JP6325955B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クランク軸に連結されるトルクコンバータを備える車両用駆動装置に関する。
エンジンから変速機等に伝達される捩り振動を低減するため、エンジンと変速機との間にはトルクコンバータが設けられている。また、エンジン負荷等に応じてトルクコンバータのイナーシャを変化させるため、トルクコンバータに対して径方向に往復するウェイトを設けるようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のトルクコンバータにおいては、ウェイトを径方向に移動させてイナーシャを変化させることにより、幅広い領域でエンジンの捩り振動を低減している。
特開2010−101345号公報
ところで、エンジンから発せられる振動としては、クランク軸の捩り振動だけでなく、クランク軸が弓形に振動する曲げ振動が挙げられる。このクランク軸の曲げ振動は、シリンダブロックの軸受部でクランクジャーナルを大きく変位させるため、エンジンから異音を発生させる要因となっていた。
本発明の目的は、クランク軸の曲げ振動を低減することにある。
本発明の車両用駆動装置は、エンジンに回転自在に設けられ、コネクティングロッドを支持する複数のクランクピンが形成されるクランク軸と、前記クランク軸に連結されるハウジングと、前記ハウジングに収容されるロックアップクラッチとを備えるトルクコンバータと、を有し、前記ハウジングは前記エンジンに対向するカバー部材を備え、前記ロックアップクラッチは前記カバー部材に対向するピストンプレートを備え、前記カバー部材と前記ピストンプレートとの間に区画される解放圧室の容積を、前記複数のクランクピンのうち前記トルクコンバータ側に配置されるクランクピンの同位相側と逆位相側とで変化させる。
本発明によれば、カバー部材とピストンプレートとの間に区画される解放圧室の容積を、複数のクランクピンのうちトルクコンバータ側に配置されるクランクピンの同位相側と逆位相側とで変化させる。これにより、トルクコンバータの回転状態がアンバランス状態になり、クランク軸の曲げ振動が低減される。
本発明の一実施の形態である車両用駆動装置としてのパワーユニットを上方から示す概略図である。 パワーユニットに設けられるトルクコンバータを示す断面図である。 図1のA−A線に沿ってクランク軸と容積調整部との位置関係を概略的に示す図である。 (a)はピストンプレートを示す図であり、(b)はフロントカバーを示す図である。 トルクコンバータおよび油圧制御系の一例を示す図である。 (a)および(b)は、トルクコンバータに対する作動油の充填状況を示すイメージ図である。 (a)〜(d)は、リリース圧が低下したときにトルクコンバータに作用する遠心力を示すイメージ図である。 比較例としてのパワーユニットが備えるクランク軸の曲げ振動の発生状況を示す図である。 本発明の一実施の形態であるパワーユニットが備えるクランク軸の曲げ振動の発生状況を示す図である。 (a)は比較例として示したクランク軸が備えるクランクジャーナルの中心移動軌跡を示すイメージ図であり、(b)は実施例として示したクランク軸が備えるクランクジャーナルの中心移動軌跡を示すイメージ図である。 (a)〜(c)は、ピストンプレートに形成される容積調整部の他の例を示す図である。 本発明の他の実施の形態である車両用駆動装置としてのパワーユニットを上方から示す概略図である。 パワーユニットに設けられるトルクコンバータを示す断面図である。 図12のA−A線に沿ってクランク軸と容積調整部との位置関係を概略的に示す図である。 (a)および(b)は、トルクコンバータに対する作動油の充填状況を示すイメージ図である。 (a)〜(d)は、リリース圧が上昇したときにトルクコンバータに作用する遠心力を示すイメージ図である。 パワーユニットが備えるクランク軸の曲げ振動の発生状況を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用駆動装置としてのパワーユニット10を上方から示す概略図である。図1に示すように、車両に搭載されるパワーユニット10は、エンジン11とこれに連結されるトランスミッション12とを有している。エンジン11を構成するシリンダブロック13にはジャーナルボア14が形成されており、ジャーナルボア14には図示しない軸受メタルを介してクランク軸15が回転自在に支持されている。なお、図示するエンジン11は、水平対向型の4気筒エンジンである。
クランク軸15は、回転中心に設けられる複数のクランクジャーナルJ1〜J5と、クランクジャーナルJ1〜J5を連結する複数のクランクスローT1〜T4と、を有している。クランクスローT1〜T4は、回転中心から偏心するクランクピンP1〜P4と、クランクジャーナルJ1〜J5およびクランクピンP1〜P4を連結するクランクアーム20と、を有している。また、クランクピンP1〜P4には、コネクティングロッド21を介してピストン22が連結されている。さらに、クランク軸15の一端部には出力用フランジ23が設けられており、クランク軸15の他端部には補機駆動軸24が設けられている。なお、中央に配置される2つのクランクスローT2,T3には、クランクアーム20からクランクピンP2,P3の逆位相側に延びるバランスウェイト25が設けられている。また、補機駆動軸24にはクランクプーリ26が取り付けられており、クランクプーリ26にはクランクピンP1の逆位相側にウェイト27が設けられている。
図2はパワーユニット10に設けられるトルクコンバータ30を示す断面図である。図2に示すように、クランク軸15の出力用フランジ23には、トルクコンバータ30の外殻を構成するポンプシェル(ハウジング)31がドライブプレート32を介して連結されている。トルクコンバータ30は、ポンプシェル31に固定されるポンプインペラ33と、ポンプインペラ33に対向するタービンランナ34とを備えている。タービンランナ34にはタービンハブ35が連結されており、タービンハブ35にはタービン軸36が連結されている。また、ポンプシェル31には作動油(作動流体)が供給されており、ポンプインペラ33からタービンランナ34には作動油を介してエンジントルクが伝達される。なお、図1に示すように、タービン軸36には変速機構37が連結されており、ポンプシェル31にはチェーン機構38を介してオイルポンプ39が連結されている。また、ポンプシェル31は、軸受40を介してミッションケースに支持されている。
また、図1および図2に示すように、滑り要素であるトルクコンバータ30には、ポンプシェル31とタービン軸36とを直結するロックアップクラッチ41が設けられている。ポンプシェル31には、エンジン11に対向するフロントカバー(カバー部材)42が設けられている。また、ロックアップクラッチ41には、フロントカバー42に対向するピストンプレート43が設けられている。このように、ポンプシェル31にピストンプレート43を収容することにより、ピストンプレート43を境にポンプシェル31にはアプライ室(締結圧室)44とリリース室(解放圧室)45とが区画されている。すなわち、フロントカバー42とピストンプレート43との間にはリリース室45が区画されており、ピストンプレート43を境にリリース室45の逆側にはアプライ室44が区画されている。
アプライ室44に作動油を供給してリリース室45から作動油を排出することにより、ピストンプレート43はフロントカバー42に押し付けられる。これにより、ロックアップクラッチ41はフロントカバー42とタービン軸36とを直結する締結状態に切り替えられ、エンジントルクはフロントカバー42からピストンプレート43を介してタービン軸36に伝達される。一方、リリース室45に作動油を供給してアプライ室44から作動油を排出することにより、ピストンプレート43がフロントカバー42から引き離される。これにより、ロックアップクラッチ41はフロントカバー42とタービン軸36とを切り離す解放状態に切り替えられ、エンジントルクはポンプインペラ33からタービンランナ34を介してタービン軸36に伝達される。
図1および図2に示すように、ピストンプレート43には、フロントカバー42に向けて突出する容積調整部46が形成されている。ピストンプレート43の容積調整部46は、アプライ室44側から見ると凹状に形成されており、リリース室45側から見ると凸状に形成されている。図3は図1のA−A線に沿ってクランク軸15と容積調整部46との位置関係を概略的に示す図である。図3に示すように、ピストンプレート43には、容積調整部46が円弧状に形成されている。また、ピストンプレート43に形成される容積調整部46は、トルクコンバータ30側に配置されるクランクピンP4の逆位相側に位置するように形成されている。ここで、クランクピンP4の逆位相側とは、基準線L1よりもクランクピンP4から離れる側を意味しており、クランクピンP4の同位相側とは、基準線L1よりもクランクピンP4側を意味している。また、基準線L1とは、クランク軸15の回転中心C1とクランクピンP4の軸中心C2とを結ぶ線L2に直交し、かつクランク軸15の回転中心C1を通過する線である。
前述したように、ピストンプレート43には部分的に容積調整部46が形成されるため、ピストンプレート43の断面形状は周方向に変化している。これにより、ピストンプレート43の一方面側に区画されるリリース室45の容積は、クランクピンP4の同位相側で大きく形成されて逆位相側で小さく形成される。一方、ピストンプレート43の他方面側に区画されるアプライ室44の容積は、クランクピンP4の同位相側で小さく形成されて逆位相側で大きく形成される。なお、ポンプシェル31の断面形状は周方向にほぼ一定であることから、アプライ室44とリリース室45とを合算した容積は、クランクピンP4の同位相側と逆位相側とでほぼ一定となっている。
ところで、図3に示したクランク軸15と容積調整部46との位置関係は、ロックアップクラッチ41が締結されたときの位置関係である。ここで、図4(a)はピストンプレート43を示す図であり、図4(b)はフロントカバー42を示す図である。図4(a)に示すように、フロントカバー42に対向するピストンプレート43の圧接面47には、環状に連なって複数の摩擦材48が取り付けられている。図4(a)に薄墨で示した摩擦材48xの摩擦係数は、他の摩擦材48の摩擦係数よりも高く設定されている。また、図4(b)に示すように、ピストンプレート43に対向するフロントカバー42の圧接面49には、環状の圧接領域50が設けられている。図4(b)に薄墨で示した圧接領域50xの摩擦係数は、他の圧接領域50の摩擦係数よりも高く設定されている。このため、ロックアップクラッチ41を締結する際には、ピストンプレート43とフロントカバー42との摩擦力が高まる位置、つまり摩擦材48xと圧接領域50xとが重なる位置において、ピストンプレート43とフロントカバー42とが締結されることになる。すなわち、ロックアップクラッチ41の締結状態において、クランク軸15と容積調整部46との位置関係は、図3に示した位置関係、つまり容積調整部46がクランクピンP4の逆位相側に位置する位置関係となる。
図5はトルクコンバータ30および油圧制御系60の一例を示す図である。なお、図5に示す白抜きの矢印は、作動油の流れ方向を示している。図5に示すように、トルクコンバータ30の油圧制御系60は、オイルポンプ39、クラッチ圧制御弁61、ロックアップ制御弁62および流量制御弁63を有している。クラッチ圧制御弁61には、オイルポンプ39から吐出された作動油を案内する吐出油路64が接続されている。また、ロックアップ制御弁62には、クラッチ圧制御弁61から作動油が供給される供給油路65が接続されており、流量制御弁63を介して作動油を排出する排出油路66が接続されている。さらに、ロックアップ制御弁62には、ポンプシェル31内のアプライ室44に連通するアプライ油路67が接続されており、ポンプシェル31内のリリース室45に連通するリリース油路68が接続されている。このように、油圧制御系60を構成することにより、オイルポンプ39から吐出された作動油は、クラッチ圧制御弁61を介して所定圧力に調整された後に、ロックアップ制御弁62を介してアプライ室44やリリース室45に供給される。また、アプライ室44やリリース室45から排出される作動油は、流量制御弁63を介して排出量が調整されるようになっている。なお、クラッチ圧制御弁61、ロックアップ制御弁62および流量制御弁63は、CPUやメモリ等によって構成される制御ユニット69からの電気信号に基づき制御される。
ロックアップクラッチ41を解放する際には、油路切替弁であるロックアップ制御弁62が解放位置に切り替えられる。これにより、ロックアップ制御弁62を介して供給油路65とリリース油路68とが接続され、ロックアップ制御弁62を介して排出油路66とアプライ油路67とが接続される。このように、ロックアップ制御弁62を制御することにより、矢印αで示すように、リリース室45に作動油が供給されてアプライ室44から作動油が排出され、ロックアップクラッチ41は解放状態に制御される。一方、ロックアップクラッチ41を締結する際には、油路切替弁であるロックアップ制御弁62が締結位置に切り替えられる。これにより、ロックアップ制御弁62を介して供給油路65とアプライ油路67とが接続され、ロックアップ制御弁62を介して排出油路66とリリース油路68とが接続される。このように、ロックアップ制御弁62を制御することにより、矢印βで示すように、アプライ室44に作動油が供給されてリリース室45から作動油が排出されるため、ロックアップクラッチ41は締結状態に制御される。
ロックアップクラッチ41の締結状態においては、流量制御弁63を制御することにより、リリース室45内の作動油の圧力(以下、リリース圧と記載する)を自在に調整することが可能である。すなわち、流量制御弁63を制御してリリース室45からの排出油量を減少させることにより、リリース圧を上昇させることが可能となる。このリリース圧の上昇時においては、リリース室45に対する作動油の充填量が増加する。一方、流量制御弁63を制御してリリース室45からの排出油量を増加させることにより、リリース圧を低下させることが可能となる。このリリース圧の低下時においては、リリース室45に対する作動油の充填量が減少する。このように、調整機構として機能する油圧制御系60は、リリース室45に対する作動油の充填量を調整することが可能である。なお、ロックアップクラッチ41を締結状態に保持しつつリリース圧を上昇させるためには、クラッチ圧制御弁を制御してアプライ室44内のアプライ圧を上昇させることが必要となっている。
続いて、ピストンプレート43を備えたトルクコンバータ30の回転バランスについて説明する。図6(a)および(b)は、トルクコンバータ30に対する作動油の充填状況を示すイメージ図である。図6(a)にはリリース圧が低下したときの充填状況が示され、図6(b)にはリリース圧が上昇したときの充填状況が示されている。なお、図6(a)および(b)においては、ポンプシェル31内に充填される作動油を薄墨で示している。また、図7(a)〜(d)は、リリース圧が低下したときにトルクコンバータ30に作用する遠心力を示すイメージ図である。図7(a)〜(d)には、回転するトルクコンバータ30が90°毎に示されている。
図6(a)に示すように、リリース圧が低下する状況とは、リリース室45内に貯留される気泡体積が増加し、リリース室45から排出される作動油量が増加する状況であり、リリース室45内に貯留される作動油量が減少する状況である。ここで、前述したように、リリース室45の容積は、クランクピンP4の同位相側で大きくなっており、クランクピンP4の逆位相側で小さくなっている。このため、リリース室45から作動油が排出されると、アプライ室44とリリース室45とを合わせたポンプシェル31全体では、作動油がクランクピンP4に対して逆位相側に偏ることになる。これにより、トルクコンバータ30の重心が回転中心に対してクランクピンP4の逆位相側にずれるため、図7(a)〜(d)に矢印αで示すように、トルクコンバータ30の回転時にはクランクピンP4の逆位相側に遠心力が作用する。このように、リリース圧が低下すると、トルクコンバータ30の回転状態は、重心が回転中心から外れるアンバランス状態となる。一方、図6(b)に示すように、リリース圧が上昇する状況とは、リリース室45内に貯留される気泡体積が減少し、リリース室45から排出される作動油量が減少する状況であり、リリース室45内に貯留される作動油量が増加する状況である。このように、リリース室45内の作動油量が増加すると、ポンプシェル31全体に作動油が満遍なく充填された状態となる。このように、リリース圧が上昇すると、トルクコンバータ30の回転状態は、重心が回転中心にほぼ一致するバランス状態となる。
以下、比較例としてのパワーユニット100が備えるクランク軸101の曲げ振動について説明した後に、本発明の一実施の形態であるパワーユニット10が備えるクランク軸15の曲げ振動について説明する。図8は比較例としてのパワーユニット100が備えるクランク軸101の曲げ振動の発生状況を示す図である。図9は本発明の一実施の形態であるパワーユニット10が備えるクランク軸15の曲げ振動の発生状況を示す図である。なお、図8に示すパワーユニット100が備えるトルクコンバータ102には、断面形状が周方向にほぼ一定となるピストンプレート103が組み込まれている。また、図8に示すように、比較例のパワーユニット100に組み付けられるクランク軸101は、各クランクスローT1〜T4にバランスウェイト25を有している。なお、図8において、図1に記載される部品と同様の部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、クランク軸101が回転する際には、白抜きの矢印で示すように、クランクピンP1〜P4に対して、コネクティングロッド21およびピストン22の慣性力が作用する。図示するクランク軸101の回転角においては、クランク軸101の中央部が矢印A方向に付勢され、クランク軸101の両端部が矢印B方向に付勢されるため、クランク軸101は矢印A方向に凸の弓形に変形する。そして、更にクランク軸101が180°回転すると、クランク軸101の中央部が矢印B方向に付勢され、クランク軸101の両端部が矢印A方向に付勢されるため、クランク軸101は矢印B方向に凸の弓形に変形する。このようなクランク軸101の弓形変形が繰り返され、クランク軸101には曲げ振動が発生する。このクランク軸101の曲げ振動は、ジャーナルボア14内でクランクジャーナルJ1〜J5を変位させることから、クランクジャーナルJ1〜J5と軸受メタルとが接して異音を発生させる要因となっていた。特に、クランクジャーナルJ5には重量物であるトルクコンバータ30が連結されることから、異音を低減するためにはクランクジャーナルJ5の変位を抑えることが重要である。
そこで、図9に示すように、本発明の一実施の形態であるパワーユニット10においては、トルクコンバータ30に区画されるリリース室45の容積が、クランクピンP4の同位相側で大きく形成されて逆位相側で小さく形成されている。そして、リリース室45から作動油を排出することにより、トルクコンバータ30の回転状態をアンバランス状態にすることができ、クランクピンP4の逆位相側にトルクコンバータ30から遠心力を発生させることが可能となる。すなわち、図9に示すように、クランクピンP4の慣性力βを打ち消すように、トルクコンバータ30に遠心力αを発生させることが可能となる。これにより、クランクジャーナルJ5の変位を抑制することが可能となり、クランク軸15の曲げ振動を抑制することが可能となる。さらに、クランク軸15に連結されるクランクプーリ26には、クランクピンP1に作用する慣性力を打ち消すため、クランクピンP1の逆位相側にウェイト27が設けられている。これにより、クランクジャーナルJ1の変位を抑制することが可能となり、クランク軸15の曲げ振動を抑制することが可能となる。
ここで、図10(a)は比較例として示したクランク軸101が備えるクランクジャーナルJ5の中心移動軌跡を示すイメージ図であり、図10(b)は実施例として示したクランク軸15が備えるクランクジャーナルJ5の中心移動軌跡を示すイメージ図である。なお、図10(a)および(b)に示した吸気行程、圧縮行程、燃焼行程および排気行程は、クランクピンP4に連結されるピストン22の各行程を意味している。また、図10(a)および(b)に示した「TDC」はクランクピンP4に連結されるピストン22の上死点を意味し、「BDC」はクランクピンP4に連結されるピストン22の下死点を意味している。
図10(a)に示すように、比較例のクランク軸101においては、ピストン22の圧縮行程から燃焼行程にかけて、クランクジャーナルJ5が径方向に大きく横切る現象が発生している。特に、圧縮行程から燃焼行程に移行する際には、クランクピンP4に燃焼ガスの圧力が作用することから、クランクジャーナルJ5が軸受メタルに強く当たって異音を発生させる虞がある。これに対し、図10(b)に示すように、実施例のクランク軸15においては、トルクコンバータ30の遠心力によってクランクジャーナルJ5の変位が抑えられるため、クランクジャーナルJ5が径方向に大きく横切る現象を抑制することが可能となる。特に、圧縮行程から燃焼行程にかけてクランクジャーナルJ5の横切り現象が抑制されるため、異音の発生を抑制することが可能となるのである。
前述したように、本発明の一実施の形態であるパワーユニット10は、リリース圧を低下させてトルクコンバータ30をアンバランス状態に制御することにより、クランク軸15の曲げ振動を抑制している。しかしながら、曲げ振動の抑制効果が得られ難い領域や、トルクコンバータ30を支持する軸受40等に大きな負荷がかかる領域においては、リリース圧を高めてトルクコンバータ30をバランス状態に切り替えている。すなわち、パワーユニット10は、エンジン回転数やエンジントルク等に基づきリリース圧を調整することにより、曲げ振動の抑制効果が得られ難い領域等においては、トルクコンバータ30の回転バランスを改善している。このように、状況に応じてトルクコンバータ30の回転バランスを制御することにより、クランク軸15の曲げ振動を抑制しつつ、パワーユニット10の耐久性を向上させることが可能となる。
また、前述したように、クランク軸15の曲げ振動を抑制する過程においては、トルクコンバータ30の遠心力を用いて、クランクピンP4に作用する慣性力を打ち消している。このように、クランクピンP4に作用する慣性力を打ち消すことにより、クランクスローT4からバランスウェイトを削減若しくは縮小することが可能となる。すなわち、トルクコンバータ30側のクランクピンP4を備えるクランクスローT4は、隣り合う他のクランクスローT3よりも軽く形成されている。これにより、クランク軸15の小型化および軽量化を達成することが可能となる。また、図9に示すように、本発明の一実施の形態であるパワーユニット10においては、クランクピンP1の遠心力を打ち消すため、クランクプーリ26にウェイト27が設けられている。これにより、クランクスローT1からバランスウェイトを削減若しくは縮小することができ、クランク軸15の小型化および軽量化を達成することが可能となる。
前述の説明では、ピストンプレート43に容積調整部46を形成しているが、容積調整部46の形状や大きさ等については、図3に示した形状や大きさ等に限られることはない。すなわち、トルクコンバータ30の回転状態をアンバランス状態にしたときに、トルクコンバータ30側に配置されるクランクピンP4の逆位相側に遠心力が発生するように、ピストンプレート43に容積調整部46が形成されていれば良い。ここで、図11(a)〜(c)はピストンプレート43に形成される容積調整部46の他の例を示す図である。また、図11(a)〜(c)に示したクランク軸15と容積調整部46との位置関係は、ロックアップクラッチ41が締結されたときの位置関係である。なお、図11において、図3に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11(a)に示すように、ピストンプレート43に対して複数の容積調整部70を形成しても良い。また、図11(b)に示すように、ピストンプレート43に形成される容積調整部71の中央位置が、クランクピンP4の逆位相から外れていても良い。すなわち、容積調整部71の中央位置が、クランク軸15の回転中心C1とクランクピンP4の軸中心C2とを結ぶ直線上から外れていても良い。さらに、図11(c)に示すように、ピストンプレート43に形成される容積調整部72がクランクピンP4の逆位相側に設けられていれば、容積調整部72の一部が基準線L1を超えてクランクピンP4の同位相側に延びても良い。
前述の説明では、ピストンプレート85の断面形状を周方向に変化させることにより、リリース室87の容積をクランクピンP4の同位相側と逆位相側とで変化させているが、これに限られることはない。例えば、フロントカバー84の断面形状を周方向に変化させることにより、リリース室87の容積をクランクピンP4の同位相側と逆位相側とで変化させても良い。ここで、図12は本発明の他の実施の形態である車両用駆動装置としてのパワーユニット80を上方から示す概略図である。また、図13はパワーユニット80に設けられるトルクコンバータ81を示す断面図である。なお、図12および図13において、図1および図2に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図12および図13に示すように、滑り要素であるトルクコンバータ81には、ポンプシェル(ハウジング)82とタービン軸36とを直結するロックアップクラッチ83が設けられている。ポンプシェル82には、エンジン11に対向するフロントカバー(カバー部材)84が設けられている。また、ロックアップクラッチ83には、フロントカバー84に対向するピストンプレート85が設けられている。このように、ポンプシェル82にピストンプレート85を収容することにより、ピストンプレート85を境にポンプシェル82にはアプライ室(締結圧室)86とリリース室(解放圧室)87とが区画されている。すなわち、フロントカバー84とピストンプレート85との間にはリリース室87が区画されており、ピストンプレート85を境にリリース室87の逆側にはアプライ室86が区画されている。
また、ポンプシェル82のフロントカバー84には、ドライブプレート32に向けて突出する容積調整部88が形成されている。フロントカバー84の容積調整部88は、リリース室87側から見ると凹状に形成されており、ドライブプレート32側から見ると凸状に形成されている。図14は図12のA−A線に沿ってクランク軸15と容積調整部88との位置関係を概略的に示す図である。図14に示すように、フロントカバー84には、容積調整部88が円弧状に形成されている。また、フロントカバー84に形成される容積調整部88は、トルクコンバータ81側に配置されるクランクピンP4の逆位相側に位置するように形成されている。すなわち、フロントカバー84に形成される容積調整部88は、基準線L1よりもクランクピンP4から離れる側に位置するように形成されている。前述したように、フロントカバー84には部分的に容積調整部88が形成されるため、フロントカバー84の断面形状は周方向に変化している。これにより、ピストンプレート85の一方面側に区画されるリリース室87の容積は、クランクピンP4の同位相側で小さく形成されて逆位相側で大きく形成される。一方、ピストンプレート85の他方面側に区画されるアプライ室86の容積は、クランクピンP4の同位相側と逆位相側とで等しく形成される。
続いて、フロントカバー84を備えたトルクコンバータ81の回転バランスについて説明する。図15(a)および(b)は、トルクコンバータ81に対する作動油の充填状況を示すイメージ図である。図15(a)にはリリース圧が上昇したときの充填状況が示され、図15(b)にはリリース圧が低下したときの充填状況が示されている。なお、図15(a)および(b)においては、ポンプシェル82内に充填される作動油を薄墨で示している。また、図16(a)〜(d)は、リリース圧が上昇したときにトルクコンバータ81に作用する遠心力を示すイメージ図である。図16(a)〜(d)には、回転するトルクコンバータ81が90°毎に示されている。
図15(a)に示すように、リリース圧が上昇する状況とは、リリース室87内に貯留される気泡体積が減少し、リリース室87から排出される作動油量が減少する状況であり、リリース室87内に貯留される作動油量が増加する状況である。ここで、前述したように、リリース室87の容積は、クランクピンP4の同位相側で小さくなっており、クランクピンP4の逆位相側で大きくなっている。このため、リリース室87内の作動油が増加すると、ポンプシェル82内の作動油はクランクピンP4に対して逆位相側に偏ることになる。これにより、トルクコンバータ81の重心が回転中心に対してクランクピンP4の逆位相側にずれるため、図16(a)〜(d)に矢印αで示すように、トルクコンバータ81の回転時にはクランクピンP4の逆位相側に遠心力が作用する。このように、リリース圧が上昇すると、トルクコンバータ81の回転状態は、重心が回転中心から外れるアンバランス状態となる。一方、図15(b)に示すように、リリース圧が低下する状況とは、リリース室87内に貯留される気泡体積が増加し、リリース室87から排出される作動油量が増加する状況であり、リリース室87内に貯留される作動油量が減少する状況である。このように、リリース室87内の作動油が減少すると、ポンプシェル82内には作動油がバランス良く充填された状態となる。このように、リリース圧が低下すると、トルクコンバータ81の回転状態は、重心が回転中心にほぼ一致するバランス状態となる。
図17はパワーユニット80が備えるクランク軸15の曲げ振動の発生状況を示す図である。図17に示すように、パワーユニット80においては、トルクコンバータ81に区画されるリリース室87の容積が、クランクピンP4の同位相側で小さく形成されて逆位相側で大きく形成される。そして、リリース室87に作動油を供給することにより、トルクコンバータ81の回転状態をアンバランス状態にすることができ、クランクピンP4の逆位相側にトルクコンバータ81から遠心力を発生させることが可能となる。すなわち、図17に示すように、クランクピンP4の慣性力βを打ち消すように、トルクコンバータ81に遠心力αを発生させることが可能となる。これにより、クランクジャーナルJ5の変位を抑制することが可能となり、クランク軸15の曲げ振動を抑制することが可能となる。さらに、クランク軸15に連結されるクランクプーリ26には、クランクピンP1に作用する慣性力を打ち消すため、クランクピンP1の逆位相側にウェイト27が設けられている。これにより、クランクジャーナルJ1の変位を抑制することが可能となり、クランク軸15の曲げ振動を抑制することが可能となる。
なお、前述の説明では、フロントカバー84に容積調整部88を形成しているが、容積調整部88の形状や大きさ等については、図14に示した形状や大きさ等に限られることはない。すなわち、トルクコンバータ81の回転状態をアンバランス状態にしたときに、トルクコンバータ81側に配置されるクランクピンP4の逆位相側に遠心力が発生するように、フロントカバー84に容積調整部88が形成されていれば良い。例えば、フロントカバー84に複数の容積調整部を形成しても良い。また、例えば、フロントカバー84に形成される容積調整部がクランクピンP4の逆位相側に設けられていれば、容積調整部の一部が基準線L1を超えてクランクピンP4の同位相側に延びても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前述の説明では、エンジン11として水平対向型の4気筒エンジンを用いているが、これに限られることはなく、シリンダ数やシリンダ配列を変更した他のエンジンを用いても良い。例えば、直列型やV型等のエンジンを備えたパワーユニットに対して本発明を適用しても良い。
10 パワーユニット(車両用駆動装置)
11 エンジン
15 クランク軸
21 コネクティングロッド
30 トルクコンバータ
31 ポンプシェル(ハウジング)
41 ロックアップクラッチ
42 フロントカバー(カバー部材)
43 ピストンプレート
44 アプライ室(締結圧室)
45 リリース室(解放圧室)
60 油圧制御系(調整機構)
80 パワーユニット(車両用駆動装置)
81 トルクコンバータ
82 ポンプシェル(ハウジング)
83 ロックアップクラッチ
84 フロントカバー(カバー部材)
85 ピストンプレート
86 アプライ室(締結圧室)
87 リリース室(解放圧室)
P1〜P4 クランクピン

Claims (9)

  1. エンジンに回転自在に設けられ、コネクティングロッドを支持する複数のクランクピンが形成されるクランク軸と、
    前記クランク軸に連結されるハウジングと、前記ハウジングに収容されるロックアップクラッチとを備えるトルクコンバータと、
    を有し、
    前記ハウジングは前記エンジンに対向するカバー部材を備え、前記ロックアップクラッチは前記カバー部材に対向するピストンプレートを備え、
    前記カバー部材と前記ピストンプレートとの間に区画される解放圧室の容積を、前記複数のクランクピンのうち前記トルクコンバータ側に配置されるクランクピンの同位相側と逆位相側とで変化させる、車両用駆動装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動装置において、
    前記解放圧室に対する作動流体の充填量を調整する調整機構を有する、車両用駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用駆動装置において、
    前記ピストンプレートの断面形状を周方向に変化させることにより、前記解放圧室の容積を前記トルクコンバータ側のクランクピンの同位相側と逆位相側とで変化させる、車両用駆動装置。
  4. 請求項3記載の車両用駆動装置において、
    前記解放圧室の容積は、同位相側で大きく形成されて逆位相側で小さく形成される、車両用駆動装置。
  5. 請求項3または4記載の車両用駆動装置において、
    前記ピストンプレートを境に前記解放圧室とは逆側に区画される締結圧室の容積は、同位相側で小さく形成されて逆位相側で大きく形成される、車両用駆動装置。
  6. 請求項1または2記載の車両用駆動装置において、
    前記カバー部材の断面形状を周方向に変化させることにより、前記解放圧室の容積を前記トルクコンバータ側のクランクピンの同位相側と逆位相側とで変化させる、車両用駆動装置。
  7. 請求項6記載の車両用駆動装置において、
    前記解放圧室の容積は、同位相側で小さく形成されて逆位相側で大きく形成される、車両用駆動装置。
  8. 請求項6または7記載の車両用駆動装置において、
    前記ピストンプレートを境に前記解放圧室とは逆側に区画される締結圧室の容積は、同位相側と逆位相側とで等しく形成される、車両用駆動装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、
    前記トルクコンバータ側のクランクピンを備えるクランクスローは、前記クランクスローに隣り合う他のクランクスローよりも軽い、車両用駆動装置。
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