JP2021088830A - 車両用スイングドアの電気式開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイングドアの施錠機構の構造を、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能とし、電流センサーにより電動モータの異常を電流変化で検出し、開閉動作中にスイングドアに障害物が接触するとスイングドアを急停止することができ、スイングドアが全閉位置にあるとき電動モータの駆動力によりドアを車体のドアパッキンに押し続ける必要が無く、スイングドアをロックすることが可能な車両用スイングドアの電気式開閉装置を提供することを目的とする。【解決手段】車両用スイングドアの電気式開閉装置において、スイングドアの開閉駆動用の電動モータと、モータ軸に篏合しモータ軸の回転を任意に制動、拘束可能な電磁ブレーキと、モータ軸に篏合する回転軸に取り付けられるアームと、アームに取り付けられるスイングドアと、を備え、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能にしたことを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用スイングドアの電気式開閉装置に関する。
従来の車両用スイングドアの開閉装置として、圧縮空気を駆動源としたエアシリンダーが使用されていた。従来の車両用スイングドアの空気式開閉装置について、図2を参照しながら説明する。
車両用スイングドアの空気式開閉装置は、エアシリンダー30のピストン軸31の往復運動をピストン軸31に連結されたボールネジ軸32とボールネジスリーブ33により回転運動に変換し、ボールねじスリーブ33を備えた回転軸34に取り付けているアーム35を介して接続されているスイングドア36を開閉している。
特許文献1: 特開2001-165334号公報
従来の車両用スイングドアの空気式開閉装置は、エアシリンダー30のピストン軸31は任意の位置で停止させることができないため、スイングドア36を任意の位置で施錠することができなかった。そのため、開閉動作中にスイングドアに障害物が接触した場合に動作を停止させるため、エアシリンダー30のエア配管38の途中に圧力スイッチ37を配設して空気圧変化を検出し、電磁弁40を作動させるが、エアシリンダー30の応答性が悪いため急停止をすることができなかった。
スイングドア36が全閉位置となる位置でスイングドアをロックさせるためには、エアシリンダー30に圧縮空気を供給してドアを車体のドアパッキン38に押し付け続けることが必要で、エアシリンダー30又はエア配管39から圧縮空気の漏気が発生すると、圧縮空気の圧力が低下してシリンダー推力が低下してスイングドアのロックが解錠されてしまう問題があった。
本発明は、従来技術の問題点を解決するため、スイングドアの施錠機構の構造を、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能とし、電流センサーにより電動モータの異常を電流変化で検出し、開閉動作中にスイングドアに障害物が接触するとスイングドアを急停止することができ、スイングドアが全閉位置にあるとき電動モータの駆動力によりスイングドアを車体のドアパッキンに押し続ける必要が無く、スイングドアをロックすることが可能な車両用スイングドアの電気式開閉装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用スイングドアの電気式開閉装置は、車両用スイングドアの電気式開閉装置において、スイングドアの開閉駆動用の電動モータと、モータ軸に篏合しモータ軸の回転を任意に制動、拘束可能な電磁ブレーキと、モータ軸に篏合する回転軸に取り付けられるアームと、アームに取り付けられるスイングドアと、を備え、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能にしたことを特徴とする。
また、本発明の車両用スイングドアの電気式開閉装置は、電動モータの異常状態を電流変化で検出する電流センサーを備え、スイングドアの開閉動作中に障害物との接触を検知し、検知信号に基づき制御装置によりスイングドアの開閉動作を急停止することを可能としたことを特徴とする。
また、本発明の車両用スイングドアの電気式開閉装置は、スイングドアの全閉位置で電磁ブレーキがモータ軸の回転を拘束することで施錠し、電磁ブレーキを無励磁型のものとし、スイングドアの全閉位置で電源が消失しても施錠状態を維持することを可能にしたことを特徴とする。
スイングドアの開閉駆動用の電動モータと、モータ軸に篏合しモータ軸の回転を任意に制動、拘束可能な電磁ブレーキと、モータ軸に篏合する回転軸に取り付けられるアームと、アームに取り付けられるスイングドアと、を備えることで、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することが可能になる。
電動モータの異常状態を電流変化で検出する電流センサーを備え、スイングドアの開閉動作中に障害物との接触を検知し、検知信号に基づき制御装置によりスイングドアの開閉動作を急停止することを可能とし、制御装置を作動する検出電流の大きさを調整することにより、障害物検知の感度を調整することが可能となる。
スイングドアの全閉位置で電磁ブレーキがモータ軸の回転を拘束することで施錠し、電磁ブレーキを無励磁型のものとし、スイングドアの全閉位置で電源が消失しても施錠状態を維持することを可能になる。
電動モータの異常状態を電流変化で検出する電流センサーを備え、スイングドアの開閉動作中に障害物との接触を検知し、検知信号に基づき制御装置によりスイングドアの開閉動作を急停止することを可能とし、制御装置を作動する検出電流の大きさを調整することにより、障害物検知の感度を調整することが可能となる。
スイングドアの全閉位置で電磁ブレーキがモータ軸の回転を拘束することで施錠し、電磁ブレーキを無励磁型のものとし、スイングドアの全閉位置で電源が消失しても施錠状態を維持することを可能になる。
本発明の車両用スイングドアの電気式開閉装置の実施の形態を図1により説明する。
スイングドア1がアーム2に接続されている。アーム2は、回転軸3に接続される。回転軸3に備えたスプラインスリーブ4は、電動モータ5のモータ軸6に篏合し、電動モータ5の正逆回転力が伝達され、アーム2を介してスイングドア1を開閉する。スイングドア1を全閉させる方向に電動モータ5を回転すると、スイングドア1が車体に設けたドアパッキン7を圧縮して全閉状態にする。
モータ軸6の下端は、電動モータ5に配設された電磁ブレーキ8がブレーキハブ9を介して接続されている。ブレーキハブ9は、電磁ブレーキ8が無加圧状態では、ブレーキディスク10に挟み込まれて摩擦力により保持されているため、回転が制動され、電磁ブレーキ8が印加されるとブレーキディスク10との間に隙間が生じるため回転が可能となる。
スイングドア1の開閉動作は、制御装置11からの電磁ブレーキ配線12により電磁ブレーキ6が印加され、ブレーキハブ9とブレーキディスク10との間に隙間が生じるため、モータ軸6は回転が可能になる。
次に、制御装置11からのモータ配線13により電動モータ5が印加されると、モータ軸6が回転し、モータ軸6に篏合する回転軸3に取り付けられたアーム2を介して接続されたスイングドア1が開閉する。
スイングドア1が任意の位置にあるとき、電磁ブレーキ8を無加圧状態にすると、ブレーキハブ9がブレーキディスク10に挟み込まれて制動されるため、モータ軸6が回転できなくなり、スイングドア1を施錠することができる。
スイングドア1の開閉動作中に障害物に接触すると、スイングドア1に接続されたアーム2を介して回転軸3に篏合されているモータ軸6の回転負荷が増大するため、モータ配線13に流れる電流が増大する。
制御装置11からのモータ配線13に電流センサー14を配設すると、電動モータ5の異常を電流変化で検出することが可能となり、電流センサー14の検知信号を制御装置11に入力することにより、制御装置11からの電磁ブレーキ配線12により電磁ブレーキ8を無加圧状態にすると、電動モータ5を制動させることができ、その結果スイングドア1の開閉動作を急停止することができる。
制御装置11による電磁ブレーキ8を作動する電流センサー14からの電流の大きさを調整することにより、障害物検知の感度を調整することが可能となる。
スイングドア1が全閉となる位置にあるとき、スイングドア1が車体に設けたドアパッキン7を圧縮していると、ドアパッキン7の反発力にスイングドア1を開く方向に動こうとするが、制御装置11からの電磁ブレーキ配線12により電磁ブレーキ8を無加圧状態にすると、ブレーキハブ9がブレーキディスク10に挟み込まれて制動されるため、モータ軸6が回転できなくなり、モータ軸6と篏合する回転軸3に取り付けられたアーム2を介して接続されたスイングドア1を施錠することができる。
また、無励磁作動型の電磁ブレーキ8を使用することにより、制御装置11の電源または電磁ブレーキ8の電源が消失した場合でも、スイングドア1の施錠状態を維持することが可能となる。
本発明の車両用スイングドアの電気式開閉装置によれば、スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能とし、スイングドアの開閉動作中に障害物との接触を検知し、検知信号に基づき制御装置によりスイングドアの開閉動作を急停止することを可能とし、スイングドアの全閉位置で電源が消失しても施錠状態を維持することを可能になる。
1:スイングドア、2:アーム、3:回転軸、4:スプラインスリーブ、5:電動モータ、6:モータ軸、7:ドアパッキン、8:電磁ブレーキ、9:ブレーキハブ、10:ブレーキディスク、11:制御装置、12:電磁ブレーキ配線、13:モータ配線、14:電流センサー、30:エアシリンダー、31:ピストン軸、32:ボールネジ軸、33:ボールネジスリーブ34:回転軸、35:アーム、36:スイングドア、37:圧力スイッチ、38:ドアパッキン、39:エア配管、40:電磁弁
Claims (3)
- 車両用スイングドアの電気式開閉装置において、
スイングドアの開閉駆動用の電動モータと、
モータ軸に篏合しモータ軸の回転を任意に制動、拘束可能な電磁ブレーキと、
モータ軸に篏合する回転軸に取り付けられるアームと、
アームに取り付けられるスイングドアと、
を備え、
スイングドアを任意の位置で施錠、解錠することを可能にしたことを特徴とする車両用スイングドアの電気式開閉装置。 - 電動モータの異常状態を電流変化で検出する電流センサーを備え、スイングドアの開閉動作中に障害物との接触を検知し、検知信号に基づき制御装置によりスイングドアの開閉動作を急停止することを可能としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用スイングドアの電気式開閉装置。
- スイングドアの全閉位置で電磁ブレーキがモータ軸の回転を拘束することで施錠し、電磁ブレーキを無励磁型のものとし、スイングドアの全閉位置で電源が消失しても施錠状態を維持することを可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用スイングドアの電気式開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019218448A JP2021088830A (ja) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | 車両用スイングドアの電気式開閉装置 |
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Publications (1)
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JP2019218448A Pending JP2021088830A (ja) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | 車両用スイングドアの電気式開閉装置 |
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2019
- 2019-12-03 JP JP2019218448A patent/JP2021088830A/ja active Pending
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