JP3873572B2 - コピー装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー装置と、スキャナ,プリンタ及びコンピュータからなるシステムをコピー装置として動作させるためのコンピュータ読取可能な記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、コンビニエンスストアや図書館等には、課金機能を有する(使用料金を徴収できる形態で運用できる)コピー装置が設置されている。そのような課金機能を有するコピー装置としては、投入された硬貨の種類を判別できる機器が接続されており、その機器に硬貨を投入しておかなければコピーが行えず、コピーを行った場合には、当該機器に投入したおいた硬貨から使用料金を徴収するコピー装置が、知られている。また、コピーカウンタを挿入しなければ、コピーが行えず、コピーを行った場合には、挿入されているコピーカウンタにコピー枚数が記録されるコピー装置も、知られている。なお、このコピー装置は、ユーザが、レジ係員等からコピーカウンタを借り受け、コピーの実行後、レジ係員に、コピーカウンタを返却するとともに、そのカウント値に応じた金額を支払う形で運用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、課金機能を有する従来のコピー装置は、いずれも、課金機能を有さない通常のコピー装置に、特殊なハードウェアを付加した装置となっている。このため、課金機能を有する従来のコピー装置は、通常のコピー装置に比して、高価なものとなっていた。
【0004】
そこで、本発明の課題は、課金機能を有さない装置の価格と同程度の価格で実現できる、課金機能を有するコピー装置を、提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の課題は、スキャナ,プリンタ及び特殊なハードウェアを備えないコンピュータからなるシステムを、課金機能を有するコピー装置として動作させるためのコンピュータ読取可能な記録媒体を、提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、コピー装置を、セットされた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す画像データを生成する原稿読取手段と、与えられた画像データに応じた印刷を用紙上に行なう印刷手段と、ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあるときに限り、情報入力手段の複数のボタンに対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように原稿読取手段と印刷手段とを制御する制御処理を実行するコピー制御手段と、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視し、所定の操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視するとともに、コピー制御手段によって認識されたコピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報を収集し、情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手段と,他装置との間で情報交換を行なうための通信処理手段と、1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、通信処理手段によって識別情報生成要求が受信されたときに、所定規則に従って識別情報を生成し、生成した識別情報を識別情報記憶手段内に格納するとともに、当該識別情報を、識別情報生成要求の送信元に宛てて送信する識別情報生成手段とを備え、状態管理手段が、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前記識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、その後,前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる場合には、前記情報入力手段を介して入力された識別情報を前記識別情報記憶手段から消去する手段である装置として構成しておく。
【0007】
すなわち、本発明のコピー装置では、情報入力手段に対して所定の操作がなされたときに、コピー制御手段の状態が機能停止状態から機能状態に移行し、その結果としてコピーが行なえる状態が形成される。そして、コピーが行なえる状態にあるときには、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報が収集され、情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作がなされたときに、コピー制御手段の状態が機能停止状態とされる。従って、コピーが行なえる状態にあるときに収集された、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報、或いは、その情報に基づき算出された使用料金が、何らかの方法で出力できるようにしておけば、本コピー装置の使用に対して、その使用内容に応じた料金を課することができることになる。
【0008】
そして、このコピー装置は、ほぼ、既存の,通信機能を有するコピー装置に、状態管理手段を追加するだけで実現できるものとなっており、状態管理手段の追加は、既存のコピー装置が備える、コピー制御手段相当の手段を、わずかに改良するだけで、特殊なハードウェアを追加することなく、行なうことができる。従って、このコピー装置の構成を採用すれば、課金機能を有さない装置の価格と同程度の価格で、課金機能を有するコピー装置が製造できることになる。
【0009】
なお、本発明のコピー装置の構成要素である情報入力手段は、機械的なボタンを備えるものであっても良く、ソフトキーボード(タッチスクリーン等にソフトウェアによって表示されたボタン)を備えるものであっても良い。また、識別情報生成手段が識別情報を生成する際に従う所定規則は、乱数を発生させ、その結果に基づき識別情報を生成するといったものであっても良く、多数の識別情報のリストの中から順に(或いはランダムに)識別情報を選択するといったものであっても良い。
【0010】
また、状態管理手段によって収集された使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報、或いは、その情報に基づき算出された使用料金を出力させるための構成としてはさまざまなものを採用することができる。
【0011】
例えば、状態管理手段を、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金が印字された用紙を印刷手段に印刷させる手段としておくことや、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金を表すバーコードが印字された用紙を印刷手段に印刷させる手段としておくことができる。状態管理手段を、後者のものとしておいた場合、POS端末が用いられている場所での使用に適したコピー装置が得られることになる。
【0012】
また、本発明のコピー装置を実現するに際して、1つ以上の識別情報と、各識別情報に関する利用状況情報とを記憶するための情報記憶手段を付加し、状態管理手段として、コピー制御手段の状態が機能停止状態であるときには、情報入力手段に対して情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情報を、情報記憶手段内に記憶された、情報入力手段を介して入力された識別情報に関する利用状況情報に含ませるものを用いておくこともできる。
【0013】
このような構成を採用すれば、同じ識別情報を用いてコピー可能な状態とされた後に行なわれた全てのコピー作業への課金に必要な情報が、利用状況情報として、情報記憶手段に保存されることになる。従って、本構成を採用すれば、同一部署に属する複数のユーザによる使用に対して、一ヶ月毎に課金を行なうといった形態での運用が行なえるコピー装置が得られることになる。
【0014】
本発明のコピー装置を実現するに際しては、1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、情報入力手段に対してなされる操作内容に応じて、識別情報記憶手段内に、1つ以上の識別情報が記憶された状態を形成する識別情報更新手段とを付加するとともに、状態管理手段として、コピー制御手段の状態が機能停止状態であるときには、情報入力手段に対して識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態に移行させる手段を用いることができる。
【0015】
このようにコピー装置を構成しておけば、各識別情報の有効期間を任意に設定できることになるので、料金を払わないことを目的とした使用が困難なコピー装置を実現できることになる。
【0021】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、スキャナ及びプリンタと接続されたコンピュータを、ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあるときに限り、情報入力手段の複数のボタンに対して行なわれた操作内容に基づき、コピー条件を認識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるようにスキャナとプリンタとを制御するコピー制御手段と、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視し、所定の操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視するとともに、コピー制御手段によって認識されたコピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報を収集し、情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作がなされたことを検出したときには、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手段と、他装置との間で情報交換を行なうための通信処理手段と、1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、通信処理手段によって識別情報生成要求が受信されたときに、所定規則に従って識別情報を生成し、生成した識別情報を識別情報記憶手段内に格納するとともに、当該識別情報を識別情報生成要求の送信元に宛てて送信する識別情報生成手段とを備え、状態管理手段が、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、情報入力手段に対して識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、その後,前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる場合には、情報入力手段を介して入力された識別情報を識別情報記憶手段から消去する手段である装置として動作させるためのプログラムが記録されて成る。
【0022】
従って、このコンピュータ読取可能な記録媒体を用いれば、本発明のコピー装置に相当するスキャナ、プリンタ及びコンピュータからなる装置を実現できることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0026】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るコピー装置は、コンビニエンスストア等、POS(point-of-sale)端末が用いられた場所に設置されることを想定した装置である。まず、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係るコピー装置のハードウェア構成を説明する。
【0027】
図1に示したように、第1実施形態に係るコピー装置10は、コピー制御装置11、操作装置12、スキャナ13、プリンタ14及び専用キャビネット15から、構成されている。
【0028】
スキャナ13及びプリンタ14は、共に、コンピュータの周辺機器として、一般に市販されている機器である。操作装置12は、ユーザから、コピー条件の指定指示やコピーの開始指示を受けるための装置である。操作装置12は、液晶パネルとその上に重ねたタッチパネルとからなるタッチスクリーン121、スタートボタン122、ストップボタン123、10個の数値キーを含むテンキー部124等を備えている。専用キャビネット15は、図1に示したような構成のコピー装置10を構築するために、コピー制御装置11及び操作装置12のオプションとして用意されているキャビネットであり、操作装置12を取り付けられる形状を有している。なお、本実施形態で係るコピー装置10では、スキャナ13、プリンタ14、操作装置12が、それぞれ、原稿読取手段、印刷手段、情報入力手段として機能する。
【0029】
コピー制御装置11は、操作装置12、スキャナ13及びプリンタ14を統合的に制御するための装置であり、コピー制御手段、状態管理手段等として機能する。コピー制御装置11は、図2に示したように、CPUバス35で相互に接続されたCPU21、ROM22、RAM23及びブリッジ24を備える。また、コピー制御装置11は、ブリッジ24に汎用バス(PCIバス)36を介して接続されたHDDコントローラ25、操作パネル用I/Fボード26、スキャナ用I/Fボード27及びプリンタ用I/Fボード28、並びに、HDDコントローラ25に接続されたHDD(ハードディスクドライブ)30を備える。
【0030】
ブリッジ24は、CPUバス35と汎用バス36との間のインタフェース回路である。HDDコントローラ25は、HDD30の制御回路(HDD30と汎用バス36との間のインタフェース回路)である。操作装置用I/Fボード26は、CPU21による操作装置12の制御を可能とするためのインタフェースボードである。操作装置用I/Fボード26には、操作装置12に含まれる各種デバイス(タッチスクリーン121、テンキー部124等)用の入出力制御回路が、含まれている。スキャナ用I/Fボード27、プリンタ用I/Fボード28は、それぞれ、CPU21によるスキャナ13、プリンタ14の制御を可能とするためのインタフェースボードである。
【0031】
ROM22は、コピー制御装置11を構成しているハードウェアを制御するためのBIOS等が記憶された不揮発性記憶装置である。HDD30は、オペレーティングシステム、各種ドライバ(スキャナ13を制御するためのスキャナドライバ、プリンタ14を制御するためのプリンタドライバ)、コピー制御プログラム、ID番号ファイル40及びコピー単価情報ファイル41等が格納された補助記憶装置である。CPU21は、これらの記憶装置に格納された各種のプログラムをRAM23上に読み出し、読み出したプログラムに従って、コピー制御装置11内の各部を統合的に制御する回路である。
【0032】
すなわち、本コピー装置10に含まれるコピー制御装置11は、コピー制御プログラム、ID番号ファイル40及びコピー単価情報ファイル41がインストールされた、一種のコンピュータとなっている。
【0033】
以下、第1実施形態に係るコピー装置10の動作(コピー制御プログラムに従ったCPU21による制御動作)を説明する。なお、以下の説明では、スキャナ13が、A3までの原稿のカラー読込が行なえる機器であり、プリンタ14が、複数の用紙カセットを有し、A3までの原稿にカラー印刷が行なえる機器であるものとする。
【0034】
まず、HDD30内に格納されているID番号ファイル40、コピー単価情報ファイル41の説明を行なう。
【0035】
ID番号ファイル40は、幾つかのID番号(1〜8桁の数値データ)を記憶しておくためのファイルである。詳細は後述するが、コピー装置10は、このID番号ファイル40内のいずれかのID番号と一致するデータが入力されたときに、操作装置12に対する操作内容に応じて原稿のコピーを生成するコピー操作受付モードでの動作(一般のコピー機と同じ動作)を開始するように構成されている。
【0036】
コピー単価情報ファイル41は、課金レベルコピー条件を示す条件データと、その課金レベルコピー条件に合致したコピー条件でコピーを行ったユーザに課する料金を示す単価データ(或いは料金が設定されていないことを示す単価データ)とからなるコピー単価情報を、複数種類の課金レベルコピー条件のそれぞれに対して、記憶しておくためのファイルである。ここで、課金レベルコピー条件とは、カラーコピーモード、モノクロコピーモードのいずれのコピーモードでコピーが行われるかの区別と、コピー結果として出力される用紙のサイズとで定まる条件のことである。
【0037】
HDD30内のID番号ファイル40及びコピー単価情報ファイル41は、初期状態(コピー制御装置11の製造直後の状態)においては、共に、内容のないファイルとなっている。このため、コピー装置10(コピー制御装置11)には、ID番号ファイル40を編集するためのID番号登録処理、コピー単価情報ファイル41を編集するためのコピー単価情報設定処理を実行する機能が付与されている。また、コピー装置10は、操作装置12に設けられている所定のボタンが押下された状態で電源が投入されたとき(以下、“管理者モードで起動されたとき”と表記する)に、これらの機能が利用できるように構成されている。
【0038】
具体的には、管理者モードで起動されたとき、コピー装置10(コピー制御装置11内のCPU21)は、図3に示したように、まず、状態診断処理(ステップS101)を実行する。
【0039】
この状態診断処理時、CPU21は、コピー制御装置11内の各部が正常に動作可能な状態にあるか、スキャナ13及びプリンタ14が動作可能な状態にあるか等を、検査する。異常な状態にあるハードウェアを検出した場合、CPU21は、その旨を示すメッセージが表示されるように、操作装置用I/Fボード26等を介してタッチスクリーン121(液晶パネル)を制御する。そして、CPU21は、異常状態を解消するための作業がなされるのを待機する。
【0040】
一方、各部が正常に機能していることが確認できた場合、CPU21は、コピー制御装置11に接続されているスキャナ13及びプリンタ14の機種を、認識する。次いで、CPU21は、その認識結果に基づき、コピー制御装置11に接続されているスキャナ13及びプリンタ14によって実行可能なコピー処理の課金レベルコピー条件を全て特定する。すなわち、プリンタ14によって利用可能な全ての用紙のサイズ(実際に用紙カセット等に設定されているか否かは問わない)を把握するとともに、スキャナ13とプリンタ14の組み合わせでカラーコピーが可能であるか否かを把握することによって、スキャナ13及びプリンタ14によって実行可能なコピー処理の課金レベルコピー条件を全て特定する。そして、CPU21は、コピー単価情報ファイル41内に、特定した全ての課金レベルコピー条件に関するコピー単価情報が含まれているかを検査する。
【0041】
コピー単価情報ファイル41が、特定した全ての課金レベルコピー条件に関するコピー単価情報を含むものでなかった場合、CPU21は、不足しているコピー単価情報を、コピー単価情報ファイル41に追加する。なお、この際に、追加されるコピー単価情報は、料金が設定されていないことを示す単価データを含むものである。そして、CPU21は、状態診断処理を終了する。
【0042】
すなわち、本コピー装置10では、例えば、内容のないコピー単価情報ファイル41がHDD30に格納されていた場合(初めて起動された場合)、このステップS101(或いは後述するステップS401)が実行されることにより、コピー単価情報ファイル41に、コピー制御装置11に接続されているスキャナ13及びプリンタ14の組み合わせで実行可能な各コピー処理に関するコピー単価情報(料金が設定されていないことを示す単価データを含むもの)が、追加される。また、コピー装置10の実際の運用が、一旦、開始された後、スキャナ13或いはプリンタ14が交換されることにより実行可能なコピー処理の種類が増えた場合には、ステップS101(或いはステップS401)において、コピー単価情報ファイル41に、実行可能となったコピー処理に関するコピー単価情報が追加される。
【0043】
状態診断処理の終了後、CPU21は、タッチスクリーン121に課金情報設定画面を表示させる(ステップS102)。このステップS102で表示される課金情報設定画面は、図4に示したように、コピー装置10の管理者が、ID番号登録処理の開始指示、コピー単価設定処理の開始指示、課金情報設定処理の終了指示のいずれかを出せるものとなっている。
【0044】
課金情報設定画面の表示後、CPU21は、管理者がいずれかの指示を入力する(テンキー部124を構成している数値キー“1”、“2”或いは“9”が押下される)のを待機する(図3:ステップS103)。そして、数値キー“2”が押下された場合、すなわち、コピー単価設定処理の実行が指示された場合(ステップS104:単価設定)、CPU21は、コピー単価設定処理(ステップS105)を実行する。その後、CPU21は、ステップS102に戻り、タッチスクリーン121に課金情報設定画面を再び表示させる。また、数値キー“1”が押下された場合、すなわち、ID番号登録処理の実行が指示された場合(ステップS104:番号登録)、CPU21は、ID番号登録処理(ステップS106)を実行した後、ステップS102に戻る。
【0045】
以下、コピー単価設定処理、ID番号登録処理の詳細を説明する。まず、図5及び図6を用いて、コピー単価設定処理の説明を行なう。
【0046】
コピー単価設定処理は、コピー単価情報ファイル41に含まれている各コピー単価情報内の単価データが、管理者の指示に従って(タッチスクリーン121に対する操作内容に応じて)変更される処理である。図5に示したように、コピー単価設定処理開始時、CPU21は、HDD30に格納されているコピー単価情報ファイル41内の全てのコピー単価情報(条件データと単価データとからなる情報)を読み出し、読み出したコピー単価情報のリストであるコピー単価情報リストを、RAM23上に作成する(ステップS201)。以下、説明の便宜上、RAM23上に作成されたコピー単価情報リスト内のコピー単価情報の総数を、Mmaxと表記し、コピー単価情報リスト内のMmax個のコピー単価情報を、先頭側から、それぞれ、コピー単価情報#1〜#Mmaxと表記する。
【0047】
コピー単価情報リストの作成後、CPU21は、そのコピー単価情報リスト内の幾つかのコピー単価情報が示されたコピー単価設定画面が表示されるように、タッチスクリーン121を制御する(ステップS202)。
【0048】
図6に示したように、コピー単価設定処理時に表示されるコピー単価設定画面50は、コピー単価情報表示領域511〜514と、2種のスクロールボタン52u及び52dと、キャンセルボタン53と、終了ボタン54とを備えている。なお、この図に示したコピー単価設定画面50は、コピー単価(単価データ)の設定が完了している場合に表示されるものである。各コピー単価情報が、料金が設定されていないことを示す単価データを含むものであった場合、コピー単価設定画面50は、図6において、“100”、“20”等が示されている部分に何も示されないものとなる。
【0049】
ステップS202において、CPU21は、コピー単価情報表示領域511〜514内に、それぞれ、コピー単価情報#1〜#4(コピー単価情報リストの1番目〜4番目のコピー単価情報)が示されたコピー単価設定画面50を、タッチスクリーン121に表示させる。ただし、Mmax<4であった場合(印刷可能な用紙サイズの種類が少なく、カラーコピーが行えない場合に、Mmax<4となる)、CPU21は、ステップS202において、コピー単価情報表示領域511〜51Mmax内に、それぞれ、コピー単価情報#1〜#Mmaxが含まれたコピー単価設定画面50が表示されるように、タッチスクリーン121等を制御する。
【0050】
コピー単価設定画面50の表示後、CPU21は、タッチスクリーン121或いはテンキー部124に対する操作が行われるのを待機する(ステップS203)。このステップS203において、キャンセルボタン53の押下及び終了ボタン54の押下のいずれでもない操作が行なわれたことを検出した場合、CPU21は、続くステップS204において“その他”側へ分岐する。そして、CPU21は、検出した操作内容、及び、その時点における状況に応じた処理を実行する(ステップS205)。
【0051】
具体的には、コピー単価情報表示領域51X(Xは、1〜4のいずれか)が押下されたことを検出した場合、CPU21は、ステップS205において、以下の処理を行なう。
【0052】
CPU21は、その時点における入力モードが、通常入力モード、単価入力モードのいずれであるかを判別する。なお、通常入力モードが、コピー単価設定処理の初期入力モードである。そして、入力モードが通常入力モードであった場合、CPU21は、押下されたコピー単価情報表示領域51Xを強調表示させるための制御を行なうとともに、単価入力モードとなったことを記憶する。また、入力モードが単価入力モードであった場合、CPU21は、押下されたコピー単価情報表示領域51Xが強調表示されている領域であるか否かを判断する。そして、コピー単価情報表示領域51Xが強調表示されている領域であった場合、CPU21は、コピー単価情報表示領域51Xの表示形態を通常のものに戻す制御を行なうと共に、通常入力モードとなったことを記憶する。一方、コピー単価情報表示領域51Xが強調表示されていない領域であった場合(この場合、他のコピー単価情報表示領域51が強調表示されている)、CPU21は、強調表示されているコピー単価情報表示領域51W(W≠X)の表示形態が通常のものとなり、かつ、コピー単価情報表示領域51Xが強調表示されるように、タッチスクリーン121を制御する。そして、CPU21は、入力モードを単価入力モードに維持したままで、ステップS205を終了する。
【0053】
テンキー部124内のいずれかの数値キーが押下された場合、CPU21は、ステップS205において、入力モードが通常入力モードであるか単価入力モードであるかを判断する。そして、入力モードが通常入力モードであった場合には、ステップS205を終了する。一方、入力モードが単価入力モードであった場合、CPU21は、以下の処理を行なう。
【0054】
まず、CPU21は、ユーザが押下した数値キーに応じて、RAM23上に生成してあるコピー単価情報リスト内の、強調表示されているコピー単価情報表示領域51Xに示されているコピー単価情報#yの単価データを、変更する。より具体的には、ステップS205の開始時におけるコピー単価情報#yの単価データがPであり、管理者によって押下された数値キーに割り当てられている数値がZであった場合、CPU21は、コピー単価情報リスト内のコピー単価情報#yの単価データを、数値"10×P+Z"を示すものに変更する。なお、CPU21は、単価入力モードに移行した後、最初に押下を検出した数値キーに対しては、コピー単価情報#yの単価データを、数値"Z"を示すものに変更する(P=0として単価データの変更を行なう)。次いで、CPU21は、変更後の単価データがコピー単価情報表示領域51X内に表示されるようにタッチスクリーン121を制御する。そして、CPU21は、ステップS205を終了する。
【0055】
すなわち、本コピー装置10では、管理者が、図6に示したコピー単価設定画面50上のコピー単価情報表示領域511を指で触れた場合、単価データ“100”がクリアされることなく、コピー単価情報表示領域511の表示形態が変更される。そして、管理者が、例えば、数値キー“2”を押下した場合には、コピー単価情報リスト内の対応する単価データが“2”に変更されるとともに、コピー単価情報表示領域511内に表示されているコピー単価“100”が“2”に変更される。その後、管理者が、数値キー“0”を2回押下した場合には、コピー単価情報リスト内の対応する単価データが“20”に変更された後、“200”に変更される。そして、コピー単価情報表示領域511内のコピー単価も、“20”に変更された後、“200”に変更される。
【0056】
スクロールボタン52dが押下された場合(ステップS204;その他)、CPU21は、ステップS205において、通常入力モードにあることを確認した上で、それまでコピー単価情報表示領域512〜514に表示されていた3つのコピー単価情報#m〜#(m+2)(m≧2)が、それぞれ、コピー単価情報表示領域511〜513に表示され、コピー単価情報#(m+3)が、コピー単価情報表示領域514に表示されるように、タッチスクリーン121を制御する。また、スクロールボタン52uが押下された場合、CPU21は、ステップS205において、やはり、通常入力モードにあることを確認した上で、それまでコピー単価情報表示領域511〜513に表示されていた3つのコピー単価情報#m〜#(m+2)(m≧2)が、それぞれ、コピー単価情報表示領域512〜514に表示され、コピー単価情報#(m−1)が、コピー単価情報表示領域511に表示されるように、タッチスクリーン121を制御する。
【0057】
なお、単価入力モードにあるときに、スクロールボタン52d或いはスクロールボタン52uが押下された場合、CPU21は、何も行なうことなく(単価入力モードにあることを認識しただけで)ステップS205を終了する。また、コピー単価情報#Mmaxが既にコピー単価設定画面50内に表示されている状態で、スクロールボタン52dが押下された場合、及び、コピー単価情報#1が既にコピー単価設定画面50内に表示されている状態で、スクロールボタン52uが押下された場合、CPU21は、入力モードが通常入力モードであっても、スクロールを行なうことなくステップS205を終了する。
【0058】
終了ボタン54が押下された場合(ステップS204:終了ボタン押下)、CPU21は、入力モードが何であっても、コピー単価情報ファイル41を、その時点におけるコピー単価情報リストの内容に則したものに変更(ステップS206)して、コピー単価設定処理を終了する。また、キャンセルボタン53が押下された場合、CPU21は、入力モードが何であっても、コピー単価情報ファイル41の内容更新を行なうことなく、コピー単価設定処理を終了する。
【0059】
次に、図7及び図8を用いて、ID番号登録処理の説明を行なう。
【0060】
図7に示したように、ID番号登録処理時、CPU21は、まず、ID番号ファイル40内に保持されている全てのID番号を読み出し、読み出したID番号のリストであるID番号リストを、RAM23上に作成する(ステップS201)。次いで、CPU21は、そのID番号リスト内のID番号を含むID番号登録画面が表示されるように、タッチスクリーン121等を制御する(ステップS302)。
【0061】
図8に示したように、ID番号登録画面60は、ID番号(“123456”等)が表示されるID番号表示領域611〜615、2種のスクロールボタン62u及び62d、追加ボタン63、変更ボタン64、削除ボタン65、終了ボタン66及びキャンセルボタン67を備える。なお、この図に示したID番号登録画面60は、ID番号ファイル40が5個のID番号を保持していたときに表示されるものである。ID番号ファイル40がK個(1≦K<5)のID番号を保持していた場合、ID番号表示領域611〜61KにそれらのID番号が示されたID番号登録画面60が表示される。また、ID番号ファイル40がID番号を1個も保持していなかった場合、ID番号表示領域611〜615内に何も示されていないID番号登録画面60が表示される。
【0062】
ID番号登録画面60の表示後、CPU21は、タッチスクリーン121或いはテンキー部124に対する操作が行われるのを待機する(ステップS303)。そして、ステップS303で検出した操作が、終了ボタン66、キャンセルボタン67の押下以外の操作であった場合(ステップS304;その他)、CPU21は、検出した操作内容とその時点における状況に応じた処理を実行する(ステップS305)。
【0063】
具体的には、ID番号表示領域61X(Xは、1〜5のいずれか)の押下を検出した場合、CPU21は、ステップS305において、以下の処理を行なう。
【0064】
まず、CPU21は、押下されたID番号表示領域61XをID番号が示している領域であるか否かを判別する。そして、押下されたID番号表示領域61Xが、ID番号を示していない領域であった場合、CPU21は、ステップS305を終了する。
【0065】
一方、押下されたID番号表示領域61XがID番号を示している領域であった場合、CPU21は、ID番号表示領域61Xではない領域が強調表示されている状態にあるか、ID番号表示領域61Xが強調表示されている状態にあるか、それ以外の状態(強調表示されているID番号表示領域61が存在しない状態)にあるかを判別する。そして、強調表示されているID番号表示領域61が存在しない状態にあった場合、CPU21は、ID番号表示領域61Xを強調表示させるための制御を行って、ステップS305を終了する。また、ID番号表示領域61Xが表強表示されている領域であった場合、CPU21は、そのID番号表示領域61Xの表示形態を通常のものに戻すための制御を行なうとともに、通常入力モードになったことを認識して、ステップS305を終了する。また、ID番号表示領域61Xではない領域が強調表示されていた場合、CPU21は、強調表示されているID番号表示領域61の表示形態を通常のものに戻すとともに、ID番号表示領域61Xを強調表示させるための制御を行なう。そして、CPU21は、ステップS305を終了する。
【0066】
変更ボタン64が押下された場合、CPU21は、ステップS305において、強調表示されているID番号表示領域61が存在するか否かを判断する。そして、強調表示されているID番号表示領域61が存在していていた場合、CPU21は、入力モードがID番号入力モードになったことを記憶して、ステップS305を終了する。一方、強調表示されているID番号表示領域61が存在していなかった場合、CPU21は、入力モードの変更を行なうことなくステップS305を終了する。
【0067】
テンキー部124内のいずれかの数値キーが押下された場合(ステップS304;その他)、CPU21は、ステップS305において、入力モードがID番号入力モードであるか否かを判断し、ID番号入力モードでなかった場合には、ステップS305を終了する。一方、ID番号入力モードであった場合、ユーザが押下した数値キーに応じて、ID番号リスト内の、強調表示されているID番号表示領域61Xに示されているID番号#yを変更する。より具体的には、ステップS305の開始時におけるID番号#yがPであり、管理者によって押下された数値キーに割り当てられている数値がZであった場合、CPU21は、ID番号リスト内のID番号#yを、数値"10×P+Z"を示すものに変更する。ただし、CPU21は、ID番号入力モードに移行した後、最初に押下を検出した数値キーに対しては、P=0として、このID番号#yの変更処理を行なう。また、P=0としない場合において、P(=ID番号#y)が8桁の数値となっていた場合、CPU21は、ID番号リスト内のID番号#yの変更を行わない。そして、CPU21は、ID番号#yの変更を行った場合には、変更後のID番号#yがID番号表示領域61Xに表示されるようにタッチスクリーン121を制御して、ステップS305を終了する。
【0068】
削除ボタン65が押下された場合、CPU21は、ステップS305において、強調表示されているID番号表示領域61が存在するか否かを判断する。そして、強調表示されているID番号表示領域61Xが存在していた場合、CPU21は、そのID番号表示領域61X内に示しているID番号を、ID番号リストから消去する。次いで、CPU21は、ID番号表示領域61Xの表示形態が通常のものとなり、消去したID番号に後続しているID番号リスト内の幾つかのID番号が、ID番号表示領域61X以降の各領域に連続して示されるように、タッチスクリーン121を制御して、ステップS305を終了する。なお、入力モードがID番号入力モードであった場合、CPU21は、通常入力モードになったことを認識してからステップS305を終了する。一方、強調表示されているID番号表示領域61が存在していなかった場合、CPU21は、ID番号リストの更新等を行なうことなくステップS305を終了する。
【0069】
追加ボタン63が押下された場合、CPU21は、ステップS305において、ID番号リスト内の末尾の4個のID番号がID番号表示領域611〜614に表示され、ID番号表示領域615のみが強調表示されるように(既に強調表示されているID番号表示領域61は通常表示に戻す)、タッチスクリーン121を制御する。ただし、ID番号リストに含まれているID番号の総数Kが、1以上、3以下であった場合、CPU21は、この追加ボタン63の押下に対して、ID番号#1〜#Kが、それぞれ、ID番号表示領域611〜61Kに示され、ID番号表示領域61K+1が強調表示されたID番号登録画面60が表示されるように、タッチスクリーン121を制御する。また、ID番号リストに含まれているID番号の総数が、0であった場合、CPU21は、追加ボタン63の押下に対して、ID番号表示領域611が強調表示されたID番号登録画面60が表示されるように、タッチスクリーン121を制御する。そして、ID番号入力モードになったことを記憶して、ステップS305を終了する。
【0070】
スクロールボタン62d、62uが押下された場合のステップS305の処理については、ステップS205の処理と同様のものであるので説明を省略する。
【0071】
そして、終了ボタン54が押下された場合(ステップS304:終了ボタン押下)、CPU21は、ID番号ファイル41を、その時点におけるID番号リストの内容に則したものに変更(ステップS306)して、ID番号登録処理を終了する。また、キャンセルボタン67が押下された場合、CPU21は、ID番号ファイル41の内容更新を行なうことなく、ID番号登録処理を終了する。
【0072】
このように、ID番号登録処理、コピー単価情報設定処理は、それぞれ、ID番号ファイル40、コピー単価情報ファイル41の内容を、管理者が設定できる処理となっている。本コピー装置10の運用を開始する際、管理者は、これらの処理を実行させることにより、ID番号ファイル40を、少なくとも1つのID番号を有するものとするとともに、コピー単価情報ファイル41を、料金を示す単価データを含むコピー単価情報を有するものとしておく。
【0073】
そして、管理者は、数値キー“9”を押下することによって、課金情報設定処理の終了をコピー装置10(CPU21)に指示する。この指示を受けた場合(図3:ステップS104;終了)、CPU21は、通常モードで起動されたときと同じ手順の制御処理(図9のステップS402からの処理)を開始する。
【0074】
以下、図9ないし図11を用いて、コピー装置10の、通常モードで起動されたときの動作を説明する。
【0075】
コピー装置10の電源が単純に投入された場合、コピー装置10(コピー制御装置11内のCPU21)は、まず、状態診断処理(ステップS401)を実行する。このステップS401で行われる状態診断処理は、ステップS101で行われる状態診断処理と同じものである。
【0076】
次いで、CPU21は、ID番号ファイル40にID番号が設定されていることを確認する処理である課金関連情報確認処理(ステップS402)を実行する。図示は省略してあるが、この課金関連情報確認処理において、ID番号ファイル40にID番号が設定されていることを確認できなかった場合(ID番号ファイル40が空であった場合)、CPU21は、ステップS403からの処理ではなく、後述するステップS408〜S410相当の処理を実行する(一般的なコピー機内のCPUと同じ制御をする)。
【0077】
ID番号ファイル40にID番号が設定されていることを確認した後、CPU21は、利用状況情報テーブルを初期化する(ステップS403)。利用状況情報テーブルは、利用状況情報(課金レベルコピー条件別にコピーが行なわれた枚数を示す情報を含む情報)を記憶するための、RAM23上のテーブルである。このステップS402において、RAM23上に利用状況情報テーブルが存在していなかった場合、CPU21は、内容のない利用状況情報テーブルを作成する。また、RAM23上に利用状況情報テーブルが存在していた場合、CPU21は、その利用状況情報テーブルの内容をクリアする。
【0078】
その後、CPU21は、ID番号入力画面が表示されるように、タッチスクリーン121等を制御(ステップS404)し、ユーザによってID番号が入力されるのを待機する(ステップS405)。
【0079】
図10に、ステップS404で表示されるID番号入力画面を示す。図示したように、ID番号入力画面70は、ID番号表示領域71と確定ボタン72とを含む画面となっており、ステップS405において、CPU21は、テンキー部124の操作内容に応じた数値データを、ID番号表示領域71内に表示させる処理(制御)を行なう。そして、確認ボタン72が押下されたことを検出したときに、CPU21は、その時点においてID番号表示領域71内に表示している数値データをID番号として認識し、ステップS405を終了する。
【0080】
ユーザが入力したID番号を認識したCPU21は、そのID番号が、ID番号ファイル40内のいずれかのID番号と一致しているか否かを、判断する(ステップS406)。そして、入力されたID番号が、ID番号ファイル40内のいずれのID番号とも一致していなかった場合(ステップS406;NO)には、タッチスクリーン121に、所定時間、その旨を示すエラーメッセージを表示させる(ステップS407)。その後、CPU21は、ステップS404からの処理を再び実行する。
【0081】
一方、入力されたID番号と一致するID番号がID番号ファイル40に含まれていた場合(ステップS406;YES)、CPU21は、コピー操作受付モードでの動作を開始し、まず、ユーザにコピー条件を設定(選択)させるための種々のアイテム(ボタンやタブ)を備える基本操作画面が表示されるように、タッチスクリーン121等を制御する(ステップS408)。そして、CPU21は、操作装置12に対する操作内容を監視して、ユーザの操作内容に応じた制御を行なう処理ループ(ステップS409及びS410)の実行を開始する。
【0082】
この処理ループでは、ユーザの操作装置12(主に、タッチスクリーン121)に対する操作内容に応じて、タッチスクリーン121に別の内容の画面を表示させる処理や、基本操作画面を再表示させる処理が行われて、コピー条件の設定/変更が行なわれる。そして、スタートボタン122が押下された際には、その時点におけるコピー条件に応じてスキャナ13及びプリンタ14が制御され、原稿のコピーが生成される。また、1枚のコピーが生成される度に、利用状況情報テーブルの利用状況情報が、それまで行なわれたコピーの内容(課金レベルコピー条件別のコピー枚数)を示すものに更新される。
【0083】
CPU21は、ストップボタン123が押下されたことを検出した際(ステップS409;ストップボタン押下)に、ステップS409及びS410からなる処理ループを抜け出す。そして、CPU21は、コピー単価情報ファイル41を参照して、利用状況情報テーブル内の利用状況情報に応じたコピー料金を算出し、その算出したコピー料金等を用いて、図11に模式的に示したような、商品情報(コピーであることを示す情報)を表すバーコード75とコピー料金を表すバーコード76等が印刷された請求書を、プリンタ14に出力させる(ステップS411)。
【0084】
この後、CPU21は、ステップS403及びS404を再び実行することにより、利用状況情報テーブルを初期化し、タッチスクリーン121にID番号入力画面を表示する。そして、CPU21は、ステップS405において、ID番号の入力を待機する。
【0085】
すなわち、第1実施形態に係るコピー装置10は、以下のような形で運用できるものとなっている。
【0086】
管理者(コンビニエンスストア等のオーナーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに課す料金の設定と、幾つかのID番号の設定とを行っておく。また、各レジ係員に、設定してあるID番号を知らせておく。なお、管理者は、不正な使用を防止するために、ID番号の設定に関しては、周期的に(例えば、1日毎に)行なうことが望ましい。
【0087】
各レジ係員は、コピーを行いたい旨を申し出たユーザに対して、知らされているID番号の1つを教える。
【0088】
ID番号を教えられたユーザは、そのID番号をコピー装置10に入力する。この操作によりコピー装置10は、通常の操作を受け付ける状態となるので、ユーザは、操作装置12を操作することによって、所望のコピーをコピー装置10に生成させる。そして、ユーザは、ストップボタン123を押下することにより、コピーの終了をコピー装置10に通知する。ストップボタン123の押下を検出したコピー装置10からは、バーコード75、76が印字された請求書が出力されるので、ユーザはその請求書をレジに持っていく。レジ係員は、請求書上のバーコード75及び76を、POS端末に付属のバーコードリーダで読み取り、コピー料金の支払いを受ける。また、必要である場合(ユーザが他の商品を購入していた場合)には、レジ係員は、他の商品のバーコードの読取も行い、コピー料金を含む料金の支払いを受ける。
【0089】
このように、本実施形態に係るコピー装置10で用いられている構成は、課金のための専用の機器を用いずに(プログラムを改良するだけで)、コピー料金を徴収できるものとなっている。従って、本構成を採用すれば、課金が行なえるコピー装置を安価に実現できることになる。また、コピー装置10は、バーコードが印字された請求書を出力する機能を有するので、コンビニエンスストア等の、POS端末が既に存在している場所での使用に特に適したものとなっている。なお、コピー装置10から出力される請求書には、コピー料金自体も印字されているので、本コピー装置10は、POS端末を備えていない場所でも使用することができる装置となっている。
【0090】
<第2実施形態>
第2実施形態に係るコピー装置は、第1実施形態に係るコピー装置10を変形した装置であり、当該コピー装置10と類似した部分を多く含む。このため、以下では、第1実施形態に係るコピー装置10と異なる部分を中心に、第1実施形態のコピー装置10の説明に用いた符号と同じ符号を用いて、第2実施形態に係るコピー装置10の説明を行なうこととする。
【0091】
図12に、第2実施形態に係るコピー装置10の構成を示す。図示したように、第2実施形態に係るコピー装置10に用いられたコピー制御装置11のHDD30には、コピー単価情報ファイル41は格納されているが、ID番号ファイル40は格納されていない。ただし、コピー制御装置11の動作時(詳細は後述)には、ID番号ファイル40の代わりに使用されるID番号テーブル42がRAM23上に形成される。また、コピー制御装置11には、イーサネットLAN用のネットワーク用I/Fボード29が付加されている。そして、コピー装置10は、コピー制御装置11内のネットワーク用I/Fボード29を介して幾つか(図では、1台)のPOS端末100と接続された状態で使用される。
【0092】
コピー装置10に接続されるPOS端末100は、イーサネットLANを利用したTCP/IP通信機能を有するPOS端末であり、所定の操作がなされた場合、コピー装置10に対してID番号生成要求を送信し、当該要求に対する応答としてコピー装置10が返送してくる情報(ID番号)を表示する機能が付加されている。
【0093】
第2実施形態に係るコピー装置10(コピー制御装置11内のCPU21)の基本的な動作手順は、第1実施形態に係るコピー制御装置11のそれと同じものとなっている。ただし、第2実施形態に係るコピー装置10は、管理者モードで起動することにより、図5,6を用いて説明したものと同じコピー単価情報設定処理と、ネットワークに関する設定(コピー制御装置11のIPアドレスの設定)が行なえる環境設定処理とを実行させることができるように、構成されている。
【0094】
また、第2実施形態に係るコピー装置10は、通常の動作(詳細は後述)時、バックグラウンドで、図13に示した手順の処理が実行されるように構成されている。すなわち、第2実施形態に係るコピー制御装置11内のCPU21は、常時、ID番号生成要求が受信されるのを監視している(ステップS501)。そして、ID番号生成要求を受信した際(ステップS501;YES)、CPU21は、ID番号をランダムに生成する(ステップS502)。次いで、CPU21は、生成したID番号を、RAM23上のID番号テーブル42に追加する(ステップS503)。なお、ID番号テーブル42の作成自体は、コピー装置10の電源投入時に行われる。その後、CPU21は、その生成したID番号を、ID番号生成要求の送出元であるPOS端末100(要求元)に返送(ステップS504)し、ステップS501に戻る。
【0095】
そして、第2実施形態に係るコピー装置10は、通常モードで起動されたとき、図14に示した手順で動作するように構成されている。すなわち、CPU21は、ステップS601、S603〜S605、S607〜S611において、それぞれ、ステップS401、S403〜S405、S407〜S411(図9参照)と同じ内容の処理を行なう。そして、CPU21は、ステップS402(課金関連情報確認処理)に相当する処理を行わず(本装置内には、ID番号ファイル40が存在しない)、ステップS406に相当するステップS606において、ID番号ファイル40内ではなく、その時点におけるID番号テーブル42内に、入力されたID番号と一致するID番号が存在しているか否かを判断する。また、請求書の印刷(ステップS611)が完了した際、CPU21は、ユーザによって入力されたID番号をID番号テーブル42から消去する処理(ステップS612)を行ってから、ステップS603に戻る。
【0096】
すなわち、第2実施形態に係るコピー装置10は、以下のような形で運用できるものとなっている。
【0097】
管理者(コンビニエンスストア等のオーナーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに課する料金の設定や、IPアドレスの設定を行っておく。また、コピー装置10に接続する各POS端末100に、コピー装置10のIPアドレスを設定する処理も行っておく。
【0098】
そして、各レジ係員は、ユーザ(客)からコピーを行いたい旨を知らされた場合、所定の操作を行なうことにより、POS端末100に、コピー装置10に宛てたID番号生成要求を送信させる。ID番号生成要求を受信したコピー装置10は、ID番号をランダムに生成し、生成したID番号を、ID番号テーブル42に追加するとともに、ID番号生成要求の送信元に返送する。コピー装置10からのこのID番号を受信したPOS端末100は、そのID番号を表示するので、レジ係員は、そのID番号を、ユーザに教える。
【0099】
ID番号を教えられたユーザは、そのID番号をコピー装置10に入力する。このID番号は、ID番号テーブル42に既に追加されているので、この操作により、コピー装置10は、通常の操作を受け付ける状態となる。ユーザは、操作装置12を操作することによって、所望のコピーをコピー装置10に生成させる。そして、ユーザは、ストップボタン123を押下することにより、コピーの終了をコピー装置10に通知する。ストップボタン123の押下を検出したコピー装置10からは、バーコード75、76が印字された請求書(図11)が出力されるので、ユーザはその請求書をレジに持っていく。なお、本コピー装置10では、請求書の印刷が完了した際に、ユーザによって入力されたID番号がID番号テーブル42から消去される。従って、本コピー装置10では、この段階で、当該ID番号が無効化されることになる。すなわち、そのID番号を、再度、入力した場合、エラーメッセージが表示されることになる。
【0100】
請求書が提示されたレジ係員は、請求書上のバーコード75及び76を、POS端末100に付属のバーコードリーダで読み取り、コピー料金の支払いを受ける。また、必要である場合(ユーザが他の商品を購入していた場合)、レジ係員は、他の商品のバーコードの読取も行い、コピー料金を含む料金の支払いを受ける。
【0101】
このように、本実施形態に係るコピー装置10で用いられている構成は、第一実施形態に係るコピー装置10と同様に、課金のための専用の機器を用いずに、コピー料金を徴収できるものとなっている。従って、本構成を採用すれば、課金が行なえるコピー装置を安価に実現できることになる。また、第2実施形態に係るコピー装置10は、ID番号の設定作業を管理者が行なう必要がない分、第1実施形態に係るコピー装置10よりもその運用が容易に行なえるものとなっている。さらに、ID番号の有効期間が短い装置となっているので、不正に利用することが、第1実施形態に係るコピー装置10よりも、行ないにくい装置ともなっている。
【0102】
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係るコピー装置は、コピー料金の徴収が、所定期間毎に行われる場所(例えば、オフィス)に設置されることを想定した装置である。
【0103】
第3実施形態に係るコピー装置も、第1実施形態に係るコピー装置10を変形した装置であり、当該コピー装置10と類似した部分を多く含む。このため、以下では、第1実施形態に係るコピー装置10と異なる部分を中心に、第1実施形態のコピー装置10の説明に用いた符号と同じ符号を用いて、第3実施形態に係るコピー装置10の説明を行なうこととする。
【0104】
第3実施形態に係るコピー装置10は、第1実施形態に係るコピー装置10(図2参照)と同じハードウェア構成を有する。ただし、第3実施形態に係るコピー装置10に含まれるコピー制御装置11のHDD30内には、ID番号ファイル40の代わりに、利用状況管理ファイルが格納されている。図15に模式的に示したように、利用状況管理ファイル45は、複数のID番号のそれぞれに対して、集計期間(“3月”、“4月”)別に、対応するID番号を入力したユーザによる利用状況情報(課金レベルコピー条件別のコピー枚数からなる情報)を記憶するためのファイルとなっている。
【0105】
そして、コピー制御装置11内のCPU21は、管理者モードで起動された場合、図16に示した手順の処理を実行する。
【0106】
まず、CPU21は、状態診断処理(ステップS701)を実行する。このステップS701で行われる状態診断処理は、ステップS401等で行われる状態診断処理と同じものである。次いで、CPU21は、図17に示した課金情報設定画面をタッチスクリーン121に表示させる(ステップS703)。すなわち、CPU21は、コピー装置10の管理者によって、ID番号登録処理、コピー単価設定処理、集計処理、環境設定処理の実行指示、あるいは、課金情報設定処理の終了指示が出せる課金情報設定画面を表示させる。
【0107】
その後、CPU21は、管理者から指示が入力される(処理が割り当てられている数値キーが押下される)のを待機する(ステップS703)。そして、CPU21は、ID番号登録処理の実行が指示された場合(ステップS704;番号登録)には、ID番号登録処理(ステップS705)を実行した後に、ステップS702に戻る。
【0108】
このステップS705では、図7及び図8を用いて説明したID番号登録処理と同様の手順の処理が、ID番号ファイル40内ではなく、利用状況管理ファイル41内に設定されているID番号群に対して行われる。すなわち、ステップS705で実行されるID番号登録処理は、管理者からの指示によって、利用状況管理ファイル45内に既に存在しているID番号を変更したり、利用状況管理ファイル45を、新たなID番号に関する利用状況情報を記憶できるものへ変更する処理となっている。
【0109】
コピー単価設定処理の実行が指示された場合(ステップS704;単価設定)、CPU21は、図5及び図6を用いて説明した処理と同内容のコピー単価設定処理(ステップS706)を実行した後に、ステップS702に戻る。
【0110】
また、CPU21は、集計処理の実行が指示された場合(ステップS704;集計)、各種フォーマットの使用料金表の出力、及び、不要となった利用状況情報の削除を行なうための集計処理(ステップS707)を実行する。この処理の詳細については説明を省略するが、集計処理は、管理者によって指定された、ID番号と集計期間とに基づいて、そのID番号が用いられてその集計期間中に行なわれたコピーに関するコピー料金が印字された使用料金表(図11に示したようなもの)を出力させ、また、管理者によって指定された集計期間中に行なわれたコピーに関するコピー料金がID番号別に印字された使用料金表を出力させ、さらに、不要となった任意の利用状況情報を削除させる処理となっている。
【0111】
集計期間設定処理の実行が指示された場合(ステップS704;期間設定)、CPU21は、管理者によって、集計期間の設定(各集計期間の初日と末日の設定)が行なわれる集計期間設定処理(ステップS708)を実行する。なお、この処理は、利用状況情報ファイル45内に利用状況情報が記憶されていないときにのみ実行できるものとなっている。
【0112】
そして、第3実施形態に係るコピー制御装置11内のCPU21は、通常モードで起動された際には、図18に示したように、第1実施形態に係るコピー制御装置11内のCPU21(図9参照)と、本質的には同じ手順の制御を行なう。
【0113】
ただし、第3実施形態に係るコピー制御装置11内のCPU21は、ステップS406等に相当するステップS806において、ユーザによって入力されたID番号と一致するID番号が利用状況管理ファイル45内に存在しているか否かを判断する。また、CPU21は、ステップS403相当の処理(利用状況情報テーブルの初期化)を行わず、コピーが行なわれた際には、ステップS809において、利用状況管理ファイル45内の、現ユーザ(入力ID番号)についての現集計期間に関する利用状況情報を、行なわれたコピーの課金レベルコピー条件に応じて変更する。
【0114】
このように、本実施形態に係るコピー装置10で用いられている構成は、課金のための専用の機器を用いずに、所定期間毎に、各ユーザ(同じID番号を知っている複数のユーザからなるグループ)からコピー料金を徴収できるものとなっている。
【0115】
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係るコピー装置は、コンビニエンスストア等、POS(point-of-sale)端末が用いられた場所に設置されることを想定した装置である。
【0116】
第4実施形態に係るコピー装置も、第1実施形態に係るコピー装置10を変形した装置であるため、以下では、第1実施形態に係るコピー装置10と動作が異なる部分を中心に、第1実施形態の説明時と同じ符号を用いて、第4実施形態に係るコピー装置10を説明することにする。
【0117】
第4実施形態に係るコピー装置10は、第1実施形態に係るコピー装置10(図2参照)と同じハードウェア構成を有し、HDD30内には、ID番号ファイル40とコピー課金情報ファイル41とが格納されている。また、第4実施形態に係るコピー装置10(コピー制御装置11内のCPU21)も、第1実施形態に係るコピー装置10と同様に、管理者モードで起動された場合に、コピー単価情報設定処理とID番号登録処理とが実行可能となる。
【0118】
第4実施形態に係るコピー装置10にて実行されるコピー単価情報設定処理は、第1実施形態に係るコピー装置10にて実行されるコピー単価情報設定処理と同じものである。ただし、第4実施形態に係るコピー装置10にて実行されるID番号登録処理では、ID番号ファイル40内に設定されている任意の(管理者が指定した)ID番号について、図19に示したような、ID番号を表す部分と課金用紙識別情報(コピー課金用紙であることを示す情報)を表す部分とからなるバーコード78が印字されたコピー課金用紙80の印刷を行うことができる。なお、コピー課金用紙80上のバーコード78′は、バーコード78と同じものである。
【0119】
そして、第4実施形態に係るコピー装置10では、通常モードで起動された場合、CPU21によって、図20に示した手順の制御が行われる。
【0120】
すなわち、コピー装置10の電源が単純に投入された場合、コピー装置10(コピー制御装置11内のCPU21)は、まず、状態診断処理(ステップS901)を実行する。このステップS901で行われる状態診断処理は、ステップS401等で行われている状態診断処理と同じものである。
【0121】
次いで、CPU21は、利用状況情報を記憶するための利用状況情報テーブルを初期化する(ステップS902)。そして、コピー課金用紙80をレジ係員等から借りてそのコピーを行なうことを指示するメッセージを、タッチスクリーン121に表示させる(ステップS903)。
【0122】
その後、CPU21は、スタートボタン122の押下を待機(ステップS904)し、スタートボタン122が押下されたとき(ステップS904;YES)、スキャナ13に、原稿台にセットされている原稿を、所定量(原稿がコピー課金用紙であった場合、原稿がセットされた方向によらず、バーコード78或いは78′が読み込まれることになる量)、読み込ませる(ステップS905)。そして、スキャナ13によって生成された画像データに基づき、原稿がコピー課金用紙80であるか否かを判断する(ステップS906)。このステップS906において、CPU21は、所定部分が課金用紙識別情報を表しており、残りの部分が表している数値がID番号ファイル40内のいずれかのID番号と一致しているバーコードが存在している原稿を、コピー課金用紙80であると認識する。
【0123】
そして、原稿がコピー課金用紙でなかった場合(ステップS906;NO)には、タッチスクリーン121に、所定時間、その旨を示すエラーメッセージを表示(ステップS907)させた後、ステップS903からの処理を再び実行する。
【0124】
一方、原稿がコピー課金用紙であった場合(ステップS906;YES)、CPU21は、ステップS408〜S411と同じ内容の処理を、ステップ908〜S911において行なう。すなわち、ユーザにコピー条件を設定(選択)させるための種々のアイテムを備える基本操作画面を、タッチスクリーン121に表示させる(ステップS908)。そして、CPU21は、ユーザの操作内容に応じたコピーを行い(ステップS909及びS910)、ストップボタン123が押下されたことを検出した際(ステップS909;ストップボタン押下)に、利用状況情報テーブル及びコピー単価情報ファイル内の情報に基づき、コピー料金を算出し、商品情報及びコピー料金を示す2つのバーコード等が印刷された請求書(図11参照)を、プリンタ14に出力させる(ステップS911)。
【0125】
この後、CPU21は、ステップS902、S903を再び実行することにより、利用状況情報テーブルが初期化されており、タッチスクリーン121に、操作法に関するメッセージが表示されている状態で、スタートボタン122の押下を待機する。
【0126】
すなわち、第4実施形態に係るコピー装置10は、以下のような形態で運用できるものとなっている。
【0127】
管理者(コンビニエンスストア等のオーナーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに課する料金の設定と、幾つかのID番号の設定及び設定した各ID番号に関するコピー課金用紙80の印刷とを行っておく。そして、各レジ係員に、コピー課金用紙80を分配しておく。
【0128】
各レジ係員は、コピーを行いたい旨を申し出たユーザに対して、予め用意されているコピー課金用紙80を渡す。
【0129】
コピー課金用紙80を渡されたユーザは、そのコピー課金用紙80をスキャナ13の原稿台にセットし、スタートボタン122を押下する。この操作によりコピー装置10は、通常の操作を受け付ける状態となるので、ユーザは、操作装置12を操作することによって、所望のコピーをコピー装置10に生成させる。そして、ユーザは、ストップボタン123を押下することにより、コピーの終了をコピー装置10に通知する。ストップボタン123の押下を検出したコピー装置10からは、請求書が出力されるので、ユーザはその請求書とコピー課金用紙80とをレジに持っていく。レジ係員は、コピー課金用紙80を回収するとともに、請求書上のバーコード75及び76を、POS端末に付属のバーコードリーダで読み取り、コピー料金の支払いを受ける。また、必要である場合(ユーザが他の商品を購入していた場合)、レジ係員は、他の商品のバーコードの読取も行い、コピー料金を含む料金の支払いを受ける。
【0130】
このように、第4実施形態に係るコピー装置10で用いられている構成は、課金のための専用の機器を用いずに、コピー料金を徴収できるものとなっている。また、コピー課金用紙80をセットしてスタートボタン122を押すといった作業を行なうだけでコピーが可能な状態となるように構成されているので、本実施形態に係るコピー装置10は、第1実施形態に係るコピー装置10よりも取り扱いが容易な装置となっている。また、コピー課金用紙80が無ければコピーが行なえる状態を形成できないので、コピー課金用紙80の管理をしっかり行なうとともに、ID番号(コピー課金用紙80)を周期的に変更すれば、不正な使用が行なわれにくい形態で、本コピー装置10を運用できることになる。
【0131】
<変形形態>
各実施形態に係るコピー装置10は、各種の変形を行なうことができる。例えば、バーコードが印字されていない請求書が印刷されるように、第1、第2或いは第4実施形態に係るコピー装置10を、変形しても良い。換言すれば、コンビニエンスストア等ではなく、図書館等、バーコードリーダを備えた機器がない場所で使用する場合には、コピー装置10を、バーコードが印字されていない請求書を出力する装置とすることができる。
【0132】
また、第2実施形態のコピー装置10を、POS端末100ではなく、一般的なコンピュータに接続して使用しても良い。さらに、第2実施形態として説明したコピー装置10とPOS端末100からなるシステムは、コピー装置10側でID番号が生成されるシステムであったが、POS端末100側でID番号が生成され、そのID番号がコピー装置10に通知されるようにしておいても良い。
【0133】
また、第1〜第3実施形態に係るコピー装置10は、ID番号の入力にテンキー部124が用いられる装置であったが、タッチスクリーン121にソフトウェアキーボード画面を表示させ、各実施形態と同様のID番号(或いは数字以外の情報を含むID番号相当の情報)の入力が、タッチスクリーン121を介して行われるようにコピー装置10を構成しても良い。また、各実施形態に係るコピー装置10は、スキャナ13及びプリンタ14と、それらを制御するためのコピー制御装置11及び操作装置12とからなる装置であったが、専用のコピー機に、各実施形態のコピー装置10で用いられている技術を適用しても良いことは当然である。
【0134】
また、第4実施形態に係るコピー装置10は、ID番号に関する情報を含むバーコード78を有するコピー課金用紙80を用いる装置であったが、第4実施形態に係るコピー装置10は、ID番号に関する情報を含まない、固定内容のバーコードを有するコピー課金用紙80を用いる装置とすることもできる。
【0135】
【発明の効果】
本発明によれば、課金が行なえるコピー装置を、安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るコピー装置の外観図である。
【図2】 第1実施形態に係るコピー装置のハードウェア構成図である。
【図3】 第1実施形態に係るコピー装置の、管理者モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【図4】 第1実施形態に係るコピー装置のタッチスクリーンに表示される課金情報設定画面の説明図である。
【図5】 第1実施形態に係るコピー装置において実行されるコピー単価設定処理の流れ図である。
【図6】 コピー単価設定処理時に表示されるコピー単価設定画面の説明図である。
【図7】 第1実施形態に係るコピー装置において実行されるID番号登録処理の流れ図である。
【図8】 ID番号登録処理時にタッチスクリーンに表示されるID番号登録画面の説明図である。
【図9】 第1実施形態に係るコピー装置の、通常モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【図10】 第1実施形態に係るコピー装置のタッチスクリーンに表示されるID番号入力画面の説明図である。
【図11】 第1実施形態に係るコピー装置が出力する請求書の説明図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るコピー装置のハードウェア構成図である。
【図13】 第2実施形態に係るコピー装置において、バックグラウンドで行われる処理の流れ図である。
【図14】 第2実施形態に係るコピー装置の、通常モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【図15】 第2実施形態に係るコピー装置が備える利用状況管理テーブルの説明図である。
【図16】 本発明の第3実施形態に係るコピー装置の、管理者モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【図17】 第3実施形態に係るコピー装置のタッチスクリーンに表示される課金情報設定画面の説明図である。
【図18】 第3実施形態に係るコピー装置の、通常モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【図19】 本発明の第4実施形態に係るコピー装置を操作可能な状態とするために用いられるコピー課金用紙の説明図である。
【図20】 第4実施形態に係るコピー装置の、通常モードで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
【符号の説明】
10 コピー装置
11 コピー制御装置
12 操作装置
13 スキャナ
14 プリンタ
15 専用キャビネット
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 ブリッジ
25 HDDコントローラ
26 操作パネル用I/Fボード
27 スキャナ用I/Fボード
28 プリンタ用I/Fボード
30 HDD(ハードディスクドライブ)
40 ID番号ファイル
41 コピー単価情報ファイル
42 ID番号テーブル
45 利用状況管理ファイル
50 コピー単価設定画面
60 ID番号登録画面
70 ID番号入力画面
80 コピー課金用紙
121 タッチスクリーン
122 スタートボタン
123 ストップボタン
124 テンキー部

Claims (4)

  1. 使用料金をユーザに課す形態で運用されるコピー装置であって、
    セットされた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す画像データを生成する原稿読取手段と、
    与えられた画像データに応じた印刷を用紙上に行う印刷手段と、
    ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、
    機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあるときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように前記原稿読取手段と前記印刷手段とを制御する制御処理を実行するコピー制御手段と、
    前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視して、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされたときに前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視するとともに、前記コピー制御手段によって認識された前記コピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作がなされたときに前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手段と、
    他装置との間で情報交換を行なうための通信処理手段と、
    1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、
    前記通信処理手段によって識別情報生成要求が受信されたときに、所定規則に従って識別情報を生成し、生成した識別情報を前記識別情報記憶手段内に格納するとともに、当該識別情報を前記識別情報生成要求の送信元に宛てて送信する識別情報生成手段と
    を備え、
    前記状態管理手段が、
    前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前記識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、その後,前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる場合には、前記情報入力手段を介して入力された識別情報を前記識別情報記憶手段から消去する手段である
    ことを特徴とするコピー装置。
  2. 前記状態管理手段は、前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金が印字された用紙を前記印刷手段に印刷させる
    ことを特徴とする請求項1記載のコピー装置。
  3. 前記状態管理手段は、前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金を表すバーコードが印字された用紙を前記印刷手段に印刷させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコピー装置。
  4. スキャナ及びプリンタと接続されたコンピュータを、
    ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、
    機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあるときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように前記スキャナと前記プリンタとを制御する制御処理を実行するコピー制御手段と、
    前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視して、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされたときに前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視するとともに、前記コピー制御手段によって認識された前記コピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作がなされたときに前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手段と、
    他装置との間で情報交換を行なうための通信処理手段と、
    1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、
    前記通信処理手段によって識別情報生成要求が受信されたときに、所定規則に従って識別情報を生成し、生成した識別情報を前記識別情報記憶手段内に格納するとともに、当該識別情報を前記識別情報生成要求の送信元に宛てて送信する識別情報生成手段と
    を備え
    前記状態管理手段が、
    前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前記識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力する操作がなされたときに、前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、その後,前記コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる場合には、前記情報入力手段を介して入力された識別情報を前記識別情報記憶手段から消去する手段である
    装置として動作させるプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
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