JP6321503B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の入隅となる部分にベランダや玄関ポーチや車庫スペースなどの上方が庇状に覆われた入隅空間が形成される建物に関するものである。
特許文献1には、住宅の玄関の庇を延長するとともに、車庫スペースの屋根と一体化させた延長庇を有する家屋の構造が開示されている。この延長庇は、鋼製の枠材によって四方が囲まれた剛性の高い庇ユニットを連結することで構築されている。そして、延長庇の張り出された隅角部は、地上に立てられた柱体によって支持されている。
また、特許文献2には、家屋本体の天井梁と同一の梁せいの梁を骨組みとする延長庇が開示されている。この特許文献2の延長庇も、延長庇自体の剛性が高いため、張り出された軒先を柱体によって下から支持させるだけで安定させることができる。
特開2003−232075号公報 特開2003−232098号公報
しかしながら庇で覆われる空間は、地上階だけでなく、ベランダのように2階以上の高さにも設けたい場合がある。また、庇状に覆うために、パネル状の部材を設置するだけでなく、上階の下面を利用したい場合もある。
さらに、吹き抜けのような高い空間や広い空間及び外観などを自由に設計したいという要望もある。
そこで、本発明は、入隅空間及びその周辺の外観を含めた設計の自由度に富んだ建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の建物は、天井梁と柱とを接合させた骨組みを有するとともに、少なくとも高さ方向の一部に上方が庇状に覆われた入隅空間が形成される建物であって、前記入隅空間に隣接する出隅の柱に一端が接合されて前記入隅空間の外縁となる一辺を形成する外縁梁と、前記外縁梁の他端に接合される支持体と、前記外縁梁とそれに対向する支持材に両側縁が支持されて前記入隅空間を覆う上部体とを備えたことを特徴とする。
また、天井梁と柱とを接合させた骨組みを有するとともに、少なくとも高さ方向の一部に上方が庇状に覆われた入隅空間が形成される建物であって、前記入隅空間に隣接する出隅の柱に一端が接合されて前記入隅空間の外縁となる一辺を形成する外縁梁と、前記外縁梁の他端に接合される支柱と、前記外縁梁とそれに対向する支持材に両側縁が支持されて前記入隅空間を覆う上部体とを備えたことを特徴とする。
さらに、前記支持体は、前記入隅空間に隣接する出隅の柱に一端が接合されて前記外縁梁と略直交する補助梁と、前記補助梁を下方から支持させる支柱とを備え、前記外縁梁の他端は、前記補助梁の側面に接合される構成とすることができる。
ここで、前記外縁梁は、前記出隅の柱に接合される天井梁の軸方向に延伸されており、前記支持材は、前記入隅空間を挟んで前記外縁梁と略平行に配置された天井梁とすることができる。また、前記出隅の柱側の外縁梁の端部には、前記柱の上端面に載置させるための突出片が形成されているのが好ましい。
さらに、前記上部体は、庇パネルとすることができる。また、前記庇パネルの両側縁には、前記外縁梁及びそれに略平行な天井梁に引っ掛けるための受け金具がそれぞれ取り付けられた構成とすることができる。これに対して、前記上部体を、屋内空間が形成される上階ユニットにすることもできる。
また、前記入隅空間の下方には下階が存在し、前記支柱の下端はその下階の柱の上端に接合される構成とすることができる。さらに、前記外縁梁は、2本のC形鋼のウェブどうしを接合させることによって形成されていてもよい。また、前記2本のC形鋼のウェブ間に補強板を介在させることもできる。
そして、これらのような建物は、梁と柱とによって骨組みが形成される建物ユニットを複数、隣接させて構成されるユニット建物とすることができる。
このように構成された本発明の建物は、入隅空間の外縁となる一辺を形成する外縁梁の一端が出隅の柱に接合されるとともに、他端が支持体に支持されることによって入隅空間を補強する構造(補強体)が構築される。そして、入隅空間の上方を覆う上部体の一側縁が、補強体の外縁梁によって支持される。
このため、入隅空間の主構造が予め配置された状態となるので、庇パネルや上階ユニットなど様々な部材を上部体として配置することができるようになり、入隅空間周辺の外観などの設計の自由度に富んだ建物を構築することができる。
また、支持体が支柱であれば、簡単に設けることができる。さらに、外縁梁に略直交される補助梁と、その補助梁を下方から支持させる支柱とによって支持体を構成する場合は、支柱の無い張り出し部分を形成することができる。
また、入隅空間を挟んで略平行に配置される外縁梁と天井梁とに上部体の両側縁を支持させるのであれば、上部体を高剛性の庇パネルにしなくても安定して支持させることができる。
さらに、外縁梁の端部に柱の上端面に載置させるための突出片を設けることで、外縁梁を容易に架け渡すことができる。また、庇パネルの両側縁に外縁梁及び天井梁に引っ掛けるための受け金具をそれぞれ取り付けておくことで、容易に庇パネルを設置することができる。
また、補強体の支柱を下階の柱に接合させることで、支持力の大きな支柱にすることができる。さらに、外縁梁を2本のC形鋼で形成することで、高剛性の梁にすることができる。特に、C形鋼のウェブ間に補強板を介在させることで、さらに梁の剛性を上げることができる。
そして、このような建物は、梁と柱とによって骨組みが形成される建物ユニットを複数、隣接させて構成されるユニット建物にすることで、容易に構築することができる。
本発明の実施の形態のユニット建物の構成を示した説明図である。 補強体を組み立てる工程と、庇パネルを設置する工程とを説明する斜視図である。 軒先梁の端部の接合方法を説明する図であって、(a)は出隅側の説明図、(b)は開放隅側の説明図である。 庇パネルの取り付け方法を示した説明図である。 入隅空間の庇パネル周辺の構成を説明する図であって、(a)は妻側の断面図、(b)は軒先梁の軸方向の中央付近の断面図である。 軒先側の出隅周辺の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視方向で見た側面図である。 開放隅周辺の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢視方向で見た側面図である。 軒元側の出隅周辺の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C矢視方向で見た断面図である。 入隅周辺の構成を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D矢視方向で見た断面図である。 実施例1の庇パネル周辺の構成を説明する断面図である。 実施例1の別の形態の庇パネル周辺の構成を説明する断面図である。 実施例2で説明する様々な形態のユニット建物の構成を示した説明図である。 実施例2で説明する様々な形態のユニット建物の構成を示した説明図である。 実施例2で説明する様々な形態のユニット建物の構成を示した説明図である。 実施例3の補強体を組み立てる工程と、庇パネルを設置する工程とを説明する斜視図である。 実施例3のユニット建物の構成を示した説明図である。 図16のA部の構成を説明する図であって、(a)は妻側から見た側面図、(b)は桁側から見た正面図である。 図16のB部の構成を説明する図であって、(a)は妻側から見た側面図、(b)は桁側から見た断面図である。 図16のC部の構成を説明するために妻側から見た側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の建物としてのユニット建物10の全体の概略構成を説明するための斜視図である。
このユニット建物10は、複数の建物ユニット1,・・・を隣接させて構築される2階建ての住宅である。このユニット建物10には、1階の建物ユニット1の上に2階の建物ユニット1が設置される部分と、1階の建物ユニット1の上方が庇状に覆われた入隅空間2となる部分とがある。
この入隅空間2は、2階に平面視L字状に並べられた3つの建物ユニット1,1,1の平面視略長方形の入隅部に形成される。ここで、入隅空間2の四隅を、隣接する建物ユニット1との位置関係で、出隅21、開放隅22、軒元側出隅23、入隅24と名付ける。
入隅空間2は、床面2aが1階の建物ユニット1の上面に形成される。また、上方は上部体としての庇パネル4によって覆われる。すなわち入隅空間2は、隣接する2階の建物ユニット1,1の少なくとも一方から出入りができるようになっているベランダである。あるいは、庇付きバルコニーとも呼べる。
一方、建物ユニット1は、4本の柱11と、その柱11,11の上端間に架け渡される梁としての天井梁12と、柱11,11の下端間に架け渡される梁としての床梁13とによって構造部材となる骨組構造体が構成される。
この骨組構造体は、図2に示すように、柱11と天井梁12とがジョイントピース14を介して溶接によって剛接合されるとともに、柱11と床梁13ともジョイントピース14を介して溶接によって剛接合されたラーメン構造体となっている。
この柱11は、角形鋼管などの閉断面の材料によって形成されている。一方、天井梁12は、図5(a)に示すように、C形鋼などの開放断面の材料によって形成されている。
ここで、図1に示すように、2階の建物ユニット1の外縁を形成する天井梁12のうち、一端が出隅21に接合されて、軸方向が入隅空間2の外縁となる一辺に連続する梁を、天井梁12Aとする。すなわち天井梁12Aは、入隅空間2に隣接する建物ユニット1の桁方向の外縁側の梁である。一方、軒元側出隅23と入隅24とを繋ぐ梁を、天井梁12Bとする。
そして、天井梁12Aの軸方向に連続する入隅空間2の桁側の外縁には、庇パネル4を支持させるための補強体3が設けられる。この補強体3は、出隅21の柱11Aに一端が接合される外縁梁として軒先梁31と、軒先梁31の他端に接合される支持体としての支柱32とによって主に構成される。
軒先梁31は、図2に示すように天井梁12Aと軸方向が一致する方向に向けて、天井梁12Aの上面と同じ上面高さとなるように架け渡される。この軒先梁31によって、入隅空間2の外縁となる一辺が形成される。
軒先梁31は、例えばウェブ31aと上下のフランジ31b,31cとを有するC形鋼(溝形鋼)などの開放断面の鋼材によって形成される。詳細には、図5(a)に示すように、ウェブ31aと平行な垂直片がフランジ31b,31cの縁部に形成されたリップ付きC形鋼を使用することができる。
軒先梁31の出隅21側の端部には、図3(a)に示すように突出片311を形成するためのL金具310が取り付けられる。このL金具310は、柱11Aの上端面を形成する蓋部11bに載置させるための突出片311と、突出片311の縁部から垂下されて軒先梁31の端部を塞ぐ閉塞部312とが一体に形成されている。
そして、閉塞部312には、柱11Aの側面に接合させるためのボルト用の穴314,314が穿孔されている。この穴314,314は、突出片311を柱11Aの蓋部11bに載置させたときに、柱側の穴11a,11aと一致する位置に設けられている。これらの一致した穴314,11aに、図6に示すようにボルト313を通して柱11Aに軒先梁31を接合させる。
一方、軒先梁31の開放隅22側の端部は、図3(b)に示すように支柱32の上端に接合される。この支柱32は、下端が1階の建物ユニット1の柱11の上端に接合されている。
そして、支柱32の上端には、上端プレート32aが取り付けられる。また、上端プレート32aには、ボルト用の穴322が設けられる。
これに対して軒先梁31の下側のフランジ31cには、ボルト用の穴315bが穴322の位置に合わせて設けられている。そして、上下の穴315b,322に、図7に示すようにボルト323を通して支柱32に軒先梁31を接合させる。
このようにして構築される補強体3に支持させる庇パネル4は、図2に示すように、長方形の長辺となる2つの側縁を形成する側枠41,41と、短辺となる2つの側縁を形成する妻枠42,42とによって外枠が構築される。
また、側枠41,41間には、妻枠42と略平行となるように、間隔を置いて複数の根太43,・・・が架け渡される。そして、庇パネル4の下面側は軒天材46で覆われ、上面側には板材44が敷設される。
これらの側枠41、妻枠42及び根太43は、木材によって形成することができる。すなわち庇パネル4は、軒先梁31と本体側の支持材としての天井梁12Bとに架け渡されるだけなので、それほど剛性が高い部材で製作する必要がない。
側枠41には、軒先梁31又は天井梁12Bに引っ掛けるために複数の受け金具45,・・・が取り付けられる。この受け金具45は、側面視逆L字状に形成されており、張出片451を軒先梁31又は天井梁12Bの上面に載置させる。
図5(a)に、軒先梁31又は天井梁12Bと受け金具45との接合部周辺の構成を示した。受け金具45は、下部がボルト45aによって側枠41に固定されるとともに、張出片451が軒先梁31又は天井梁12Bの上面にボルト45bによって固定される。
この図5(a)は、開放隅22と軒元側出隅23との間の庇パネル4周辺の断面を示している。支柱32は、支柱カバー32bで覆われ、天井梁12B側の入隅空間2に接する面には外壁が配置されている。
一方図5(b)は、軒先梁31の軸方向の中央付近の位置で図5(a)と同じ方向で見た断面図である。この庇パネル4には、クレーンで吊り上げるための吊りボルト47が、側枠41に対してボルト45cによって取り付けられている。
続いて、図6−9を参照しながら入隅空間2の四隅の詳細な構成について説明する。図6(a)は、出隅21周辺の平面図である。また、図6(b)は、図6(a)のA−A矢視方向で見た側面図である。
この出隅21は、入隅空間2の妻側に隣接する2階の建物ユニット1の天井梁12A,12と柱11Aとの接合部に隣接している。柱11Aの上端は蓋部11bで塞がれており、その蓋部11bの上にL金具310の突出片311が載せられる。
この状態でL金具310の閉塞部312は柱11Aの側面に密着される。また、突出片311を蓋部11bに載せただけで、軒先梁31側の穴314,314と柱11A側の穴11a,11aとが一致するようになっているため、位置合わせのための高さ調整作業が現地では不要であって、容易にボルト313,313によって柱11Aに固定することができる。このようにして軒先梁31の一端が柱11Aに接合されることになる。
一方図7(a)は、開放隅22周辺の平面図である。また、図7(b)は、図7(a)のB−B矢視方向で見た側面図である。この開放隅22は、入隅空間2の建物ユニット1と隣接することのない外部に面した隅部に形成される。
支柱32の上端は、その本体断面よりも面積が広い上端プレート32aによって塞がれる。また、支柱32の周囲は、円筒状の支柱カバー32bによって囲まれる。
そして、軒先梁31の下側のフランジ31cの端部は、支柱32の上端に載せられる。この状態でボルト323によって支柱32に固定されて、軒先梁31の他端が支柱32に接合されることになる。
また、図6,7に示すように、庇パネル4は、受け金具45とボルト45bによって軒先梁31に固定される。この受け金具45は、予め側枠41,41に取り付けられているので、受け金具45の張出片451を軒先梁31上面に載せるだけで、容易にボルト45bによる接合を行うことができる。なお、庇パネル4は、入隅空間2の妻側に隣接する建物ユニット1の天井梁12には、固定されていない。
図8(a)は、軒元側出隅23周辺の平面図である。また、図8(b)は、図8(a)のC−C矢視方向で見た断面図である。この軒元側出隅23は、入隅空間2の桁側に隣接する2階の建物ユニット1の天井梁12B,12と柱11Bとの接合部に隣接している。
そして、図9(a)は、入隅24周辺の平面図である。また、図9(b)は、図9(a)のD−D矢視方向で見た断面図である。この入隅24は、2階の3つの建物ユニット1,1,1の隅部が集まる位置に隣接している。
また、図8,9に示すように、庇パネル4は、受け金具45とボルト45bによって入隅空間2の桁側に隣接する建物ユニット1の天井梁12Bには固定されているが、妻側に隣接する建物ユニット1の天井梁12には固定されていない。すなわち庇パネル4は、桁側の両側縁にある側枠41,41側だけが軒先梁31と天井梁12Bにそれぞれ接合されて支持されることになる。
次に、本実施の形態のユニット建物10の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のユニット建物10は、入隅空間2の外縁となる一辺を形成する軒先梁31の一端が出隅21の柱11Aに接合されるとともに、他端が支柱32に支持されることによって入隅空間2を補強する補強体3が構築される。そして、入隅空間2の上方を覆う庇パネル4の側枠41が、補強体3の軒先梁31によって支持される。
このため、入隅空間2の主構造となる補強体3が予め配置された状態となるので、剛性を抑えた簡素な構造の庇パネル4など様々な部材を上部体として配置することができるようになり、入隅空間2周辺の外観などの設計の自由度に富んだユニット建物10を構築することができる。
すなわち、入隅空間2を挟んで略平行に配置される軒先梁31と天井梁12Bとに庇パネル4の両側枠41,41を支持させるのであれば、高剛性の庇パネル4にしなくても安定して支持させることができる。
また、軒先梁31の端部に柱11Aの上端面となる蓋部11bに載置させるための突出片311を設けることで、軒先梁31を容易に架け渡すことができる。また、庇パネル4の両側枠41,41に軒先梁31及び天井梁12Bに引っ掛けるための受け金具45,・・・をそれぞれ取り付けておくことで、容易に庇パネル4を設置することができる。
また、補強体3の支柱32の下端を、1階の建物ユニット1の柱11の上端に接合させることで、軒先梁31を介して大きな力が作用しても対抗できるような支持力の大きな支柱32にすることができる。
そして、このような建物は、梁(12,13)と柱11とによって骨組みが形成される建物ユニット1,・・・を複数、隣接させて構成されるユニット建物10にすることで、容易に構築することができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態の実施例1について、図10,11を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を付して説明する。
前記実施の形態では、1本のC形鋼によって軒先梁31を形成した。これに対して実施例1では、2本のC形鋼51,52で形成される外縁梁としての軒先梁5について説明する。
この軒先梁5は、図10に示すように2本のC形鋼51,52を平行に並べて形成されている。それぞれのC形鋼51,52は、ウェブ51a,52a、上側のフランジ51b,52b及び下側のフランジ51c,52cを有するリップ付きのC形鋼である。
そして、2本のC形鋼51,52は、それぞれのウェブ51a,52aの背面側が接するように並べられ、ボルト53,53によって一体化されている。そして、外側のC形鋼51が支柱32及び柱11Aに接合される。
一方内側(入隅空間2側)のC形鋼52の上面には、庇パネル4の側枠41に取り付けられた受け金具45の張出片451が載せられ、ボルト45bによって固定される。このように軒先梁5を2本のC形鋼51,52を並べて一体化させた構成とすることで、高剛性の梁にすることができる。
さらに外縁梁の剛性を上げたい場合は、図11に示すような軒先梁5Aの構成とすることができる。この軒先梁5Aは、2本のC形鋼51,52のウェブ51a,52a間に鋼製の補強板54が介在されてボルト53,53によって一体化されている。このように、C形鋼51,52のウェブ51a,52a間に補強板54を介在させることで、梁の剛性を増強させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態及び実施例1とは別の形態の実施例2について、図12−14を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を付して説明する。
この実施例2では、様々な部材を上部体として配置できることについて説明する。前記実施の形態では、上部体として庇パネル4を入隅空間2の上方に設置したが、上部体はこれに限定されるものではない。
図12(a)は、3階建てのユニット建物10Aの概略構成を示している。入隅空間2の上方は上部体としての上階ユニット61によって覆われる。また、2階の建物ユニット1,1,1の上方にもそれぞれ上階ユニット62,62,62が設置される。これらの上階ユニット61,62は、屋内空間が形成される建物ユニットであって、前記実施の形態で説明した建物ユニット1と同様の構成となる。
一方図12(b),(c)に示したユニット建物10B,10Cは、入隅空間2の上方が三角柱状の上階ユニット63,64によって覆われる。この上部体としての上階ユニット63,64は、屋内空間が傾斜天井を有する空間になること以外は建物ユニット1と同様であるため説明は省略する。
このように上階ユニット61,63,64で庇状に入隅空間2を覆う場合も、剛性の高い補強体3が設置されていれば、任意の形状や向きで上階ユニット61,63,64を配置することができる。
続いて図13(a)は、入隅空間2に繋がる延長空間71と出島空間72とが設けられたユニット建物10Dを示している。この延長空間71には、軒先梁31に連続する軒先梁711と、その端部を接合させる支柱712とが外縁の一辺を形成するように配置されている。そして、軒先梁711とそれに対向する建物ユニット1に両側縁をそれぞれ支持させるように庇パネル4Aが設置される。
また、出島空間72を形成する1階の建物ユニット1の外縁には、軒先梁31と対向する位置にそれと略平行となるように出梁721が設置される。また、出梁721の両端は、支柱722,722によってそれぞれ支持される。そして、軒先梁31とそれに対向する出梁721に両側縁をそれぞれ支持させるように庇パネル4Bが設置される。
一方図13(b)には、入隅空間2を上階ユニット61で覆うとともに、延長空間71を庇パネル4Aで覆ったユニット建物10Eが示されている。この図13に示したように、様々な形態の上部体(4,4A,4B,61)を組み合わせて配置することにより、入隅空間2及びそれに繋がる空間(71,72)を含めた設計の自由度に富んだユニット建物10D,10Eを構築することができる。
また図14(a)には、2階分の高さのある入隅空間2Aを有するユニット建物10Fを示している。すなわち補強体3Aを構成する支持体としての支柱33が、地上から2階の屋根の高さまで延びる長尺部材となっている。
このように吹き抜けのようであって庇パネル4で覆われた入隅空間2Aを形成することで、ユニット建物10Fの外観の意匠性を高めることができる。また庇パネル4を、2階の居室内への日除けとして機能させることができるうえに、車庫スペースの屋根としても機能させることができる。
これに対して図14(b)には、2階の半分程度の高さの入隅空間2Bを有するユニット建物10Gを示している。この入隅空間2Bの外縁に設置される補強体3Bは、建物ユニット1の柱11Aの途中に一端が接合される外縁梁としての軒先梁34と、軒先梁34の他端を接合させる2階の半分程度の高さの支持体としての支柱35とによって主に構成されている。
そして、この補強体3Bとそれに対向する支持材としての建物ユニット1の桁側面とによって上階ユニット61の両側縁を支持させることで、凹凸のあるユニット建物10Gの外観を形成することができる。このように高さ違いにすることによって、居室の高さに影響されない「こもり感」のある入隅空間2Bを形成することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記した実施の形態及び実施例1,2とは別の形態の実施例3について、図15−19を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1,2で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を付して説明する。
この実施例3では、入隅空間2Cに支柱の無い張り出し部分が形成されるユニット建物10Hについて説明する。このユニット建物10Hは、図16に示すように、複数の建物ユニット1,1A・・・を隣接させて構築される2階建ての住宅である。
ここで、建物ユニット1Aは、妻側の幅が建物ユニット1の半分となる建物ユニットである。この建物ユニット1Aが配置される上方が庇状に覆われた空間が入隅空間2Cとなる。
この入隅空間2Cの上方は上部体としての庇パネル4Cによって覆われる。また、入隅空間2Cは、隣接する2階の建物ユニット1,1の少なくとも一方から出入りができるようになっているベランダである。あるいは、庇付きバルコニーとも呼べる。ベランダの外縁(建物ユニット1Aの上面外縁)には、手摺壁25A,25Bが設けられる。
そして、この入隅空間2Cには、庇パネル4Cを支持させるための補強体8が設けられる。この補強体8は、図15,16に示すように、出隅21の柱11Aに一端が接合される外縁梁として軒先梁81と、軒先梁81の他端に接合される支持体82とによって主に構成される。
軒先梁81は、図15に示すように天井梁12Aと軸方向が一致する方向に向けて、天井梁12Aの上面と同じ上面高さとなるように架け渡される。この軒先梁81によって、入隅空間2Cの外縁となる一辺が形成される。
軒先梁81は、例えばウェブ81aと上下のフランジ81b,81cとを有するC形鋼(溝形鋼)などの開放断面の鋼材によって形成される。詳細には、図17に示すように、ウェブ81aと平行な垂直片がフランジ81b,81cの縁部に形成されたリップ付きC形鋼を使用することができる。
一方、軒先梁81の開放隅22側の端部(図16のA部)は、図15に示すように端プレート811によって塞がれて、支持体82の側面に接合される。
この支持体82は、入隅空間2Cに隣接する出隅の柱11Bに一端が接合されて軒先梁81と略直交する補助梁としての出隅梁822と、出隅梁822を下方から支持させる支柱821とによって主に構成される。
出隅梁822は、例えばウェブ822aと上下のフランジ822b,822cとを有するC形鋼(溝形鋼)などの開放断面の鋼材によって形成される。詳細には、図18に示すように、ウェブ822aと平行な垂直片がフランジ822b,822cの縁部に形成されたリップ付きC形鋼を使用することができる。
そして、出隅梁822の側面を形成するウェブ822aに対して、軒先梁81の他端が接合される。詳細には図17に示すように、軒先梁81の端プレート811を出隅梁822のウェブ822aの入隅空間2C側の面に接触させて、ボルト812,812を使って接合させる。
ここで、図17(a)は、図16のA部を出隅梁822を正面にして見た図である。一方、図17(b)は、A部を軒先梁81を正面にして見た図である。このA部(開放隅22)は、入隅空間2Cの建物ユニット1と隣接することのない外部に面した隅部に形成される。
出隅梁822の軒元側出隅23側の端部(図16のC部)は、図15に示すように端プレート823によって塞がれて、柱11Bの側面に接合される。詳細には図19に示すように、出隅梁822の端プレート823を柱11Bの側面に接触させて、ボルト823a,823aを使って接合させる。
ここで、図19は、図16のC部を出隅梁822を正面にして見た図である。このC部(軒元側出隅23)は、入隅空間2Cの桁側に隣接する2階の建物ユニット1の天井梁12B,12と柱11Bとの接合部に隣接している。
一方、出隅梁822の中央付近の下面は、図15に示すように支柱821の上端に接合される。この支柱821は、下端が1階の建物ユニット1Aの柱11の上端に接合されている(図16参照)。
そして、支柱821の上端は、上端プレート821aによって塞がれる。この上端プレート821aは、支柱821の本体断面よりも面積が広い板材である。
ここで、図18(a)は、図16のB部を出隅梁822を正面にして見た図である。一方、図18(b)は、B部を軒先梁81と平行な線で切断した断面図である。このB部は、上面がベランダとなる通常の半分の大きさの建物ユニット1Aの出隅部の上方に位置する。
そして図18に示すように、上端プレート821aを出隅梁822の下側のフランジ822cの下面に接触させて、ボルト821cを使って接合させる。また、支柱821の周囲は、円筒状の支柱カバー821bによって囲まれる。
このように構成された実施例3のユニット建物10Hは、軒先梁81に略直交される出隅梁822と、その出隅梁822の略中央を下方から支持させる支柱821とによって支持体82が構成される。
このため、1階の建物ユニット1Aからさらに張り出された支柱の無い庇部分を、庇パネル4Cの一部によって形成することができる。この張り出された庇パネル4Cの下方は、地上の車庫スペースの屋根としても機能させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、建物としてユニット建物10,10A−10Hを例に説明したが、これに限定されるものではなく、在来工法などによって構築される天井梁と柱とを接合させた骨組みを有する建物にも本発明を適用することができる。
また、前記実施の形態及び実施例では、入隅空間2,2A−2Cの桁側の外縁に補強体3,8を構成する軒先梁31,81を配置する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、入隅空間2,2A−2Cの妻側の外縁に外縁梁を配置して、それに対向する入隅空間2,2A−2Cの妻側の建物ユニット1との間で、上部体の妻側の両側縁を支持させることができる。
さらに、前記実施の形態及び実施例1,3では、リップ付きのC形鋼によって形成される軒先梁31,5,5A,81及び出隅梁822について説明したが、これに限定されるものではなく、リップ部分のないC形鋼、H形鋼、角形鋼管などいずれの部材によっても外縁梁又は補助梁を製作することができる。
また、前記実施例3では、出隅梁822の略中央に支柱821を接合させる構成について説明したが、これに限定されるものではなく、補助梁のいずれの位置に支柱を接合させてもよい。
10,10A−10H ユニット建物(建物)
1,1A 建物ユニット
11,11A,11B 柱
11b 蓋部(上端面)
12,12A,12B 天井梁
2,2A−2C 入隅空間
21 出隅
31 軒先梁(外縁梁)
311 突出片
32 支柱(支持体)
33 支柱(支持体)
34 軒先梁(外縁梁)
35 支柱(支持体)
4,4A−4C 庇パネル(上部体)
41 側枠(側縁)
45 受け金具
5,5A 軒先梁(外縁梁)
51,52 C形鋼
54 補強板
61,63,64 上階ユニット(上部体)
8 補強体
81 軒先梁(外縁梁)
82 支持体
821 支柱
822 出隅梁

Claims (12)

  1. 天井梁と柱とを接合させた骨組みを有するとともに、少なくとも高さ方向の一部に上方が庇状に覆われた入隅空間が形成される建物であって、
    前記入隅空間に隣接する出隅の柱に一端が接合されて前記入隅空間の外縁となる一辺を形成する外縁梁と、
    前記外縁梁の他端に接合される支持体と、
    前記外縁梁とそれに対向する支持材に両側縁が支持されて前記入隅空間を覆う上部体とを備えたことを特徴とする建物。
  2. 前記支持体は、支柱であることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 前記支持体は、前記入隅空間に隣接する出隅の柱に一端が接合されて前記外縁梁と略直交する補助梁と、前記補助梁を下方から支持させる支柱とを備え、
    前記外縁梁の他端は、前記補助梁の側面に接合されることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  4. 前記外縁梁は、前記出隅の柱に接合される天井梁の軸方向に延伸されており、前記支持材は、前記入隅空間を挟んで前記外縁梁と略平行に配置された天井梁であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物。
  5. 前記出隅の柱側の外縁梁の端部には、前記柱の上端面に載置させるための突出片が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建物。
  6. 前記上部体は、庇パネルであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物。
  7. 前記庇パネルの両側縁には、前記外縁梁及びそれに略平行な天井梁に引っ掛けるための受け金具がそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の建物。
  8. 前記上部体は、屋内空間が形成される上階ユニットであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の建物。
  9. 前記入隅空間の下方には下階が存在し、前記支柱の下端はその下階の柱の上端に接合されることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載の建物。
  10. 前記外縁梁は、2本のC形鋼のウェブどうしを接合させることによって形成されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の建物。
  11. 前記2本のC形鋼のウェブ間に補強板を介在させることを特徴とする請求項10に記載の建物。
  12. 梁と柱とによって骨組みが形成される建物ユニットを複数、隣接させて構成されるユニット建物であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の建物。
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