JP6320653B1 - 電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機 - Google Patents

電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機 Download PDF

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電動機(100)の固定子(200)の製造方法は、軸方向の両端にインシュレータ(4)を設けて軸方向両端にインシュレータ(4)を介して巻線(3)が施された固定子鉄心(2)の内側に芯棒治具を挿入する工程と、巻線(3)を覆う第1のカバー(5a)が、芯棒治具に位置決めされたインシュレータ(4)に装着される工程と、インシュレータ(4)と第1のカバー(5a)との隙間に充填剤(6a)が充填される工程とを備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機に関する。
特許文献1には、複数の分割コアを環状に配列して構成される固定子鉄心に樹脂を設けることにより固定子を製造する方法が開示されている。特許文献1に開示された固定子の製造方法では、固定子鉄心の内側に挿入され固定子鉄心の径方向における位置決めを行う金型中芯と、固定子鉄心の外周部を固定する下型とが用いられる。下型には、固定子鉄心の外周部を固定するための突起が設けられている。特許文献1に開示された固定子の製造方法では、固定子鉄心が金型中芯に密着した状態で、かつ、固定子鉄心の外周部が下型に固定された状態で樹脂が充填される。そのため、樹脂が充填されるときの圧力により複数の分割コアが径方向外側に広がることが抑制され、固定子鉄心とインシュレータと巻線とが樹脂で一体に固定される。
特開2001−268862号公報
しかしながら、特許文献1に開示された固定子の製造方法では、金型中芯だけでなく固定子鉄心の外周部を固定する下型が必要であるため、樹脂を設ける前の固定子を下型に設置する工程と、樹脂が設けられた後の固定子を下型から取外す工程が生じる。そのため、固定子の製造工程を減らして固定子の製造時間を短縮させることができる電動機の開発が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、固定子の製造時間を短縮させることができる電動機の固定子の製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電動機の固定子の製造方法は、軸方向両端にインシュレータを介して巻線が施された固定子鉄心の内側に芯棒治具を挿入する工程と、巻線を覆うカバーが、芯棒治具に位置決めされたインシュレータに装着される工程と、インシュレータとカバーとの隙間に充填剤が充填される工程とを備える。インシュレータは、固定子鉄心の軸線方向の端面に配置される基部と、基部の径方向の内側に設けられる内壁と、を有する。芯棒治具は、内壁に接するように挿入されることを特徴とする。
本発明に係る電動機の固定子の製造方法は、固定子の製造時間を短縮させることができるという効果を奏する。
実施の形態に係る電動機の断面図 図1に示される固定子の製作手順を説明するための図 図1に示す第1のカバーの変形例を示す図 図3に示される固定子の製作手順を説明するための図 図3に示される固定子の外観図 図5に示す固定子の変形例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る電動機の固定子の製造方法、電動機の固定子及び電動機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は実施の形態に係る電動機の断面図である。図2は図1に示される固定子の製作手順を説明するための図である。図1に示す実施の形態に係る電動機100は、固定子200と、固定子200の内側に設けられる回転子300とを備える。回転子300は、筒状の回転子鉄心301と、回転子鉄心301を貫通するシャフト302とを備える。固定子200は、筒状のフレーム1と、フレーム1の内側に設けられる固定子鉄心2と、マグネットワイヤを巻き付けて形成される巻線3と、固定子鉄心2と巻線3とを電気的に絶縁するインシュレータ4と、巻線3を覆うようにインシュレータ4に設けられる環状の第1のカバー5aと、巻線3を覆うようにインシュレータ4に設けられる環状の第2のカバー5bと、充填剤6aと、充填剤6bとを備える。
固定子鉄心2の中心軸AXの軸線方向は、図1中に矢印D1で示される方向である。固定子鉄心2の中心軸AXの周方向は、図1中に矢印D2で示される方向である。第1のカバー5a及び第2のカバー5bのそれぞれは、周方向D2に連なる環状の部材である。
回転子鉄心301及び固定子鉄心2は、不図示の電磁鋼板母材から環状に打ち抜かれた複数の薄板を、軸線方向D1に積層して構成される。複数の薄板は、かしめ、溶接又は接着で相互に固定される。
インシュレータ4は、固定子鉄心2を構成する不図示のバックヨーク及びティースに組み付けられる。マグネットワイヤがインシュレータ4にコイル状に巻き付けられて層状に形成されることにより巻線3が得られる。マグネットワイヤは導電性の電線であり、マグネットワイヤの外周面には絶縁被膜が施されている。インシュレータ4は、ポリブチレンテレフタレート(PolyButylene Terephthalate:PBT)、ポリフェニレンサルファイド(Poly Phenylene Sulfide:PPS)又は液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)といった絶縁性の樹脂を成形して得られる。インシュレータ4は、固定子鉄心2の軸線方向D1の端面に設置される基部41と、基部41の径方向D3の内側に設けられる内壁42と、基部41の径方向D3の外側に設けられる外壁43とを備える。
第1のカバー5aは、基部5a1と、基部5a1の径方向D3の外側に設けられる縁部5a2とを備える。基部5a1は、インシュレータ4の外壁43の軸線方向D1の端部と対向すると共に、巻線3と対向する位置に設置される。基部5a1の径方向D3の内側の端部5a11は、インシュレータ4の内壁42に接する。縁部5a2は、インシュレータ4の外壁43の径方向D3の外側面と対向する位置に設置される。縁部5a2の軸線方向D1の端部5a21は、フレーム1の軸線方向D1の端部に接する。
第2のカバー5bは、基部5b1と、基部5b1の径方向D3の外側に設けられる縁部5b2とを備える。基部5b1は、インシュレータ4の外壁43の軸線方向D1の端部と対向すると共に、巻線3と対向する位置に設置される。基部5b1の径方向D3の内側の端部5b11は、インシュレータ4の内壁42に接する。縁部5b2は、インシュレータ4の外壁43の径方向D3の外側面と対向する位置に設置される。縁部5b2の軸線方向D1の端部5b21は、フレーム1の軸線方向D1の端部に接する。
フレーム1、第1のカバー5a及び第2のカバー5bのそれぞれの材料としては、アルミニウム合金、オーステナイト系ステンレス合金、銅合金、鋳鉄、鋼、又は鉄合金を例示できる。
インシュレータ4と第1のカバー5aとの間と、巻線3と第1のカバー5aとの間とには、図2に示す隙間7aが形成される。隙間7aには充填剤6aが充填されている。充填剤6aは、インシュレータ4と巻線3とに第1のカバー5aを固定するための材料である。インシュレータ4と第2のカバー5bとの間と、巻線3と第2のカバー5bとの間とには、図2に示す隙間7bが形成される。隙間7bには充填剤6bが充填されている。充填剤6bは、インシュレータ4と巻線3とに第2のカバー5bを固定するための材料である。充填剤6a,6bとしては、エポキシ樹脂、シリコン、ワニス又は接着剤を例示できる。
図2を用いて固定子200の製作手順を説明する。
(1)固定子鉄心2にインシュレータ4が取付けられる。
(2)インシュレータ4にマグネットワイヤが巻き付けられることにより巻線3が形成される。
(3)固定子鉄心2の外周部にフレーム1が焼き嵌めされる。
(4)固定子鉄心2の内側に芯棒治具8が挿入され、固定子鉄心2に挿入された芯棒治具8に、第1のカバー5aと第2のカバー5bとが装着される。
(5)射出成型機を用いた圧力注型により、インシュレータ4と第1のカバー5aとの間の隙間7aに、図1に示す充填剤6aが充填される。
(6)射出成型機を用いた圧力注型により、インシュレータ4と第2のカバー5bとの間の隙間7bに、図1に示す充填剤6bが充填される。
隙間7aに充填された充填剤6aが硬化することにより、第1のカバー5aがインシュレータ4と巻線3とに固定され、一体化される。また充填された充填剤6aによって、第1のカバー5aとフレーム1との間の隙間が埋められる。隙間7bに充填された充填剤6bが硬化することにより、第2のカバー5bがインシュレータ4と巻線3とに固定され、一体化される。また充填された充填剤6bによって、第2のカバー5bとフレーム1との間の隙間が埋められる。
従来の固定子では、フレームへのカバーの固定にネジ止め構造が用いられる場合がある。ネジ止め構造を用いた場合、固定子の組立時にフレーム及びカバーのそれぞれに形成されたネジ穴の位置がずれてネジ穴を再加工するという手間が生じる。実施の形態に係る固定子200では、充填剤6a,6bにより、第1のカバー5a及び第2のカバー5bがフレーム1、インシュレータ4及び巻線3に固定されるため、フレーム1、第1のカバー5a及び第2のカバー5bへのネジ穴加工が不要になる。そのため固定子200の組立の際、ネジ穴を再加工するという手間を省くことができる。
また従来の固定子では、フレームとカバーとが接する部分にインロー構造が設けられる場合がある。インロー構造は、カバーの端部に凹部を設けておき、フレームに凹部を嵌め合わせるように構成される。インロー構造が設けられている従来の固定子では、フレームにカバーを組み付ける際、フレームへのカバーの位置決めを行う必要がある。本実施の形態に係る固定子200では、インロー構造を用いなくとも、インシュレータ4の内壁42により、フレーム1への第1のカバー5a及び第2のカバー5bの位置決めがなされるため、インロー構造を設けるための加工が不要である。
また従来の固定子では、フレームとカバーとの対向部分の隙間を埋めるためにフレームとカバーとの間にOリングを挟み込むシール構造が設けられる場合がある。シール構造は、カバーの端部に凹部を設けておき、凹部にOリングを埋め込むように構成される。実施の形態に係る固定子200では、充填された充填剤6a,6bが硬化することによって、第1のカバー5aとフレーム1との間の隙間が埋められるため、シール構造を設けるための加工が不要である。
なお図1に示される固定子200では、第1のカバー5a及び第2のカバー5bのそれぞれの基部5a1,5b1の内側の端部5a11,5b11が、インシュレータ4の内壁42に接することによって、フレーム1への第1のカバー5a及び第2のカバー5bの位置決めがなされるが、固定子200の構造は図示例に限定されない。第1のカバー5a及び第2のカバー5bのそれぞれの基部5a1,5b1の内径が図2の芯棒治具8の外径と同一となるように構成され、このように構成された基部5a1,5b1の内周部が芯棒治具8の外周部に接するように構成してもよい。このように構成された固定子200では、芯棒治具8により、フレーム1への第1のカバー5a及び第2のカバー5bの位置決めがなされるため、ネジ穴を再加工するという手間を省くことができ、インロー構造を設けるための加工が不要であり、さらにシール構造を設けるための加工が不要である。
図3は図1に示す第1のカバーの変形例を示す図である。図4は図3に示される固定子の製作手順を説明するための図である。図3に示される固定子200Aと図2に示される固定子200との相違点は、固定子200Aでは、図2に示す第1のカバー5aの代わりに、軸受9を支持する環状のブラケット10が用いられていることである。
ブラケット10は、軸受9の外輪を保持するハウジング101と、ハウジング101の径方向D3の外側に設けられる外周部102と、外周部102から軸線方向D1に延びる縁部103とを備える。
ハウジング101は、内径が互いに異なる第1の内周部1011及び第2の内周部1012を備え、第2の内周部1012の内径は、第1の内周部1011の内径よりも大きく、かつ、固定子鉄心2及びインシュレータ4の内径に等しい。第2の内周部1012には軸受9の外輪の外周面が接する。第1の内周部1011には軸受9の外輪の軸方向端面が接する。縁部103の軸線方向D1の端部1031は、フレーム1の軸線方向D1の端部に接する。インシュレータ4とブラケット10との間には図4に示す隙間7aが形成され、隙間7aには充填剤6aが充填されている。
図4を用いて固定子200Aの製作手順を説明する。
(1)固定子鉄心2にインシュレータ4が取付けられる。
(2)インシュレータ4にマグネットワイヤが巻き付けられることにより巻線3が形成される。
(3)固定子鉄心2の外周部にフレーム1が焼き嵌めされる。
(4)固定子鉄心2の内側に芯棒治具8が挿入され、固定子鉄心2に挿入された芯棒治具8に、ブラケット10と第2のカバー5bとが装着される。このとき芯棒治具8の外周面にブラケット10の第2の内周部1012が接する。
(5)インシュレータ4とブラケット10との間の隙間7aに、図3に示す充填剤6aが充填される。
(6)インシュレータ4と第2のカバー5bとの間の隙間7bに、図3に示す充填剤6bが充填される。
隙間7aに充填された充填剤6aが硬化することにより、ブラケット10がインシュレータ4と巻線3とに固定される。また充填された充填剤6aによって、ブラケット10とフレーム1との間の隙間が埋められる。隙間7bに充填された充填剤6bが硬化することにより、第2のカバー5bがインシュレータ4と巻線3とに固定される。また充填された充填剤6bによって、第2のカバー5bとフレーム1との間の隙間が埋められる。
固定子200Aでは、ブラケット10の第2の内周部1012により、フレーム1へのブラケット10の位置決めがなされるため、前述したネジ止め構造及びインロー構造を設けるための加工が不要である。また固定子200Aでは、充填された充填剤6aが硬化することによって、ブラケット10とフレーム1との間の隙間が埋められるため、前述したシール構造を設けるための加工が不要である。
図5は図3に示される固定子の外観図である。図5に示すように固定子200Aのブラケット10には第1の貫通孔13が設けられている。第1の貫通孔13は、固定子200Aの外部から供給される充填剤6aを図4に示す隙間7aへ充填するためのものであり、ブラケット10の軸方向一端面から軸方向他端面まで貫通する。なお図1に示される第1のカバー5a及び第2のカバー5bには、図5に示す第1の貫通孔13と同様の貫通孔が設けられているものとする。
図6は図5に示される固定子の変形例を示す図である。図6に示される固定子200Bと図5に示される固定子200Aとの相違点は、固定子200Bのブラケット10には、第1の貫通孔13に加えて第2の貫通孔14が設けられていることである。
第1の貫通孔13及び第2の貫通孔14は、中心軸AXに対して対称な位置に配置される。第2の貫通孔14は、図4に示す隙間7aに存在する空気の排出口である。第1の貫通孔13から充填剤6aが供給されたとき、充填剤6aにより隙間7aに存在する空気が押し出されて第2の貫通孔14から排出される。そのため隙間7aに充填された充填剤6aでのボイドの発生を抑制できる。ボイドとは充填剤6aの内部に発生する気泡である。ボイドの発生が抑制されることにより、第2の貫通孔14が設けられていない場合に比べて、ブラケット10が図4に示すフレーム1とインシュレータ4と巻線3とに強固に固定されるため、固定子200Bの品質が向上する。なお図1に示される第1のカバー5a及び第2のカバー5bにも図6に示す第2の貫通孔14と同様の貫通孔を設けてもよい。
以上に説明したように実施の形態に係る固定子200,200A,200Bによれば、特許文献1に開示される下型が不要であるため、下型を設置する工程と、樹脂が成型された後の固定子を下型から取外す工程とが不要である。特許文献1に開示される固定子の製造方法では、下型を取外す際、インシュレータ又は巻線に下型が擦れることにより、絶縁不良又はインシュレータの変形といった不具合が生じる場合がある。実施の形態に係る固定子200,200A,200Bでは下型が不要であるため、このような不具合が発生せず、固定子200,200A,200Bの製造工程を減らして固定子の製造時間を短縮させることができる。
また実施の形態に係る固定子200,200A,200Bでは、固定子鉄心2がフレーム1に焼き嵌めされた状態で樹脂が設けられるため、固定子鉄心2が複数の分割コア片を環状に連結して構成されたものである場合でも、固定子鉄心2の真円度の低下が抑制される。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 フレーム、2 固定子鉄心、3 巻線、4 インシュレータ、5a 第1のカバー、5a1,5b1,41 基部、5a11,5a21,5b11,5b21,1031 端部、5a2,5b2,103 縁部、5b 第2のカバー、6a,6b 充填剤、7a,7b 隙間、8 芯棒治具、9 軸受、10 ブラケット、13 第1の貫通孔、14 第2の貫通孔、42 内壁、43 外壁、100 電動機、101 ハウジング、102 外周部、200,200A,200B 固定子、300 回転子、301 回転子鉄心、302 シャフト、1011 第1の内周部、1012 第2の内周部。

Claims (11)

  1. 軸方向両端にインシュレータを介して巻線が施された固定子鉄心の内側に芯棒治具を挿入する工程と、
    前記巻線を覆うカバーが、前記芯棒治具に位置決めされた前記インシュレータに装着される工程と、
    前記インシュレータと前記カバーとの隙間に充填剤が充填される工程と
    を備え
    前記インシュレータは、前記固定子鉄心の軸線方向の端面に配置される基部と、前記基部の径方向の内側に設けられる内壁と、を有し、
    前記芯棒治具は、前記内壁に接するように挿入されることを特徴とする電動機の固定子の製造方法。
  2. 前記カバーは軸受を支持するブラケットであることを特徴とする請求項1に記載の電動機の固定子の製造方法。
  3. 前記充填剤は前記カバーに設けられた第1の貫通孔から前記隙間に供給されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電動機の固定子の製造方法。
  4. 前記充填剤が前記第1の貫通孔から供給される際、前記カバーに設けられた第2の貫通孔から前記隙間の空気が排出されること
    を特徴とする請求項3に記載の電動機の固定子の製造方法。
  5. 射出成型機を用いた圧力注型により、前記充填剤が前記隙間に充填されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電動機の固定子の製造方法。
  6. 筒状のフレームと、
    前記フレームの内側に設けられる固定子鉄心と、
    前記固定子鉄心に設けられるインシュレータと、
    前記インシュレータに巻かれる巻線と、
    前記巻線を覆うように前記インシュレータに設けられるカバーと、
    前記インシュレータと前記カバーとの間の隙間に充填され、前記巻線と前記カバーと前記インシュレータとを一体化する充填剤と
    を備え
    前記インシュレータは、前記固定子鉄心の軸線方向の端面に配置される基部と、前記基部の径方向の内側に設けられる内壁と、を有し、
    前記カバーは、前記カバーの内側の端部が前記内壁に接することを特徴とする電動機の固定子。
  7. 前記カバーは軸受を支持するブラケットであることを特徴とする請求項6に記載の電動機の固定子。
  8. 前記カバーと前記フレームとの間に前記充填剤が充填されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の電動機の固定子。
  9. 前記カバーは、第1の貫通孔を有することを特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載の電動機の固定子。
  10. 前記カバーは、第2の貫通孔を有することを特徴とする請求項9に記載の電動機の固定子。
  11. 請求項6から10の何れか一項に記載の電動機の固定子を備えたことを特徴とする電動機。
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