JP6326674B2 - パワードア開閉装置 - Google Patents
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Description
例えば車両を坂道等で停車させ、この状態でスライドドアを中間位置まで開閉した際に、スライドドアが自重により全閉または全開方向に移動してしまい、中間開閉位置に保持することができないという問題がある。
第1の発明は、モータと、前記モータの回転を減速して出力する減速機構と、前記減速機構より出力される回転力によりドアを開閉可能とする出力部材と、前記減速機構より出力される回転力を前記出力部材に伝達可能な回転力伝達経路に設けられ、前記出力部材に回転方向のブレーキ力を付与することにより、前記ドアを中間の開閉位置に保持可能とするブレーキ機構とを備え、前記減速機構は、前記モータの回転を漸次段階的に減速して前記出力部材に伝達可能な複数段の減速機構よりなり、前記モータに最も近い減速機構は、前記モータの回転軸に連結されたサンギヤ、前記サンギヤに噛合するプラネタリギヤ及び当該プラネタリギヤにより減速回転させられ、前記出力部材に駆動力を伝達可能なリングギヤを含む遊星歯車機構であり、前記ブレーキ機構は、前記リングギヤの側面と対向するとともに、前記リングギヤに対し回転不能な円板状のフリクションプレートと、前記フリクションプレートを前記リングギヤ方向に付勢することにより、当該リングギヤの側面に前記フリクションプレートを摩擦接触させる付勢手段とを有することを特徴としている。
また、パワードア開閉装置を、例えば車体の側面に設けられるスライドドアの開閉に適用した際には、中間位置まで開閉されたスライドドアを、ブレーキ機構の作用により、その中間開閉位置に停止して保持することができる。
図1は、本発明に係るパワードア開閉装置を備える車両を斜め後方から見た斜視図であり、車体1の後上部には、バックドア2が、左右1対のドアヒンジ3により上下方向に開閉可能に支持されている。バックドア2は、車体1の後部開口を閉塞する全閉位置(図1の実線で示す位置)と、後端部が跳ね上げられて後部開口を開放する全開位置(図1の2点鎖線で示す位置)とに開閉可能となっている。
トルクリミッタ機構72は、第1遊星歯車機構71からの回転力を出力する合成樹脂製の出力部材721と、出力部材721の回転力を第2遊星歯車機構73に出力する金属製の中間出力軸722と、中間出力軸722の右側部に相対回転不能に嵌着されるトレランスリング723とを備えている。中間出力軸722の左端部は、第2遊星歯車機構73に駆動力を伝達する後述の1段目サンギヤ731となっている。なお、中間出力軸722と1段目サンギヤ731とを別体とし、それらを相対回転不能に連結してもよい。
バックドア2が閉位置(または開位置)にあるとき、モータ5を作動させると、モータ5の回転軸53は正転(または逆転)し、回転軸53の回転は、第1遊星歯車機構71のサンギヤ712に入力されて、サンギヤ712と噛合するプラネタリギヤ713を介してリングギヤ714から減速されて出力される。なお、リングギヤ714が回転するのに伴って、その左側面に接触しているブレーキブッシュ173のフリクションプレート173bは摺動するので、リングギヤ714の回転が妨げられることはない。
(1)ブレーキ機構17の付勢手段を、ウェーブワッシャ172に代えて、図6の2点鎖線で示すような皿ばね174とする。皿ばね174とした際にも、ブレーキ機構17の軸方向の寸法を小としうる。また、圧縮コイルばね等の付勢手段を用いることもできる。
(2)トルクリミッタ機構72を省略する。この際には、出力部材721と一体をなす1段目サンギヤ731を、リングギヤ714の小径筒部714bに相対回転不能に接続する。
(3)第2遊星歯車機構73を省略し、第1遊星歯車機構71のみの減速機構とする。この際には、中間出力軸722を左方に延長させて、この中間出力軸722をドアを開閉する出力部材とする。また、トルクリミッタ機構72も省略したときには、出力部材721を左方に延長させて、この出力部材721の側端部に出力軸6を連結するか、出力部材721自体をドアを開閉する出力軸とする。
(4)2段の第2遊星歯車機構73を、1段の遊星歯車機構とする。
(5)減速機構を、第1、第2遊星歯車機構に代えて、サイクロイド減速機構に変更する。
(6)ブレーキ機構17を、出力軸6と第2遊星歯車機構73との間に設ける。この際、例えば第2遊星歯車機構73を、第1遊星歯車機構71と同様に、減速回転するリングギヤを有するものとする。
(7)本発明に係るパワードア開閉装置4を、バックドア2に代えて、車体の側面に開閉可能に支持されるスライドドアやスイングドアの開閉に適用する。この際にも、ブレーキ機構17の作用により、中間位置まで開いたスライドドアやスイングドアを、その位置に保持することができる。
3 ドアヒンジ 4 パワードア開閉装置
5 モータ 6 出力軸(出力部材)
7 伝達機構 8、9 ギヤケース
10、11 ブラケット 12 ボルト
13 磁気回転センサ 14 中間ケース
15 センサ基板 16 センサカバー
17 ブレーキ機構 18 ボルト
19 駆動アーム 21 ガススプリング
51 モータケース 52 回転子
53 回転軸 71 第1遊星歯車機構(減速機構)
72 トルクリミッタ機構 73 第2遊星歯車機構(減速機構)
91 第1ケース 92 第2ケース
92a 側板 92b 円筒軸
141 凹部 171 ばね受け部材
171a 凹溝 172 ウェーブワッシャ(付勢手段)
173 ブレーキブッシュ 173a 円筒部
173b フリクションプレート 173c 突条
174 皿ばね(付勢手段) 191 球状ジョイント部
192 ロッド 711 プラネタリキャリア
711a 中心孔 712 サンギヤ
713 プラネタリギヤ 713a 大径歯車
713b 小径歯車 714 リングギヤ
714a 内歯車 714b 小径筒部
714c 内歯車 715 支持軸
721 出力部材 721a 出力ギヤ部
721b 軸孔 721c 小径部
722 中間出力軸(出力部材) 723 トレランスリング
723a 摩擦突起 724 カラー
731 1段目サンギヤ 732 1段目プラネタリギヤ
733 軸 734 1段目プラネタリキャリア
735 リングギヤ 735a 内歯車
736 2段目サンギヤ 737 2段目プラネタリギヤ
738 軸 739 2段目プラネタリキャリア
739a 円筒軸
Claims (6)
- モータと、
前記モータの回転を減速して出力する減速機構と、
前記減速機構より出力される回転力によりドアを開閉可能とする出力部材と、
前記減速機構より出力される回転力を前記出力部材に伝達可能な回転力伝達経路に設けられ、前記出力部材に回転方向のブレーキ力を付与することにより、前記ドアを中間の開閉位置に保持可能とするブレーキ機構とを備え、
前記減速機構は、前記モータの回転を漸次段階的に減速して前記出力部材に伝達可能な複数段の減速機構よりなり、
前記モータに最も近い減速機構は、前記モータの回転軸に連結されたサンギヤ、前記サンギヤに噛合するプラネタリギヤ及び当該プラネタリギヤにより減速回転させられ、前記出力部材に駆動力を伝達可能なリングギヤを含む遊星歯車機構であり、
前記ブレーキ機構は、前記リングギヤの側面と対向するとともに、前記リングギヤに対し回転不能な円板状のフリクションプレートと、前記フリクションプレートを前記リングギヤ方向に付勢することにより、当該リングギヤの側面に前記フリクションプレートを摩擦接触させる付勢手段とを有することを特徴とするパワードア開閉装置。 - モータと、
前記モータの回転を減速して出力する減速機構と、
前記減速機構より出力される回転力によりドアを開閉可能とする出力部材と、
前記減速機構より出力される回転力を前記出力部材に伝達可能な回転力伝達経路に設けられ、前記出力部材に回転方向のブレーキ力を付与することにより、前記ドアを中間の開閉位置に保持可能とするブレーキ機構とを備え、
前記ブレーキ機構は、前記減速機構に対し回転不能な円板状のフリクションプレートと、前記フリクションプレートを前記減速機構に向けて付勢することにより、前記減速機構に前記フリクションプレートを摩擦接触させる付勢手段とを有することを特徴とするパワードア開閉装置。 - 前記減速機構は、前記モータの回転を漸次段階的に減速して前記出力部材に伝達可能な複数段の減速機構よりなり、これら複数段の減速機構のうち、前記モータに最も近い減速機構より出力される回転力を後段の減速機構に伝達可能な回転力伝達経路に、前記ブレーキ機構を設けたことを特徴とする請求項2に記載のパワードア開閉装置。
- 前記モータに最も近い減速機構は、前記モータの回転軸に連結されたサンギヤ、前記サンギヤに噛合するプラネタリギヤ及び当該プラネタリギヤにより減速回転させられ、前記出力部材に駆動力を伝達可能なリングギヤを含む遊星歯車機構であり、
前記ブレーキ機構の前記フリクションプレートは、前記リングギヤの側面と対向するとともに、前記付勢手段によって前記リングギヤに向けて付勢されることにより、前記リングギヤの側面に摩擦接触することを特徴とする請求項3に記載のパワードア開閉装置。 - 前記付勢手段を、前記フリクションプレートと当該フリクションプレートと対向する不動のばね受け部材との間に設けたウェーブワッシャとしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワードア開閉装置。
- 前記付勢手段を、前記フリクションプレートと当該フリクションプレートと対向する不動のばね受け部材との間に設けた皿ばねとしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワードア開閉装置。
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