JP6325794B2 - 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋 - Google Patents

多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6325794B2
JP6325794B2 JP2013221853A JP2013221853A JP6325794B2 JP 6325794 B2 JP6325794 B2 JP 6325794B2 JP 2013221853 A JP2013221853 A JP 2013221853A JP 2013221853 A JP2013221853 A JP 2013221853A JP 6325794 B2 JP6325794 B2 JP 6325794B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
polyolefin
bag
polyvinyl alcohol
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013221853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015083339A (ja
Inventor
健一 金澤
健一 金澤
米田 義和
義和 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2013221853A priority Critical patent/JP6325794B2/ja
Publication of JP2015083339A publication Critical patent/JP2015083339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6325794B2 publication Critical patent/JP6325794B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋に関する。
従来、薬剤等を包装するための袋等に用いるためのフィルムとして、様々な特性を示すフィルムが検討されている。このようなフィルムとしては、例えば、薬剤を封入したまま水中に投入され、フィルムが水に溶解することにより水中に薬剤を添加することができる、いわゆるユニット包装に用いられる薬剤封入用袋を形成するためのフィルムが挙げられる。
上述の薬剤封入用袋によれば、殺菌剤等の人体に刺激が強い薬剤を添加する際に、皮膚に直接触れることなく薬剤を添加でき、また、一定量の薬剤が予め計量されて封入されているので、使用時の計量が不要となる。
このような袋に用いられるフィルムとして、無変性の部分ケン化ポリビニルアルコール(以下、PVAとも示す)からなる水溶性フィルムが用いられている。上述の水溶性フィルムは冷水への溶解性が良いが、酸性物質や塩基性物質、殺菌剤等の薬剤を封入して長期間保存すると、薬剤と部分ケン化ポリビニルアルコールが反応等することにより、ケン化反応や架橋反応が進み、フィルムの水溶性が経時的に低下して、水に対して不溶性または難溶性を示すという問題があった。
上述の問題を解消したフィルムとして、カルボン酸変性したPVAフィルムが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら上述のPVAフィルムは、高温環境下で保存すると水溶性が低下するので、耐熱性に劣るという問題がある。
また、2−ピロリドン環含有PVAからなるフィルム(特許文献2参照)、及びスルホン酸基等を導入した変性PVAからなるフィルム(特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、上述のフィルムは、水溶性が十分に検討されておらず、封入される薬剤として、例えば、DBNPA(2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド)等の殺菌剤や、酸性物質、塩基性物質等を封入し、長期保管した場合には経時的に水溶性が低下するという問題がある。
よって、殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の薬剤を封入しても水溶性に優れ、且つ薬剤を封入した状態で高温環境下に保存されても水溶性を示す、耐熱性に優れた袋を形成するためのフィルムの開発が望まれている。
特開2003−206380号公報 特開平2−124945号公報 特許第3118352号公報
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、薬剤を封入しても水溶性に優れ、且つ薬剤を封入した状態で高温環境下に保存されても水溶性を示す、耐熱性に優れた袋を形成するためのフィルムを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有する多層樹脂フィルムであって、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有し、且つ、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmである多層樹脂フィルムによれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋に関する。
1.(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有する多層樹脂フィルムであって、
前記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有し、且つ、前記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmである、
ことを特徴とする多層樹脂フィルム。
2.前記(B)ポリビニルアルコール系樹脂層は、ケン化度が70〜99.5モル%のポリビニルアルコール系重合体を含有する、上記項1に記載の多層樹脂フィルム。
3.上記項1又は2に記載の多層樹脂フィルムにより形成される袋であって、最内層が、前記(A)ポリオレフィン系樹脂層である、袋。
4.薬剤封入用袋である、上記項3に記載の袋。
5.前記薬剤は、殺菌剤である、上記項4に記載の袋。
以下、本発明の多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋について詳細に説明する。
本発明の多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有する多層樹脂フィルムであって、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有し、且つ、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmである。
上記多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層を有し、当該層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有する。このため、当該(A)ポリオレフィン系樹脂層を薬剤に接する層とすれば、多層樹脂フィルムが殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の封入される薬剤に対して優れた安定性を示す。また、上記多層樹脂フィルムを用いて袋を形成すると、袋内に薬剤を封入した状態で、高温環境下に保存されても水溶性を示すことができ、耐熱性に優れている。また、(A)ポリオレフィン樹脂層が上述のポリオレフィン重合体を含有するので、封入された薬剤を水中に放出することができる程度の水溶性を示し、且つ、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmと薄いので、水溶性を示すこととあいまって、水と接触すると破れて、袋に封入された薬剤を水中に放出することができる。
本発明の多層樹脂フィルムは、更に(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有するので、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが薄くても、多層樹脂フィルムのコシ及び強度が十分であり、袋状に成形し易く、薬剤封入用袋として用いることが可能である。また、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層は、水溶性に優れているので、水中で溶解して消失する。
すなわち、本発明によれば、殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の薬剤を封入しても水溶性に優れ、且つ薬剤を封入した状態で高温環境下に保存されても水溶性を示す、耐熱性に優れた袋を形成するための多層樹脂フィルムを提供することができる。
以下、本発明の多層樹脂フィルム及び袋について詳細に説明する。
1.多層樹脂フィルム
本発明の多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有し、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有し、且つ、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmである。
<(A)ポリオレフィン系樹脂層>
(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有する。
上記側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体としては特に限定されないが、(i)不飽和カルボン酸又はその誘導体をポリオレフィン系重合体にグラフト重合したグラフト重合体、又は、(ii)不飽和カルボン酸若しくはその誘導体と、オレフィン系モノマーとの共重合体が挙げられる。
(i)不飽和カルボン酸又はその誘導体をポリオレフィン系重合体にグラフト重合したグラフト重合体を調製するためのポリオレフィン系重合体としては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−へキセン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンの単独重合体、若しくは、上記一種のモノマーと、10モル%、好ましくは7モル%以下の他のα−オレフィンとの共重合体、又はこれらの混合物が挙げられる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレンを用いることが好ましい。
上記ポリオレフィン系重合体にグラフト重合される不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等がある。カルボン酸誘導体としては、酸無水物、エステル、アミド、イミド、金属塩等が挙げられ、例えば、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸ジメチルエステル、イタコン酸モノメチルエステル、イタコン酸ジエチルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、マレイン酸−N−モノエチルアミド、マレイン酸−N・N−ジエチルアミド、マレイン酸−N−モノブチルアミド、マレイン酸−N・N−ジブチルアミド、フマル酸モノアミド、フマル酸ジアミド、フマル酸−N−モノエチルアミド、フマル酸−N・N−ジエチルアミド、フマル酸−N−モノブチルアミド、フマル酸−N・N−ジブチルアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウム等を挙げることができる。これらの中でも、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸が好ましい。
上記不飽和カルボン酸又はその誘導体をポリオレフィン系重合体にグラフト重合する方法としては、従来公知の方法を採用することができる。例えば、ポリオレフィン系重合体と、不飽和カルボン酸又はその誘導体とを溶媒の存在下、又は不存在下でラジカル開始剤を添加して、又は添加せずに高温で加熱することにより行うことができる。反応に際し、スチレンのような他のビニルモノマーを共存させてもよい。結晶性ポリオレフィンへの、上記不飽和カルボン酸又はその誘導体のグラフトされる量(以下、「グラフト率」とも示すことがある)は、10−4ないし10質量%が好ましく、10−3ないし3質量%がより好ましい。グラフト重合体は、一部がグラフトされていてもよいし、全体がグラフトされていてもよいが、工業的製造上からは、予めグラフト率10−2ないし8質量%の変性ポリオレフィンを製造しておき、次に未変性ポリオレフィン系重合体に、グラフト重合体を混合することが、ポリオレフィン系重合体中のグラフト重合体の濃度を適当に調整できるため、好ましい。
(ii)不飽和カルボン酸若しくはその誘導体と、オレフィン系モノマーとの共重合体を調製するためのオレフィン系モノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−へキセン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン、若しくは、上記一種のモノマーと、10モル%、好ましくは7モル%以下の他のα−オレフィンとの混合物、又はこれらを2種以上混合して用いることができる。中でも、エチレン、プロピレンを用いることが好ましい。
上記オレフィン系モノマーとの共重合体を調製するための不飽和カルボン酸若しくはその誘導体としては、上述の、(i)不飽和カルボン酸又はその誘導体をポリオレフィン系重合体にグラフト重合したグラフト重合体を調製するための不飽和カルボン酸又はその誘導体と同一のものを用いることができる。特に、上記オレフィン系モノマーとの共重合体を調製するための不飽和カルボン酸若しくはその誘導体としては、(メタ)アクリル酸又はその塩;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等の(メタ)アクリル酸エステルを好適に用いることができる。
上記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、本発明の目的を阻害しない範囲において、上記不飽和カルボン酸若しくはその誘導体を含有していてもよく、更に他の樹脂を含有していてもよい。剤を封入しても水溶性に優れ、耐熱性にも優れるとの本発明の効果を十分に発揮することができる点で、上記側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体のみからなることが好ましい。
上記(A)ポリオレフィン系樹脂層には、本発明の目的を阻害しない範囲において、可塑剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、着色剤等の添加剤を添加することができる。
本発明の多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmである。厚みが0.1μmより薄いと、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層が薬剤の影響を受け、水に対して不溶性または難溶性を示す。厚みが10μmより厚いと、(A)ポリオレフィン系樹脂層が水と接触しても破れず、袋に封入された薬剤を水中に放出できなくなる。(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みは、0.1〜5μmであることが好ましい。
<(B)ポリビニルアルコール系樹脂層>
(B)ポリビニルアルコール系樹脂層に含まれるポリビニルアルコール系重合体としては、ポリビニルエステルのケン化物が挙げられる。上記ポリビニルエステルとしては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラルリル酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等が単独又は併用で用いられるが、実用上は酢酸ビニルが好適である。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、下記式(1)で示される、ビニルアルコール構造単位を含む。
Figure 0006325794
このようなビニルアルコール構造単位を含むことで、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層に水溶性を付与することができ、当該(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有する多層樹脂フィルムにより形成された袋を用いて薬剤を封入し、水中に投入することにより袋が水に溶解し、水中に薬剤を添加することができるようになる。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、上記式(1)で示されるビニルアルコール構造単位を、ポリビニルアルコール系重合体の全構造単位100モル%に対して60〜99モル%含むことが好ましい。ビニルアルコール構造単位が少な過ぎると、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層が水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがあり、このため、多層樹脂フィルムも水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがある。ビニルアルコール構造単位が多過ぎると、水酸基間の水素結合が強くなり、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層が水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがあり、このため、多層樹脂フィルムも水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがある。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、更に、下記式(2)で示される、ビニルアルキルエステル構造単位を含んでいてもよい。
Figure 0006325794
式中、Rは、水素原子又はアルキル基を表す。
上記式(2)において、Rとしては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、炭素数1〜5のアルキル基がより好ましく、メチル基が更に好ましい。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、上記式(1)で示されるビニルアルコール構造単位と、上記式(2)で示されるビニルアルキルエステル構造単位とを、これらの合計で、ポリビニルアルコール系重合体の全構造単位100モル%に対して70〜100モル%含むことが好ましい。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、本発明の目的を阻害しない範囲において、更に他のモノマーが共重合したものであってもよい。かかる他のモノマーとしては、例えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキルエステル等、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなどのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等を挙げることができる。
上記ポリビニルアルコール系重合体は、ケン化度が70〜99.5モル%であることが好ましい。ケン化度が低過ぎると、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層が水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがあり、このため、多層樹脂フィルムも水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがある。ケン化度が高過ぎると、水酸基間の水素結合が強くなり、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層が水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがあり、このため、多層樹脂フィルムも水溶性に劣り、冷水に溶け難くなるおそれがある。
本明細書におけるポリビニルアルコール系重合体のケン化度は、JIS K 6726に準拠した測定方法により測定される値である。
上記ポリビニルアルコール系重合体の重量平均分子量は5,000〜2,000,000g/molであることが好ましい。より好ましくは10,000〜1,500,000g/molであり、更に好ましくは10,000〜1,000,000g/molであり、特に好ましくは10,000〜500,000g/molである。
上記ポリビニルアルコール系重合体の重合度は100〜40000が好ましい。重合度が低過ぎると、膜強度が低下して包装用フィルムとして適さないおそれがあり、重合度が高過ぎると、成形が困難になるおそれがある。
本明細書におけるポリビニルアルコール系重合体の重合度は、JIS K 6726に準拠して測定される値である。
上記(B)ポリビニルアルコール系樹脂層には、本発明の目的を阻害しない範囲において、可塑剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、着色剤等の添加剤が添加されていてもよい。例えば、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層に可塑剤を添加することにより、ガラス転移点を下げて、多層樹脂フィルムの伸度、耐衝撃性を向上させることができる。可塑剤としてはポリビニルアルコールに一般的に用いられる可塑剤であれば特に限定されないが、例えば、グリセリン、ジグリセリン等の多価アルコール、ポリエチレングリコール等のポリエーテル、デキストロース等の糖類が挙げられる。
本発明の多層樹脂フィルムの層構成としては、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有していれば特に限定されない。薬剤封入用袋とした際に、(A)ポリオレフィン系樹脂層が薬剤に接する構成とできるように、(A)ポリオレフィン系樹脂層が、多層樹脂フィルムの一方の表面に積層されていることが好ましい。
図1に、本発明の多層樹脂フィルムの層構成の一例を示す。図1において、本発明の多層樹脂フィルム1は、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層2上に、(A)ポリオレフィン系樹脂層3が積層されている。多層樹脂フィルム1がこのような層構成であることにより、多層樹脂フィルム1を用いて後述する袋とした場合、(A)ポリオレフィン系樹脂層3を袋の内側とし、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層2を袋の外側として薬剤を封入すれば、薬剤に内側の(A)ポリオレフィン系樹脂層3が接することにより、多層樹脂フィルム1が殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の封入される薬剤に対して優れた安定性、及び耐熱性を示す。
図2に、本発明の多層樹脂フィルムの層構成の他の一例を示す。本発明の多層樹脂フィルム1は、図2のように、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層2が、複数層からなる構成としてもよい。上述の構成とする場合、例えば、袋の外側を構成する(B)ポリビニルアルコール系樹脂層22のケン化度を、当該(B)ポリビニルアルコール系樹脂層22と(A)ポリオレフィン系樹脂層3とで挟持される、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層21のケン化度よりも低くすることで、袋の外側がベタ付かず、破れ難い多層樹脂フィルム1とする構成とする等、多層樹脂フィルム1に様々な特性を付与することができる。
本発明の多層樹脂フィルムの層構成としては、図1に示すように2層である構成、又は、図2に示すように3層である構成が好ましい。
(B)ポリビニルアルコール系樹脂層の厚みは特に限定されないが、10〜150μmが好ましい。また、図2のように、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層2が、複数層からなる構成である場合、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層21及び22の厚みはそれぞれ、5〜100μmが好ましい。
上記多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有していれば、本発明の目的を阻害しない範囲において、更に他の層を有していてもよいが、優れた水溶性を示すことができる点で、(A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層のみからなる構成であることが好ましい。
<製造方法>
本発明の多層樹脂フィルムを製造する方法としては特に限定されず、従来公知の方法により製造することができる。このような製造方法としては、例えば、ポリビニルアルコール系重合体を含有するポリビニルアルコール系樹脂フィルム上に、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有する樹脂組成物を溶融押出ラミネート、又はコーティングする製造方法、逆に、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有するポリオレフィン系樹脂フィルム上に、ポリビニルアルコール系重合体を含有する樹脂組成物を溶融押出ラミネート、又はコーティングする製造方法が挙げられる。
本発明の多層樹脂フィルムを製造する方法としては、また、ポリビニルアルコール系重合体を含有するポリビニルアルコール系樹脂フィルムと、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有するポリオレフィン系樹脂フィルムとを用意し、これらをラミネートする製造方法、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有する樹脂組成物、及び、ポリビニルアルコール系重合体を含有する樹脂組成物を、共押出する製造方法が挙げられる。多層樹脂フィルムの延伸性が良好な点で、共押出法による製造方法が好ましい。
共押出法においては、例えばインフレーション法、Tダイ法、マルチマニーホールドダイ法、フィードブロック法、マルチスロットダイ法が挙げられる。ダイ外接着法等のダイスの形状としてはTダイス、丸ダイス等を使用することができる。上記共押出法における溶融押出時の溶融成形温度は、150〜300℃が好ましい。
2.袋
本発明は、上記多層樹脂フィルムにより形成される袋でもある。当該袋は、上記多層樹脂フィルムにより、袋の最内層が上記(A)ポリオレフィン系樹脂層となるように形成されることで、薬剤を封入しても水溶性に優れ、且つ薬剤を封入した状態で高温環境下に保存されても水溶性を示す、耐熱性に優れた袋となる。このように、本発明の袋は、薬剤封入用袋として好適に用いることができる。
本発明の袋に封入される薬剤としては特に限定されないが、殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等が挙げられる。特に、DBNPA(2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド)等の人体に刺激が強い薬剤を封入すれば、当該薬剤を水中に添加する際に、皮膚に直接触れることなく添加できる点で好ましい。
本発明の袋は、上記多層樹脂フィルムにより形成されていればよく、その大きさ、形状は、封入する薬剤等の量に合わせて適宜設定すればよい。
上記多層樹脂フィルムを用いて袋とする際の成形方法及び接合方法としては特に限定されず、ヒートシールによる接合、接着剤による接合等、従来公知の方法が挙げられる。
本発明の多層樹脂フィルムは、(A)ポリオレフィン系樹脂層を有し、当該層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有する。このため、当該(A)ポリオレフィン系樹脂層を薬剤に接する層とすれば、多層樹脂フィルムが殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の封入される薬剤に対して優れた安定性を示す。また、上記多層樹脂フィルムを用いて袋を形成すると、袋内に薬剤を封入した状態で、高温環境下に保存されても水溶性を示すことができ、耐熱性に優れている。また、(A)ポリオレフィン樹脂層が上述のポリオレフィン重合体を含有するので、封入された薬剤を水中に放出することができる程度の水溶性を示し、且つ、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmと薄いので、水溶性を示すこととあいまって、水と接触すると破れて、袋に封入された薬剤を水中に放出することができる。
本発明の多層樹脂フィルムは、更に(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有するので、上記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが薄くても、多層樹脂フィルムのコシ及び強度が十分であり、袋状に成形し易く、薬剤封入用袋として用いることが可能である。また、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層は、水溶性に優れているので、水中で溶解して消失する。
すなわち、本発明によれば、殺菌剤、酸性物質、塩基性物質等の薬剤を封入しても水溶性に優れ、且つ薬剤を封入した状態で高温環境下に保存されても水溶性を示す、耐熱性に優れた袋を形成するための多層樹脂フィルムを提供することができる。
本発明の多層樹脂フィルムの層構成の一例を示す断面図である。 本発明の多層樹脂フィルムの層構成の一例を示す断面図である。
(実施例)
以下、本発明の実施例について説明する。本発明は、下記の実施例に限定されない。
実施例1
側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体として、カルボン酸変性ポリエチレン(三井化学株式会社製「アドマーSE800」)を用意した。また、ポリビニルアルコール系重合体として、Selvol(登録商標)205(セキスイ・スペシャルティ・ケミカルズ・アメリカ社製:ケン化度88モル%)を用意した。
これらをそれぞれ200℃の温度で溶融混練し、Tダイフィードブロック法により共押出して、溶融成形温度200℃でてフィルム状に成形し、(A)ポリオレフィン系樹脂層(厚み2μm)、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層(厚み48μm)からなる多層樹脂フィルムを調製した。
比較例1
ポリビニルアルコール系重合体として、Selvol(登録商標)205(セキスイ・スペシャルティ・ケミカルズ・アメリカ社製:ケン化度88モル%)を用意し、溶融成形温度200℃でTダイ単層押出法によりフィルム状に成形し、樹脂フィルム(厚み50μm)を調製した。なお、比較例1では、(A)ポリオレフィン系樹脂層を形成しなかった。
比較例2
ポリビニルアルコール溶液に、N−ビニル−2−ピロリドンを、N−ビニル−2−ピロリドン単位が7モル%含まれるように配合し、ラジカル重合開始剤として過酸化水素を添加して重合させ、ビニルピロリドン変性ポリビニルアルコール重合体を調製した。当該ビニルピロリドン変性ポリビニルアルコール重合体のケン化度は、95モル%であった。
調製されたビニルピロリドン変性ポリビニルアルコール重合体を、溶融成形温度200℃の温度条件でTダイ単層押出法によりフィルム状に成形し、樹脂フィルム(厚み50μm)を調製した。なお、比較例2では、(A)ポリオレフィン系樹脂層を形成しなかった。
比較例3
(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みを15μmとし、(B)ポリビニルアルコール系樹脂層の厚みを35μmとした以外は実施例1と同様にして、多層樹脂フィルムを調製した。
実施例1、及び比較例1〜3について、下記の水溶性試験及び耐熱性試験を行った。
(水溶性試験)
実施例1、及び比較例1〜3で調製したフィルムを、6cm×12cmの大きさにカットした後、フィルムの重量を測定した。当該フィルムを、6cm×6cmの大きさの袋となるように1辺を折り返し、3辺をヒートシールして袋を調製した。調製した袋と、純水500mlとを500mlビーカーに入れて、攪拌子により150rpm、常温の条件下で15分間攪拌し、フィルムの水溶液を得た。当該水溶液を、350メッシュのステンレス網でろ過し、溶け残りをろ過物として採取した。採取されたろ過物を、80℃で8時間乾燥させて、重量を測定した。
溶解前のフィルムの重量と、乾燥後のろ過物の重量とから、下記式により溶解率を算出した。
溶解率(%)={[(フィルムの重量)−(乾燥後のろ過物の重量)]/(フィルムの重量)}×100
算出された溶解率に基づいて、下記評価基準に従って評価した。
○:溶解率80%以上
×:溶解率80%未満
(耐熱性試験)
実施例1、及び比較例1〜3で調製したフィルムを、6cm×12cmの大きさにカットした後、フィルムの重量を測定した。当該フィルムを、6cm×6cmの大きさの袋になるように1辺を折り返し、2辺をヒートシールして、3辺が密封され、一辺が開口している袋状のフィルムとした。当該一辺が開口している袋状のフィルム内に、殺菌剤であるDBNPA(2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド)を10g入れた後、開口している一辺をヒートシールして、DBNPAが封入された袋を調製した。
DBNPAが封入された袋を、54℃の環境下で2週間保管した。2週間保管後、袋内部からDBNPAを取り出し、袋のみを用いて上述の水溶性試験に供し、溶解率を算出した。算出された溶解率に基づいて、下記評価基準に従って評価した。
○:溶解率80%以上
×:溶解率80%未満
結果を表1に示す。
Figure 0006325794
1…多層樹脂フィルム
2,21,22…ポリビニルアルコール系樹脂層
3…ポリオレフィン樹脂層

Claims (5)

  1. (A)ポリオレフィン系樹脂層、及び(B)ポリビニルアルコール系樹脂層を有する多層樹脂フィルムであって、
    前記(A)ポリオレフィン系樹脂層は、側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体を含有し、且つ、前記(A)ポリオレフィン系樹脂層の厚みが0.1〜10μmであ
    前記側鎖にカルボキシル基又はその誘導体を有するポリオレフィン系重合体は、不飽和カルボン酸又はその誘導体をポリオレフィン系重合体にグラフト重合させてなる重合体であり、
    前記誘導体は、酸無水物、アミド、イミド、及び金属塩からなる群より選択される少なくとも1種である、
    ことを特徴とする多層樹脂フィルム。
  2. 前記(B)ポリビニルアルコール系樹脂層は、ケン化度が70〜99.5モル%のポリビニルアルコール系重合体を含有する、請求項1に記載の多層樹脂フィルム。
  3. 請求項1又は2に記載の多層樹脂フィルムにより形成される袋であって、最内層が、前記(A)ポリオレフィン系樹脂層である、袋。
  4. 薬剤封入用袋である、請求項に記載の袋。
  5. 前記薬剤は、殺菌剤である、請求項に記載の袋。
JP2013221853A 2013-10-25 2013-10-25 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋 Active JP6325794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013221853A JP6325794B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013221853A JP6325794B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015083339A JP2015083339A (ja) 2015-04-30
JP6325794B2 true JP6325794B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=53047243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013221853A Active JP6325794B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6325794B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU649039B2 (en) * 1990-05-17 1994-05-12 W.R. Grace & Co.-Conn. Water soluble film
EP0513692A1 (en) * 1991-05-17 1992-11-19 Air Products And Chemicals, Inc. Water soluble multilayer film for packaging alkaline materials
AR006543A1 (es) * 1996-04-08 1999-09-08 Monosol Llc Disposicion de envasado de bolsa hidrosoluble para transportar productos agroquimicos, metodo para la fabricacion de la disposicion de envasado, pelicula hidrosoluble de multiples capas adecuada para la fabricación de la disposición de envasado, y bolsa hidrosoluble para contener una composicion agroquimica

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015083339A (ja) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102229234B1 (ko) 폴리비닐알코올 필름
AU649534B2 (en) Water soluble multilayer film for packaging alkaline materials
TW201619215A (zh) 改質聚乙烯醇及水溶性薄膜
WO2003060007A1 (fr) Film de polyalcool de vinyle
TWI821342B (zh) 聚乙烯醇系膜
US5070126A (en) Films easily soluble in cold water
JP5116911B2 (ja) 水溶性フィルムの製造法
JP2017052897A (ja) 水溶性包装用フィルム
US20160369072A1 (en) Water-soluble film for packaging chemicals and water-soluble film package
CN112996846A (zh) 多层水分散性制品
JP3784533B2 (ja) 水溶性フィルム
JP3609898B2 (ja) 薬剤包装用水溶性フィルム
JP2005089655A (ja) ポリビニルアルコール系樹脂およびフィルム
JPH11507971A (ja) 水溶性フィルム
JPH0627205B2 (ja) アルカリ性物質包装用のポリビニルアルコ−ルフイルム
JPH09272773A (ja) 水溶性のフィルム
JP6325794B2 (ja) 多層樹脂フィルム及びそれを用いた袋
KR102237469B1 (ko) 함수량이 높은 제형 포장용 수 분산성 필름
JP5122040B2 (ja) ポリビニルアルコール系水溶性フィルムおよびその製造法
JP2000007860A (ja) エチレン系樹脂水性分散液、およびその水性分散液から得られるエチレン系樹脂皮膜
JP2523951Y2 (ja) 洗剤パツク用袋
JP3092076B2 (ja) 冷水易溶性フイルム
JP2558358B2 (ja) 樹脂組成物
JP2001206960A (ja) アルカリ性物質包装用フィルム
JP7431626B2 (ja) ポリビニルアルコールフィルム、及びパッケージ材料

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6325794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250