JP5927131B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器(例えば、画像形成装置)のセキュリティを管理する技術に関する。
電子機器、例えば、MFP(Multi Function Peripheral)のような画像形成装置では、セキュリティに関する脅威の対策として、画像形成装置の所定の機能に対して利用を制限する設定をすることができる。
例えば、携帯型端末(携帯型パソコンやタブレット端末)を出張先に持参し、出張先の画像形成装置を利用して、その携帯型端末に保存された文書データを印刷したい場合がある。この場合、出張先の画像形成装置において、その携帯端末に対してプリンター機能の利用が制限されていれば、その携帯型端末に保存された文書データを印刷できない。
また、勤務先でも、ユーザー認証機能を有する画像形成装置において、例えば、一般職のユーザーに対してScan to E-mail機能の利用が制限されていれば、一般職のユーザーは、Scan to E-mail機能を利用することができない。
ところで、ユーザーにセキュリティに関する脅威を容易に理解させるために、画像形成装置の複数の初期設定項目についてユーザーが設定した場合、これらの設定による画像形成装置のセキュリティ強度を数値化してユーザーに提示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−205850号公報
セキュリティに関する脅威の対策のために画像形成装置の所定の機能の利用を制限することは、その画像形成装置の管理者によって設定されるので、利用制限を解除したければ、管理者に依頼しなければならない。管理者不在の場合があるので、ユーザー自身が利用制限を解除できればユーザーにとって便利である。しかし、所定の機能の利用制限を解除して、その機能を利用すれば、画像形成装置のセキュリティに関して脅威となる。
本発明は、ユーザーが電子機器の所定の機能の利用制限を解除してその機能を利用する際に、電子機器のセキュリティに関する脅威をユーザーに認識させることができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一局面に係る電子機器は、所定の機能に対して利用制限が可能な電子機器であって、所定の管理者認証情報を利用して前記電子機器の管理者を認証する管理者認証部と、前記管理者認証部によって認証された前記管理者からの指示により、前記機能の利用制限を設定する設定部と、ユーザーからの指示により、前記機能の利用制限が設定されているか否かを判断する判断部と、前記判断部によって前記機能の利用制限が設定されていると判断された場合において、前記ユーザーからの指示により、前記機能の利用制限を解除する解除部と、前記判断部によって前記機能の利用制限が設定されていると判断されたとき、又は前記解除部によって前記機能の利用制限が解除されたとき、前記機能を利用することにより生じる前記電子機器のセキュリティに関する脅威を示す警告画面を用いて、前記ユーザーに報知する報知部と、を備える。
本発明によれば、ユーザーが電子機器の所定の機能の利用制限を解除してその機能を利用する際に、電子機器のセキュリティに関する脅威をユーザーに認識させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造の概略を説明する説明図である。 図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。 機能の利用制限が設定された状態を示すテーブルである。 画像形成装置のセキュリティに関する脅威のレベルを示すテーブルである。 本実施形態に係る画像形成装置のセキュリティ管理についての動作を説明するフローチャート(その1)である。 本実施形態に係る画像形成装置のセキュリティ管理についての動作を説明するフローチャート(その2)である。 警告画面を説明する説明図である。 通常パスワード認証画面を説明する説明図である。 簡易パスワード認証画面を説明する説明図である。
以下、電子機器の一例として、画像形成装置に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造の概略を説明する説明図である。画像形成装置1は、例えば、コピー、プリンター、スキャナー及びファクシミリの機能を有するデジタル複合機(MFP)に適用することができる。画像形成装置1は、装置本体100、装置本体100の上に配置された原稿読取部200、原稿読取部200の上に配置された原稿給送部300及び装置本体100の上部前面に配置された操作部400を備える。
原稿給送部300は、自動原稿送り装置として機能し、原稿載置部301に置かれた複数枚の原稿を連続的に原稿読取部200で読み取ることができるように送ることができる。
原稿読取部200は、露光ランプ等を搭載したキャリッジ201、ガラス等の透明部材により構成された原稿台203、不図示のCCD(Charge Coupled Device)センサー及び原稿読取スリット205を備える。原稿台203に載置された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿台203の長手方向に移動させながらCCDセンサーにより原稿を読み取る。これに対して、原稿給送部300から給送された原稿を読み取る場合、キャリッジ201を原稿読取スリット205と対向する位置に移動させて、原稿給送部300から送られてきた原稿を、原稿読取スリット205を通してCCDセンサーにより読み取る。CCDセンサーは読み取った原稿を画像データとして出力する。
装置本体100は、用紙貯留部101、画像形成部103及び定着部105を備える。用紙貯留部101は、装置本体100の最下部に配置されており、用紙の束を貯留することができる用紙トレイ107を備える。用紙トレイ107に貯留された用紙の束において、最上位の用紙がピックアップローラー109の駆動により、用紙搬送路111へ向けて送出される。用紙は、用紙搬送路111を通って、画像形成部103へ搬送される。
画像形成部103は、搬送されてきた用紙にトナー画像を形成する。画像形成部103は、感光体ドラム113、露光部115、現像部117及び転写部119を備える。露光部115は、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)に対応して変調された光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム113の周面に照射する。これにより、感光体ドラム113の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム113の周面に現像部117からトナーを供給することにより、周面には画像データに対応するトナー画像が形成される。このトナー像は、転写部119によって先ほど説明した用紙貯留部101から搬送されてきた用紙に転写される。
トナー像が転写された用紙は、定着部105に送られる。定着部105において、トナー像と用紙に熱と圧力が加えられて、トナー像は用紙に定着される。用紙はスタックトレイ121又は排紙トレイ123に排紙される。
操作部400は、操作キー部401と表示部403を備える。表示部403は、タッチパネル機能を有しており、ソフトキーを含む画面が表示される。ユーザーは、画面を見ながらソフトキーを操作することによって、コピー等の機能の実行に必要な設定等をする。
操作キー部401には、ハードキーからなる操作キーが設けられている。具体的には、スタートキー405、テンキー407、ストップキー409、リセットキー411、及び、機能切換キー413等が設けられている。
スタートキー405は、コピー、ファクシミリ送信等の動作を開始させるキーである。テンキー407は、コピー部数、ファクシミリ番号等の数字を入力するキーである。ストップキー409は、コピー動作等を途中で中止させるキーである。リセットキー411は、設定された内容を初期設定状態に戻すキーである。
機能切換キー413は、コピーキー、プリンターキー、スキャナーキー、ファクシミリ送信キー及びScan to E-mailキーにより構成され、これらの機能を切り換えるキーである。例えば、コピーキーを操作すれば、コピーの初期画面が表示部403に表示される。Scan to E-mailキーを操作すれば、Scan to E-mailの初期画面が表示部403に表示される。
図2は、図1に示す画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300、操作部400、制御部500、及び、通信部600がバスによって相互に接続された構成を有する。装置本体100、原稿読取部200、原稿給送部300及び操作部400に関しては既に説明したので、説明を省略する。
制御部500は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び画像メモリー等を備える。CPUは、画像形成装置1を動作させるために必要な制御を、装置本体100等の画像形成装置1の上記構成要素に対して実行する。ROMは、画像形成装置1の動作の制御に必要なソフトウェアを記憶している。RAMは、ソフトウェアの実行時に発生するデータの一時的な記憶及びアプリケーションソフトの記憶等に利用される。画像メモリーは、画像データ(原稿読取部200から出力された画像データ、パソコンから送信された画像データ、ファクシミリ受信の画像データ等)を一時的に記憶する。
制御部500は、機能ブロックとして、管理者認証部501、ユーザー認証部503、設定部505、判断部507、解除部509、表示制御部511、特定部513、記憶部515、及び、生成部517を備える。これらのブロックの詳細は後で説明する。
通信部600は、ファクシミリ通信部601、ネットワークI/F部603及び無線I/F部609を備える。ファクシミリ通信部601は、相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備える。ファクシミリ通信部601は、電話回線605に接続される。
ネットワークI/F部603は、LAN(Local Area Network)607に接続される。ネットワークI/F部603は、LAN607に接続されたパソコン等の端末装置との間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
無線I/F部609は、画像形成装置1と、携帯型端末10(例えば、携帯型パソコン、タブレット端末)との間で無線通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
管理者認証部501は、所定の管理者認証情報を利用して画像形成装置1の管理者を認証する。ユーザー認証部503は、所定のユーザー認証情報を利用して各ユーザーを認証する。所定の管理者認証情報及び所定のユーザー認証情報としては、生体認証の場合、管理者や各ユーザーの生体情報であり、IDカード認証の場合、IDカードに記録された管理者や各ユーザーを特定する情報であり、パスワード認証の場合、管理者や各ユーザーに対して予め設定されたパスワードの情報である。
以下の説明で出てくる「ユーザーからの指示」や「管理者からの指示」は、画像形成装置1に備えられる操作部400を操作して指示される場合で説明する。しかしながら、これらの指示は、画像形成装置1をリモート操作する端末に備えられる操作部を操作して指示してもよい。ここでの端末は、パソコンや携帯型端末10(携帯型パソコン、タブレット端末等)を意味する。
設定部505は、管理者認証部501によって認証された管理者からの指示により、画像形成装置1の機能の利用制限を設定する。
図3は、設定部505に設定された機能の利用制限の具体例を示すテーブルである。ユーザーの種類と画像形成装置1の機能の種類に応じて、機能の利用制限が設定されている。ユーザーの種類は、一般職及び管理職の二種類であり、機能の種類は、Scan to E-mail、ファクシミリ送信及びコピーの三種類であるが、これに限定されない。管理職には、Scan to E-mail及びファクシミリ送信の利用が制限される設定がされ、一般職には、それらに加えて、コピーの利用が制限される設定がされている。
記憶部515は、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威のレベルを示すテーブルを予め記憶する。このテーブルは、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威の大きさを示す複数のレベルのうち、いずれのレベルに該当するかを、原稿の種類、ユーザーの種類及び機能の種類に応じて定めている。図4は、そのテーブルの具体例を示している。
ユーザーの種類が、一般職及び管理職の二種類とし、機能の種類が、Scan to E-mail、ファクシミリ送信及びコピーの三種類とし、原稿の種類が、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿、「回覧」の文字のウォーターマークが印刷された原稿、及び、ウォーターマークが印刷されていない原稿の三種類として説明するが、これに限定されない。
Scan to E-mailではインターネットが利用され、ファクシミリ送信では、電話回線が利用され、コピーでは、外部と接続されるネットワークが利用されない。従って、機能については、コピー、ファクシミリ送信、Scan to E-mailの順でセキュリティ脅威が大きくなる。
原稿の種類については、ウォーターマークが印刷されていない原稿、「回覧」の文字のウォーターマークが印刷された原稿、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿の順でセキュリティ脅威が大きくなる。
ユーザーの種類については、管理職、一般職の順でセキュリティ脅威が大きくなる。
セキュリティ脅威には、レベル1〜12まであり、数字が大きくなるに従ってセキュリティ脅威が大きくなる。
例えば、一般職のユーザーが、Scan to E-mailの利用制限の設定がされているとする。そのユーザーがScan to E-mailの利用制限を解除して、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿を、Scan to E-mailする場合に、セキュリティ脅威のレベルが最大の12となる。
また、例えば、管理職のユーザーが、コピーの利用制限の設定がされているとする。そのユーザーがコピーの利用制限を解除して、ウォーターマークが印刷されていない原稿を、コピーする場合に、セキュリティ脅威のレベルが最小の1となる。なお、本実施形態では、図3に示すように、管理職のユーザーには、コピーの利用制限が設定されていないので、管理職のユーザーがコピーの利用制限を解除しても、後で説明するセキュリティ脅威を示す警告画面は表示されない。
ユーザーの種類に応じてセキュリティ脅威を示す数字を割り当て、機能の種類に応じてセキュリティ脅威を示す数字を割り当て、原稿の種類に応じてセキュリティ脅威を示す数字を割り当て、それらを乗算又は加算した値をセキュリティ脅威のレベルにしてもよい。例えば、管理職のユーザーに「3」、Scan to E-mailに「6」、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿に「5」の数字が割り当てられている場合、14(=3+6+5)や90(=3×6×5)をセキュリティ脅威のレベルにする。
特定部513は、予め定められた基準を基にして、原稿読取部200が原稿を読み取って生成した画像データからその原稿の種類を特定する。本実施形態では、「マル秘」の文字のウォーターマーク及び「回覧」の文字のウォーターマークを基準にし、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿、「回覧」の文字のウォーターマークが印刷された原稿、それら以外をウォーターマークがない原稿と特定される。
判断部507は、ユーザーからの指示により、機能の利用制限が設定されているか否かを判断する。例えば、ユーザーが操作部400の機能切換キー413を操作して、Scan to E-mailの選択をした場合、判断部507は、図3に示すテーブルを参照して、そのユーザーに対して、Scan to E-mailの利用制限がされているか否かを判断する。また、ユーザーが機能切換キー413を操作して、ファクシミリ送信の選択をした場合、判断部507は、図3に示すテーブルを参照して、そのユーザーに対して、ファクシミリ送信の利用制限がされているか否かを判断する。
解除部509は、判断部507によって機能の利用制限が設定されていると判断された場合において、ユーザーからの指示により、機能の利用制限を解除する。解除部509は、機能の利用制限を解除するための認証をユーザーに要求し、その認証がされたとき、機能の利用制限を解除する。
その認証の具体例を説明する。解除部509は、機能の利用制限を解除するための第1の認証及び第1の認証よりも簡易な第2の認証のうちいずれか一方をユーザーに選択させ、第2の認証により機能の利用制限を解除した場合、利用制限を解除してから所定時間経過するまでに機能を利用したジョブが画像形成装置1によって実行されないとき、機能の利用制限の解除を無効にする。
解除部509は、機能の利用制限が解除された状態で、機能を利用したジョブが画像形成装置1によって実行された後、機能の利用制限の解除を無効にする。これにより、機能の利用制限がされた状態に復帰する。
表示制御部511は、判断部507によって機能の利用制限が設定されていると判断されたとき、機能を利用することにより生じる画像形成装置1のセキュリティに関する脅威を示す警告画面を、ユーザーに対して表示する制御をする。画像形成装置1の操作部400を利用して、ユーザーからの指示が入力されるので、画像形成装置1の表示部403に警告画面が表示される。なお、画像形成装置1をリモート操作する携帯型端末10に備えられる操作部を利用して、ユーザーからの指示がされる場合、携帯型端末10に備えられる表示部に警告画面が表示される。
従って、画像形成装置1の操作部400を操作してユーザーからの指示がされる場合、画像形成装置に備えられる表示制御部511及び表示部403が報知部として機能する。画像形成装置1をリモート操作する携帯型端末10の操作部を操作してユーザーからの指示がされる場合、画像形成装置1の表示制御部511及び携帯型端末10の表示部が報知部として機能する。
本実施形態では、判断部507によって機能の利用制限が設定されていると判断されたときに、警告画面がユーザーに表示されるが、解除部509によって機能の利用制限が解除されたとき、警告画面をユーザーに表示するようにしてもよい。
生成部517は、判断部507によって機能の利用制限が設定されていると判断された場合において、ユーザー認証部503によって認証されたユーザーの種類、特定部513によって特定された原稿の種類、及び、機能の種類によって定められる画像形成装置1のセキュリティに関する脅威のレベルを、図4に示すテーブルを参照して決定し、決定されたレベルを示す警告画面の画面データを生成する。
本実施形態に係る画像形成装置1のセキュリティ管理についての動作を説明する。図5及び図6は、その動作を説明するフローチャートである。
管理者認証部501によって認証された管理者が操作部400を操作して、操作部400に利用制限の設定をする入力をすることにより、設定部505において図3に示す機能の利用制限の設定がされている。
ユーザー認証部503が、ユーザーを認証する(ステップS1)。
ユーザーが機能切換キー413(図1)を操作して、機能を選択する指示を操作部400に入力する(ステップS2)。これにより、判断部507は、ステップS1で認証されたユーザーが、その機能の利用制限がされているか否かを、図3のテーブルを参照して判断する(ステップS3)。
ステップS2で、例えば、Scan to E-mail機能が選択されたとする。Scan to E-mailは、一般職及び管理職のいずれのユーザーも利用制限がされている。従って、判断部507は、ステップS1で認証されたユーザーが、その機能の利用制限がされていると判断する(ステップS3でYes)。そして、生成部517は、図4に示すテーブルを参照して、セキュリティに関する脅威を決定し(ステップS4)、決定されたレベルを示す警告画面の画面データを生成する。
表示制御部511は、ステップS4で決定されたセキュリティに関する脅威を示す警告画面を表示部403に表示させる(ステップS5)。図7は、その警告画面20を説明する説明図である。
警告画面20には、文字画像21、及びキー23,25,27が含まれる。文字画像21では、「セキュリティ脅威のためにScan to E-mailは利用制限されています。セキュリティに関する脅威にはレベル1から12まであり、数字が大きくなるに従ってセキュリティ脅威が大きくなります。利用制限を解除してScan to E-mailを利用した場合、「マル秘」の文字のウォーターマークが印刷された原稿であれば、セキュリティ脅威のレベルが12となり、「回覧」の文字のウォーターマークが印刷された原稿であれば、セキュリティ脅威のレベルが9となり、ウォーターマークが印刷されていない原稿であれば、セキュリティ脅威のレベルが6となります。通常パスワード認証又は簡易パスワード認証により利用制限を解除できます。」と説明されている。
なお、レベルに加えて、例えば、盗聴や改ざんの可能性のパーセントを説明するようにしてもよい。
キー23は、通常パスワード認証(第1の認証)を選択する場合に、ユーザーによって押下されるソフトキーである。キー25は、簡易パスワード認証(第2の認証)を選択する場合に、ユーザーによって押下されるソフトキーである。簡易パスワード認証は、通常パスワード認証によりも、簡易なパスワードを用いた認証であり、ここでは、通常パスワード認証に用いるパスワードを八桁の数字とし、簡易パスワード認証に用いるパスワードを四桁の数字とする。通常パスワード認証を選択すれば、Scan to E-mailの利用時間が制限されない。簡易パスワード認証を選択すれば、Scan to E-mailの利用時間が制限される。
キー27は、表示部403の画面をScan to E-mailの初期画面に切り換える場合に、ユーザーによって押下されるソフトキーである。図8、図9のキー27も同様である。
ユーザーによりキー23,25が押下されない場合(ステップ6でNo、かつステップ7でNo)、すなわち、通常パスワード認証を選択する指示が操作部400に入力されず、かつ簡易パスワード認証を選択する指示が操作部400に入力されなければ、ステップS5に戻る。
ユーザーによりキー23が押下され、通常パスワード認証を選択する指示が操作部400に入力されると(ステップS6でYes)、表示制御部511は、図8に示す通常パスワード認証画面30を表示部403に表示させる(ステップS8)。通常パスワード認証画面30には、パスワード入力領域31及びキー27,33が含まれる。
ユーザーは、通常パスワード認証のために、操作部400のテンキー407(図1)を操作して、予め定められた八桁の数字のパスワードをパスワード入力領域31に入力し、キー33を押下する。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいか否かを判断する(ステップS9)。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいと判断しない場合(ステップS9でNo)、表示制御部511は、通常パスワードの再入力を要求する操作画面を表示部403に表示させ(ステップS10)、ステップS9に戻る。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいと判断した場合(ステップS9でYes)、解除部509は、ステップS2で選択された機能の実行を許可する(ステップS11)。ここでは、Scan to E-mail機能の実行が許可される。
選択された機能(Scan to E-mail)の実行が可能な状態でスタートキー405(図1)が押下された場合、画像形成装置1は、選択された機能を利用したジョブ(Scan to E-mailを利用した原稿送信ジョブ)を実行する(ステップS12)。Scan to E-mailの実行が可能な状態とは、原稿載置部301(図1)に原稿がセットされ、かつ、ユーザーにより操作部400が操作されて、予め定められた設定(解像度等)がされ、宛先のアドレスが入力された状態である。
選択された機能を利用したジョブが実行された後、解除部509は、その機能の利用制限の解除を無効にする。これにより、Scan to E-mailの利用制限がされた状態に復帰する。
一方、図7に示す警告画面20において、ユーザーによりキー23が押下されず(ステップS6でNo)、キー25が押下されて簡易パスワード認証を選択する指示が操作部400に入力された場合(ステップS7でYes)、表示制御部511は、図9に示す簡易パスワード認証画面40を表示部403に表示させる(ステップS13)。簡易パスワード認証画面40には、パスワード入力領域41及びキー27,43が含まれる。
ユーザーは、簡易パスワード認証のために、操作部400のテンキー407(図1)を操作して、予め定められた四桁の数字のパスワードをパスワード入力領域41に入力し、キー43を押下する。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいか否かを判断する(ステップS14)。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいと判断しない場合(ステップS14でNo)、表示制御部511は、簡易パスワードの再入力を要求する操作画面を表示部403に表示させ(ステップS15)、ステップS14に戻る。
解除部509は、ユーザーが入力したパスワードが正しいと判断した場合(ステップS14でYes)、解除部509は、ステップS2で選択された機能の実行を許可する(ステップS16)。ここでは、Scan to E-mail機能の実行が許可される。
解除部509は、解除部509に備えられるタイマーをスタートさせる(ステップS17)。これにより、Scan to E-mail機能の利用することができる制限時間(例えば、1分)のカウントが開始される。
解除部509は、選択された機能(Scan to E-mail)の実行が可能な状態でスタートキー405(図1)が押下された場合、制限時間を経過したか否かを判断する(ステップS18)。Scan to E-mailの実行が可能な状態とは、原稿載置部301(図1)に原稿がセットされ、かつ、ユーザーにより操作部400が操作されて、予め定められた設定(解像度等)がされ、宛先のアドレスが入力された状態である。
解除部509が、制限時間内と判断した場合(ステップS18でYes)、画像形成装置1は、ステップS2で選択された機能を利用したジョブ(Scan to E-mailを利用した原稿送信ジョブ)を実行する(ステップS19)。選択された機能を利用したジョブが実行された後、解除部509は、その機能の利用制限の解除を無効にする。これにより、Scan to E-mailの利用制限がされた状態に復帰する。
これに対して、解除部509が、制限時間を経過したと判断した場合(ステップS18でNo)、表示制御部511は、制限時間経過により、ステップS2で選択された機能(Scan to E-mail)を実行できないことを文字画像で示す画面を表示部403に表示させる(ステップS20)。
ステップS2で、例えば、管理職のユーザーがコピー機能を選択した場合、判断部507は、ステップS1で認証されたユーザーが、ステップS2で選択された機能の利用制限がされていると判断しない(ステップS3でNo)。そして、ステップS2で選択された機能(コピー)の実行をユーザーに許可する(ステップS21)。
スタートキー405(図1)が押下された場合、画像形成装置1は、ステップS2で選択された機能(コピー)を実行する(ステップS22)。
本実施形態の主な効果を説明する。本実施形態では、管理者が所定の機能に対して利用制限を設定することができる。ユーザーからの指示により、機能の利用制限が設定されているか否かを判断し(ステップS3)、機能の利用制限が設定されていると判断されたとき(ステップS3でYes)、図7に示す警告画面20をユーザーに対して表示する制御(報知する制御)をする(ステップS5)。警告画面20には、機能を利用することにより生じる画像形成装置1のセキュリティに関する脅威が示されている。従って、本実施形態によれば、ユーザーが画像形成装置1の所定の機能の利用制限を解除してその機能を利用する際に、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威をユーザーに認識させることができる。
本実施形態によれば、機能の利用制限を解除するための認証をユーザーに要求するので(ステップS8,S13)、ユーザーが機能の利用制限を解除して機能を利用する場合に、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威を低下させることができる。
この認証において、ユーザーに通常パスワード認証又は簡易パスワード認証を選択させる(図7、ステップS6,S7)。簡易パスワード認証を認めることにより、ユーザーに利便性を与えつつ、簡易パスワード認証により機能の利用制限を解除したときに、機能の利用時間を制限するので(ステップS18)、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威を低下させることができる。
機能の利用制限を解除した状態を継続することは、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威となる。本実施形態によれば、機能の利用制限が解除された状態で、機能を利用したジョブが画像形成装置1によって実行(ステップS12,S19)された後、機能の利用制限の解除が無効にされる。これにより、機能の利用制限がされた状態に復帰する。よって、画像形成装置1のセキュリティに関する脅威を低下させることができる。
なお、本実施形態では、判断部507によって機能の利用制限が設定されていると判断されたとき(ステップS3でYes)、図7に示す警告画面20を表示している(ステップS5)。解除部509によって機能の利用制限が解除されたとき(ステップS9でYes、ステップS14でYes)、警告画面20を表示する態様でもよい。この態様によれば、通常パスワード認証又は簡易パスワード認証後に警告画面20が表示されるので、警告画面20には、キー23,25が含まれない。
1 画像形成装置(電子機器)
20 警告画面
21 文字画像
23,25,27 キー
30 通常パスワード認証画面
31 パスワード入力領域
33 キー
40 簡易パスワード認証画面
41 パスワード入力領域
43 キー
403 表示部(報知部として機能する要素)
511 表示制御部(報知部として機能する要素)

Claims (6)

  1. 原稿を読み取り、前記原稿の画像データを出力する原稿読取部と、
    前記画像データを処理する所定の機能と、を有し、
    前記機能に対して利用制限が可能な電子機器であって、
    所定の管理者認証情報を利用して前記電子機器の管理者を認証する管理者認証部と、
    前記管理者認証部によって認証された前記管理者からの指示により、前記機能の利用制限を設定する設定部と、
    予め定められた基準を基にして、前記画像データから前記原稿の種類を特定する特定部と、
    ユーザーからの指示により、前記機能の利用制限が設定されているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記機能の利用制限が設定されていると判断された場合において、前記ユーザーからの指示により、前記機能の利用制限を解除する解除部と、
    前記判断部によって前記機能の利用制限が設定されていると判断されたとき、又は前記解除部によって前記機能の利用制限が解除されたとき、前記機能を利用することにより生じる前記原稿の種類に応じたセキュリティに関する脅威を、前記特定部において特定された前記原稿の種類に対応させて示す警告画面を用いて、前記ユーザーに報知する報知部と、を備える電子機器。
  2. 前記電子機器は、
    前記セキュリティに関する脅威のレベルを数値で示すテーブルを記憶した記憶部を更に備え、
    前記報知部は、前記テーブルに基づいて前記セキュリティに関する脅威を前記警告画面に数値で表示する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記テーブルは、前記セキュリティに関する脅威のレベルを前記原稿の種類、前記ユーザーの種類及び前記機能の種類に応じて定めている請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記解除部は、前記機能の利用制限を解除するための認証を前記ユーザーに要求し、前記認証がされたとき、前記機能の利用制限を解除する請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記解除部は、
    前記機能の利用制限を解除するための第1の認証及び前記第1の認証よりも簡易なパスワードを用いた第2の認証のうちいずれか一方を前記ユーザーに選択させ、前記第2の認証により前記機能の利用制限を解除した場合、前記利用制限を解除してから所定時間経過するまでに前記機能を利用したジョブが前記電子機器によって実行されないとき、前記機能の利用制限の解除を無効にする請求項に記載の電子機器。
  6. 前記解除部は、前記機能の利用制限が解除された状態で、前記機能を利用したジョブが前記電子機器によって実行された後、前記機能の利用制限の解除を無効にする請求項1〜のいずれか一項に記載の電子機器。
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