JP6325264B2 - シリアルデータの送信回路および受信回路、それらを用いた伝送システム、電子機器、シリアルデータの伝送方法 - Google Patents

シリアルデータの送信回路および受信回路、それらを用いた伝送システム、電子機器、シリアルデータの伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、CDR(Clock Data Recovery)回路を利用したシリアルデータの伝送技術に関する。
少ない本数のデータ伝送線路を介して半導体集積回路間でデータを送受信するために、シリアルデータ伝送が利用される。シリアルデータ伝送としては、シリアルデータとクロック信号を別々の伝送ラインで伝送する方式と、シリアルデータにクロック信号を重畳する方式と、が知られている。
前者の方式は、クロック同期方式とも称され、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)バスやIC(Inter IC)バスなどで採用されている。この方式は、クロック信号のジッタ、あるいは、シリアルデータとクロック信号の伝搬遅延差の影響により、クロック信号とシリアルデータの同期性が失われるため、1Gbpsを超える高速データ伝送は困難である。
これに対して、シリアルデータにクロック信号を埋め込む方式では、送信回路において、シリアルデータに所定の規則でビット変化が発生するようにエンコードされる。受信回路は、シリアルデータに埋め込まれたクロック信号を再生する。このことから、CDR(Clock Data Recovery)方式とも称される。CDR方式では、シリアルデータとクロック信号の同期性の問題が解決されるため、より高い伝送レートが実現できる。
特開2000−78027号公報 特開2007−96903号公報 特開2012−120100号公報
シリアル伝送にともなうEMI(Electromagnetic Interference)の問題を解決するために、送信側においてシリアルデータをスクランブル処理し、伝送チャネルを伝搬するシリアルデータをランダム化することにより、スペクトルを拡散する場合がある(たとえば特許文献3参照)。
図1は、従来のスクランブル処理をともなうシリアル伝送のデータフォーマットを示す図である。データの最小単位を1ワードと称する。8B10B符号化を用いる場合、1ワードは10ビットであり、そのうち8ビットが情報にあたるデータであり、残りの2ビットが、クロック信号を埋め込むための冗長ビットとなる。
画像データ(ピクセルデータ)は、スクランブルされた後に、8B10B符号化される。こうして生成されたワードをDシンボルと称する。また複数のDシンボルの間には、等間隔で、スクランブルの制御用のコード(Kシンボル)が挿入される。たとえば、10ワードに1回の割合で、Kシンボルが挿入される。
送信回路は、所定のサイクル(たとえば1ワードごと)で変化する疑似乱数を生成し、疑似乱数をもちいて、画像データにスクランブル処理を施す。Kシンボルは、第1(初期化)コードK0と、第2コード(同期コード)K1を含む。初期化コードK0は、スクランブル処理の周期(たとえば1000ワード)ごとに1回挿入される。初期化コードK0は、疑似乱数の初期化のタイミングを示す。残りのKシンボルは、同期コードK1に割り当てられる。
受信回路は、Kシンボルを参照することにより、送信回路と同期をとり、送信回路で生成された疑似乱数と同じ疑似乱数を生成し、これを用いて受信したデータをデスクランブルする。
ここで送信回路と受信回路の同期が失われると、送信回路と受信回路で生成される疑似乱数が不一致となり、正しくデスクランブルできなくなる。つまり、スクランブル周期の途中で同期が失われると、受信エラーが発生する。
同期コードK1は、10ワードに1回の割合で含まれる。したがって、送信回路と受信回路の同期が失われた場合であっても、前後5ワード以内の同期ずれであれば、次の同期コードK1の正常な受信により、現在の正しいワード位置を知ることができ、同期を再確立するとともに、疑似乱数を正しい値に戻すことができる。しかしながら、前後5ワードを超える同期ずれが発生すると、同期コードK1を用いても正しいワード位置を復元することができず、次に正しく初期化コードK0を受信するまでの間、同期エラーが持続する。
たとえば、表示パネルを備える電子機器においては、画像データ(動画、静止画を含む)が格納されるフレームメモリから、表示パネルのドライバ回路に画像データを伝送する際に、シリアルデータ伝送が利用される。画像データの1ラインを単位周期としてスクランブル処理を行った場合、あるラインのデータ伝送の途中で、10ワードを超える同期エラーが発生すると、そのラインのそれ以降の画像データが正しく表示できなくなり、画像の乱れとしてユーザに視認されてしまう。
本発明は係る状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、伝送エラーが生じた場合でも、短時間で送受信間の同期状態を確立し、デスクランブルを再開可能な伝送技術の提供にある。
本発明のある態様は、クロック信号が重畳されたシリアルデータを送信する送信回路に関する。送信回路は、送信すべき情報を含むパラレルデータにスクランブル処理を施し、所定方式の符号化によりクロック信号が埋め込まれたDシンボルを生成するとともに、連続する所定数個のDシンボルと、スクランブル処理に関する同期制御コードであるKシンボルと、を交互に配置して出力するエンコーダと、エンコーダから出力されるDシンボルおよびKシンボルをシリアルデータに変換するパラレルシリアル変換器と、を備える。スクランブル処理の1周期に含まれる複数のKシンボルは、第1コード、第2コードおよび第3コードを含む。第1コードは、スクランブル周期の開始を示す。第2コードは、第1コード以外の残りに対して、等間隔に割り当てられる。第3コードは、第1コードおよび第2コード以外の残りに割り当てられる。
スクランブル処理を行う場合、受信回路は、Kシンボルにもとづいて送信回路との同期をとり、デスクランブル処理を行う。この態様によれば、受信エラーが発生し、第3コードの周期を超えた同期エラーが生じたとしても、第2コードの間隔を超えない範囲での同期エラーであれば、次の第1コードの受信を待たずともとも、次の第2コードにもとづいて現在のシリアルデータの位置を補正することができる。これにより、伝送エラーが生じた場合でも、短時間でデスクランブル可能な同期状態を再確立することができる。
パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含んでもよい。スクランブル処理の周期は、画像データの1ラインを単位としてもよい。
第2コードが、1ラインにM個挿入されているとすると、画像の乱れが生ずる領域を、1/Mライン以下に抑えることができる。
本発明の別の態様は、クロック信号が重畳されたシリアルデータを受信する受信回路に関する。シリアルデータは、送信すべき情報を含むパラレルデータにスクランブル処理を施した上で、所定方式の符号化によりクロック信号が埋め込まれたDシンボルと、複数のDシンボルごとに等間隔に挿入されたスクランブル処理に関する同期制御コードであるKシンボルと、を含む。スクランブル処理の1周期に含まれる複数のKシンボルは、スクランブル処理の周期に1回挿入される第1コードと、第1コードより短い間隔で挿入された第2コードと、第1コードおよび第2コード以外の残りの箇所に挿入された第3コードと、を含む。受信回路は、シリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換器と、パラレルデータがDシンボルであるかKシンボルであるかを判定し、(i)Dシンボルであるとき、デコードおよびデスクランブル処理を施し、(ii)Kシンボルであるとき、第1コードから第3コードのいずれであるかを判定し、判定されたコードにもとづいて、デスクランブル処理を、送信回路におけるスクランブル処理と同期させるデコーダと、を備える。
この態様によると、受信エラーが発生し、第3コードの周期を超えた同期エラーが生じたとしても、第2コードの周期を超えない範囲の同期エラーであれば、次の第1コードの受信を待たずともとも、次の第2コードにもとづいて現在のシリアルデータの位置を補正することができる。これにより、受信エラーの時間を短縮し、表示パネルに表示される画像の乱れを抑制できる。
パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含んでもよい。スクランブル処理の周期は、画像データの1ラインを単位としてもよい。
パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含んでもよい。受信回路は、シリアルパラレル変換器により生成されるパラレルデータにもとづいて、当該パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定するエラー検出器と、エラー検出器によってパラレルデータが正しいデータであると判定されたとき、当該パラレルデータに含まれるピクセルデータを保持しておく訂正用バッファと、エラー検出器によって誤ったデータであると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータを、訂正用バッファに格納されたピクセルデータに応じた値に置換する補正部と、をさらに備えてもよい。
画像データを構成するひとつのピクセルに注目すると、そのピクセルの輝度は、その近傍のピクセルの輝度に近い場合が多く、あるいは、同一ピクセルの1フレーム前の輝度に近い場合が多い。この態様では、過去において正しいと判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータを、正しい輝度を示すピクセルデータとして保持しておく。これにより、誤っていると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータ、つまり誤った輝度を示すピクセルデータを、正しい輝度を示すピクセルデータから復元することができ、画像の乱れを抑制できる。
エラー検出器は、デコーダのデコード結果にもとづいて、パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定してもよい。
送信回路において、シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、誤り検出用の少なくともひとつのビットを含んでもよい。エラー検出器は、誤り検出用の少なくともひとつのビットにもとづいて、パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定してもよい。
シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、時間的に規則的に変化する同期信号を含んでもよい。エラー検出器は、パラレルデータに含まれる同期信号をその期待値パターンと比較することにより、パラレルデータが正しいデータであるか、誤ったデータであるかを判定してもよい。
ある態様の受信回路は、同期信号をその期待値パターンと比較し、同期信号が期待値パターンと異なるとき、同期信号を期待値にもとづいて補正する同期信号生成部をさらに備えてもよい。
これにより、同期信号に伝送エラーが発生した場合であっても、正しく画像を表示できる。
受信回路および送信回路はそれぞれ、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
回路を1つのICとして集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、伝送システムに関する。伝送システムは、上述のいずれかの送信回路と、上述のいずれかの受信回路と、を備える。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、上述の伝送システムを備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、伝送エラーが生じた場合でも、短時間で、デスクランブル可能な同期状態を再確立することができる。
従来のスクランブル処理をともなうシリアル伝送のデータフォーマットを示す図である。 実施の形態に係る伝送システムのブロック図である。 図3(a)、(b)は、エンコーダが生成するDシンボル、Kシンボルの配置を示す図である。 図4(a)、(b)は、従来の伝送システムの動作波形図であり、図4(c)は、図2の伝送システムの動作波形図である。 変形例1に係る伝送システムのブロック図である。 第1の補正処理を示す図である。 変形例2に係る伝送システムのブロック図である。 電子機器を示す斜視図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る伝送システム10のブロック図である。伝送システム10は、表示装置を有する電子機器1に利用される。電子機器1は、伝送システム10に加えて、画像処理装置12および表示装置14を備える。画像処理装置12は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)であって、表示装置14に表示すべき画像データ(静止画、動画を含む)を生成する。多くの電子機器1において、画像処理装置12と表示装置14は離間して配置される。伝送システム10は、画像処理装置12から表示装置14へ画像データを伝送する。
伝送システム10は、送信回路20、伝送チャネル18、受信回路30を備える。送信回路20と受信回路30は、伝送チャネル18を介して、画像データを構成するピクセルデータをシリアル形式に変換して高速シリアル伝送を行う。クロック信号は、伝送チャネル18を構成するシリアルレーンLSを伝搬するシリアルデータに埋め込まれる。図1には、単一のシリアルレーンLSのみが示されるが、複数のシリアルレーンがパラレルに設けられる場合もある。
画像データを構成するピクセルデータ(以下、RGBデータとも称する)は、そのピクセルに含まれるR、G、B3色のサブピクセルの輝度データ(以下、サブピクセルデータあるいはRデータ、Gデータ、Bデータと称する)で構成される。送信回路20は、画像処理装置12からRGBデータと、それと同期したピクセルクロックCKPXを受ける。ピクセルクロックCKPXの周期は、RGBデータの生成周期に比例する。
また送信回路20は、RGBデータに付随して画像処理装置12により生成された同期信号SYNCをさらに受ける。同期信号SYNCは、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNC、データイネーブル信号DEを含む。なお、後述するKシンボルを用いる場合、データイネーブル信号DEは省略することも可能である。
送信回路20は、送信ピクセルバッファ200、エンコーダ204、パラレルシリアル変換器206、PLL(Phase Locked Loop)回路210を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。
送信ピクセルバッファ200は、画像処理装置12から出力された表示装置14に送信すべき情報、すなわちピクセルデータRGBおよび同期信号SYNCを、ピクセルクロックCKPXを利用してラッチし、保持する。ピクセルデータRGBおよび同期信号SYNCは、8ビットを単位として送信ピクセルバッファ200に格納される。
エンコーダ204は、送信ピクセルバッファ200に保持される8ビットのパラレルデータにスクランブル処理を施す。そしてスクランブル処理されたデータを所定の方式(たとえば8B10B)で符号化し、冗長ビットを付加することによりクロック信号を埋め込む。こうして生成されたデータを、Dシンボル(Dコートとも称する)。
送信ピクセルバッファ200は、ピクセルデータRGBおよび同期信号SYNCを、10ビットを単位として格納してもよい。この場合、10B12B符号化が用いられる。
加えて、エンコーダ204は、所定数個のDシンボルごとに、等間隔に同期制御コードであるKシンボル(Kコードともいう))を挿入する。エンコーダ204からは、連続する所定数(p−1)個(pは整数)のDシンボルと、1個のKシンボルと、が交互に配置された態様で出力される。つまりKシンボルの周期(Kコード周期Tk)は、pワードとなる。本実施の形態においてp=10とする。
Kコードは、Dコードと区別可能に定められる。たとえば8B10B符号化や10B12B符号で生成されたDコードは、所定ビット数に1回の割合でレベル遷移が発生する。したがって、Kコードは、所定数ビットを超えるビット数にわたり、1または0を持続するように生成してもよい。
スクランブル処理について説明する。エンコーダ204は、所定のワード数q(以下、スクランブル周期Tsという)ごとに初期化され、所定のワード数r(以下、遷移周期Ttという)ごとに変化する疑似乱数(スクランブルコード)を生成し、疑似乱数をもちいて、送信ピクセルバッファ200に格納されたデータにスクランブル処理を施す。本実施の形態では、スクランブル周期Tsは、q=1000ワードとする。また遷移周期Ttはr=1ワードであるが、変形例において、rを2以上としてもよい。
疑似乱数の生成には、線形フィードバックシフトレジスタLFSR(Linear Feedback Shift Register)を利用してもよい。この場合、レジスタ内のデータは、遷移周期Ttごと、つまり1ワードごとにシフトすることとなる。エンコーダ204は、疑似乱数とパラレルデータのXOR(排他的論理和)をとることで、スクランブル処理を施してもよい。なお、スクランブル処理の具体的な方法は、特に限定されない。
図3(a)、(b)は、エンコーダ204が生成するDシンボル、Kシンボルの配置を示す図である。図3(a)に示すように、スクランブル周期Ts内には、1個のKシンボルKと、連続する複数(p−1)個のDシンボルが、交互に配置される。スクランブル周期Tsにはm(=q/p)個のKシンボルが含まれる。本実施の形態では、m=100となる。
図3(b)は、図3(a)からKシンボルのみを抜き出して示している。スクランブル周期Tsに含まれる複数m個のKシンボルは、互いに区別可能な、第1コード(以下、初期化コード)K0、第2コード(以下、上位同期コード)K2、第3コード(以下、下位同期コード)K1を含む。
初期化コードK0は、スクランブル周期Tsの開始を示す。
上位同期コードK2は、初期化コードK0以外の残りに対して、等間隔に割り当てられる。
下位同期コードK1は、初期化コードK0および上位同期コードK2以外の残りに割り当てられる。
初期化コードK0は、1番目のKシンボルであり、上位同期コードK2は、Kシンボルの所定数n個ごとに1個割り当てられる。つまり、(1+n×j)番目のKシンボルが上位同期コードK2となる。ただし、j=0,1,2,…である。残りのKシンボルは下位同期コードK1に割り当てられる。本実施の形態では、n=4とする。
つまり、初期化コードK0の周期である第1周期T1は、スクランブル周期Tsと等しく、qワードである。下位同期コードK1の周期である第3周期T3は、Kコード周期Tkと等しく、pワードである。上位同期コードK2の周期である第2周期T2は、Tk×nと等しく、p×nワードである。
PLL回路210は、ピクセルクロックCKPXを逓倍して、シリアルクロックCKSを生成する。パラレルシリアル変換器206は、シリアルクロックCKSと同期して、エンコーダ204から出力されるDシンボルあるいはKシンボルを順次、パラレルシリアル変換する。差動ドライバ208は、シリアルデータSDをシリアルレーンLSに出力する。
続いて受信回路30について説明する。受信回路30は、差動レシーバ300、CDR回路301、シリアルパラレル変換器302、デコーダ306、受信ピクセルバッファ308、クロック生成部310を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。
差動レシーバ300は、シリアルデータSDを受信し、各ビットのハイレベル、ローレベルを判定する。CDR回路301は、差動レシーバ300の出力を監視し、シリアルデータSDに埋め込まれたクロック信号を抽出して、サンプリングクロックCKSを再生する。
シリアルパラレル変換器302は、差動レシーバ300が受信したシリアルデータSDをパラレルデータに変換する。シリアルパラレル変換器302の出力は、DシンボルまたはKシンボルとなる。
デコーダ306は、Dシンボルについては、8B10B復号を行う。デコーダ306は、エンコーダ204に含まれる疑似乱数生成手段と同じ手段(たとえばLFSR)を有する。デコーダ306は、Kシンボルにもとづいて、送信回路20で使用されているのと同期して遷移する疑似乱数を生成し、それを用いてDシンボルをデスクランブルする。具体的には、初期化コードK0を受信すると、疑似乱数を初期化し、その後、1ワードごとに疑似乱数を変化させていく。
クロック生成部310は、送信回路20側のピクセルクロックCKPXと同一の周波数を有するピクセルクロックCKPXを生成する。受信ピクセルバッファ308よりも下流の処理は、ピクセルクロックCKPXと同期して行われる。
受信ピクセルバッファ308は、デコーダ306によりデコードされた同期信号SYNCおよびピクセルデータRGBを格納する。これらの情報は、表示装置14に順次出力される。
以上が伝送システム10の構成である。続いてその動作を説明する。
図4(a)、(b)は、従来の伝送システムの動作波形図であり、図4(c)は、図2の伝送システム10の動作波形図である。
図4(a)、(b)を参照し、あらためて従来の伝送システムの問題点を説明する。上述のように、スクランブル周期の先頭に、初期化コードK0が挿入され、その後、同期コードK1が挿入される。X0−9、X10−19、…は、送信回路のエンコーダで生成される疑似乱数(TX)および受信回路のデコーダで生成される疑似乱数(RX)を示す。疑似乱数は、初期化コードK0を受信すると、Xに初期化され、その後、1ワードごとに、X、X、X…と遷移する。Kシンボルを正しく受信すると、受信側の疑似乱数Xは、送信側のそれと一致する。
ところが、あるサイクルt0において伝送エラーが発生し、同期コードK1の受信に失敗すると、送信回路のスクランブラと受信回路のデスクランブラの同期が失われ、疑似乱数Xが不一致となり、復号エラーが生ずる。
図4(a)には、60〜70ワードの間で、Kコード周期Tkより短い伝送エラーが発生した状態が示される。この場合、時刻t0に伝送エラーが生じてから、次に同期コードK1を正しく受信するまでの時刻t1の間、復号エラーが持続する。同期コードK1を正しく受信した時刻t1以降は、正しくデータをデスクランブルできる。
図4(b)には、60〜80ワードの間で、Kコード周期Tkより長い同期エラーが発生し、同期コードK1の受信に失敗した状態が示される。一旦、同期コードK1の受信に失敗すると、次に初期化コードK0を正しく受信するまでの間、受信回路においてシリアルデータの位置を知ることはできない。つまり長期間にわたり、復号エラーが持続することとなってしまう。
図4(c)を参照し、図2の伝送システム10の利点を説明する。
ある時刻t0に伝送エラーが発生し、送受信回路間の同期が失われると、復号エラーが生ずる。
時刻t1に、送信回路20から次の上位同期コードK2が送信され、受信回路30が正しく受信する。上述のように、初期化コードK0が、i番目に割り当てられ、上位同期コードK2がKシンボルn個ごとに1回割り当てられる場合に一般化すると、上位同期コードK2は、(i+n×j)番目のKシンボルに割り当てられることとなり、(i+n×j)×p番目のワードに割り当てられることとなる。つまり受信回路30は、上位同期コードK2が発生すべきシリアルデータの位置を知っているから、上位同期コードK2にもとづいて現在のシリアルデータの位置を補正し、疑似乱数を正しい値X40に戻す。これにより、時刻t1以降は、正しいデスクランブルが可能となる。以上が伝送システム10の動作である。
実施の形態に係る伝送システム10によれば、初期化コードK0よりも高い頻度(短い間隔)で、上位同期コードK2を挿入することにより、上位同期コードK2の周期T2より短い伝送エラーにともなう復号エラーの持続時間を、上位同期コードK2の周期以内に短縮することができる。これにより、画像の乱れが、ユーザに認識されるのを防止できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセス、それらの組み合わせには、さまざまな変形例が存在しうる。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
図5は、変形例1に係る伝送システム10aのブロック図である。
送信回路20aは、図2の送信回路20と同様である。8B10Bあるいは10B12B符号化により生成されるシリアルデータは、受信回路30aにおいて、伝送エラーを検出可能なフォーマットであるといえる。
受信回路30aは、図2の受信回路30に加えて、エラー検出器312、同期信号生成部314、訂正用バッファ316、エラー補正部318を備える。
エラー検出器312は、シリアルパラレル変換器302により生成されたパラレルデータにもとづいて、伝送エラーの有無を判定する。エラー検出器312は、伝送エラーが検出されると、パラレルデータが正しくないものと判定し、伝送エラーが検出されない場合、パラレルデータが正しいものと判定する。上述のように、8B10Bあるいは10B12B符号化を用いた場合、Dシンボルがとるべきパターンは定まっている。またKシンボルがとるべきパターンも定まっている。したがって受信したデータが、いずれのパターンとも一致しない場合、伝送エラーと判定することができる(デコードエラー)。
また上述のように、送信回路20aにおいて、Dシンボルにはスクランブル処理が施されている。したがってデコーダ306によるデスクランブル処理によってエラーが検出された場合、エラー検出器312は、伝送エラーが発生したものと判定してもよい(スクランブルエラー)。
同期信号生成部314は、同期信号SYNCを受け、表示装置14に同期信号SYNCを出力する。ここで同期信号SYNC、具体的には、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、イネーブル信号DEは、時間的に規則的に変化する。つまり受信回路30は、各ピクセルにおいて、同期信号SYNCがとるべき正しい値(期待値パターン)を予測することができる。そこでエラー検出器312は、同期信号SYNCをその期待値パターンと比較することにより、パラレルデータが正しいデータであるか、誤ったデータであるかを判定する。
たとえば、ある同期信号SYNCについて、連続する4ピクセルに着目する。同期信号SYNCは、連続する4ピクセル内で2回遷移することは起こりえない。したがって、同期信号SYNCのレベル遷移(エッジ)に着目し、連続する4ピクセル内で、2回以上のレベル遷移を検出した場合、伝送エラーと判定してもよい(同期エラー)。
加えて、同期信号生成部314は、同期信号SYNCと期待値パターンの比較結果にもとづいて、同期信号SYNCを補正してもよい。つまり受信した同期信号SYNCが、期待値パターンから外れたときは、期待値パターンにもとづいて同期信号SYNCを補正してもよい。これにより、同期信号SYNCに伝送エラーが生じた場合であっても、正しい同期信号SYNCを再生し、画像を正しく表示できる。
訂正用バッファ316は、エラー検出器312によってパラレルデータが正しいデータであると判定されたとき、当該パラレルデータに含まれるピクセルデータRGBを保持しておく。たとえば訂正用バッファ316は、現在受信したピクセルからさかのぼって1ライン分のピクセルデータを保持するラインバッファである。たとえば表示装置14が、640×480ピクセルの表示領域を有する場合、ラインバッファは直前の連続する640ピクセル分のピクセルデータRGBを保持する。あるピクセルに対して、正しくないピクセルデータRGBが発生した場合、ラインバッファには、その近傍のピクセルの正しいピクセルデータRGBを格納してもよい。
エラー補正部318は、エラー検出器312によって誤ったデータであると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータRGBを、訂正用バッファ316に格納されたピクセルデータRGB’に応じた値に置換する。
補正されたRGBデータは、後段の表示装置14に供給される。
以上が伝送システム10aの構成である。続いてその動作を説明する。
上述のように、伝送チャネル18を伝送するシリアルデータSD1〜SD4は、受信回路30によりエラー検出可能な形式を有している。そしてエラー検出器312は、誤り検出符号EDBにもとづいて、伝送エラーを検出する。
訂正用バッファ316に格納されるピクセルデータは、エラー検出器312によるエラー検出の有無に応じて更新されていく。エラー補正部318は、伝送エラーが検出されるとき、訂正用バッファ316に格納されたピクセルデータRGB’を選択し、伝送エラーが検出されないとき、受信ピクセルバッファ308のピクセルデータRGB’を選択し、選択されたピクセルデータに応じた値を、表示装置14に出力する。
エラー補正部318の処理について説明する。
(第1の補正処理)
図6は、第1の補正処理を示す図である。たとえばエラー補正部318は、エラー検出器312によって誤ったデータであると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータRGBを、訂正用バッファ316に格納されたピクセルデータRGB’に置換する。図6において座標(X,Y)は、現在受信しているピクセルを示す。ピクセルデータRGB’は、エラーが検出されたピクセルの近傍のピクセルのデータである。近傍のピクセルとは、水平方向に(左方向に)隣接するピクセルPであってもよいし、ひとつ前のラインに垂直方向(上方向)に隣接するピクセルPであってもよい。
なお、1行目のピクセルについては、上方向に隣接するラインが存在しない。そこで、訂正用バッファ316は、1フレーム前の1行目のピクセルデータをさらに保持してもよい。これにより、過去のフレームデータFRにもとづいて、補正が可能となる。
(第2の処理)
エラー補正部318は、エラー検出器312によって誤ったデータであると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータRGBを、訂正用バッファ316に格納されたピクセルデータRGB’から演算される値に置換する。たとえば現在のピクセル(X,Y)の近傍の複数のピクセルのデータRGB’を平均した値を利用してもよい。
(第3の処理)
訂正用バッファ316は、1ライン分ではなく、1フレーム分のピクセルデータを保持してもよい。この場合、1フレーム前の同一ピクセルのピクセルデータを参照して、現在の誤ったデータを補正できる。
以上が伝送システム10aの動作である。
画像データを構成するひとつのピクセルに注目すると、そのピクセルの輝度は、その近傍のピクセルの輝度に近い場合が多く、あるいは、同一ピクセルの1フレーム前の輝度に近い場合が多い。訂正用バッファ316は、過去において正しいと判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータを、正しい輝度を示すピクセルデータとして保持しておく。これにより、誤っていると判定されたパラレルデータに含まれるピクセルデータ、つまり誤った輝度を示すピクセルデータを、正しい輝度を示すピクセルデータから復元することができ、画像の乱れを抑制できる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係る伝送システム10bのブロック図である。
図7の送信回路20bは、図5の送信回路20aに加えて、誤り検出符号生成部202を備える。
誤り検出符号生成部202は、受信回路30b側において、伝送エラーを検出するために必要な信号処理を行う。具体的には、伝送チャネル18を伝送するシリアルデータに埋め込まれる誤り検出符号EDB(Error Detection Bit)を生成する。誤り検出は、公知技術を用いればよく、本発明において特に限定されるものではない。たとえばチェックサムデータ方式、パリティビット方式、BCC(Block Check Character)方式、CRC(Cyclic Redundancy Check)を利用してもよい。誤り検出符号EDBは、Dシンボルの中に含まれる。
続いて受信回路30bを説明する。図7の受信回路30bにおいて、エラー検出器312は、受信ピクセルバッファ308に格納された誤り検出符号EDBを参照し、伝送エラーの有無を判定する。エラー検出器312は、伝送エラーが検出されると、パラレルデータが正しくないものと判定し、伝送エラーが検出されない場合、パラレルデータが正しいものと判定する。
この変形例によれば、デコードエラー、デスクランブルエラー、同期エラーに加えて、あるいはそれらに代えて、誤り検出符号EDBにもとづいて伝送エラーを検出し、画像データを補正することができる。
(変形例3)
上位同期コードK2のうち、等間隔に選択されるコードK2aを、その他の上位同期コードK2bと区別可能な値としてもよい。この場合、K2bの周期より長く、K2aの周期より短い伝送エラーが発生したときに、復号エラーの持続時間を、K2aの周期より短くすることができる。
(変形例4)
実施の形態では、画像データを伝送する場合を説明したが本発明はそれには限定されず、その他の種類のデータ伝送に適用してもよい。
最後に、伝送システム10の用途を説明する。
図8は、電子機器を示す斜視図である。図8の電子機器500は、ノートPCやタブレット端末、スマートホン、ポータブルゲーム機、オーディオプレイヤなどであり得る。電子機器500は、筐体502に内蔵された画像処理装置12、伝送システム10、表示装置14を備える。表示装置14は、具体的には、ディスプレイパネル504およびその駆動回路506を備える。駆動回路506は、タイミングコントローラ506a、ゲートドライバ506bおよびデータドライバ506cを備える。
あるいは伝送システム10は、車載用のカーナビゲーションシステム、あるいはコンソールパネルに設置されるディスプレイへのデータ伝送に利用可能である。車載では、ノイズに対する強い耐性が求められるため、伝送システム10の用途として好適である。また伝送システム10は、ぱちんこ遊技機などに利用することもできる。ぱちんこ遊技機では、球が釘にあたるときにノイズが発生し、伝送エラーの原因となるが、伝送システム10を用いることで画像乱れを低減できる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…電子機器、10…伝送システム、12…画像処理装置、14…表示装置、18…伝送チャネル、20…送信回路、30…受信回路、200…送信ピクセルバッファ、202…誤り検出符号生成部、204…エンコーダ、206…パラレルシリアル変換器、208…差動ドライバ、210…PLL回路、300…差動レシーバ、301…CDR回路、302…シリアルパラレル変換器、304…DLL回路、306…デコーダ、308…受信ピクセルバッファ、310…クロック生成部、312…エラー検出器、314…同期信号生成部、316…訂正用バッファ、318…エラー補正部。

Claims (17)

  1. クロック信号が重畳されたシリアルデータを送信する送信回路であって、
    送信すべき情報を含むパラレルデータにスクランブル処理を施し、所定方式の符号化によりクロック信号が埋め込まれたDシンボルを生成し、スクランブル処理に関する同期制御コードであるKシンボルをpワード(p≧2)に1個の割合で等間隔に挿入しながら、前記Dシンボルを出力するエンコーダと、
    前記エンコーダから出力される前記Dシンボルおよび前記Kシンボルをシリアルデータに変換するパラレルシリアル変換器と、
    を備え、
    前記スクランブル処理の1周期に含まれる複数のKシンボルは、
    スクランブル周期の開始を示す1番目の初期化コードと、
    nを所定数、j=1,2…とするとき、1+(n×j)番目に割り当てられる上位同期コードと、
    前記初期化コードおよび前記上位同期コード以外の残りに割り当てられた下位同期コードと、
    を含み、
    前記シリアルデータを受信する受信回路において、
    前記初期化コードは、デスクランブル処理に使用する疑似乱数の初期化に使用され、
    前記下位同期コードは、当該下位同期コードを受信したワード位置を、pワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻すために使用され、
    前記上位同期コードは、当該上位同期コードを受信したワード位置を、(p×n)ワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻すために使用されることを特徴とする送信回路。
  2. 前記パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含み、
    前記スクランブル処理の周期は、前記画像データの1ラインを単位とすることを特徴とする請求項1に記載の送信回路。
  3. クロック信号が重畳されたシリアルデータを受信する受信回路であって、
    前記シリアルデータは、送信すべき情報を含むパラレルデータにスクランブル処理を施した上で、所定方式の符号化によりクロック信号が埋め込まれたDシンボルと、複数pワードに1個の割合で等間隔に挿入されたスクランブル処理に関する同期制御コードであるKシンボルと、を含んでおり、
    前記スクランブル処理の1周期に含まれる複数の前記Kシンボルは、
    スクランブル周期の開始を示す1番目の初期化コードと、
    nを所定数、j=1,2…とするとき、1+(n×j)番目に割り当てられる上位同期コードと、
    前記初期化コードおよび前記上位同期コード以外の残りに割り当てられた下位同期コードと、
    を含み、
    前記受信回路は、
    前記シリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換器と、
    前記パラレルデータが前記Dシンボルであるか前記Kシンボルであるかを判定し、(i)前記Dシンボルであるとき、デコードおよびデスクランブル処理を施し、(ii)前記Kシンボルであるとき、前記初期化コードから前記下位同期コードのいずれであるかを判定し、判定されたコードにもとづいて、前記デスクランブル処理を、送信回路におけるスクランブル処理と同期させるデコーダと、
    を備え、
    前記デコーダは、
    前記初期化コードにもとづき、デスクランブル処理に使用する疑似乱数を初期化し、
    前記下位同期コードにもとづき、当該下位同期コードを受信したワード位置を、pワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻し、
    前記上位同期コードにもとづき、当該上位同期コードを受信したワード位置を、(p×n)ワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻すことを特徴とする受信回路。
  4. 前記パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含み、
    前記スクランブル処理の周期は、前記画像データの1ラインを単位とすることを特徴とする請求項3に記載の受信回路。
  5. 前記パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含み、
    前記シリアルパラレル変換器により生成される前記パラレルデータにもとづいて、当該パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定するエラー検出器と、
    前記エラー検出器によって前記パラレルデータが正しいデータであると判定されたとき、当該パラレルデータに含まれる前記ピクセルデータを保持しておく訂正用バッファと、
    前記エラー検出器によって誤ったデータであると判定された前記パラレルデータに含まれるピクセルデータを、前記訂正用バッファに格納されたピクセルデータに応じた値に置換する補正部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の受信回路。
  6. 前記エラー検出器は、前記デコーダのデコード結果あるいはデスクランブル結果にもとづいて、前記パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項5に記載の受信回路。
  7. 送信回路において、前記シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、誤り検出用の少なくともひとつのビットを含み、
    前記エラー検出器は、前記誤り検出用の少なくともひとつのビットにもとづいて、前記パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項5または6に記載の受信回路。
  8. 前記シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、時間的に規則的に変化する同期信号を含んでおり、
    前記エラー検出器は、前記パラレルデータに含まれる前記同期信号をその期待値パターンと比較することにより、前記パラレルデータが正しいデータであるか、誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の受信回路。
  9. 前記同期信号をその期待値パターンと比較し、前記同期信号が期待値パターンと異なるとき、前記同期信号を前記期待値パターンにもとづいて補正する同期信号生成部をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の受信回路。
  10. 請求項1または2に記載の送信回路と、
    請求項3から9のいずれかに記載の受信回路と、
    を備えることを特徴とする伝送システム。
  11. 請求項10に記載の伝送システムを備えることを特徴とする電子機器。
  12. シリアルデータの伝送方法であって、
    送信回路において、送信すべき情報を含むパラレルデータにスクランブル処理を施し、所定方式の符号化によりクロック信号が埋め込まれたDシンボルを生成するステップと、
    送信回路において、連続する所定数(p−1)個のDシンボルと、スクランブル処理に関する同期制御コードであるKシンボルと、を交互に配置するステップと、
    送信回路において、前記Dシンボルおよび前記Kシンボルをシリアルデータに変換するパラレルシリアル変換し、受信回路に伝送するステップと、
    受信回路において、前記シリアルデータをパラレルデータに変換するステップと、
    前記パラレルデータが前記Dシンボルであるか前記Kシンボルであるかを判定するステップと、
    受信回路において、前記パラレルデータが前記Dシンボルであるとき、デコードおよびデスクランブル処理を施すステップと、
    受信回路において前記パラレルデータが前記Kシンボルであるとき、初期化コードら下位同期コードのいずれであるかを判定し、判定されたコードにもとづいて、前記デスクランブル処理を、前記送信回路におけるスクランブル処理と同期させるステップと、
    を備え、
    前記スクランブル処理の1周期に含まれる複数のKシンボルは、
    スクランブル周期の開始を示す1番目の初期化コードと、
    nを所定数、j=1,2…とするとき、1+(n×j)番目に割り当てられる上位同期コードと、
    前記初期化コードおよび前記上位同期コード以外の残りに割り当てられた下位同期コードと、
    を含み、
    受信回路において、(i)前記初期化コードにもとづき、デスクランブル処理に使用する疑似乱数を初期化し、(ii)前記下位同期コードにもとづき、当該下位同期コードを受信したワード位置を、pワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻し、(iii)前記上位同期コードにもとづき、当該上位同期コードを受信したワード位置を、(p×n)ワードを単位として正しい位置に補正し、前記疑似乱数を正しい値に戻すことを特徴とする伝送方法。
  13. 前記パラレルデータは、画像データを構成するピクセルデータを含み、
    前記受信回路において、前記パラレルデータにもとづいて、当該パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定するステップと、
    前記受信回路において、前記パラレルデータが正しいデータであると判定されたとき、当該パラレルデータに含まれる前記ピクセルデータを訂正用バッファに保持しておくステップと、
    誤ったデータであると判定された前記パラレルデータに含まれるピクセルデータを、前記訂正用バッファに格納されたピクセルデータに応じた値に置換するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の伝送方法。
  14. 前記判定するステップは、デコード結果あるいはデスクランブル結果にもとづいて、前記パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項13に記載の伝送方法。
  15. 送信回路において前記シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、誤り検出用の少なくともひとつのビットを含み、
    前記判定するステップは、前記誤り検出用の少なくともひとつのビットにもとづいて、前記パラレルデータが正しいデータであるか誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項13または14に記載の伝送方法。
  16. 送信回路において前記シリアルデータにパラレルシリアル変換される前のパラレルデータは、時間的に規則的に変化する同期信号を含んでおり、
    前記判定するステップは、前記パラレルデータに含まれる前記同期信号をその期待値パターンと比較することにより、前記パラレルデータが正しいデータであるか、誤ったデータであるかを判定することを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の伝送方法。
  17. 受信回路において、前記同期信号をその期待値パターンと比較し、前記同期信号が期待値パターンと異なるとき、前記同期信号を前記期待値パターンにもとづいて補正するステップをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の伝送方法。
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