JP6328402B2 - 通話録音システム及び録音ファイル処理方法 - Google Patents
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Description
該着信を取得する第1の装置は、着信した通話が完了したときに該通話の第1の録音ファイルを作成して該第1の録音ファイルを該第2の装置へ送信し、
該第2の装置は、受信した該第1の録音ファイルを第2の記憶部に記憶しておき、
該第2の装置が該端末からの通話の録音ファイルの取得要求を受けた場合、該第2の記憶部に該要求対象の第1の録音ファイルが在れば、該第1の録音ファイルを該端末へ送信し、
該第1の装置で通話の該第1の録音ファイルを作成中に、該第2の装置が該端末からの該第1の録音ファイルの取得要求を受けた場合、該第1の装置は該要求対象の該第1の録音ファイルを複数に分割した複数の第2の録音ファイルを作成して、該第2の録音ファイルを第1の記憶部に記憶し、該第2の録音ファイルを該端末へ送信することを特徴とする通話録音システム、として構成される。
本発明はまた、上記通話録音システムにおける録音ファイルの処理方法としても構成される。
この通話録音システムは、顧客等の架電者の通話端末101から公衆網102を介して接続されるPBX(構内交換機)103が、ネットワーク108を介して、オペレータと架電者との通話を録音して音声データから成る通話録音ファイル(以下単に録音ファイルという)を作成する通話録音装置105と、録音ファイルとその管理情報を管理する管理装置104と、オペレータが操作する1又は複数の通話端末106と、管理端末107に接続して構成される。
管理装置104は、通話録音装置105から送信される録音ファイルおよび録音管理情報ファイルを受信し、保存して管理する。管理装置104はまた、PBX103から通話の属性情報である通話管理情報(通話開始時刻、通話終了時刻、通話した通話端末番号等の情報)を取得する。そして、取得した通話管理情報と録音管理情報は関連付けられて、顧客の通話記録(即ち録音ファイル)ごとの管理情報として管理される。管理装置104は管理端末107からの要求に応じて管理情報及び録音ファイルを提供する。
通話録音装置105は、通話の録音ファイルを作成する録音ファイル作成部203と、録音ファイル対応にその録音管理情報を作成する録音管理情報作成部204と、作成された録音管理情報ファイル207´を一時保持する録音管理情報ファイル保存領域207と、分割録音ファイル保存領域202と、分割録音ファイル結合部205と、録音管理情報ファイル保存領域207と、録音ファイルを管理装置104に送信する送信部208と、録音ファイルを作成する録音ファイル処理部209を有する。
ネットワーク108を形成するRTP音声データインタフェースからRTP音声データを取得すると録音管理情報作成部204が録音管理情報ファイル207´を作成する。そして、送信部208が録音管理情報インタフェース216を介して、管理装置104へ作成した録音管理情報ファイル207´を送信する。並行して録音ファイル作成部203で録音ファイルの作成を開始する。
管理端末107は、録音ファイル再生要求インタフェース217を介して管理装置104からチャプタリストを受け取ることができる。管理端末107が録音ファイル音声インタフェース219に対してチャプタリストを入力として与えると、通話録音装置105の分割録音ファイル送信部212は分割録音ファイル保存領域202に保存された分割録音ファイルを、録音ファイル音声インタフェース219を介して管理端末107へ送信する。
この機能乃至作用により、後続の録音ファイルを再生待ち時間なしに再生することが可能となる。また、RTP音声データインタフェース108からのRTP音声データの送信が終了した時点で録音ファイルの作成を終了して、送信部208を経由して管理装置104へ当該通話の録音ファイルを転送することになる。このとき、分割録音ファイルが存在している場合は、分割録音ファイル結合部205が、分割録音ファイル保存領域202に格納されている複数の分割録音ファイルを一つの録音ファイルに結合して、その録音ファイルを管理装置104へ送信する。管理装置104は、受信した録音ファイルを保存管理する。
管理装置104は、PBX103からインタフェース311を介して送信される通話管理情報を受信して通話管理情報データベース(DB)304に格納する通話管理情報登録部302と、通話録音装置105から送信される録音管理情報ファイルと録音ファイルを受信して、録音管理情報DB305と録音ファイルDB306にそれぞれ格納する録音管理情報登録部303と、録音管理情報を格納する録音管理情報DB305と、録音ファイルを格納する録音ファイルDB306と、管理装置104内の録音ファイルを検索するための検索処理部307を有する。
管理者の操作によって管理端末107から録音ファイルの再生要求が発せられると、再生要求は録音ファイル再生要求インタフェース314を介して管理情報検索部308に送られる。管理情報検索部308は、通話管理情報DB304及び録音管理情報DB305を参照して、管理装置104に目的の録音ファイルがあるか検索する。検索の結果、録音ファイルDB306に目的の録音ファイルが存在する場合には、録音ファイルDB306からその録音ファイルを読み出して、録音ファイル送信部310が録音ファイル音声インタフェース315を介して管理端末107へ送信する。この録音ファイルは架電者とオペレータの通話が終了するまでの1件の音声データを含む。
通話管理情報は、電話機の通話状態が変化したタイミングでPBXから送信され、これを管理装置104が取得する。通話管理情報には、通話を一意に識別するための通話識別ID、通話状態が変更したときの通話状態変更時間、現在の通話状態を示す通話状態、どの電話機に対してこの通話管理情報が発生したかを示す内線番号、通話管理情報が発生した電話機のIPアドレスを示す内線IPアドレス、通話先の電話番号を示す通話先番号を有して構成される。ここで、通話状態とは例えば、通話開始、通話終了、保留等を示す(図4では「通話終了」の状態を示している)。
録音管理情報ファイル207´は、RTP音声データのパケットキャプチャが開始したタイミングと、終了したタイミングで通話録音装置105から管理装置104へ送信される。
録音管理情報ファイルは、通話録音装置に対してRTP音声データが送信され、録音が開始した時刻を示す録音開始時刻、RTP音声データの送信が終了した時刻を示す録音終了時刻、録音で使用している電話機のIPアドレスを示す内線IPアドレス、通話録音装置に格納されている録音ファイル名を示す録音ファイル名を有して構成される。
通話管理情報DB304は、通話管理情報を基に作成される。なお、通話が終了するまでは項番3の通話終了時刻及び項番4の通話時間はブランクとなる。
録音管理情報DBは、録音管理情報ファイル207´の情報を基に作成される。なお、録音が終了するまでは項番3の録音終了時刻及び項番4の録音時間はブランクとなる。
チャプタリストは、通話録音装置105において通話の録音中の録音ファイルを分割再生させることを可能とするために、複数に分割されたファイル(チャプタという)を記載するリストである。
通話録音装置105において、通話Aの録音を開始した時点で録音管理情報作成部204が録音管理情報ファイル207´を作成して、それを録音管理情報ファイル保存領域207に格納する。そして、送信部208が、録音管理情報ファイル保存領域207に格納された録音管理情報ファイル((録音終了時刻を含まない))を、管理装置104へ送信する。管理装置104では、録音管理情報登録部303が、受信した管理情報ファイルを録音管理情報DB305に登録する。
通話録音装置105で通話Aの録音中に、管理端末107から録音ファイル再生要求があった場合、管理装置104の録音ファイル取得処理部309は、録音ファイル分割インタフェース218を介して録音ファイル分割処理部210にファイル取得要求を送る。通話録音装置105では、録音ファイル分割処理部210がファイル取得要求を受信した時点で、録音ファイル作成部203は通話Aの録音を一時終了して、A1の分割録音ファイルを作成する。併せて、チャプタリスト作成部211は、作成された分割録音ファイルA1のチャプタ番号とチャプタファイル名を付与して、通話Aのチャプタリストを作成する。チャプタリスト作成部211で作成されたチャプタリストは、録音ファイル分割インタフェース218を介して管理装置104へ送信され、更に録音ファイル再生要求インタフェース217を介して管理端末107へ送信される。併せて、分割通話録音ファイル送信部212が録音ファイル音声インタフェース219を介して、分割録音ファイルA1を管理端末107へ送信する。この時点で、管理端末では、受信したチャプタリストを基に通話録音装置104から取得した分割録音ファイルA1を再生することができる。
上記の制御動作により、管理端末が通常より高速で分割録音ファイルを再生したために通話録音装置において通話の分割録音ファイルの作成が間に合わなくなった場合でも、再生待ち時間を発生させずに分割録音ファイルの再生を順次行うことが可能となる。
(なお、図10,図11にはPBXの欄は省略してある。)
図11は、通話終了時における処理動作のタイムシーケンスを示す。
通話が終了して最後の分割録音ファイルAnが作成された後、通話録音装置105において、分割録音ファイル結合部205が分割録音ファイル保存領域202に格納された分割録音ファイルA1〜Anまでの分割録音ファイルを1つの録音ファイルAに結合して、その録音ファイルAを録音ファイル保存領域206に格納する。そして、録音ファイル保存領域206から読み出された録音ファイルAが、送信部208を介して管理装置104へ送信される。なお、録音ファイルAの録音管理情報も併せて管理装置へ送信される。この場合、録音管理情報作成部204で作成される録音管理情報には録音終了時刻が追加して更新されている。
例えば、上記実施例の通話録音システムは、1つの通話録音装置105が1つの管理装置(例えばセンタサーバ)104に接続して構成されるシステムであるが、通話録音装置105は1つに限らず複数あってもよい。この場合、複数の通話録音装置が1つの管理装置(センタサーバ)に接続して構成される。
102:公衆網
103:PBX
104:管理装置
105:通話録音装置
106:通話端末
107:管理端末
201:RTP音声データインタフェース
202:分割録音ファイル保存領域
203:録音ファイル作成部
204:録音管理情報作成部
205:分割録音ファイル結合部
206:録音ファイル
207:録音管理情報ファイル保存領域
208:送信部
209:録音ファイル処理部
210:録音ファイル分割処理部
211:チャプタリスト作成部
212:分割録音ファイル送信部
216:録音管理情報インタフェース
217:録音ファイル取得要求インタフェース
218:録音ファイル分割インタフェース
219:録音ファイル音声インタフェース
302:通話管理情報登録部
303:録音管理情報登録部
304:通話管理情報DB
305:録音管理情報DB
306:録音ファイル保存領域
307:通話管理情報検索機能部
308:管理情報検索部
309:録音ファイル取得処理部
310:録音ファイル送信部
311:通話管理情報インタフェース
314:録音ファイル再生要求インタフェース
315:録音ファイル音声インタフェース
Claims (12)
- 通話端末に着信した通話を録音し、端末からの要求に応じて該録音を提供して該端末で該録音を再生することができる通話録音システムであって、
該着信を取得する第1の装置は、着信した通話を開始した際に該通話の第1の録音ファイルの作成を開始して、通話完了後に該第1の録音ファイルの作成を完了し、該第1の録音ファイルを第2の装置へ送信し、
該第2の装置は、受信した該第1の録音ファイルを第2の記憶部に記憶しておき、
該第2の装置が該端末から通話の録音ファイルの再生要求を受けた場合、該第2の記憶部に該要求対象の第1の録音ファイルが在れば、該第1の録音ファイルを該端末へ送信し、
該第1の装置で通話の該第1の録音ファイルを作成中に、該第2の装置が該端末からの該通話の録音ファイルの再生要求を受けた場合、該第1の装置は、該再生要求を受けた時までに作成した、該要求対象の該第1の録音ファイルの一部を構成する第2の録音ファイルを第1の記憶部に記憶し、
該第1の装置は更に、該再生要求を受けた後に作成される該要求対象の該第1の録音ファイルを形成する録音ファイルについて、予め定めた一定間隔で複数に分割した複数の第2の録音ファイルを作成して、該第2の録音ファイルを該第1の記憶部に記憶し、該第2の録音ファイルを該端末へ送信する
ことを特徴とする通話録音システム。 - 前記第1の装置は、通話の前記第1の録音ファイル又は前記第2の録音ファイルを作成するときに、該第1又は該第2の録音ファイルに係る該録音の属性情報である録音管理情報を作成して該録音管理情報を該第2の装置へ送信し、
該第2の装置は、PBXから通話の属性情報である通話管理情報を取得し、
かつ該録音管理情報と該通話管理情報を関連付けて通話ごとの管理情報として該第2の記憶部に形成された管理情報DBに記憶しておき、
該端末からの録音ファイルの再生要求があったとき、該第2の装置は該管理情報DBを検索することで該要求の対象となる該管理情報に対応する該第1の録音ファイル又は該第2の録音ファイルの存否を判断する請求項1の通話録音システム。 - 該端末からの録音ファイルの再生要求があったとき、該要求の対象となる該管理情報が該管理情報DBに在り、かつ該管理情報に対応する該第1の録音ファイルが該第2の記憶部に無い場合、該第2の装置は該再生要求を該第1の装置へ送信し、
該第1の装置は、該再生要求を受信した場合、該管理情報に対応する前記第2の録音ファイルを逐次作成して該端末へ送信する請求項2の通話録音システム。 - 前記第1の装置は、前記第2の録音ファイルを作成する度に、該第2の録音ファイルを定義する情報を記載したチャプタリストを作成して、該チャプタリストを該端末へ送信し、
該端末は、受信した該チャプタリストを参照して、該第2の録音ファイルの再生要求を該第1の装置へ送信する、請求項1乃至3のいずれかの項記載の通話録音システム。 - 前記第1の装置は、着信した該通話が終了したとき、前記第1の記憶部に記憶された、該通話に関連する複数の該第2の録音ファイルを結合して第1の録音ファイルを作成し、該第1の録音ファイルを該第2の装置へ送信する、請求項1乃至4のいずれかの項記載の通話録音システム。
- 前記端末において複数の前記第2の録音ファイルの再生が順次行われ、
更に該端末から、引き続く該第2の録音ファイルの再生要求があり、かつ前記第1の装置において該要求の対象となる該第2の録音ファイルの作成が間に合わない場合、その前に作成した該第2の録音ファイルの作成時点から該要求を受信した時点までの間の通話を次の該第2の録音ファイルとして作成する、請求項4乃至5のいずれかの項記載の通話録音システム。 - 前記録音管理情報は、RTP音声データの録音が開始した時刻を示す録音開始時刻、RTP音声データの送信が終了した時刻を示す録音終了時刻、録音で使用している電話機のIPアドレスを示す内線IPアドレス、前記第2の装置に格納されている録音ファイル名を示す録音ファイル名を含み、
前記通話管理情報は、通話を一意に識別するための通話識別ID、通話状態が変更したときの通話状態変更時間、現在の通話状態を示す通話状態、どの電話機に対して通話管理情報が発生したかを示す内線番号、通話管理情報が発生した電話機のIPアドレスを示す内線IPアドレス、通話先の電話番号を示す通話先番号を含む
請求項2の通話録音システム。 - 通話端末に着信した通話を録音して録音ファイルを作成し、端末からの要求に応じて該録音ファイルを提供して該端末で再生することができる通話録音システムにおける録音ファイルの処理方法であって、
該着信を取得する第1の装置は、着信した通話を開始した際に該通話の第1の録音ファイルの作成を開始して、通話完了後に該第1の録音ファイルの作成を完了し、該第1の録音ファイルを第2の装置へ送信し、
該第2の装置は、受信した該第1の録音ファイルを第2の記憶部に記憶しておき、
該第2の装置が該端末からの通話の録音ファイルの再生要求を受けた場合、該第2の記憶部に該要求対象の第1の録音ファイルが在れば、該第1の録音ファイルを該端末へ送信し、
該第1の装置で通話の該第1の録音ファイルを作成中に、該第2の装置が該端末からの該通話の録音ファイルの再生要求を受けた場合、該第1の装置は、該再生要求を受けた時までに作成した、該要求対象の該第1の録音ファイルの一部を構成する第2の録音ファイルを第1の記憶部に記憶し、
該第1の装置は更に、該再生要求を受けた後に作成される該要求対象の該第1の録音ファイルを形成する録音ファイルについて、予め定めた一定間隔で複数に分割した複数の第2の録音ファイルを作成して、該第2の録音ファイルを該第1の記憶部に記憶し、該第2の録音ファイルを該端末へ送信する
ことを特徴とする録音ファイルの処理方法。 - 通話録音装置が、通話端末に着信した通話の音声データの録音ファイルを作成して、
管理装置が、作成された該録音ファイルと該録音ファイルの管理情報を管理し、
端末からの再生要求に応じて、該管理装置が該録音ファイルを該端末へ提供し、該端末で該録音ファイルを再生することができる録音ファイルの処理方法であって、
該端末から、通話の録音中の音声の再生要求があった場合、該通話録音装置が、通話の録音開始から再生要求までの音声データの録音ファイルを作成し、作成した該録音ファイルを該端末へ提供し、
その後、該通話録音装置が、予め定めた間隔で録音中の音声データから録音ファイルを逐次作成して、作成した該録音ファイルを該端末へ提供する、
ことを特徴とする録音ファイルの処理方法。 - 該録音ファイルの再生終了時に、次に再生する録音ファイルの作成タイミングに達せず、録音ファイルが無かった場合、前記通話録音装置が、前回の録音ファイル作成タイミングから再生終了時までの音声データを録音ファイルとして作成する、請求項9の録音ファイルの処理方法。
- 前記通話録音装置が、該録音ファイルを作成する度に該録音ファイルに関する情報を記載したチャプタリストを作成して前記管理装置へ送信し
前記管理装置が該チャプタリストを該端末へ送信し、
該端末では、受信した該チャプタリストを基に対応する該録音ファイルの再生を行う、請求項9又は10記載の録音ファイルの処理方法。 - 前記通話録音装置は、通話が終了した後、作成した複数の録音ファイルを1つの録音ファイルに結合し、結合した該1つの録音ファイルを前記管理装置へ送信し、
前記管理装置は、受信した該1つの録音ファイルを登録する
ことを特徴とする請求項9又は10記載の録音ファイルの処理方法。
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