JP6321594B2 - ケーブルトラックを備えるロボット走行装置 - Google Patents

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本発明は、ロボットに接続されるケーブルを収容するケーブルトラックを備えるロボット走行装置、ロボット走行装置を備えるロボットシステム、および加工システムに関する。
ロボットを支持する台車部を備え、レール部に沿ってロボットを移動させるロボット走行装置において、ロボットに接続されるケーブルを収容するケーブルトラックを、台車部の下側に敷設する構成が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−096018号公報
従来のロボット走行装置においては、レール部に沿って設置される機械(例えば、加工機)との間に十分なスペースを確保することができなかったことから、使用者は、該機械に対して、メンテナンス等の作業を施すために物理的にアクセスすることが困難となっていた。
本発明の一態様において、ロボット走行装置は、レール部と、レール部に沿って移動可能であり、ロボットを支持する台車部と、台車部を駆動する駆動機構と、ロボットに接続される接続端を有するケーブルを収容し、台車部に連結されるケーブルトラックであって、レール部の下側で該レール部に沿って敷設される、ケーブルトラックとを備える。
駆動機構は、レール部に対して静止して配置される動力発生部と、動力発生部によって発生される動力を台車部へ伝達する動力伝達部とを有してもよい。動力発生部は、サーボモータを有してもよい。動力伝達部は、サーボモータの出力シャフトに接続されるタイミングベルトを含んでもよい。
台車部は、レール部の上に配置される台座部と、台座部から下方へ延び、レール部の下側でケーブルトラックに連結される脚部とを有してもよい。駆動機構は、台座部の下側部に機械的に接続され、台座部に動力を与えてもよい。ケーブルの接続端は、台座部の上に露出して配置されてもよい。
台車部に固定されるロボットのベース、台座部、およびレール部の、該レール部の延在方向と直交する方向の最大幅寸法は、略同じであってもよい。ケーブルトラックの、レール部の延在方向と直交する方向の最大幅寸法は、ロボットのベース、台座部、およびレール部の最大幅寸法以下であってもよい。
本発明の他の態様において、ロボットシステムは、上述のロボット走行装置と、台車部の上に設置されるロボットと、ロボットを制御するロボット制御部とを備える。ロボット制御部と駆動機構とは、ケーブルを介して互いに電気的に接続されてもよい。ロボット制御部は、駆動機構を制御してもよい。駆動機構を制御する駆動機構制御部をさらに備えてもよい。
本発明のさらに他の態様において、加工システムは、上述のロボット走行装置と、台車部の上に設置されたロボットと、レール部に沿って設置された加工機と、ロボットを制御するロボット制御部と、加工機を制御する加工機制御部とを備える。加工機制御部は、駆動機構を制御してもよい。
本発明の一実施形態に係るロボット走行装置の斜視図である。 図1中の領域IIの拡大図である。 図1に示すロボット走行装置を前方側から見た図である。 図1に示すロボット走行装置のうち、サーボモータ、第1および第2プーリー、タイミングベルト、およびベルト案内部を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るロボットシステムのブロック図を示す。 本発明の一実施形態に係る加工システムのブロック図を示す。 図6に示す加工システムの斜視図を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係るロボット走行装置10について説明する。なお、以下の説明における前後方向、左右方向、および上下方向は、それぞれ、図1〜図4に示す直交座標系のy軸方向、x軸方向、およびz軸方向に相当する。また、前方向、左方向、および上方向は、それぞれ、y軸プラス方向、x軸プラス方向、z軸プラス方向に相当する。
ロボット走行装置10は、ロボット64を前後方向へ移動させるための装置であって、レール組立体12、台車部14、駆動機構16、およびケーブルトラック18を備える。レール組立体12は、前後方向に真直ぐ延びる土台部20と、土台部20の上方に離隔して配置され、土台部20と平行に前後方向へ延びるレール部22と、土台部20とレール部22との間で上下方向に延在し、レール部22を土台部20の上方に支持する複数の支柱24、26、28、30、32、および34とを有する。
レール部22は、互いに対向して前後方向に延びる左側壁36および右側壁38と、右側壁38に隣接して配置され、該右側壁38と平行に延びる右ガイドレール40(図2)と、左側壁36に隣接して配置され、該左側壁36と平行に延びる左ガイドレール42(図2)とを含む。
台車部14は、前方側から見て略U字状の外形を有し、レール部22に沿って移動可能となるように該レール部22に取り付けられている。具体的には、台車部14は、レール部22の上に配置される台座部44と、台座部44から下方へ延びる脚部46とを有する。台座部44は、四角形の平板部材であって、レール部22の上に摺動可能に設置される。
脚部46は、後方側から見て略L字状の外形を有する。本実施形態においては、脚部46は、台座部44とは別のブラケット状部材から構成され、台座部44にボルト45によって固定されている。脚部46は、台座部44の左端縁から下方へ延びる第1部分46aと、第1部分46aの下端から右方向へ延びる第2部分46bとを含む。第1部分46aは、台座部44の左端縁から、レール部22の下側に至るまで下方へ延びている。第2部分46bは、第1部分46aと直交しており、レール部22の下端から、予め定められた距離だけ下方へ離隔して配置されている。
台座部44の下面44aには、係合部48が設けられている。係合部48は、後述するタイミングベルト60と係合するとともに、右ガイドレール40および左ガイドレール42に対して摺動可能に嵌合する。この係合部48を介して、台座部44は、タイミングベルト60から前後方向へ移動するための動力を受け取り、且つ、右ガイドレール40および左ガイドレール42によって前後方向へ案内される。
駆動機構16は、サーボモータ50および動力伝達部52を有する。サーボモータ50は、台車部14を移動させるための動力を発生させる動力発生部として機能する。サーボモータ50は、レール部22の後端部22aに固定されており、レール部22に対して静止して配置されている。具体的には、サーボモータ50は、レール部22の後端部22aの左側面に、取り付け板54を介してボルト止めされている。
動力伝達部52は、図2および図4に示すように、レール部22の後端部22aに回転可能に取り付けられ、且つサーボモータ50の出力シャフト(図示せず)に固定された第1プーリー56と、レール部22の前端部22b(図1)に回転可能に取り付けられた第2プーリー58と、第1プーリー56および第2プーリー58の外周に架設されたタイミングベルト60とを含む。
第1プーリー56は、第2プーリー58よりも大きな直径を有し、サーボモータ50の出力シャフトによって回転駆動される。タイミングベルト60の外側の表面上には、例えば凹凸部からなる係合部(図示せず)が形成されており、該タイミングベルト60の係合部は、台座部44の係合部48と係合する。タイミングベルト60は、右ガイドレール40と左ガイドレール42との間に配置され、且つ、台座部44の直下を通過するように架設されている。
第1プーリー56の前方側に隣接して、タイミングベルト60を案内するためのベルト案内部62が設けられている。ベルト案内部62は、レール部22の下端に固定されており、タイミングベルト60を内部に保持する。タイミングベルト60は、このベルト案内部62によって案内されて、ベルト案内部62の前方側において、レール部22と平行となるように架設される。
台車部14の上には、ロボット64が設置されている。ロボット64は、台車部14の台座部44の上に固定されるロボットベース66と、ロボットベース66に回動可能に連結された多関節のロボットアーム68と、ロボットアーム68の先端に回動可能に連結されたロボットハンド70とを有する。ロボット64は、サーボモータ50によって駆動される台車部14によって、レール部22に沿って前後方向へ移動される。
ケーブルトラック18は、互いに枢動可能に前後方向に連結された複数の中空フレームを含み、該中空フレームの内部に、ロボット64と外部機器(図示せず)とを互いに接続するケーブル72が収容されている。このケーブル72は、例えば、油圧、空気圧、電力等の動力を供給するための動力用ケーブル、および/または電気信号を伝送可能な通信ケーブルを少なくとも1本含む。ケーブル72は、ロボット64に接続される接続端72aを有する。
ケーブルトラック18は、レール部22の下側で該レール部22に沿って敷設されている。より具体的には、ケーブルトラック18は、レール部22の下方投影領域に含まれるように、レール部22の下側に配置されている。ケーブルトラック18は、その一方の端部18aが脚部46の第2部分46bの下面46cに固定され、他方の端部18b(図1)が土台部20の上面中央部に固定されている。ケーブルトラック18は、端部18aからレール部22と平行に前方へ延び、屈曲部18cにて下方側へU字状に屈曲する。そして、ケーブルトラック18は、屈曲部18cから端部18bまで、レール部22と平行に後方へ延びている。
台車部14が前方へ移動されるにつれて、ケーブルトラック18の屈曲部18cも前方へ移動する。外部機器(図示せず)から延出するケーブル72は、ケーブルトラック18の端部18bからケーブルトラック18内に挿入され、ケーブルトラック18内を通過して、ケーブルトラック18の端部18aから外部へ引き出される。端部18aから引き出されたケーブル72は、脚部46の第2部分46bの下面46cと、第1部分46aの左側面および上面とを通過するように配線され、その接続端72aが、ロボットベース66の後面に設けられたコネクタ74(図1)に接続される。こうして、接続端72aは、台座部44の上に露出することになる。
このように、ケーブルトラック18によって配線されたケーブル72は、該ケーブルトラック18によって保護されつつ案内されるので、台車部14が移動した場合においても、他部材と干渉して損傷することや、互いに絡まってしまうことなく、ロボット64と外部機器とを安定して接続することができる。
本実施形態においては、ロボット64のロボットベース66、台車部14の台座部44、およびレール部22の左右方向の最大幅寸法は、略同じとなっている。具体的には、図3に示すように、レール部22の左右方向の幅をWとすると、ロボットベース66および台座部44は、幅Wと略同じ左右方向の幅を有している。ここで、ケーブルトラック18の左右方向の最大幅寸法は、レール部22、ロボットベース66、および台座部44の最大幅寸法以下となっている。具体的には、図2に示すように、ケーブルトラック18の左右方向の幅をWとすると、W≦Wとなっている。
本実施形態によれば、ケーブルトラック18が、台車部14の脚部46によって、レール部22の下側で支持されている。これにより、レール組立体12およびケーブルトラック18によって占有されるスペースの左右方向の幅をコンパクトにすることができる。したがって、例えば、レール部22の左側および/または右側に加工機等の機械が設置されている場合において、使用者が該機械に物理的にアクセスし易くなる。その結果、該機械にメンテナンス等を行う場合の作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ケーブルトラック18がレール部22の下方投影領域に含まれるようにレール部22の下側に配置され、且つ、ケーブルトラック18の幅Wが、レール部22、ロボットベース66、および台座部44の幅W以下に設定されている。この構成によれば、ケーブルトラック18を、レール部22から左右側へ突出することなく、レール部22の左側壁36および右側壁38の内側に確実に収めることができるので、レール組立体12およびケーブルトラック18によって占有されるスペースの左右方向の幅を、より効果的に低減することができる。
また、本実施形態によれば、サーボモータ50は、台車部14とは別の場所、すなわちレール部22の後端部22aに固定されている。この構成によれば、台車部14を小型化することができる。また、この場合、サーボモータ50に電力を伝送するためのケーブルを、台車部14まで配線すべくケーブルトラック18に収容させる必要がなくなるので、ケーブルトラック18を小型化することも可能となる。
次に、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係るロボットシステム80について説明する。なお、上述の実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、ロボットシステム80は、ロボット64、ロボット64を制御するロボット制御部82、および、ロボット64を移動させるロボット走行装置10を備える。
ロボット制御部82は、例えばCPUを含み、ロボット走行装置10の外部に設置された外部機器に搭載されている。ロボット制御部82は、ケーブル72を介して、ロボット64に電気的に接続され、ロボットアーム68およびロボットハンド70の動作を制御する。また、ロボット制御部82は、サーボモータ50にも電気的に接続されている。本実施形態においては、ロボット制御部82は、サーボモータ50の動作を制御する駆動機構制御部84としての機能を有し、サーボモータ50を駆動する。
次に、ロボットシステム80の動作について説明する。ロボット64を、図1に示す状態から前方へ移動させる場合、ロボット制御部82は、サーボモータ50に指令を送り、サーボモータ50の出力シャフトを、左側から見て反時計回りに回転させる。
そうすると、サーボモータ50の出力シャフトに固定された第1プーリー56が回転し、タイミングベルト60は、第1プーリー56から動力を受けて、その上側部分(すなわち、タイミングベルト60のうち、右ガイドレール40と左ガイドレール42との間、且つ台座部44の下側を通過する部分)が前方へ移動するように回動する。
タイミングベルト60が回動するのに伴って、第2プーリー58も回転される。このようにタイミングベルト60が回動すると、該タイミングベルト60と係合する台座部44は、タイミングベルト60から動力を受ける。これにより、台車部14と、該台車部14によって支持されたロボット64は、レール部22に沿って前方へと移動する。このように、第1プーリー56、第2プーリー58、およびタイミングベルト60から構成された動力伝達部52によって、サーボモータ50にて生成された動力が、台車部14へ伝達される。
ロボット64が所望の位置に達したとき、ロボット制御部82は、サーボモータ50の回転を停止させ、次いで、ロボットアーム68およびロボットハンド70へ指令を送り、所望の作業を実行させる。ロボット64による作業が完了した後、ロボット64をさらに前方へ移動させる場合は、ロボット制御部82は、サーボモータ50を左側から見て反時計回りにさらに回転させ、台車部14およびロボット64を前方へ移動させる。一方、ロボット64をさらに後方へ移動させる場合は、ロボット制御部82は、サーボモータ50を左側から見て時計回りに回転させ、台車部14およびロボット64を後方へ移動させる。
本実施形態によれば、ロボット制御部82が、ロボット64のロボットアーム68およびロボットハンド70を制御するとともに、ロボット走行装置10のサーボモータ50を制御する。この構成によれば、ロボット64と台車部14の動作を同期させることができるので、ロボット64を動作させつつ台車部14を移動させるといった協調動作が可能となる。
また、本実施形態によれば、台車部14を移動させるための動力を発生させる動力発生部として、サーボモータ50を採用している。これにより、ロボット制御部82は、ロボット64をレール部22の所望の場所へ移動および停止させる動作を、高度に制御することができる。
なお、本実施形態においては、ロボット制御部82が、駆動機構制御部84として機能を有する場合について述べたが、これに限らず、駆動機構制御部84は、ロボット制御部82とは別個に設けられてもよい。
次に、図1〜図4、図6および図7を参照して、本発明の一実施形態に係る加工システム90について説明する。なお、上述の実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。図6に示すように、加工システム90は、ロボット64、ロボット64を制御するロボット制御部92、ロボット64を移動させるロボット走行装置10、加工機94、および加工機94を制御する加工機制御部96を備える。
図7に示すように、加工機94は、レール部22に沿って複数配置されており、レール部22の左側に配置された加工機94a、94b、および94cと、レール部22の右側に配置された加工機94d、94e、および94fとを含む。
ロボット制御部92は、例えばCPUを含み、ロボット走行装置10の外部に設置された外部機器に搭載されている。ロボット制御部92は、ケーブル72を介して、ロボット64に電気的に接続され、ロボットアーム68およびロボットハンド70の動作を制御する。
一方、加工機制御部96は、例えばCPUを含み、外部機器に搭載される。加工機制御部96は、加工機94の各々の動作を制御する。また、加工機制御部96は、サーボモータ50に電気的に接続されている。本実施形態においては、加工機制御部96は、サーボモータ50の動作を制御する駆動機構制御部84としての機能を有し、サーボモータ50を駆動する。
次に、加工システム90の動作について説明する。加工システム90は、ロボット64によってワークを把持し、ロボット走行装置10によってロボット64を移動させることによって、ワークを加工機94の各々の位置まで運搬し、加工機94によってワークに加工を施すためのシステムである。
加工機94によってワークを加工する場合、まず、ロボット制御部92は、ロボットアーム68およびロボットハンド70に指令を送り、ワークを把持させる。次いで、加工機制御部96は、サーボモータ50を回転駆動し、動力伝達部52を介して、台車部14およびロボット64を、図1に示す位置から前方へと移動させる。
ロボット64が加工機94aおよび94dの位置に達したとき、加工機制御部96は、サーボモータ50の回転を停止させ、次いで、加工機94aおよび94dへ指令を送り、ワークを加工する。加工機94aおよび94dによる作業が完了した後、加工機制御部96は、サーボモータ50を再度回転駆動し、台車部14およびロボット64を、加工機94bおよび94eの位置へ移動させる。
そして、加工機制御部96は、加工機94bおよび94eによってワークを加工する。同様にして、加工機制御部96は、台車部14およびロボット64を、加工機94cおよび94fの位置へ移動させ、加工機94cおよび94fによってワークを加工する。このようにして、加工機制御部96は、台車部14およびロボット64をレール部22に沿って移動させつつ、加工機94によってワークを順次加工する。
本実施形態によれば、加工機制御部96が、加工機94を制御するとともに、ロボット走行装置10のサーボモータ50を制御する。この構成によれば、加工機94と台車部14の動作を同期させることができるので、加工状況に応じて台車部14の位置を高度に制御することができる。
なお、上述の実施形態においては、台車部14を移動させるための動力を発生させる動力発生部として、サーボモータ50を採用した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、例えば油圧シリンダのように、動力を発生可能であれば如何なる装置を適用してもよい。
また、上述の実施形態においては、動力伝達部52を、第1プーリー56、第2プーリー58、およびタイミングベルト60から構成した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、例えばボール螺子機構のように、動力発生部によって発生される動力を台車部14へ伝達可能であれば如何なる装置を適用してもよい。
また、上述の実施形態においては、台車部14を、台座部44と、該台座部44とは別部材である脚部46とによって構成した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、台座部44および脚部46を一体に形成することによって、1つ部材からなる台車部14を構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、ケーブルトラック18の左右方向の最大幅寸法Wが、レール部22、ロボットベース66、および台座部44の最大幅寸法W以下となっており、且つ、ケーブルトラック18全体が、レール部22の下方投影領域内に収まるように配置されている場合について述べた。しかしながら、これに限らず、ケーブルトラック18は、レール部22の下側に配置されていればよい。より具体的には、ケーブルトラック18の少なくとも一部が、レール部22の下方投影領域に含まれていればよい。
また、上述の実施形態においては、モータ50が、レール部22の後端部22aに固定されている場合について述べた。しかしながら、これに限らず、モータ50は、例えばロボット走行装置10の外部に設置されてもよい。この場合において、モータ50は、レール部22に対して静止して(すなわち、レール部22に対して移動不能となるように)配置される。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る。しかしながら、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ロボット走行装置
14 台車部
16 駆動機構
18 ケーブルトラック
22 レール部
44 台座部
46 脚部
50 サーボモータ
52 動力伝達部
80 ロボットシステム
82,92 ロボット制御部
90 加工システム
94,94a,94b,94c,94d,94e,94f 加工機
96 加工機制御部

Claims (4)

  1. 一方に延在するレール部であって、該レール部の延在方向と直交する方向の予め定められた幅を有する、レール部と、
    前記レール部に上側から当接して該レール部と摺動可能に嵌合し、該レール部によって案内され、ロボットを支持する台車部と、
    前記台車部を駆動する駆動機構と、
    前記ロボットに接続される接続端を有するケーブルを収容し、前記台車部に連結されるケーブルトラックであって、前記直交する方向の前記幅を有する領域である、前記レール部の下方投影領域に含まれるように、前記レール部の下側で該レール部に沿って敷設される、ケーブルトラックと、を備える、ロボット走行装置。
  2. 前記台車部は、
    前記レール部の上側に配置される台座部と、
    前記台座部から下方へ延び、前記レール部の下側で前記ケーブルトラックに連結される脚部と、
    前記台座部及び前記脚部によって画定される開口部と、を有し、
    前記駆動機構は、前記開口部を通過するように配置されて前記台座部へ動力を伝達する動力伝達部を有する、請求項1に記載のロボット走行装置。
  3. 前記駆動機構は、前記レール部に対して静止して配置される動力発生部をさらに有し、
    前記動力伝達部は、前記動力発生部によって発生される前記動力を前記台車部へ伝達する、請求項2に記載のロボット走行装置。
  4. 土台部と、
    前記土台部と前記レール部との間で延在し、該レール部を該土台部の上方に支持する支柱と、をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット走行装置。
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