JP6329785B2 - ボイドスラブ - Google Patents
ボイドスラブInfo
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- JP6329785B2 JP6329785B2 JP2014043360A JP2014043360A JP6329785B2 JP 6329785 B2 JP6329785 B2 JP 6329785B2 JP 2014043360 A JP2014043360 A JP 2014043360A JP 2014043360 A JP2014043360 A JP 2014043360A JP 6329785 B2 JP6329785 B2 JP 6329785B2
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Description
まず、中空部の下側のスラブのコンクリートを打設して構築する。
次に、軽量で剛性の低い板状の押出発泡ポリスチレンを型枠として用いて、下側スラブの上に中空部の形状に埋め殺しの型枠を建て込む。具体的には、例えば、中空部の互いに対向する壁面に沿って一対の板状の壁型枠を配置し、所定間隔おきに横桟を設けて、これら横桟により一対の壁型枠同士を連結して、壁型枠の剛性を確保する。また、この壁型枠の上に天井型枠を配置する。
その後、中空部の上側のスラブのコンクリートを打設して、ボイドスラブを完成させる。
また、隣接する横桟同士について、同じ位置を切断して撤去して、一直線上に連続する切り欠き部を形成し、これら切り欠き部を通る空調用ダクトに円筒形状の鋼管を配置して横桟を貫通させた。このように鋼管を切り欠き部に当接して配置することで、支保工としての機能を発揮して、壁型枠が建て込み位置からずれるのを防止できる。よって、中空部を確実に形成でき、かつ、この中空部を空気流通経路として利用できる。
なお、これら押出発泡ポリスチレンまたは紙製のハニカムコア積層材は、中空部の床面を構成する下側スラブ上に配置したが、この下側スラブに貼着させてもよい。
また、断熱材を下側スラブ上に敷設したので、室内の水蒸気がボイドスラブ内の中空部の内部に浸入し、外気温の影響で室内よりも温度が低いボイドスラブ内の中空部の内部で結露(内部結露)するのを防止できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るボイドスラブ1の水平断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。
ボイドスラブ1は、所定方向に並んで配置された複数の梁10と、これら複数の梁10の下端同士を連結する下側スラブ11と、複数の梁10の上端同士を連結する上側スラブ12と、を備える。
具体的には、型枠30は、梁10の側面を覆う一対の壁型枠31と、これら一対の壁型枠31同士を連結する横桟32と、壁型枠31および横桟32の上に設けられて上側スラブ12の下面を覆うスラブ型枠33と、を備える。
横桟32は、押出発泡ポリスチレンからなり、所定方向に交差する方向つまり梁10の幅方向に延びている。この横桟32は、梁10の長さ方向に所定間隔おきに設けられる。
以上より、横桟32は、壁型枠31およびスラブ型枠33の型枠支保工として機能することになる。
また、横桟32は、200〜300mm間隔で設け、壁型枠31を支持させる。
スパイラルダクト21は、円筒形状の鋼管であり、横桟32を貫通して設置される。
つまり、隣接する横桟32同士について、同じ位置が切断して撤去されて、一直線上に連続する切り欠き部34が設けられる。これら切り欠き部34を通って、空気流通経路である空調用ダクト35が形成されており、この空調用ダクト35には、円筒形状の鋼管であるスパイラルダクト21が設置される。
また、下側スラブ11とスパイラルダクト21との間には、押出発泡ポリスチレンからなる断熱材22が設けられる。
この開口13の直上には、断熱材22が設けられておらず、また、スパイラルダクト21も配置されていない。
まず、図4に示すように、下側スラブ11のスラブ型枠40の上に、下側スラブ11のスラブ鉄筋14および梁10の梁鉄筋15を配筋して、下側スラブ11の床面のレベルまでコンクリートを打設する。これにより、下側スラブ11および梁10の下部を構築する。このとき、図示しないが、スラブ型枠40の上に開口13の型枠を建て込んで、開口13を箱抜きしておく。
次に、図6に示すように、上側スラブ12のスラブ鉄筋16を配筋して、上側スラブ12の床面のレベルまでコンクリートを打設する。
(1)中空部20を形成する際、梁10の側面を一対の壁型枠31で覆うとともに、これら一対の壁型枠31同士を所定間隔おきに連結する横桟32を設けたので、横桟32が支保工として機能し、壁型枠31の剛性を確保できる。
また、隣接する横桟32同士について、同じ位置を切断して撤去して、一直線上に連続する切り欠き部34を形成し、これら切り欠き部34を通る空調用ダクト35に円筒形状の鋼管であるスパイラルダクト21を配置して横桟32を貫通させた。このようにスパイラルダクト21を切り欠き部34に当接して配置することで、支保工としての機能を発揮して、壁型枠31が建て込み位置からずれるのを防止できる。よって、中空部20を確実に形成でき、かつ、この中空部を空気流通経路として利用できる。
また、断熱材22を下側スラブ11上に敷設したので、室内の水蒸気がボイドスラブ1内の中空部20の内部に浸入し、外気温の影響で室内よりも温度が低いボイドスラブ1内の中空部20の内部で結露(内部結露)するのを防止できる。
本実施形態では、壁型枠31、横桟32、およびスラブ型枠33を、押出発泡ポリスチレンで形成したが、これに限らず、紙製のハニカムコア積層材で形成してもよい。
10…梁
11…下側スラブ
12…上側スラブ
13…開口
14…下側スラブのスラブ鉄筋
15…梁鉄筋
16…上側スラブのスラブ鉄筋
20…中空部
21…スパイラルダクト
22…断熱材
30…型枠
31…壁型枠
32…横桟
33、40…スラブ型枠
34…切り欠き部
35…空調用ダクト
Claims (3)
- 空気流通経路を有するコンクリート造のボイドスラブであって、
所定方向に並んで配置された複数の梁と、当該複数の梁の下端同士を連結する下側スラブと、前記複数の梁の上端同士を連結する上側スラブと、を備え、
前記複数の梁、下側スラブ、および上側スラブで囲まれた中空部には、前記梁の側面を覆う一対の壁型枠と、当該一対の壁型枠同士を所定間隔おきに連結して当該中空部を仕切る横桟と、前記壁型枠および前記横桟の上に設けられたスラブ型枠と、が設けられるとともに、
前記横桟には、少なくとも一部に切り欠き部が設けられ、当該切り欠き部を通って空調用ダクトが形成され、
当該空調用ダクトは、前記中空部を囲むコンクリート、前記一対の壁型枠、および前記スラブ型枠により二重に覆われていることを特徴とするボイドスラブ。 - 前記空調用ダクトには、円筒形状の鋼管が設置され、
前記壁型枠および前記横桟は、押出発泡ポリスチレンまたは紙製のハニカムコア積層材で形成されることを特徴とする請求項1に記載のボイドスラブ。 - 前記下側スラブの上には、断熱材が敷設され、
前記空調用ダクトは、当該断熱材の上に設けられるとともに、
前記下側スラブには、前記中空部と外部とを連通する開口が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のボイドスラブ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2014043360A JP6329785B2 (ja) | 2014-03-05 | 2014-03-05 | ボイドスラブ |
Publications (2)
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JP6329785B2 true JP6329785B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2014043360A Active JP6329785B2 (ja) | 2014-03-05 | 2014-03-05 | ボイドスラブ |
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- 2014-03-05 JP JP2014043360A patent/JP6329785B2/ja active Active
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