JP2010266053A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】孔径が6mm程度のネジ孔を対象とした小型のクリップであっても、要求される保持荷重と強度とを共に確保し、かつ、ネジ孔に対するアンカーの挿入荷重も軽減する。
【解決手段】相手部材に開けられたネジ孔にアンカー10を挿入することにより、ホルダー20に拘束されたケーブル類を配線状態に保持するためのクリップであって、アンカー10は、ホルダー20側から一体に延びる支柱12と、支柱の外周から外方へ張り出した一つの係止アーム14と、係止アーム14に設けられた係止爪16と、係止アーム14とは反対側の支柱の外周に並設された複数の係止片18とを備えている。そして、相手部材のネジ孔にアンカー10が挿入されたときに、係止アーム14の係止爪16および各係止片18がネジ孔のネジ溝にそれぞれ係止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジンルーム内に配線されるワイヤハーネス等のケーブル類を拘束した状態で、シリンダブロック等の相手部材に開けられている小径のネジ孔にアンカーを挿入して取付けるためのクリップに関する。
例えば孔径8mmのネジ孔を対象とした小型のクリップにおいては、そのアンカーの形状が限られており、一般的には次のような形式のアンカーが採用されている。
一つの形式のアンカーは、支柱の両側から外方へ張り出した左右一対の係止アームを備えている。このアンカーをネジ孔に挿入したとき、両係止アームの自由端側に設けられている係止爪がネジ孔のネジ溝に係止し、アンカーに必要な保持荷重が得られる。
別の形式のアンカーは、支柱の両側に該アンカーの挿入方向に沿って複数の係止片がそれぞれ並設されたツリー形状となっている。このアンカーをネジ孔に挿入したときには、各係止片のうちの幾つかがネジ孔のネジ溝に係止し、アンカーの保持荷重が得られる。
なお、支柱の両側に複数の係止片が並設されたツリー形状のアンカーを備えたクリップの構造は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2005−308054号公報
孔径が6mmのネジ孔を対象とした専用クリップを例にとってみた場合、左右一対の係止アームを備えたアンカーにあっては、ネジ孔に対する保持荷重は充分に確保できるものの、6mmのネジ孔に寸法を合わせるには支柱の外径が小さくなり、強度不足を招く。これに対し、支柱の両側に複数の係止片が並設されたツリー形状のアンカーは、支柱の外径が小さくなり過ぎることは避けられるが、6mmのネジ孔に寸法を合わせるには成形が困難である。また、複数の係止片を有することから、ネジ孔に対する挿入荷重が大きい反面、係止片が削れて充分な保持荷重が確保されないことがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、孔径が6mm程度のネジ孔を対象とした小型のクリップであっても、要求される保持荷重と強度とを共に確保し、かつ、ネジ孔に対するアンカーの挿入荷重も軽減することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、相手部材に開けられたネジ孔にアンカーを挿入することにより、このアンカーと一体のホルダーに拘束されたケーブル類を配線状態に保持するためのクリップであって、アンカーは、ホルダー側から一体に延びる支柱と、この支柱の外周から外方へ張り出した一つの係止アームと、該係止アームの自由端側に設けられた係止爪と、係止アームとは反対側の支柱の外周において、アンカーの挿入方向へ並設された複数の係止片とを備えている。そして、相手部材のネジ孔にアンカーが挿入されたときに、係止アームの係止爪および各係止片がネジ孔のネジ溝にそれぞれ係止するように設定されている。
この構成を採用したクリップにおいては、一つの係止アームによってネジ孔に対するアンカーの保持荷重が確保されるとともに、係止アームとその反対側に位置する複数の係止片とにより、ネジ孔にアンカーが挿入された状態でのクリップのバランスが保たれる。そして、複数の係止片については、支柱の外周を大きく削り取る必要がないことから、クリップの必要強度が確保される。したがって、孔径が6mmのネジ孔を対象とした専用のクリップであっても、要求される保持荷重と強度とを共に確保することができる。
また、複数の係止片は支柱の片側だけに設けられているので、ネジ孔に対するアンカーの挿入荷重も軽減される。
第2の発明は、第1の発明において、アンカーにおいて、ホルダーとは反対側の端部に位置する頭部が、支柱から係止アームの側に向けて張り出した庇部分を有する形状に設定されている。
これにより、ネジ孔に挿入されているアンカーに抜き取り方向の荷重が働いて係止アームおよび各係止片が変形した場合でも、係止アームについては頭部の庇部分で受け止められて変形が抑えられため、高い保持力が得られる。
クリップを表した外観斜視図。 クリップを表した正面図。 クリップの使用状態を表した断面図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
本実施例のクリップは、車両のエンジンルーム内において図3で示すシリンダブロック等の相手部材30に対し、ケーブル類の一つであるワイヤハーネス(図示省略)を拘束した状態で取付けるためのものである。このクリップは樹脂による一体成形品であり、その構成は、相手部材30に予め開けられている孔径6mm程度の小径のネジ孔32に挿入されるアンカー10と、ワイヤハーネスを拘束するためのホルダー20とに大別される。
アンカー10は、その軸心に位置する支柱12を備えている。この支柱12は、アンカー10に必要な所定の剛性を有する。図面における支柱12の上端部は、アンカー10の頭部10aになっている。この頭部10aは、後述のようにアンカー10をネジ孔32に挿入するときの抵抗を軽減できるように、丸みを帯びた曲面になっている。また、この頭部10aの一部は、支柱12側から外方へ張り出した庇部分10cになっている。
なお、図面における支柱12の下端部は、アンカー10の基部10bであり、この基部10bにおいてアンカー10とホルダー20側とが一体化されている。
アンカー10は、支柱12の片側(図面右側)外周から外方へ張り出した係止アーム14を備えている。この係止アーム14の基部は、支柱12に対して弾性変形することが可能な肉厚に設定されている。したがって、係止アーム14は、その基部を支点として内外方向へ撓むことができる。また、係止アーム14の自由端側には、外方に向けて突出した二つの係止爪16が二列に並んだ状態で位置している。これらの係止爪16は、ネジ孔32のネジ溝にそれぞれ係止可能な形状に設定されている。
係止アーム14の上側には、頭部10aの庇部分10cが覆い被さるように位置している。一方、係止アーム14の下側には、支柱12の外周面を部分的に削り取った格好の切除部12aが位置している。これにより、係止アーム14が外方(図面の上方)へ大きく撓められたときは、該係止アーム14が庇部分10cで受け止められる。これとは逆に係止アーム14が内方(図面の下方)へ撓められたときは、該係止アーム14が切除部12aに入り込んだ状態になって支柱12との干渉が避けられる。
なお、切除部12aが位置する側のアンカー10の基部10bには、支柱12と一体の補強ブロック12bがあり、この補強ブロック12bによって基部10bの強度が確保されている。
アンカー10は、係止アーム14とは反対側の支柱12の外周から外方へ突出した複数の係止片18を備えている。これらの係止片18は、ネジ孔32に対するアンカー10の挿入方向に沿って段状に並設されているとともに、支柱12に対して個々に弾性変形することが可能である。そして、これらの各係止片18についても、ネジ孔32のネジ溝にそれぞれ係止可能な形状に設定されている。
各係止片18については、係止アーム14のように支柱12との干渉を避けるために支柱12に設けられた切除部12aを必要とせず、その分、支柱12(つまりアンカー10)の強度が保たれる。
ホルダー20は、ワイヤハーネスを専用クランプあるいはテープ巻きによって拘束することが可能である。また、ホルダー20の形式によっては、ワイヤハーネスを内部に収納してプロテクターを兼用するものもある。
アンカー10の基部10bとホルダー20との境には、皿形状のスタビライザー22が位置している。つまり、アンカー10の支柱12は、スタビライザー22の中心部においてホルダー20側から一体に延びている。このスタビライザー22は、アンカー10が相手部材30のネジ孔32に挿入されたときに、相手部材30の表面側に押し付けられて弾性変形し(図3)、その反発力によってクリップの姿勢を安定させる。
つづいて、クリップの使用について説明する。
まず、配線されるワイヤハーネスをホルダー20によって拘束し、その状態でアンカー10を頭部10a側から相手部材30のネジ孔32に挿入する。それによって、支柱12と共に係止アーム14および各係止片18がネジ孔32の中に入り、それぞれ内方へ押し撓められながらネジ山を通過する。このとき、係止アーム14は前述のように支柱12の切除部12aに入り込むことで該支柱12との干渉が避けられ、複数の係止片18については支柱12の片側にあるだけだから、アンカー10の挿入荷重は低く抑えられる。
アンカー10がネジ孔32に対して完全に挿入された状態では、図3で示すように係止アーム14の両係止爪16ならびに各係止片18がネジ孔32のネジ溝に係止している。この係止アーム14の両係止爪16とネジ溝との係止により、ネジ孔32に対するアンカー10の保持荷重は充分に確保される。また、複数の係止片18は、係止アーム14の反対側においてネジ溝に係止していることから、ネジ孔32に対するクリップの姿勢がバランスのとれた状態に保たれる。なお、スタビライザー22は、前述のように相手部材30の表面側に押し付けられてクリップの姿勢を安定させている。
クリップに対してアンカー10をネジ孔32から抜き取る方向の過大な荷重が働いた場合、係止アーム14の係止爪16および各係止片18はネジ溝に対する係止を維持し、支柱12は抜き取り方向へ移動する。このため、係止アーム14および各係止片18は、共に外方へ撓むように変形することになる。しかし、係止アーム14については、アンカー10における頭部10aの庇部分10cで受け止められ、その変形が規制される。これにより、ネジ孔32に対するアンカー10の保持力が高められる。
このように、本実施例のクリップは、孔径が6mm程度のネジ孔32にアンカー10を挿入して使用する極めて小型のタイプであるが、前述のように必要な強度ならびに保持荷重を共に確保することができる。
10 アンカー
12 支柱
14 係止アーム
16 係止爪
18 係止片
20 ホルダー
30 相手部材
32 ネジ孔

Claims (2)

  1. 相手部材に開けられたネジ孔にアンカーを挿入することにより、このアンカーと一体のホルダーに拘束されたケーブル類を配線状態に保持するためのクリップであって、
    アンカーは、ホルダー側から一体に延びる支柱と、この支柱の外周から外方へ張り出した一つの係止アームと、該係止アームの自由端側に設けられた係止爪と、係止アームとは反対側の支柱の外周において、アンカーの挿入方向へ並設された複数の係止片とを備え、相手部材のネジ孔にアンカーが挿入されたときに、係止アームの係止爪および各係止片がネジ孔のネジ溝にそれぞれ係止するように設定されているクリップ。
  2. 請求項1に記載されたクリップであって、
    アンカーにおいて、ホルダーとは反対側の端部に位置する頭部が、支柱から係止アームの側に向けて張り出した庇部分を有する形状に設定されているクリップ。
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