JP2001282065A - コピー装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
コピー装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体Info
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- JP2001282065A JP2001282065A JP2000093439A JP2000093439A JP2001282065A JP 2001282065 A JP2001282065 A JP 2001282065A JP 2000093439 A JP2000093439 A JP 2000093439A JP 2000093439 A JP2000093439 A JP 2000093439A JP 2001282065 A JP2001282065 A JP 2001282065A
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Abstract
を、提供する。 【解決手段】 予め設定されているID番号のいずれか
が入力されたとき(ステップS406;YES)に、通常
のコピー操作が行なえる状態(ステップS408〜41
0)となり、コピーの終了が指示されたとき(ステップS
409;ストップボタン押下)に、コピー料金が印字さ
れた請求書を印刷(ステップS411)してから、ID
番号の入力を待機する状態に戻るように、コピー装置を
構成する。
Description
キャナ,プリンタ及びコンピュータからなるシステムを
コピー装置として動作させるためのコンピュータ読取可
能な記録媒体とに関する。
図書館等には、課金機能を有する(使用料金を徴収でき
る形態で運用できる)コピー装置が設置されている。そ
のような課金機能を有するコピー装置としては、投入さ
れた硬貨の種類を判別できる機器が接続されており、そ
の機器に硬貨を投入しておかなければコピーが行えず、
コピーを行った場合には、当該機器に投入したおいた硬
貨から使用料金を徴収するコピー装置が、知られてい
る。また、コピーカウンタを挿入しなければ、コピーが
行えず、コピーを行った場合には、挿入されているコピ
ーカウンタにコピー枚数が記録されるコピー装置も、知
られている。なお、このコピー装置は、ユーザが、レジ
係員等からコピーカウンタを借り受け、コピーの実行
後、レジ係員に、コピーカウンタを返却するとともに、
そのカウント値に応じた金額を支払う形で運用される。
機能を有する従来のコピー装置は、いずれも、課金機能
を有さない通常のコピー装置に、特殊なハードウェアを
付加した装置となっている。このため、課金機能を有す
る従来のコピー装置は、通常のコピー装置に比して、高
価なものとなっていた。
ない装置の価格と同程度の価格で実現できる、課金機能
を有するコピー装置を、提供することにある。
リンタ及び特殊なハードウェアを備えないコンピュータ
からなるシステムを、課金機能を有するコピー装置とし
て動作させるためのコンピュータ読取可能な記録媒体
を、提供することにある。
に、本発明の第1の態様では、コピー装置を、セットさ
れた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す画像デー
タを生成する原稿読取手段と、与えられた画像データに
応じた印刷を用紙上に行なう印刷手段と、ユーザが操作
可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、機能状態
と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあるときに
限り、情報入力手段の複数のボタンに対して行なわれた
操作内容に基づいて、コピー条件を認識し、認識したコ
ピー条件でのコピーが行われるように原稿読取手段と印
刷手段とを制御する制御処理を実行するコピー制御手段
と、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視し、
所定の操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を
機能状態に移行させ、コピー制御手段の状態が機能状態
である場合には、情報入力手段に対してなされる操作内
容を監視するとともに、コピー制御手段によって認識さ
れたコピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とさ
れる条件に関する情報を収集し、情報入力手段に対して
コピーの終了を意味する操作がなされたときに、コピー
制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手
段とを備えるものとする。
置では、情報入力手段に対して所定の操作がなされたと
きに、コピー制御手段の状態が機能停止状態から機能状
態に移行し、その結果としてコピーが行なえる状態が形
成される。そして、コピーが行なえる状態にあるときに
は、使用料金の算出に必要とされる条件に関する情報が
収集され、情報入力手段に対してコピーの終了を意味す
る操作がなされたときに、コピー制御手段の状態が機能
停止状態とされる。従って、コピーが行なえる状態にあ
るときに収集された、使用料金の算出に必要とされる条
件に関する情報、或いは、その情報に基づき算出された
使用料金が、何らかの方法で出力できるようにしておけ
ば、本コピー装置の使用に対して、その使用内容に応じ
た料金を課することができることになる。
コピー装置に、状態管理手段を追加するだけで実現でき
るものとなっており、状態管理手段の追加は、既存のコ
ピー装置が備える、コピー制御手段相当の手段を、わず
かに改良するだけで、特殊なハードウェアを追加するこ
となく、行なうことができる。従って、この第1の態様
のコピー装置の構成を採用すれば、課金機能を有さない
装置の価格と同程度の価格で、課金機能を有するコピー
装置が製造できることになる。
構成要素である情報入力手段は、機械的なボタンを備え
るものであっても良く、ソフトキーボード(タッチスク
リーン等にソフトウェアによって表示されたボタン)を
備えるものであっても良い。
用料金の算出に必要とされる条件に関する情報、或い
は、その情報に基づき算出された使用料金を出力させる
ための構成としてはさまざまなものを採用することがで
きる。
の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した情
報に基づき使用料金を算出し、その使用料金が印字され
た用紙を印刷手段に印刷させる手段としておくことや、
コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる際に
は、収集した情報に基づき使用料金を算出し、その使用
料金を表すバーコードが印字された用紙を印刷手段に印
刷させる手段としておくことができる。状態管理手段
を、後者のものとしておいた場合、POS端末が用いら
れている場所での使用に適したコピー装置が得られるこ
とになる。
実現するに際して、1つ以上の識別情報と、各識別情報
に関する利用状況情報とを記憶するための情報記憶手段
を付加し、状態管理手段として、コピー制御手段の状態
が機能停止状態であるときには、情報入力手段に対して
情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力す
る操作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能
状態に移行させ、コピー制御手段の状態を機能停止状態
に移行させる際には、収集した情報を、情報記憶手段内
に記憶された、情報入力手段を介して入力された識別情
報に関する利用状況情報に含ませるものを用いておくこ
ともできる。
報を用いてコピー可能な状態とされた後に行なわれた全
てのコピー作業への課金に必要な情報が、利用状況情報
として、情報記憶手段に保存されることになる。従っ
て、本構成を採用すれば、同一部署に属する複数のユー
ザによる使用に対して、一ヶ月毎に課金を行なうといっ
た形態での運用が行なえるコピー装置が得られることに
なる。
るに際しては、1つ以上の識別情報を記憶するための識
別情報記憶手段と、情報入力手段に対してなされる操作
内容に応じて、識別情報記憶手段内に、1つ以上の識別
情報が記憶された状態を形成する識別情報更新手段とを
付加するとともに、状態管理手段として、コピー制御手
段の状態が機能停止状態であるときには、情報入力手段
に対して識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別
情報を入力する操作がなされたときに、コピー制御手段
の状態を機能状態に移行させる手段を用いることができ
る。
各識別情報の有効期間を任意に設定できることになるの
で、料金を払わないことを目的とした使用が困難なコピ
ー装置を実現できることになる。
実現するに際して、他装置との間で情報交換を行なうた
めの通信処理手段と、1つ以上の識別情報を記憶するた
めの識別情報記憶手段と、通信処理手段によって識別情
報生成要求が受信されたときに、所定規則に従って識別
情報を生成し、生成した識別情報を識別情報記憶手段内
に格納するとともに、当該識別情報を、識別情報生成要
求の送信元に宛てて送信する識別情報生成手段とを、付
加するとともに、状態管理手段を、コピー制御手段の状
態が機能停止状態である場合には、情報入力手段に対し
て識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を
入力する操作がなされたことを検出したときに、コピー
制御手段の状態を機能状態に移行させ、情報入力手段を
介して入力された識別情報を、識別情報記憶手段から消
去する手段としておくこともできる。
を元に、本発明の第1の態様のコピー装置を製造する際
には、上記のような構成を採用することにより、課金機
能の追加にコストがかからない形で、料金を払わないこ
とを目的とした使用が困難なコピー装置を実現できるこ
とになる。なお、識別情報生成手段が識別情報を生成す
る際に従う所定規則は、乱数を発生させ、その結果に基
づき識別情報を生成するといったものであっても良く、
多数の識別情報のリストの中から順に(或いはランダム
に)識別情報を選択するといったものであっても良い。
トされた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す画像
データを生成する原稿読取手段と、与えられた画像デー
タに応じた印刷を用紙上に行なう印刷手段と、ユーザが
操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段と、機能
状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあると
きに限り、情報入力手段の複数のボタンに対して行なわ
れた操作内容に基づいて、コピー条件を認識し、認識し
たコピー条件でのコピーが行われるように原稿読取手段
と印刷手段とを制御する制御処理を実行するコピー制御
手段と、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場
合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
し、情報入力手段に対して所定の操作がなされたとき
に、原稿読取手段を制御することにより、原稿読取手段
にセットされた原稿が所定内容の原稿であるか否かを判
別し、当該原稿が所定内容の原稿であった場合に限り、
コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、コピー制
御手段の状態が機能状態である場合には、情報入力手段
に対してなされる操作内容を監視するとともに、コピー
制御手段によって認識されたコピー条件に含まれる、使
用料金の算出に必要とされる条件に関する情報を収集
し、情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作
がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能停止状
態に移行させる状態管理手段とを備える。
置では、原稿読取手段に所定内容の原稿がセットされ、
所定の操作が情報入力手段に対して行なわれたときに、
コピー制御手段の状態が機能停止状態から機能状態に移
行し、その結果としてコピーが行なえる状態が形成され
る。そして、コピーが行なえる状態にあるときには、使
用料金の算出に必要とされる条件に関する情報が収集さ
れ、情報入力手段に対してコピーの終了を意味する操作
がなされたときに、コピー制御手段の状態が機能停止状
態とされる。従って、コピーが行なえる状態にあるとき
に収集された、使用料金の算出に必要とされる条件に関
する情報、或いは、その情報に基づき算出された使用料
金が、何らかの方法で出力できるようにしておけば、本
コピー装置の使用に対して、その使用内容に応じた料金
を課することができることになる。
装置は、第1の態様のコピー装置と同様に、ほぼ、既存
のコピー装置をわずかに改良するだけで実現できるもの
となっている。従って、この第2の態様のコピー装置の
構成を採用すれば、課金機能を有さない装置の価格と同
程度の価格で、課金機能を有するコピー装置が製造でき
ることになる。また、所定内容の原稿を有さない者は、
このコピー装置を使用することができないので、本コピ
ー装置は、原稿の管理をしっかりと行えば、料金を払わ
ないことを目的とした使用が行われない形態での運用が
可能となる。
は、スキャナ及びプリンタと接続されたコンピュータ
を、ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力
手段と、機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能
状態にあるときに限り、情報入力手段の複数のボタンに
対して行なわれた操作内容に基づき、コピー条件を認識
し、認識したコピー条件でのコピーが行われるようにス
キャナとプリンタとを制御するコピー制御手段と、コピ
ー制御手段の状態が機能停止状態である場合には、情報
入力手段に対してなされる操作内容を監視し、所定の操
作がなされたときに、コピー制御手段の状態を機能状態
に移行させ、コピー制御手段の状態が機能状態である場
合には、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
するとともに、コピー制御手段によって認識されたコピ
ー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件
に関する情報を収集し、情報入力手段に対してコピーの
終了を意味する操作がなされたことを検出したときに
は、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる
状態管理手段とを備える装置として動作させるためのプ
ログラムが記録されて成る。
媒体を用いれば、本発明の第1の態様のコピー装置に相
当するスキャナ、プリンタ及びコンピュータからなる装
置を実現できることになる。
な記録媒体は、スキャナ及びプリンタと接続されたコン
ピュータを、ユーザが操作可能な複数のボタンを有する
情報入力手段と、機能状態と機能停止状態を選択的にと
り、機能状態にあるときに限り、情報入力手段の複数の
ボタンに対して行なわれた操作内容に基づき、コピー条
件を認識し、認識したコピー条件でのコピーが行われる
ようにスキャナとプリンタとを制御するコピー制御手段
と、コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、情報入力手段に対してなされる操作内容を監視し、
情報入力手段に対して所定の操作がなされたときに、ス
キャナを制御することにより、スキャナにセットされた
原稿が所定内容の原稿であるか否かを判別し、当該原稿
が所定内容の原稿であった場合に限り、コピー制御手段
の状態を機能状態に移行させ、コピー制御手段の状態が
機能状態である場合には、情報入力手段に対してなされ
る操作内容を監視するとともに、コピー制御手段によっ
て認識されたコピー条件に含まれる、使用料金の算出に
必要とされる条件に関する情報を収集し、情報入力手段
に対してコピーの終了を意味する操作がなされたとき
に、コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる
状態管理手段とを備える装置として動作させるためのプ
ログラムが記録されて成る。
媒体を用いれば、本発明の第2の態様のコピー装置に相
当するスキャナ、プリンタ及びコンピュータからなる装
置を実現できることになる。
実施の形態を説明する。
係るコピー装置は、コンビニエンスストア等、POS(p
oint-of-sale)端末が用いられた場所に設置されること
を想定した装置である。まず、図1及び図2を用いて、
第1実施形態に係るコピー装置のハードウェア構成を説
明する。
コピー装置10は、コピー制御装置11、操作装置1
2、スキャナ13、プリンタ14及び専用キャビネット
15から、構成されている。
コンピュータの周辺機器として、一般に市販されている
機器である。操作装置12は、ユーザから、コピー条件
の指定指示やコピーの開始指示を受けるための装置であ
る。操作装置12は、液晶パネルとその上に重ねたタッ
チパネルとからなるタッチスクリーン121、スタート
ボタン122、ストップボタン123、10個の数値キ
ーを含むテンキー部124等を備えている。専用キャビ
ネット15は、図1に示したような構成のコピー装置1
0を構築するために、コピー制御装置11及び操作装置
12のオプションとして用意されているキャビネットで
あり、操作装置12を取り付けられる形状を有してい
る。なお、本実施形態で係るコピー装置10では、スキ
ャナ13、プリンタ14、操作装置12が、それぞれ、
原稿読取手段、印刷手段、情報入力手段として機能す
る。
キャナ13及びプリンタ14を統合的に制御するための
装置であり、コピー制御手段、状態管理手段等として機
能する。コピー制御装置11は、図2に示したように、
CPUバス35で相互に接続されたCPU21、ROM
22、RAM23及びブリッジ24を備える。また、コ
ピー制御装置11は、ブリッジ24に汎用バス(PCI
バス)36を介して接続されたHDDコントローラ2
5、操作パネル用I/Fボード26、スキャナ用I/F
ボード27及びプリンタ用I/Fボード28、並びに、
HDDコントローラ25に接続されたHDD(ハードデ
ィスクドライブ)30を備える。
ス36との間のインタフェース回路である。HDDコン
トローラ25は、HDD30の制御回路(HDD30と
汎用バス36との間のインタフェース回路)である。操
作装置用I/Fボード26は、CPU21による操作装
置12の制御を可能とするためのインタフェースボード
である。操作装置用I/Fボード26には、操作装置1
2に含まれる各種デバイス(タッチスクリーン121、
テンキー部124等)用の入出力制御回路が、含まれて
いる。スキャナ用I/Fボード27、プリンタ用I/F
ボード28は、それぞれ、CPU21によるスキャナ1
3、プリンタ14の制御を可能とするためのインタフェ
ースボードである。
しているハードウェアを制御するためのBIOS等が記
憶された不揮発性記憶装置である。HDD30は、オペ
レーティングシステム、各種ドライバ(スキャナ13を
制御するためのスキャナドライバ、プリンタ14を制御
するためのプリンタドライバ)、コピー制御プログラ
ム、ID番号ファイル40及びコピー単価情報ファイル
41等が格納された補助記憶装置である。CPU21
は、これらの記憶装置に格納された各種のプログラムを
RAM23上に読み出し、読み出したプログラムに従っ
て、コピー制御装置11内の各部を統合的に制御する回
路である。
ピー制御装置11は、コピー制御プログラム、ID番号
ファイル40及びコピー単価情報ファイル41がインス
トールされた、一種のコンピュータとなっている。
の動作(コピー制御プログラムに従ったCPU21によ
る制御動作)を説明する。なお、以下の説明では、スキ
ャナ13が、A3までの原稿のカラー読込が行なえる機
器であり、プリンタ14が、複数の用紙カセットを有
し、A3までの原稿にカラー印刷が行なえる機器である
ものとする。
番号ファイル40、コピー単価情報ファイル41の説明
を行なう。
号(1〜8桁の数値データ)を記憶しておくためのファ
イルである。詳細は後述するが、コピー装置10は、こ
のID番号ファイル40内のいずれかのID番号と一致
するデータが入力されたときに、操作装置12に対する
操作内容に応じて原稿のコピーを生成するコピー操作受
付モードでの動作(一般のコピー機と同じ動作)を開始
するように構成されている。
ルコピー条件を示す条件データと、その課金レベルコピ
ー条件に合致したコピー条件でコピーを行ったユーザに
課する料金を示す単価データ(或いは料金が設定されて
いないことを示す単価データ)とからなるコピー単価情
報を、複数種類の課金レベルコピー条件のそれぞれに対
して、記憶しておくためのファイルである。ここで、課
金レベルコピー条件とは、カラーコピーモード、モノク
ロコピーモードのいずれのコピーモードでコピーが行わ
れるかの区別と、コピー結果として出力される用紙のサ
イズとで定まる条件のことである。
コピー単価情報ファイル41は、初期状態(コピー制御
装置11の製造直後の状態)においては、共に、内容の
ないファイルとなっている。このため、コピー装置10
(コピー制御装置11)には、ID番号ファイル40を
編集するためのID番号登録処理、コピー単価情報ファ
イル41を編集するためのコピー単価情報設定処理を実
行する機能が付与されている。また、コピー装置10
は、操作装置12に設けられている所定のボタンが押下
された状態で電源が投入されたとき(以下、“管理者モ
ードで起動されたとき”と表記する)に、これらの機能
が利用できるように構成されている。
き、コピー装置10(コピー制御装置11内のCPU2
1)は、図3に示したように、まず、状態診断処理(ス
テップS101)を実行する。
ー制御装置11内の各部が正常に動作可能な状態にある
か、スキャナ13及びプリンタ14が動作可能な状態に
あるか等を、検査する。異常な状態にあるハードウェア
を検出した場合、CPU21は、その旨を示すメッセー
ジが表示されるように、操作装置用I/Fボード26等
を介してタッチスクリーン121(液晶パネル)を制御
する。そして、CPU21は、異常状態を解消するため
の作業がなされるのを待機する。
認できた場合、CPU21は、コピー制御装置11に接
続されているスキャナ13及びプリンタ14の機種を、
認識する。次いで、CPU21は、その認識結果に基づ
き、コピー制御装置11に接続されているスキャナ13
及びプリンタ14によって実行可能なコピー処理の課金
レベルコピー条件を全て特定する。すなわち、プリンタ
14によって利用可能な全ての用紙のサイズ(実際に用
紙カセット等に設定されているか否かは問わない)を把
握するとともに、スキャナ13とプリンタ14の組み合
わせでカラーコピーが可能であるか否かを把握すること
によって、スキャナ13及びプリンタ14によって実行
可能なコピー処理の課金レベルコピー条件を全て特定す
る。そして、CPU21は、コピー単価情報ファイル4
1内に、特定した全ての課金レベルコピー条件に関する
コピー単価情報が含まれているかを検査する。
全ての課金レベルコピー条件に関するコピー単価情報を
含むものでなかった場合、CPU21は、不足している
コピー単価情報を、コピー単価情報ファイル41に追加
する。なお、この際に、追加されるコピー単価情報は、
料金が設定されていないことを示す単価データを含むも
のである。そして、CPU21は、状態診断処理を終了
する。
ば、内容のないコピー単価情報ファイル41がHDD3
0に格納されていた場合(初めて起動された場合)、こ
のステップS101(或いは後述するステップS40
1)が実行されることにより、コピー単価情報ファイル
41に、コピー制御装置11に接続されているスキャナ
13及びプリンタ14の組み合わせで実行可能な各コピ
ー処理に関するコピー単価情報(料金が設定されていな
いことを示す単価データを含むもの)が、追加される。
また、コピー装置10の実際の運用が、一旦、開始され
た後、スキャナ13或いはプリンタ14が交換されるこ
とにより実行可能なコピー処理の種類が増えた場合に
は、ステップS101(或いはステップS401)にお
いて、コピー単価情報ファイル41に、実行可能となっ
たコピー処理に関するコピー単価情報が追加される。
ッチスクリーン121に課金情報設定画面を表示させる
(ステップS102)。このステップS102で表示さ
れる課金情報設定画面は、図4に示したように、コピー
装置10の管理者が、ID番号登録処理の開始指示、コ
ピー単価設定処理の開始指示、課金情報設定処理の終了
指示のいずれかを出せるものとなっている。
は、管理者がいずれかの指示を入力する(テンキー部1
24を構成している数値キー“1”、“2”或いは
“9”が押下される)のを待機する(図3:ステップS
103)。そして、数値キー“2”が押下された場合、
すなわち、コピー単価設定処理の実行が指示された場合
(ステップS104:単価設定)、CPU21は、コピ
ー単価設定処理(ステップS105)を実行する。その
後、CPU21は、ステップS102に戻り、タッチス
クリーン121に課金情報設定画面を再び表示させる。
また、数値キー“1”が押下された場合、すなわち、I
D番号登録処理の実行が指示された場合(ステップS1
04:番号登録)、CPU21は、ID番号登録処理
(ステップS106)を実行した後、ステップS102
に戻る。
処理の詳細を説明する。まず、図5及び図6を用いて、
コピー単価設定処理の説明を行なう。
ァイル41に含まれている各コピー単価情報内の単価デ
ータが、管理者の指示に従って(タッチスクリーン12
1に対する操作内容に応じて)変更される処理である。
図5に示したように、コピー単価設定処理開始時、CP
U21は、HDD30に格納されているコピー単価情報
ファイル41内の全てのコピー単価情報(条件データと
単価データとからなる情報)を読み出し、読み出したコ
ピー単価情報のリストであるコピー単価情報リストを、
RAM23上に作成する(ステップS201)。以下、
説明の便宜上、RAM23上に作成されたコピー単価情
報リスト内のコピー単価情報の総数を、Mmaxと表記
し、コピー単価情報リスト内のMmax個のコピー単価情
報を、先頭側から、それぞれ、コピー単価情報#1〜#
Mmaxと表記する。
1は、そのコピー単価情報リスト内の幾つかのコピー単
価情報が示されたコピー単価設定画面が表示されるよう
に、タッチスクリーン121を制御する(ステップS2
02)。
時に表示されるコピー単価設定画面50は、コピー単価
情報表示領域511〜514と、2種のスクロールボタン
52u及び52dと、キャンセルボタン53と、終了ボ
タン54とを備えている。なお、この図に示したコピー
単価設定画面50は、コピー単価(単価データ)の設定
が完了している場合に表示されるものである。各コピー
単価情報が、料金が設定されていないことを示す単価デ
ータを含むものであった場合、コピー単価設定画面50
は、図6において、“100”、“20”等が示されて
いる部分に何も示されないものとなる。
は、コピー単価情報表示領域511〜514内に、それぞ
れ、コピー単価情報#1〜#4(コピー単価情報リスト
の1番目〜4番目のコピー単価情報)が示されたコピー
単価設定画面50を、タッチスクリーン121に表示さ
せる。ただし、Mmax<4であった場合(印刷可能な用
紙サイズの種類が少なく、カラーコピーが行えない場合
に、Mmax<4となる)、CPU21は、ステップS2
02において、コピー単価情報表示領域511〜51
Mmax内に、それぞれ、コピー単価情報#1〜#Mmaxが
含まれたコピー単価設定画面50が表示されるように、
タッチスクリーン121等を制御する。
21は、タッチスクリーン121或いはテンキー部12
4に対する操作が行われるのを待機する(ステップS2
03)。このステップS203において、キャンセルボ
タン53の押下及び終了ボタン54の押下のいずれでも
ない操作が行なわれたことを検出した場合、CPU21
は、続くステップS204において“その他”側へ分岐
する。そして、CPU21は、検出した操作内容、及
び、その時点における状況に応じた処理を実行する(ス
テップS205)。
X(Xは、1〜4のいずれか)が押下されたことを検出
した場合、CPU21は、ステップS205において、
以下の処理を行なう。
ドが、通常入力モード、単価入力モードのいずれである
かを判別する。なお、通常入力モードが、コピー単価設
定処理の初期入力モードである。そして、入力モードが
通常入力モードであった場合、CPU21は、押下され
たコピー単価情報表示領域51Xを強調表示させるため
の制御を行なうとともに、単価入力モードとなったこと
を記憶する。また、入力モードが単価入力モードであっ
た場合、CPU21は、押下されたコピー単価情報表示
領域51Xが強調表示されている領域であるか否かを判
断する。そして、コピー単価情報表示領域51Xが強調
表示されている領域であった場合、CPU21は、コピ
ー単価情報表示領域51Xの表示形態を通常のものに戻
す制御を行なうと共に、通常入力モードとなったことを
記憶する。一方、コピー単価情報表示領域51Xが強調
表示されていない領域であった場合(この場合、他のコ
ピー単価情報表示領域51が強調表示されている)、C
PU21は、強調表示されているコピー単価情報表示領
域51W(W≠X)の表示形態が通常のものとなり、か
つ、コピー単価情報表示領域51Xが強調表示されるよ
うに、タッチスクリーン121を制御する。そして、C
PU21は、入力モードを単価入力モードに維持したま
まで、ステップS205を終了する。
が押下された場合、CPU21は、ステップS205に
おいて、入力モードが通常入力モードであるか単価入力
モードであるかを判断する。そして、入力モードが通常
入力モードであった場合には、ステップS205を終了
する。一方、入力モードが単価入力モードであった場
合、CPU21は、以下の処理を行なう。
値キーに応じて、RAM23上に生成してあるコピー単
価情報リスト内の、強調表示されているコピー単価情報
表示領域51Xに示されているコピー単価情報#yの単
価データを、変更する。より具体的には、ステップS2
05の開始時におけるコピー単価情報#yの単価データ
がPであり、管理者によって押下された数値キーに割り
当てられている数値がZであった場合、CPU21は、
コピー単価情報リスト内のコピー単価情報#yの単価デ
ータを、数値"10×P+Z"を示すものに変更する。な
お、CPU21は、単価入力モードに移行した後、最初
に押下を検出した数値キーに対しては、コピー単価情報
#yの単価データを、数値"Z"を示すものに変更する
(P=0として単価データの変更を行なう)。次いで、
CPU21は、変更後の単価データがコピー単価情報表
示領域51X内に表示されるようにタッチスクリーン1
21を制御する。そして、CPU21は、ステップS2
05を終了する。
が、図6に示したコピー単価設定画面50上のコピー単
価情報表示領域511を指で触れた場合、単価データ
“100”がクリアされることなく、コピー単価情報表
示領域511の表示形態が変更される。そして、管理者
が、例えば、数値キー“2”を押下した場合には、コピ
ー単価情報リスト内の対応する単価データが“2”に変
更されるとともに、コピー単価情報表示領域511内に
表示されているコピー単価“100”が“2”に変更さ
れる。その後、管理者が、数値キー“0”を2回押下し
た場合には、コピー単価情報リスト内の対応する単価デ
ータが“20”に変更された後、“200”に変更され
る。そして、コピー単価情報表示領域511内のコピー
単価も、“20”に変更された後、“200”に変更さ
れる。
(ステップS204;その他)、CPU21は、ステッ
プS205において、通常入力モードにあることを確認
した上で、それまでコピー単価情報表示領域512〜5
14に表示されていた3つのコピー単価情報#m〜#(m
+2)(m≧2)が、それぞれ、コピー単価情報表示領
域511〜513に表示され、コピー単価情報#(m+3)
が、コピー単価情報表示領域514に表示されるよう
に、タッチスクリーン121を制御する。また、スクロ
ールボタン52uが押下された場合、CPU21は、ス
テップS205において、やはり、通常入力モードにあ
ることを確認した上で、それまでコピー単価情報表示領
域511〜513に表示されていた3つのコピー単価情報
#m〜#(m+2)(m≧2)が、それぞれ、コピー単価
情報表示領域512〜514に表示され、コピー単価情報
#(m−1)が、コピー単価情報表示領域511に表示さ
れるように、タッチスクリーン121を制御する。
ロールボタン52d或いはスクロールボタン52uが押
下された場合、CPU21は、何も行なうことなく(単
価入力モードにあることを認識しただけで)ステップS
205を終了する。また、コピー単価情報#Mmaxが既
にコピー単価設定画面50内に表示されている状態で、
スクロールボタン52dが押下された場合、及び、コピ
ー単価情報#1が既にコピー単価設定画面50内に表示
されている状態で、スクロールボタン52uが押下され
た場合、CPU21は、入力モードが通常入力モードで
あっても、スクロールを行なうことなくステップS20
5を終了する。
プS204:終了ボタン押下)、CPU21は、入力モ
ードが何であっても、コピー単価情報ファイル41を、
その時点におけるコピー単価情報リストの内容に則した
ものに変更(ステップS206)して、コピー単価設定
処理を終了する。また、キャンセルボタン53が押下さ
れた場合、CPU21は、入力モードが何であっても、
コピー単価情報ファイル41の内容更新を行なうことな
く、コピー単価設定処理を終了する。
録処理の説明を行なう。
時、CPU21は、まず、ID番号ファイル40内に保
持されている全てのID番号を読み出し、読み出したI
D番号のリストであるID番号リストを、RAM23上
に作成する(ステップS201)。次いで、CPU21
は、そのID番号リスト内のID番号を含むID番号登
録画面が表示されるように、タッチスクリーン121等
を制御する(ステップS302)。
0は、ID番号(“123456”等)が表示されるI
D番号表示領域611〜615、2種のスクロールボタン
62u及び62d、追加ボタン63、変更ボタン64、
削除ボタン65、終了ボタン66及びキャンセルボタン
67を備える。なお、この図に示したID番号登録画面
60は、ID番号ファイル40が5個のID番号を保持
していたときに表示されるものである。ID番号ファイ
ル40がK個(1≦K<5)のID番号を保持していた
場合、ID番号表示領域611〜61KにそれらのID番
号が示されたID番号登録画面60が表示される。ま
た、ID番号ファイル40がID番号を1個も保持して
いなかった場合、ID番号表示領域611〜615内に何
も示されていないID番号登録画面60が表示される。
1は、タッチスクリーン121或いはテンキー部124
に対する操作が行われるのを待機する(ステップS30
3)。そして、ステップS303で検出した操作が、終
了ボタン66、キャンセルボタン67の押下以外の操作
であった場合(ステップS304;その他)、CPU2
1は、検出した操作内容とその時点における状況に応じ
た処理を実行する(ステップS305)。
は、1〜5のいずれか)の押下を検出した場合、CPU
21は、ステップS305において、以下の処理を行な
う。
表示領域61XをID番号が示している領域であるか否
かを判別する。そして、押下されたID番号表示領域6
1Xが、ID番号を示していない領域であった場合、C
PU21は、ステップS305を終了する。
がID番号を示している領域であった場合、CPU21
は、ID番号表示領域61Xではない領域が強調表示さ
れている状態にあるか、ID番号表示領域61Xが強調
表示されている状態にあるか、それ以外の状態(強調表
示されているID番号表示領域61が存在しない状態)
にあるかを判別する。そして、強調表示されているID
番号表示領域61が存在しない状態にあった場合、CP
U21は、ID番号表示領域61Xを強調表示させるた
めの制御を行って、ステップS305を終了する。ま
た、ID番号表示領域61Xが表強表示されている領域
であった場合、CPU21は、そのID番号表示領域6
1Xの表示形態を通常のものに戻すための制御を行なう
とともに、通常入力モードになったことを認識して、ス
テップS305を終了する。また、ID番号表示領域6
1Xではない領域が強調表示されていた場合、CPU2
1は、強調表示されているID番号表示領域61の表示
形態を通常のものに戻すとともに、ID番号表示領域6
1Xを強調表示させるための制御を行なう。そして、C
PU21は、ステップS305を終了する。
21は、ステップS305において、強調表示されてい
るID番号表示領域61が存在するか否かを判断する。
そして、強調表示されているID番号表示領域61が存
在していていた場合、CPU21は、入力モードがID
番号入力モードになったことを記憶して、ステップS3
05を終了する。一方、強調表示されているID番号表
示領域61が存在していなかった場合、CPU21は、
入力モードの変更を行なうことなくステップS305を
終了する。
が押下された場合(ステップS304;その他)、CP
U21は、ステップS305において、入力モードがI
D番号入力モードであるか否かを判断し、ID番号入力
モードでなかった場合には、ステップS305を終了す
る。一方、ID番号入力モードであった場合、ユーザが
押下した数値キーに応じて、ID番号リスト内の、強調
表示されているID番号表示領域61Xに示されている
ID番号#yを変更する。より具体的には、ステップS
305の開始時におけるID番号#yがPであり、管理
者によって押下された数値キーに割り当てられている数
値がZであった場合、CPU21は、ID番号リスト内
のID番号#yを、数値"10×P+Z"を示すものに変
更する。ただし、CPU21は、ID番号入力モードに
移行した後、最初に押下を検出した数値キーに対して
は、P=0として、このID番号#yの変更処理を行な
う。また、P=0としない場合において、P(=ID番
号#y)が8桁の数値となっていた場合、CPU21
は、ID番号リスト内のID番号#yの変更を行わな
い。そして、CPU21は、ID番号#yの変更を行っ
た場合には、変更後のID番号#yがID番号表示領域
61Xに表示されるようにタッチスクリーン121を制
御して、ステップS305を終了する。
21は、ステップS305において、強調表示されてい
るID番号表示領域61が存在するか否かを判断する。
そして、強調表示されているID番号表示領域61Xが
存在していた場合、CPU21は、そのID番号表示領
域61X内に示しているID番号を、ID番号リストか
ら消去する。次いで、CPU21は、ID番号表示領域
61Xの表示形態が通常のものとなり、消去したID番
号に後続しているID番号リスト内の幾つかのID番号
が、ID番号表示領域61X以降の各領域に連続して示
されるように、タッチスクリーン121を制御して、ス
テップS305を終了する。なお、入力モードがID番
号入力モードであった場合、CPU21は、通常入力モ
ードになったことを認識してからステップS305を終
了する。一方、強調表示されているID番号表示領域6
1が存在していなかった場合、CPU21は、ID番号
リストの更新等を行なうことなくステップS305を終
了する。
21は、ステップS305において、ID番号リスト内
の末尾の4個のID番号がID番号表示領域611〜6
14に表示され、ID番号表示領域615のみが強調表示
されるように(既に強調表示されているID番号表示領
域61は通常表示に戻す)、タッチスクリーン121を
制御する。ただし、ID番号リストに含まれているID
番号の総数Kが、1以上、3以下であった場合、CPU
21は、この追加ボタン63の押下に対して、ID番号
#1〜#Kが、それぞれ、ID番号表示領域611〜6
1Kに示され、ID番号表示領域61K+1が強調表示され
たID番号登録画面60が表示されるように、タッチス
クリーン121を制御する。また、ID番号リストに含
まれているID番号の総数が、0であった場合、CPU
21は、追加ボタン63の押下に対して、ID番号表示
領域611が強調表示されたID番号登録画面60が表
示されるように、タッチスクリーン121を制御する。
そして、ID番号入力モードになったことを記憶して、
ステップS305を終了する。
れた場合のステップS305の処理については、ステッ
プS205の処理と同様のものであるので説明を省略す
る。
(ステップS304:終了ボタン押下)、CPU21
は、ID番号ファイル41を、その時点におけるID番
号リストの内容に則したものに変更(ステップS30
6)して、ID番号登録処理を終了する。また、キャン
セルボタン67が押下された場合、CPU21は、ID
番号ファイル41の内容更新を行なうことなく、ID番
号登録処理を終了する。
価情報設定処理は、それぞれ、ID番号ファイル40、
コピー単価情報ファイル41の内容を、管理者が設定で
きる処理となっている。本コピー装置10の運用を開始
する際、管理者は、これらの処理を実行させることによ
り、ID番号ファイル40を、少なくとも1つのID番
号を有するものとするとともに、コピー単価情報ファイ
ル41を、料金を示す単価データを含むコピー単価情報
を有するものとしておく。
することによって、課金情報設定処理の終了をコピー装
置10(CPU21)に指示する。この指示を受けた場
合(図3:ステップS104;終了)、CPU21は、
通常モードで起動されたときと同じ手順の制御処理(図
9のステップS402からの処理)を開始する。
装置10の、通常モードで起動されたときの動作を説明
する。
場合、コピー装置10(コピー制御装置11内のCPU
21)は、まず、状態診断処理(ステップS401)を
実行する。このステップS401で行われる状態診断処
理は、ステップS101で行われる状態診断処理と同じ
ものである。
40にID番号が設定されていることを確認する処理で
ある課金関連情報確認処理(ステップS402)を実行
する。図示は省略してあるが、この課金関連情報確認処
理において、ID番号ファイル40にID番号が設定さ
れていることを確認できなかった場合(ID番号ファイ
ル40が空であった場合)、CPU21は、ステップS
403からの処理ではなく、後述するステップS408
〜S410相当の処理を実行する(一般的なコピー機内
のCPUと同じ制御をする)。
れていることを確認した後、CPU21は、利用状況情
報テーブルを初期化する(ステップS403)。利用状況
情報テーブルは、利用状況情報(課金レベルコピー条件
別にコピーが行なわれた枚数を示す情報を含む情報)を
記憶するための、RAM23上のテーブルである。この
ステップS402において、RAM23上に利用状況情
報テーブルが存在していなかった場合、CPU21は、
内容のない利用状況情報テーブルを作成する。また、R
AM23上に利用状況情報テーブルが存在していた場
合、CPU21は、その利用状況情報テーブルの内容を
クリアする。
が表示されるように、タッチスクリーン121等を制御
(ステップS404)し、ユーザによってID番号が入力
されるのを待機する(ステップS405)。
ID番号入力画面を示す。図示したように、ID番号入
力画面70は、ID番号表示領域71と確定ボタン72
とを含む画面となっており、ステップS405におい
て、CPU21は、テンキー部124の操作内容に応じ
た数値データを、ID番号表示領域71内に表示させる
処理(制御)を行なう。そして、確認ボタン72が押下
されたことを検出したときに、CPU21は、その時点
においてID番号表示領域71内に表示している数値デ
ータをID番号として認識し、ステップS405を終了
する。
U21は、そのID番号が、ID番号ファイル40内の
いずれかのID番号と一致しているか否かを、判断する
(ステップS406)。そして、入力されたID番号
が、ID番号ファイル40内のいずれのID番号とも一
致していなかった場合(ステップS406;NO)に
は、タッチスクリーン121に、所定時間、その旨を示
すエラーメッセージを表示させる(ステップS407)。
その後、CPU21は、ステップS404からの処理を
再び実行する。
番号がID番号ファイル40に含まれていた場合(ステ
ップS406;YES)、CPU21は、コピー操作受
付モードでの動作を開始し、まず、ユーザにコピー条件
を設定(選択)させるための種々のアイテム(ボタンや
タブ)を備える基本操作画面が表示されるように、タッ
チスクリーン121等を制御する(ステップS408)。
そして、CPU21は、操作装置12に対する操作内容
を監視して、ユーザの操作内容に応じた制御を行なう処
理ループ(ステップS409及びS410)の実行を開
始する。
2(主に、タッチスクリーン121)に対する操作内容
に応じて、タッチスクリーン121に別の内容の画面を
表示させる処理や、基本操作画面を再表示させる処理が
行われて、コピー条件の設定/変更が行なわれる。そし
て、スタートボタン122が押下された際には、その時
点におけるコピー条件に応じてスキャナ13及びプリン
タ14が制御され、原稿のコピーが生成される。また、
1枚のコピーが生成される度に、利用状況情報テーブル
の利用状況情報が、それまで行なわれたコピーの内容
(課金レベルコピー条件別のコピー枚数)を示すものに
更新される。
下されたことを検出した際(ステップS409;ストッ
プボタン押下)に、ステップS409及びS410から
なる処理ループを抜け出す。そして、CPU21は、コ
ピー単価情報ファイル41を参照して、利用状況情報テ
ーブル内の利用状況情報に応じたコピー料金を算出し、
その算出したコピー料金等を用いて、図11に模式的に
示したような、商品情報(コピーであることを示す情
報)を表すバーコード75とコピー料金を表すバーコー
ド76等が印刷された請求書を、プリンタ14に出力さ
せる(ステップS411)。
及びS404を再び実行することにより、利用状況情報
テーブルを初期化し、タッチスクリーン121にID番
号入力画面を表示する。そして、CPU21は、ステッ
プS405において、ID番号の入力を待機する。
10は、以下のような形で運用できるものとなってい
る。
ーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動
することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに
課す料金の設定と、幾つかのID番号の設定とを行って
おく。また、各レジ係員に、設定してあるID番号を知
らせておく。なお、管理者は、不正な使用を防止するた
めに、ID番号の設定に関しては、周期的に(例えば、
1日毎に)行なうことが望ましい。
出たユーザに対して、知らされているID番号の1つを
教える。
番号をコピー装置10に入力する。この操作によりコピ
ー装置10は、通常の操作を受け付ける状態となるの
で、ユーザは、操作装置12を操作することによって、
所望のコピーをコピー装置10に生成させる。そして、
ユーザは、ストップボタン123を押下することによ
り、コピーの終了をコピー装置10に通知する。ストッ
プボタン123の押下を検出したコピー装置10から
は、バーコード75、76が印字された請求書が出力さ
れるので、ユーザはその請求書をレジに持っていく。レ
ジ係員は、請求書上のバーコード75及び76を、PO
S端末に付属のバーコードリーダで読み取り、コピー料
金の支払いを受ける。また、必要である場合(ユーザが
他の商品を購入していた場合)には、レジ係員は、他の
商品のバーコードの読取も行い、コピー料金を含む料金
の支払いを受ける。
10で用いられている構成は、課金のための専用の機器
を用いずに(プログラムを改良するだけで)、コピー料
金を徴収できるものとなっている。従って、本構成を採
用すれば、課金が行なえるコピー装置を安価に実現でき
ることになる。また、コピー装置10は、バーコードが
印字された請求書を出力する機能を有するので、コンビ
ニエンスストア等の、POS端末が既に存在している場
所での使用に特に適したものとなっている。なお、コピ
ー装置10から出力される請求書には、コピー料金自体
も印字されているので、本コピー装置10は、POS端
末を備えていない場所でも使用することができる装置と
なっている。
ー装置は、第1実施形態に係るコピー装置10を変形し
た装置であり、当該コピー装置10と類似した部分を多
く含む。このため、以下では、第1実施形態に係るコピ
ー装置10と異なる部分を中心に、第1実施形態のコピ
ー装置10の説明に用いた符号と同じ符号を用いて、第
2実施形態に係るコピー装置10の説明を行なうことと
する。
10の構成を示す。図示したように、第2実施形態に係
るコピー装置10に用いられたコピー制御装置11のH
DD30には、コピー単価情報ファイル41は格納され
ているが、ID番号ファイル40は格納されていない。
ただし、コピー制御装置11の動作時(詳細は後述)に
は、ID番号ファイル40の代わりに使用されるID番
号テーブル42がRAM23上に形成される。また、コ
ピー制御装置11には、イーサネット(登録商標)LA
N用のネットワーク用I/Fボード29が付加されてい
る。そして、コピー装置10は、コピー制御装置11内
のネットワーク用I/Fボード29を介して幾つか(図
では、1台)のPOS端末100と接続された状態で使
用される。
00は、イーサネットLANを利用したTCP/IP通
信機能を有するPOS端末であり、所定の操作がなされ
た場合、コピー装置10に対してID番号生成要求を送
信し、当該要求に対する応答としてコピー装置10が返
送してくる情報(ID番号)を表示する機能が付加され
ている。
ー制御装置11内のCPU21)の基本的な動作手順
は、第1実施形態に係るコピー制御装置11のそれと同
じものとなっている。ただし、第2実施形態に係るコピ
ー装置10は、管理者モードで起動することにより、図
5,6を用いて説明したものと同じコピー単価情報設定
処理と、ネットワークに関する設定(コピー制御装置1
1のIPアドレスの設定)が行なえる環境設定処理とを
実行させることができるように、構成されている。
は、通常の動作(詳細は後述)時、バックグラウンド
で、図13に示した手順の処理が実行されるように構成
されている。すなわち、第2実施形態に係るコピー制御
装置11内のCPU21は、常時、ID番号生成要求が
受信されるのを監視している(ステップS501)。そ
して、ID番号生成要求を受信した際(ステップS50
1;YES)、CPU21は、ID番号をランダムに生
成する(ステップS502)。次いで、CPU21は、生
成したID番号を、RAM23上のID番号テーブル4
2に追加する(ステップS503)。なお、ID番号テ
ーブル42の作成自体は、コピー装置10の電源投入時
に行われる。その後、CPU21は、その生成したID
番号を、ID番号生成要求の送出元であるPOS端末1
00(要求元)に返送(ステップS504)し、ステップ
S501に戻る。
0は、通常モードで起動されたとき、図14に示した手
順で動作するように構成されている。すなわち、CPU
21は、ステップS601、S603〜S605、S6
07〜S611において、それぞれ、ステップS40
1、S403〜S405、S407〜S411(図9参
照)と同じ内容の処理を行なう。そして、CPU21
は、ステップS402(課金関連情報確認処理)に相当
する処理を行わず(本装置内には、ID番号ファイル4
0が存在しない)、ステップS406に相当するステッ
プS606において、ID番号ファイル40内ではな
く、その時点におけるID番号テーブル42内に、入力
されたID番号と一致するID番号が存在しているか否
かを判断する。また、請求書の印刷(ステップS61
1)が完了した際、CPU21は、ユーザによって入力
されたID番号をID番号テーブル42から消去する処
理(ステップS612)を行ってから、ステップS603
に戻る。
10は、以下のような形で運用できるものとなってい
る。
ーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動
することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに
課する料金の設定や、IPアドレスの設定を行ってお
く。また、コピー装置10に接続する各POS端末10
0に、コピー装置10のIPアドレスを設定する処理も
行っておく。
コピーを行いたい旨を知らされた場合、所定の操作を行
なうことにより、POS端末100に、コピー装置10
に宛てたID番号生成要求を送信させる。ID番号生成
要求を受信したコピー装置10は、ID番号をランダム
に生成し、生成したID番号を、ID番号テーブル42
に追加するとともに、ID番号生成要求の送信元に返送
する。コピー装置10からのこのID番号を受信したP
OS端末100は、そのID番号を表示するので、レジ
係員は、そのID番号を、ユーザに教える。
番号をコピー装置10に入力する。このID番号は、I
D番号テーブル42に既に追加されているので、この操
作により、コピー装置10は、通常の操作を受け付ける
状態となる。ユーザは、操作装置12を操作することに
よって、所望のコピーをコピー装置10に生成させる。
そして、ユーザは、ストップボタン123を押下するこ
とにより、コピーの終了をコピー装置10に通知する。
ストップボタン123の押下を検出したコピー装置10
からは、バーコード75、76が印字された請求書(図
11)が出力されるので、ユーザはその請求書をレジに
持っていく。なお、本コピー装置10では、請求書の印
刷が完了した際に、ユーザによって入力されたID番号
がID番号テーブル42から消去される。従って、本コ
ピー装置10では、この段階で、当該ID番号が無効化
されることになる。すなわち、そのID番号を、再度、
入力した場合、エラーメッセージが表示されることにな
る。
のバーコード75及び76を、POS端末100に付属
のバーコードリーダで読み取り、コピー料金の支払いを
受ける。また、必要である場合(ユーザが他の商品を購
入していた場合)、レジ係員は、他の商品のバーコード
の読取も行い、コピー料金を含む料金の支払いを受け
る。
10で用いられている構成は、第一実施形態に係るコピ
ー装置10と同様に、課金のための専用の機器を用いず
に、コピー料金を徴収できるものとなっている。従っ
て、本構成を採用すれば、課金が行なえるコピー装置を
安価に実現できることになる。また、第2実施形態に係
るコピー装置10は、ID番号の設定作業を管理者が行
なう必要がない分、第1実施形態に係るコピー装置10
よりもその運用が容易に行なえるものとなっている。さ
らに、ID番号の有効期間が短い装置となっているの
で、不正に利用することが、第1実施形態に係るコピー
装置10よりも、行ないにくい装置ともなっている。
係るコピー装置は、コピー料金の徴収が、所定期間毎に
行われる場所(例えば、オフィス)に設置されることを
想定した装置である。
施形態に係るコピー装置10を変形した装置であり、当
該コピー装置10と類似した部分を多く含む。このた
め、以下では、第1実施形態に係るコピー装置10と異
なる部分を中心に、第1実施形態のコピー装置10の説
明に用いた符号と同じ符号を用いて、第3実施形態に係
るコピー装置10の説明を行なうこととする。
1実施形態に係るコピー装置10(図2参照)と同じハ
ードウェア構成を有する。ただし、第3実施形態に係る
コピー装置10に含まれるコピー制御装置11のHDD
30内には、ID番号ファイル40の代わりに、利用状
況管理ファイルが格納されている。図15に模式的に示
したように、利用状況管理ファイル45は、複数のID
番号のそれぞれに対して、集計期間(“3月”、“4
月”)別に、対応するID番号を入力したユーザによる
利用状況情報(課金レベルコピー条件別のコピー枚数か
らなる情報)を記憶するためのファイルとなっている。
1は、管理者モードで起動された場合、図16に示した
手順の処理を実行する。
ップS701)を実行する。このステップS701で行
われる状態診断処理は、ステップS401等で行われる
状態診断処理と同じものである。次いで、CPU21
は、図17に示した課金情報設定画面をタッチスクリー
ン121に表示させる(ステップS703)。すなわち、
CPU21は、コピー装置10の管理者によって、ID
番号登録処理、コピー単価設定処理、集計処理、環境設
定処理の実行指示、あるいは、課金情報設定処理の終了
指示が出せる課金情報設定画面を表示させる。
入力される(処理が割り当てられている数値キーが押下
される)のを待機する(ステップS703)。そして、C
PU21は、ID番号登録処理の実行が指示された場合
(ステップS704;番号登録)には、ID番号登録処
理(ステップS705)を実行した後に、ステップS70
2に戻る。
を用いて説明したID番号登録処理と同様の手順の処理
が、ID番号ファイル40内ではなく、利用状況管理フ
ァイル41内に設定されているID番号群に対して行わ
れる。すなわち、ステップS705で実行されるID番
号登録処理は、管理者からの指示によって、利用状況管
理ファイル45内に既に存在しているID番号を変更し
たり、利用状況管理ファイル45を、新たなID番号に
関する利用状況情報を記憶できるものへ変更する処理と
なっている。
合(ステップS704;単価設定)、CPU21は、図
5及び図6を用いて説明した処理と同内容のコピー単価
設定処理(ステップS706)を実行した後に、ステップ
S702に戻る。
示された場合(ステップS704;集計)、各種フォーマ
ットの使用料金表の出力、及び、不要となった利用状況
情報の削除を行なうための集計処理(ステップS707)
を実行する。この処理の詳細については説明を省略する
が、集計処理は、管理者によって指定された、ID番号
と集計期間とに基づいて、そのID番号が用いられてそ
の集計期間中に行なわれたコピーに関するコピー料金が
印字された使用料金表(図11に示したようなもの)を
出力させ、また、管理者によって指定された集計期間中
に行なわれたコピーに関するコピー料金がID番号別に
印字された使用料金表を出力させ、さらに、不要となっ
た任意の利用状況情報を削除させる処理となっている。
(ステップS704;期間設定)、CPU21は、管理者
によって、集計期間の設定(各集計期間の初日と末日の
設定)が行なわれる集計期間設定処理(ステップS70
8)を実行する。なお、この処理は、利用状況情報ファ
イル45内に利用状況情報が記憶されていないときにの
み実行できるものとなっている。
置11内のCPU21は、通常モードで起動された際に
は、図18に示したように、第1実施形態に係るコピー
制御装置11内のCPU21(図9参照)と、本質的に
は同じ手順の制御を行なう。
置11内のCPU21は、ステップS406等に相当す
るステップS806において、ユーザによって入力され
たID番号と一致するID番号が利用状況管理ファイル
45内に存在しているか否かを判断する。また、CPU
21は、ステップS403相当の処理(利用状況情報テ
ーブルの初期化)を行わず、コピーが行なわれた際に
は、ステップS809において、利用状況管理ファイル
45内の、現ユーザ(入力ID番号)についての現集計
期間に関する利用状況情報を、行なわれたコピーの課金
レベルコピー条件に応じて変更する。
10で用いられている構成は、課金のための専用の機器
を用いずに、所定期間毎に、各ユーザ(同じID番号を
知っている複数のユーザからなるグループ)からコピー
料金を徴収できるものとなっている。
係るコピー装置は、コンビニエンスストア等、POS(p
oint-of-sale)端末が用いられた場所に設置されること
を想定した装置である。
施形態に係るコピー装置10を変形した装置であるた
め、以下では、第1実施形態に係るコピー装置10と動
作が異なる部分を中心に、第1実施形態の説明時と同じ
符号を用いて、第4実施形態に係るコピー装置10を説
明することにする。
1実施形態に係るコピー装置10(図2参照)と同じハ
ードウェア構成を有し、HDD30内には、ID番号フ
ァイル40とコピー課金情報ファイル41とが格納され
ている。また、第4実施形態に係るコピー装置10(コ
ピー制御装置11内のCPU21)も、第1実施形態に
係るコピー装置10と同様に、管理者モードで起動され
た場合に、コピー単価情報設定処理とID番号登録処理
とが実行可能となる。
行されるコピー単価情報設定処理は、第1実施形態に係
るコピー装置10にて実行されるコピー単価情報設定処
理と同じものである。ただし、第4実施形態に係るコピ
ー装置10にて実行されるID番号登録処理では、ID
番号ファイル40内に設定されている任意の(管理者が
指定した)ID番号について、図19に示したような、
ID番号を表す部分と課金用紙識別情報(コピー課金用
紙であることを示す情報)を表す部分とからなるバーコ
ード78が印字されたコピー課金用紙80の印刷を行う
ことができる。なお、コピー課金用紙80上のバーコー
ド78′は、バーコード78と同じものである。
0では、通常モードで起動された場合、CPU21によ
って、図20に示した手順の制御が行われる。
投入された場合、コピー装置10(コピー制御装置11
内のCPU21)は、まず、状態診断処理(ステップS
901)を実行する。このステップS901で行われる
状態診断処理は、ステップS401等で行われている状
態診断処理と同じものである。
憶するための利用状況情報テーブルを初期化する(ステ
ップS902)。そして、コピー課金用紙80をレジ係
員等から借りてそのコピーを行なうことを指示するメッ
セージを、タッチスクリーン121に表示させる(ステ
ップS903)。
22の押下を待機(ステップS904)し、スタートボタ
ン122が押下されたとき(ステップS904;YE
S)、スキャナ13に、原稿台にセットされている原稿
を、所定量(原稿がコピー課金用紙であった場合、原稿
がセットされた方向によらず、バーコード78或いは7
8′が読み込まれることになる量)、読み込ませる(ス
テップS905)。そして、スキャナ13によって生成
された画像データに基づき、原稿がコピー課金用紙80
であるか否かを判断する(ステップS906)。このステ
ップS906において、CPU21は、所定部分が課金
用紙識別情報を表しており、残りの部分が表している数
値がID番号ファイル40内のいずれかのID番号と一
致しているバーコードが存在している原稿を、コピー課
金用紙80であると認識する。
場合(ステップS906;NO)には、タッチスクリー
ン121に、所定時間、その旨を示すエラーメッセージ
を表示(ステップS907)させた後、ステップS903
からの処理を再び実行する。
(ステップS906;YES)、CPU21は、ステッ
プS408〜S411と同じ内容の処理を、ステップ9
08〜S911において行なう。すなわち、ユーザにコ
ピー条件を設定(選択)させるための種々のアイテムを
備える基本操作画面を、タッチスクリーン121に表示
させる(ステップS908)。そして、CPU21は、ユ
ーザの操作内容に応じたコピーを行い(ステップS90
9及びS910)、ストップボタン123が押下された
ことを検出した際(ステップS909;ストップボタン
押下)に、利用状況情報テーブル及びコピー単価情報フ
ァイル内の情報に基づき、コピー料金を算出し、商品情
報及びコピー料金を示す2つのバーコード等が印刷され
た請求書(図11参照)を、プリンタ14に出力させる
(ステップS911)。
2、S903を再び実行することにより、利用状況情報
テーブルが初期化されており、タッチスクリーン121
に、操作法に関するメッセージが表示されている状態
で、スタートボタン122の押下を待機する。
10は、以下のような形態で運用できるものとなってい
る。
ーや従業員)は、コピー装置10を管理者モードで起動
することにより、各課金レベルコピー条件でのコピーに
課する料金の設定と、幾つかのID番号の設定及び設定
した各ID番号に関するコピー課金用紙80の印刷とを
行っておく。そして、各レジ係員に、コピー課金用紙8
0を分配しておく。
出たユーザに対して、予め用意されているコピー課金用
紙80を渡す。
そのコピー課金用紙80をスキャナ13の原稿台にセッ
トし、スタートボタン122を押下する。この操作によ
りコピー装置10は、通常の操作を受け付ける状態とな
るので、ユーザは、操作装置12を操作することによっ
て、所望のコピーをコピー装置10に生成させる。そし
て、ユーザは、ストップボタン123を押下することに
より、コピーの終了をコピー装置10に通知する。スト
ップボタン123の押下を検出したコピー装置10から
は、請求書が出力されるので、ユーザはその請求書とコ
ピー課金用紙80とをレジに持っていく。レジ係員は、
コピー課金用紙80を回収するとともに、請求書上のバ
ーコード75及び76を、POS端末に付属のバーコー
ドリーダで読み取り、コピー料金の支払いを受ける。ま
た、必要である場合(ユーザが他の商品を購入していた
場合)、レジ係員は、他の商品のバーコードの読取も行
い、コピー料金を含む料金の支払いを受ける。
置10で用いられている構成は、課金のための専用の機
器を用いずに、コピー料金を徴収できるものとなってい
る。また、コピー課金用紙80をセットしてスタートボ
タン122を押すといった作業を行なうだけでコピーが
可能な状態となるように構成されているので、本実施形
態に係るコピー装置10は、第1実施形態に係るコピー
装置10よりも取り扱いが容易な装置となっている。ま
た、コピー課金用紙80が無ければコピーが行なえる状
態を形成できないので、コピー課金用紙80の管理をし
っかり行なうとともに、ID番号(コピー課金用紙8
0)を周期的に変更すれば、不正な使用が行なわれにく
い形態で、本コピー装置10を運用できることになる。
10は、各種の変形を行なうことができる。例えば、バ
ーコードが印字されていない請求書が印刷されるよう
に、第1、第2或いは第4実施形態に係るコピー装置1
0を、変形しても良い。換言すれば、コンビニエンスス
トア等ではなく、図書館等、バーコードリーダを備えた
機器がない場所で使用する場合には、コピー装置10
を、バーコードが印字されていない請求書を出力する装
置とすることができる。
POS端末100ではなく、一般的なコンピュータに接
続して使用しても良い。さらに、第2実施形態として説
明したコピー装置10とPOS端末100からなるシス
テムは、コピー装置10側でID番号が生成されるシス
テムであったが、POS端末100側でID番号が生成
され、そのID番号がコピー装置10に通知されるよう
にしておいても良い。
置10は、ID番号の入力にテンキー部124が用いら
れる装置であったが、タッチスクリーン121にソフト
ウェアキーボード画面を表示させ、各実施形態と同様の
ID番号(或いは数字以外の情報を含むID番号相当の
情報)の入力が、タッチスクリーン121を介して行わ
れるようにコピー装置10を構成しても良い。また、各
実施形態に係るコピー装置10は、スキャナ13及びプ
リンタ14と、それらを制御するためのコピー制御装置
11及び操作装置12とからなる装置であったが、専用
のコピー機に、各実施形態のコピー装置10で用いられ
ている技術を適用しても良いことは当然である。
は、ID番号に関する情報を含むバーコード78を有す
るコピー課金用紙80を用いる装置であったが、第4実
施形態に係るコピー装置10は、ID番号に関する情報
を含まない、固定内容のバーコードを有するコピー課金
用紙80を用いる装置とすることもできる。
装置を、安価に実現することができる。
観図である。
ア構成図である。
ードで起動されたときの動作手順を示した流れ図であ
る。
リーンに表示される課金情報設定画面の説明図である。
されるコピー単価設定処理の流れ図である。
価設定画面の説明図である。
されるID番号登録処理の流れ図である。
示されるID番号登録画面の説明図である。
ドで起動されたときの動作手順を示した流れ図である。
クリーンに表示されるID番号入力画面の説明図であ
る。
請求書の説明図である。
ハードウェア構成図である。
バックグラウンドで行われる処理の流れ図である。
ードで起動されたときの動作手順を示した流れ図であ
る。
用状況管理テーブルの説明図である。
の、管理者モードで起動されたときの動作手順を示した
流れ図である。
クリーンに表示される課金情報設定画面の説明図であ
る。
ードで起動されたときの動作手順を示した流れ図であ
る。
操作可能な状態とするために用いられるコピー課金用紙
の説明図である。
ードで起動されたときの動作手順を示した流れ図であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 使用料金をユーザに課す形態で運用され
るコピー装置であって、 セットされた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す
画像データを生成する原稿読取手段と、 与えられた画像データに応じた印刷を用紙上に行う印刷
手段と、 ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段
と、 機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあ
るときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに
対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認
識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように
前記原稿読取手段と前記印刷手段とを制御する制御処理
を実行するコピー制御手段と、 前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
して、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされた
ときに前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行さ
せ、前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
するとともに、前記コピー制御手段によって認識された
前記コピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とさ
れる条件に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対
してコピーの終了を意味する操作がなされたときに前記
コピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態
管理手段とを備えることを特徴とするコピー装置。 - 【請求項2】 1つ以上の識別情報を記憶するための識
別情報記憶手段と、 前記情報入力手段に対してなされる操作内容に応じて、
前記識別情報記憶手段内に1つ以上の識別情報が記憶さ
れた状態を形成する識別情報更新手段とを、さらに備
え、 前記状態管理手段は、前記コピー制御手段の状態が機能
停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前
記識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を
入力する操作がなされたときに前記コピー制御手段の状
態を機能状態に移行させることを特徴とする請求項1記
載のコピー装置。 - 【請求項3】 他装置との間で情報交換を行なうための
通信処理手段と、 1つ以上の識別情報を記憶するための識別情報記憶手段
と、 前記通信処理手段によって識別情報生成要求が受信され
たときに、所定規則に従って識別情報を生成し、生成し
た識別情報を前記識別情報記憶手段内に格納するととも
に、当該識別情報を前記識別情報生成要求の送信元に宛
てて送信する識別情報生成手段とを、さらに備え、 前記状態管理手段は、前記コピー制御手段の状態が機能
停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前
記識別情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を
入力する操作がなされたときに、前記コピー制御手段の
状態を機能状態に移行させ、前記情報入力手段を介して
入力された識別情報を前記識別情報記憶手段から消去す
ることを特徴とする請求項1記載のコピー装置。 - 【請求項4】 使用料金をユーザに課す形態で運用され
るコピー装置であって、 セットされた原稿を読み取って当該原稿上の画像を表す
画像データを生成する原稿読取手段と、 与えられた画像データに応じた印刷を用紙上に行う印刷
手段と、 ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段
と、 機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあ
るときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに
対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認
識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように
前記原稿読取手段と前記印刷手段とを制御する制御処理
を実行するコピー制御手段と、 前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
し、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされたと
きに、前記原稿読取手段を制御することにより、前記原
稿読取手段にセットされた原稿が所定内容の原稿である
か否かを判別し、当該原稿が所定内容の原稿であった場
合に前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、
前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、
前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視する
とともに、前記コピー制御手段によって認識されたコピ
ー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件
に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対してコピ
ーの終了を意味する操作がなされたときに、前記コピー
制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手
段とを備えることを特徴とするコピー装置。 - 【請求項5】 前記状態管理手段は、前記コピー制御手
段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した
情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金が印字さ
れた用紙を前記印刷手段に印刷させることを特徴とする
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコピー装
置。 - 【請求項6】 前記状態管理手段は、前記コピー制御手
段の状態を機能停止状態に移行させる際には、収集した
情報に基づき使用料金を算出し、その使用料金を表すバ
ーコードが印字された用紙を前記印刷手段に印刷させる
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
記載のコピー装置。 - 【請求項7】 1つ以上の識別情報と、各識別情報に関
する利用状況情報とを記憶するための情報記憶手段を、
さらに備え、 前記状態管理手段は、前記コピー制御手段の状態が機能
停止状態である場合には、前記情報入力手段に対して前
記情報記憶手段に記憶されたいずれかの識別情報を入力
する操作がなされたときに、前記コピー制御手段の状態
を機能状態に移行させ、前記コピー制御手段の状態を機
能停止状態に移行させる際には、収集した情報を、前記
情報記憶手段内に記憶された、前記情報入力手段を介し
て入力された識別情報に関する利用状況情報に含ませる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコピー
装置。 - 【請求項8】 スキャナ及びプリンタと接続されたコン
ピュータを、 ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段
と、 機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあ
るときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに
対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認
識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように
前記スキャナと前記プリンタとを制御する制御処理を実
行するコピー制御手段と、 前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
し、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされたと
きに、前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行さ
せ、前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
するとともに、前記コピー制御手段によって認識された
コピー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる
条件に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対して
コピーの終了を意味する操作がなされたときに、前記コ
ピー制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管
理手段とを備える装置として動作させるためのプログラ
ムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 【請求項9】 スキャナ及びプリンタと接続されたコン
ピュータを、 ユーザが操作可能な複数のボタンを有する情報入力手段
と、 機能状態と機能停止状態を選択的にとり、機能状態にあ
るときに限り、前記情報入力手段の前記複数のボタンに
対して行なわれた操作内容に基づいて、コピー条件を認
識し、認識したコピー条件でのコピーが行われるように
前記スキャナと前記プリンタとを制御する制御処理を実
行するコピー制御手段と、 前記コピー制御手段の状態が機能停止状態である場合に
は、前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視
し、前記情報入力手段に対して所定の操作がなされたと
きに、前記スキャナを制御することにより、前記スキャ
ナにセットされた原稿が所定内容の原稿であるか否かを
判別し、当該原稿が所定内容の原稿であった場合に限
り、前記コピー制御手段の状態を機能状態に移行させ、
前記コピー制御手段の状態が機能状態である場合には、
前記情報入力手段に対してなされる操作内容を監視する
とともに、前記コピー制御手段によって認識されたコピ
ー条件に含まれる、使用料金の算出に必要とされる条件
に関する情報を収集し、前記情報入力手段に対してコピ
ーの終了を意味する操作がなされたときに、前記コピー
制御手段の状態を機能停止状態に移行させる状態管理手
段とを備える装置として動作させるためのプログラムが
記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000093439A JP3873572B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | コピー装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016030363A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000093439A patent/JP3873572B2/ja not_active Expired - Fee Related
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