JP4419858B2 - 音声メッセージ伝達システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
このように従来においては、メッセージを複数の相手先に一斉同報的に伝達する場合、広帯域回線の敷設などのシステム環境を整備する必要があったり、伝達までのタイムラグが長くなってしまったり、伝達の途中で停止してしまう危険性があるなどの問題があった。
さらに、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項2記載の発明)。
図1は、音声メッセージ伝達システムの全体構成の概要を示したブロック図である。
この音声メッセージ伝達システムは、音声メッセージを登録管理するサーバ装置1とVoIP(Voice over Internet Protocol)ソフトフォン対応の複数台の端末装置2とネットワーク(IPネットワーク)3を介して接続されたシステム環境となっており、このサーバ装置1の管理下で、何れかの端末装置2から発信された同一の音声メッセージをその送信相手先である他の複数の端末装置2に伝達するようにしている。この場合、ネットワーク3は、会社構内に構築されたローカル・エリア・ネットワーク(LAN:イントラネット)であってもよいが、複数のLANを接続した広域ネットワークであってもよい。この場合、会社構内のLANとしは、構内に設置された複数のアクセスポイント4を有する無線LANのほか、有線LANであってもよい。そして、サーバ装置1と端末装置2との間では、TCP/IPを利用したHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によってデジタル化(パケット化)されたデータの送受信を行うようにしている。
サーバ装置1には、オペレーティングシステム11のほか、SIP(Session Initiation Protocol)を用いてIPネットワーク上で音声転送セッションを確立するSIP呼制御モジュール12と、音声転送セッションにより音声メッセージの送受信を行う音声データ送受信モジュール13が設けられている。そして、この実施例においては、何れかの端末装置2から発信された音声メッセージを音声データ送受信モジュール13によって受信した際に、この音声メッセージを録音して音声メッセージファイルとして登録する音声データ録音・登録モジュール14が設けられている。
各端末装置2には、オペレーティングシステム21のほか、VoIPソフトフォン22が設けられている。このVoIPソフトフォン22は、SIPを用いてIPネットワーク上で音声転送セッションを確立するSIP呼制御モジュール23と、音声転送セッションにより音声メッセージの送受信を行う音声データ送受信モジュール24と、サーバ装置1から送信されて来たSIPショートメッセージの内容を解析することによって音声メッセージファイルがリンクされている音声メッセージ公開用WebページのURLを自動抽出するショートメッセージ解析モジュール25と、このショートメッセージ解析モジュール25によって抽出されたURLに基づいてサーバ装置1に対して音声メッセージ公開用Webページの呼び出し要求を行うアクセスするWebページアクセスモジュール26とを有している。なお、この実施例においては、Webページアクセスモジュール26をVoIPソフトフォン22の中に組み入れた場合を示したが、端末装置2に内蔵されているブラウザを起動することによって音声メッセージ公開用Webページの呼び出し要求を行うようにしてもよい。
図5は、この組織図に対応するSIP・URI管理データテーブルD1の一部として、ユーザ(会社員)毎に割り当てられているSIP・URIなどを記憶管理するユーザデータテーブルD11を示している。
このユーザデータテーブルD11は、ユーザ毎にその「氏名」、「役職名」、「SIP・URI」、「端末ID」を記憶管理する構成となっている。図示の例では、「氏名」が“Aa”の社員は、「役職」が“部長”で、「SIP・URI」が“sip:192.168.1.11”であることを示している。なお、「端末ID」はユーザ認証などで使用される。
このグループデータテーブルD12は、グループ毎にその「グループ名」、「グループSIP・URI」を記憶管理する構成となっている。図示の例では、「グループ名」が“営業部”の「グループSIP・URI」は、“sip:192.168.1.100”であることを示している。
このユーザ・グループ対応テーブルD13は、マトリックス状の表内に各ユーザの「氏名」と各グループの「グループ名」を配置した構成で、この表内に付された○印は、ユーザとグループとの対応関係を示している。すなわち、たとえば、管理職のグループには、ユーザ「Aa」、「Bb」、「Dd」、「Gg」が対応付けられており、また、営業第1課のグループには、ユーザ「Bb」、「Cc」が対応付けられている。
SIPショートメッセージは、「コマンド識別子」、「通信アドレス」、「テキストデータ」、「付加情報」の各項目を有する構成となっている。ここで、「コマンド識別子」には、通常のテキストの場合には“0” がセットされ、音声メッセージ公開用WebページのURLを含んだテキストの場合には“1”がセットされる。このように「コマンド識別子」の内容に応じて音声メッセージ公開用WebページのURLの通知手段として、SIPショートメッセージを使用することができる。
CPU101は、記憶部102内のオペレーティングシステム、各種アプリケーションソフトに応じてこのサーバ装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部102は、プログラム領域とデータ領域とを有し、磁気的メモリ、光学的メモリ、半導体メモリ等のほか、その駆動系を有する構成となっている。この記憶部102内のプログラム領域には、図2で示したオペレーティングシステム11、SIP呼制御モジュール12、音声データ送受信モジュール13、音声データ録音・登録モジュール14、SIP・URI管理モジュール15、Webページ作成モジュール16、ショートメッセージ通達モジュール17、Webサーバモジュール18などが格納されている。なお、記憶部102は、ハードディスク等の固定メモリのほか、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体であってもよい。
この端末装置2は、VoIPソフトフォン対応のPDA(Personal Digital Assistance)であり、上述したサーバ装置1の構成要素と基本的には同様に、CPU201、記憶部202、RAM203、通信I/F204、キー入力部205、表示部206、外部記憶部207を有するほか、この端末装置2には、電話機能を構成する音声マイク208および音声スピーカ209が設けられている。なお、記憶部202には、上述したオペレーティングシステム21、VoIPソフトフォン22、SIP呼制御モジュール23と、音声データ送受信モジュール24、ショートメッセージ解析モジュール25、Webページアクセスモジュール26などが格納されている。表示部206は、タッチパネル付きの液晶表示部などである。
なお、図中、(TA1)〜(TA22)は、音声メッセージの発信元となる端末装置(発信元端末)2とサーバ装置1と音声メッセージの受信先となる端末装置(受信先端末)2との間において、発信元端末2から発信された同一の音声メッセージをサーバ装置1の制御下でその送信相手先である複数の受信先端末2に伝達する場合の動作順を示している。
先ず、HTML開始宣言を生成して(ステップS1)、ヘッダ部を生成した後に(ステップS2)、発信元端末2からの受信データからタイトル用データを抽出して(ステップS3)、HTMLタイトル部を生成すると共に(ステップS4)、この受信データから行タイトル用データを抽出して(ステップS5)、HTML行タイトル部を生成する(ステップS6)。そして、HTML行の終了かをチェックし(ステップS7)、最終行に達するまで受信データから行データを抽出しながら(ステップS8)、必要に応じて行データを索引テーブルから取得して(ステップS9)、HTML行データを生成する処理(ステップS10)を繰り返す。これによってHTMLファイルを作成し終わると、その終了宣言を生成した後(ステップS11)、生成したHTMLファイルを公開場所に格納する(ステップS12)。
なお、発信端末2側においては、音声メッセージファイルの録音作成とHTTP転送に代わって音声メッセージファイルの録音作成とFTP(File Transfer Protocol)転送を行うようにしてもよい。
このWebページには、音声リンクに続き、「連絡先はこちらまで」が含まれており、この項目内の“こちら”をクリックすると、発信元のSIP・URIに基づいて発信元端末2に対する通話呼び出しが行われる。
図16は、音声メッセージファイルを任意にアクセス可能な複数のリンク情報を含む音声メッセージ公開用Webページの実行例を示した図である。
図17は、音声メッセージ公開用Webページのバックグランドサウンドとして音声メッセージを付加した場合におけるWebページの実行例を示した図であり、このWebページ画面には、音声メッセージを再生中である旨のコメントが表示される。
また、サーバ装置1は、スタンドアロンタイプに限らず、その各構成要素が2以上の筐体に物理的に分離され、通信回線、ケーブル等の有線伝送路あるいは電波、マイクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介してデータを送受信する分散型のシステムであってよい。
2 端末装置
3 ネットワーク(IPネットワーク)
12、23 SIP呼制御モジュール
13、24 音声データ送受信モジュール
14 音声データ録音・登録モジュール
15 SIP・URI管理モジュール
16 Webページ作成モジュール
17 ショートメッセージ通達モジュール
18 Webサーバモジュール
22 VoIPソフトフォン
25 ショートメッセージ解析モジュール25、
26 Webページアクセスモジュール26
101、201 CPU
102、202 記憶部
104、204 通信I/F
205 キー入力部
206 表示部
208 音声マイク
209 音声スピーカ
D1 SIP・URI管理データテーブル
Claims (2)
- 端末装置がネットワークを介したサーバ装置に音声メッセージを登録して送信相手先の端末装置を指定し、その登録した音声メッセージを元に前記サーバ装置が前記音声メッセージを再生するためのWebページを生成すると共に前記送信相手先の端末装置に前記WebページをアクセスするためのSIPプロトコルにしたがったSIPショートメッセージを送信し、前記Webページに対して前記送信相手先の端末装置が自動的にアクセスすることにより、何れかの端末装置から発信された同一の音声メッセージをその送信相手先である複数の端末装置に伝達する音声メッセージ伝達システムであって、
前記端末装置は、
前記SIPショートメッセージを受信する受信手段と、
前記SIPショートメッセージに含まれるコマンド識別子を解析することにより、前記Webページをアクセスするためのメッセージであることを判別し、前記SIPショートメッセージに含まれるリンク情報を抽出し、その抽出されたリンク情報に基づいて前記サーバ装置へアクセスして前記音声メッセージを再生するためのWebページを表示するWebページ表示手段と、
前記Webページに含まれる前記リンク情報がユーザ操作によって指定された際に、このリンク情報に応じて音声メッセージの呼び出し要求を前記サーバ装置へ行い、前記サーバ装置から受信した音声メッセージを再生する音声メッセージ再生手段と、
を具備したことを特徴とする音声メッセージ伝達システム。 - 端末装置がネットワークを介したサーバ装置に音声メッセージを登録して送信相手先の端末装置を指定し、その登録した音声メッセージを元に前記サーバ装置が前記音声メッセージを再生するためのWebページを生成すると共に前記送信相手先の端末装置に前記WebページをアクセスするためのSIPプロトコルにしたがったSIPショートメッセージを送信し、前記Webページに対して前記送信相手先の端末装置が自動的にアクセスすることにより、何れかの端末装置から発信された同一の音声メッセージをその送信相手先である複数の端末装置に伝達する音声メッセージ伝達システムにおいて、
前記端末装置のコンピュータを、
前記SIPショートメッセージを受信する受信手段、
前記SIPショートメッセージに含まれるコマンド識別子を解析することにより、前記Webページをアクセスするためのメッセージであることを判別し、前記SIPショートメッセージに含まれるリンク情報を抽出し、その抽出されたリンク情報に基づいて前記サーバ装置へアクセスして前記音声メッセージを再生するためのWebページを表示するWebページ表示手段、
前記Webページに含まれる前記リンク情報がユーザ操作によって指定された際に、このリンク情報に応じて音声メッセージの呼び出し要求を前記サーバ装置へ行い、前記サーバ装置から受信した音声メッセージを再生する音声メッセージ再生手段、
として機能させるためのプログラム。
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