JP6325932B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、ユーザ毎に出力枚数を管理する機能を持つ画像形成装置に関する。
情報処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数のモードを有するものも多くなってきている。
こうした画像形成装置のなかには、セキュリティを確保したり、ユーザ毎の使用状況を管理したりするために、ユーザ認証を行なう機能を備えたものがある。ユーザ認証機能が有効にされている場合、ユーザは画像形成装置にログインした後に印刷ジョブを実行できる。印刷ジョブの実行時には、印刷された記録用紙の出力枚数がカウントされて管理される。無駄な印刷出力を抑制等するために印刷制限枚数が設定されることがある。出力枚数が印刷制限枚数に達すると、当該ユーザは、画像形成装置を用いてコピー印刷等の印刷出力を行なうことができなくなる。
こうした問題に対して、後掲の特許文献1は、下位部門と上位部門とからなる部門の印刷枚数を管理する画像形成装置を開示する。特許文献1では、下位部門及び上位部門に対してそれぞれ印刷制限枚数が設定されている。画像形成装置は、下位部門での印刷制限枚数を超過した際には利用ができなくなる一方、その場合でも上位部門での利用枚数が制限値以内であれば上位部門の許可を得て下位部門が印刷を再開することを可能とする。
後掲の特許文献2は、自部門での印刷枚数が印刷制限枚数に達した場合に、他部門の印刷枚数を借り入れて印刷を継続する画像形成装置を提案する。特許文献2では、上記特許文献1とは異なり、上位・下位部門の枠を超えての印刷枚数の貸借を行なって印刷を継続することが可能となる。
後掲の特許文献3は、ユーザによって印刷指示が与えられた時に印刷枚数の累計値が印刷制限枚数を超過する場合でも印刷を可能とする画像形成装置を開示する。特許文献3では、印刷枚数の累計値が印刷制限枚数を超過するとユーザによって指示された印刷ジョブが保留状態とされ、当該印刷を実行する権限を有する他のユーザからの許可が得られると保留された印刷ジョブの実行が再開される。
特開2006−123290号公報 特開2009−28931号公報 特開2010−61401号公報
会議等において参加者に資料を配付する場合、通常、会議等の主催者が参加人数分の資料を準備する。資料の準備には画像形成装置が用いられる。ユーザ認証機能が有効とされている画像形成装置において、主催者ユーザが人数分の資料を準備すると、その分の出力枚数が主催者ユーザにカウントされる。そのため、主催者ユーザの印刷枚数(利用枚数)が大幅に増加する。主催者ユーザは、会議等に参加する他のユーザのための印刷カウントをも負担することになるため出力枚数(カウント)の負担が大きい。自由に参加できる講習会等の場合は参加人数を正確に把握することが困難であるため、この場合は出力枚数(カウント)の負担がさらに大きい。
特許文献1〜特許文献3に記載の技術は、印刷制限枚数に達した場合でも印刷を実行できるものの、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを抑制することは困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、印刷ジョブの実行時に、印刷された記録用紙の出力枚数をカウントしてその出力枚数を管理する機能を持つ画像形成装置である。この画像形成装置は、ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの指示に応じて、印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を分担するユーザを、ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行前に予め設定するためのユーザ設定手段と、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザに対して印刷された記録用紙の出力枚数をカウントするよう、分割して当該出力枚数をカウントする出力枚数カウント手段とを含む。
画像形成装置は、ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの指示に応じて、印刷ジョブを実行する。印刷ジョブを実行する前には、出力枚数の負担を分担するユーザが予め設定される。印刷ジョブが実行されると、認証されたユーザ及び設定されたユーザに対して出力枚数がカウントされるよう、分割して出力枚数をカウントする。印刷された記録用紙の出力枚数は、認証されたユーザに対してのみカウントされるのではなく、認証されたユーザ及び設定されたユーザに対してカウントされる。そのため、出力枚数のカウントは、認証されたユーザ及び設定されたユーザに分割して付加される。出力枚数の負担が認証されたユーザ及び設定されたユーザに分散されるため、認証されたユーザにのみ出力枚数の負担が掛かるのを抑制できる。
好ましくは、ユーザ設定手段は、ユーザ認証手段によってユーザの認証が実行された後に当該ユーザ認証手段によって他のユーザが認証されたことに応答して、当該他のユーザを出力枚数の負担を分担するユーザとして設定するための設定手段を含む。
より好ましくは、画像形成装置は、ユーザの指示入力を受付けるための指示受付手段をさらに含み、ユーザ設定手段は、ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの他のユーザを指定する入力を指示受付手段が受付けたことに応答して、指定された他のユーザを出力枚数の負担を分担するユーザとして設定するための設定手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザに対してカウントの重み付けを設定するための重み付け設定手段をさらに含み、出力枚数カウント手段は、重み付け設定手段によって設定された重み付けに応じて、分割して当該出力枚数をカウントするための重み付けカウント手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置はさらに、ユーザ認証手段によって認証されるユーザ毎に印刷処理の制限枚数を記憶するための制限枚数記憶手段と、ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行時に、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザのうちのいずれかのユーザにおいて、出力枚数のカウント数が制限枚数記憶手段に記憶された制限枚数に達したことを検出するための検出手段と、いずれかのユーザのカウント数が制限枚数に達したことを検出手段が検出したことに応答して、実行されている印刷ジョブを停止するためのジョブ停止手段とを含む。
さらに好ましくは、画像形成装置はさらに、ユーザ認証手段によって認証されるユーザ毎に印刷処理の制限枚数を記憶するための制限枚数記憶手段と、ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行時に、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザのうちのいずれかのユーザにおいて、出力枚数のカウント数が制限枚数記憶手段に記憶された制限枚数に達したことを検出するための検出手段とを含み、出力枚数カウント手段は、いずれかのユーザのカウント数が制限枚数に達したことを検出手段が検出したことに応答して、制限枚数に達したユーザを除いたユーザに対して出力枚数をカウントするためのカウント手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザに対してカウントの優先順位を設定するための優先順位設定手段をさらに含み、出力枚数カウント手段は、優先順位設定手段によって設定された優先順位にしたがい、出力枚数を、ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及びユーザ設定手段によって設定されたユーザに対して順にカウントするための優先順カウント手段を含む。
以上より、本発明によれば、一部のユーザに出力枚数の負担が掛かるのを抑制することが可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ネットワークプリント画面の一例を示す図である。 コピー画面の一例を示す図である。 カウント対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置で実行される分割カウントを説明するための図である。 従来の画像形成装置で実行されるカウント方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置で表示される設定項目画面の一例を示す図である。 カウント対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。 入力画面の一例を示す図である。 カウント対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。 カウント対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置で表示される設定画面(カウント対象ユーザを設定する設定画面)の一例を示す図である。 重み付け設定画面の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置で表示される設定項目画面の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置で表示される設定項目画面の一例を示す図である。 カウント対象ユーザを設定する設定画面の一例を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能、及びネットワーク対応のプリント機能等を備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
画像形成装置100はユーザ認証を行なう機能を備える。認証されたユーザは当該画像形成装置100を操作してジョブを実行できる。画像形成装置100は印刷ジョブの実行時に、印刷された記録用紙の出力枚数をカウントするカウント機能を備えており、カウントした出力枚数を管理する。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、出力枚数のカウントを、印刷ジョブを実行するユーザ(以下「ジョブ実行ユーザ」と呼ぶ場合がある。)を含む複数のユーザに分割して行なう分割カウント機能をさらに備える。ジョブ実行ユーザを除く、出力枚数をカウントする対象となるユーザ(以下「カウント対象ユーザ」と呼ぶ場合がある。)は、印刷ジョブの実行前に予め設定される。
[ハードウェア構成]
画像形成装置100は、制御部110、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ユーザ認証装置170、及びネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と呼ぶ。)180を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)112、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)114、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)116、及び記憶装置118を含む。記憶装置118は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、例えばハードディスクドライブ(HDD)及びフラッシュメモリを含む。CPU112には、BUSライン190が接続されており、このBUSライン190には、ROM114、RAM116及び記憶装置118が電気的に接続される。
CPU112は、操作ユニット120等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及びパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM114又は記憶装置118に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM114又は記憶装置118から読出されてRAM116に転送される。CPU112は、CPU112内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM116内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU112はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM116、記憶装置118及びCPU112内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
ROM114又は記憶装置118には、画像形成装置100の一般的な動作等を実現するためのコンピュータプログラムとともに、複数のユーザに出力枚数のカウントを分割する分割カウントを実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワークI/F180を介して、外部の情報処理装置等から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、例えばコンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶装置118にインストールされてもよい。記憶装置118は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。
BUSライン190には、さらに、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ユーザ認証装置170、及びネットワークI/F180が電気的に接続される。
操作ユニット120はユーザによる操作を受付ける。この操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ122を含む。タッチパネルディスプレイ122は、液晶パネル等で構成された表示パネル124と、表示パネル124の上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネル126とを含む。表示パネル124は、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ122は、ユーザに対して対話的な操作インターフェイス(UI)を提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネル126から画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネル124に表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110等に対して出力する。
原稿読取部130は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、原稿載置台上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像した反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。すなわち、原稿読取部130は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。
画像処理部140は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部140は、原稿読取部130、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部150に対して出力する。
画像形成部150は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部150には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部160から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。
給紙部160は、複数枚(例えば約500枚)の記録用紙を収納可能なカセットトレイ(図示せず。)を含む。給紙部160は、カセットトレイに収納された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部150の搬送路へと送り出す。画像形成部150の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は排紙トレイに排出される。
ユーザ認証装置170は、CPU112の制御の下で、ユーザに対して認証処理を実行する。ユーザ認証装置170は、認証用カードに記憶されている情報を読取るカード読取部172を含む。認証用カードは、例えばICカード等の情報を記憶することが可能なカードであって、画像形成装置100を利用するユーザに配布されている。認証用カードには当該認証用カードを所持するユーザを特定するユーザIDが予め記憶されている。カード読取部172は、ユーザによって認証用カードがかざされると、当該認証用カードに記憶されたユーザ情報を読取る。ユーザ認証装置170は、カード読取部172が読取ったユーザ情報に基づいて、認証処理を行なう。
ネットワークI/F180は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このネットワークI/F180を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルにしたがったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、ネットワークI/F180を介して、PC等から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
[ソフトウェア構成]
図2を参照して、複数のユーザに分割して出力枚数をカウントする処理を行なうために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
このプログラムは、ユーザによるログイン操作を受付けたことに応じて開始する。このプログラムは、ユーザ認証が正常に行なわれたか否か、すなわちユーザがログインしたか否かを判定し、ユーザがログインするまで待機するステップS1000と、ステップS1000において、ユーザがログインしたと判定された場合に実行され、カウント分割設定がオンであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010とを含む。
画像形成装置100は、印刷ジョブを実行するモードとして、例えばネットワークプリントモード及びコピーモードを持つ。ネットワークプリントモードは、サーバ装置(図示せず。)に保存されている印刷ファイル(画像データ)をネットワーク50を介して取得し、取得した画像データを用いて印刷処理を実行するモードである。コピーモードは、コピー印刷を実行するモードである。
図3を参照して、ネットワークプリントモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にネットワークプリント画面200が表示される。ネットワークプリント画面200は、サーバ装置に保存されている印刷ファイルを表示する領域210、保存されている印刷ファイルを選択する際にチェックが入れられるチェックボックス220、選択された印刷ファイルを印刷するための「印刷」キー230、印刷設定を行なうための「印刷設定」キー240、及び分割カウントを実行するための「分割カウント」キー250を含む。「印刷設定」キー240は、例えば印刷部数等を設定するためのキーである。
図4を参照して、コピーモードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122にコピー画面300が表示される。コピー画面300は、コピー印刷を開始するための「スタート」キー310、及び分割カウントを実行するための「分割カウント」キー320を含む。
図2のステップS1010では、ネットワークプリントモードにおける「分割カウント」キー250、又はコピーモードにおける「分割カウント」キー320が操作されると、カウント分割設定がオンであると判定される。
再び図2を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1010において、カウント分割設定がオンであると判定された場合に実行され、カウント対象ユーザを設定するステップS1020と、ステップS1020の後に実行され、カウント対象ユーザの設定が完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030とを含む。ステップS1030において、カウント対象ユーザの設定が完了していないと判定された場合は、制御はステップS1020に戻る。
「分割カウント」キー250又は「分割カウント」キー320が操作されると、画面は図5に示す設定画面400に遷移する。図5を参照して、設定画面400は、ジョブ実行ユーザ(ログインユーザ)を表示する領域410、設定されたユーザ(カウント対象ユーザ)を表示する領域420、及び「終了」キー430を含む。カード読取部172に認証用カードがかざされると、カード読取部172が認証用カードのユーザ情報を読取り、読取ったユーザ情報に対応するユーザがカウント対象ユーザとして設定される。領域420には、設定されたカウント対象ユーザのユーザ名とともに「削除」キーが表示される。「削除」キーは設定されたカウント対象ユーザに対応して表示される。「削除」キーが操作されると、操作された「削除」キーに対応するユーザがカウント対象ユーザから削除される。すなわち、カウント対象ユーザの設定が取消される。「終了」キー430が操作されると、カウント対象ユーザの設定が完了する。設定が完了すると、画面は元の画面(ネットワークプリント画面200又はコピー画面300)に戻る。
再び図2を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1030において、カウント対象ユーザの設定が完了したと判定された場合に実行され、ユーザの操作に応じて、印刷ジョブ(分割カウントジョブ)を実行するステップS1040と、ステップS1040の後に実行され、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して分割カウントを実行するステップS1050と、ステップS1050の後に実行され、印刷ジョブが完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1060とを含む。ステップS1060において、印刷ジョブが完了していないと判定された場合は、制御はステップS1040に戻る。ステップS1060において、印刷ジョブが完了したと判定された場合は、このプログラムは終了する。
このプログラムはさらに、ステップS1010において、カウント分割設定がオンでないと判定された場合に実行され、ユーザの操作に応じて、印刷ジョブ(通常ジョブ)を実行するステップS1070と、ステップS1070の後に実行され、ジョブ実行ユーザに対してカウントを実行するステップS1080と、ステップS1080の後に実行され、印刷ジョブが完了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1090とを含む。ステップS1090において、印刷ジョブが完了していないと判定された場合は、制御はステップS1070に戻る。ステップS1090において、印刷ジョブが完了したと判定された場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
画像形成装置100は、ユーザのログイン操作に応じて認証処理を実行する。ユーザ認証が正常に行なわれると(ステップS1000においてYES)、ユーザは画像形成装置100にログインして印刷ジョブを実行することが可能となる。ユーザによってネットワークプリントモードが選択されると、画像形成装置100は図3に示されるネットワークプリント画面200をタッチパネルディスプレイ122に表示する。画像形成装置100は、ネットワークI/F180及びネットワーク50を介してサーバ装置と通信し、当該サーバ装置に保存されている印刷ファイルの一覧を領域210に表示する。ユーザの操作によってチェックボックス220にチェックが入れられると、画像形成装置100はチェックが入れられた印刷ファイルを、印刷を実行するファイルに指定する。一方、ユーザによってコピーモードが選択されると、画像形成装置100は図4に示されるコピー画面300をタッチパネルディスプレイ122に表示する。コピーモードでは、コピー(複写)を行なう原稿が画像形成装置100にセットされる。
画像形成装置100は、「分割カウント」キー250又は「分割カウント」キー320のユーザによる入力を受付けるとカウント分割設定をオンにする(ステップS1010においてYES)。画像形成装置100は、「分割カウント」キー250又は「分割カウント」キー320が操作されたことに応答して、タッチパネルディスプレイ122に図5に示される設定画面400を表示する。ログインしているユーザ以外の他のユーザが、自身が所持する認証用カードをカード読取部172にかざすと、画像形成装置100は、認証用カードからユーザ情報を読取り認証処理を実行する。ユーザ認証が正常に行なわれると、画像形成装置100は、認証してユーザをカウント対象ユーザとして設定する(ステップS1020)。画像形成装置100は、ユーザによる「終了」キー430の入力を受付けると、カウント対象ユーザの設定を終了して(ステップS1030においてYES)、タッチパネルディスプレイ122の表示を元に戻す。具体的には、設定画面400の表示がネットワークプリント画面200における「分割カウント」キー250の操作によって行なわれた場合は、「終了」キー430の入力によってネットワークプリント画面200が表示される。設定画面400の表示がコピー画面300における「分割カウント」キー320の操作によって行なわれた場合は、「終了」キー430の入力によってコピー画面300が表示される。
画像形成装置100は、ネットワークプリント画面200において、ユーザによる「印刷」キー230の入力を受付けると、指定した印刷ファイルの印刷処理(印刷ジョブ)を実行する。画像形成装置100はまた、コピー画面300において、ユーザによる「スタート」キー310の入力を受付けると、セットされている原稿のコピー印刷処理(印刷ジョブ)を実行する。
カウント分割設定がオンにされていると、画像形成装置100は分割カウントジョブを実行する(ステップS1040)。画像形成装置100は、画像形成部150を制御して記録用紙に画像を形成し、印刷された記録用紙を排紙トレイに排出する。画像形成装置100は、印刷された記録用紙の出力枚数をカウントする。分割カウントジョブが実行されている場合、画像形成装置100は、分割カウントを実行する(ステップS1050)。すなわち、画像形成装置100は、ログインしているユーザ(ジョブ実行ユーザ)に対してのみ出力枚数のカウントを行なうのではなく、カウント対象ユーザとして設定されたユーザに対しても出力枚数のカウントの一部が付加されるよう、分割して出力枚数をカウントする。より具体的には、画像形成装置100は、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して出力枚数を順にカウントする。
図6を参照して、例えばドキュメントを必要とするユーザが5人あり、1つの印刷ジョブの実行によって5人分(例えば50枚)の印刷を行なうものとする。ジョブ実行ユーザ以外の4人のユーザがカウント対象ユーザとして設定されている場合、分割カウントジョブの実行によって、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザの5人のユーザに分割して出力枚数がカウントされる。印刷ジョブの実行による出力枚数のカウントは、各ユーザに対して10カウントずつ行なわれる。これにより、出力枚数の負担(カウントの負担)が複数のユーザに分担される。
図7を参照して、こうした分割カウント機能を備えない従来の画像形成装置では、ドキュメントを必要とするユーザが5人ある場合であっても、印刷ジョブの実行による出力枚数のカウントはジョブ実行ユーザに対してのみ行なわれる。したがって、印刷ジョブの実行による出力枚数のカウントは、ジョブ実行ユーザに対して50カウント行なわれる。
カウント分割設定がオンにされていない場合(ステップS1010においてNO)、画像形成装置100は通常の印刷ジョブを実行し(ステップS1070)、ジョブ実行ユーザに対して出力枚数のカウントを実行する(ステップS1080)。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
画像形成装置100は、ユーザ認証装置170によってユーザを認証し、認証したユーザからの指示に応じて印刷ジョブを実行する。カウント分割設定がオンにされることによって、印刷ジョブを実行する前に、出力枚数の負担を分担するユーザであるカウント対象ユーザが設定される。印刷ジョブが実行されると、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して出力枚数がカウントされるよう、分割して出力枚数がカウントされる。印刷された記録用紙の出力枚数は、ジョブ実行ユーザに対してのみカウントされるのではなく、カウント対象ユーザに対してもカウントされる。そのため、出力枚数のカウントは、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに分割して付加される。出力枚数の負担がジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに分散されるため、ジョブ実行ユーザにのみ出力枚数のカウント負担が掛かるのを抑制できる。例えば会議等において参加者に資料を配付する場合であっても、分割カウントを行なうことによって、主催者ユーザにのみ出力枚数のカウント負担が掛かるのを抑制できる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、カウント対象ユーザを設定する設定方法を複数種類備える点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図8を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置では、タッチパネルディスプレイに表示される設定項目画面500を介して各種設定が行なわれる。設定項目画面500には、分割カウント機能の設定を行なうための分割カウント設定タブ510が設けられている。分割カウント設定タブ510の画面において、カウント対象ユーザを設定するユーザ設定方法を選択することが可能とされている。
ユーザ設定方法は、認証用カードを用いて設定する方法、キー入力により設定する方法、リストからユーザを選択して設定する方法、及びリストからグループを選択して設定する方法を含む。分割カウント設定タブ510の画面は、ユーザ設定方法を選択する際にチェックが入れられるチェックボックス520を含む。ユーザ設定方法は、少なくとも1つが選択され、複数の方法を選択することも可能である。なお、いずれの方法においても、カウント対象ユーザに設定されるユーザは、画像形成装置にログインすることが可能なユーザである。
認証用カードを用いる方法が選択されている場合は、第1の実施の形態で示した方法と同様にしてカウント対象ユーザが設定される。キー入力により設定する方法が選択されていると、カウント対象ユーザの設定時に図9に示す設定画面440が表示される。図9を参照して、設定画面440には「追加」キー442がさらに表示される。ユーザによって「追加」キー442が操作されると、図10に示される入力画面600がタッチパネルディスプレイに表示される。図10を参照して、入力画面600は、ユーザIDを入力する領域610、パスワードを入力する領域620、「OK」キー630及び「リセット」キー640を含む。ユーザIDを入力する領域610には、図示しない入力キーを用いてユーザIDが入力される。パスワードを入力する領域620には、図示しない入力キーを用いてパスワードが入力される。「OK」キー630が操作されると、画像形成装置は、入力されたユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を行ない、正常に認証されると認証されたユーザをカウント対象ユーザに設定する。「リセット」キー640が操作されると、領域610に入力されたユーザID、及び領域620に入力されたパスワードがリセットされる。
リストからユーザを選択して設定する方法が選択されていると、カウント対象ユーザの設定時に図11に示す設定画面450が表示される。図11を参照して、設定画面450には「リスト表示」キー452がさらに表示される。画像形成装置には、ジョブ実行ユーザ(ログインユーザ)の権限に基づいて、カウント対象ユーザに設定することが可能なユーザが予め設定されており、設定可能なユーザのリストが記憶されている。「リスト表示」キー452がジョブ実行ユーザによって操作されると、画像形成装置は、当該ジョブ実行ユーザが設定可能なユーザのリスト(図示せず。)を表示する。ジョブ実行ユーザは表示されたリストからユーザを指定することによって、指定したユーザをカウント対象ユーザに設定できる。画像形成装置は、ジョブ実行ユーザによるユーザを指定する入力を受付けると、ジョブ実行ユーザによって指定されたユーザをカウント対象ユーザに設定する。
リストからグループを選択して設定する方法が選択されていると、カウント対象ユーザの設定時に図12に示す設定画面460が表示される。図12を参照して、設定画面460には「リスト表示」キー462がさらに表示される。画像形成装置には、カウント対象とするユーザのグループが予め作成されており、作成されたグループのリストが記憶されている。「リスト表示」キー462がジョブ実行ユーザによって操作されると、画像形成装置は、予め作成されたグループのリスト(図示せず。)を表示する。ジョブ実行ユーザは表示されたリストからグループを指定することによって、指定したグループのユーザをカウント対象ユーザに設定できる。画像形成装置は、ジョブ実行ユーザによるグループを指定する入力を受付けると、ジョブ実行ユーザによって指定されたグループのユーザをカウント対象ユーザに設定する。
このように、本実施の形態に係る画像形成装置は、カウント対象ユーザを設定する設定方法を複数種類備える。これにより、分割カウント機能の利用シーンを広げることができる。例えば、キー入力により設定する方法を選択することによって、カウントを分担する他のユーザが認証用カードを持参していない場合であっても、当該他のユーザをカウント対象ユーザに設定できる。さらに、リストからユーザを選択して設定する方法を選択することによって、カウントを分担する他のユーザが近くにいない状況においても、ジョブ実行ユーザの権限に基づいてカウント対象ユーザを設定できる。さらに、リストからグループを選択して設定する方法を選択することによって、カウント対象ユーザが多い場合でも、容易にカウント対象ユーザを設定できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して重み付けが設定され、設定された重み付けに応じて分割カウントを行なう点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図13を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置では、カウント対象ユーザの設定時に設定画面470が表示される。設定画面470には「詳細設定」キー472がさらに表示される。ユーザによって「詳細設定」キー472が操作されると、図14に示される重み付け設定画面700がタッチパネルディスプレイに表示される。図14を参照して、重み付け設定画面700は、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザのユーザ名を表示する領域710、各ユーザに対して重み付けを設定する領域720、「OK」キー730、及び「キャンセル」キー740を含む。領域720には例えば各ユーザに対する割合が重み付けとして入力される。デフォルトでは割合は均等となっており、重み付け設定画面700においてこれらの割合を変更できる。「OK」キー730が操作されると、設定した重み付けが確定される。「キャンセル」キー740が操作されると、設定された重み付けはキャンセルされ、デフォルト(均等)に戻る。
重み付けが設定されると、画像形成装置は設定された重み付けに応じて、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して、出力枚数をカウントする。例えば、カウント対象ユーザに4人のユーザが設定されており、印刷ジョブの実行によって90枚の印刷を行なう場合を考える。ジョブ実行ユーザの割合を60%、4人のカウント対象ユーザの割合をそれぞれ10%に設定した場合、印刷ジョブの実行による出力枚数の分割カウントは、ジョブ実行ユーザに対して54カウント(=90枚×0.6)、4人のカウント対象ユーザに対してそれぞれ9カウント行なわれる。
このように、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して重み付けを設定することによって、例えば権限、又は役職等に応じて出力枚数のカウントを行なうことができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、分割カウントジョブの実行時に印刷制限枚数に達した場合に、その後どのように動作させるかを設定できる点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図15を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置では、タッチパネルディスプレイに表示される設定項目画面800を介して各種設定が行なわれる。設定項目画面800には、分割カウント機能の設定を行なうための分割カウント設定タブ810が設けられている。分割カウント設定タブ810の画面において、対象ユーザが印刷制限枚数に達した場合の動作(処理)を設定することが可能とされている。
画像形成装置には、ユーザ毎に印刷制限枚数が設定されている。出力枚数が印刷制限枚数に達すると、そのユーザは印刷出力が制限される。分割カウントの場合、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して、出力枚数がカウントされる。ジョブ実行ユーザ又はカウント対象ユーザのカウント値が印刷制限枚数に達した場合、印刷制限枚数に達したユーザに対して出力枚数をカウントすることができなくなる。画像形成装置は、ジョブ実行ユーザ又はカウント対象ユーザのカウント値が印刷制限枚数に達した場合、分割カウント設定タブ810の画面において設定された処理を実行する。
印刷制限枚数に達した場合に実行する処理は、「印刷ジョブを停止する」処理、及び「印刷制限枚数に達したユーザを除いてカウント分割を実行する」処理を含む。分割カウント設定タブ810の画面は、これらの処理のいずれかを選択するためのラジオボタン820を含む。
「印刷ジョブを停止する」処理が選択されている場合、画像形成装置は、分割カウントジョブの実行時において、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザのうちのいずれかのユーザのカウント値が印刷制限枚数に達すると、実行している印刷ジョブを停止する。一方、「制限枚数に達したユーザを除いてカウント分割を実行する」処理が選択されている場合、画像形成装置は、分割カウントジョブの実行時において、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザのうちのいずれかのユーザのカウント値が印刷制限枚数に達すると、印刷制限枚数に達したユーザを除いて分割カウントを実行(継続)する。
(第5の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、分割カウントジョブの実行時に、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して出力枚数を均等にカウントできない場合の動作、すなわち端数がでる場合の動作を設定できる点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図16を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置では、タッチパネルディスプレイに表示される設定項目画面900を介して各種設定が行なわれる。設定項目画面900には、分割カウント機能の設定を行なうための分割カウント設定タブ910が設けられている。分割カウント設定タブ910の画面において、端数がでる場合の動作(処理)を設定することが可能とされている。
端数がでる場合の処理は、「指定した優先順位の高い対象ユーザからカウントを開始する」処理、及び「残使用可能枚数の多い対象ユーザから順にカウントを開始する」処理を含む。分割カウント設定タブ910の画面は、これらの処理のいずれかを選択するためのラジオボタン920を含む。
「指定した優先順位の高い対象ユーザからカウントを開始する」処理が選択されている場合、カウント対象ユーザを設定する設定画面において優先順位を指定(設定)することが可能となる。この処理が選択されている場合、カウント対象ユーザの設定時に図17に示す設定画面480が表示される。図17を参照して、設定画面480はジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して優先順位を設定するための領域482をさらに含む。画像形成装置は、印刷ジョブの実行時に、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して、設定された優先順位の順に出力枚数の分割カウントを実行する。
「残使用可能枚数の多い対象ユーザから順にカウントを開始する」処理が選択されている場合、画像形成装置は、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザの残使用可能枚数を読出して、残使用可能枚数の多いユーザ順にカウントを行なう順番を設定する。画像形成装置は、印刷ジョブの実行時に、ジョブ実行ユーザ及びカウント対象ユーザに対して、設定した順に出力枚数の分割カウントを実行する。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ユーザ認証機能を備え、ユーザ毎に出力枚数を管理する画像形成装置であれば、複合機以外の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
上記実施の形態では、認証用カードを用いてユーザ認証(ログイン処理)を行なう例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、画像形成装置の起動時にログイン画面を表示して、そのログイン画面にユーザID及びパスワード等を入力することによってユーザ認証を行なう構成であってもよい。さらに、生体認証装置を備えることによって、生体認証によってユーザ認証を行なう構成であってもよい。
上記実施の形態では、ネットワークプリント画面及びコピー画面等のジョブ実行画面に「分割カウント」キーを表示し、当該「分割カウント」キーの操作によって分割カウントをオンに設定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、ジョブ実行画面とは別の画面(機能設定画面等)において、分割カウントをオンに設定する構成であってもよい。さらに、例えば、印刷部数が複数部数設定されたことに応答して、分割カウントの設定がオンにされる構成であってもよいし、印刷部数が複数部数設定されたことに応答して、「分割カウント」キーが表示又は有効化される構成であってもよい。
上記実施の形態では、ユーザが画像形成装置にログインした後に、分割カウントの設定が可能となる例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ユーザが画像形成装置にログインする前に、分割カウントを設定可能としてもよい。例えば、ログイン画面に「分割カウント」キーを表示し、当該「分割カウント」キーの操作によって複数のユーザがログイン可能な画面に遷移する構成としてもよい。遷移後の画面において複数のユーザがログインすると、ログインした複数のユーザに対して、分割して出力枚数をカウントする構成とすることができる。
上記実施の形態では、ジョブ実行前にカウント対象ユーザを設定して分割カウントを実行する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えばジョブ実行後にカウント対象ユーザを設定して、ジョブ実行ユーザに対してカウントされた出力枚数を複数のユーザで分担するようにしてもよい。より具体的には、例えば、カウントを分割するジョブを履歴から選択して、ジョブ実行後に設定した対象ユーザ及びジョブ実行ユーザに対してカウントを配分するようにしてもよい。
上記第1の実施の形態では、認証用カードをカード読取部にかざすことによってカウント対象ユーザを設定する例について示したが、カウント対象ユーザの設定は他の方法を用いて行なうようにしてもよい。例えば、上記第2の実施の形態で示した設定方法のいずれかを用いてカウント対象ユーザを設定するようにしてもよい。
上記第4の実施の形態では、分割カウントジョブの実行時に印刷制限枚数に達した場合に、その後どのように動作させるかを予め設定しておく例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、分割カウントジョブの実行時に印刷制限枚数に達した場合に、そのことをユーザに通知する通知画面をポップアップ表示し、その通知画面において印刷制限枚数に達した場合の動作を設定(選択)するよう構成してもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100 画像形成装置
110 制御部
120 操作ユニット
130 原稿読取部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 給紙部
170 ユーザ認証装置
172 カード読取部
200 ネットワークプリント画面
300 コピー画面
400 設定画面


Claims (6)

  1. 印刷ジョブの実行時に、印刷された記録用紙の出力枚数をカウントしてその出力枚数を管理する機能を持つ画像形成装置であって、
    ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの指示に応じて、印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、
    印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を分担するユーザを、前記ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行前に予め設定するためのユーザ設定手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザに対して印刷された記録用紙の出力枚数をカウントするよう、分割して当該出力枚数をカウントする出力枚数カウント手段と
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザに対してカウントの重み付けを設定するための重み付け設定手段とを含み、
    前記出力枚数カウント手段は、前記重み付け設定手段によって設定された重み付けに応じて、分割して当該出力枚数をカウントするための重み付けカウント手段を含む、画像形成装置。
  2. 印刷ジョブの実行時に、印刷された記録用紙の出力枚数をカウントしてその出力枚数を管理する機能を持つ画像形成装置であって、
    ユーザを認証するためのユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの指示に応じて、印刷ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、
    印刷ジョブの実行による出力枚数の負担を分担するユーザを、前記ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行前に予め設定するためのユーザ設定手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザに対して印刷された記録用紙の出力枚数をカウントするよう、分割して当該出力枚数をカウントする出力枚数カウント手段と
    前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザに対してカウントの優先順位を設定するための優先順位設定手段とを含み、
    前記出力枚数カウント手段は、前記優先順位設定手段によって設定された優先順位にしたがい、前記出力枚数を、前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザに対して順にカウントするための優先順カウント手段を含む、画像形成装置。
  3. 前記ユーザ設定手段は、前記ユーザ認証手段によってユーザの認証が実行された後に当該ユーザ認証手段によって他のユーザが認証されたことに応答して、当該他のユーザを出力枚数の負担を分担するユーザとして設定するための設定手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、ユーザの指示入力を受付けるための指示受付手段をさらに含み、
    前記ユーザ設定手段は、前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザからの他のユーザを指定する入力を前記指示受付手段が受付けたことに応答して、指定された前記他のユーザを出力枚数の負担を分担するユーザとして設定するための設定手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置はさらに、
    前記ユーザ認証手段によって認証されるユーザ毎に印刷処理の制限枚数を記憶するための制限枚数記憶手段と、
    前記ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行時に、前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザのうちのいずれかのユーザにおいて、出力枚数のカウント数が前記制限枚数記憶手段に記憶された制限枚数に達したことを検出するための検出手段と、
    前記いずれかのユーザのカウント数が前記制限枚数に達したことを前記検出手段が検出したことに応答して、実行されている印刷ジョブを停止するためのジョブ停止手段とを含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置はさらに、
    前記ユーザ認証手段によって認証されるユーザ毎に印刷処理の制限枚数を記憶するための制限枚数記憶手段と、
    前記ジョブ実行手段による印刷ジョブの実行時に、前記ユーザ認証手段によって認証されたユーザ及び前記ユーザ設定手段によって設定されたユーザのうちのいずれかのユーザにおいて、出力枚数のカウント数が前記制限枚数記憶手段に記憶された制限枚数に達したことを検出するための検出手段とを含み、
    前記出力枚数カウント手段は、前記いずれかのユーザのカウント数が前記制限枚数に達したことを前記検出手段が検出したことに応答して、前記制限枚数に達したユーザを除いたユーザに対して出力枚数をカウントするためのカウント手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

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