JP6327010B2 - インバータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、直流を三相交流に変換するインバータの制御装置に関し、詳しくは、インバータの直流母線電流から各相の出力電流を検出して制御に使用する技術に関するものである。
直流を三相交流に変換する2レベルインバータでは、主回路のスイッチングに同期して直流母線電流を検出することにより、インバータの各相の出力電流を推定できることが知られている。この技術を用いれば、シャント抵抗等の比較的安価な電流検出器を使用して出力電流を制御することができ、インバータ全体のコストの低減が可能になる。
直流母線電流からインバータの出力電流を推定する方法は、以下の通りである。
図13(a),(b)は、2レベルインバータの主要部を示す回路図であり、Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2は、正負の直流母線11,12間で三相ブリッジ接続されたIGBT等の半導体スイッチング素子、SRはシャント抵抗等の電流検出器である。
なお、図13(a),(b)において、スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間に矢印を付してあるものはオン状態のスイッチング素子を示す。また、U相電流I,V相電流I,W相電流Iは、矢印方向を正方向とする。
図13(a)に示すように、例えば、上アームはU相のスイッチング素子Qu1だけがオンし、下アームはV相,W相のスイッチング素子Qv2,Qw2がオンしている期間では、直流母線電流IはU相電流Iと等しい。また、図13(b)に示すように、上アームはU相,V相のスイッチング素子Qu1,Qv1がオンし、下アームはW相のスイッチング素子Qw2だけがオンしている期間では、直流母線電流Iは、W相電流Iの極性を反転させた値に等しくなる。
従って、直流母線電流Iの検出値と、その時のスイッチング素子のオンオフ状態(ゲート情報)とに基づいて、インバータの各相の出力電流を推定することができる。
インバータの各相の出力電流の情報を直流母線から正しく検出するためには、スイッチングの直後に生ずるリンギングが減衰した時点で直流母線電流Iをサンプルホールドする必要がある。しかし、インバータのスイッチングパターンによっては、電流を正確に検出するための期間を確保できない場合がある。
ここで、図14は、後述する特許文献2に記載された波形図である。図示するように、各相の電圧指令値と三角波キャリアとを比較してスイッチング用のPWM信号を生成する場合、出力電圧の振幅が小さい時や、出力電圧の振幅は大きくても三相のうちの二相の電圧が一致するような特定の位相では、電流の検出が困難になる。
例えば、図14では、V相,W相の電圧指令値V ,V が等しいため、V相,W相のPWM信号によるスイッチングのタイミングも等しい。従って、スイッチング後に検出した直流母線電流IからV相電流Iによる情報とW相電流Iによる情報とを個別に検出する時間を確保できなくなり、これらの相の出力電流を検出することが困難である。このことは、二相のスイッチングが同時である場合だけでなく、二相のスイッチングのタイミングが接近している場合にも当てはまる。
このため、例えば特許文献1には、直流母線電流Iを検出(サンプルホールド)するための十分な時間を確保できない場合には、一キャリア周期内で所定の相のPWM信号の幅を拡張し、他相のPWM信号の幅を縮小する方法が記載されている。
また、特許文献2には、電圧指令値の平均値を同一に保ったままで、キャリアの前半周期と後半周期とで電圧指令値に加算する補正量に差を持たせることにより、直流母線電流Iを検出する時間を確保する方法が記載されている。
図15は、特許文献2に記載された従来技術を示す波形図である。図15(a)は、各相の第1電圧指令値(元の電圧指令値)Vu1 ,Vv1 ,Vw1 及び三角波キャリアを示している。この場合、V相電圧指令値Vv1 とW相電圧指令値Vw1 とが接近しているため、直流母線電流Iを検出する時間が不足している。そこで、図15(b)に示すように、W相電圧指令値について、キャリアの前半周期ではVw2f に補正し、これを補償するように後半周期でVw2r に変化させる(U相,V相電圧指令値については図15(a)から不変)。その結果、図15(c)に示すごとく、V相,W相のPWM信号には時間Δtが確保される。
このようにして、V相,W相をスイッチングするタイミング間で直流母線電流Iの検出時間Δtを確保することができる。
更に、特許文献3によれば、キャリア周期内で、三相各相のスイッチング素子に対して同一の通電時間を異なるタイミングで追加または削減することにより、平均線間電圧を変えずに、直流母線電流Iの検出時間を確保している。
図16は、この特許文献3に記載されているもので、図16(b)は、W相のスイッチング素子に対して、図16(a)の状態からキャリアの後半周期に通電時間2δを追加し、図16(c)は、U相,V相のスイッチング素子に対して、図16(b)の状態からキャリアの前後半周期に分散させて通電時間2δをそれぞれ追加した状態を示している。
特開平10−155278号公報(段落[0035]〜[0051]、図5,図6等) 特許第3664040号公報(段落[0004],[0005],[0026]〜[0031]、図4,図6等) 特許第4311045号公報(段落[0062]〜[0066]、図6等)
前述した従来技術のように、直流母線電流に基づいて各相の出力電流を検出するために電圧指令値を補正する場合には、出力電圧が歪んで電流にリプルが含まれるという副作用を生じ、これによって騒音等が発生するおそれがある。従って、電圧指令値の補正量はできるだけ小さいことが望ましい。
特許文献2や特許文献3に開示されている方法は、電流検出を可能にするために電圧を歪ませる期間を最短にできる利点があるものの、電圧の歪ませ方としては必ずしも最適な形になっていない。ここでいう最適とは、一時的に補正される電圧に関して、三相全ての線間電圧の組み合わせについて補正前後の変化量が小さく、電圧歪みも小さいことを意味している。
例えば、図15に示したように、元の電圧指令値がU相>V相>W相という大小関係である場合、補正の前後において、UV間、VW間だけではなくWU間の線間電圧歪みも含めた総合的な歪みを小さくしたいという要請がある。
そこで、本発明の解決課題は、各相の電圧指令値の補正量をできる限り小さくして総合的な線間電圧歪みを低減させながら、直流母線電流を検出するために十分な時間を確保し、これによって各相の出力電流を確実に検出可能としたインバータの制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、半導体スイッチング素子が三相ブリッジ接続されたインバータの制御装置であって、前記インバータの直流母線電流から推定した前記インバータの交流電流検出値を電流指令値に一致させるような三相電圧指令値を生成し、前記三相電圧指令値と三角波キャリアとを比較するPWM制御を行って前記スイッチング素子に対するPWM信号を生成する制御装置において、
前記三角波キャリアの前半周期及び後半周期における元の三相電圧指令値を必要に応じて補正することにより、前記三角波キャリアと比較される補正指令値を生成する補正信号生成手段と、
前記前半周期及び後半周期に検出した前記直流母線電流と前記スイッチング素子の状態とから所定の相の前記交流電流検出値を推定する電流検出手段と、
を備え、
前記補正信号生成手段は、
第1のキャリア周期内の前半周期において前記三相電圧指令値のうちの最大値と中間値との差である第1の偏差が所定値より小さい場合には、
前記所定値から前記第1の偏差を減算した値の1/2を第1の補正値として前記最大値に加算することにより前記最大値の相の前記前半周期における前記補正指令値を生成し、かつ、前記中間値から前記第1の補正値を減算することにより前記中間値の相の前記前半周期における前記補正指令値を生成し、
前記第1のキャリア周期内の後半周期において前記三相電圧指令値のうちの中間値と最小値との差である第2の偏差が所定値より小さい場合には、
前記所定値から前記第2の偏差を減算した値の1/2を第2の補正値として前記中間値に加算することにより前記中間値の相の前記後半周期における前記補正指令値を生成し、かつ、前記最小値から前記第2の補正値を減算することにより前記最小値の相の前記後半周期における前記補正指令値を生成すると共に、
前記第1のキャリア周期に続く第2のキャリア周期では、前記第1の補正値及び前記第2の補正値を打ち消す値を用いて前記三相電圧指令値を補正することにより前記補正指令値を生成し、
前記電流検出手段は、
前記前半周期において前記三相電圧指令値のうち最大値である相の前記スイッチング素子がオンし、かつ前記三相電圧指令値のうち中間値である相の前記スイッチング素子がオフしている期間に前記直流母線電流を検出し、前記後半周期において前記三相電圧指令値のうち中間値である相の前記スイッチング素子がオンし、かつ前記三相電圧指令値のうち最小値である相の前記スイッチング素子がオフしている期間に前記直流母線電流を検出することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載したインバータの制御装置において、前記補正信号生成手段は、前記中間値に対応する相の前記前半周期の電圧指令値が前記三相電圧指令値のうちの元の最小値より小さくなった場合は、前記中間値に対応する相の前記前半周期の電圧指令値を、前記元の最小値に等しくして前記前半周期の補正指令値として生成することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載したインバータの制御装置において、前記補正信号生成手段は、前記中間値に対応する相の前記後半周期の電圧指令値が前記三相電圧指令値のうちの元の最大値より大きくなった場合は、前記中間値に対応する相の前記後半周期の電圧指令値を、前記元の最大値に等しくして前記後半周期の補正指令値として生成することを特徴とする。
本発明によれば、元の電圧指令値のままでは直流母線電流の検出が困難な状態において、各相の電圧指令値に必要最小限の補正を加えることによって直流母線電流を検出するための十分な時間を確保することができる。これにより、総合的な線間電圧歪みが少なく、出力電流のリプルを抑制可能な制御装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態をインバータの主回路と共に示した構成図である。 従来技術による補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における各相の電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第2実施形態をインバータの主要部と共に示した構成図である。 本発明の第2実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第2実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における無補正時の電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 本発明の第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 従来技術における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。 従来技術を説明するためのインバータの主要部の回路図である。 従来技術の問題点を説明するための波形図である。 特許文献2に記載された従来技術を示す波形図である。 特許文献3に記載された従来技術の説明図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態をインバータの主回路と共に示した構成図である。
図1において、インバータの主回路は、直流電源10と、正負の直流母線11,12と、これらの直流母線11,12間に接続されたIGBT等の半導体スイッチング素子Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2からなる三相ブリッジ回路13と、を備えている。三相ブリッジ回路13における各相上下アームのスイッチング素子同士の接続点は、図示されていない交流電動機等の負荷に接続されている。また、負側の直流母線12には、シャント抵抗等の電流検出器SRが接続されている。
次に、スイッチング素子Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2のゲート信号(駆動信号)を生成するための制御装置の構成を説明する。
電流制御手段21は、三相各相の電流検出値を電流指令値に一致させるように、零相成分を持たない三相の電圧指令値を出力する。この電圧指令値は、補正信号生成手段としての第1,第2信号生成手段22に入力され、元の電圧指令値の大きさが必要に応じて補正された第1信号及び第2信号が出力される。なお、これらの第1信号及び第2信号は、請求項における補正指令値に相当する。
第1信号及び第2信号はPWM信号生成手段23に入力され、第1信号を三角波キャリアの前半周期における電圧指令値とし、第2信号を三角波キャリアの後半周期における電圧指令値として、これらの電圧指令値と三角波キャリアとの比較によりPWM信号を生成する。このPWM信号をゲート信号としてスイッチング素子Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2を駆動することにより、インバータは三相交流電力を出力する。
前記第1信号及び第2信号は、電流検出トリガ発生手段25にも入力されている。この電流検出トリガ発生手段25は、第1信号及び第2信号から各相の出力電流を検出可能なタイミングを算出し、そのタイミングで電流検出用のトリガ信号を出力すると共に、相電流復元手段27に、上記トリガ信号発生時刻におけるスイッチング素子Qu1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2の状態をゲート情報として送出する。
一方、直流母線電流は電流検出器SRによりサンプリングされ、増幅手段24により増幅されてAD変換手段26に入力されている。AD変換手段26は、前記トリガ信号によりアナログ入力信号(直流母線電流検出値)をラッチしてディジタル信号に変換し、相電流復元手段27は、ラッチされた直流母線電流検出値とそのときのゲート情報とに基づいて相電流を検出し、復元する。
相電流復元手段27は、各相の出力電流について、新たな復元値が得られるまで、それまでに取得した値を保持し、出力し続ける。復元された電流検出値は、前記電流制御手段21にフィードバックされて電流指令値との比較に用いられる。
上記構成において、電流検出器SR,増幅手段24,電流検出トリガ発生手段25,AD変換手段26,相電流復元手段27は、請求項における電流検出手段を構成している。
ここで、本実施形態との比較のために、前述した特許文献2によるPWM信号の発生方法について詳細に説明する。
図2は、図15(a),(b),(c)と基本的に同一の波形図であり、図2の左側に示した元の電圧指令値の大小関係はV >V >V であって、V ,V が接近している場合である。
図2において、元の電圧指令値を三角波キャリアと比較してPWM信号を生成すると、電圧最大相(U相)の電圧指令値V と電圧中間相(V相)の電圧指令値V との差は大きいため、U相電流に相当する直流母線電流を検出する時間は確保される。しかし、電圧中間相(V相)の電圧指令値V と電圧最小相(W相)の電圧指令値V との差は小さいため、このままでは、W相電流に相当する直流母線電流をサンプルホールドする時間を確保することができない。つまり、U相電流及びW相電流のうち一方のU相電流に相当する直流母線電流しか検出することができない。
そこで、前述した特許文献2では、図2の右側上段に示すように、例えばキャリアの前半周期において電圧指令値V に補正量を加算し、U相電流及びW相電流に相当する直流母線電流を検出する通電時間を確保している。なお、キャリアの後半周期では、前半周期とは異なる大きさの補正量を用いて電圧指令値V を補正することにより、電圧歪みによる影響を相殺している。
図2において、dVは直流母線電流からW相電流を検出可能な所定時間に相当する線間電圧差であり、補正後のV は、V =V −dVという関係にある。また、tはU相電流の検出タイミング、tはW相電流の検出タイミングであり、ΔTは、上述した電圧歪みの影響を解消するための期間を示す。
これに対し、本発明の第1実施形態では、図3に示すように所定の相の電圧指令値を補正することとした。
図3は、第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。ここで、図1の第1,第2信号生成手段22に入力される元の電圧指令値V ,V ,V は、V >V >V ,(V −V )>dV>(V −V )という関係にある。すなわち、V とV との差が大きく、V とV とが接近している場合である。また、V +V +V =0であり、V>0>V>Vであるものとする。
図3におけるキャリアの前半周期では、(V −V )>dVであり、U相電流を検出するためのタイミングtが確保されているため、元の電圧指令値V ,V ,V を補正する必要はない。すなわち、第1,第2信号生成手段22は、第1信号として元の電圧指令値V ,V ,V をそのまま出力する。
また、キャリアの後半周期において、第1,第2信号生成手段22は、第2信号として、U相電圧指令値をV のままとし、V相電圧指令値を(V +V +dV)/2とし、W相電圧指令値を(V +V −dV)/2として出力する。これにより、W相電流を検出するためのタイミングtを確保することができる。
なお、第2信号のうちのV相電圧指令値である(V +V +dV)/2は、請求項1に記載するように、電圧指令値の中間値と最小値との差である(V −V )を所定値dVから減算した値の1/2、すなわち{dV−(V −V )}/2を、中間値であるV に加算した値に等しい。ここで、{dV−(V −V )}/2は、請求項1における第2の補正値に相当する。
また、第2信号のうちのW相電圧指令値である(V +V −dV)/2は、同じく請求項1に記載するように、第2の補正値である{dV−(V −V )}/2を、最小値であるV から減算した値に等しい。
元の電圧指令値V ,V ,V に基づいて上記第2信号を生成することにより、キャリアの後半周期におけるUV間、VW間、WU間の線間電圧は、それぞれ次のように変化する。
UV間:V−V → V−(V+V+dV)/2
VW間:V−V → dV
WU間:V−V → (V+V−d)/2−V
ここで、補正による電圧歪みの大きさを線間電圧変化量の2乗の和によって評価するものとすると、それぞれの線間電圧変化量の2乗の和は、次のようになる。
{V−(V+V+dV)/2}+{dV−(V−V)}+{(V+V−dV)/2−V=(3/2){dV−(V−V)}
電圧指令値を補正するのはキャリアの後半周期だけであるため、キャリア1周期当たりの電圧歪みの大きさの平均値は、(3/4){dV−(V−V)}となる。
一方、図2に示した従来技術のように、V ,V を固定し、かつV をV =V −dVと補正した後にキャリアと比較してPWM信号を生成した場合、UV間、UW間、WU間の線間電圧はそれぞれ次のように変化する。
UV間:V−V → V−V(変化なし)
VW間:V−V → dV
WU間:V−V → V−dV−V
この場合の補正による電圧歪みの大きさを線間電圧変化量の2乗の和によって評価すると、それぞれの線間電圧変化量の2乗の和は、次のようになる。
{dV−(V−V)}+{(V−dV)−V=2{dV−(V−V)}
従って、キャリアの一周期単位で補正した場合には、一周期当たりで2{dV−(V−V)}、キャリアの半周期単位で補正した場合でも一周期当たりで{dV−(V−V)}となる。
すなわち、図3の例によれば、従来技術よりも少ない線間電圧歪みのもとで直流母線電流、言い換えればU相及びW相の出力電流を検出することができる。
なお、図3の例では、キャリアの後半周期においてV とV との差が大きくなるため、相対的にV とV との差が前半周期よりも小さくなるが、前半周期ではV とV との差が大きいので、U相電流を検出するタイミングtを確保することができる。
また、図3から明らかなように、二相分の電流(例えばU相電流,W相電流)を検出するタイミングはキャリアの上昇時及び下降時の1回ずつでよい。このため、図1に示したように、直流母線電流を一つのAD変換手段26によってサンプリングする場合には、時間的な余裕が生まれるという利点もある。
図3において、キャリアの後半周期の補正による電圧歪みの影響は、次のキャリア周期であるΔTにおいて、前のキャリア周期で使用した補正値を各電圧指令値から減算すればよい。この電圧歪みの解消処理は、期間ΔTの前半周期・後半周期に平均して行ってもよいし、前半周期に集中して行ってもよい。
次に、図4は、元の電圧指令値V とV との差、及び、V とV との差が何れも小さく、補正なしでは一相分の電流も検出できない場合を示している。
この場合には、図1の第1,第2信号生成手段22が、キャリアの前半周期の第1信号として、V を大きくすると共にV を小さくしてV ,V 間に所定値dVを確保し、U相電流を検出するタイミングtを確保する。また、キャリアの後半周期の第2信号としては、図3と同様に、V ,V の第1信号に対しV を大きくし、V を小さくしてV ,V 間に所定値dVを確保し、W相電流を検出するタイミングtを確保する。
これにより、三相全ての線間電圧歪みを小さくしながら二相分の電流を検出することができる。
ここで、第1信号のうちのU相電圧指令値は(V +V +dV)/2であり、請求項1に記載するように、電圧指令値の最大値と中間値との差である(V −V )を所定値dVから減算した値の1/2、すなわち{dV−(V −V )}/2を、最大値であるV に加算した値に等しい。ここで、{dV−(V −V )}/2は、請求項1における第1の補正値に相当する。
また、第1信号のうちのV相電圧指令値は(V +V −dV)/2であり、同じく請求項1に記載するように、第1の補正値である{dV−(V −V )}/2を、中間値であるV から減算した値に等しい。
なお、第2信号のうちのV相電圧指令値及びW相電圧指令値については、図3における第2信号と同様に、所定値dVが確保できるようにそれぞれ補正すれば良い。
図4の例では、キャリアの前半周期及び後半周期の両方について電圧指令値を補正しているが、これらの補正による電圧歪みの影響は、図3と同様に、次のキャリア周期であるΔTにおいて、前のキャリア周期で使用した補正値を各電圧指令値から減算すればよい。
次いで、本発明の第2実施形態を、図5〜図7を参照しつつ説明する。まず、図5は、第2実施形態をインバータの主要部と共に示した構成図であり、図1と同一の機能を有する部分には同一の番号を付してある。
この第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、第1,第2信号生成手段22から出力される第1,第2信号を、必要に応じて第3,第4信号生成手段28によって更に補正し、この生成手段28から出力される第3,第4信号をPWM信号生成手段23及び電流検出トリガ発生手段25に入力している点である。なお、第3,第4信号生成手段28も請求項1における補正信号生成手段を構成し、第3,第4信号は同じく補正指令値に相当する。
図6は、第2実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。
図6における第1,第2信号は、図4の第1,第2信号と同一である。この第2実施形態では、第1,第2信号における各相の電圧指令値V ,V ,V の相互の差(相対関係)を維持したまま、第3,第4信号生成手段28がV ,V ,V の大きさを補正し、第3,第4信号として出力する。
図6では、キャリアの前半周期における第3信号は第1信号を補正せずにそのまま出力し、キャリアの後半周期における第4信号は第2信号のV ,V ,V 全てを補正しているが、V ,V ,V の相互の差は第2信号と変わりがない。
図6の例によれば、キャリアの前半周期及び後半周期で最大値の電圧指令値V と最小値の電圧指令値V との間に所定値dVより大きい同一の線間電圧が確保されるため、電圧利用率を向上させることができる。
なお、図7も、第2実施形態における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図であるが、元の電圧指令値V ,V ,V が互いに一層、接近している例である。
この場合、図5の第1,第2信号生成手段22は、キャリアの前半周期の第1信号として、V を大きくすると共にV を小さくしてV ,V 間に所定値dVを確保するが、結果として、図7に示すように、第1信号におけるV が元のV より小さくなる場合がある。同様にして、第1,第2信号生成手段22は、キャリアの後半周期の第2信号として、V を大きくすると共にV を小さくしてV ,V 間に所定値dVを確保するが、その結果、第2信号におけるV が元のV より大きくなる場合がある。
つまり、この場合の第1信号では、中間値であるべきV が最小値V を下回り、また、第2信号では、中間値であるべきV が最大値V を上回っているため、、このままでは目的とする相の電流を正しく検出することができない。
そこで、図5の第3,第4信号生成手段28は、第1信号のV を元のV に等しくしたものを第3信号とし、第2信号のV を元のV に等しくしたものを第4信号とする補正を行い、これらの第3信号,第4信号を補正指令値として出力する。
第3,第4信号生成手段28が上記の処理を行うことにより、図7に示すごとく、U相電流を検出するタイミングt、及び、W相電流を検出するタイミングtを適切に確保することができる。
なお、これらの処理は、請求項2,3に相当するものである。
次に、本発明及び従来技術におけるPWM信号の生成機能を、図8〜図12を参照しつつ、より詳細に説明する。
図8は無補正時の各相電圧指令値及びPWM信号を示した波形図であり、図9,図10,図11は、本発明の第1実施形態における補正前後の各相電圧指令値(第1,第2信号生成手段22の入出力信号)及びPWM信号を場合分けして示した波形図である。また、図12は、従来技術(例えば特許文献2)における補正前後の各相電圧指令値及びPWM信号を示す波形図である。
図9〜図12において、各図の(a),(b)は電圧指令値の補正前,補正後にそれぞれ対応しており、ΔVは第1の補正値、ΔVは第2の補正値である。前述したごとく、第1の補正値ΔVは、図4に関連して説明した{dV−(V −V )}/2に等しく、第2の補正値ΔVは、図3に関連して説明した{dV−(V −V )}/2に等しい。
また、図8〜図12において、T,Tはキャリア周期、T11,T21は前半周期、T12,T22は後半周期、V,V,Vは元の電圧指令値(便宜的に、「」(アスタリスク)を省略してある。以下、同じ。)、Vu1,Vv1,Vw1,Vu2,Vv2,Vw2,Vu3,Vv3,Vw3は半周期ごとの電圧指令値、A,B,A,B,A,Bは各線間電圧差に相当する期間、t,t,t,t,t,ts11,ts12,ts21,ts22はキャリアの頂点または各期間A,B,A,B内のタイミングである。
前後するが、図12は従来技術を示す波形図であり、前述した図2,図15に相当している。この従来技術では、W相電圧指令値VをVw1(=Vw2),Vw3と補正することにより、U相電流を検出するタイミングts11,ts22し、及び、W相電流を検出するタイミングts12,ts21を確保している。
しかし、前述したように、線間電圧変化量に起因する電圧歪みが本発明に比べて大きくなるという問題がある。
また、図8は、元の電圧指令値V,V,Vの相互の差が大きいため、補正しなくても期間A,B(A,B,A,B)内で電流の検出タイミングを確保できる場合である。この場合には、U相電流をタイミングts11,ts21にて検出し、W相電流をタイミングts12,ts22にて検出することができる。
図9は、元の電圧指令値V,V,VのうちV,Vの差が大きく、V,Vの差が小さい場合であって図3に相当する例であり、V相電圧指令値VをVv1(=V),Vv2,Vv3と補正し、W相電圧指令値VをVw1(=V),Vw2,Vw3と補正する。この場合には、U相電流をタイミングts11にて検出し、W相電流をタイミングts12にて検出することができる。
なお、タイミングts21,ts22では電流を検出しない。これらのタイミングts21,ts22が属するキャリア周期Tは、図3等における期間ΔTに相当しており、前のキャリア周期Tにおいて電圧指令値を変化させたことによる歪みの影響を解消する意義を持つ。
図10は、元の電圧指令値V,V,VのうちV,Vの差が小さく、V,Vの差が大きい場合であって、U相電圧指令値VをVu1,Vu2(=V),Vu3と補正し、V相電圧指令値VをVv1,Vv2(=V),Vv3と補正する例である。この場合にも、U相電流をタイミングts11にて検出し、W相電流をタイミングts12にて検出することができる。タイミングts21,ts22では、図9と同様に電流を検出しないこととする。
図11は、元の電圧指令値V,V,Vが全て、互いに接近している場合であって図6に一部相当する例であり、U相電圧指令値VをVu1,Vu2(=V),Vu3と補正し、V相電圧指令値VをVv1,Vv2,Vv3(=V)と補正し、かつ、W相電圧指令値VをVw1(=V),Vw2,Vw3と補正する例である。
この場合にも、U相電流をタイミングts11にて検出し、W相電流をタイミングts12にて検出することができる。なお、タイミングts21,ts22では、図9,図10と同様に電流を検出しないこととする。
以上説明したように、本発明によれば、元の電圧指令値の相互の差に応じて三角波キャリアの前半周期または後半周期における所定の相の電圧指令値を第1または第2の補正値によって補正することにより、目的とする相の出力電流を検出するための直流母線電流の検出タイミングを適切に確保することができる。
また、第1,第2の補正値を所定値に設定することにより、線間電圧の歪みを最小限に抑制することが可能になる。
u1,Qu2,Qv1,Qv2,Qw1,Qw2:半導体スイッチング素子
SR:電流検出器
10:直流電源
11,12:直流母線
13:三相ブリッジ回路
21:電流制御手段
22:第1,第2信号生成手段
23:PWM信号生成手段
24:増幅手段
25:電流検出トリガ発生手段
26:AD変換手段
27:相電流復元手段
28:第3,第4信号生成手段

Claims (3)

  1. 半導体スイッチング素子が三相ブリッジ接続されたインバータの制御装置であって、前記インバータの直流母線電流から推定した前記インバータの交流電流検出値を電流指令値に一致させるような三相電圧指令値を生成し、前記三相電圧指令値と三角波キャリアとを比較するPWM制御を行って前記スイッチング素子に対するPWM信号を生成する制御装置において、
    前記三角波キャリアの前半周期及び後半周期における元の三相電圧指令値を必要に応じて補正することにより、前記三角波キャリアと比較される補正指令値を生成する補正信号生成手段と、
    前記前半周期及び後半周期に検出した前記直流母線電流と前記スイッチング素子の状態とから所定の相の前記交流電流検出値を推定する電流検出手段と、
    を備え、
    前記補正信号生成手段は、
    第1のキャリア周期内の前半周期において前記三相電圧指令値のうちの最大値と中間値との差である第1の偏差が所定値より小さい場合には、
    前記所定値から前記第1の偏差を減算した値の1/2を第1の補正値として前記最大値に加算することにより前記最大値の相の前記前半周期における前記補正指令値を生成し、かつ、前記中間値から前記第1の補正値を減算することにより前記中間値の相の前記前半周期における前記補正指令値を生成し、
    前記第1のキャリア周期内の後半周期において前記三相電圧指令値のうちの中間値と最小値との差である第2の偏差が所定値より小さい場合には、
    前記所定値から前記第2の偏差を減算した値の1/2を第2の補正値として前記中間値に加算することにより前記中間値の相の前記後半周期における前記補正指令値を生成し、かつ、前記最小値から前記第2の補正値を減算することにより前記最小値の相の前記後半周期における前記補正指令値を生成すると共に、
    前記第1のキャリア周期に続く第2のキャリア周期では、前記第1の補正値及び前記第2の補正値を打ち消す値を用いて前記三相電圧指令値を補正することにより前記補正指令値を生成し、
    前記電流検出手段は、
    前記前半周期において前記三相電圧指令値のうち最大値である相の前記スイッチング素子がオンし、かつ前記三相電圧指令値のうち中間値である相の前記スイッチング素子がオフしている期間に前記直流母線電流を検出し、前記後半周期において前記三相電圧指令値のうち中間値である相の前記スイッチング素子がオンし、かつ前記三相電圧指令値のうち最小値である相の前記スイッチング素子がオフしている期間に前記直流母線電流を検出することを特徴とする、インバータの制御装置。
  2. 請求項1に記載したインバータの制御装置において、
    前記補正信号生成手段は、
    前記中間値に対応する相の前記前半周期の電圧指令値が前記三相電圧指令値のうちの元の最小値より小さくなった場合は、前記中間値に対応する相の前記前半周期の電圧指令値を、前記元の最小値に等しくして前記前半周期の補正指令値として生成することを特徴とする、インバータの制御装置。
  3. 請求項1に記載したインバータの制御装置において、
    前記補正信号生成手段は、
    前記中間値に対応する相の前記後半周期の電圧指令値が前記三相電圧指令値のうちの元の最大値より大きくなった場合は、前記中間値に対応する相の前記後半周期の電圧指令値を、前記元の最大値に等しくして前記後半周期の補正指令値として生成することを特徴とする、インバータの制御装置。
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