JP5458117B2 - データ保持システム、データ保持装置、ネットワーク装置及びデータ保持方法 - Google Patents

データ保持システム、データ保持装置、ネットワーク装置及びデータ保持方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代通信網において利用するデータを管理する技術に関する。
次世代通信網(Next Generation Network:NGN)では、ユーザに関するデータとして、トランスポートデータ、サービスデータなどを保持し利用する。トランスポートデータは、ユーザ端末の認証、IPアドレス払出し等を行うために利用するデータである。サービスデータは、ネットワークにて、例えば、電話やVoD(Video On Demand)など発信端末から着信端末への接続などのサービスを実行するために利用するデータである。トランスポートデータとサービスデータは、ユーザがNGNのサービスに加入するときに、トランスポートデータはNASS(Network Attachment Sub−System)へ、サービスデータはCSCF(Call Session Control Function)へ各々投入されて、それぞれで保持される。
また、NASSとCSCFはNGN上に複数配備されるが、例えばユーザの居住地など、ユーザのプロファイルをベースにトランスポートデータとサービスデータを管理するNASSとCSCFが割り当てられる。
なお、NGNに関する概要は非特許文献1、CSCFとNASSの連携については非特許文献2,3に記載されている。
ユーザがサービスを利用するとき、例えば、ネットワークにて発信端末から着信端末への接続などのサービスを利用するときは、CSCFはサービスデータとトランスポートデータを参照して、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて発着信端末間の接続を行う。サービスデータはCSCF自身が保持するが、トランスポートデータはNASSが保持するため、CSCFはNASSに要求してトランスポートデータを取得する必要がある。このデータの取得にかかる時間のため、呼を接続するなど、サービスを実行するための処理時間が伸長するという問題があった。
さらに、ユーザが、例えば、東京、大阪、福岡などの複数の地域で端末をネットワークに接続できるように、予め複数地域でサービス提供を受ける契約をしておく場合、東京でネットワーク接続をしていたNGNサービスの端末を大阪に移動してネットワークに接続することが可能となる。このとき、東京と大阪で管轄するNASS、CSCFが異なる場合がある。管轄するNASS、SCSFが異なると、東京を管轄するCSCF、大阪を管轄するCSCF、および福岡を管轄するCSCFそれぞれに対して、トランスポートデータをどのNASSに問い合わせるかを設定管理する必要がある。個々のユーザがサービス提供を受ける地域の数が増加すると、問い合わせるNASSを設定管理する手間が増えるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、NGN上のサービスにおいて、ネットワーク機器の処理時間を短縮し、データ管理の手間を軽減することを目的とする。
第1の本発明に係るデータ保持システムは、ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置と当該ネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置を備えたデータ保持システムであって、前記データ保持装置は、前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段と、前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段が検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知する通知手段と、を有し、前記ネットワーク装置は、前記データ保持装置から通知されたデータを保持する記憶手段と、前記記憶手段に前記データが保持されていない場合、前記データ保持装置に前記データを要求する要求手段と、を有することを特徴とする。
上記データ保持システムにおいて、前記通知手段は、前記記憶手段に格納された前記データが変更された場合に、当該データに関連する前記ネットワーク装置に通知することを特徴とする。
上記データ保持システムにおいて、前記連携して動作する複数のネットワーク装置は、トランスポートデータを利用して端末をネットワークに接続する第1のネットワーク装置とトランスポートデータとサービスデータを利用して前記端末間のセッションを確立する第2のネットワーク装置を有し、前記データ保持装置の記憶手段は、前記トランスポートデータと前記サービスデータを関連付けて格納し、前記検索手段は、前記第1のネットワーク装置から前記トランスポートデータが要求された場合、当該第1のネットワーク装置が利用する前記トランスポートデータを前記記憶手段から検索し、前記通知手段は、前記検索手段が検索した前記トランスポートデータを前記第1のネットワーク装置に通知するとともに、当該トランスポートデータと当該トランスポートデータに関連付けられた前記サービスデータを前記記憶手段から読み出して前記第1のネットワーク装置と連携して動作する第2のネットワーク装置に通知することを特徴とする。
第2の本発明に係るデータ保持装置は、ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置であって、前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段と、前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段が検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係るネットワーク装置は、複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて保持するデータ保持装置に対してデータ取得要求があったときに、前記データ取得要求で要求されたデータに関連付けられた別の形式のデータを利用する場合は、前記データ保持装置から通知を受けるネットワーク装置であって、前記データ保持装置から通知されたデータを保持する記憶手段と、前記記憶手段に前記データが保持されていない場合、前記データ保持装置に前記データを要求する要求手段と、を有することを特徴とする。
第4の本発明に係るデータ保持方法は、ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置によるデータ保持方法であって、前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段から検索するステップと、前記検索するステップで検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、NGN上のサービスにおいて、ネットワーク機器の処理時間を短縮し、データ管理の手間を軽減することができる。
本実施の形態におけるデータ保持装置を含む全体構成図である。 データベースにて保持するデータの構造を示す図である。 データを登録する処理を説明する図である。 端末をネットワークに接続するときの処理を説明する図である。 サービスを利用するときの処理を説明する図である。 別の接続ポイントを介してネットワークに接続するときの処理を説明する図である。 データを追加する処理を説明する図である。 データを削除する処理を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態におけるデータ保持装置を含む全体構成図である。本実施の形態では、データ保持装置1がトランスポートデータとサービスデータを関連付けてマスタデータとしてデータベースに保持し、NASS、CSCFなどのネットワーク機器が必要に応じてこれらのデータを取得して複製データとして保持する。トランスポートデータは、ユーザ端末の認証、IPアドレス払出し等を行うために利用するデータである。サービスデータは、ネットワークにて、例えば、電話やVoDなど発信端末から着信端末への接続などのサービスを実行するために利用するデータである。図1では、トランスポートデータとサービスデータを一つのデータベースに格納する例を示しているが、各々別のデータベースに格納してもよい。また、図1では、NGN上のネットワーク機器としてNASS、CSCF、およびルータを2台づつのみを示し、その他の配備は省略している。
図1に示すデータ保持装置1は、検索部11、通知部12、およびデータベース13を備える。検索部11は、ネットワーク機器からの要求に応じてトランスポートデータ、サービスデータをデータベース13から検索する。通知部12は、ネットワーク機器から要求があったときに、その要求に対するデータを要求元のネットワーク機器に返却するとともに、そのデータに関連付けられたデータをデータベースから読み出して、要求元のネットワーク機器と連携して動作する別のネットワーク機器に対して通知する。データベース13は、トランスポートデータ、サービスデータを関連付けてマスタデータとして格納する。
NASS、CSCFなどのネットワーク機器は、それぞれの機器固有の機能の他に、データ保持装置1から通知されたデータを複製データとして保持する機能、必要なデータが保持されていない場合にデータ保持装置1にデータを要求する機能を備える。NASSとCSCFの役割を簡単に説明すると、NASSはトランスポートデータの複製データを保持してユーザ端末の認証、IPアドレスの払い出し等を行ってユーザ端末をネットワークに接続し、CSCFはトランスポートデータとサービスデータの複製データを保持してNASSによりネットワークに接続された端末間のセッションを確立する。NASSとCSCFは連携してユーザにサービスを提供する。
(データベースに保持するデータの構造)
図2は、データベース13にて保持するデータの構造を示す図である。
図2(a)のユーザ対応表は、ユーザを特定するユーザIDに対応IDを関連付けて、ユーザ毎に関連する対応IDを検索できるようにするものである。対応IDは、後述のユーザデータ対応表を用いて、互いに関連付けられたトランスポートデータ、サービスデータを検索するためのキーである。ユーザIDに複数の対応IDを関連付けて、ユーザの利用サービスに応じて複数の対応IDを付与する場合にも対応する。
図2(b)のトランスポートデータ表は、トランスポートデータを管理するものであり、トランスポートデータを特定するトランスポートデータIDから、データの内容であるトランスポートデータ、トランスポートデータを利用するサーバを示す割当サーバ、および対応IDを検索可能とするための構造を有する。
図2(c)のサービスデータ表は、サービスデータを管理するものであり、サービスデータを特定するサービスデータIDから、データの内容であるサービスデータ、サービスデータを利用するサーバを示す割当サーバ、および対応IDを検索可能とするための構造を有する。
図2(d)のユーザデータ対応表は、対応IDに、ユーザIDとともに、トランスポートデータIDとサービスデータIDを関連付けて、トランスポートデータとサービスデータの対応を表す。上記のトランスポートデータ表、サービスデータ表においてトランスポートデータ、サービスデータに付与された対応IDをキーとしてユーザデータ対応表を用いることにより、両データの関連付けを検索できる。また、ユーザIDにより、利用するユーザの検索も可能である。
トランスポートデータ、サービスデータを別々のデータベースで管理する場合、ユーザ対応表、ユーザデータ対応表は両方のデータベースに配備する。あるいは、ユーザ対応表、ユーザデータ対応表をいずれか片方のデータベースに配備し、何らかの方法で両データベース間で共有する。
(データ登録)
次に、データを登録する処理について説明する。
図3は、本実施の形態におけるデータ保持装置1にデータを登録する処理を説明するための図である。ここでは、オペレーションシステムからのデータ登録について説明するが、特に登録手段を限定するものではない。
データの登録に対しては、データ登録を命令するコマンド(本実施例ではINSERTコマンド)を用いる。図3に示す例では、INSERTコマンドに続いて、ユーザを特定するユーザID(user_id1)、対応ID(user1_binding1, user2_binding2)で対応付けるサービスデータID(S_user1)、トランスポートデータID(T_user11, T_user12)、サービスデータID(S_user1)に対応するサービスデータ(dataS)、およびトランスポートデータID(T_user11, T_user12)に対応するトランスポートデータ(dataT, dataTT)を入力している。本実施例では、ユーザがネットワークの接続ポイントとして2箇所を契約する場合を示しており、それぞれの接続ポイントで用いるトランスポートデータ(dataT, dataTT)を2つ登録し、2つの対応ID(user1_binding1, user2_binding2)により、トランスポートデータ(dataT, dataTT)それぞれにサービスデータ(dataS)を関連付ける。
図3には、データ登録の処理が完了したときの各テーブルの様子が示してある。ユーザ対応表には、ユーザIDと対応IDが登録される。トランスポートデータ表には、トランスポートデータID、トランスポートデータ、および対応IDが登録される。割当サーバの欄は、後述する処理において登録されるので、データ登録の時点では空欄である。サービスデータ表には、サービスデータIDとサービスデータが登録される。本実施例では、サービスデータに2つの対応IDが関係するが、後述する処理において登録されるので、データ登録の時点では、登録をしないか、あるいは、いずれかひとつの対応IDを登録してもよい。ユーザデータ対応表には、対応IDそれぞれにユーザID、サービスデータID、トランスポートデータIDが関連付けられて登録される。
(端末がネットワークに接続するときのデータ取得)
次に、端末が新たにネットワークに接続するときのデータ保持装置と各ネットワーク機器の処理について説明する。以下で説明する処理は、ユーザの端末が初めてNASSに接続したとき、あるいは、NASSが再立ち上げなどで保持するデータを消失したときに行われる。
図4は、端末4Aがルータ3Aを介してネットワークに接続するときの処理を説明するための図である。
まず、ユーザが端末4Aをルータ3Aを介してネットワークに接続する場合、NASS1がユーザからの接続要求を受信する(ステップS11)。NASS1への接続要求には、トランスポートデータID(T_user11)が記載される。トランスポートデータIDは、端末接続時にユーザが指定する場合、あるいは、網が付与する場合がある。
NASS1は接続要求を受信すると、トランスポートデータID(T_user11)を用いてデータ保持装置1にデータ取得要求を送信する(ステップS12)。
データ保持装置1は、トランスポートデータID(T_user11)をキーに該当するデータを検索する(ステップS13)。具体的には、まず、トランスポートデータ表において、トランスポートデータID(T_user11)に対応するトランスポートデータ(dataT)と対応ID(user1_binding1)を検索するとともに、割当サーバの欄にデータ取得要求元であるNASS1を登録する。次に、ユーザデータ対応表において、検索した対応ID(user1_binding1)をキーとして、トランスポートデータID(T_user11)に対応するサービスデータID(S_user1)を検索する。そして、サービスデータ表において、検索したサービスデータID(S_user1)に対応するサービスデータ(dataS)を検索するとともに、割当サーバの欄にNASS1に対応するCSCF1を登録し、対応IDの欄に user1_binding1 を登録する。割当サーバの登録については、予めNASSとCSCFの対応表をデータベースに保持するなどの方法がある。
データ保持装置1は、ステップS13の処理で検索されたトランスポートデータ(dataT)をNASS1に通知するとともに(ステップS14−1)、トランスポートデータ(dataT)とサービスデータ(dataS)をNASS1に対応するCSCF1に通知する(ステップS14−2)。NASS1、CSCF1では、通知されたデータを複製データとして保持する。
そして、NASS1は、端末4Aをネットワークに接続する処理を行い、ルータ3Aに対して接続応答を返却する(ステップS15)。
(ユーザがサービスを利用するときのデータ取得)
次に、ユーザがサービスを利用するときのデータ保持装置とネットワーク機器の処理について説明する。以下で説明する処理は、CSCFのダウン等によりCSCFが再立ち上げなどで保持するデータを消失した場合に、ユーザがサービスを利用するためにCSCFに接続した時点で行うものである。
図5は、ユーザが端末4Aを用いてサービスを利用するときの処理を説明するための図である。
まず、CSCF1が端末4Aから別の端末への接続要求を受信する(ステップS21)。接続要求には、サービスデータID(S_user1)が記載される。サービスデータIDは、電話番号等サービス利用時にユーザが指定する値を利用する。
CSCF1は接続要求を受信すると、サービスデータID(S_user1)を用いてデータ保持装置1にデータ取得要求を送信する(ステップS22)。
データ保持装置1は、サービスデータID(S_user1)をキーに該当するデータを検索する(ステップS23)。具体的には、まず、サービスデータ表において、サービスデータID(S_user1)に対応するサービスデータ(dataS)と対応ID(user1_binding1)を検索する。次に、ユーザデータ対応表において、検索した対応ID(user1_binding1)をキーとして、サービスデータID(S_user1)に対応するトランスポートデータID(T_user11)を検索する。そして、トランスポートデータ表において、検索したトランスポートデータID(T_user11)に対応するトランスポートデータ(dataT)を検索する。
データ保持装置1は、ステップS23の処理で検索されたサービスデータ(dataS)とトランスポートデータ(dataT)をCSCF1に通知する(ステップS24)。CSCF1では、通知されたデータを複製データとして保持する。
そして、CSCF1は、端末間のセッションを確立する処理を行い、ルータ3Aに対して接続応答を返却する(ステップS25)。
(ユーザ端末が移動してネットワークに接続するときのデータ変更とデータ取得)
次に、ユーザが予め複数地域でサービス提供を受ける契約をしておき、端末を移動させて、ネットワークの接続ポイントが変更されたときのデータ保持装置と各ネットワーク機器の処理について説明する。本ケースでは、ユーザを管轄するNASS1、CSCF1が各々別のNASS2、CSCF2に変更される。これに伴い、NASS2、CSCF2にデータが通知され、NASS1、CSCF1のデータが消去される。
図6は、ユーザが別の地域のルータ3Bを介してネットワークに接続するときの処理を説明するための図である。
まず、ユーザが移動して端末4Bから別の接続ポイントに接続する場合、NASS2がユーザからの接続要求を受信する(ステップS31)。NASS2への接続要求には、トランスポートデータID(T_user12)が記載される。トランスポートデータID(T_user12)は、移動前のNASS1が管轄していた時点とは異なる値であり、ユーザが指定する場合、あるいは、網が付与する場合がある。
NASS2は接続要求を受信すると、トランスポートデータID(T_user12)を用いてデータ保持装置1にデータ取得要求を送信する(ステップS32)。
データ保持装置1は、トランスポートデータID(T_user12)をキーに該当するデータを検索する(ステップS33)。具体的には、まず、トランスポートデータ表において、トランスポートデータID(T_user12)に対応するトランスポートデータ(dataTT)と対応ID(user1_binding2)を検索するとともに、割当サーバの欄にデータ取得要求元であるNASS2を登録する。次に、ユーザデータ対応表において、検索した対応ID(user1_binding2)をキーとして、トランスポートデータID(T_user12)に対応するサービスデータID(S_user1)を検索する。そして、サービスデータ表において、検索したサービスデータID(S_user1)に対応するサービスデータ(dataS)を検索するとともに、割当サーバの欄をCSCF1からCSCF2に、対応IDの欄を user1_binding1 から user1_binding2 に変更する。さらに、ユーザデータ対応表において、変更前の対応ID(user1_binding1)をキーとしてトランスポートデータID(T_user11)を検索し、トランスポートデータ表において、検索したトランスポートデータID(T_user11)をキーに割当サーバNASS1を検索する。これにより、移動前にユーザを管轄していたNASS1が検索され、NASS1に対応する移動前にユーザを管轄していたCSCF1も特定される。
データ保持装置1は、ステップS33の処理で検索されたNASS1、CSCF1にデータ削除通知を送信する(ステップS34−1,S34−2)。NASS1、CSCF1のそれぞれは、データ削除通知を受信すると、通知されたトランスポートデータID、サービスデータIDに対応するデータを削除する。
また、データ保持装置1は、ステップS33の処理で検索されたトランスポートデータ(dataTT)を移動後にユーザを管轄するNASS2に通知するとともに(ステップS35−1)、トランスポートデータ(dataTT)とサービスデータ(dataS)をNASS2に対応するCSCF2に通知する(ステップS35−2)。NASS2、CSCF2では、通知されたデータを複製データとして保持する。
そして、NASS2は、ルータ3Bに対して接続応答を返却する(ステップS36)。
(データ追加)
次に、データの追加について説明する。
図7は、本実施の形態におけるデータ保持装置1にデータを追加する処理を説明するための図である。ここでは、2箇所の地域でサービス提供を受ける契約をしているユーザがさらに1箇所を追加して合計3箇所を契約する場合のデータ追加の処理について説明する。
データの追加に対しては、データ追加を命令するコマンド(本実施例ではUPDATEコマンド)を用いる。図7に示す例では、UPDATEコマンドに続いて、ユーザID(user_id1)、対応ID(user1_binding3)で対応付けるサービスデータID(S_user1)、トランスポートデータID(T_user13)、および新たに追加するトランスポートデータ(dataTTT)を入力している。本実施例では、ユーザが新たに1つの接続ポイントを追加する場合を示しており、新たな接続ポイントのトランスポートデータ(dataTTT)を登録し、新たな対応ID(user1_binding3)により、トランスポートデータ(dataTTT)を特定するトランスポートデータID(T_user13)とサービスデータ(dataS)を特定するサービスデータID(S_user1)を関連付ける。
図7には、データ追加の処理が完了したときの各テーブルの様子が示してある。トランスポートデータ表に、新たなトランスポートデータID(T_user13)、トランスポートデータ(dataTTT)、対応ID(user1_binding3)が登録され、ユーザデータ対応表に、サービスデータID(S_user1)とトランスポートデータID(T_user13)を対応付けた新たな対応ID(user1_binding3)が登録される。
(データ削除、変更)
次に、データの削除、変更について説明する。
図8は、本実施の形態におけるデータ保持装置1からデータを削除する処理を説明するための図である。ここでは、3箇所の接続ポイントを契約したユーザが1箇所の契約を解除する場合について説明する。
まず、オペレーションシステムからデータの削除が要求される(ステップS41)。データの削除に対しては、データ削除を命令するコマント(本実施例ではDELETEコマンド)を用いる。図8に示す例では、DELETEコマンドに続いて、削除する接続ポイントに該当するトランスポートデータID(T_user12)を入力している。
データ保持装置1は、削除するトランスポートデータID(T_user12)をキーに該当するデータを検索する(ステップS42)。具体的には、まず、トランスポートデータ表において、トランスポートデータID(T_user12)に関連する属性であるトランスポートデータ(dataTT)、割当サーバ(NASS2)、および対応ID(user1_binding2)を検索する。次に、ユーザデータ対応表において、トランスポートデータ表で検索された対応ID(user1_binding2)の属性であるユーザID(user_id1)、サービスデータID(S_user1)、およびトランスポートデータID(T_user12)を検索する。そして、ユーザ対応表において、ユーザID(user_id1)の属性である対応ID(user1_binding2)を検索し、サービスデータ表において、サービスデータID(S_user1)の属性である割当サーバ(CSCF2)、対応ID(user1_binding2)を検索する。
データ保持装置1は、ステップS42の処理で検索されたNASS2、CSCF2にデータ削除通知を送信する(ステップS43−1,S43−2)。NASS2、CSCF2のそれぞれは、データ削除通知を受信すると、通知されたトランスポートデータID、サービスデータIDに対応するデータを削除する。
そして、データ保持装置1は、ステップS42で検索されたトランスポートデータID(T_user12)とトランスポートデータID(T_user12)に関連するデータを削除する。具体的には、トランスポートデータ表では、トランスポートデータID(T_user12)と、トランスポートデータID(T_user12)の属性であるトランスポートデータ(dataTT)、割当サーバ(NASS2)、および対応ID(user1_binding2)を削除する。ユーザデータ対応表では、対応ID(user1_binding2)と、対応ID(user1_binding2)の属性であるユーザID(user_id1)、サービスデータID(S_user1)、およびトランスポートデータID(T_user12)を削除する。ユーザ対応表では、ユーザID(user_id1)の属性である対応ID2(user1_binding2)を削除する。サービスデータ表では、サービスデータID(S_user1)の属性である割当サーバ(CSCF2)と対応ID(user1_binding2)を削除する。サービスデータID(S_user1)と対応するサービスデータ(dataS)は他の接続ポイントで用いるため削除しない。なお、サービスデータID(S_user1)の属性である対応IDがユーザデータ対応表から削除された対応ID(user1_binding2)でない場合は、サービスデータ表のサービスデータID(S_user1)の属性である割当サーバ、対応IDを削除しない。
ここでは、データ削除について説明したが、データ変更を行う場合も同様の処理となる。データ変更の場合は、データ変更を表すコマンドに続いてデータ変更内容を記述し、データを削除する代わりにコマンドで投入したデータを登録する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、トランスポートデータとサービスデータをデータベース13に関連付けて保持し、ユーザの端末が初めてNASSに接続したときなどに、NASSがデータベース13からトランスポートデータを取得して複製データとして保持するとともに、データ保持装置1がそのNASSに対応するCSCFにトランスポートデータとサービスデータを通知し、CSCFが両データを複製データとして保持することにより、CSCFはトランスポートデータをNASSから取得する必要がなくなるので、CSCFがセッションを確立するための処理時間を短縮することができる。
本実施の形態によれば、トランスポートデータとサービスデータをデータベース13で一元管理し、データベース13で保持するデータが更新、削除されたときに、そのデータに関連するNASSやCSCFに通知することにより、管理上の手間を軽減することができる。
なお、本実施の形態の各装置が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは各装置が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
1…データ保持装置
11…検索部
12…通知部
13…データベース
3A,3B…ルータ
4A,4B…端末

Claims (6)

  1. ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置と当該ネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置を備えたデータ保持システムであって、
    前記データ保持装置は、
    前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段と、
    前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知する通知手段と、を有し、
    前記ネットワーク装置は、
    前記データ保持装置から通知されたデータを保持する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記データが保持されていない場合、前記データ保持装置に前記データを要求する要求手段と、を有すること
    を特徴とするデータ保持システム。
  2. 前記通知手段は、前記記憶手段に格納された前記データが変更された場合に、当該データに関連する前記ネットワーク装置に通知することを特徴とする請求項1記載のデータ保持システム。
  3. 前記連携して動作する複数のネットワーク装置は、トランスポートデータを利用して端末をネットワークに接続する第1のネットワーク装置とトランスポートデータとサービスデータを利用して前記端末間のセッションを確立する第2のネットワーク装置を有し、
    前記データ保持装置の記憶手段は、前記トランスポートデータと前記サービスデータを関連付けて格納し、
    前記検索手段は、前記第1のネットワーク装置から前記トランスポートデータが要求された場合、当該第1のネットワーク装置が利用する前記トランスポートデータを前記記憶手段から検索し、
    前記通知手段は、前記検索手段が検索した前記トランスポートデータを前記第1のネットワーク装置に通知するとともに、当該トランスポートデータと当該トランスポートデータに関連付けられた前記サービスデータを前記記憶手段から読み出して前記第1のネットワーク装置と連携して動作する第2のネットワーク装置に通知することを特徴とする請求項1記載のデータ保持システム。
  4. ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置であって、
    前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段と、
    前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とするデータ保持装置。
  5. 複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて保持するデータ保持装置に対してデータ取得要求があったときに、前記データ取得要求で要求されたデータに関連付けられた別の形式のデータを利用する場合は、前記データ保持装置から通知を受けるネットワーク装置であって、
    前記データ保持装置から通知されたデータを保持する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記データが保持されていない場合、前記データ保持装置に前記データを要求する要求手段と、
    を有することを特徴とするネットワーク装置。
  6. ネットワーク上に配置されて連携して動作する複数のネットワーク装置が利用するデータを保持するデータ保持装置によるデータ保持方法であって、
    前記ネットワーク装置からのデータ取得要求に応じて当該ネットワーク装置が利用するデータを前記複数のネットワーク装置それぞれが利用する異なる形式のデータを関連付けて格納した記憶手段から検索するステップと、
    前記検索するステップで検索した前記データを前記ネットワーク装置に通知するとともに、当該データに関連付けられた別の形式のデータを前記記憶手段から読み出して前記ネットワーク装置と連携して動作する別のネットワーク装置に通知するステップと、
    を有することを特徴とするデータ保持方法。
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