JP6329019B2 - 切削装置 - Google Patents

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本発明は、切削装置の特にテープレス治具ダイサーに関する。
半導体装置製造工程や各種の電子部品製造工程において、切削ブレードで板状の被加工物を切削する切削装置は欠かすことが出来ない。被加工物のうち、加工後のデバイスチップの取扱が比較的大まかでも問題ない物もある。例えば、CSPやBGA等の樹脂基板やセラミックス基板などがそれにあたり、直接チャックテーブルに基板を固定し、分割後、チップを直接搬送し、洗浄後ケース等に納めるテープレスの切削装置もある。
この場合、通常用いるダイシングテープが不要になるため消耗品の削減、貼り付け工数削減、コスト削減につながる。また、人件費の低い地域では、ダイシング後のチップを専用の装置で搬送や洗浄を実施するより、オペレータが実施するほうが低コストになる場合も有る。その場合、ダイシング装置では、ダイシング後のチップは、切削水の勢いでチップケースへ流し込み、チップケースごとオペレータが搬出する、という手段が考案された(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−219201号公報
しかしながら、チップケースへ切削水の水流でチップを搬送させる場合、チップ同士が接触してチップを損傷させる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ダイシングテープが貼着されない被加工物を、損傷させることなくチップに分割することができる切削装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る切削装置は、交差する複数の分割予定ラインで区画された領域にデバイスが配設され、該デバイスの配設された該領域には貫通穴が形成された板状の被加工物を吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を該分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削し複数のチップに分割する切削手段と、を備えた切削装置であって、該チャックテーブルは、被加工物を保持面で保持する保持部と、該保持部に着脱可能に嵌合し、分割されたチップを該保持部から離脱させる格子状トレーとからなり、該保持部は、該分割予定ラインで区画された各デバイス領域の該貫通穴と縁部を除いた領域を保持する保持面を備え、該分割予定ラインの幅より広い間隔で互いに離間して整列する複数の柱状部と、該柱状部の該保持面へ負圧を作用させる吸引手段と、を有し、該格子状トレーは、該柱状部の間隔に嵌合し、該柱状部より薄く形成された格子状部と、該柱状部で保持する被加工物の該貫通穴に対応し、該格子状部に立設する位置決めピンと、から構成され、該格子状トレーを嵌合した該保持部の保持面で被加工物を保持し、該切削ブレードで複数のチップに分割した後に該格子状トレーを該保持部から離脱させると、各チップが外周を該格子状部に支持され該位置決めピンで移動が規制された状態で該格子状トレー上で整列していることを特徴とする。
また、上記切削装置において、被加工物は、前記各デバイス領域につき2つ以上の貫通穴を有し、前記格子状トレーは、該貫通穴に対応する本数の前記位置決めピンを有することが好ましい。
そこで、本願発明の切削装置では、チャックテーブルの保持部の柱状部間に嵌合する格子状トレーを予め嵌合させて切削によりチップへ分割後、格子状トレーを保持部から離脱させることで、複数のチップを格子状トレー上に整列し、位置決めピンで位置ずれを防いだ状態で離脱させることができる。このために、チップ同士が接触して破損する事を防ぐことができるという効果を奏する。よって、切削装置は、ダイシングテープが貼着されない被加工物を、損傷させることなくチップに分割し搬出することができる。
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る切削装置によりチップに分割される被加工物の構成例を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を分解して示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの保持部の上方に格子状部を位置付けた状態を示す図である。 図5は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルに保持された被加工物を切削する状態を示す図である。 図6は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルに保持された被加工物が個々のチップに分割された状態を示す図である。 図7は、図6に示された格子状部をチップ毎保持部から取り外した状態を示す図である。 図8は、実施形態の変形例に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を分解して示す斜視図である。 図9は、実施形態の変形例に係る切削装置によりチップに分割される被加工物の構成例を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例を示す図である。図2は、実施形態に係る切削装置によりチップに分割される被加工物の構成例を示す斜視図である。図3は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を分解して示す斜視図である。
本実施形態に係る切削装置1は、切削ブレード22(図5に示す)を有する切削手段20と被加工物Wを保持したチャックテーブル10とを相対移動させることで、被加工物WをチップT(図6に示す)に分割するものである。図1に示すように、切削装置1は、被加工物Wを吸引保持するチャックテーブル10と、切削手段20と、撮像手段30と、図示しない制御手段と、を備えている。また、切削装置1は、チャックテーブル10をX軸方向に移動せしめる図示しないX軸移動手段と、切削手段20をX軸方向に直交するY軸方向に移動せしめるY軸移動手段40と、切削手段20をX軸方向及びY軸方向に直交するZ軸方向に移動せしめるZ軸移動手段50と、チャックテーブル10をZ軸回りに回転させる図示しない回転駆動部とを少なくとも含んで構成されている。なお、切削装置1は、装置本体2上に門型の柱部3が設けられている。
ここで、被加工物Wは、板状の被加工物であって、切削装置1により加工される加工対象であり、本実施形態では、図2に示すように、互いに交差する複数の分割予定ラインLで区画された各領域にデバイスDが配設されている。被加工物WのデバイスDが配設された各領域には貫通穴Hが形成されている。本実施形態では、被加工物Wの平面形状は、四角形に形成され、貫通穴Hは、デバイスDの配設された各領域の対角線上の角部(即ち各領域の縁部)に設けられている(デバイスD領域の一部に設けられている)。即ち、被加工物Wは、各デバイスD領域につき2つの貫通穴Hを有している。なお、本発明では、被加工物Wは、各デバイスD領域につき2つ以上の貫通穴Hを有してもよい。被加工物Wは、ダイシングテープが貼着されることなく、切削装置1がチャックテーブル10と切削ブレード22を有する切削手段20とを相対移動させて、分割予定ラインLに切削加工が施されることで、デバイスDを含んだ個々のチップTに分割されるとともに、最も外周の分割予定ラインLよりも外側の外縁部が端材に分割される。
切削手段20は、切削水を供給しながらチャックテーブル10に保持された被加工物Wを分割予定ラインLに沿って切削ブレード22で切削して、複数のチップTに分割するものである。切削手段20は、Y軸移動手段40、Z軸移動手段50などを介して柱部3に設けられて、Y軸移動手段40によりY軸方向に移動自在に設けられかつZ軸移動手段50によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
切削手段20は、図5に示すように、軸方向がそれぞれY軸方向(割り出し方向に相当)と一致するスピンドル21と、スピンドル21の先端に装着された切削ブレード22とを含んで構成されている。スピンドル21は、円筒形状の図示しないハウジングに回転可能に支持され、ハウジングに収納されている図示しないブレード駆動源に連結されている。切削ブレード22は、略リング形状を有する極薄の切削砥石であり、スピンドル21に着脱自在に装着される。切削ブレード22は、ブレード駆動源により発生した回転力により回転駆動する。
撮像手段30は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wの切削すべき領域を撮像するものである。撮像手段30は、切削手段20に取り付けられて、該切削手段20と一体にY軸移動手段40及びZ軸移動手段50によりY軸方向及びZ軸方向に移動される。
チャックテーブル10は、図1及び図3に示すように、被加工物Wを保持面60aで保持する保持部60と、保持部60に着脱可能に嵌合する格子状トレー70とからなる。保持部60は、基板部61と、柱状部62と、吸引手段63とを有している。基板部61は、平面形状が被加工物Wと略同形状の厚手の基盤状に形成され、X軸移動手段及び回転駆動部により支持される。
柱状部62は、その上面に、被加工物Wの分割予定ラインLで区画された各デバイスD領域の貫通穴Hと、デバイスD領域の縁部を除いた領域を保持する保持面60aを備えている。保持面60aは、柱状部62の上面から凸に形成されている。
また、柱状部62は、基板部61の上面から上方に立設しており、分割予定ラインLの幅HB(図2及び図5に示す)よりも広い間隔K(図5に示す)で互いに離間して整列されている。柱状部62は、デバイスD領域と1対1で対応して設けられている。本実施形態では、柱状部62の平面形状は、デバイスD領域の貫通穴Hと縁部とを除いた平面形状に形成されて、柱状部62の上面の外縁部の全周に保持面60aが設けられている。即ち、柱状部62は、対角線上の角部に貫通穴Hと同じ形状の切欠き62aが設けられた四角柱状に形成されている。また、互いに隣り合う柱状部62の間隔Kは、貫通穴Hに対応する切欠き62aが設けられた部分で分割予定ラインLの幅HBよりも広くなっている。
吸引手段63は、各柱状部62の上面の中央に開口しかつ図示しない真空吸引源に連結した吸引孔63aを備えている。吸引手段63は、吸引孔63aが真空吸引源により吸引されることで、柱状部62の保持面60aに負圧を作用させて、保持面60aに被加工物WのデバイスD領域を吸引保持する。
格子状トレー70は、分割されたチップTを保持部60から離脱させるためのものである。格子状トレー70は、格子状部71と、位置決めピン72とから構成されている。格子状部71は、保持部60上に重ねられて、柱状部62の間隔Kに嵌合するものであり、
基台部61から立設した柱状部62の厚さ(高さ)より薄く形成されている。格子状部71は、保持部60の基板部61上に重ねられるとともに複数の柱状部62を取り囲んで柱状部62の外側に嵌合する枠状部73と、枠状部73の内側に配設されかつ互いに隣り合う柱状部62間に嵌合する格子部74とを備えている。格子部74には、柱状部62の切欠き62aに嵌合する嵌合凸部74aが設けられている。嵌合凸部74aの平面形状は、貫通穴H即ち切欠き62aの平面形状と略同形状に形成されている。
位置決めピン72は、柱状部62で保持する被加工物Wの貫通穴Hに対応し、格子状部71に立設するものである。位置決めピン72は、貫通穴Hと1対1で対応して設けられ、貫通穴Hに対応する本数が有されている。即ち、実施形態では、位置決めピン72は、各デバイスD領域毎に2本有されているが、貫通穴HがデバイスD領域毎に2つ以上有されている場合には、各デバイスD領域毎に2本以上有されてもよい。位置決めピン72は、円柱状に形成され、格子状部71の格子部74の嵌合凸部74aから凸に立設している。位置決めピン72の平面形状は、嵌合凸部74aの平面形状よりも小さく形成されている。また、位置決めピン72と格子状部71を合わせた厚みは、柱状部62の厚みよりも大きく形成されている。このために、位置決めピン72は、柱状部62に嵌合した格子状部71に被加工物Wが重ねられると、貫通穴H内に侵入する。
また、格子状トレー70は、枠状部73の外縁から外側に突出した把持部75を備えている。把持部75は、オペレータが、格子状トレー70を保持部60に嵌合させたり、保持部60から離脱させる際に把持するものである。
制御手段は、切削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段は、被加工物Wに対する加工動作を切削装置1に行わせるものである。なお、制御手段は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されている。制御手段は、各種の情報を表示する表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力手段などと接続されている。
次に、本実施形態に係る切削装置1の加工動作を図面に基いて説明する。図4は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの保持部の上方に格子状部を位置付けた状態を示す図である。図5は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルに保持された被加工物を切削する状態を示す図である。図6は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルに保持された被加工物が個々のチップに分割された状態を示す図である。図7は、図6に示された格子状部をチップ毎保持部から取り外した状態を示す図である。
まず、図4に示すように、格子状部71を保持部60上に位置付けた後、格子状部71の枠状部73を基板部61上に重ねるとともに柱状部62の外側に嵌合させ、格子部74を柱状部62間に嵌合させる。そして、オペレータが、柱状部62の保持面60a上にデバイスD領域を重ね、貫通穴H内に位置決めピン72を通して、チャックテーブル10に被加工物Wを載置し、加工内容情報を登録し、加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。
制御手段は、加工動作において、真空吸引源を駆動させて吸引孔63aから吸引して保持面60aに負圧を作用させて、格子状トレー70を嵌合した保持部60の保持面60aで被加工物Wを吸引保持する。そして、制御手段は、被加工物Wを保持したチャックテーブル10を加工開始位置までX軸方向に移動し、撮像手段30にチャックテーブル10に保持された被加工物Wを撮像させ、撮像して得た画像を制御手段に出力させる。制御手段は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wの分割予定ラインLと、切削手段20の切削ブレード21との位置合わせを行なうためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、チャックテーブル10に保持された被加工物Wと切削手段20との相対位置を調整する。
そして、制御手段は、加工内容情報に基いて、各移動手段40,50、切削手段20のスピンドル21、回転駆動部などを適宜駆動して、図5に示すように、切削水を供給しながら切削ブレード22で、被加工物Wを分割予定ラインLに沿って切削し、被加工物Wを複数のチップTに分割するとともに外縁部を端材に分割する。すると、デバイスD領域に対応して柱状部62が設けられているので、分割されたチップTは、柱状部62の保持面60aに吸引保持されるとともに、端材は、切削水などによりチャックテーブル10から吹き飛ばされる。
その後、制御手段は、図6に示すように、すべての分割予定ラインLを切削した後、チャックテーブル10を切削手段20の下方から退避させて、チャックテーブル10の吸引保持を解除する。そして、オペレータが、図7に示すように、格子状トレー70を保持部60から離脱させると、各チップTが格子状トレー70に重なり、各チップTが外周を格子状部71に支持される。貫通穴H内に位置決めピン72が侵入しているので、各チップTが位置決めピン72で移動が規制された状態で格子状トレー70上で整列する。その後、オペレータは、格子状部71を保持部60に嵌合させ、切削前の被加工物Wを再度、チャックテーブル10上に載置し、前述の工程を繰り返して、被加工物Wを個々のチップTに分割する。
以上のように、本実施形態に係る切削装置1は、チャックテーブル10の保持部60の柱状部62に柱状部62よりも薄い格子状トレー70を予め嵌合させて、位置決めピン72を被加工物Wの貫通穴H内に侵入させておく。そして、切削ブレード22でチップTに分割した後に、格子状トレー70を保持部60から離脱させることで、複数のチップTを格子状トレー70上に整列し、位置決めピン72で位置ずれを防いだ状態で離脱させることができる。したがって、切削後にチップT同士が接触して破損する事を防ぐことができる。よって、切削装置1は、ダイシングテープが貼着されない被加工物Wを、損傷させることなくチップTに分割することができる。
また、切削装置1は、位置決めピン72を1つのチップTに付き対角線上に2箇所設けているため、離脱時にチップTの位置ずれを確実に防ぐ事ができる。切削装置1は、位置決めピン72と格子状トレー70とを合わせた厚みが柱状部62の厚みよりも大きいので、格子状トレー70を保持部60に嵌合させたチャックテーブル10に被加工物Wを重ねると、貫通穴H内に位置決めピン72を確実に侵入させることができ、離脱時にチップTの位置ずれを確実に防ぐ事ができる。
[変形例]
図8は、実施形態の変形例に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を分解して示す斜視図である。図9は、実施形態の変形例に係る切削装置によりチップに分割される被加工物の構成例を示す斜視図である。なお、図8及び図9において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
変形例では、被加工物Wの最も外周の分割予定ラインLよりも外側の外縁部に端材位置決め用の貫通穴HAが全周に亘って間隔をあけて設けられている。端材位置決め用の貫通穴HAは、貫通穴Hと同等の構成である。
また、変形例では、チャックテーブル10の保持部60が被加工物Wの外縁部を切削して形成される端材を吸引保持するための端材保持用柱状部66を備えている。端材保持用柱状部66は、保持部60の基板部61の外縁部に間隔をあけて複数設けられ、柱状部62と同等の厚みに形成されている。端材保持用柱状部66は、端材に対応して設けられかつ柱状部62よりも外側に配置されている。端材保持用柱状部66の上面の外縁部には、全周に亘って上面から凸でかつ保持面60aと同一平面上の保持面66aが設けられ、端材保持用柱状部66の上面の中央には、真空吸引源により吸引される吸引口66bが設けられている。
また、変形例では、格子状トレー70の枠状部73に端材位置決め用の端材ずれ防止ピン76が間隔をあけて設けられている。端材ずれ防止ピン76は、位置決めピン72と同等の構成であり、図9中点線で示すように、端材の外側を取り囲んで端材の位置ずれを抑制する。
変形例では、格子状トレー70を保持部60から離脱させると、チップTにくわえ端材を格子状トレー70上に整列し、位置決めピン72及び端材ずれ防止ピン76で位置ずれを防いだ状態で離脱させることができる。したがって、切削後にチップT同士にくわえ、チップTと端材とが接触してチップTが破損する事を防ぐことができる。よって、切削装置1は、ダイシングテープが貼着されない被加工物Wを、損傷させることなくチップTに分割することができる。
なお、本発明は上記実施形態、変形例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置
10 チャックテーブル
20 切削手段
22 切削ブレード
60 保持部
60a 保持面
62 柱状部
63 吸引手段
70 格子状トレー
71 格子状部
72 位置決めピン
D デバイス
H 貫通穴
HB 幅
K 間隔
L 分割予定ライン
T チップ
W 被加工物

Claims (2)

  1. 交差する複数の分割予定ラインで区画された領域にデバイスが配設され、該デバイスの配設された該領域には貫通穴が形成された板状の被加工物を吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を該分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削し複数のチップに分割する切削手段と、を備えた切削装置であって、
    該チャックテーブルは、
    被加工物を保持面で保持する保持部と、
    該保持部に着脱可能に嵌合し、分割されたチップを該保持部から離脱させる格子状トレーとからなり、
    該保持部は、
    該分割予定ラインで区画された各デバイス領域の該貫通穴と縁部を除いた領域を保持する保持面を備え、該分割予定ラインの幅より広い間隔で互いに離間して整列する複数の柱状部と、
    該柱状部の該保持面へ負圧を作用させる吸引手段と、を有し、
    該格子状トレーは、
    該柱状部の間隔に嵌合し、該柱状部より薄く形成された格子状部と、
    該柱状部で保持する被加工物の該貫通穴に対応し、該格子状部に立設する位置決めピンと、から構成され、
    該格子状トレーを嵌合した該保持部の保持面で被加工物を保持し、該切削ブレードで複数のチップに分割した後に該格子状トレーを該保持部から離脱させると、各チップが外周を該格子状部に支持され該位置決めピンで移動が規制された状態で該格子状トレー上で整列していることを特徴とする切削装置。
  2. 被加工物は、前記各デバイス領域につき2つ以上の貫通穴を有し、
    前記格子状トレーは、該貫通穴に対応する本数の前記位置決めピンを有する請求項1記載の切削装置。
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