JP6322105B2 - アース端子ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、アース端子と、アース端子を保持し、ワイヤハーネスに取り付けられる端子保持部材と、を備えたアース端子ユニットに関する。
従来、ワイヤハーネスのアース線を車体に固定して接続するためのアース端子ユニットが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたアース端子ユニット700は、図8に示すように、ワイヤハーネスWから引き出されたアース線に接続されたアース端子701と、このアース端子701を保持した状態でワイヤハーネスWに取り付けられるワイヤハーネス用ボルト締めクリップ702と、を備えて構成され、固定ボルト703により車体に固定されるものである。
実開平6−68309号公報
ワイヤハーネス用ボルト締めクリップ702は、アース端子701における装着孔711が形成された一端部を収容するアース端子収容部721と、ワイヤハーネスWに取り付けられる取付部722と、を一体に有している。アース端子収容部721は、アース端子701が挿入される挿入口723と、固定ボルト703が挿通される装着孔724と、を有している。アース端子701の一端部を挿入口723から挿入して、アース端子収容部721に収容すると、アース端子701の装着孔711と、ワイヤハーネス用ボルト締めクリップ702の装着孔724と、が同心円状に重なるように構成されている。固定ボルト703をこれら装着孔711及び装着孔724に挿通して車体に締結することで、アース端子701とワイヤハーネス用ボルト締めクリップ702とを同時に車体に固定することができる。
しかしながら、アース端子ユニット700においては、締結部材である固定ボルト703を用いて固定するときに、ワイヤハーネスWを手などで保持しながら、固定ボルト703を締結する必要があり、作業性が悪いという問題があった。
従って、本発明は、上記のような問題点に着目し、締結部材により固定するときの作業性を良好にすることができるアース端子ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、ワイヤハーネスの中間部において当該ワイヤハーネスが有するアース線に接続されるアース端子と、前記ワイヤハーネスに取り付けられるとともに、前記アース端子を保持する端子保持部材と、を備えたアース端子ユニットであって、前記アース端子が、締結部材により取付対象物に、間に介在物を挟まずに直接に固定される被固定部を有し、前記端子保持部材が、前記ワイヤハーネスの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部と、前記ワイヤハーネスに対して前記被固定部が突出するように前記アース端子を保持する端子保持部と、を一体に有し、前記アース端子又は前記端子保持部材の少なくとも一方には、前記取付対象物に係止する係止部が設けられており、前記アース端子が、前記被固定部に連なり、かつ、前記アース線と接続される電線接続部をさらに有し、前記端子保持部が、前記被固定部を挿通可能な空間を画定し、かつ、前記空間への前記被固定部に続く前記電線接続部の挿通を規制することを特徴とするアース端子ユニットである。
また、請求項2に記載された発明は、ワイヤハーネスの中間部において当該ワイヤハーネスが有するアース線に接続されるアース端子と、前記ワイヤハーネスに取り付けられるとともに、前記アース端子を保持する端子保持部材と、を備えたアース端子ユニットであって、前記アース端子が、締結部材により取付対象物に固定される被固定部を有し、前記端子保持部材が、前記ワイヤハーネスの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部と、前記ワイヤハーネスに対して前記被固定部が突出するように前記アース端子を保持する端子保持部と、を一体に有し、前記アース端子又は前記端子保持部材のうち少なくとも前記アース端子には、前記取付対象物に係止する係止部が設けられており、前記アース端子が、前記被固定部に連なり、かつ、前記アース線と接続される電線接続部をさらに有し、前記端子保持部が、前記被固定部を挿通可能な空間を画定し、かつ、前記空間への前記被固定部に続く前記電線接続部の挿通を規制することを特徴とするアース端子ユニットである。
請求項に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記係止部が、前記アース端子及び前記端子保持部材の両方に設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項1〜3のうち何れか一項に記載された発明において、前記電線接続部が、前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って延びていることを特徴とするものである。
請求項1,2に記載された発明によれば、アース端子が、締結部材により取付対象物に固定される被固定部を有し、端子保持部材が、ワイヤハーネスの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部と、前記ワイヤハーネスに対して前記被固定部が突出するように前記アース端子を保持する端子保持部と、を一体に有し、前記アース端子又は前記端子保持部材の少なくとも一方には、前記取付対象物に係止する係止部が設けられている。このことから、アース端子を取付対象物に取り付けるときに、締結部材による固定前に係止部を取付対象物に係止させて仮固定することができるので、ワイヤハーネスを手などで保持しておく必要がなくなり、そのため、締結部材を用いて固定するときの作業性を良好にすることができる。また、アース端子ユニットを取付対象物に係止させることができるので、締結部材によりアース端子を取付対象物に固定するときにアース端子ユニットに力が加わった場合でも、アース端子ユニットが移動してしまうことを防止することができる。
また、請求項1,2に記載された発明によれば、前記アース端子が、前記被固定部に連なり、かつ、前記アース線と接続される電線接続部をさらに有し、前記端子保持部が、前記被固定部を挿通可能な空間を画定し、かつ、前記空間への前記被固定部に続く前記電線接続部の挿通を規制する。このことから、アース端子の被固定部を空間に挿通するときに、アース端子が挿通方向及びワイヤハーネス支持部から離れる方向に移動して抜け落ちてしまうことを防止することができ、アース端子を所定の位置に位置付けやすくすることができる。
請求項に記載された発明によれば、前記係止部が、前記アース端子及び前記端子保持部材の両方に設けられている。このことから、アース端子を取付対象物に取り付けるときに、締結部材による固定前にアース端子及び端子保持部に設けられた係止部を取付対象物に係止させてより確実に仮固定することができるので、締結部材を用いて固定するときの作業性をより良好にすることができる。
請求項に記載された発明によれば、前記電線接続部が前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って延びている。このことから、電線接続部と接続されるアース線の端部がワイヤハーネスの長手方向に沿うこととなり、アース端子の電線接続部に接続するためにアース線の端部を屈曲させる必要がない。従って、アース線の電線長の公差が少なくなり、製造管理性を向上させることができる。また、電線接続部が端子保持部のワイヤハーネスの長手方向における両端部から前記長手方向に沿って延びて形成されることにより、挿通方向への移動を規制することができる。
本発明の一実施形態にかかるアース端子ユニットを示す斜視図である。 図1に示されたアース端子ユニットにおけるアース端子を示す図である。 図1に示されたアース端子ユニットにおける端子保持部材を示す図である。 図1に示されたアース端子ユニットの矢視IV−IV線断面において、取付対象に固定された状態を説明する図であり、ワイヤハーネスを省略して示す図である。 図1に示されたアース端子ユニットの組み立て方法を説明する図である。 図3に示された端子保持部材の変形例を示す図である。 図6に示された端子保持部材の変形例をアース端子の挿通方向から見た図である。 従来のアース端子ユニットを示す斜視図である。
本発明の一実施形態にかかるアース端子ユニットを図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態のアース端子ユニット10は、ワイヤハーネスWが有するアース線Eの中間部を車体(不図示)の金属パネルG(請求項の「取付対象物」に相当する)に接続するとともに、ワイヤハーネスWを当該金属パネルGに取り付けるために用いられるものである。
アース端子ユニット10は、図1に示すように、アース端子20と、ワイヤハーネスWに取り付けられるとともにアース端子20を保持する端子保持部材30と、を備えている。なお、本実施形態における上下方向は図1の紙面における上下方向と同じ方向である。
図4に示すように、金属パネルGには、締結部材としてのアースボルトBが螺合されるボルト挿通孔G1と、後述する端子側係止部213が係止する端子側係止孔G2と、後述するクランプ部33が係止するクランプ孔G3と、が設けられている。ボルト挿通孔G1の縁はアースボルトBの挿通方向(下方向)に突出しており、その内周面にはアースボルトBが螺合可能にねじ切り加工が施されている。なお、ボルト挿通孔G1は挿通方向に突出していない単なる貫通孔であってもよく、その場合には、ナット等を用いることによりアースボルトBを締結することができる。
アース端子20は、第一アース端子21と、第二アース端子22と、を有して構成されている。
図2に示すように、第一アース端子21は、平面視略L字状に屈曲された帯板状の金属片である。第一アース端子21におけるL字の一方の辺に相当する部分が、アースボルトBにより金属パネルGに固定される被固定部211となり、L字の他方の辺に相当する部分が、被固定部211に連なり、アース線Eと接続される電線接続部212となる。また、第一アース端子21には、被固定部211の先端から突出して設けられ、金属パネルGの端子側係止孔G2に係止する端子側係止部213(請求項の「係止部」に相当する)が設けられている。被固定部211には、アースボルトBが挿通されるボルト挿通孔211aが設けられている。電線接続部212は、ワイヤハーネスWの中間部においてアース線E(具体的には、アース線Eを切断してできた端部)がかしめられて接続されるかしめ部212aが設けられている。電線接続部212は、ワイヤハーネスWの長手方向に沿うようにしてアース線Eがかしめられる。
第二アース端子22は、平面視略L字状に屈曲された帯板状の金属片である。第二アース端子22におけるL字の一方の辺に相当する部分が、アースボルトBにより金属パネルGに固定される被固定部221となり、L字の他方の辺に相当する部分が、被固定部221に連なり、アース線Eと接続される電線接続部222となる。被固定部221には、アースボルトBが挿通されるボルト挿通孔221aが設けられている。電線接続部222は、アース線Eがかしめられて接続されるかしめ部222aが設けられている。電線接続部222は、ワイヤハーネスWの長手方向に沿うようにしてアース線がかしめられる。第二アース端子22は、被固定部221を第一アース端子21の被固定部211と先端を同一方向に向けて平行に配置したとき(図2)、電線接続部222が電線接続部212と反対方向に延在するように形成されている。
アース端子20は、第一アース端子21の被固定部211の上に第二アース端子22の被固定部221が重ねられた状態で、車体の金属パネルGに固定される。このとき、第一アース端子21と第二アース端子22とは、第一アース端子21のボルト挿通孔211aと第二アース端子22のボルト挿通孔221aとが重なり、第一アース端子21と第二アース端子22とが重ねられた状態でアースボルトBを挿通することができる。
端子保持部材30は、図3に示すように、ワイヤハーネス支持部31と、端子保持部32と、クランプ部33(請求項の「係止部」に相当する)と、を一体に有している。
ワイヤハーネス支持部31は、平面視矩形状の平板状に形成され、一方の面31aをワイヤハーネスWの外周面に重ねて取り付けられる。
端子保持部32は、アース端子20を保持するときに、ワイヤハーネスWに対して被固定部211、221が突出するように構成されている。本実施形態において、端子保持部32は、ワイヤハーネス支持部31におけるアース端子20の挿通方向に相対する一対の辺のうちの一方の中央部から突出する底壁部321と、底壁部321と上下方向に相対する上壁部322と、上壁部322から下方向に延びて底壁部321と連なる一対の側壁部323と、からなる角筒状に形成されている。端子保持部32には、アース端子20の被固定部211、221が挿通される空間Sが設けられている。これにより、端子保持部32は、被固定部211、221を挿通可能な空間Sを画定し、かつ、空間Sへの被固定部211、221に続く電線接続部212、222の挿通を規制する。すなわち、この空間Sにおける上記突出方向と直交する方向の幅がアース端子20の被固定部211及び221の幅と略同一にされているので、被固定部211、221を挿通して、そのあと、電線接続部212、222を挿通しようとすると、電線接続部212、222が側壁部323に突き当たって挿通が規制される。また、端子保持部32は、空間S内に挿通された被固定部211、221を保持して、当該被固定部211、221の底壁部321から離れる方向(上方向)への移動を規制する。
なお、本実施形態においては、端子保持部32が底壁部321と上壁部322と側壁部323とから構成されていたが、空間Sを形成して被固定部211、221の挿通を許容し、かつ、電線接続部212、222の挿通を規制するように構成されていればよい。例えば、図6、図7に示す端子保持部材30Aのように、上壁部322の一部がアース端子20の挿通方向に切り欠かれて一対の側壁部323にそれぞれ庇状に連なるように構成されていてもよい。
クランプ部33は、図1、図3、図4に示すように、ワイヤハーネス支持部31におけるワイヤハーネスWを支持する一方の面31aとは反対側の他方の面31bから法線方向に突出して設けられる軸部331と、軸部の先端に連なる一対の返し部332と、から形成されている。返し部332は、軸部331の先端331aから基端331bに近づくに従って互いの間隔が広がるように形成されている。また、返し部332は、弾性変形可能に形成され、クランプ孔G3に挿通可能、かつ、クランプ部33がクランプ孔G3に挿通された状態においてクランプ孔G3に係止する。
次に、アース端子ユニット10を用いてアース端子20を車体の金属パネルGに固定する方法について図4、図5を参照して説明する。
まず、図5(A)に示すように、第一アース端子21、第二アース端子22の電線接続部212、222のかしめ部212a、222aにアース線Eの端部をかしめて、ジョイントテープJを巻いて固定する。次に、図5(B)に示すように、アース線Eと、ワイヤハーネスWのアース線E以外の電線C(幹線)とを合わせて、アース線Eと電線Cとを合わせた外周に保護材Pを取り付ける。このとき、第一アース端子21の被固定部211及び第二アース端子22の被固定部221を重ねて配置し、電線接続部212、222のかしめ部212a、222aを保護材Pで被覆する。さらに、図5(C)に示すように、端子保持部材30の端子保持部32の空間Sに、被固定部211、221を重ねた状態でそれらを先頭にしてワイヤハーネス支持部31側から挿通する。このとき、電線接続部212、222が空間Sの幅を超えてワイヤハーネスWの長手方向に沿って延びていることから、これら電線接続部212、222が、端子保持部32の一対の側壁部323に突き当り、挿通方向(図5における紙面上方向)への移動が規制される。そして、ワイヤハーネス支持部31の長手方向両端部と保護材PとをテープTで巻きつけて互いに固定する。このようにしてワイヤハーネスWにアース端子ユニット10が取り付けられる。
ワイヤハーネスWにアース端子ユニット10が取り付けられたのち、図4に示すように、端子側係止部213を金属パネルGの端子側係止孔G2に係止し、端子保持部材30のクランプ部33をクランプ孔G3に係止する。これにより、ワイヤハーネスWに取り付けられたアース端子ユニット10が車体の金属パネルGに仮固定される。最後に、図4、図5(D)に示すように、アース端子20のボルト挿通孔211a、221a及び金属パネルGのボルト挿通孔G1にアースボルトBを挿通させて螺合により締結し、アース端子20を車体の金属パネルGに固定する。以上によりアース端子20の車体の金属パネルGへの固定が完了する。
本実施形態によれば、アース端子20が、アースボルトBにより車体の金属パネルGに固定される被固定部211、221を有し、端子保持部材30が、ワイヤハーネスWの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部31と、ワイヤハーネスWに対して被固定部211、221が突出するようにアース端子20を保持する端子保持部32と、を一体に有し、アース端子20及び端子保持部材30には、金属パネルGに係止する端子側係止部213及びクランプ部33がそれぞれ設けられている。このことから、アース端子20を金属パネルGに取り付けるときに、アースボルトBによる固定前にクランプ部33を金属パネルGに係止させて仮固定することができので、ワイヤハーネスWを手などで保持しておく必要がなくなり、そのため、アースボルトBを用いて固定するときの作業性を良好にすることができる。また、アース端子ユニット10を金属パネルGに係止させることができるので、アースボルトBによりアース端子20を金属パネルGに固定するときにアース端子ユニット10に力が加わった場合でも、アース端子ユニット10が移動してしまうことを防止することができる。
また、アース端子20には係止部としての端子側係止部213が設けられ、端子保持部材30には係止部としてのクランプ部33がそれぞれ設けられている。すなわち、係止部がアース端子20及び端子保持部材30の両方に設けられている。このことから、アース端子20を金属パネルGに取り付けるときに、アースボルトBによる固定前に端子側係止部213及びクランプ部33を金属パネルGに係止させてより確実に仮固定することができるので、アースボルトBを用いて固定するときの作業性をより良好にすることができる。
また、アース端子20が、被固定部211、221に連なり、かつ、アース線Eと接続される電線接続部212、222をさらに有し、端子保持部32が、被固定部211、221を挿通可能な空間Sを画定し、かつ、空間Sへの被固定部211、221に続く電線接続部212、222の挿通を規制する。このことから、アース端子20の被固定部211、221をワイヤハーネス支持部31の空間Sに挿通するときに、アース端子20が挿通方向(図5における紙面上方向)及びワイヤハーネス支持部31から離れる方向(上方向)に移動して抜け落ちてしまうことを防止することができ、アース端子20を所定の位置に位置付けやすくすることができる。
また、電線接続部212、222がワイヤハーネスWの長手方向に沿って延びている。このことから、電線接続部212、222と接続されるアース線Eの端部がワイヤハーネスWの長手方向に沿うこととなり、アース端子20の電線接続部212、222に接続するためにアース線Eの端部を屈曲させる必要がない。従って、アース線Eの電線長の公差が少なくなり、製造管理性を向上させることができる。また、電線接続部212、222が端子保持部32のワイヤハーネスWの長手方向における両端部から長手方向に沿って延びて形成されていることにより、挿通方向(図5における紙面上方向)への移動を規制することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例等も本発明に含まれる。
本実施形態においては、係止部として端子側係止部213とクランプ部33とが設けられていたが、アース端子ユニット10を金属パネルGに仮固定することができればよく、端子側係止部213とクランプ部33とのいずれか一方が設けられた構成であってもよい。また、クランプ部33は、ワイヤハーネス支持部31のワイヤハーネスWを支持する一方の面31aとは反対側の面31bに設けられていたが、本発明における係止部は、本実施形態のクランプ部33の形状に限定されず、車体の金属パネルGに係止する形状であればどのような形状でもよい。また、ワイヤハーネス支持部31のワイヤハーネスWを支持する一方の面31aとは反対側の他方の面31bに限定されず、例えば、ワイヤハーネスWを支持する一方の面31aから他方の面31b側に回り込むように延びて形成されていてもよい。また、係止部がアース端子20、端子保持部材30において複数箇所に設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、電線接続部212、222が空間Sの幅を超えてワイヤハーネスWの長手方向に沿って延びることにより、電線接続部212、222が、端子保持部32の一対の側壁部323に突き当り、挿通方向への移動が規制されていたが、電線接続部212、222の空間Sへの挿通が規制されるように構成されていればよく、第一アース端子21及び第二アース端子22の形状は本実施形態の形状に限定されない。例えば、電線接続部212、222の厚みが空間Sの高さよりも大きく形成されることにより、電線接続部212、222が端子保持部32の一対の上壁部322に突き当り、電線接続部212、222の挿通方向への移動が規制されてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
10 アース端子ユニット
20 アース端子
30 端子保持部材
31 ワイヤハーネス支持部
32 端子保持部
33 クランプ部(係止部)
211、221 被固定部
212、222 電線接続部
213 端子側係止部(係止部)
W ワイヤハーネス
E アース線
B アースボルト(締結部材)
G 金属パネル(取付対象物)
S 空間

Claims (4)

  1. ワイヤハーネスの中間部において当該ワイヤハーネスが有するアース線に接続されるアース端子と、前記ワイヤハーネスに取り付けられるとともに、前記アース端子を保持する端子保持部材と、を備えたアース端子ユニットであって、
    前記アース端子が、締結部材により取付対象物に、間に介在物を挟まずに直接に固定される被固定部を有し、
    前記端子保持部材が、前記ワイヤハーネスの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部と、前記ワイヤハーネスに対して前記被固定部が突出するように前記アース端子を保持する端子保持部と、を一体に有し、
    前記アース端子又は前記端子保持部材の少なくとも一方には、前記取付対象物に係止する係止部が設けられており、
    前記アース端子が、前記被固定部に連なり、かつ、前記アース線と接続される電線接続部をさらに有し、
    前記端子保持部が、前記被固定部を挿通可能な空間を画定し、かつ、前記空間への前記被固定部に続く前記電線接続部の挿通を規制する
    ことを特徴とするアース端子ユニット。
  2. ワイヤハーネスの中間部において当該ワイヤハーネスが有するアース線に接続されるアース端子と、前記ワイヤハーネスに取り付けられるとともに、前記アース端子を保持する端子保持部材と、を備えたアース端子ユニットであって、
    前記アース端子が、締結部材により取付対象物に固定される被固定部を有し、
    前記端子保持部材が、前記ワイヤハーネスの外周面に取り付けられるワイヤハーネス支持部と、前記ワイヤハーネスに対して前記被固定部が突出するように前記アース端子を保持する端子保持部と、を一体に有し、
    前記アース端子又は前記端子保持部材のうち少なくとも前記アース端子には、前記取付対象物に係止する係止部が設けられており、
    前記アース端子が、前記被固定部に連なり、かつ、前記アース線と接続される電線接続部をさらに有し、
    前記端子保持部が、前記被固定部を挿通可能な空間を画定し、かつ、前記空間への前記被固定部に続く前記電線接続部の挿通を規制する
    ことを特徴とするアース端子ユニット。
  3. 前記係止部が、前記アース端子及び前記端子保持部材の両方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアース端子ユニット。
  4. 前記電線接続部が前記ワイヤハーネスの長手方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載のアース端子ユニット。
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