JP6326041B2 - 二酸化炭素の精製された多相のプロセスツールへのデリバリーシステム - Google Patents

二酸化炭素の精製された多相のプロセスツールへのデリバリーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6326041B2
JP6326041B2 JP2015507081A JP2015507081A JP6326041B2 JP 6326041 B2 JP6326041 B2 JP 6326041B2 JP 2015507081 A JP2015507081 A JP 2015507081A JP 2015507081 A JP2015507081 A JP 2015507081A JP 6326041 B2 JP6326041 B2 JP 6326041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon dioxide
chamber
pressure
supercritical
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015507081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015515147A (ja
Inventor
バナージー、スーヴィク
ゲリステッド、ウィリアム、アール.
Original Assignee
プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド filed Critical プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド
Publication of JP2015515147A publication Critical patent/JP2015515147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6326041B2 publication Critical patent/JP6326041B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0021Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by liquid gases or supercritical fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/08Cleaning involving contact with liquid the liquid having chemical or dissolving effect
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02101Cleaning only involving supercritical fluids
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67051Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing using mainly spraying means, e.g. nozzles

Description

本発明の分野
本発明は、基板表面から汚染物質を除去するための新規なプロセスシーケンスに基づく二酸化炭素供給システム及び方法に関する。特に、当該プロセスは、超臨界二酸化炭素を含む異なる二酸化炭素相の組合せをプロセスチャンバー中に導入して、基板上に形成された装置の特徴(形状特質部)を損なう(損傷する)ことなしに副生物の汚染物質を除去するために設計された特定のクリーニングシーケンスを形成することを、包含する。
本発明の背景
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)製造業者は、例えば円筒形コンデンサなどの、高アスペクト比(AR)スタックマイクロ電子デバイスの特徴を持つ装置スケールを研究及び開発し続けている。国際半導体技術ロードマップ(ITRS)は、32nmノード以下で例えば50:1よりも大きいARが、次世代コンデンサ用に十分なキャパシタンスを維持するために要求されるであろう、と示した。マイクロ電子デバイスの特徴のそのようなARは、集積回路のメモリー密度及びプロセシングスピードのこれまでに増加している必要性に合致するために増加し続けている。
高ARミクロ電子工学の特徴の製造は、例えば、材料をパターニング、エッチング及び沈着して装置の特徴を製造するなどのいくつかのプロセシング工程を含み得る。導電性の特徴は、その後にエッチング溶液によって除去される犠牲層内に形成され得る。エッチング溶液及び副生物は、脱イオン水及び/又は有機溶媒で典型的にすすぎ洗いされそして乾燥される。しかし、当該導電性の特徴は、脱イオン水及び有機溶媒の表面張力の効力で、エッチング、クリーニング及び乾燥中に崩壊する傾向がある。そのような特徴崩壊の発生は、ますます頻繁で問題になってきている。なぜなら、構造の幅寸法が減少し続け、そしてそれらのARが増加し続けているからである。
特徴崩壊を低減する1つの方法は、そのような特徴(形状特質部)のエッチング、クリーニング、及び乾燥用溶媒としての超臨界二酸化炭素の使用である。超臨界二酸化炭素は、いかなる表面張力も有しない。結果として、装置構造は、超臨界二酸化炭素と接触した時に崩壊しないであろう。それにもかかわらず、超臨界二酸化炭素の使用で欠点が存在する。たとえば、超臨界二酸化炭素の形成中に、液体二酸化炭素が1072psi及び31℃の超臨界相に少なくとも加圧され及び加熱され、その時の間に、不揮発性有機残査(NVOR’s)及び金属などの液体二酸化炭素中に含有される不純物が、超臨界二酸化炭素中に溶解し得る。これらの不純物は、プロセスの終わりにウェーハ表面上に粒子状欠陥として自分自身を明示する。正味の効果は、ミクロ電子工学の特徴が使用できないことである。当該問題に妥協するために、超臨界二酸化炭素でのエッチング中に発生するエッチング副生物は、超臨界二酸化炭素中の比較的低溶解度を有する傾向があり、そして、結果として、ウェーハ表面上に沈殿する傾向があるであろう。場合によっては、エッチング副生物の沈殿は、得られるマイクロ電子デバイスの機能性を逆に変更するかもしれない。結果として、沈殿剤材料は、湿式のすすぎ洗いによって除去される必要がある。しかし、言及したように、高AR装置構造を有する湿式のすすぎ洗いプロセスを利用することは、溶媒の表面張力の効力で特徴崩壊を引き起こす傾向がある。
従って、基板のエッチング、クリーニング及び乾燥中に残留副生物を取り除く必要が有利であろう。
本発明の概要
本発明は、一部、基板、特に半導体ウェーハから汚染物質を除去するための二酸化炭素供給方法及びシステムに関する。様々の二酸化炭素相の組合せをデリバーするためのタイミング及びシーケンスは、そのようなデリバリー用のプロセシング条件と一緒に、基板表面から汚染物質を除去し、半導体プロセシング用途に特に有利な改善された基板処理プロセスになる能力に影響することが発見された。
超臨界二酸化炭素での半導体基板のプロセシング中に、二酸化炭素の他の相が、基板表面からの汚染物質の除去を促進し及び向上させ得ることが、発見された。超臨界二酸化炭素を含む二酸化炭素相の組合せのプロセスチャンバー中への導入は、副生物汚染物質を除去する一方で高ARマイクロ電子デバイスの構造的な完全性を維持するように設計された特定のクリーニングシーケンスを形成する。当該二酸化炭素供給方法及びシステムは、特徴を損なうことなしに革新的により小さい装置の特徴から汚染物質を除去することが可能である。当該プロセスは、例えば、円筒型のDRAMコンデンサ又は浅いトレンチ分離などの高アスペクト比(AR)スタックマイクロ電子デバイスの特徴内の汚染物質を除去するのに役に立つ。
本発明の1つの側面は、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の超臨界及び非超臨界相をデリバーする方法を提供する。当該方法は、以下の工程を含む:
超臨界相の共溶媒として公知の共溶媒添加剤と混合された二酸化炭素を含む溶媒流体を、基板を含有するチャンバー中に導入する工程;
基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、超臨界相の、その中に溶解した追加の共溶媒を場合により含むか又は含まない、フレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制する工程;
続いて、チャンバー中に、液体相の二酸化炭素を導入する工程;及び
当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該クリーニングシーケンス後に当該基板表面上に残っているかもしれない追加の共溶媒、いかなる共溶媒及び汚染物質を除去する工程。
本発明の他の側面は、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の異なる相をデリバーする方法を提供する。当該方法は、以下の工程を含む:
純気相の二酸化炭素を導入して、チャンバーを、飽和蒸気圧未満の第1の圧力に加圧する工程;
当該純気相を除去しそして続いて超臨界相の二酸化炭素を導入して、チャンバー圧力を、第1の圧力から、第1の圧力よりも高い第2の圧力に増加させる工程;
基板を含有するチャンバー中に、共溶媒と混合した超臨界相の二酸化炭素を含む当該第2の圧力の溶媒流体を導入する工程;
基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、当該共溶媒のない超臨界相のフレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制する工程;
続いて、チャンバー中に、液体相の純粋な二酸化炭素を導入する工程;及び
当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該基板表面上に残留して残っているいかなる共溶媒及び汚染物質を除去する工程。
本発明の他の側面は、多相の二酸化炭素を下流のチャンバーに精製し及びデリバーするための供給システムを提供する。当該供給システムは、以下を含む:
精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第1のアキュムレータであって、飽和液体相二酸化炭素及び飽和気相二酸化炭素を含む第1のアキュムレータ;
精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第2のアキュムレータであって、超臨界相二酸化炭素を含む第2のアキュムレータ;
粗二酸化炭素を含有するバルクタンクから精製二酸化炭素を製造するための、第1の及び第2のアキュムレータの上流に配置された精製ユニット;及び
第1の脚、第2の脚、第3の脚、第1の調節弁、第2の調節弁及び第3の調節弁を有し、第1の及び第2のアキュムレータの出口に配置されたフローネットワーク。
有利には、当該二酸化炭素供給システムは、市販のシステムコンポーネントを利用して構成することができ、こうして、当該システムの全体のアセンブリ及びそれらの使用方法を可能にし及び簡素化できる。プロセスツールへの精製二酸化炭素デリバリーの側面は、標準の技術又は装置を使用して実施できる。
図面の簡単な記述
本発明の目的及び利点は、添付の図面に関連してそれらの好ましい形態の以下の詳細な記述から、より理解されるであろう。
図1は、本発明の原理を組込む二酸化炭素を貯蔵及び供給するためのプロセスの部分概略図を例証する。
図2は、本発明の原理を組込むウェーハをクリーニングするための二酸化炭素の特定の相を選択的に利用する第1のプロセスシーケンスを例証する。
図3は、本発明の原理を組込むウェーハをクリーニングするための二酸化炭素の特定の相を選択的に利用する第2のプロセスシーケンスを例証する。
図4は、本発明の原理を組込むウェーハをクリーニングするための二酸化炭素の特定の相を選択的に利用する第3のプロセスシーケンスを例証する。
図5は、本発明の原理を組込む二酸化炭素精製及び供給システムの他の形態を例証する。
図6は、20℃から超臨界温度の31.1℃の流体温度の関数としての蒸気圧を示す。
本発明の詳細な記述
部品の組合せ及び構成の様々な詳細を含む本発明の上記及び他の特徴及び他の利点は、ここで、添付の図面に関連してより特に記載され、特許請求の範囲に記載される。本発明を具体化する特別の二酸化炭素供給システム及びデリバリー方法は、本発明の限定としてではなく例証する目的で示されていることは、理解されよう。本発明の原理及び特徴は、本発明の範囲から離れることなしに、様々の及び多数の形態で用いることができる。
ここで及び特許請求の範囲で使用する時、すべての濃度は、容量又はモルパーセンテージとして表現される。ここで及び特許請求の範囲で使用する時、用語「汚染物質」は、固体粒子、不揮発性残査(「NVR」)、及び不揮発性有機残査(「NVOR」)、金属及び、様々なマイクロ電子デバイスの特徴のクリーニング、エッチング及びすすぎ洗いの結果として製造されるいかなる他の副生物、及びいかなる残留共溶媒を言う。不均一の汚染物質としても公知の固体粒子は、所定の圧力及び温度で二酸化炭素に不溶なプロセスから発生したいかなる汚染物質及び二酸化炭素用途で機械的に使用されることによって落とされた金属の小さな(例えば、微視的な)断片を典型的に言う。一般に、固体汚染物質は、高圧又は亜臨界二酸化炭素中に溶解しない。NVRは、室内温度及び圧力で二酸化炭素の次の昇華又は蒸発でも残る汚染物質のその部分を言う。このNVRの一部は、上記のプロセシング中に金属表面から落とされたかもしれないような、固体粒子から典型的に成るであろう。NVRの別の部分は、いくらかの圧力及び温度で二酸化炭素中に可溶なNVRのその部分であるNVORから典型的に成る。その例は、例えばプロセスの終わりにチャンバー圧力の降下中に、他の圧力及び温度条件では沈殿可能だがある条件下では二酸化炭素中に可溶な粒子状物質、含ハロゲン炭素化合物、及び脂肪族炭化水素基重油を含む。NVORの源は、弁座材料及びガスケットなどのチャンバーコンポーネントから来ることがあるか又は元の二酸化炭素中に一般に見つかりそして液体二酸化炭素中にいくらかの溶解度を有するエラストマー材料及びコンプレッサー油を含む。クリーニング分配システムでは、存在する当該NVRの大部分は、一般にNVORの形である。
図1は、本発明の原理に従った例示の二酸化炭素精製及び供給システム100を示す。精製及び供給システム100は、装置製造業者の製造設備の副製造エリアに配置できるように、典型的なガスキャビネットに匹敵する小さいフットプリントを有することができる。当該システム100は、多相の精製二酸化炭素を下流のプロセスチャンバー111にデリバリーするために設計される。様々の相の精製二酸化炭素が、アキュムレータ101及び102に貯蔵される。特に、貯蔵二酸化炭素104は、第1のアキュムレータ101中で飽和液体及び飽和蒸気二酸化炭素として貯蔵される。超臨界二酸化炭素105は、第2のアキュムレータ102中に貯蔵される。説明されるように、飽和液体及び蒸気二酸化炭素の各々の相は、第1のアキュムレータ101から除去でき、そして、超臨界二酸化炭素105は、特定のやり方で、第2のアキュムレータ102から除去でき、そして、基板110から汚染物質を除去するためにプロセスチャンバー111中に送られる。
第1のアキュムレータ101からの精製飽和液体又は蒸気二酸化炭素104のデリバリー、及び、第2のアキュムレータ102からの精製超臨界二酸化炭素105のデリバリーは、第1の及び第2のアキュムレータ101及び102を、中に基板110を含有するプロセスチャンバー111に結合するフローネットワーク185により可能となる。フローネットワーク185は、第1の及び第2のアキュムレータ101及び102の出口に配置される。当該ネットワーク185は、第1の脚106、第2の脚107及び第3の脚108、第1の調節弁109、第2の調節弁113及び第3の調節弁112を含む。
図1は、バルクタンク130中に貯蔵された粗二酸化炭素170を精製する例示の精製プロセスを示す。当該精製ユニットは、冷却機134及び136、場合によるポンプ135、ヒーター131、カトックス反応器132及び粒子フィルター133から成る。粗二酸化炭素170は、周囲温度で約300psig〜約800psigの範囲の圧力で液体相としてバルクタンク130中に貯蔵できる。この例の粗二酸化炭素170は、純度99.9%を有する。他の純度レベルの粗二酸化炭素170が考慮されることは理解されるべきである。当該精製ユニットは、バルクタンク130からの粗二酸化炭素170を、<1ppbの金属及び<50ppbのNVORを持つ99.999%に精製できる。精製された二酸化炭素は、その後、基板110から汚染物質を除去するためにプロセスツール111にデリバーする前に一時貯蔵用に第1のアキュムレータ101及び第2のアキュムレータ102にデリバーする。各アキュムレータ101及び102の圧力及び温度管理は、アキュムレータ101中の貯蔵二酸化炭素104がそれらの所望の相に維持されるのを可能にする。第1のアキュムレータ101の温度及び圧力は、貯蔵二酸化炭素104がその飽和蒸気と平衡にある飽和液体として共存するのを可能にするように管理される。1つの例では、アキュムレータ101の温度は、約21℃〜約30℃の間の範囲であり、その中の気相二酸化炭素によって与えられる蒸気圧と同等の圧力を持つ。気相二酸化炭素によって与えられる蒸気圧曲線600が図6に示される。第2のアキュムレータ102の温度及び圧力は、貯蔵二酸化炭素104が超臨界相に存在するのを可能にするように好ましくは管理される。1つの例では、超臨界相の二酸化炭素は、31.1℃以上の温度及び1072psigよりも大きい圧力によって定義される。
図1は、バルクタンク130内に貯蔵された粗二酸化炭素170を精製するための1つの可能な技術を示す。二酸化炭素170は、その流体圧力を上げるためにバルクタンク130からヒーター131を通って流れる。ヒーター131は、液体二酸化炭素温度を液体CO2温度から約400℃に上げることができ、それによって、液体二酸化炭素を気相二酸化炭素を転化できる。ヒーター131を出る二酸化炭素の上昇した圧力は、図6に示す二酸化炭素の蒸気圧曲線600に従って、ヒーター131による二酸化炭素の加熱温度に対応する蒸気圧である。場合によりポンプ135を用いることによって、蒸気圧よりも高い圧力を発生させてもよい。しかし、カトックス132を出る気相二酸化炭素中への汚染物質の導入を避けるために、好ましくは、ポンプは使用されない。
気相二酸化炭素がヒーター131を通って流れた後に、それは、約175℃〜約400℃の範囲の温度でカトックス反応器132に入ってもよい。カトックス反応器132は、貴金属及び/又は非貴金属などの適切な触媒を含む。二酸化炭素中にNVOR’sを形成する炭化水素分子は、熱及び当該触媒の存在下に反応器中でOと反応して二酸化炭素及び水を形成する。カトックス反応器132は、湿気の存在下に二酸化炭素中の含ハロゲン炭素化合物を分解するのにも役立つ。カトックス反応器132を用いることによって二酸化炭素から汚染物質を除去するための詳細は、その全体を参照としてここに組み込む米国特許第6,962,629に開示されている。
当該精製された二酸化炭素蒸気は、カトックス反応器132中で加熱され、そしてその後、粒子フィルター133(例えば、0.003μm孔径)を通って流れ、カトックス反応器132中で酸化されなかったいかなる無機及び金属粒子状物質を除去する。当該精製された二酸化炭素蒸気は、粒子フィルター133を出た後、冷却機又は熱交換器134を通って流れ、所定の温度が低減する。1つの形態では、熱交換器134は、2つのコイル管熱交換器を含むものが用いられる。当該冷却は、当該熱交換器管の外のコイル中に流れる冷水の使用を通してこれらの熱交換器134中で供給できる。
当該二酸化炭素は、冷却され、凝縮され、そして、プロセスツール111へのその後のデリバリーのために、熱交換器134の出口から2つのアキュムレータ101又は102の1つの中に十分な圧力で流れる。超臨界二酸化炭素105は、要求に応じてアキュムレータ102を加圧及び加熱することによって対応するアキュムレータ102中で実現可能である。所定の温度での必要なより高い圧力を発生させて第2のアキュムレータ102中の超臨界二酸化炭素を達成するために、ポンプ135を使用できる。貯蔵超臨界二酸化炭素相105の圧力及び温度の独立の管理は、いろいろな異なるプロセシング条件のプロセス柔軟性をユーザーに持たせることが可能である。例えば、半導体用途での異なるウェーハクリーニングプロセスは、その圧力及び温度によって調子を合わせることができる、超臨界二酸化炭素の異なる密度を要求してもよい。1つのバッチのウェーハは、3000psig及び35Cで二酸化炭素の超臨界相でのプロセシングを要求してもよいし、その一方で、他のバッチは、1500psig及び35Cで二酸化炭素の超臨界相を要求してもよい。
貯蔵二酸化炭素104は、アキュムレータ102から独立のアキュムレータ101を加熱することによってアキュムレータ101中に維持及び貯蔵できる、飽和気−液二酸化炭素(例えば、二酸化炭素の亜臨界相)から成る。液体/蒸気アキュムレータ101中の二酸化炭素流体は、図6に示すように、二酸化炭素の蒸気圧曲線600に対応するその温度でその蒸気圧と平衡であろう。アキュムレータ101中の圧力は、バルクタンク130から粗二酸化炭素170の精製流れ経路の上記記述におけるように、単に加熱によって達成及び維持できる。
各々のアキュムレータ101及び102は、好ましくは、不純物(例えば、金属及びNVOR汚染物質)を検出し、そして、貯蔵二酸化炭素104及び105の濃度をサンプリングする口を有するであろう。当該二酸化炭素の分析は、例えば、GC−MS(質量分析計を持つガスクロマトグラム)及びICP−MS(誘導結合高周波プラズマ質量分析計)などの業界に公知のいかなる方法によって実施できる。1つの例示のサンプリング方法の詳細は、その全体を参照としてここに組み込む米国特許第7,064,834中に開示される。貯蔵二酸化炭素104及び105中に含有する汚染物質のその場でのサンプリングは、それが下流のプロセシングツール111にデリバーされて基板110の表面に接触する前に、それぞれアキュムレータ101及び102中の貯蔵二酸化炭素104及び105の品質を検査することをオペレータに可能にする。半導体産業では、そのようなその場でのサンプリングを実施する能力は、半導体ウェーハのバッチの汚染前に不純な貯蔵二酸化炭素104及び105の検出を可能にする。
バルクタンク130中に含有する粗二酸化炭素170の上記精製プロセスは、単に例示の形態である。アキュムレータ101及び102中へ二酸化炭素を精製する他の手段を考慮することが理解されるべきである。たとえば、二酸化炭素に加えて他のガスを精製するためにろ過システムを用いてもよい。1つの形態では、プロセスツール111の作動圧力で当該気相中に残りそして二酸化炭素と混合しないヘリウム、窒素、アルゴン及び他のガスなどのガスを精製するためのろ過システムを、当該精製ユニットは、組込むことができる。そのようなガスは、以下に説明される図3及び4に示す減圧工程304及び405の間にプロセスツール111中に導入されるプッシャーガスとして、使用できる。
アキュムレータ102中の温度及び圧力の管理からは独立にアキュムレータ101中の温度及び圧力の管理を別々に維持することによって、様々の相の蒸気、液体及び超臨界二酸化炭素を、ここで説明するように、基板110の新規なクリーニングシーケンスを形成するためにオンデマンドで同時に利用できる。
図2は、基板110上に含有する汚染物質の除去のプロセスシーケンス200の第1の形態を示す。プロセスシーケンス200は、図1の二酸化炭素供給システム100を利用して実施できる。説明されるように、所定のやり方でプロセスチャンバー111に超臨界及び非超臨界相の二酸化炭素を選択的にデリバーすることによって、基板110の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたシーケンスが実現される。プロセスシーケンス200は、5個の工程を有する。第1の工程201は、チャンバー111中に超臨界二酸化炭素を導入することによってプロセスチャンバー111を加圧することを包含する。当該超臨界二酸化炭素は、第2のアキュムレータ102内で1072psigよりも大きい圧力及び31.1℃よりも高い温度で貯蔵してもよい。弁112は、図1の第2のアキュムレータ102から開放位置にセットされる。当該超臨界二酸化炭素はプロセスチャンバー111よりも高い圧力にあるので、当該超臨界二酸化炭素は、第2のアキュムレータ102を出て、そして、ポンプ又はコンプレッサーの使用なしに出口フローネットワーク185の脚108を通ってプロセスチャンバー111中に流れることができる。チャンバー111内の圧力が少なくとも二酸化炭素の超臨界点に増加するように弁115が閉配置に維持される。所望の超臨界圧力がチャンバー111内に導入された後に、基板110のクリーニングが超臨界二酸化炭素で起ることができるように、チャンバー111を絶縁するために、第2のアキュムレータ102をチャンバー111に結合する弁112も閉じる。
工程202では、チャンバー111は、温度31.1℃及び少なくとも1072psiの作動圧力で維持される。この時の間に、共溶媒として公知の他の化学試薬を、基板110のエッチング又はクリーニングのためにチャンバー111中に導入できる。明瞭さの目的で、共溶媒注入経路を図1に示さなかった。基板110は、超臨界二酸化炭素及び場合による共溶媒で浸されたままである。結果として、当該超臨界二酸化炭素は、高AR特徴のスペース内から汚染物質を抽出及び除去でき、液体二酸化炭素は、その表面張力のために抽出できない。当該超臨界二酸化炭素中の表面張力の不存在は、当該高AR特徴が崩壊又はバックリングなしにクリーニングされることを可能にする。基板110からの汚染物質は、当該超臨界二酸化炭素内の汚染物質の溶解度の効力で当該超臨界二酸化炭素中に同伴されるようになる。このやり方で、当該特徴は、損傷なしにクリーニングされる。汚染物質の除去が続くと、チャンバー111内の当該超臨界二酸化炭素は、その溶解度限定が達成されるかもしれない消費状態に近付く。
汚染物質が十分に抽出及び除去されることが決定された時、及び/又は、当該超臨界二酸化炭素がその溶解度限定に到達した時、工程203でチャンバー111の減圧が起る。典型的に、工程202の終わり及び工程203の開始は、圧力、温度、共溶媒、などと同様に工程202の期間を変えることによって実験的に決定されるであろう。あるセットのパラメーターが所定のプロセスに働くことが一旦決定されると、その時は、製造運転の時は、工程202の時間がプロセス「レシピ」でセットされ、そして、ウェーハクリーニング/エッチングツールが、時間経過後に次の工程に自動的に進む。工程202中に導入されたいかなる共溶媒及び添加剤と一緒に、当該消費された超臨界二酸化炭素は、減圧手順で除去される。工程203は、ある圧力レベルへの直線的な減圧を示し、その点で、液体CO2は工程204)ですすぎ洗いモードで流れる。チャンバー中の圧力が超臨界点未満になるまで減圧が続く。1例では、チャンバー中の圧力は約850psiに低減される。
管理された減圧に続き、クリーニングシーケンス200の工程204を開始できる。
超臨界二酸化炭素を含有する第2のアキュムレータ102をプロセスチャンバー111に結合する弁112を閉じることによって、チャンバー111中へのフレッシュな超臨界二酸化炭素の供給を止める。弁113を開けて、気相二酸化炭素と平衡にある飽和液体二酸化炭素の形の貯蔵二酸化炭素104を含有するアキュムレータ101へのアクセスを可能にする。工程204の間に、飽和液体二酸化炭素をアキュムレータ101の底から引き出し、その後、フローネットワーク185の脚107を通してチャンバー111中に送る。当該液体二酸化炭素が、チャンバー111中の圧力よりも大きい圧力で第1のアキュムレータ101から排出される。基板110上に含有するいかなる高AR特徴も損傷しないように、チャンバー111とアキュムレータ101との間の圧力差によって決定された比較的低い流速で、当該液体二酸化炭素は、チャンバー111に入る。減圧工程203の間に基板110の表面上に再沈積したかもしれない汚染物質の除去を、当該液体二酸化炭素は促進する。当該液体二酸化炭素は、基板110の表面上を連続して流れる。当該液体二酸化炭素のドラッグフォースは、基板110に沿って汚染物質が動くのを可能にし、それによって、基板110の表面を横切る汚染物質のフラッシュ及びすすぎ洗いを可能にする。更に、当該液体二酸化炭素のより高い密度は、当該液体二酸化炭素中のいかなる沈積汚染物質の溶解性を促進する。排出弁115を開けて、アキュムレータ101とチャンバー111との間で貫流モードで液体二酸化炭素が流れるのを可能にする。この例では、好ましくは、第1のアキュムレータ101中の当該液体二酸化炭素の圧力は、チャンバー111中へポンプ送りされるのを避けるために十分に高い。液体二酸化炭素クリーニングが完了した時、弁113を閉じる。
工程205では、チャンバー111は、当該チャンバー中の圧力が大気圧に低減するまでガス抜きできる。チャンバー111が大気圧にガス抜きされると、クリーニングされた基板110はチャンバー111から除去できる。基板110上に含有する汚染物質の除去のこの形態は、プロセスクリーニングシーケンスの間の所定の時間での超臨界二酸化炭素及び液体二酸化炭素の組合せを連続的にデリバーすることが、従来の二酸化炭素クリーニングプロセスに比べ基板110からの汚染物質の改善された除去を如何に提供可能かを、例証する。超臨界二酸化炭素が最初に導入されて、当該高AR特徴が崩壊又はバックリングを引き起こすことなしに当該高AR特徴から汚染物質を抽出し、その一方で、当該液体二酸化炭素中の汚染物質のより高い溶解度及び当該液体二酸化炭素ドラッグフォースの効力で基板110の表面上のいかなる再沈積汚染物質を除去するために低い流速で基板に沿って液体二酸化炭素が連続して流れる。超臨界二酸化炭素とその後の液体二酸化炭素クリーニングのそのような相乗的な組合せは、汚染物質の除去を改善できる。
図3は、基板110上に含有する汚染物質の除去のクリーニングシーケンス300の他の形態を例証する。プロセスシーケンス300は、図1の二酸化炭素供給システム100を利用して実施できる。プロセスシーケンス300は6個の工程を有する。第1の工程301は、第2のアキュムレータ102から超臨界二酸化炭素を導入することによってプロセスチャンバー111を加圧することを包含する。当該超臨界二酸化炭素は、温度32℃及び圧力1072psiで第2のアキュムレータ102中に貯蔵してもよい。弁112は、図1の第2のアキュムレータ102からの開放位置でセットし、弁115は、閉配置で構成できる。この例では、チャンバー111は、約1500psiに加圧してもよく、これは、基板110のクリーニングの当該超臨界二酸化炭素のプロセス又は作動圧力を表す。
当該プロセスチャンバー111中の所望の作動圧力が実現された時、弁112を閉じる。工程302でのクリーニングシーケンスは、前の工程301から導入された当該超臨界二酸化炭素を利用して、ここで開始できる。当該超臨界二酸化炭素でのクリーニングは、図2のクリーニングシーケンス200に記載されたものと同じやり方で起る。共溶媒及び場合による他の添加剤は、業界で公知のものを導入できる。超臨界二酸化炭素に添加される共溶媒又は添加剤は、エッチング又は乾燥のプロセスを達成する上で有益である。超臨界二酸化炭素は、反応の副生物及び共溶媒又は活性成分を溶解する媒体として働く。エッチングでは、代表例の目的で、当該共溶媒は、フッ化物、ピリジン、又はそれらの組合せなどのエッチング化学薬品を含む。乾燥では、当該共溶媒は、イソプロパノールであることができる。適切なクリーニング及びエッチング化学薬品の他の例は、その全体を参照としてここに組み込むLeeらによる米国特許公開2007/0293054A1に提示される。
超臨界二酸化炭素による汚染物質の抽出が完了した時、工程303でブリード及びフィード希釈化手順が起る。弁112を開放して、フレッシュな超臨界二酸化炭素がチャンバー111中に導入されるのを可能にし、そして、弁113を開放して、消費された超臨界二酸化炭素がチャンバー111から除去されるのを可能にする。フレッシュな超臨界二酸化炭素を、作動圧力に近い圧力で導入し、その一方で、フレッシュな超臨界二酸化炭素を導入した流速とほぼ同じ流速で、消費された超臨界二酸化炭素がチャンバー111から除去される。「ブリード及びフィード」のそのようなプロセシング条件は、チャンバー111が、プロセス又は作動圧力に実質的に近い圧力に維持されるのを可能にし(例えば、工程302で超臨界二酸化炭素を除去しそして汚染物質を抽出した圧力)、その一方で、消費された超臨界二酸化炭素の一部を連続的に希釈する。フレッシュな超臨界二酸化炭素がチャンバー111に入りそして消費された超臨界二酸化炭素がチャンバー111を出るので、得られた圧力プロファイルは、わずかに鋸歯であるように示される。圧力スパイクは、チャンバー111と比較してより高い第2のアキュムレータ102中の圧力の結果である。わずかにより低い一連の圧力降下は、チャンバー111からの消費された超臨界二酸化炭素の除去によるものである。第2のアキュムレータ102とチャンバー111との間で意図的に維持されるこのわずかな所定の圧力差は、フレッシュな超臨界二酸化炭素がチャンバー111中に流れるのに十分である。前の工程302中の作動圧力とほぼ同等の一定の圧力で全体の「ブリード及びフィード」が実施されるように、チャンバー中の平均圧力が比較的一定のままである。
一定の圧力ブリード及びフィード工程303が完了した時、弁112を閉じて、チャンバー111中への超臨界二酸化炭素の供給を中止する。減圧工程304がここで起こり得る。当該チャンバー中に液体二酸化炭素が流れるのを可能にするようにチャンバー111中の圧力をアキュムレータ101中の圧力よりも低く保ちながら、工程304に示すように、プロセスチャンバー111は、二酸化炭素の超臨界圧力よりも低く約300psi〜約1000psiの範囲の圧力にガス抜きできる。チャンバー111中の圧力が十分に減圧された時に、弁112を閉じ、そして、弁113を開けて、フラッシュ及びすすぎ洗い工程305に示すように、液体二酸化炭素が、第1のアキュムレータ101の底からプロセスチャンバー111中に流れるのを可能にする。工程305は、液体二酸化炭素が基板110の表面に沿って流れる貫流すすぎ洗いである。減圧工程304の間に再沈積したかもしれない又は基板110の表面上に依然として存在するかもしれないいかなる残留汚染物質の除去を、当該液体二酸化炭素は確実にする。
当該液体二酸化炭素の密度は、基板110上の汚染物質が当該液体二酸化炭素中に溶解されるのを十分に可能にする。更に、当該液体二酸化炭素は、基板110に沿って配置される汚染物質を除去できるのに十分なドラッグフォースを有する。結果として、サブミクロン汚染物質が、フラッシュ及びすすぎ洗い工程305で除去され得る。
フラッシュ及びすすぎ洗い工程305に続いて、弁113を閉じ、脚107を通してプロセスチャンバー111中への液体二酸化炭素の供給を止める。チャンバー111は、工程306に示すように大気圧に減圧されて、チャンバー111から残りの液体及び/又は超臨界二酸化炭素をガス抜きする。
確認できるように、アキュムレータ101及び102及び弁109、112及び113を持つ対応するフローネットワーク185を持つ二酸化炭素供給システム100は、プロセスシーケンス300中の各々の工程の圧力プロファイルが、基板110の表面に沿った高AR特徴を損傷することなしに汚染物質の改善された除去を形成するように管理されることを可能にする。超臨界二酸化炭素がまず導入されて、小AR特徴をバックリングすることなしにそのような特徴から汚染物質を抽出する。液体二酸化炭素が続いて導入されて、当該液体二酸化炭素のドラッグフォースの効力で、残留汚染物質を溶解し、そして、基板表面に沿って含有する当該汚染物質を押すこともする。クリーニングシーケンス300の間にオンデマンドで及び特定のプロセスシーケンスの超臨界及び液体二酸化炭素をデリバリーする能力は、図1の供給システム100によって可能にされる。
図4は、基板110上に含有する汚染物質の除去のクリーニングシーケンス400の他の形態を例証する。従前の形態と同様に、このプロセスシーケンス400は、図1の二酸化炭素供給システムを利用して実施できる。本発明のこの形態では、作動圧力へのチャンバー111の加圧は、別個の段階で実現される。特に、第1の工程401は、第1のアキュムレータ101からの飽和蒸気二酸化炭素でチャンバー111を加圧することを包含する。これに関して、弁109を開放配置にセットする。第1のアキュムレータ101中の飽和蒸気は、最初に大気圧であるチャンバー111の圧力よりも高い圧力を有する。結果として、当該飽和蒸気二酸化炭素は、フローネットワーク185の脚106を通ってチャンバー111中に流れることができる。チャンバー111の下流の弁115は、十分な閉配置で好ましくは維持され、チャンバー111中の圧力が上昇するのを可能にする。チャンバー111の内部の圧力は、チャンバー111の特定の温度で飽和蒸気圧未満に保持される。従って、当該二酸化炭素は、いかなる気−液境界なしに気相としてチャンバー111内に存在する。このやり方では、チャンバー111は、チャンバー111に入る二酸化炭素のジュールトンプソン膨張の効力で有意な液体凝縮なしに有利に加圧できる。たとえ、気相二酸化炭素の冷却がチャンバー111の膨張で起ることがあり、そして、チャンバー111中の圧力が、チャンバー111中の作動圧力及び作動温度を実現するために飽和蒸気圧を通して増加する必要があるだろうとしても、図4の工程401中での加圧への2工程アプローチは、従来のクリーニングプロセスで典型的に遭遇するような逆の液体形成を実質的に最小限にできる。
気相二酸化炭素は、チャンバー111内の温度で飽和されない。従って、工程401でのチャンバー111の加圧の間の液体凝縮の除去は、基板110上の高ARパターン特徴を潜在的に損傷可能な、液体二酸化炭素中に本来備わっている表面張力効果を回避する。
チャンバー111中の圧力が飽和蒸気圧未満に維持されるので、工程401の気相加圧は、工程406のフラッシュ及びすすぎ洗いに比べ、比較的速く実施できる。チャンバー111中への気相二酸化炭素のデリバリーが、飽和蒸気圧未満である所定の圧力への圧力上昇を引き起こした時、弁109を閉じ、第1のアキュムレータ101の頂部からの気相二酸化炭素の流れを止め、そして、弁112を開けて、第2のアキュムレータ102からチャンバー111中への超臨界相二酸化炭素104の流れを開始する。1例では、チャンバー111中の圧力が二酸化炭素の飽和蒸気圧未満であることを確実にするために、気相二酸化炭素から超臨界相二酸化炭素に切り換える前に温度約31℃で所定の圧力が約800psigに到達する。
弁109を閉じ及び弁112を開けて、超臨界二酸化炭素105は、チャンバー111を、飽和圧力未満の圧力から最終の作動圧力に加圧する。超臨界二酸化炭素を、フローネットワーク185の脚108を通してチャンバー111中に導入する。この工程の対応する圧力上昇を工程402に示す。
クリーニングシーケンス400の工程のバランスは、図3に記載のものと同一である。特に、工程403は、工程403で超臨界二酸化炭素を使用して基板110の当該特徴から汚染物質を除去及び抽出することを包含する。共溶媒又は添加剤も、この工程403でチャンバー111に添加できる。一定の圧力ブリード及びフィードが、工程404で実施される。一定の圧力ブリード及びフィードに続き、減圧が工程405で起り、そこでは、プロセスチャンバー111が、二酸化炭素の超臨界圧力未満で約300psi〜約1000psiの範囲の圧力にガス抜きされる。チャンバー111中の圧力が十分に減圧された時、いかなる残りの汚染物質のフラッシュ及びすすぎ洗いのために液体二酸化炭素が導入される(工程406)。
従って、図4のプロセスシーケンス400は、クリーニングシーケンスの間の特定の時間に二酸化炭素の3個の異なる相−気相二酸化炭素、超臨界二酸化炭素及び液体二酸化炭素−を要求する。図1の供給システム100は、特定のシーケンスで要求されるように二酸化炭素の各々のこれらの相をプロセスチャンバー111にデリバーして従来のプロセスと比較して改善されたクリーニングシーケンスを製造する能力を可能にする。
更に図4に言及すると、工程401を実施する別の形態は、パルスガス抜き又はサイクルパージを包含するであろう。気相二酸化炭素の導入は、チャンバー111から空気を置換するようにパルスで起るであろう。チャンバー111中の熱制御は、そのようなパルスガス抜きによって維持され、チャンバー111中の比較的一定の温度を維持する。この形態では、圧力のランプアップは一連の別個の工程で起り、それによって、当該チャンバー中のますます増加する加圧の後に、チャンバー111のわずかなガス抜きがなされ、空気を置換し、そして、チャンバー111中の膨張する蒸気二酸化炭素で起るであろう二酸化炭素の冷却を和らげもする。工程401中のこの連続的なパルスパージは、鋸歯プロファイルで起る。チャンバー111からの空気を気相二酸化炭素で置換することによって、チャンバー111中への追加の二酸化炭素の導入は、温度を等しく冷却しないかもしれない。言い換えると、パルスのようなやり方で、チャンバー中へ気相二酸化炭素を導入することは、チャンバー111中の温度を平衡にして、熱制御及び局部的な冷却の回避を可能にするかもしれない。従って、工程401及び402の実施は、チャンバー111中の2相二酸化炭素の形成を実質的に避ける。従って、工程402は、チャンバー111を超臨界二酸化炭素で充填することによって起ることができ、基板110上に含有する高AR特徴上に特に、望ましくない気−液境界の体験及びその関連する反対の表面張力効果なしに作動圧力を実現する。これは、チャンバー111中の二酸化炭素の実質的に非飽和な条件をも維持する一方で、熱制御を潜在的に向上させるために用いることができるパルスガス抜きの1例である。
本発明によって図4への他の変更が考慮されることが理解されるべきである。例えば、ベローズチャンバーが、以下のやり方で使用できる。プロセスチャンバー111は、当該プロセスチャンバー中に当該超臨界二酸化炭素を供給する前に第1の圧力にまず加圧できる。第1の圧力は、二酸化炭素の超臨界圧力とほぼ同等であろう。空気又は不活性ガスが、第1の圧力に加圧するために利用できる。プロセスチャンバー111が第1の圧力に到達した後に、超臨界二酸化炭素が、プロセスチャンバー111中に供給でき、当該超臨界二酸化炭素は第1の圧力よりも大きい第2の圧力でチャンバー111にデリバーされる。第2の圧力での超臨界二酸化炭素の供給工程は、ベローズチャンバーを構成及び調節して当該超臨界二酸化炭素を第2の圧力に圧縮することを含む。チャンバー111への供給の間に当該超臨界二酸化炭素によって受けた圧力損失は、当該超臨界二酸化炭素が亜臨界二酸化炭素相になるのを引き起こさないように不十分に残る。当該超臨界二酸化炭素は、チャンバー111に入る時、空気又は不活性ガスを置換する。
本発明の原理を多重精製及びプロセスシステムに拡張して多重プロセスツールの役目を果たすことができることが、更に理解されるべきである。図5は、多重精製及び供給ユニットを含む精製及び供給システム500を例証する。各々の精製及び供給システム501及び502は、図1に関連して記載され示されたように構成してもよい。しかし、図1とは異なり、各々の精製及び供給システム501及び502は、1以上のプロセスツールと結合できる。図5は、精製及び供給システム501が単一のプロセスツール503に結合し、精製及び供給システム502がプロセスツール504及び505と結合することを示す。バルクタンク506は、粗形態の貯蔵二酸化炭素を含有する。バルクタンク506中の当該粗二酸化炭素は、精製及び供給システム501又は502によって精製できる。精製及び供給システム500中の弁は、明瞭さの目的で省略した。この精製及び供給システム500は、コンパクトなフットプリントが同時に多重プロセシングツールの役目を有利に果たすことを可能にする。
本発明がそれらの好ましい形態に関連して特に示されて記載されている一方で、添付の特許請求の範囲によって包含される本発明の範囲から離れることなしに、形態及び詳細の様々な変更がその中でなされてもよいことが、当業者によって理解されよう。
本発明に関連して、以下の内容を更に開示する。
(1)
以下の工程を含む、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の超臨界及び非超臨界相をデリバーする方法:
超臨界相の二酸化炭素を含む溶媒流体を、基板を含有するチャンバー中に導入する工程であって、ここで、当該超臨界相は共溶媒添加剤と混合される工程;
基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、超臨界相のフレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制し、ここで、当該フレッシュな二酸化炭素は、その中に溶解した追加の共溶媒を場合により含む工程;
続いて、チャンバー中に、液体相の二酸化炭素を導入する工程;及び
当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該クリーニングシーケンス後に当該基板表面上に残っているかもしれない追加の共溶媒、共溶媒、及び汚染物質を除去する工程。
(2)
当該希釈化工程が、一定の圧力で起る、(1)の方法。
(3)
大気圧よりも大きい圧力に当該チャンバーを減圧するように当該チャンバーをガス抜きすると同時に、当該希釈化工程が起る、(1)の方法。
(4)
二酸化炭素液体相でフラッシュし及びすすぎ洗いした後に、大気圧にガス抜きすることを更に含む、(1)の方法。
(5)
第2の溶媒又は添加剤を導入することを更に含む、(1)の方法。
(6)
当該溶媒流体を導入する前に、当該チャンバーを所定の作動圧力に加圧することを更に含む、(1)の方法。
(7)
純気相の二酸化炭素を導入して当該チャンバーを加圧する、(6)の方法。
(8)
連続的な希釈化を用いる、(1)の方法。
(9)
以下の工程を含む、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の異なる相をデリバーする方法:
純気相の二酸化炭素を導入して、チャンバーを、飽和蒸気圧未満の第1の圧力に加圧する工程;
当該純気相を除去しそして続いて超臨界相の二酸化炭素を導入して、チャンバー圧力を、第1の圧力から、第1の圧力よりも高い第2の圧力に増加させる工程;
基板を含有するチャンバー中に、共溶媒と混合した超臨界相の二酸化炭素を含む当該第2の圧力の溶媒流体を導入する工程;
基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、共溶媒のない当該超臨界相のフレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制する工程;
続いて、チャンバー中に、液体相の二酸化炭素を導入する工程;及び
当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該基板表面上に残留して残っているいかなる共溶媒及び汚染物質を除去する工程。
(10)
当該純粋相の二酸化炭素を導入する工程を、サイクルパルスパージを使用して実施し、それによって、空気が当該純粋相の二酸化炭素で置換される、(9)の方法。
(11)
当該サイクルパルスパージが、複数のパルスパージを含み、ここで、各々のパルスパージは、チャンバー圧力をますます増加させる、(10)の方法。
(12)
置換された空気をガス抜きする、(11)の方法。
(13)
当該第1の圧力が、約Aと約Bの間である[おそらく、プロセス圧力に近い、なぜなら、凝縮は最小でありそして第2の加圧工程よりも速い第1の加圧工程なので]、(9)の方法。
(14)
第1の圧力を達成する速度が、第2の圧力を達成する速度よりも大きい、(9)の方法。
(15)
以下を含む、多相の二酸化炭素を下流のプロセスチャンバーに精製し及びデリバーするための供給システム:
精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第1のアキュムレータであって、飽和液体相二酸化炭素及び飽和気相二酸化炭素を含む第1のアキュムレータ;
精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第2のアキュムレータであって、超臨界相二酸化炭素を含む第2のアキュムレータ;
粗二酸化炭素を含有するバルクタンクから精製二酸化炭素を製造するための、第1の及び第2のアキュムレータの上流に配置された精製ユニット;及び
第1の脚、第2の脚、第3の脚、第1の調節弁、第2の調節弁及び第3の調節弁を有し、第1の及び第2のアキュムレータの出口に配置されたフローネットワーク。
(16)
各々のアキュムレータが、設定値圧力を実現するためのヒーターを含む、(15)の供給システム。
(17)
第1のアキュムレータが、21℃〜30℃に維持された温度を有し、第2のアキュムレータが、31℃よりも高い温度を有する、(16)の供給システム。
(18)
当該フローネットワークが、液体、蒸気及び超臨界相二酸化炭素を2以上のチャンバーにデリバーするように構成される、(15)の供給システム。
(19)
第2のアキュムレータがベローズチャンバーである、(15)の供給システム。
(20)
以下の工程を含む、基板のクリーニングの間に基板表面上に汚染物質が沈殿するのを妨げる方法:
プロセスチャンバーを第1の圧力に加圧する工程であって、ここで、当該第1の圧力が、二酸化炭素の超臨界圧力と少なくともほぼ同等である工程;及び
超臨界二酸化炭素をプロセスチャンバー中に供給する工程であって、ここで、当該超臨界二酸化炭素を、当該第1の圧力よりも大きい第2の圧力で当該チャンバーにデリバーする工程。
(21)
超臨界二酸化炭素を供給する工程が、ベローズチャンバーを構成し及び調節して、超臨界二酸化炭素を当該第2の圧力に圧縮することを含む、(20)の方法。
(22)
プロセスチャンバーを第1の圧力に加圧する工程が、超臨界二酸化炭素をプロセスチャンバー中に供給する前にプロセスチャンバーを空気又は不活性ガスで加圧することを含む、(20)の方法。
(23)
超臨界二酸化炭素が空気又は不活性ガスを置換する、(22)の方法。
(24)
当該チャンバーへの供給の間に超臨界二酸化炭素によって受ける圧力損失が、超臨界二酸化炭素に亜臨界二酸化炭素相に低減する原因にならないように不十分に残る、(20)の方法。

Claims (12)

  1. 以下の工程を含む、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の超臨界及び非超臨界相をデリバーする方法であって:
    超臨界相の二酸化炭素を含む溶媒流体を、基板を含有するチャンバー中に導入する工程であって、ここで、当該超臨界相は共溶媒添加剤と混合される工程;
    基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
    当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、超臨界相のフレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制し、ここで、当該フレッシュな二酸化炭素は、その中に溶解した追加の共溶媒を場合により含む工程;
    続いて、チャンバー中に、液体相の二酸化炭素を導入する工程;及び
    当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該クリーニングシーケンス後に当該基板表面上に残っているかもしれない追加の共溶媒、共溶媒、及び汚染物質を除去する工程;
    しかも、当該溶媒流体を導入する前に、当該チャンバーを所定の作動圧力に加圧することを更に含み、
    純気相の二酸化炭素を導入して当該チャンバーを加圧する、前記の方法。
  2. 当該希釈化工程が、一定の圧力で起る、請求項1の方法。
  3. 大気圧よりも大きい圧力に当該チャンバーを減圧するように当該チャンバーをガス抜きすると同時に、当該希釈化工程が起る、請求項1の方法。
  4. 二酸化炭素液体相でフラッシュし及びすすぎ洗いした後に、大気圧にガス抜きすることを更に含む、請求項1の方法。
  5. 第2の溶媒又は添加剤を導入することを更に含む、請求項1の方法。
  6. 連続的な希釈化を用いる、請求項1の方法。
  7. 以下の工程を含む、基板の表面から汚染物質を除去するためのカスタマイズされたクリーニングシーケンスを形成するために、二酸化炭素の異なる相をデリバーする方法であって:
    純気相の二酸化炭素を導入して、チャンバーを、飽和蒸気圧未満の第1の圧力に加圧する工程;
    当該純気相を除去しそして続いて超臨界相の二酸化炭素を導入して、チャンバー圧力を、第1の圧力から、第1の圧力よりも高い第2の圧力に増加させる工程;
    基板を含有するチャンバー中に、共溶媒と混合した超臨界相の二酸化炭素を含む当該第2の圧力の溶媒流体を導入する工程;
    基板表面からの汚染物質を、超臨界二酸化炭素相中に移動させて、二酸化炭素の少なくとも部分的に消費された超臨界相を形成する工程;
    当該チャンバーから、当該少なくとも部分的に消費された超臨界二酸化炭素相を除去し、そして、同時に、当該チャンバー中に、共溶媒のない当該超臨界相のフレッシュな二酸化炭素を導入する工程であって、これにより、当該消費された超臨界二酸化炭素を希釈し、そして、当該基板表面上に汚染物質が沈殿するのを実質的に抑制する工程;
    続いて、チャンバー中に、液体相の二酸化炭素を導入する工程;及び
    当該基板表面の上に当該二酸化炭素液体相を流して、当該基板表面をフラッシュし及びすすぎ洗いし、そして、それによって、当該基板表面上に残留して残っているいかなる共溶媒及び汚染物質を除去する工程;
    しかも、当該純気相の二酸化炭素を導入する工程を、サイクルパルスパージを使用して実施し、それによって、空気が当該純気相の二酸化炭素で置換され、
    当該サイクルパルスパージが、複数のパルスパージを含み、ここで、各々のパルスパージは、チャンバー圧力をますます増加させ、
    置換された空気をガス抜きする、前記の方法。
  8. 第1の圧力を達成する速度が、第2の圧力を達成する速度よりも大きい、請求項7の方法。
  9. 以下を含む、多相の二酸化炭素を下流のプロセスチャンバーに精製し及びデリバーするための供給システムであって:
    精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第1のアキュムレータであって、飽和液体相二酸化炭素及び飽和気相二酸化炭素を含む第1のアキュムレータ;
    精製ユニットと当該チャンバーとの間に配置された第2のアキュムレータであって、超臨界相二酸化炭素を含む第2のアキュムレータ;
    粗二酸化炭素を含有するバルクタンクから精製二酸化炭素を製造するための、第1の及び第2のアキュムレータの上流に配置された精製ユニット;及び
    第1の脚、第2の脚、第3の脚、第1の調節弁、第2の調節弁及び第3の調節弁を有し、第1の及び第2のアキュムレータの出口に配置されたフローネットワーク;
    しかも、各々のアキュムレータが、設定値圧力を実現するためのヒーターを含み、
    第1のアキュムレータが、21℃〜30℃に維持された温度を有し、第2のアキュムレータが、31℃よりも高い温度を有し、
    当該フローネットワークが、液体、蒸気及び超臨界相二酸化炭素を2以上のチャンバーにデリバーするように構成される、前記の供給システム。
  10. 第2のアキュムレータがベローズチャンバーである、請求項9の供給システム。
  11. 以下の工程を含む、基板のクリーニングの間に基板表面上に汚染物質が沈殿するのを妨げる方法であって:
    プロセスチャンバーを第1の圧力に加圧する工程であって、ここで、当該第1の圧力が、二酸化炭素の超臨界圧力と少なくともほぼ同等である工程;及び
    超臨界二酸化炭素をプロセスチャンバー中に供給する工程であって、ここで、当該超臨界二酸化炭素を、当該第1の圧力よりも大きい第2の圧力で当該チャンバーにデリバーする工程;
    しかも、プロセスチャンバーを第1の圧力に加圧する工程が、超臨界二酸化炭素をプロセスチャンバー中に供給する前にプロセスチャンバーを空気又は不活性ガスで加圧することを含み、
    超臨界二酸化炭素が空気又は不活性ガスを置換する、前記の方法。
  12. 超臨界二酸化炭素を供給する工程が、ベローズチャンバーを構成し及び調節して、超臨界二酸化炭素を当該第2の圧力に圧縮することを含む、請求項11の方法。
JP2015507081A 2012-04-17 2013-04-15 二酸化炭素の精製された多相のプロセスツールへのデリバリーシステム Active JP6326041B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261625265P 2012-04-17 2012-04-17
US61/625,265 2012-04-17
PCT/US2013/036547 WO2013158526A1 (en) 2012-04-17 2013-04-15 System for delivery of purified multiple phases of carbon dioxide to a process tool

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015515147A JP2015515147A (ja) 2015-05-21
JP6326041B2 true JP6326041B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=49323970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507081A Active JP6326041B2 (ja) 2012-04-17 2013-04-15 二酸化炭素の精製された多相のプロセスツールへのデリバリーシステム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20130269732A1 (ja)
EP (2) EP3667705A1 (ja)
JP (1) JP6326041B2 (ja)
KR (1) KR20150008404A (ja)
CN (2) CN104380438B (ja)
SG (2) SG11201406532YA (ja)
TW (1) TWI576173B (ja)
WO (1) WO2013158526A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5549026B1 (ja) * 2013-04-18 2014-07-16 国立大学法人東北大学 マイクロ空室の内壁面処理方法
FR3021553B1 (fr) * 2014-05-28 2018-03-30 Dfd - Dense Fluid Degreasing Procede et dispositif de traitement par fluide supercritique avec pompage passif
KR102411946B1 (ko) 2015-07-08 2022-06-22 삼성전자주식회사 초임계 유체를 이용한 기판 처리장치와 이를 포함하는 기판 처리 시스템 및 이를 이용한 기판처리 방법
JP6498573B2 (ja) * 2015-09-15 2019-04-10 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法、基板処理装置および記憶媒体
KR20180006716A (ko) * 2016-07-11 2018-01-19 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
US10428306B2 (en) 2016-08-12 2019-10-01 Warsaw Orthopedic, Inc. Method and system for tissue treatment with critical/supercritical carbon dioxide
US10576493B2 (en) * 2017-03-14 2020-03-03 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus and substrate processing method
CN109382403A (zh) * 2017-08-08 2019-02-26 寰宇生物科技股份有限公司 土壤污染处理系统及其方法
JP7109328B2 (ja) * 2018-09-26 2022-07-29 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム
KR102075683B1 (ko) * 2018-12-17 2020-03-02 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
US20210340469A1 (en) * 2020-04-30 2021-11-04 Ashley Zachariah Method to remove explosive and toxic gases and clean metal surfaces in hydrocarbon equipment
US11640115B2 (en) 2020-09-04 2023-05-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Substrate processing apparatus, semiconductor manufacturing equipment, and substrate processing method
CN112974412A (zh) * 2021-02-23 2021-06-18 中国核动力研究设计院 放射性污染超临界二氧化碳化学去污方法及其去污装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6067728A (en) * 1998-02-13 2000-05-30 G.T. Equipment Technologies, Inc. Supercritical phase wafer drying/cleaning system
US7064070B2 (en) 1998-09-28 2006-06-20 Tokyo Electron Limited Removal of CMP and post-CMP residue from semiconductors using supercritical carbon dioxide process
US6361696B1 (en) * 2000-01-19 2002-03-26 Aeronex, Inc. Self-regenerative process for contaminant removal from liquid and supercritical CO2 fluid streams
AU2000266442A1 (en) * 2000-08-14 2002-02-25 Tokyo Electron Limited Removal of photoresist and photoresist residue from semiconductors using supercritical carbon dioxide process
EP1368136A4 (en) * 2001-02-15 2005-10-12 Micell Technologies Inc METHODS OF CLEANING MICROELECTRONIC STRUCTURES
US6905555B2 (en) * 2001-02-15 2005-06-14 Micell Technologies, Inc. Methods for transferring supercritical fluids in microelectronic and other industrial processes
US6562146B1 (en) 2001-02-15 2003-05-13 Micell Technologies, Inc. Processes for cleaning and drying microelectronic structures using liquid or supercritical carbon dioxide
US6763840B2 (en) * 2001-09-14 2004-07-20 Micell Technologies, Inc. Method and apparatus for cleaning substrates using liquid carbon dioxide
JP3978023B2 (ja) * 2001-12-03 2007-09-19 株式会社神戸製鋼所 高圧処理方法
US7064834B2 (en) 2002-01-22 2006-06-20 Praxair Technology, Inc. Method for analyzing impurities in carbon dioxide
CN100519413C (zh) 2002-02-19 2009-07-29 普莱克斯技术有限公司 从气体中除去杂质的方法
US6790475B2 (en) * 2002-04-09 2004-09-14 Wafermasters Inc. Source gas delivery
US20080004194A1 (en) * 2002-09-24 2008-01-03 Air Products And Chemicals, Inc. Processing of semiconductor components with dense processing fluids
US6960242B2 (en) * 2002-10-02 2005-11-01 The Boc Group, Inc. CO2 recovery process for supercritical extraction
US20040112409A1 (en) * 2002-12-16 2004-06-17 Supercritical Sysems, Inc. Fluoride in supercritical fluid for photoresist and residue removal
JP2004249189A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Sony Corp 洗浄方法
US7553769B2 (en) * 2003-10-10 2009-06-30 Tokyo Electron Limited Method for treating a dielectric film
US7345000B2 (en) * 2003-10-10 2008-03-18 Tokyo Electron Limited Method and system for treating a dielectric film
US8084367B2 (en) 2006-05-24 2011-12-27 Samsung Electronics Co., Ltd Etching, cleaning and drying methods using supercritical fluid and chamber systems using these methods
US20080060685A1 (en) * 2006-09-08 2008-03-13 Novak John S Pulsed-gas agitation process for enhancing solid surface biological removal efficiency of dense phase fluids
JP2009273483A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Sharp Corp 洗浄装置
US20100184301A1 (en) * 2009-01-20 2010-07-22 Lam Research Methods for Preventing Precipitation of Etch Byproducts During an Etch Process and/or Subsequent Rinse Process
JP5426439B2 (ja) * 2010-03-15 2014-02-26 株式会社東芝 超臨界乾燥方法および超臨界乾燥装置
US8974603B2 (en) * 2011-02-18 2015-03-10 Organo Corporation Method of purifying filter, and method of cleaning or drying object to be treated

Also Published As

Publication number Publication date
CN104380438B (zh) 2018-11-06
US20130269732A1 (en) 2013-10-17
TWI576173B (zh) 2017-04-01
KR20150008404A (ko) 2015-01-22
SG10201608702RA (en) 2016-12-29
EP3667705A1 (en) 2020-06-17
CN104380438A (zh) 2015-02-25
EP2839503A4 (en) 2016-03-23
WO2013158526A1 (en) 2013-10-24
TW201402234A (zh) 2014-01-16
SG11201406532YA (en) 2014-11-27
CN108435679A (zh) 2018-08-24
JP2015515147A (ja) 2015-05-21
EP2839503A1 (en) 2015-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6326041B2 (ja) 二酸化炭素の精製された多相のプロセスツールへのデリバリーシステム
JP5450494B2 (ja) 半導体基板の超臨界乾燥方法
KR101367468B1 (ko) 반도체 기판의 초임계 건조 방법 및 초임계 건조 장치
US20120048304A1 (en) Supercritical drying method and supercritical drying system
KR102284839B1 (ko) 고 종횡비 반도체 디바이스 구조들에 대한 오염물 제거를 갖는 무-스틱션 건조 프로세스
JP5620234B2 (ja) 半導体基板の超臨界乾燥方法および基板処理装置
JP6005702B2 (ja) 半導体基板の超臨界乾燥方法および基板処理装置
JP5422497B2 (ja) 基板乾燥方法
US20110289793A1 (en) Supercritical drying method
KR101643455B1 (ko) 기판 처리 방법 및 장치
US10825698B2 (en) Substrate drying apparatus, facility of manufacturing semiconductor device, and method of drying substrate
JP2007142335A (ja) 高圧処理方法
JP2005516405A (ja) 超臨界二酸化炭素プロセス中の汚染物の形成を低減する方法
JP2004152925A (ja) 洗浄方法
JP5885794B2 (ja) 基板処理方法及び装置
JP2008004716A (ja) 高圧処理方法
JP2003117507A (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170322

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170622

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6326041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150