示している。
なお、以下の説明においては、図中に示す三次元直交座標系(XYZ)を用いて、適宜、方向や向きを示すこととする。この直交座標系は、板金ホルダ5に対して相対的に固定される。X軸方向はディスプレイ4の左右方向、Y軸方向はディスプレイ4の上下方向、Z軸方向は車載表示装置1の奥行方向に相当する(図1も併せて参照。)。+X側がディスプレイ4の画面の左側、−X側がディスプレイ4の画面の右側となる。また、+Y側がディスプレイ4の画面の上側、−Y側がディスプレイ4の画面の下側となる。さらに、+Z側が裏側、−Z側が表側となる。
板金ホルダ5は、亜鉛めっき鋼板(SECC)などの金属板を加工して形成される。図3に示すように、板金ホルダ5の主面51の一部には、その主面51から裏側(+Z側)に突出した爪状の2つの突起53が設けられている。また、板金ホルダ5の主面51の一部には、その主面51から裏側(+Z側)に隆起した3つの凸部58が形成されている。これら3つの凸部58のそれぞれの中心には、ネジ穴52が設けられている。
また、基板6は、電子部品が実装された板状のリジッド基板である。図に示すように、基板6には、通信回路67、及び、ケーブルを接続するコネクタ65,66などの各種の電子部品が実装されている。第1コネクタ65は基板6と制御部30とを電気的に接続するケーブル23を接続し、3つの第2コネクタ66は基板6とディスプレイ4とを電気的に接続するケーブル21を接続する(図1参照。)。なお、図中では、説明を簡単にするため一部の電子部品のみを図示しているが、実際には基板面61の全体に各種の電子部品が実装されている。また、図中では、基板6の裏側(+Z側)の基板面61bのみを示しているが、基板6の表側(+Z側)の基板面61aにおいても各種の電子部品が実装される。
また、基板6の基板面61においては、その基板面61を貫通する2つの貫通孔63が設けられている。基板6の2つの貫通孔63には、板金ホルダ5の2つの突起53をそれぞれ挿入可能となっている。
さらに、基板6の基板面61においては、3つのネジ穴62が設けられている。これら基板6の3つのネジ穴62は、板金ホルダ5の3つのネジ穴52とそれぞれ対応している。
板金ホルダ5の2つの突起53を基板6の2つの貫通孔63にそれぞれ挿入して係合させると、板金ホルダ5における正しい位置に基板6を位置決めできる。すなわち、2つの突起53が2つの貫通孔63と係合することにより、板金ホルダ5の主面51と平行な方向(X軸方向及びY軸方向)への基板6の移動が規制される。これにより、板金ホルダ5の主面51と平行な方向における基板6の位置が規定される。また、板金ホルダ5の3つの凸部58が基板6の表側(+Z側)の基板面61aに当接するため、板金ホルダ5の主面51と直交する方向(Z軸方向)における基板6の位置も規定される。その結果、対象体となる板金ホルダ5に対する基板6の位置が規定されることになる。
そして、このように板金ホルダ5における正しい位置に基板6を位置決めすると、基板6の3つのネジ穴62と、板金ホルダ5の3つのネジ穴52との位置が一致する。このため、締め具となるネジ8をこれらのネジ穴52,62に用いることで、板金ホルダ5に対して基板6を固定できる。
車載表示装置1の製造過程においては、板金ホルダ5の突起53と基板6の貫通孔63との位置が合うように、作業員が板金ホルダ5に対して基板6を載置する。そして、作業員は、ネジ8をネジ穴52,62に用いて板金ホルダ5に対して基板6を固定することになる(図2参照。)。
このように作業員が板金ホルダ5に対して基板6を載置する際のガイドとして、板金ホルダ5の主面51にはガイド部50が設けられている。また、基板6の+Y側の縁部には、ガイド部50と係合させるために凹んで形成された係合部64が設けられている。作業員は、このガイド部50に基板6を当接させつつ基板6を載置することで、板金ホルダ5の突起53と基板6の貫通孔63との位置を容易に合わせることができるようになっている。
<3.ガイド部>
以下、このガイド部50について説明する。図4は、図2及び図3とは異なる方向からみた、板金ホルダ5を示す斜視図である。図に示すように、板金ホルダ5の主面51の+Y側には開口部59が形成され、この開口部59に隣接してガイド部50が設けられている。ガイド部50は、板金ホルダ5の主面51から裏側(+Z側)に立ち上がって設けられている。
図5は、図4に示すガイド部50を拡大して示す図である。図5に示すように、ガイド部50は、X軸方向に沿って延設されている。ガイド部50のX軸方向に沿った一方の辺は板金ホルダ5の主面51と結合される結合辺74となっており、他方の辺は主面51と結合されない開放された開放辺75となっている。
ガイド部50は、開放辺75が板金ホルダ5の外側へ向くように、屈曲部73において屈曲している。この屈曲部73は、X軸方向に沿って延びている。これにより、ガイド部50は、X軸方向に沿いつつ板金ホルダ5の主面51に略直交する垂直面71と、X軸方向に沿いつつ板金ホルダ5の主面51に略平行な平行面72とを有する断面が略L字状の部材となっている。
図6は、−X側からみたガイド部50の断面を示す断面図である。図に示すように、ガイド部50は、垂直面71と平行面72との接続部となる屈曲部73で略直角に屈曲している。これにより、ガイド部50の断面は、略L字状となっている。屈曲部73の外周73aは曲面となっている。また、ガイド部50に基板6を当接する場合には、基板6は−Y側から垂直面71に当接される(詳細後述。)。このため、ガイド部50の開放辺75は、基板6が当接する側(−Y側)とは逆側(+Y側)に向けられる。
このようなガイド部50は、板金ホルダ5の材料となる金属板の一部に対するプレス加工で形成される。まず、金属板の主面(板金ホルダ5の主面51)の抜き加工により開口部59(図4参照。)と、ガイド部50の中間体となる矩形片とが形成される。さらに、この矩形片の曲げ加工によりガイド部50が形成される。このようなプレス加工(主に抜き加工)に起因して、ガイド部50の開放辺75においては「ダレ」及び「バリ」と呼ばれる現象が生じる。
図6に示すように、開放辺75の裏側(+Z側)の縁部75aには、角が丸みを帯びる現象である「ダレ」が生じる。すなわち、板金ホルダ5の主面51に対しガイド部50が立ち上がる側(+Z側)に、プレス加工に起因した「ダレ」が生じる。一方で、開放辺75の表側(−Z側)の縁部75bには、金属の毛羽ができる現象である「バリ」が生じる。
図5に戻り、ガイド部50の垂直面71のX軸方向の両端部の下部には、該両端部が段状となるようにX軸方向の外側に突き出た突出片50aが設けられている。この突出片50aは、作業員がガイド部50の垂直面71に基板6を当接させた場合に、基板6を一時的に保持する。
<4.基板の載置>
次に、このようなガイド部50を利用して、作業員が板金ホルダ5に対して基板6を載置する手法を説明する。
まず、図4に示すように、作業員は、板金ホルダ5の主面51が略水平となるように板金ホルダ5を作業台などに配置する。
次に、図7に示すように、作業員は、板金ホルダ5の主面51に対し基板6の基板面61が傾斜した状態で、基板6を−Y側からガイド部50に当接させる(図中の矢印AR1)。そして、作業員は、基板6の係合部64をガイド部50の垂直面71に係合させる。この際、ガイド部50の両端部にある突出片50aが、基板6の係合部64の両外側を保持する。これにより、基板6の係合部64を含む縁部は、X軸方向に沿い、かつ、板金ホルダ5の主面51から略一定の距離に保持される。
次に、作業員は、基板6の係合部64とガイド部50との当接状態を維持したまま、基板6の係合部64とは逆側の縁部を板金ホルダ5の主面51に向けて移動させる。これにより、作業員は、X軸方向に沿ったガイド部50を中心に基板6を回転させる(図中の矢印AR2)。作業員は、図8に示すように、板金ホルダ5の主面51に対し基板6の基板面61が略平行の状態となるまで、このような基板6の回転を行う。
板金ホルダ5におけるガイド部50に対する2つの突起53の位置関係と、基板6における係合部64に対する2つの貫通孔63の位置関係とは略同一となっている。このため、このような基板6の回転の過程において、板金ホルダ5の2つの突起53と基板6の2つの貫通孔63との位置は自動的に合わせられ、2つの突起53は2つの貫通孔63にそれぞれ挿入される。
板金ホルダ5の主面51に対し基板面61が略平行の状態となると、板金ホルダ5の2つの突起53と基板6の2つの貫通孔63とが係合する。その結果、板金ホルダ5における正しい位置に、基板6が位置決めされることになる。
このように本実施の形態の位置決め構造では、基板6は、基板6の基板面61を貫通する貫通孔63を備えている。一方で、板金ホルダ5は、板金ホルダ5の主面51から立ち上がって設けられるガイド部50と、板金ホルダ5の主面から突出し、貫通孔63と係合してガイド部50に対する基板6の位置を規定する突起53とを備えている。
作業員が、板金ホルダ5の主面51に対し基板面61が傾斜した状態で基板6をガイド部50に当接させた後、板金ホルダ5の主面51に対し基板面61が略平行の状態となるように該ガイド部50を中心に基板6を回転することで、貫通孔63と突起53とが係合する。
したがって、作業員は、基板6をガイド部50に当接させた後に回転させるという簡単な作業のみで、板金ホルダ5の突起53と基板6の貫通孔63との位置を合わせることができる。このため、板金ホルダ5の突起53が、基板6に実装される電子部品と接触することを防止できるため、電子部品の破損等を有効に防止できる。また、突起53と貫通孔63との位置を正確に合わせることができるため、基板6の表側(+Z側)の基板面61aでの貫通孔63の周辺における電子部品の実装ができない禁止範囲を狭くすることができる。
<5.ケーブルの破損防止>
ところで、上記のガイド部50は板金ホルダ5の主面51から立ち上がって設けられるとともに、板金ホルダ5に基板6を固定した際には第1コネクタ65がガイド部50に近接して配置される。このため、基板6の第1コネクタ65にケーブル23(図1参照。)を接続すると、ケーブル23とガイド部50とが接触する可能性がある。本実施の形態の位置決め構造では、このようにケーブル23がガイド部50に接触しても、ケーブル23の破損が防止されるようになっている。
図9は、板金ホルダ5と基板6とを固定した様子を、−X側からみた側面図である。また、図10は、板金ホルダ5と基板6とを固定した様子を、+Z側からみた平面図である。これらの図においては、第1コネクタ65に接続されるケーブル23の位置を破線によって示している。これらの図に示すように、ケーブル23はガイド部50の近傍を通過するため、ケーブル23とガイド部50とは接触する可能性がある。
前述のように、ガイド部50は、屈曲部73で屈曲しており、開放辺75は基板6が当接する側(−Y側)とは逆側(+Y側)に向けられている。このため、図9に示すように、基板6に設けられる第1コネクタ65が存在する側とは逆側(+Y側)に開放辺75が配置され、第1コネクタ65が存在する側(−Y側)には屈曲部73が配置される。したがって、ケーブル23がガイド部50と接触した場合でも、ケーブル23は曲面となる屈曲部73の外周73aに主に接触するため、ケーブル23が破損することを防止できる。
また、ガイド部50は、板金ホルダ5の主面51に略直交する垂直面71と、板金ホルダ5の主面51に略平行な平行面72とを有する断面が略L字状の部材である。このため、ケーブル23がガイド部50の屈曲部73以外と接触した場合でも、ケーブル23は板金ホルダ5の主面51に略平行な平行面72に主に接触するため、ケーブル23が破損することを防止できる。
さらに、ガイド部50の開放辺75においては、板金ホルダ5の主面51に対しガイド部50が立ち上がる側(+Z側)の縁部75aにプレス加工に起因した「ダレ」が生じる(図6参照。)。このため、ケーブル23がガイド部50の開放辺75と接触した場合でも、丸みのある「ダレ」が生じる側と接触するため、ケーブル23が破損することを防止できる。
また、図10に示すように、ガイド部50及び第1コネクタ65は共にX軸方向に延びるように配置され、ガイド部50と第1コネクタ65とのX軸方向の中央は略一致される。そして、ケーブル23が通過する方向(略Y軸方向)に略直交する方向(X軸方向)のガイド部50のサイズD1は、ケーブル23の幅D2よりも大きい。したがって、ガイド部50の位置は、ケーブル23が通過する位置を包含する。このため、ケーブル23がガイド部50と接触した場合でもガイド部50のX軸方向の両端部に接触することがないことから、ケーブル23が破損することを防止できる。
<6.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、ガイド部50は断面が略L字状の部材であったが、単に板金ホルダ5の主面51から立ち上がって設けられる板状部材などであってもよい。この場合も、ケーブルの破損を防止するために、ケーブルと接触する可能性のある部分(例えば、主面51と結合されない開放辺など)を曲面とすることが望ましい。
また、上記実施の形態では、基板6の固定対象となる対象体が金属板を加工して形成された板金ホルダ5であるとしたが、これに限定されない。基板の固定対象となる対象体は、例えば、金型を用いて成形される樹脂などあってもよい。
また、上記実施の形態では、ケーブルとしてフレキシブルケーブルが採用されるとしたが、フラットケーブルなどの他の種類のケーブルであってもよい。
また、上記実施の形態では、車両の車室内で利用される表示装置に適用される位置決め構造について説明したが、これに限定されない。電子部品が実装された基板が利用される電子装置であればどのようなものであっても、上記で説明した技術を適用可能である。
5 板金ホルダ
6 基板
23 ケーブル
50 ガイド部
53 突起
63 貫通孔
65 第1コネクタ

Claims (4)

  1. 固定対象となる対象体に対して、部品が実装された基板を位置決めする位置決め構造であって、
    前記基板は、
    前記基板の基板面を貫通する貫通孔、
    を備え、
    前記対象体は、
    前記対象体の主面から立ち上がって設けられ、前記基板が当接されるガイド部と、
    前記対象体の主面から突出し、前記ガイド部を中心に前記基板が回転されたときに、前記貫通孔と係合して前記対象体に対する前記基板の位置を規定する突起と、
    を備え、
    前記基板は、
    前記対象体に前記基板を固定した際に前記ガイド部の近傍を通過するケーブルを接続するコネクタ、
    をさらに備え、
    前記ガイド部は、屈曲部において屈曲しており、一方の辺は前記対象体の主面に結合され、他方の辺は前記基板が当接する側とは逆側へ向けられ、
    前記屈曲部の外周は、曲面であることを特徴とする位置決め構造。
  2. 請求項に記載の位置決め構造において、
    前記ガイド部は、前記対象体の主面に略直交する第1面と、前記対象体の主面に略平行な第2面とを有する断面が略L字状の部材であることを特徴とする位置決め構造。
  3. 請求項またはに記載の位置決め構造において、
    前記ケーブルが通過する方向に略直交する方向の前記ガイド部のサイズは、前記ケーブルの幅よりも大きいことを特徴とする位置決め構造。
  4. 請求項ないしのいずれかに記載の位置決め構造において、
    前記ガイド部は、金属板のプレス加工で形成され、
    前記ガイド部の前記他方の辺には、前記対象体の主面に対し前記ガイド部が立ち上がる側に前記プレス加工に起因したダレが生じることを特徴とする位置決め構造。
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