JP6323721B2 - 部品供給装置および供給方法 - Google Patents

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Description

この発明は、貯留容器に収容されている部品を無端状の周回部材を介して移送手段に移載し、この移送手段によって部品を目的箇所へ供給する部品供給装置と供給方法に関している。
特開2003−276846号公報には、滑動板の内側に無端状の周回チェーンが配置され、このチェーンに吸着マグネットが取り付けられており、チェーンが周回すると、ホッパ内の被搬送物が吸引されて滑動板の表面を滑動し、被搬送物がチェーンの端部に移動してきて吸着マグネットから離れ、被搬送物は滑動板からシュータへ移載されることが記載されている。
特開2003−276846号公報
上記特許文献に記載されている技術は、被搬送物が吸着マグネットから遠ざかることによって被搬送物に対する吸引力が消滅し、その結果、被搬送物がシュータ上に移載されることが基本になっている。
上記滑動板は耐摩耗性を考慮して鋼板製とすることが望ましいのであるが、上記のように被搬送物が吸着マグネットから遠ざかることを条件にしているものであると、滑動板の端部付近に残留磁気が存在するために、被搬送物が節度よく滑動板から離隔しないことが生じ、装置としての動作信頼性が向上しない、という問題がある。また、貯留容器内の部品を複数個の集合状態で移動させるものではないので、供給数量の面で効率的ではない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、部品を確実にしかも効率よく搬送し、装置構造を簡素化できる部品供給装置と供給方法の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、部品供給装置の発明であり、
部品を貯留する貯留容器と、
前記貯留容器の外側において、貯留容器を形成する壁板の外側面に沿わせた状態で設けられているとともに、貯留容器からの部品を目的箇所へ移送する移送手段と、
駆動手段で動作する無端状の周回部材と、
前記周回部材に取り付けられ、貯留容器に収容された部品を吸引した状態で移動させる吸引手段と、
静止部材に結合され、前記吸引手段に吸引された部品を前記移送手段へ移載する移載部材を備えており、
前記移載部材には、少なくとも前記吸引手段に吸引されて移動してきた部品を吸着箇所から強制的に分離するとともに、静止状態で待機している分離端縁部と、分離された部品を載置して前記移送手段へ移送する移送部が設けられ、
前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品が分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行するように、吸引手段に吸引されている部品と分離端縁部の相対位置が設定されている
ことを特徴としている。
静止している分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品が分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行し、その後、移送手段へ移載される。換言すると、移載部材の分離端縁部は、吸引手段とともに移動してくる部品に対して静止した状態で待機しているため、部品は分離端縁部によって一時的に堰き止められるようになる。つまり、部品が分離端縁部に一時的に押し当てられた状態になる。これとともに、吸引手段は周回部材の移動で部品から遠ざかってゆくので、部品を吸着する吸引力は低下するが、部品は吸引手段の進行側へ牽引された状態になる。このようにして分離端縁部に干渉した部品が周回部材の進行と同期して分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行し、その後、移送手段へ移載されるのである。
上述のようにして、部品は分離端縁部を乗り越えて確実に吸着箇所から分離されるので、すなわち部品は吸着箇所から強制的に分離されるので、吸引状態の部品は確実に開放され、動作性の面で高い信頼性がえられる。そして、部品は移載部材の移送部に連続して移行するので、移送手段への移行が確実になされ、部品を目的箇所へ正確に供給することが実現する。
請求項2記載の発明は、部品供給方法の発明であり、
部品を貯留する貯留容器と、
前記貯留容器の外側において、貯留容器を形成する壁板の外側面に沿わせた状態で設けられているとともに、貯留容器からの部品を目的箇所へ移送する移送手段と、
駆動手段で動作する無端状の周回部材と、
前記周回部材に取り付けられ、貯留容器に収容された部品を吸引した状態で移動させる吸引手段と、
静止部材に結合され、前記吸引手段に吸引された部品を前記移送手段へ移載する移載部材を備えており、
前記移載部材には、少なくとも前記吸引手段に吸引されて移動してきた部品を吸着箇所から強制的に分離するとともに、静止状態で待機している分離端縁部と、分離された部品を載置して前記移送手段へ移送する移送部が設けられ、
前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品が分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行するように、吸引手段に吸引されている部品と分離端縁部の相対位置が設定されている部品供給装置を準備し、
静止している前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、前記吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品を吸着する吸引力を低下させ部品を吸引手段の進行側へ牽引して、部品が分離端縁部を乗り越えて前記移送部へ移行し、その後、前記移送手段へ移載される
ことを特徴としている。
方法発明の作用効果は、装置発明のそれと同じである。
装置全体の平面図である。 図1の(2)−(2)断面図である。 図1の(3)−(3)断面図である。 直進フィーダの側面図である。 部品の吊り下げ構造を示す断面図である。 移載部材の斜視図と各部の断面図である。 他の実施例を示す平面図、正面図および斜視図である。 他の事例を示す正面図である。 他の実施例を示す断面図である。 さらに、他の実施例を示す平面図と斜視図である。 図4の(11)−(11)断面図である。 部品形状を示す側面図である。
つぎに、本発明の部品供給装置および供給方法を実施するための形態を説明する。
図1〜図6および図11は、本発明の実施例1を示す。
最初に、対象部品について説明する。
図12に対象部品が示されている。同図(A)は、ワッシャ付きボルトである。ボルト1は、軸部2と頭部3によって構成されている。そして、頭部3は、軸部2よりも大径の六角部3Aとワッシャ3Bによって構成されている。ワッシャ3Bは軸部2の小径部5に組み付けられて、軸部2から抜けることなく、ぐらぐらと動くことが許容されている。
また、図12(B)に示すものは、頭部3が、六角部3Aと六角部3Aと一体に成型されたフランジ6によって構成されている。なお、軸部2に雄ねじが加工してあり、図12(A)と(B)にだけ雄ねじが図示してあり、他の図では雄ねじの図示は省略してある。
図12(C)は、短い円筒型の頭部7と雄ねじのない軸部8によって構成された頭部付き軸状部品である。上記3種類の部品は、いずれも鉄製である。
対象部品としては、上述のように種々なものがあるが、ここでは図12(A)に示したワッシャ付きボルト1である。このワッシャ付きボルト1の各部寸法は、軸部2の直径と長さがそれぞれ3mmと13mm、ワッシャの直径と厚さがそれぞれ9mmと1mm、六角部の角間寸法と高さがそれぞれ6mmと2.5mmである。
つぎに、貯留容器について説明する。
多数のボルト1が収容される貯留容器9は、真上から見て四角い形の箱状とされている。ステンレス鋼製の四角い板材で作られた底部材10の四辺にステンレス鋼製の壁板12、13、14および15が溶接してある。
貯留容器9の底部材10の端部近傍に、低部位16が形成してある。この低部位16は図1の上側に配置してある。そのために、図1の上側に向かって低くなる傾斜面17が形成してある。傾斜面17と低部位16の境界部に折れ線、すなわち谷線18が現れている。
図示していないが、貯留容器9に開閉蓋を設けて、鉄屑などの不純物がボルト1に混入しないようにすることが望ましい。
つぎに、周回部材について説明する。
無端状の周回部材は、回転中心を有する回転部材や、駆動スプロケットと被動スプロケットの間に掛け渡した環状チェーンのような部材など、種々なものが採用できる。実施例1は、回転中心を有する円板のタイプである。
円板19は、非磁性材料であるステンレス鋼で作られており、その回転軸20は、壁板15に対して垂直に取り付けられている。円板19の側面と壁板15の内面との間の空隙21は、ボルト1の軸部2が進入できないような僅かな空間とされている。このような空隙21とすることにより、空隙21に軸部2が噛み込むことを防止して、円板19の回転に支障を来さないようにしている。一方の軸受22は、壁板15に取り付けられ、他方の軸受23は、底部材10に溶接などで固定した支柱部材24に取り付けられている。この支柱部材24は、後述のように、チェーンのカバーの機能も果たしている。
つぎに、吸引手段について説明する。
ボルト1は円板19の外周面25に吸着されるので、外周面25の幅寸法、すなわち円板19の厚さは、ボルト1の全長よりもやや大きく設定してある。ボルト1を外周面25に吸着する吸引手段としては、永久磁石、電磁石、空気吸引など、種々なものが採用できる。実施例1は、永久磁石の事例である。
永久磁石27は、90度間隔で4箇所に配置してある。図6(D)に示すように、外周面25に開口する円形の取付け孔28が2段孔の形態で開けられ、ここに永久磁石27をはめ込み、その上を非磁性材料製の覆い板29で封鎖してあり、覆い板29の表面は外周面25に連なった円弧面とされている。
永久磁石27の極性は、円板19の直径方向にS極とN極が配置され、図示のような方向に磁力線30が形成される。したがって、複数本である、たとえば3〜4本のボルト1が永久磁石27の箇所に集中して吸着される。この「吸着箇所」は、円形の覆い板29の表面と、磁力線30によって吸引力が生じる覆い板29の周辺近くの外周面25である。
貯留容器9には大量のボルト1が貯留されており、それが円板19の外周面25に接触している。したがって、円板19が図2の時計方向に回転すると、図2や図6(A)に示すように、1つの永久磁石27によって形成される吸着箇所に対して、3〜4本のボルト1が固まり状になって吸着され、上方へ移送される。ボルト1に対する吸引力の方向は、永久磁石27の極性が上記のように設定されているので、円板19の直径方向となっている。
つぎに、円板の回転駆動について説明する。
回転軸20にスプロケット31が固定され、底部材10の下面に駆動手段である電動モータ32が結合され、その出力軸33にスプロケット34が固定されている。スプロケット31と34の間にチェーン35が掛け渡してあり、電動モータ32の回転で円板19を回転するようになっている。なお、両スプロケット31、34とチェーン35は簡略的に図示してある。
支柱部材24は箱形になっていて、前述のように、スプロケット31やチェーン35のカバー部材となっている。また、底部材10にチェーン35が通過する開口36が設けてある。支柱部材24がスプロケット31やチェーン35のカバー機能を果たしているので、多数のボルト1がスプロケット31やチェーン35に干渉することがない。
つぎに、移送手段について説明する。
移送手段は、貯留容器9の外側に設けられ、貯留容器9から出たボルト1を目的箇所へ移送するものであり、下り傾斜を利用してボルト1を滑降させるものや、振動を利用して移送するものなど、種々な形式のものが採用できる。ここでは、後者の振動式の直進フィーダである。
移送手段である直進フィーダは、符号38で示されている。直進フィーダ38は、その長手方向を平たい壁板15の外側面に沿わせて配置してある。直進フィーダ38は、ボルト1が移載される受け部材39と、それに連続する吊り下げ部材40と、この吊り下げ部材40に連続する選別部材41が直線的に配列されている。そして、選別部材41から目的箇所へボルト1を供給するか、または吊り下げ部材40と同様な吊り下げ部材42を経て目的箇所へ供給される。
細長い基部材43上に、支持部材44、45、46および47を介して受け部材39、吊り下げ部材40、選別部材41および吊り下げ部材42がボルト付けなどで結合してある。基部材43は、斜めに配置した2つの板ばね49によって静止部材50の上位に配置してあり、電磁石51で基部材43に上下方向の振動を付与することにより、図4左方への送出力成分が形成されてボルト移送がなされる。
受け部材39の中央にボルト1を集中させるために、左右に中央が低くなった傾斜面52を形成して浅いV字型断面部53としてある。そして、ボルト1が移載される箇所、すなわちV字型断面部53は、後に詳しく説明する移載部材54から移載されやすい箇所に配置してある。
吊り下げ部材40および42は、図5に示すように、一対の平行なレール部材55の滑動面56にワッシャ3Bの下面、すなわち頭部3の下面が滑動できる状態で支持されている。そして、軸部2がレール部材55の間を吊り下げ状態で通過するようになっている。両レール部材55はその下部が結合部材57で一体化してある。
つぎに、移送手段における選別部材について説明する。
部品供給の工程箇所においては、正常な長さの正常ボルト1Aや、長すぎる過長ボルト1Bや、短すぎる過短ボルト1Cなどが近在した箇所で移送されることがあり、何らかの原因、例えば、作業者が過長ボルト1Bや過短ボルト1Cを誤って正常ボルト1Aに混入することがある。このような異常混入が発生したときに備えて、選別部材41が吊り下げ部材40に連続した状態で配置してある。
選別部材41は、異常長さのボルト1Bや1Cを貯留容器9内へ転落させる構造部分であり、そのために図11に示すように、選別部材41の左側が開放されている。この開放された空間は、開放空間65として図11に示されている。それとともに、壁板15の上部に切欠き部15Aを設けて、異常長さのボルト1B、1Cが貯留容器9内へ転落できるようになっている。
図11(A)に示すように、頭部3の下面(ワッシャ3Bの下面)が滑動する平坦な第1滑動面41Aと、軸部2の下端部(下端面)が滑動する平坦な第2滑動面41Bが形成され、両滑動面41Aと41Bの上下方向の間隔を軸部2の長さと同じにしてある。こうすることにより、頭部3の下面と軸部2の下端部が、それぞれ同時に第1滑動面41Aと第2滑動面41Bを滑動する。
そして、異常長さのボルト1B、1Cは、図11(B)や(C)の矢線で示す方向に転落する。一方、選別部材41は、この転落方向とは反対側に傾斜させた姿勢で配置してある。つまり、鉛直線O−Oに対して選別部材41の上側が右方に傾けてある。
正常ボルト1Aは、頭部3の下面と軸部2の下端部がそれぞれ同時に第1滑動面41Aと第2滑動面41Bを滑動できるように支持されているので、図11(A)に示すように、右側へもたれかかったような安定した状態で、そのまま移送され吊り下げ部材42へ移載される。
過長ボルト1Bが選別部材41に移載されると、頭部3が第1滑動面41Aから浮上した位置におかれるので、ボルト1Bの起立状態が不安定になり、そこへ振動が加算されて矢線の方へ倒れるようにして転落する。また、過長ボルト1Bはその上側が、鉛直線O−Oよりも右側にわずかに傾いているが、上記の不安定状態によって転落する。選別部材41の傾斜角をもう少し立てた状態にして、過長ボルト1Bが鉛直線O−Oよりも左側にわずかに傾くようにして、転落しやすくすることも可能である。このように過長ボルト1Bが不安定になるのは、図11(B)に示すように、頭部3の外周部が選別部材41の上方部分に接触して、鉛直方向に近い姿勢になるためである。
過短ボルト1Cが選別部材41に移載されると、頭部3が第1滑動面41Aよりも低い位置におかれるので、ボルト1Cの起立状態が不安定になり、そこへ振動が加算されて矢線の方へ倒れるようにして転落する。また、過短ボルト1Cはその上側が、鉛直線O−Oよりも左側にわずかに傾いているので、転落しやすくなっている。このように過短ボルト1Cが不安定になるのは、図11(C)に示すように、頭部3の外周部が選別部材41の上方部分41Cに接触して、鉛直方向よりもさらに左側に傾いた姿勢になるためである。
正常ボルト1Aの長さが換えられた場合には、選別部材41を支持部材46から取り外し、第1滑動面41Aと第2滑動面41Bの間隔長さが異なった選別部材41に取り替える。こうすることにより、長さの異なった正常ボルト1Aに柔軟に対応することができる。
吊り下げ部材40から選別部材41へ円滑にボルト1が移載されるようにするために、壁板15側のレール部材55が他方のレール部材55よりも長さL(図1参照)の分だけ長く設定してある。図5に示すように、吊り下げ状態で移送されてきたボルト1は、長さLの差があるので、このLの箇所に差しかかると、壁板15から遠い側のレール部材55が先に途切れる。このため、ボルト1は壁板15側が高くなるように傾斜する。このような傾斜によって外側に傾いている選別部材41に沿うような状態で移載される。つまり、図11(A)に示すように、正常ボルト1Aが滑らかに選別部材41へ移行する。
もし、何らかの原因で吊り下げ部材40上をボルト1が横向きになって移送されたり、頭部3が下側になって移送されたりすると、正しい吊り下げ状態ではないので、ボルト1は吊り下げ部材40から選別部材41側へ転落し選別部材41の一部に衝突する。これによってボルト1は弾かれ、貯留容器9内へ転落する。
このように、吊り下げ部材40上のボルト姿勢が異常であったり、ボルトの長さが過長や過短であったりすると、それらは全て貯留容器9内へ転落し、図11(A)に示す状態のボルト1Aだけが通過することとなり、異常ボルトを確実に排除できる。換言すると、図11(A)に示すように、頭部3の下面が第1滑動面41A上を滑動し、軸部2の下端部が第2滑動面41B上を滑動し、これら両滑動が同時になされている場合だけ、正常ボルト1Aの通過が許される。
つぎに、選別部材以降の構成を説明する。
選別部材41以降は受け箱に入れたり、図示のような吊り下げ部材42へ移送したりする。ここでは、吊り下げ部材42から計数ユニット59で所定個数のボルト通過がなされ、待機ボックス60に蓄積され、同ボックス60の蓋を開けて所定個数のボルト1を取り出すようになっている。
計数ユニット59の構成例としては種々なものがある。ここでは、一対の規制部材61、62を進退させるタイプである。エアシリンダ63で進退する規制部材61が進出して一番目のボルト1を停止させ、エアシリンダ64で進退する規制部材62が後退位置で待機している。規制部材62が進出して二番目のボルト1の移動を停止し、次いで規制部材61が後退すると、一番目のボルト1だけが待機ボックス60内へ転落する。
その後、規制部材61が再び進出するのと同時に規制部材62が後退すると、二番目にあったボルト1が一番目の位置に停止させられて、上記のような順序で2個目のボルト転落がなされる。
つぎに、保護板について説明する。
ボルト1が直進フィーダ38から外側へ転落することを防止するために、保護板48や58が設けてある。保護板48は、平面的に見て細長いL型であり、受け部材39の端面にボルト付けなどで固定してある。また、保護板58は選別部材41の背面にボルト付けなどで固定してある。
つぎに、移載部材について説明する。
移載部材54の役割は、永久磁石27に吸着されたボルト1を移送手段である直進フィーダ38へ移載することである。つまり、円板19と受け部材39の間に掛け渡された架橋部材である。円板19と受け部材39は、間に壁板15が介在した接近した位置関係とされ、円板19の回転軸線とほぼ同方向に向けて移載部材54が配置してある。移載部材54は、静止した状態で設置されており、ここでは図3に示すように、静止部材である壁板15の上端に支持部材37を介して溶接などで結合してある。
移載部材54の形状は、図6(A)に最も分かりやすく図示してあり、板厚0.8mmのステンレス鋼板を屈曲成型して製作されている。ほぼ水平方向の平たい板材で構成されている移送板66によって「移送部」が形成されている。移送板66は、円板19の外周部25の接線方向とほぼ同じ方向でしかもほぼ水平方向の姿勢で配置してあり、移送板66の端部は外周面25に軽く接触するか、あるいは図6(C)に示すように、僅かな隙間67が存置された状態になっている。このような状態になっている移送板66の端部71が「分離端縁部」を構成している。
移送板66は、外周部25から円板19の回転軸20とほぼ同じ方向に伸びた形状とされ、受け部材39の上側まで伸ばしてある。外周面25と受け部材39の中間部に、受け部材39側が低くなる傾斜部68が形成されている。この傾斜部68は、壁板15の上側に配置してある。受け部材39の上側の移送板66に、ボルト1が落下する切欠き開口69が設けてあり、ボルト1が進行する側が開放している。
移送板66の外側に起立した状態の規制板70が形成してある。規制板70は、移送板66上に乗り移ったボルト1が円盤19の回転方向にこぼれたり、受け部材39の外側にこぼれたりするのを防止している。前記端部71、すなわち分離端縁部71は図6(A)に示すように、厚さ0.8mmのステンレス鋼板の板厚が現れた真っ直ぐな端面である。あるいは図6(C)に示すように、移送板66へのボルト1の乗り移りを良好にするために、斜面72によって形成された刃形状部とすることも可能である。
図6(B)に示すように、移載部材54の規制板70に、外周面25の進出方向(矢線73)に対して角度θの傾斜を付与し、規制板70に突き当たったボルト1を切欠き開口69の方へ向かわせることも可能である。
つぎに、ボルトの移送挙動について説明する。
図2に示すように、円板19が電動モータ32によって図2の時計方向に回転すると、その外周面25が貯留されている群状のボルト1に接触しながら移動し、その途上で永久磁石27に吸着された吸着箇所における3〜4本のボルト1が固まり状になって図6(A)に示すように、上方へ引き上げられる。
吸着されたボルト1が移動してきて端部71、すなわち分離端縁部71に突き当たると、ボルト1は待機している分離端縁部71に一時的に堰き止められたような状態になる。このときに永久磁石27はボルト1から回転方向に離れてゆくので、ボルト1への吸引力が低下する。これと同時に、永久磁石27の吸引力によってボルト1は永久磁石27の進出方向側に牽引される。このように、吸引力の低下と進出方向側への牽引が複合して、ボルト1は分離端縁部71を乗り越え、移送板66上に乗り上げた状態になる。
上述のボルト1が分離端縁部71で一時的に堰き止められたような現象は、3〜4本のボルト1が一旦停止をするような現象ではなく、ボルト1が分離端縁部71を乗り越える際に、移動速度が一時的に低下するような現象である。つまり、円板19の回転速度で移動してきたボルト1は、分離端縁部71の箇所で抵抗を受けるので、ボルト1の移動速度が外周面25の回転速度を一時的に下回るのである。
移送板66上に乗り上げたボルト1は勢いよく進行するので、起立している規制板70に衝突し、左右に分散する。傾斜部68側に移動したボルト1は、傾斜部68を滑降して切欠き開口69から受け部材39上に移載される。傾斜部68とは反対側に移動したボルト1は、貯留容器9内へ転落し、再び永久磁石27に吸引される。
ボルト1は、受け部材39のV字型断面部53上において、横向きや、頭部3が下側になった逆立ち状態や、斜め向きになった状態など、種々な姿勢になっている。これらのボルト1が振動でV字型断面部53上を移送されると、ボルト1がV字型断面部53の谷部に沿った姿勢となる。そのような状態で軸部2がレール部材55の間に自重で入り込むと、頭部3の下面が滑動面56で受止められ、ボルト1は首吊り状態になる。
このような首吊り状態で吊り下げ部材40を移動して選別部材41に移載され、正常ボルト1Aは図11(A)に示す状態で移送され、過長ボルト1Bや過短ボルト1Cは図11(B)や(C)に示すように矢線の方へ転落する。このようにして正常ボルト1Aだけが計数ユニット59を通過して待機ボックス60に送られる。
図6(A)に2点鎖線で示したように、規制板70Aを移送板66の端部に形成することにより、規制板70に突き当たって左右に分散したボルト1が貯留容器9内へ転落することを防止し、より多くのボルト1を切欠き開口69側へ向かわせることが可能となる。
つぎに、仕切り制御部材について説明する。
貯留容器9を第1貯留空間9Aと第2貯留空間9Bに区分けする仕切り制御部材87が設けられている。この仕切り制御部材87は、図1と図3に2点鎖線で図示されており、鋼板やステンレス鋼板のような素材で作られた平たい板状の部材で構成されている。あるいは、金網やパンチメタルのような平たい部材で構成してもよい。ここでは、ステンレス鋼板であり、その両端が壁板12と14の内面にボルト付けまたは溶接で固定されている。
第1貯留空間9Aは、外部から補給されたボルト1を大量に貯留する空間とされ、第2貯留空間9Bは、円板19によって上昇させられるボルト1を第1貯留空間9Aの大量の部品よりも少量化した待機空間とされている。図1から明らかなように、できるだけ大量のボルト1を貯留するために、平面的に見た第1貯留空間9Aの領域が第2貯留空間9Bの領域よりも広くしてある。
仕切り制御部材87の下端部と底部材10の間に、第1貯留空間9Aから第2貯留空間9Bに向かうボルト1同士が絡み合って第2貯留空間9Bへのボルト移動量を制限する通過部88が形成されている。この通過部88の形成の仕方としては種々なものがある。図3に示すように、仕切り制御部材87の下縁を真っ直ぐにして(同図紙面の垂直方向に真っ直ぐにして)、通過部88の空間の上下方向の幅が一定の寸法とされた状態にしてある。
ボルト1は、雄ねじ形成により表面がぎざぎざになっていたり、ワッシャ3Bがぐらぐらしていたり、あるいは頭部3が角張っていたりするので、多数のボルト1が通過部88を通過するときには、ボルト同士の各部が絡み合いや突っ張り合いをして、通過部88を滑らかに通過することが困難になる。このような通過困難さを付与することにより、第1貯留空間9Aから第2貯留空間9Bへのボルト移動量を制限している。
作業者が第1貯留空間9Aに補給した多数のボルト1は、該空間9Aを満杯にしているが、第2貯留空間9B側は、通過部88における通過制限によって、そこに待機しているボルト個数が第1貯留空間9Aの貯留量よりも大幅に少なくなっている。このように少量化された第2貯留空間9Bのボルト1が円板19によって、移送手段である直進フィーダ38に移載されて待機個数が減少すると、通過部88におけるボルト1同士の絡み合いや突っ張り合いが緩むために、第2貯留空間9B側へ補充される。
前述のように、図3に示されている仕切り制御部材87の下縁部は、水平方向に直線状とされている。前述のように、多数のボルト1は通過部88で通過制限を受けるので、第2貯留空間9Bにおけるボルト1の積み上げ高さ、すなわち、待機個数は下縁部の高さ位置によって設定される。図3において、2点鎖線89Aは、第1貯留空間9Aにおけるボルト1の貯留高さを示し、2点鎖線89Bは、第2貯留空間9Bにおけるボルト1の貯留高さを示している。このように円板19側のボルト貯留高さが低いことにより、円板19が回転するときの抵抗、すなわちボルトの掻き上げ抵抗が小さくなり、円板19の回転が滑らかになる。
仕切り制御部材87は壁板13や壁板15と平行に配置してあるが、これを斜め方向に配置したり、湾曲させたり、あるいは屈曲させたりして、通過部88の通過量や第2貯留空間9Bのボルト貯留量を加減することができる。
選別部材41からボルト1が第2貯留空間9Bに転落するためには、そのための転落高さが第2貯留空間9Bに形成されていなければならない。第2貯留空間9Bにおいては、ボルト1の待機個数が第1貯留空間9Aに比べてはるかに少量であるから、図3から明らかなように、転落高さが確保できる。もし、第2貯留空間9Bのボルト量が第1貯留空間9Aのように満杯であると、十分な転落高さが確保できないので、転落が勢いよくなされなかったり、転落したボルト1が跳ねて貯留容器9の外側にこぼれたりするのであるが、ここではそのような異常な現象は発生しない。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記の永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述の円板の回転動作や計数ユニットなどの動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
静止している分離端縁部71に対して移動してきたボルト1を一時的に押し当てるとともに、永久磁石27を円板19の進行方向に移動させることにより、ボルト1が分離端縁部71を乗り越えて移送部(移送板66)へ移行し、その後、直進フィーダ38の受け部材39へ移載される。換言すると、移載部材54の分離端縁部71は、永久磁石27とともに移動してくるボルト1に対して静止した状態で待機しているため、ボルト1は分離端縁部71によって一時的に堰き止められるようになる。つまり、ボルト1が分離端縁部71に一時的に押し当てられた状態になる。これとともに、永久磁石27は円板19の移動でボルト1から遠ざかってゆくので、ボルト1を吸着する吸引力は低下するが、ボルト1は永久磁石27の進行側へ牽引された状態になる。このようにして分離端縁部71に干渉したボルト1が円板19の進行と同期して分離端縁部71を乗り越えて移送部66へ移行し、その後、直進フィーダ38へ移載されるのである。上記の乗り越える現象は、ボルト1が吸着箇所から分離端縁部71によって掻き取られる動作である。
上述のようにして、ボルト1は分離端縁部7を乗り越えて確実に吸着箇所から分離されるので、すなわちボルト1は吸着箇所から強制的に分離されるので、吸引状態のボルト1は確実に開放され、動作性の面で高い信頼性がえられる。そして、ボルト1は移載部材54の移送部66に連続して移行するので、直進フィーダ38への移行が確実になされ、ボルト1を目的箇所へ正確に供給することが実現する。
円板19と壁板15との間の空間が、ボルト1の軸部2が入り込まないような狭い空隙21とされているので、円板19は貯留容器9の端部に片寄せた状態で配置される。したがって、ボルト1を貯留する容積が大きく確保でき、貯留量の増大にとって効果的である。
細長い形態の直進フィーダ38が、貯留容器9の外壁面、すなわち平たい壁板15に沿わせて配置してあるので、装置全体としてのまとまりがコンパクトになる。
円板19と受け部材39は、間に壁板15が介在した接近した位置関係とされ、円板19の回転軸線とほぼ同方向に移載部材54が配置してある。したがって、円板19から受け部材39までの距離を最短とすることができ、直進フィーダ38へ向かうボルト1の移送距離も短くなり、装置としての動作時間の短縮にとって有利である。
円板19に取り付けた永久磁石27が90度間隔としてあるので、3〜4本の固まり状のボルト1は、間欠的に移載部材54へ移載される。このため、ボルト1は途絶えることなく、効率的に供給される。上記90度間隔を60度間隔にすれば、されに供給能力を向上することができる。
図7および図8は、本発明の実施例2を示す。
実施例1は、永久磁石27を備えた円板19が、積み上げられたボルト1に接触しながらボルト1を吸引して引き上げる形式であるが、実施例2では、貯留容器9の外側に配置した永久磁石でボルトを引き上げるようにしている。
周回部材である円板75の回転軸76が壁板12に取り付けられ、円板75は、壁板12の外側で壁板12に接近した箇所で回転できるようになっている。円板75の外周に90度間隔で永久磁石77が取り付けてある。円板75の外周面に容器78が溶接してあり、その中に永久磁石77が収容してある。永久磁石77は、その表面が壁板12の外側の表面に接触するか、あるいは僅かな隙間をもって回転するようになっている。
永久磁石77の磁力線は図6(D)に示したものと同様であり、壁板12を透過して貯留されているボルト1に及び、複数、例えば3〜4本のボルト1が壁板12の内面に吸引される。円板75が回転すると、永久磁石77に吸引された3〜4本のボルト1が、固まり状になって壁板12の内面を擦った状態で、円弧軌跡を描きながら持ち上げられる。このようにして移動してきたボルト1は、移載部材54を介して受け部材39に送られる。この実施例における吸着箇所は、壁板12の内面であり、固まり状のボルト1は円弧状の軌跡を描きながら移動する。
実施例2では、鉛直方向に起立している壁板12の内面にボルト1が吸着されているので、移載部材54は上方に開放したコ字型断面の部材とされている。図7(C)に示すように、ほぼ水平方向に配置されている移送板66の両側に起立板79、80が設けられ、壁板12側の起立板79が壁板12に密着させてあり、その端部が分離端縁部71とされている。この分離端縁部71は、斜面72が形成された前述の刃形状部と同じである。また、移送板66は受け部材39側が低くなるように傾斜させてある。なお、起立板79は、切欠き開口69の外側において前述の規制板70と同様な機能を果たしている。
図8に示した変型例は、先の円板75に換えてアーム部材81を用いた場合である。それ以外の構成は、図示されていない部分も図7に示した構造と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
実施例2における仕切り制御部材87は、2点鎖線で示すように、壁板12と平行となるように配置してある。第2貯留空間9B側のボルト貯留高さが低いので、永久磁石77が回転するときの抵抗、すなわちボルトの掻き上げ抵抗が小さくなり、永久磁石77の回転動作が滑らかになる。
以上に説明した実施例2の作用効果は、つぎのとおりである。
貯留容器9内に、円板などの可動部材が配置されることなく、ボルト1は壁板12の内面を吸引された状態で滑動する。したがって、永久磁石77に吸着されたボルト1は近在の何らかの部材に干渉することなく、ボルト51の移動面が円弧状に確保された状態で、確実に移載部材54へ移載され、その後、受け部材39に移載され、装置としての動作信頼性が向上する。
図9は、本発明の実施例3を示す。
実施例2では、周回部材として円板75やアーム部材81が用いられているが、実施例3ではこれらに換えてチェーン形式とされている。4個のスプロケット82が壁板12の外側に取り付けられ、それに掛け渡したチェーン83に容器78が取り付けられ、その中に永久磁石77(図示していない)が収容してある。チェーン83の駆動は、図示していないが、いずれかのスプロケット82と同軸状態で取り付けたスプロケットにチェーン35を掛け渡すことによって行われる。
図9(B)と(C)は、チェーン83に容器78が結合されている状態を示している。連結軸で連ねられたチェーン部材84に容器78が溶接してある。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例2と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
以上に説明した実施例3の作用効果は、つぎのとおりである。
スプロケット82の個数や配置位置を選択することにより、チェーン83の掛け渡し形態が事由に選択できる。このため、壁板12の内面を滑動するボルト1の移動軌跡を適宜選択することができ、直進フィーダ38に対して最適の箇所からボルト供給を行うことができる。そして、ボルト1の移動軌跡の選択性が向上するので、壁板12の内面を滑動するときに、ボルト1は近在の何らかの部材に干渉することを避けることができ、確実に移載部材54を経て受け部材39に移載され、装置としての動作信頼性が向上する。
図10は、本発明の実施例4を示す。
実施例1では、ボルト1の吸着箇所が円板19の外周面25に配置してあるが、実施例4ではこの吸着箇所が円板19の端面85に配置されている。そのために、前記空隙21は、図10(A)に示すように、固まり状のボルト1が進入できる広さとされている。そして、ボルト1をできるだけ高い箇所へ移動させるために、永久磁石27は外周面25に近い箇所の端面85に向けて配置してある。永久磁石27の極性や磁力線は図6(D)に示したものと同様である。
ボルト1は、ほぼ鉛直方向の姿勢とされた端面85に吸着されているので、移載部材54の構造は、図7に示した実施例2と同じである。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例2や実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
円板19が回転すると、ボルト1は分離端縁部71によって削ぎ取られるようにして分離端縁部71を乗り越えて吸着箇所から分離する。そのボルト1は、移送板66上に落下し傾斜面68を経て切欠き開口69から受け部材39上に移載される。
実施例4の作用効果は、実施例1の作用効果と同じである。
上記各実施例の作用効果は、部品供給装置についてのものであるが、部品供給方法についての作用効果も部品供給装置と同じである。
上述のように、本発明の供給装置や方法によれば、部品を確実にしかも効率よく搬送し、装置構造を簡素化できる。したがって、自動車の車体ねじ締め工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
1 ボルト、部品
2 軸部
3 頭部
7 頭部
8 軸部
9 貯留容器
10 底部材
12 壁板
13 壁板
14 壁板
15 壁板
16 低部位
19 円板、周回部材
21 空隙
25 外周面
27 永久磁石、吸引手段
38 直進フィーダ、移送手段
39 受け部材
41 選別部材
54 移載部材
66 移送板、移送部
71 端部、分離端縁部
75 円板、周回部材
77 永久磁石、吸引手段
81 アーム部材、周回部材
83 チェーン、周回部材

Claims (2)

  1. 部品を貯留する貯留容器と、
    前記貯留容器の外側において、貯留容器を形成する壁板の外側面に沿わせた状態で設けられているとともに、貯留容器からの部品を目的箇所へ移送する移送手段と、
    駆動手段で動作する無端状の周回部材と、
    前記周回部材に取り付けられ、貯留容器に収容された部品を吸引した状態で移動させる吸引手段と、
    静止部材に結合され、前記吸引手段に吸引された部品を前記移送手段へ移載する移載部材を備えており、
    前記移載部材には、少なくとも前記吸引手段に吸引されて移動してきた部品を吸着箇所から強制的に分離するとともに、静止状態で待機している分離端縁部と、分離された部品を載置して前記移送手段へ移送する移送部が設けられ、
    前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品が分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行するように、吸引手段に吸引されている部品と分離端縁部の相対位置が設定されていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 部品を貯留する貯留容器と、
    前記貯留容器の外側において、貯留容器を形成する壁板の外側面に沿わせた状態で設けられているとともに、貯留容器からの部品を目的箇所へ移送する移送手段と、
    駆動手段で動作する無端状の周回部材と、
    前記周回部材に取り付けられ、貯留容器に収容された部品を吸引した状態で移動させる吸引手段と、
    静止部材に結合され、前記吸引手段に吸引された部品を前記移送手段へ移載する移載部材を備えており、
    前記移載部材には、少なくとも前記吸引手段に吸引されて移動してきた部品を吸着箇所から強制的に分離するとともに、静止状態で待機している分離端縁部と、分離された部品を載置して前記移送手段へ移送する移送部が設けられ、
    前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品が分離端縁部を乗り越えて移送部へ移行するように、吸引手段に吸引されている部品と分離端縁部の相対位置が設定されている部品供給装置を準備し、
    静止している前記分離端縁部に対して移動してきた部品を一時的に押し当てるとともに、前記吸引手段を周回部材の進行方向に移動させることにより、部品を吸着する吸引力を低下させ部品を吸引手段の進行側へ牽引して、部品が分離端縁部を乗り越えて前記移送部へ移行し、その後、前記移送手段へ移載されることを特徴とする部品供給方法。
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