JP2016055429A - 部品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数個の部品を効率よく円滑に搬送し、装置構造を簡素化すること。
【解決手段】貯留容器9の底部材10の端部近傍に低部位16を形成する。この低部位16に待機している部品1を上昇させるリフト部材22を貯留容器9の内壁に沿って昇降できる状態で配置する。リフト部材22によって上昇した部品1が移載されて部品1を目的箇所へ移送する移送手段29が設けられ、部品1が移送手段29に移載される箇所がリフト部材22の上昇位置の近傍に設定されている。絡み合った部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段28または低部位側へ押し出す押出し手段56が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】貯留容器9の底部材10の端部近傍に低部位16を形成する。この低部位16に待機している部品1を上昇させるリフト部材22を貯留容器9の内壁に沿って昇降できる状態で配置する。リフト部材22によって上昇した部品1が移載されて部品1を目的箇所へ移送する移送手段29が設けられ、部品1が移送手段29に移載される箇所がリフト部材22の上昇位置の近傍に設定されている。絡み合った部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段28または低部位側へ押し出す押出し手段56が設けられている。
【選択図】図3
Description
この発明は、貯留容器に収容されている部品をリフト部材で上昇させて移送手段に移載し、この移送手段によって部品を目的箇所へ供給する部品供給装置に関している。
特開2002−362751号公報には、容器の底部に貯留されている部品をリフト棒で上昇させて待機容器に移し、待機容器内の部品個数が所定数に達したら、作業者が待機容器の蓋を開けて部品を取り出すことが記載されている。
上記特許文献に記載されている技術は、リフト棒が、内棒が中空管に挿入された二重構造になっていて、部品を上昇させるときには、内棒が中空管から後退した位置にあり、上昇しきった位置で内棒が進出して部品を待機容器内へ転落させるものである。
このような構造であると、1回のリフト棒上昇時に1個の部品だけが上昇することとなり、搬送効率が向上しない、という問題がある。また、二重構造式のリフト棒であるから、それを作動させる機構が複雑になり、装置のコンパクト化にとって不利である。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、複数個の部品を効率よく円滑に搬送し、装置構造を簡素化できる部品供給装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、
ワッシャ付きボルト、六角形頭部およびフランジを備えたボルト、頭部付き軸状部品、溶着用突起付きプロジェクションナットなどのように、角張った突起形状部を備えていて、部品同士が絡み合いや突っ張り合いをする部品が供給の対象とされ、
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置し、リフト部材によって上昇した部品が移載されて部品を目的箇所へ移送する移送手段が設けられ、部品が移送手段に移載される箇所がリフト部材の上昇位置の近傍に設定され、
貯留容器内の部品同士が絡み合った状態の部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段または前記部品群の一部を低部位側へ押し出す押出し手段が設けられていることを特徴とする部品供給装置
である。
ワッシャ付きボルト、六角形頭部およびフランジを備えたボルト、頭部付き軸状部品、溶着用突起付きプロジェクションナットなどのように、角張った突起形状部を備えていて、部品同士が絡み合いや突っ張り合いをする部品が供給の対象とされ、
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置し、リフト部材によって上昇した部品が移載されて部品を目的箇所へ移送する移送手段が設けられ、部品が移送手段に移載される箇所がリフト部材の上昇位置の近傍に設定され、
貯留容器内の部品同士が絡み合った状態の部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段または前記部品群の一部を低部位側へ押し出す押出し手段が設けられていることを特徴とする部品供給装置
である。
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置してあるから、リフト部材は貯留容器の端部に沿って昇降し、貯留容器の部品収容量をできるだけ多くすることができる。つまり、低部位が底部材の端部近傍に位置しているので、リフト部材も貯留容器の端部に寄せ付けて配置することができ、これに伴って部品収容スペースの拡大が実現する。
リフト部材は、貯留容器の内壁に沿って昇降するので、リフト部材の上面に載った部品は内壁を擦るか、または内壁との間にわずかな隙間をおいて上昇する。このため、部品はリフト部材の上面に載った状態が維持されて、部品は確実に移送手段に移載され、装置としての動作信頼性が向上する。そして、リフト部材の部品載置面を大きく設定することにより、多数の部品を一度の上昇動作で移送することができて、搬送効率の向上が図れる。
さらに、リフト部材は貯留容器の内壁に沿って昇降するので、低部位に待機している部品を確実に上昇させることができ、また、部品群をかき分けるようにして上昇するリフト部材の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材がエアシリンダで昇降するような場合であれば、エアシリンダの小型化にとって有効である。
部品が移送手段に移載される箇所が、リフト部材の上昇位置の近傍に設定されているので、移送手段への部品移載が確実に行える。同時に、直進フィーダのような細長い移送手段を貯留容器の側面に沿わせて配置することができるので、装置全体のコンパクト化にとって効果的である。
例えば、部品がうずたかく積み上げられた鉄製のボルトのような場合であると、ねじ山の谷部に他のねじ山の山部が合致したり、頭部の角部がねじ山の谷部に食い込んだり、頭部の下面同士が密着したり、ボルトの自重が作用したりして種々な絡み合い形態となるので、多数のボルトが絡み合って拘束されたような一体化された部品群となる。このように結束状態になっている部品の一部を、磁石などの吸引手段で低部位側へ吸引することにより、部品群の一部に崩れ現象が発生する。
このように結束状態となっている部品群の一部が崩れて解きほぐされ、それに連続して連鎖的に解きほぐし動作が拡大し、吸引手段に近い領域の非拘束状態の範囲が広くなる。このようにして、絡み合った部品群の一部を低部位側へ吸引し、部分的な解きほぐしによって部品を低部位で待機させることが実現し、部品の移動促進がなされる。
このようにして部品を低部位に確実に待機させることができるので、上記リフト部材で部品を目的箇所へ供給することが、高い信頼性のもとで達成される。
さらに、低部位に待機させてある部品を移動させるものであるから、うずたかく積み上げられた部品群をかき分けるようにして上昇させることが回避される。したがって、リフト部材の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材がエアシリンダで昇降するような場合であれば、エアシリンダの小型化にとって有効である。
上述のような吸引手段ではなく押出し手段であると、結束状態の部品群の一部に押出し力が作用し、この部分の部品に崩れ現象が発生する。
このように結束状態となっている部品群の一部が崩れて解きほぐされ、それに連続して連鎖的に解きほぐし動作が拡大し、押出し手段に近い領域の非拘束状態の範囲が広くなる。このようにして、絡み合った部品群の一部を低部位側へ移動させ、部分的な解きほぐしによって部品を低部位で待機させることが実現し、部品の移動促進がなされる。
このようにして部品を低部位に確実に待機させることができるので、リフト部材で部品を目的箇所へ供給することが、高い信頼性のもとで達成される。
さらに、低部位に待機させてある部品を移動させるものであるから、うずたかく積み上げられた部品群をかき分けるようにして上昇させることが回避される。したがって、リフト部材の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材がエアシリンダで昇降するような場合であれば、エアシリンダの小型化にとって有効である。
つぎに、本発明の部品供給装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図8は、本発明の実施例1を示す。
最初に、対象部品について説明する。
図18に対象部品が示されている。同図(A)は、ワッシャ付きボルトである。ボルト1は、軸部2と頭部3によって構成されている。そして、頭部3は、軸部2よりも大径の六角部3Aとワッシャ3Bによって構成されている。ワッシャ3Bは軸部2の小径部5に組み付けられて、軸部2から抜けることなく、ぐらぐらと動くことが許容されている。
また、図18(B)に示すものは、頭部3が、六角部3Aと六角部3Aと一体に成型されたフランジ6によって構成されている。なお、軸部2に雄ねじが加工してあり、図18(A)と(B)にだけ雄ねじが図示してあり、他の図では雄ねじの図示は省略してある。
図18(C)は、短い円筒型の頭部7と雄ねじのない軸部8によって構成された頭部付き軸状部品である。上記3種類の部品は、いずれも鉄製である。これらの部品以外のものとして、四角くて四隅に溶着用突起が形成されたプロジェクションナットを対象とすることができる。このようなプロジェクションナットも、上記ワッシャ付きボルトと同様に角張った突起形状部を備えた部品である。
対象部品としては、上述のように種々なものがあるが、ここでは、図18(A)に示したワッシャ付きボルト1である。
つぎに、貯留容器について説明する。
多数のボルト1が収容される貯留容器9は、真上から見て四角い形の箱状とされている。ステンレス鋼製の四角い板材で作られた底部材10の四辺にステンレス鋼製の壁板12、13、14および15が溶接してある。
貯留容器9の底部材10の端部近傍に、低部位16が形成してある。この低部位16は図1の右上に配置してある。そのために、図1の右方に向かって低くなる第1傾斜面17と、図1の上方に向かって低くなる第2傾斜面18が形成してある。第1傾斜面17と第2傾斜面18は途中から傾斜が急になっているので、折れ線19が現れている。第1傾斜面17と第2傾斜面18が複合することによって、壁板12と壁板15がなす四角い貯留容器9の隅角部分に低部位16が形成される。
図示していないが、貯留容器9に開閉蓋を設けて、鉄屑などの不純物がボルト1に混入しないようにすることが望ましい。
つぎに、リフト部材について説明する。
底部材10の右上隅の箇所に四角い通過孔20が開けられている。リフト部材22は、分厚い板材を細長く形成した部材で構成され、ほぼ鉛直方向に昇降するようになっている。リフト部材22の上面にボルト1を載置する載置面23が形成されている。この載置面23は水平面でもよいが、ボルト1がこぼれ落ちるのを防止するために、壁板15側が低くなるような平坦な傾斜面とされている。この傾斜角θが図3に示してある。なお、リフト部材22は、非磁性材料であるステンレス鋼で作られている。
載置面23は、リフト部材22が最下位に位置しているときに、図3や図5(A)に示すように、傾斜した底部材10(第2傾斜面18)と連続した状態になっている。こうすることにより、低部位16に移動してきたボルト1が載置面23上に待機するようになっている。
リフト部材22は、貯留容器9の内壁に沿って昇降できる状態で配置してあり、ここでは壁板15と壁板12の内面に沿って昇降する。壁板15と壁板12の内面に沿って昇降するというのは、リフト部材22の外側面が壁板15と壁板12の内面に擦れながら昇降するか、またはリフト部材22の外側面が壁板15と壁板12の内面との間にわずかな空隙をおいて昇降することを意味している。そして、載置面23の広さによって載置されるボルト1の個数が定められる。図示の場合は、3個である。
リフト部材22を昇降させるエアシリンダ24が壁板12に固定され、リフト部材22の下端に結合された支持板25に、エアシリンダ24のピストンロッド26が結合してある。エアシリンダ24が進退出力をすることによって、リフト部材22が昇降動作をする。
つぎに、ボルト同士の絡み合いについて説明する。
図6(A)は、ボルト同士の絡み合い状態を示している。多数のボルト1が貯留容器9に収容されると、ボルト1のねじ山に軸部2の端部の角部が食い込んだり、フランジ6同士が重なり合ったり、ねじ山の谷部に山部が合致したり、ボルト1の重量が作用したりなどが要因になって、種々な絡み合いや、突っ張り合いが生じるので、第1傾斜面17や第2傾斜面18の傾斜が付与してあっても、低い方へ滑動することが不可能となる場合がある。
このような現象は上記の絡み合いや突っ張り合いによってときどき発生し、一旦発生すると、多数のボルト1が絡み合って拘束されたような部品群になる。このような状態になると、図6(B)に示すように、ボルト1が存在しない空域27が形成され、リフト部材22の載置面23にボルト1が待機しない現象が発生し、ボルト1の移送が不可能となる。
このようないわゆるロックされた現象を防止するために、ボルト1同士が絡み合った部品群の一部を、低部位16側へ吸引する吸引手段または部品群の一部を低部位16側へ押し出す押出し手段が設けられている。
図7は、吸引手段の事例である。リフト部材22に永久磁石28が埋め込んであり、その高さ位置は、リフト部材22が最も上昇したときに、ボルト1を低部位16に引きつけることができる位置とされている。つまり、リフト部材22が最上位に位置しているときに、永久磁石28が第2傾斜面18の近くに待機するようになっている。
図7に示す位置に永久磁石28が停止すると、拘束状態になっているボルト1が永久磁石28の方へ引きつけられるので、空域27の領域へ移動し、拘束状態となっている部品群の一部が解きほぐされる。それに連続して連鎖的に解きほぐし動作が拡大し、永久磁石28に近い領域の非拘束状態の範囲が広くなる。このようにして、絡み合った部品群の一部を低部位16側へ吸引し、部分的な解きほぐしによってボルト1の待機を行わせ、さらに、解きほぐされた範囲が拡大され、リフト部材22に空動作のない確実な移送が実現する。
なお、図7に2点鎖線で示すように、永久磁石28を壁板15の外側に配置することも可能である。
一方、図8は、押出し手段の事例である。貯留容器9の外側にエアシリンダ55が取り付けられ、このエアシリンダ55で進退する押出し部材56が貯留容器9内に突出できるように配置してある。ここでは、押出し部材56はエアシリンダ55のピストンロッドによって形成されている。図示していないが、押出し部材56の先端に押出し板を溶接し、この板の広い表面で多数のボルト1に押出し力を作用させることも可能である。
拘束状態になっている部品群に向かって押出し部材56が強制的に進出すると、ボルト同士の絡み合いや突っ張り合いが崩されて押出し部材56の延長方向側のボルト拘束が解きほぐされる。このような解きほぐしによって、ボルト1が強制的に押し出されながら第1傾斜面17を滑降し、空域27の領域へボルト1を到達させ、載置面23上でのボルト1の待機がなされる。
つぎに、移送手段について説明する。
移送手段は、リフト部材22で持ち上げられたボルト1を目的箇所へ移送するものであり、下り傾斜を利用してボルト1を滑降させるものや、振動を利用して移送するものなど、種々な形式のものが採用できる。ここでは、後者の振動式の直進フィーダである。
移送手段である直進フィーダは、符号29で示されている。直進フィーダ29は、その長手方向を平たくて真っ直ぐな壁板15の外側面に沿わせて配置してある。直進フィーダ29は、ボルト1が移載される受け部材30と、それに連続する吊り下げ部材31と、この吊り下げ部材31に連続する選別部材32が直線的に配列されている。そして、選別部材32から目的箇所へボルト1を供給するか、または吊り下げ部材31と同様な吊り下げ部材33を経て目的箇所へ供給される。
図4に示すように、細長い基部材35上に、支持部材36、37、38および39を介して受け部材30、吊り下げ部材31、選別部材32および吊り下げ部材33がボルト付けなどで結合してある。基部材35は、斜めに配置した2つの板ばね40によって静止部材41の上位に配置してあり、電磁石42で基部材35に上下方向の振動を付与することにより、図4左方への送出力成分が形成されてボルト移送がなされる。
受け部材30の中央にボルト1を集中させるために、左右に中央が低くなった傾斜面43を形成して浅いV字型断面部44としてある。そして、ボルト1が移載される箇所、すなわちV字型断面部44は、リフト部材22の上昇位置の近傍に配置してある。図3、図5および図7に示すように、リフト部材22が最上位に位置すると、載置面23とV字型断面部44は壁板15を間にして隣り合った位置関係となる。
吊り下げ部材31は、図5(B)に示すように、一対の平行なレール部材45の滑動面46にワッシャ3Bの下面、すなわち頭部3の下面が滑動できる状態で支持されている。そして、軸部2がレール部材45の間を吊り下げ状態で通過するようになっている。両レール部材45はその下部が結合部材47で一体化してある。
つぎに、転落構造部について説明する。
部品供給の工程箇所においては、正常な長さの正常ボルト1Aや、長すぎる過長ボルト1Bや、短すぎる過短ボルト1Cなどが近在した箇所で移送されることがあり、何らかの原因、例えば、作業者が過長ボルト1Bや過短ボルト1Cを誤って正常ボルト1Aに混入することがある。このような異常混入が発生したときに備えて、選別部材32が吊り下げ部材31に連続した状態で配置してある。また、正常ボルト1Aが上下逆向きになっていたり、正しく吊り下げ状態になっていなかったりすると、異常姿勢で搬送される恐れがあるので、このような場合にも正常ボルト1Aを排除する必要がある。
この選別部材32が中核的な部材になって、頭部付き軸状部品の転落構造部が形成されている。
選別部材32は、異常長さのボルト1Bや1Cを貯留容器9内へ転落させたり、異常姿勢の正常ボルト1Aを転落させたりする構造部分であり、そのために図5に示すように、選別部材32の左側が開放されている。この開放は、開放空間48に向かってなされている。それとともに、壁板15の上部に切欠き部15Aを設けて、異常長さのボルト1B、1Cが貯留容器9内へ転落できるようになっている。このように、レール部材45によって吊り下げ状態で搬送されてきたボルト1の長さが異常であるときに、レール部材45から異常部品を転落によって除去するようになっている。
図5(C)に示すように、頭部3の下面(ワッシャ3Bの下面)が滑動する平坦な第1滑動面32Aと、軸部2の下端部(下端面)が滑動する平坦な第2滑動面32Bが形成され、両滑動面32Aと32Bの上下方向の間隔を軸部2の長さと同じにしてある。そして、軸部2の中心軸線が第2滑動面32Bのほぼ中央部を通過しているのに対して、第1滑動面32Aは軸部2の中心軸線から傾斜している側にずれた箇所に配置してある。こうすることにより、頭部3の下面と軸部2の下端部が、それぞれ同時に第1滑動面32Aと第2滑動面32Bを滑動する。
そして、異常長さのボルト1B、1Cは、図5(D)や(E)の矢線で示す方向に転落する。一方、選別部材32は、この転落方向とは反対側に傾斜させた姿勢で配置してある。つまり、鉛直線O−Oに対して選別部材32の上側が右方に傾けてある。
正常ボルト1Aは、頭部3の下面と軸部2の下端部がそれぞれ同時に第1滑動面32Aと第2滑動面32Bを滑動できるように支持されているので、図5(C)に示すように、右側へもたれかかったような安定した状態で、そのまま移送され吊り下げ部材33へ移載される。
上述のように、頭部3の下面と軸部2の下端部がそれぞれ同時に第1滑動面32Aと第2滑動面32Bを滑動しているので、直進フィーダ29の振動が正常ボルト1Aに加えられても、転倒するようなことがなく安定した移送がなされる。
過長ボルト1Bが選別部材32に移載されると、頭部3が第1滑動面32Aから浮上した位置におかれるので、ボルト1Bの起立状態が不安定になり、そこへ振動が加算されて矢線の方へ倒れるようにして転落する。また、過長ボルト1Bはその上側が、鉛直線O−Oよりも右側にわずかに傾いているが、上記の不安定状態と振動によって転落する。選別部材32の傾斜角をもう少し立てた状態にして、過長ボルト1Bが鉛直線O−Oよりも左側にわずかに傾くようにして、転落しやすくすることも可能である。
このように過長ボルト1Bが不安定になるのは、図5(D)に示すように、頭部3の外周部が選別部材32の上方部分に接触して、この接触箇所からも振動が頭部3に伝達されるとともに、頭部3と第1滑動面32Aとの間に空間ができるためである。
過長ボルト1Bの軸部2の下端部が第2滑動面32Bに受け止められ、頭部3が第1滑動面32Aから浮上していると、搬送力が過長ボルト1Bに作用することにより、頭部3が搬送方向の後方側に傾いて頭部3の角部が第1滑動面32Aに受け止められ、軸部2の下端部の角部は第2滑動面32B上に接触して、頭部3の角部が第1滑動面32Aを引きずるようにして移動することがある。すなわち、搬送方向の後方側に過長ボルト1Bが傾き、軸部2の下端部が頭部3よりも先行した傾斜状態になる。このような傾斜状態は、過長ボルト1Bの頭部下面と軸部下端部においてそれぞれ第1滑動面32Aと第2滑動面32Bで滑動可能な状態で受け止める状態ではない。したがって、過長ボルト1Bの支持安定性が維持できなくなり、選別部材32から転落する。
上記のような傾斜状態においては、頭部3の角部が第1滑動面32Aの軸部2側の開放側角部11に当たるので、選別部材32の開放側に向かう力が頭部3に作用する、という現象がある。このような力成分によって確実な転落がなされる。
搬送方向における過長ボルト1Bの傾き方向が、上記の方向とは逆になる場合もある。この場合も、頭部3の角部が開放側角部11に当たるので、選別部材32の開放側に向かう力が頭部3に作用し、この力成分によって確実な転落がなされる。
過短ボルト1Cが選別部材32に移載されると、頭部3が第1滑動面32Aよりも低い位置におかれるので、ボルト1Cの起立状態が不安定になり、そこへ振動が加算されて矢線の方へ倒れるようにして転落する。また、過短ボルト1Cはその上側が、鉛直線O−Oよりも左側にわずかに傾いているので、転落しやすくなっている。このように過短ボルト1Cが不安定になるのは、図5(E)に示すように、頭部3の外周部が選別部材32の上方部分32Cに接触して、鉛直方向よりもさらに左側に傾いた姿勢になるためである。
正常ボルト1Aの長さが替えられた場合には、選別部材32を支持部材38から取り外し、第1滑動面32Aと第2滑動面32Bの間隔長さが異なった選別部材32に取り替える。こうすることにより、長さの異なった正常ボルト1Aに柔軟に対応することができる。
例えば、受け部材30を基部材35に結合する場合には、図示していないが、基部材35の下側から挿入した固定ボルトを、支持部材36を貫通させて受け部材30にねじ込むことが1つの方法である。同様にして、選別部材32も受け部材30と同様な固定ボルトで着脱することができるので、正常ボルト1Aの長さが替わった場合への対応は簡単に行える。
吊り下げ部材31から選別部材32へ円滑にボルト1が移載されるようにするために、壁板15側のレール部材45が他方の側のレール部材45よりも長さL(図1参照)の分だけ長く設定してある。図5(B)に示すように、吊り下げ状態で移送されてきたボルト1は、長さLの差があるので、このLの箇所に差しかかると、壁板15から遠い側のレール部材45が先に途切れる。このため、ボルト1は壁板15側が高くなるように傾斜する。このような傾斜によって外側に傾いている選別部材32に沿うような状態で移載される。つまり、図5(C)に示すように、正常ボルト1Aが滑らかに選別部材32へ移行する。
もし、何らかの原因で吊り下げ部材31上をボルト1が横向きになって移送されたり、頭部3が下側になって移送されたりすると、正しい吊り下げ状態ではないので、ボルト1は吊り下げ部材31から選別部材32側へ転落し選別部材32の一部に衝突する。これによってボルト1は弾かれ、貯留容器9内へ転落する。
このように、吊り下げ部材31上のボルト姿勢が異常であったり、ボルトの長さが過長や過短であったりすると、それらは全て貯留容器9内へ転落し、図5(C)に示す状態の正常ボルト1Aだけが通過することとなり、異常ボルトを確実に排除できる。換言すると、図5(C)に示すように、頭部3の下面が第1滑動面32A上を滑動し、軸部2の下端部が第2滑動面32B上を滑動し、これら両滑動が同時になされている場合だけ、正常ボルト1Aの通過が許される。
つぎに、選別部材以降の構成を説明する。
選別部材32以降は受け箱に入れたり、図示のような吊り下げ部材33へ移送したりする。ここでは、吊り下げ部材33から計数ユニット49で所定個数のボルト通過がなされ、待機ボックス50に蓄積され、同ボックス50の蓋を開けて所定個数のボルト1を取り出すようになっている。
計数ユニット49の構成例としては種々なものがある。ここでは、一対の規制部材52、54を進退させるタイプである。エアシリンダ51で進退する規制部材52が進出して一番目のボルト1を停止させ、エアシリンダ53で進退する規制部材54が後退位置で待機している。規制部材54が進出して二番目のボルト1の移動を停止し、次いで規制部材52が後退すると、一番目のボルト1だけが待機ボックス50内へ転落する。
その後、規制部材52が再び進出するのと同時に規制部材54が後退すると、二番目にあったボルト1が一番目の位置に停止させられて、上記のような順序で2個目のボルト転落がなされる。
ボルト1が直進フィーダ29から外側へ転落することを防止するために、保護板21や34が設けてある。保護板21は、平面的に見て細長いL型であり、受け部材30の端面にボルト付けなどで固定してある。また、保護板34は選別部材32の背面にボルト付けなどで固定してある。
つぎに、ボルトの移送挙動について説明する。
図1、図2、図3および図5(A)に示すように、エアシリンダ24の動作でリフト部材22が最下位に位置しているときには、載置面23を含む低部位16に複数個のボルト1が待機した状態になっている。この状態でリフト部材22が上昇すると、載置面23上のボルト1が壁板15の内面(内壁)を擦りながら上昇し、載置面23がV字型断面部44と隣り合った位置で停止する。
載置面23はV字型断面部44側が低くなっているので、ボルト1は壁板15の上端部を通過してV字型断面部44上に移載される。
図5(A)に示すように、ボルト1はV字型断面部44上において、横向きや、頭部3が下側になった逆立ち状態や、斜め向きになった状態など、種々な姿勢になっている。これらのボルト1が振動でV字型断面部44上を移送されると、ボルト1がV字型断面部44の谷部に沿った姿勢となる。そのような状態で軸部2がレール部材45の間に自重で入り込むと、頭部3の下面が滑動面46で受止められ、ボルト1は首吊り状態になる。
このような首吊り状態で吊り下げ部材31を移動して選別部材32に移載され、正常ボルト1Aは図5(C)に示す状態で移送され、過長ボルト1Bや過短ボルト1Cは図5(D)や(E)に示すように矢線の方へ転落する。このようにして正常ボルト1Aだけが計数ユニット49を通過して待機ボックス50に送られる。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記の永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述のリフト部材の進退動作や計数ユニットなどの動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
低部位の部品のリフト上昇に関する作用効果は、つぎのとおりである。
貯留容器9の底部材10の端部近傍に低部位16を形成し、この低部位16に待機しているボルト1を上昇させるリフト部材22を貯留容器9の内壁に沿って昇降できる状態で配置してあるから、リフト部材22は貯留容器9の端部に沿って昇降し、貯留容器9の部品収容量をできるだけ多くすることができる。つまり、低部位16が底部材10の端部近傍に位置しているので、リフト部材22も貯留容器9の端部に寄せ付けて配置することができ、これに伴って部品収容スペースの拡大が実現する。
リフト部材22は貯留容器9の内壁に沿って昇降するので、リフト部材22の上面である載置面23に載ったボルト1は内壁を擦りながら上昇する。このため、ボルト1はリフト部材22の載置面23に載った状態が維持されて、ボルト1は確実に移送手段である直進フィーダ29に移載され、装置としての動作信頼性が向上する。そして、リフト部材22の部品載置面を大きく設定することにより、多数のボルト1を一度の上昇動作で移送することができて、搬送効率の向上が図れる。
さらに、リフト部材22は貯留容器9の内壁に沿って昇降するので、低部位16に待機しているボルト1を確実に上昇させることができ、また、部品群をかき分けるようにして上昇するリフト部材22の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材22の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材22がエアシリンダで昇降するような場合であれば、エアシリンダの小型化にとって有効である。
ボルト1が直進フィーダ29に移載される受け部材30が、リフト部材22の上昇位置の近傍に設定されているので、直進フィーダ29へのボルト移載が確実に行える。同時に、直進フィーダ29のような細長い移送手段を貯留容器9の側面に沿わせて配置することができるので、装置全体のコンパクト化にとって効果的である。
リフト部材22は、四角い形状の貯留容器9の隅角部分、すなわち、壁板12と壁板15がなす隅角部分において昇降する。一方、直進フィーダ29の部品移送始点である受け部材30も前記隅角部分に隣接して配置してある。したがって、直進フィーダ29の長手方向で見た端部が貯留容器9の端部に隣接した位置関係になっているため、直進フィーダ29を貯留容器9にぴったりと沿わせたような組み合わせが成立して、装置のコンパクト化が促進される。
移送手段を直進フィーダ29のような細長いユニットで構成し、それを貯留容器9の真っ直ぐな横側面に沿わせて配置することにより、貯留容器9と直進フィーダ29との一体化が最小限のスペース取りで達成でき、装置のコンパクト化にとって効果的である。
リフト部材22を昇降させるエアシリンダ24が貯留容器9の外壁面に取り付けてあるので、エアシリンダ24と貯留容器9の一体化が最小限のスペース取りで達成でき、装置のコンパクト化にとって効果的である。このエアシリンダ24は、リフト部材22の昇降手段であり、エアシリンダ24に換えて進退出力式の電動モータにすることも可能である。
部品の絡み合い解除に関する作用効果は、つぎのとおりである。
部品がうずたかく積み上げられた鉄製のボルト1であるから、ねじ山の谷部に他のねじ山の山部が合致したり、頭部3の角部がねじ山の谷部に食い込んだり、頭部3の下面同士が密着したり、ボルト1の自重が作用したりして種々な絡み合いや突っ張り合いの形態となり、多数のボルト1が絡み合って拘束されたような一体化された部品群となる。このように結束状態になっているボルト1の一部を、磁石28などの吸引手段で低部位16側へ吸引することにより、部品群の一部に崩れ現象が発生する。
このように結束状態となっている部品群の一部が崩れて解きほぐされ、それに連続して連鎖的に解きほぐし動作が拡大し、吸引手段28に近い領域の非拘束状態の範囲が広くなる。このようにして、絡み合った部品群の一部を低部位16側へ吸引し、部分的な解きほぐしによってボルト1を低部位16で待機させることが実現し、ボルト1の移動促進がなされる。
このようにしてボルト1を低部位16に確実に待機させることができるので、昇降手段であるリフト部材22でボルト1を目的箇所へ供給することが、高い信頼性のもとで達成される。
さらに、低部位16に待機させてあるボルト1を移動させるものであるから、うずたかく積み上げられた部品群をかき分けるようにして上昇させることが回避される。したがって、リフト部材22の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材22の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材22がエアシリンダ24で昇降するような場合であれば、エアシリンダ24の小型化にとって有効である。
上述のような吸引手段28ではなく、押出し手段である押出し部材56であると、結束状態の部品群の一部に押出し力が作用し、この部分のボルト1に崩れ現象が発生する。
このように結束状態となっている部品群の一部が崩れて解きほぐされ、それに連続して連鎖的に解きほぐし動作が拡大し、押出し部材56に近い領域の非拘束状態の範囲が広くなる。このようにして、絡み合ったり突っ張り合ったりしている部品群の一部を低部位16側へ移動させ、部分的な解きほぐしによってボルト1を低部位16で待機させることが実現し、ボルト1の移動促進がなされる。
このようにしてボルト1を低部位16に確実に待機させることができるので、昇降手段であるリフト部材22でボルト1を目的箇所へ供給することが、高い信頼性のもとで達成される。
さらに、低部位16に待機させてあるボルト1を移動させるものであるから、うずたかく積み上げられた部品群をかき分けるようにして上昇させることが回避される。したがって、リフト部材22の上昇抵抗が軽減されて、リフト部材22の上昇駆動力が少なくてすむ。例えば、リフト部材22がエアシリンダ24で昇降するような場合であれば、エアシリンダ24の小型化にとって有効である。
吸引手段である永久磁石28が、リフト部材22に埋め込んだような状態で配置されているので、永久磁石28の上下方向の取り付け位置を選定して、リフト部材22の昇降動作に連動させて永久磁石28を最適の位置に待機させることができる。すなわち、リフト部材22が最上位に上昇しているときに、永久磁石28が低部位16に接近した位置に置かれていることにより、ボルト1をボルト1の結束群から遊離させて低部位16に引き込むことができ、リフト部材22が最下位に降下したときに、載置面23上にボルト1を確実に待機させることが可能となる。
選別部材に関する作用効果は、つぎのとおりである。
上記のように、選別部材32には、頭部3の下面と軸部2の下端部が同時に滑動する第1滑動面32Aと第2滑動面32Bが形成されており、しかも選別部材32は異常長さのボルトの転落方向とは反対側に傾斜した状態でレール部材45に連続させてある。このため、正常長さのボルト1は、頭部3の下面と軸部2の下端部が第1滑動面32Aと第2滑動面32Bに対して同時に滑動、すなわち両滑動面で同時に支持される。そして、選別部材32には上記のような方向の傾斜が付与してある。したがって、正常ボルト1Aは両滑動面の2箇所における支持と、上記傾きによって安定した姿勢が維持され、確実な移送がなされる。つまり、異常長さのボルト1B、1Cを選別部材32から転落させるために、転落側が開放された形態になっているが、正常ボルト1Aは転落の恐れが全くない状態で搬送される。
過長ボルト1Bがレール部材45から選別部材32に移送されてくると、軸部2の下端部は第2滑動面32Bに接触するが、頭部2は第1滑動面32Aから上方に離れた位置におかれる。このため、過長ボルト1Bの起立安定性が低下し、そこへ搬送用の振動が加算されたりすると、起立状態を維持することが不可能となり、選別部材32の傾斜方向とは反対側へ倒れるようにして転落する。
過長ボルト1Bのように軸部2の下端部が第2滑動面32Bに受け止められ、頭部3が第1滑動面32Aから浮上していると、搬送力が過長ボルト1Bに作用することにより、頭部3が搬送方向の後方側に傾いて頭部3の角部が第1滑動面32Aに受け止められ、軸部2の下端部の角部が第2滑動面32Bに接触して、頭部3の角部が第1滑動面32Aを引きずるようにして移動することがある。すなわち、搬送方向の後方側に過長ボルト1Bが傾き、軸部2の下端部が頭部3よりも先行した傾斜状態になる。このような傾斜状態は、ボルトの頭部下面と軸部下端部においてそれぞれ第1滑動面32Aと第2滑動面32Bで滑動可能な状態で受け止める状態ではない。したがって、過長ボルト1Bの支持安定性が維持できなくなり、選別部材32から転落する。
上記のように、過長ボルト1Bが搬送方向に傾くと、頭部3が第1滑動面32Aの開放側角部11に当たるので、頭部3は選別部材32の開放側、すなわち開放空間48の方へ押し出されるような状態になり、これによって過長ボルト1Bの転落がなされる。
過短ボルト1Cがレール部材45から選別部材32に移送されてくると、軸部2の下端部は第2滑動面32Bに接触するが、頭部3は第1滑動面32Aよりも低い箇所の選別部材32の横側面32Cに接触し、過短ボルト1Cの起立安定性が低下し、そこへ搬送用の振動が加算されたりすると、起立状態を維持することが不可能となり、選別部材32の傾斜方向とは反対側へ倒れるようにして転落する。
また、過短ボルト1Cが選別部材32に移載される過渡期に、頭部3が第1滑動面32Aの開放側角部11に接触すると、過短ボルト1Cは開放側角部11で弾かれるようにして転落する。
正常ボルト1Aが横向きになったり、頭部3が下側になったりした状態で選別部材32に到達した場合には、主に開放側角部11に当たって弾かれた状態で転落する。
図9〜図11は、本発明の実施例2を示す。
実施例2は、貯留容器に仕切り制御部材を設けて、貯留容器を第1貯留空間と第2貯留空間に区分する形式のものである。
底部材10は、図9の右側に向かって低くなる第1傾斜面17と、上側に向かって低くなる第2傾斜面18によって形成され、両傾斜面の境界部に1本の折れ線19が対角線方向に現れている。
貯留容器9を第1貯留空間9Aと第2貯留空間9Bに区分けする仕切り制御部材60が設けられている。この仕切り制御部材60は、鋼板やステンレス鋼板のような素材で作られた平たい板状の部材で構成されている。あるいは、金網やパンチメタルのような平たい部材で構成してもよい。ここでは、ステンレス鋼板であり、その両端が壁板12と14の内面にボルト付けまたは溶接で固定されている。
第1貯留空間9Aは、外部から補給されたボルト1を大量に貯留する空間とされ、第2貯留空間9Bは、リフト部材22によって上昇させられるボルト1を第1貯留空間9Aの大量の部品よりも少量化した待機空間とされている。図9から明らかなように、できるだけ大量のボルト1を貯留するために、平面的に見た第1貯留空間9Aの領域が第2貯留空間9Bの領域よりも広くしてある。
仕切り制御部材60の下端部と底部材10の間に、第1貯留空間9Aから第2貯留空間9Bに向かうボルト1同士が絡み合って第2貯留空間9Bへのボルト移動量を制限する通過部61が形成されている。この通過部61の形成の仕方としては種々なものがある。図10に示すように、上下方向の幅が一定の寸法とされた細長い板材を所定の高さに取り付けて、板材の下縁部60Aと底部材10との間に開口空間が形成され、それが通過部61とされている。
ボルト1は、雄ねじ形成により表面がぎざぎざになっていたり、ワッシャ3Bがぐらぐらしていたり、あるいは頭部3が角張っていたりするので、多数のボルト1が通過部61を通過するときには、ボルト同士の各部が絡み合いや突っ張り合いをして、通過部61を滑らかに通過することが困難になる。このような通過困難さを付与することにより、第1貯留空間9Aから第2貯留空間9Bへのボルト移動量を制限している。
図11の矢線62に示すように、作業者が第1貯留空間9Aに補給した多数のボルト1は、該空間9Aを満杯にしているが、第2貯留空間9B側は、通過部61における通過制限によって、そこに待機しているボルト個数が第1貯留空間9Aの貯留量よりも大幅に少なくなっている。このように少量化された第2貯留空間9Bのボルト1がリフト部材22によって、移送手段である直進フィーダ29に移載されて待機個数が減少すると、通過部61におけるボルト1同士の絡み合いや突っ張り合いが緩むために、第2貯留空間9B側へ補充される。
図10に示されている下縁部60Aは水平方向に直線状とされている。前述のように、多数のボルト1は通過部61で通過制限を受けるので、第2貯留空間9Bにおけるボルト1の積み上げ高さ、すなわち、待機個数は下縁部60Aの高さ位置によって設定される。
通過部61の開口形状は、部品の形状や大きさなどに応じて種々な形状とされる。図10に示すように、下縁部60Aが水平方向に直線状に伸びていて、通過部61の通過面積が十分な大きさになっている場合には、第1傾斜面17と第2傾斜面18の複合によって、ボルト1が低部位16に集中しすぎるので、図10に示すように、仕切り制御部材60の端部を下方に伸ばして規制片60Bが設けてある。この規制片60Bによって、通過部61の低部位16側を通過するボルト1の個数を減少させて、低部位16の待機ボルト量を低減させて、リフト部材22の上昇荷重を軽減している。
図10(B)に示した仕切り制御部材60は、水平方向の下縁部60Aの中央部から規制突片60Cを下方に伸ばしたもので、これによって第1貯留空間9Aから第2貯留空間9Bへのボルト移動量を適正化している。
図10(C)に示した仕切り制御部材60は、仕切り制御部材60の下縁を第1傾斜面17の傾斜に合わせた傾斜下縁部60Dとしたもので、この傾斜下縁部60Dによってボルトの通過量を増加させている。
また、図9に示すように、仕切り制御部材60は壁板13や壁板15と平行に配置してあるが、これを斜め方向に配置したり、湾曲させたり、あるいは屈曲させたりして、通過部61の通過量や第2貯留空間9Bのボルト貯留量を加減することができる。
上述のようにして、通過部61の開口形状を適宜選定して、第2貯留空間9Bのどの箇所にどの程度のボルト個数を待機させるかが選択できる。
選別部材32からボルト1が第2貯留空間9Bに転落するためには、そのための転落高さHが第2貯留空間9Bに形成されていなければならない。第2貯留空間9Bにおいては、ボルト1の待機個数が第1貯留空間9Aに比べてはるかに少量であるから、図11に示すように、転落高さHが確保できる。もし、第2貯留空間9Bのボルト量が第1貯留空間9Aのように満杯であると、十分な転落高さHが確保できないので、転落が勢いよくなされなかったり、転落したボルト1が跳ねて貯留容器9の外側にこぼれたりするのであるが、ここではそのような異常な現象は発生しない。
それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
以上に説明した実施例2の作用効果は、つぎのとおりである。
ボルト1は、角張った形状や雄ねじのようなぎざぎざした形状の部品であるから、通過部61を潜り抜けるときにボルト1同士が絡み合ったり突っ張り合ったりして滑らかな通過が困難な状態になる。通過部61でこのような通過制限を受けるので、第2貯留空間9Bに停滞するボルト量は、第1貯留空間9Aに貯留されているボルト量よりも大幅に少なくなる。第2貯留空間9Bはこのように少量化されたボルト1の待機空間としての機能を果たし、このために、リフト部材22によって上昇させられるボルト個数が過剰とならず、リフト部材22の上昇に必要な動力を減少させることができる。リフト部材22上昇用のエアシリンダ24の小型化や使用する圧縮空気の量を低減できて、経済的である。また、エアシリンダ24に換えて進退出力式の電動モータでリフト部材22を昇降させる場合には、使用電力の節減にとって効果的である。
換言すると、例えば、第1貯留空間9Aのように大量に貯留されたボルト1であると、大量のボルトの重量やボルト同士の絡み合いや突っ張り合いなどによる抵抗に打ち勝ってリフト部材22を押し上げる必要があるが、第2貯留空間9Bには少量化されたボルト1が待機しているので、リフト部材22の上昇抵抗が低減されるのである。
他方、第1貯留空間9Aでは、通過部61における通過制限によって、大量にボルト1を貯留する機能が確実に果たされ、第1貯留空間9Aの貯留空間を拡大しても、第2貯留空間9Bへの過剰供給といった悪影響を回避でき、また、第1貯留空間9Aへのボルト補給間隔が長期化できて、ボルトの補給管理の面で好都合である。
上述のようにして、第1貯留空間9Aにおけるボルト貯留量を大量化するとともに、第2貯留空間9Bにおけるボルト待機量を適正に少量化することが実現する。
それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
図12〜図14は、本発明の実施例3を示す。
実施例3は、貯留容器に設けた仕切り制御部材の通過部61を、ボルト1がリフト部材22の方へ導かれる箇所に形成したものである。
図12に示すように仕切り制御部材60は、長板60Eと短板60Fを横長の逆L字型に形成したもので、短板60Fの下端部と底部材10(18)の間に通過部61が形成してある。そして、この通過部61は図13に示すように、長板60Eの端部を斜め方向に切除して、長板60Eの端部にも形成してある。
上述のようにして形成された通過部61は、リフト部材22に近づいた箇所に形成されている。すなわち、図12に示すように、リフト部材22は貯留容器9の右上に配置され、通過部61は仕切り制御部材60の右側に形成してある。このような配置によって、通過部61がリフト部材22に近い箇所に形成される。
長板60Eと短板60Fの上縁に傾斜ガイド板60Gと60Hが形成され、多数のボルト1を矢線62のように第1貯留空間9Aへ補給するときに、円滑に第1貯留空間9Aへガイドするとともに、第2貯留空間9Bの方へこぼれ出ないようにしている。
第1貯留空間9Aに貯留されているボルト1は、矢線63に示すように、通過部61を通過して第2傾斜面18を滑降し、リフト部材22の方へ導かれる。通過部61は上述のように形成されているが、長板60Eの端部に形成した斜め方向の切除部を止めるなど、この部分における通過開口の形状を、部品の形状や大きさ、あるいはリフト部材22の昇降回数などに応じて、種々変更することができる。
それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の各実施例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
以上に説明した実施例3の作用効果は、つぎのとおりである。
通過部61がリフト部材22に近い箇所に形成されているので、通過部61において移動量の制限を受けたボルト1は、第2傾斜面18によってリフト部材22の方へ導かれる。つまり、通過部61で通過個数が制限されてリフト部材22の方へ移動するので、リフト部材22で持ち上げられるボルト個数が過剰にならず、リフト部材22の上昇負荷が低減される。
通過部61を通過したボルト1はリフト部材22の方へ導かれ、他方、選別部材32からはリフト部材22から離隔した箇所に転落するので、第2貯留空間9Bには全域にわたって均一なボルト積層がえられて、リフト部材22に過剰に偏って分布することが防止でき、リフト部材22の上昇負荷が軽減される。
それ以外の作用効果は、先の各実施例と同じである。
図15〜図17は、本発明の実施例4を示す。
実施例4は、第2貯留空間9Bの底部材10の傾斜面17の一部に、低部位16に向かう細長い誘導傾斜面が形成されたものである。
誘導傾斜面65は、底部材10の傾斜面17(前記第1傾斜面17)の一部に、低部位16に向かう細長い傾斜面で構成されている。この誘導傾斜面65は、幅方向で見て水平方向の状態かまたは仕切り制御部材60側の端部が高くなるように傾斜した状態で構成されているとともに、低部位16側に向かって低くなるように構成されている。
誘導傾斜面65は、図15や図17に示すように、幅Wとされた細長い平板の表面で形成され、低部位16側に向かって低くなるようにしてある。このような誘導傾斜面65に連続した状態で傾斜面17が形成されているので、符号66で示す折れ線(稜線)が表れている。なお、図15の(17A)−(17A)断面が図17の(A)図であり、図15の(17B)−(17B)断面が図17の(B)図である。
さらに、誘導傾斜面65は、幅方向、すなわち幅W方向で見て水平方向の姿勢とされている。図17(A)や(B)に示すように、誘導傾斜面65の断面で見て誘導傾斜面65の表面が水平線67に合致している。つまり、誘導傾斜面65は水平方向には傾きがなく、部品の移送方向が低く傾いている。または、誘導傾斜面65は、幅方向、すなわち幅W方向で見て前記仕切り制御部材60側の端部が高くなるように傾斜した状態とされている。つまり、図17(C)に示すように、誘導傾斜面65は仕切り制御部材60側の端部が高くなり、そのために、傾斜角θが形成されている。
誘導傾斜面65は、壁板15の内壁に沿って配置してあり、その下端部が低部位16に連続している。あるいは、誘導傾斜面65を壁板15の内壁に沿わせないで、図15の斜め方向に配置して、その下端部を低部位16に連続するようにすることも可能である。
それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の各実施例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
以上に説明した実施例4の作用効果は、つぎのとおりである。
第2貯留空間9Bに貯留されているボルト1は、誘導傾斜面65を滑降するようにして低部位16に導かれる。これは、第2貯留空間9B全域に貯留されているボルト1の一部が滞ることなく細長い誘導傾斜面65を経て低部位16へ導かれるものであるから、第2貯留空間9B内のボルト1は順次誘導傾斜面65を経て低部位16へ移行する。換言すると、第2貯留空間9B全域のボルト1の内、誘導傾斜面65上のボルト1は、低部位16に向かう細長い傾斜面を滑降するので、第2貯留空間9B内のボルト1は誘導傾斜面65を経て確実に低部位16、すなわちリフト部材22上に移載され、リフト上昇と前記移送手段(直進フィーダ)29の動作で目的箇所への部品供給が確実に達成される。
誘導傾斜面65は、幅W方向で見て水平方向とされているので、誘導傾斜面65上に存在しているボルト1は誘導傾斜面65から転落したりするこが少なくなり、低部位16へ向かう部品個数をより多くすることができ、それにともなってリフト部材22によるボルト上昇個数が増加し、直進フィーダ29における搬送個数が不足なく確保できる。
さらに、誘導傾斜面65は、仕切り制御部材60側の端部が高くなるように傾斜した状態で構成されているので、誘導傾斜面65が貯留容器9の壁板15の内面に沿って配置されているような場合には、誘導傾斜面65上に載っているボルト1は貯留容器9の壁板15の内面を擦りながら滑降することとなり、これによって誘導傾斜面65上のボルト1は誘導傾斜面65から転落しにくくなり、低部位16へ向かうボルト個数を増大させるのに好適である。
ボルト1の移送姿勢が異常であったり、ボルト1のサイズが過大や過小であったりする場合には、これらのボルト1を直進フィーダ29に配置した選別部材32から第2貯留空間9B内へ転落させるように構成することがある。このような転落構成を採用した場合には、転落してきたボルト1を誘導傾斜面65で受け止めるように構成することにより、転落ボルトを優先的にリフト部材22で移送し、第2貯留空間9B内のボルト貯留量が過剰にならないようにして、円滑なボルト供給が行える。
リフト部材22上に移載されたボルト1は種々な姿勢になっているため、直進フィーダ29へ移載されたボルト1は全てのものが正常な姿勢で搬送されることはない。このため、ある確率で異常姿勢のボルト1が選別部材32から第2貯留空間9Bへ転落する。このようにして転落したボルト1が誘導傾斜面65を経て優先的に低部位16へ導かれることにより、第2貯留空間9B内のボルト貯留量を適正化することができる。
それ以外の作用効果は、先の各実施例と同じである。
上述のように、本発明は、複数個の部品を効率よく円滑に搬送し、装置構造を簡素化できる部品供給装置である。したがって、自動車の車体ねじ締め工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
1 ボルト、部品
2 軸部
3 頭部
7 頭部
8 軸部
9 貯留容器
10 底部材
12 壁板
13 壁板
14 壁板
15 壁板
20 通過孔
22 リフト部材
23 載置面
27 空域
28 永久磁石、吸引手段
29 直進フィーダ、移送手段
56 ピストンロッド、押出し手段
O−O 鉛直線
H 転落高さ
θ 傾斜角度
2 軸部
3 頭部
7 頭部
8 軸部
9 貯留容器
10 底部材
12 壁板
13 壁板
14 壁板
15 壁板
20 通過孔
22 リフト部材
23 載置面
27 空域
28 永久磁石、吸引手段
29 直進フィーダ、移送手段
56 ピストンロッド、押出し手段
O−O 鉛直線
H 転落高さ
θ 傾斜角度
請求項1記載の発明は、
ワッシャ付きボルト、六角形頭部およびフランジを備えたボルト、頭部付き軸状部品、溶着用突起付きプロジェクションナットなどのように、角張った突起形状部を備えていて、部品同士が絡み合いや突っ張り合いをする部品が供給の対象とされ、
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置し、リフト部材によって上昇した部品が移載されて部品を目的箇所へ移送する移送手段が設けられ、部品が移送手段に移載される箇所がリフト部材の上昇位置の近傍に設定され、
貯留容器内の部品同士が絡み合った状態の部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段が設けられ、
前記吸引手段は、リフト部材に設けられているとともに、リフト部材が最上位に位置しているときに、リフト部材の近傍の底部材に形成された部品が存在しない空域を通過させて部品を低部位の方へ引きつけることができる高さ位置に設けられ、
部品を前記部品群から遊離させて低部位の方へ引き込むように構成したことを特徴とする部品供給装置
である。
ワッシャ付きボルト、六角形頭部およびフランジを備えたボルト、頭部付き軸状部品、溶着用突起付きプロジェクションナットなどのように、角張った突起形状部を備えていて、部品同士が絡み合いや突っ張り合いをする部品が供給の対象とされ、
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置し、リフト部材によって上昇した部品が移載されて部品を目的箇所へ移送する移送手段が設けられ、部品が移送手段に移載される箇所がリフト部材の上昇位置の近傍に設定され、
貯留容器内の部品同士が絡み合った状態の部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段が設けられ、
前記吸引手段は、リフト部材に設けられているとともに、リフト部材が最上位に位置しているときに、リフト部材の近傍の底部材に形成された部品が存在しない空域を通過させて部品を低部位の方へ引きつけることができる高さ位置に設けられ、
部品を前記部品群から遊離させて低部位の方へ引き込むように構成したことを特徴とする部品供給装置
である。
Claims (1)
- ワッシャ付きボルト、六角形頭部およびフランジを備えたボルト、頭部付き軸状部品、溶着用突起付きプロジェクションナットなどのように、角張った突起形状部を備えていて、部品同士が絡み合いや突っ張り合いをする部品が供給の対象とされ、
貯留容器の底部材の端部近傍に低部位を形成し、この低部位に待機している部品を上昇させるリフト部材を貯留容器の内壁に沿って昇降できる状態で配置し、リフト部材によって上昇した部品が移載されて部品を目的箇所へ移送する移送手段が設けられ、部品が移送手段に移載される箇所がリフト部材の上昇位置の近傍に設定され、
貯留容器内の部品同士が絡み合った状態の部品群の一部を低部位側へ吸引する吸引手段または前記部品群の一部を低部位側へ押し出す押出し手段が設けられていることを特徴とする部品供給装置。
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