JP6322447B2 - 取付部材の固定構造 - Google Patents
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例えば、特許文献1にはボルトをヒュージブルリンクのヒューズ端子(取付部材)の取付孔、および電線端子(取付部材)の取付孔に挿通しつつ、ナットのネジ孔に挿通してボルトとナットとを締結することによって、ヒューズ端子と電線端子とを電気的に接続した状態で取付先に固定する取付部材の固定構造が記載されている。
なお、本発明の実施例1では、説明の便宜上、図中に示すように前後、および上下方向を定義する。
本発明の実施例1に係る取付部材の固定構造1は、例えば、自動車に設置し、電力を分配するためのモジュールとして用いる電気接続箱のヒューズ装着部10に組み込むものである。なお、ヒューズ装着部10はヒュージブルリンク40を備え、電源からの電力をヒュージブルリンク40を通して各電装品に供給する部分である。
この取付部材の固定構造1は、重ね合わせた取付部材41、50、61を装着本体部20に固定する位置に設けた雌ネジ30と、固定部材70と、取付操作部材80と、を有する。
ヒュージブルリンク40は、ヒューズ本体部42と、一対のヒューズ端子41、41と、を有する。
ヒューズ本体部42は、一対のヒューズ端子41、41の間で各ヒューズ端子41に接続する不図示の可溶部を収容する部分である。
各ヒューズ端子41は、ヒューズ本体部42から下方に向けて突設した板状金属端子である。
この固定部22は、雌ネジ30を設け、ヒューズ保持収容部21から下方に向けて突出するヒューズ端子41が、接続板50および電線端子61に重ね合わせて固定し易いように、接続板50および電線端子61と重ね合わせる側の面が露出するようになっている。
このような雌ネジ30は、ベース部31を装着本体部20に埋設することによって装着本体部20に固定する。
より具体的には、フランジ部72は、ボルトの標準規格寸法に対応した6角形状をなし、レンチ等の工具で回転操作することができるようになっている。
なお、フランジ部72は、工具で回転操作できる形状であれば、その他の形状であっても構わない。例えば、フランジ部72はペンチで摘まんで回転操作できる形状であってもよい。
この取付操作部材80は、前端から後方に向けて断面積が漸次大きくなるように形成したテーパー部85を有する。このテーパー部85は、円柱状空間73よりも小さい径をなす先端部81と、円柱状空間73よりも大きい径の部分である大径部82と、を有する。
この大径部82の一部は、ネジ孔挿通部71の円柱状空間73内に挿入する。
なお、この実施例1では、ネジ孔挿通部71の円柱状空間73に挿入する大径部82は、後述する仮係止部83になっているが、これに限らず、円柱状空間73より大きい径であれば仮係止部83でなくてもよい。
本係止部84は、取付操作部材80の後端部の外周面80aに周方向に沿って凸状に形成した部分である。
これら仮係止部83と本係止部84とは、円柱状空間73を形成する固定部材70の内周面に接触することによって、取付操作部材80を円柱状空間73内の所定位置に保持する。
図4は、(a)が取付操作部材80を固定部材70に仮係止した状態を示したヒューズ装着部10の斜視図であり、(b)が(a)の雌ネジ30周辺を示した断面図である。図5は、(a)が取付操作部材80を固定部材70に本係止した状態を示したヒューズ装着部10の斜視図であり、(b)が(a)の雌ネジ30周辺を示した断面図である。
これによって、図4(b)に示すように、重ね合わせた各取付部材41、50、61を雌ネジ30とフランジ部72との間に挟み込む。なお、取付操作部材80は固定部材70に仮係止した状態であり、いつでも押し込み操作可能な状態にある。
より具体的には、取付操作部材80をネジ孔挿通部71の軸に沿って前方に移動し、先端部81を壁70aの中心位置から壁70aにめり込むことによって、先端部81がめり込んだ部分のネジ孔挿通部71が径外方向に膨らむように変形する。
このため、ネジ孔挿通部71の外周面71aがネジ孔32aの内面32aaに追従することによって、外周面71aにネジ山が形成され、固定部材70が雄ネジとして機能する。これにより各取付部材41、50、61が重ね合わさり、電気的に接続した状態で装着本体部20に固定する。
このとき、取付操作部材80が円柱状空間73を埋めるように円柱状空間73内に保持されているため、フランジ部72の強度が低下することがない。
次に、図6を用いて、本発明の実施例1に係る取付部材の固定構造1の変形例について説明する。
図6は、本発明の実施例1に係る取付部材の固定構造1の変形例の取付部材の固定構造2を組み込んだヒューズ装着部100の要部を示し、(a)が取付操作部材200を押し込む前の雌ネジ30周辺を示した断面図であり、(b)が取付操作部材200を押し込んだ後の雌ネジ30周辺を示した断面図である。
この変形例の取付部材の固定構造2は、形状の異なる取付操作部材200を有する点で、実施例1の取付部材の固定構造1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付している。
断面一定部220は、円柱状空間73よりも僅かに小さい径をなす。
また、断面一定部220が円柱状空間73を埋めるように固定部材70に保持固定する。
図7は、本発明の実施例2に係る取付部材の固定構造3を組み込んだヒューズ装着部300の要部を示し、(a)が取付操作部材80を押し込む前の雌ネジ30周辺を示した断面図であり、(b)が取付操作部材80を押し込んだ後の雌ネジ30周辺を示した断面図である。
なお、本発明の実施例2では、説明の便宜上、図中に示すように前後、および上下方向を定義する。
本発明の実施例2に係る取付部材の固定構造3は、取付操作部材80の先端部81を壁70aに押し込むのでなく、取付操作部材80の大径部82の作用のみによってネジ孔挿通部401を変形するようにしている点で、実施例1の取付部材の固定構造1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付している。
10、100、300 ヒューズ装着部
20 装着本体部(取付先)
21 ヒューズ保持収容部
22 固定部
30 雌ネジ
31 ベース部
32 筒状部
32a ネジ孔
32aa 内面
40 ヒュージブルリンク
41 ヒューズ端子(取付部材)
41a、50a、61a 取付孔
42 ヒューズ本体部
50 接続板(取付部材)
60 ワイヤーハーネス
61 電線端子(取付部材)
70、400 固定部材
70a 壁
71、401 ネジ孔挿通部
71a、401a 外周面
72 フランジ部
73、403 円柱状空間
74、404 中空部
80 、200 取付操作部材
80a 外周面
81、201 先端部
82 大径部
83 仮係止部
84 本係止部
85、210 テーパー部
220 断面一定部
Claims (7)
- 取付先への固定に用いる取付孔を形成した取付部材を前記取付先に対して着脱可能に固定する取付部材の固定構造であって、
前記取付部材を前記取付先に固定する位置に設けた雌ネジと、
前記取付孔に挿通した状態で前記雌ネジのネジ孔に挿通するネジ孔挿通部と、該ネジ孔挿通部の挿入方向後端部に連続し、前記ネジ孔の径よりも拡大したフランジ部と、前記ネジ孔の軸方向に沿って後端面から前記ネジ孔挿通部の一部まで延びる円柱状空間を形成した中空部と、を備えた固定部材と、
を有し、
前記取付部材を前記取付先に固定する場合、前記雌ネジと前記フランジ部とで前記取付部材を挟持した状態で、軸に直交する断面が円形状、かつ前記円柱状空間よりも小さい径をなす先端部を有する取付操作部材の前記先端部を前方で前記円柱状空間を閉じる壁に押し込むことによって、前記ネジ孔挿通部の外周面が前記ネジ孔の内面に追従するように前記ネジ孔挿通部を変形し、
前記取付部材を前記取付先から離脱する場合、前記ネジ孔挿通部が前記ネジ孔から離脱する方向に回転するように前記固定部材を回転操作する
ことを特徴とする取付部材の固定構造。 - 前記取付操作部材は、
前記円柱状空間よりも大きい径の大径部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の取付部材の固定構造。 - 当該取付部材の固定構造は、
前記取付操作部材を有し、
前記取付操作部材は、
前記円柱状空間に押し込む前の状態で前記円柱状空間の後端入口に仮係止する仮係止部 を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の取付部材の固定構造。 - 前記取付操作部材は、
前記円柱状空間に押し込むことによって前記円柱状空間を埋めるように前記円柱状空間内に保持する
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の取付部材の固定構造。 - 前記取付操作部材は、
前端から後方に向けて断面積が漸次大きくなるように形成したテーパー部を有する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の取付部材の固定構造。 - 前記取付操作部材は、
前記円柱状空間への押し込み完了状態で前記フランジ部に形成した前記円柱状空間に挿通する部分が前記円柱状空間に略等しい径をなす
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の取付部材の固定構造。 - 前記フランジ部は、
前記ネジ孔の軸を中心として回転操作可能な形状をなす
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6に記載の取付部材の固定構造。
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