JP6320015B2 - アタッチメント部材 - Google Patents

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Description

本発明は、排水口に配設されるアタッチメント部材に関する。
従来、排水栓装置としては、槽体(例えば、浴槽や洗面化粧台等)の排水口を開閉可能な栓蓋と、当該栓蓋を上下動可能に支持する支持軸を有してなる支持軸機構と、当該支持軸機構に連結され操作部材(例えば、押しボタン等)の変位を前記支持軸機構に伝達する伝達部材(例えば、ワイヤー等)と、槽体に直接又は間接的に取付けられ、排水口の内周において前記支持軸機構を保持するアタッチメント部材とを有するものが知られている。
アタッチメント部材は、支持軸機構を内周にて保持する筒状の保持部と、当該保持部の外周に配置され、槽体等に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、前記保持部及び前記外環部を連結する連結部とを備えている。また、一般に連結部は、保持部の周方向に沿って間欠的に複数設けられており、槽体の水を排出する際には、隣接する連結部同士の隙間を通って排水が行われるように構成されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2013−194366号公報
しかしながら、上述のように、連結部を周方向に沿って複数設ける構成では、通水面積を十分に確保することができないおそれがある。加えて、連結部には汚れが比較的付着しやすいところ、連結部が複数であれば、結果的に、汚れの付着しやすい箇所が増え、衛生性の面で好ましくなく、また、良好な衛生性を確保しようとすれば、清掃等の手入れを頻繁に行う必要が生じてしまい、手入れ頻度の増加を招いてしまうおそれがある。
さらに、アタッチメント部材を清掃するにあたっては、連結部が邪魔となるため、外環部の内周面や保持部の外周面等のうち、特に隣接する連結部同士の間に位置する部位を清掃することが難しく、清掃性に劣る。また、清掃性に劣るため、手入れ頻度を増加させれば、衛生性を確保するために必要な手間が著しく増大してしまうおそれがある。
加えて、連結部に対して毛髪等が引っ掛かりやすくなるため、毛髪等により排水流路が塞がれやすくなってしまい、ひいては排水能力が低下しやすくなってしまうおそれがある。さらに、形状が繁雑(複雑)であるといった印象を使用者等に与えてしまったりするおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、優れた排水能力を実現できるとともに、これを長期間に亘って維持することができ、かつ、良好な清掃性及び衛生性を実現し、手入れ頻度及び手入れに要する手間を著しく低減させることができ、さらには、優れた外観品質を得ることができるアタッチメント部材を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ
前記連結部の下面には、前記支持軸機構に連結され、所定の操作部材の変位を前記支持軸機構へと伝達する伝達部材を配置可能な収容部が設けられ、
前記収容部に前記伝達部材を配置した状態において、前記連結部を平面視したときに、前記伝達部材は視認不能又は視認困難となるように構成されることを特徴とするアタッチメント部材。
尚、連結部は、外環部に対して取外不能に固定されていてもよいし、外環部に対して取外可能に取付けられていてもよい。また、「連結部の長さ」とあるのは、より詳しくは、保持部の径方向に沿った外環部及び保持部間における連結部の長さをいう。
上記手段1によれば、平面視したときに(上方からみたときに)、自身の幅が自身の長さよりも小さい(つまり、比較的細長い形状の)連結部が1つのみ存在するように構成されている。
従って、アタッチメント部材の内周において非常に大きな通水面積を確保することができ、優れた排水能力を実現することができる。また、アタッチメント部材に対して毛髪等が引っ掛かりにくくなるため、毛髪等による排水流路の閉塞が生じにくくなり、上述の優れた排水能力を長期間に亘って維持することができる。
また、汚れの比較的付着しやすい連結部が平面視で1つのみ存在する構成であることから、アタッチメント部材において汚れの付着する箇所が著しく少なくなり、衛生性を効果的に高めることができる。さらに、衛生性が高められることで、衛生性を確保するための手入れを頻繁に行う必要がなくなり、手入れ頻度の著しい低減を図ることができる。
加えて、アタッチメント部材を清掃するにあたっては、連結部が邪魔となりにくく、外環部の内周面や保持部の外周面等を非常に容易に清掃することができ、良好な清掃性を実現することができる。また、これにより、上述の通り、手入れ頻度の低減が図られることと相俟って、衛生性を確保するために必要な手間を著しく低減させることができる。
加えて、平面視したときに、連結部が1つのみ存在する形状であるため、非常に整然とした外観となり、良好な外観品質を得ることができる。
さらに、上記手段1によれば、連結部を平面視したときに(連結部を上方から見たときに)、連結部によって伝達部材が隠れるように構成されている。
従って、伝達部材に対して汚れが付着したり、毛髪等が引っ掛かったりすることが生じにくくなり、より優れた排水能力及び衛生性を一層確実に実現することができる。また、アタッチメント部材の清掃時において、伝達部材が邪魔となりにくく、一層良好な清掃性を得ることができる。さらに、衛生性及び清掃性がより向上することで、手入れ頻度及び手入れに要する手間を一層低減させることができる。加えて、排水口側から見たときに、より整然とした外観となり、外観品質の更なる向上を図ることができる。
尚、「平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられる」とあるのは、例えば、保持部の外周面のうちその周方向に沿った1の領域のみと、外環部の内周面のうちその周方向に沿った1の領域のみとを連結する連結部が、上下方向に沿って複数設けられる構成を含む(この場合、それぞれの連結部は、平面視したときにおいて、その幅がその長さよりも小さなものとされる)。
手段.前記収容部に前記伝達部材を配置した状態において、前記連結部を側面から視認したときに、前記伝達部材は視認不能又は視認困難となるように構成されることを特徴とする手段に記載のアタッチメント部材。
上記手段によれば、連結部を上方から見たときだけでなく、連結部を側面から見たときにおいても、伝達部材が視認不能又は視認困難となるように構成されている。従って、伝達部材に対する汚れの付着等が一層生じにくくなり、一層優れた排水能力及び衛生性をより確実に実現することができる。また、アタッチメント部材の清掃時において、伝達部材が一段と邪魔になりにくく、非常に良好な清掃性を得ることができる。加えて、衛生性及び清掃性がより一層向上することから、手入れ頻度及び手入れに要する手間を一段と減らすことができる。さらに、排水口側から見たときに、より一層整然とした外観となり、外観品質を一層向上させることができる。
手段.前記収容部からの前記伝達部材の脱落を防止する脱落防止手段を備えることを特徴とする手段又はに記載のアタッチメント部材。
尚、「脱落防止手段」としては、伝達部材が係止される爪部や伝達部材を挟み込んで保持する挟み込み部などを挙げることができる。
上記手段によれば、脱落防止手段によって、収容部からの伝達部材の脱落を防止することができ、上記手段等による作用効果をより確実に、かつ、より長期間に亘って発揮させることができる。
手段.前記操作部材側に延びる前記伝達部材が内周に配置されるガイド管部を有するとともに、内周空間が排水流路を構成する排水管が、前記槽体に取付けられており、
前記槽体に対して直接又は間接的に前記外環部を取付けた状態において、前記ガイド管部側に前記連結部を配置させる位置決め手段を備えることを特徴とする手段乃至のいずれかに記載のアタッチメント部材。
尚、「位置決め手段」としては、アタッチメント部材の外周に設けられ、槽体や槽体に取付けられた排水管等の所定位置に配置される突部などを挙げることができる。また、位置決め手段によってガイド管部側に連結部を配置した状態において、アタッチメント部材は、必ずしもガイド管部に対して相対移動不能でなくてもよく、ガイド管部側に連結部が配置される状態が維持されるのであれば、ガイド管部に対してある程度の範囲だけ相対移動可能であってもよい。
上記手段によれば、位置決め手段によって、連結部ひいては収容部に配置された伝達部材をガイド管部側へと精度よく配置することができる。これにより、伝達部材に過剰な折れや曲がりを生じさせることなく、伝達部材をガイド管部内により確実に、かつ、無理なく配置することができる。その結果、伝達部材の破損防止を図りつつ、伝達部材を介して操作部材の変位を支持軸機構へとよりスムーズに伝達することができる。
手段.前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
前記延伸部は、前記槽体に取付けられ、内周空間が排水流路となる排水管に接触するように構成されることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載のアタッチメント部材。
上記手段によれば、延伸部が排水管に接触することで、栓蓋を踏んでしまった場合等、連結部に力が加わった場合であっても、連結部に変形が生じにくくなり、ひいては保持部のぐらつき(軸の傾き)や変形が生じにくくなる。その結果、保持部ひいては支持軸機構をより安定した状態で、正規の位置に配置させ続けることができる。これにより、排水口を閉鎖する際に、栓蓋を狙いの部位へとより確実に接触させることができ、良好なシール性を長期間に亘って確保することが可能となる。
手段.前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載のアタッチメント部材。
上記手段によれば、補強部によって、連結部の強度を効果的に高めることができる。これにより、栓蓋を踏んでしまった場合等、連結部に力が加わった場合における連結部の破損や変形をより確実に防止することができる。その結果、保持部ひいては支持軸機構を一層安定した状態で、正規の位置に配置させ続けることができる。
手段.前記補強部は、前記外環部の下面の最内周よりも外周側に設けられることを特徴とする手段に記載のアタッチメント部材。
上記手段によれば、上方から見たときに、補強部が外環部に隠れる形となる。従って、外環部の内周に設けられる排水流路の通水面積が、補強部の存在によって減少してしまうといった事態が生じなくなる。その結果、補強部による連結部の強度向上を図りつつ、優れた排水能力を一層確実に確保することができる。さらに、補強部に対する汚れの付着等が生じにくくなり、良好な衛生性や清掃性等をより確実に得ることができる。また、上方から補強部が視認不能又は視認困難となるため、外観品質を一層向上させることができる。
手段8.槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ、
前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
前記延伸部は、前記槽体に取付けられ、内周空間が排水流路となる排水管に接触するように構成されることを特徴とするアタッチメント部材。
上記手段8によれば、上記手段5と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段9.前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とする手段8に記載のアタッチメント部材。
上記手段9によれば、上記手段6と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段10.槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ、
前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とするアタッチメント部材。
上記手段10によれば、上記手段5と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段11.前記補強部は、前記外環部の下面の最内周よりも外周側に設けられることを特徴とする手段9又は10に記載のアタッチメント部材。
上記手段11によれば、上記手段6と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段12.前記保持部の内周から、前記連結部を通り、前記外環部の外周へと連続する切れ目部が設けられるとともに、少なくとも前記外環部は、弾性変形可能な材料により形成され、
少なくとも前記外環部を弾性変形させることで、前記切れ目部が拡幅可能に構成される一方で、前記槽体に直接又は間接的に前記外環部を取付けた状態では、前記切れ目部が拡幅不能となるように構成されることを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載のアタッチメント部材。
上記手段12によれば、切れ目部を拡幅することで、支持軸機構を保持部の内周に容易に配置することができ、取付作業性を高めることができる。また、槽体等に外環部を取付けた状態では、切れ目部が拡幅不能となる。そのため、槽体等にアタッチメント部材を取付けた後における、支持軸機構の脱落をより確実に防止することができる。
浴槽に取付けられた排水栓装置及び操作装置を示す断面図である。 排水栓装置の構成を示す拡大断面図である。 アタッチメント部材の構成を示す斜視図である。 アタッチメント部材の構成を示す斜視図である。 アタッチメント部材の構成を示す背面図である。 アタッチメント部材の平面図である。 別の実施形態におけるアタッチメント部材の構成を示す一部破断斜視図である。 別の実施形態におけるアタッチメント部材の取付態様を示す拡大断面図である。 別の実施形態におけるアタッチメント部材の構成を示す一部破断斜視図である。 アタッチメント部材に設けられた補強部を示す斜視図である。 (a)は、アタッチメント部材に設けられた切れ目部を示す平面図であり、(b)は、切れ目部を拡幅した状態におけるアタッチメント部材を示す平面図である。 (a)は、アタッチメント部材に設けられた切れ目部を示す斜視図であり、(b)は、切れ目部を拡幅した状態におけるアタッチメント部材を示す平面図である。 別の実施形態における連結部の構成を示すアタッチメント部材の一部破断正面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、排水栓装置1の説明に先立って、槽体としての浴槽100、及び、これに取付けられる操作装置111について説明する。
浴槽100は、成形品であり、その底壁部101に、浴槽100内の水を排出するための排水口102を備えている。また、浴槽100は、前記底壁部101の外周に立設された側壁部103と、当該側壁部103の上方から外周側に延びる外周部104とを備えている。
さらに、前記外周部104には、往復移動可能に構成された操作部材としての操作ボタン112を有する操作装置111が取付けられている。操作装置111には、長尺状の伝達部材6の一端部が取付けられており、伝達部材6によって、操作ボタン112の変位が後述する支持軸機構5へと伝達されるようになっている。尚、伝達部材6は、金属製のワイヤー等からなるワイヤー部61と、樹脂等の弾性材料により形成され、前記ワイヤー部61の外周に配置された筒状の外皮部62とを備えている(図2参照)。ワイヤー部61は、外皮部62に対して相対移動可能に構成されており、操作ボタン112の押下等により操作ボタン112を変位させることで、ワイヤー部61が外皮部62に対して往復移動可能となっている。
次に、伝達部材6の他端部が取付けられる排水栓装置1について説明する。
排水栓装置1は、浴槽100に取付けられており、図2に示すように、排水口部材2と、アタッチメント部材3と、栓蓋4と、支持軸機構5とを備えている。
排水口部材2は、所定の樹脂(例えば、POM等)により筒状に形成されており、前記排水口102の中心軸と自身の中心軸とがほぼ一致するように排水口102に挿通されている。さらに、排水口部材2の外周において、その上端側には、外周側に突出形成された環状の鍔部21が形成されており、また、当該鍔部21よりも下端側の外周面には、雄ねじ部22が形成されている。そして、排水口部材2は、自身の鍔部21が底壁部101上に配置された状態で、自身の雄ねじ部22が、内周空間が排水流路を構成する排水管105の内周に形成された雌ねじ部105Aに螺合されている。これにより、浴槽100に対して排水管105が接続された状態となり、排水管105の内周空間を通して浴槽100の水を排出可能となっている。
尚、本実施形態では、鍔部21の背面と底壁部101の表面との間には、EPDMゴム等の弾性材料により形成された環状のシール部材7が配置され、底壁部101の背面と排水管105の上端面との間には、同様に弾性材料により形成された環状のシール部材8が配置されている。シール部材7,8は、排水管105に対する排水口部材2の螺合に伴い、鍔部21及び排水管105等により挟み込まれた状態となっており、その結果、浴槽100からの排水時における漏水防止が図られている。
さらに、本実施形態において、排水管105は、浴槽100から排出された水の流れる筒状の排水管本体部105Bと、当該排水管本体部105Bの延びる方向と異なる方向に延びる筒状のガイド管部105Cとを備えている。ガイド管部105Cには、操作装置111から延びる、樹脂等の弾性材料により形成された筒状の配管106(図1参照。尚、図2等では不図示)が接続されており、ガイド管部105C及び配管106の内周に前記伝達部材6が配置されている。
加えて、排水管105(排水管本体部105B)のうち雌ねじ部105Aよりも下方側には、環状の段差部105Dが形成されている。そして、排水管105に排水口部材2を螺合した状態では、排水口部材2の下端面、段差部105D、及び、両者の間に位置する排水管105の内周面とによって窪み状をなす環状の凹部105Eが形成されるようになっている。
アタッチメント部材3は、樹脂により形成されており、図3〜図6に示すように、その中心に位置する保持部31と、当該保持部31の外周に設けられた外環部32と、保持部31の外周面から外周側に向けて延び、保持部31の外周面及び外環部32の内周面とを連結する連結部33とを備えている。
保持部31は、筒状をなすとともに、上下方向に沿って貫通する貫通スリット31Aを備えている。また、保持部31の上端側内周には、保持部31の中心軸を挟んで対向する一対の上端側突部31Bが設けられており、保持部31の下端側内周には、径方向内側に向けて突出する平面視U字状の底面部31Cが設けられている。そして、保持部31は、自身の内周において、前記上端側突部31Bと前記底面部31Cとの間で支持軸機構5を挟み込んで保持している。尚、本実施形態では、支持軸機構5を一旦保持部31よりも上方側に引きあげた上で、伝達部材6を貫通スリット31Aを通して保持部31の内周に配置し、その後、保持部31に対してその上方側から支持軸機構5を挿入することで、保持部31の内周において支持軸機構5が保持されるようになっている。
外環部32は、環状をなしており、自身の中心軸が保持部31の中心軸と一致するように配置されている。また、外環部32の外周には、径方向外側に突出する凸部32Aが周方向に沿って間欠的に複数設けられており、当該凸部32Aが前記凹部105Eに係合されることで、アタッチメント部材3が排水口部材2及び排水管105に取付けられている。これにより、保持部31は、排水口102に挿設された状態となっている。尚、本実施形態では、凹部105Eに対する凸部32Aの係合を解除することで、浴槽100の表面側からアタッチメント部材3を引抜くことができるように構成されている。
連結部33は、上下方向に沿って延びる板状をなしており、外環部32の下端よりも下方へと延出している。また、連結部33は、その内周側端部が保持部31の外周面に固定され、その外周側端部が外環部32の内周面に固定されている。さらに、本実施形態において、連結部33は1つのみ設けられており、平面視したとき(上方から見たとき)において、保持部31の径方向と直交する方向に沿った連結部33の幅Wは、保持部31の径方向に沿った連結部33の長さLよりも小さなものとなっている(図6参照)。つまり、本実施形態のアタッチメント部材3においては、平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい連結部33が1つのみ設けられている。
さらに、連結部33は、外環部32の下面よりも下方に延びる板状の延伸部33Aを備えており、図2に示すように、その外周面が排水管105の内周面に接触するように構成されている。
また、延伸部33Aの外周には、径方向外側に突出する位置決め突部33B(本発明の「位置決め手段」に対応する)が設けられており、当該位置決め突部33Bは、ガイド管部105C内に配置されるように構成されている。尚、本実施形態では、位置決め突部33Bをガイド管部105C内に配置しない状態でアタッチメント部材3を排水口部材2等の内周に挿通すると、排水管105(排水管本体部105B)の内周面へと位置決め突部33Bが接触してしまい、ひいては正規の位置(より詳しくは、アタッチメント部材3の中心軸と排水口部材2の中心軸とが軸ずれや傾きなく一致する位置)にアタッチメント部材3を配置することが不可能又は困難となるように構成されている。換言すれば、アタッチメント部材3を正規位置に配置した状態では、位置決め突部33Bがガイド管部105C内に配置され、ガイド管部105C側に連結部33が配置されるように構成されている。
加えて、連結部33(延伸部33A)の下面には、それぞれ径方向に沿って延び、相対向する一対の板状部位により構成された収容部構成部33Cが設けられている。そして、両収容部構成部33C間に位置する空間である収容部33Dの幅は伝達部材6の外径以上とされており、収容部33Dに伝達部材6が配置されている(図2参照)。尚、伝達部材6は、収容部33Dに配置されることによって、アタッチメント部材3(連結部33)の外周から外側に向けて延びるようにガイドされることとなる。また、伝達部材6のうち収容部33Dから外周側に向けて突出する部位は、自ずと連結部33の位置する側に配置されることとなる。
加えて、本実施形態では、両収容部構成部33Cの高さが伝達部材6の外径よりも大きなものとされている。そのため、収容部33Dに伝達部材6を配置した状態では、連結部33を平面視したとき(連結部33を上方から見たとき)だけでなく、連結部33を側面から視認したときにも、伝達部材6が連結部33に隠れることとなる。つまり、本実施形態では、連結部33を平面視したとき、及び、連結部33を側面から見たときの双方において、伝達部材6が視認不能又は視認困難となるように構成されている。
尚、本実施形態において、アタッチメント部材3は、保持部31の下方に、連結部33と一体的に形成され、伝達部材6が配置されるガイド部38(図4参照)を備えているが、当該ガイド部38を側面視した際に、伝達部材6が視認不能又は視認困難となるように構成する必要はない。ガイド部38に配置された伝達部材6、すなわち、保持部31の下方に位置する伝達部材6は、アタッチメント部材3を清掃するときに邪魔になりにくく、また、排水時に毛髪やゴミ等が付着しにくい。そのため、あえて伝達部材6がガイド部38により隠れる状態とする必要はない。
さらに、収容部構成部33Cの下端側内面には、脱落防止手段としての一対の爪部33Eが設けられている。爪部33Eは、他方の爪部33E側に向けて突出しており、両爪部33E間の距離は、伝達部材6の外径よりも小さなものとされている。そのため、伝達部材6は、収容部33Dにおいて爪部33Eに引っ掛かった状態で配置され、収容部33Dから脱落しないようになっている。
尚、本実施形態において、アタッチメント部材3は、弾性変形可能な樹脂等により形成されているため、収容部33Dの幅を広げるようにして収容部構成部33Cを弾性変形させることが可能であり、ひいては両爪部33E間の隙間も拡幅可能となっている。そのため、両爪部33Eの隙間が拡幅するように収容部構成部33Cを弾性変形させた上で、伝達部材6を両爪部33E間を通すことによって、収容部33Dに伝達部材6を配置することができるようになっている。
図2に戻り、栓蓋4は、排水口102に設けられており、自身の表面が浴槽100の表面に露出する樹脂製の傘状部41と、当該傘状部41の背面側外周に取付けられた、ゴム等の弾性材料からなる環状シール部42とを備えている。そして、環状シール部42の外周縁全周が排水口部材2に対して接触することによって、排水口102が閉鎖されるようになっている。また、傘状部41の背面中央には、筒状の取付部43が形成されており、支持軸機構5の後述する支持軸51の上端部が取付部43の内周に嵌合されることで、栓蓋4が支持軸機構5(支持軸51)に取付けられている。尚、ステンレス等からなる被覆部で傘状部41を覆うことにより、外観品質の向上を図ることとしてもよい。
支持軸機構5は、樹脂等からなり、栓蓋4が取付けられる棒状の支持軸51と、自身の内周において支持軸51を上下方向に移動可能な状態で保持する外筒部52とを備えている。
支持軸51には、前記ワイヤー部61の他端部と接触可能に構成されており、操作装置111の操作(操作ボタン112の押下)に伴いワイヤー部61が外皮部62の内周にて往復移動することで、支持軸51が浴槽100に対して上下動するようになっている。
また、支持軸機構5は、図示しないロック機構(例えば、スラストロック機構)を備えており、操作装置111の操作によって、上昇端(正確には上昇端よりも若干だけ下側)における支持軸51のロックと、ロック解除に伴う支持軸51の下動とが交互に行われ、ひいては操作装置111を操作する度に栓蓋4の上昇・下降(排水口102の開閉)が交互に行われるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、平面視したときに(上方からみたときに)、自身の幅Wが自身の長さLよりも小さい連結部33が1つのみ存在するように構成されている。従って、アタッチメント部材3の内周において非常に大きな通水面積を確保することができ、優れた排水能力を実現することができる。また、アタッチメント部材3に対して毛髪等が引っ掛かりにくくなるため、毛髪等による排水流路の閉塞が生じにくくなり、上述した優れた排水能力を長期間に亘って維持することができる。
また、汚れの比較的付着しやすい連結部33が平面視で1つのみ存在する構成であることから、アタッチメント部材3において汚れの付着する箇所が著しく少なくなり、衛生性を効果的に高めることができる。さらに、衛生性が高められることで、衛生性を確保するための手入れを頻繁に行う必要がなくなり、手入れ頻度の著しい低減を図ることができる。
加えて、アタッチメント部材3を清掃するにあたっては、連結部33が邪魔となりにくく、外環部32の内周面や保持部31の外周面等を非常に容易に清掃することができ、良好な清掃性を実現することができる。また、これにより、上述の通り、手入れ頻度の低減が図られることと相俟って、衛生性を確報するために必要な手間を著しく低減させることができる。
加えて、平面視したときに、連結部33が1つのみ存在する形状であるため、非常に整然とした外観となり、良好な外観品質を得ることができる。
また、伝達部材6は収容部33Dに配置されており、連結部33を上方から見たとき、及び、連結部33を側面から見たときの双方において、伝達部材6が視認不能又は視認困難となるように構成されている。従って、伝達部材6に対する汚れの付着や毛髪等の引っ掛かりを顕著に抑制することができ、より優れた排水能力及び衛生性を一層確実に実現することができる。また、アタッチメント部材3の清掃時において、伝達部材6が邪魔となりにくく、非常に良好な清掃性を得ることができる。加えて、衛生性及び清掃性がより一層向上することから、手入れ頻度及び手入れに要する手間を一段と減らすことができる。さらに、排水口102側から見たときに、より一層整然とした外観となり、外観品質を一層向上させることができる。
特に本実施形態では、爪部33Eによって収容部33Dからの伝達部材6の脱落が防止されるため、上述の作用効果をより確実に、かつ、より長期間に亘って発揮させることができる。
また、位置決め突部33Bによって、連結部33ひいては収容部33Dに配置された伝達部材6をガイド管部105C側へと精度よく配置することができる。これにより、伝達部材6に過剰な折れや曲がりを生じさせることなく、伝達部材6をガイド管部105C内により確実に、かつ、無理なく配置することができる。その結果、伝達部材6の破損防止を図りつつ、伝達部材6を介して操作ボタン112の変位を支持軸機構5へとよりスムーズに伝達することができる。
加えて、延伸部33Aが排水管105に接触するように構成されているため、栓蓋4を踏んでしまった場合等、連結部33に力が加わった場合であっても、連結部33に変形が生じにくくなり、ひいては保持部31のぐらつき(軸の傾き)や変形が生じにくくなる。その結果、保持部31ひいてはこれに保持される支持軸機構5をより安定した状態で、正規の位置に配置させ続けることができる。これにより、排水口102を閉鎖する際に、栓蓋4を狙いの部位へとより確実に接触させることができ、良好なシール性を長期間に亘って確保することが可能となる。
併せて、本実施形態では、浴槽100の表面側からアタッチメント部材3が取外可能に構成されている。従って、万が一支持軸機構5や伝達部材6に故障等の不具合が生じたときであっても、排水口部材2を取外すことなく、アタッチメント部材3及びこれに保持された支持軸機構5を上方へと引き出すことによって、支持軸機構5や伝達部材6を修理・交換することができる。そのため、良好なメンテナンス性を得ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、アタッチメント部材3と排水口部材2とがそれぞれ別体で設けられているが、図7(但し、図7に記載の構成は、上記手段1等との関係において参考例)に示すように、外環部91が前記排水口部材2としての機能を有するようにアタッチメント部材9を構成し、アタッチメント部材9と排水口部材とが一体化されるように構成してもよい。尚、この場合には、外環部91の外周に形成された雄ねじ部91Aが排水管105の雌ねじ部105Aに螺合されることで、アタッチメント部材9が浴槽100に対して間接的に取付けられるとともに、浴槽100に排水管105が接続されることとなる。
(b)上記実施形態において、連結部33は、外環部32に対して固定された状態となっているが、連結部33を外環部32に対して取付・取外可能に構成してもよい。例えば、連結部33の外周側端部に凸状や凹状の係止部を設ける一方で、外環部32の内周に前記係止部の形状に対応する被係止部を設け、かつ、前記被係止部に対して前記係止部を係止可能及び係止解除可能に構成することで、連結部33を外環部32に対して取付・取外可能とすることができる。
(c)上記実施形態において、アタッチメント部材3(外環部32)は排水口部材2及び排水管105により形成された凹部105Eに取付けられることで、浴槽100に間接的に取付けられているが、アタッチメント部材3(外環部32)の取付態様はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図8に示すように、ナット107に排水口部材2を螺合し、排水口部材2の下端部と排水管105との間にアタッチメント部材3を挟み込むことにより、アタッチメント部材3を浴槽100に間接的に取付けることとしてもよい。この場合には、漏水防止を図るべく、排水口部材2の下端部とアタッチメント部材3との間、及び、アタッチメント部材3と排水管105の上端部との間にシール部材108を設けることが好ましい。尚、図8において、シール部材108は、排水口部材2の下端部とアタッチメント部材3との間に設けられる部位と、アタッチメント部材3と排水管105の上端部との間に設けられる部位とが一体となっているが、別体であってもよい
また、アタッチメント部材3(外環部32)を排水口部材2の内周に取付ける(例えば、係止する)ことで、アタッチメント部材3(外環部)を浴槽100に対して間接的に取付けてもよい。例えば、図9(但し、図9に記載の構成は、上記手段1等との関係において参考例)に示すように、排水口部材2の内周に、径方向内側に突出する突起部23と、窪み状の凹み部24とを周方向に沿って交互に複数設けるとともに、アタッチメント部材3の径方向外側に突出する凸部32Bを前記凹み部24に配置しつつ、アタッチメント部材3のうち前記凸部32B間に位置する部位を前記突起部23の上面に載置させることで、アタッチメント部材3を排水口部材2の内周に取付けることとしてもよい。
さらに、アタッチメント部材を排水管105の内周に取付けることで、浴槽100に間接的に取付けてもよいし、アタッチメント部材を浴槽100に対して直接取付けてもよい。
(d)上記実施形態では、延伸部33Aが設けられているが、図7及び図9に示すように、延伸部33Aを設けなくてもよい。
尚、上記実施形態のように延伸部33Aを設ける構成においては、図10に示すように、延伸部33Aの側面と外環部32の下面とを連結する板状の補強部34を設けることとしてもよい。この場合には、補強部34によって、連結部33の強度を効果的に高めることができる。これにより、栓蓋4を踏んでしまった場合等、連結部33に力が加わった場合における連結部33の破損や変形をより確実に防止することができる。その結果、保持部31ひいては支持軸機構5を一層安定した状態で、正規の位置に配置させ続けることができる。
また、補強部34を設けるにあたっては、外環部32の下面の最内周よりも外周側に補強部34を設けること、つまり、外環部32の内周面よりも内側に補強部34が突出しないように構成することが好ましい。このように構成することで、平面視したとき(上方から見たとき)に、補強部34が外環部32に隠れる形となる。従って、外環部32の内周に設けられる排水流路の通水面積が、補強部34の存在によって減少してしまうといった事態が生じなくなる。その結果、補強部34による連結部33の強度向上を図りつつ、優れた排水能力を一層確実に確保することができる。さらに、補強部34に対する汚れの付着等が生じにくくなり、良好な衛生性や清掃性等をより確実に得ることができる。また、上方から補強部34が視認不能又は視認困難となるため、外観品質を一層向上させることができる。
(e)上記実施形態では特に記載していないが、図11(a),(b)に示すように、保持部31の内周から、連結部33を通り、外環部32の外周へと連続する切れ目部35を設けることとしてもよい。そして、外環部32が浴槽100に非取付の状態(アタッチメント部材3が排水口部材2等に非取付の状態)では、図11(b)に示すように、外環部32を弾性変形させることにより、切れ目部35を図11(b)中の矢印方向に拡幅可能にする一方で、外環部32が浴槽100に直接又は間接的に取付けられた状態(アタッチメント部材3が排水口部材2等に取付けられた状態)では、切れ目部35が拡幅不能となるように構成してもよい。この場合には、支持軸機構5を保持部31の内周に容易に配置することができ、取付作業性を高めることができる。また、浴槽100に外環部32を取付けた状態では、切れ目部35が拡幅不能となるため、浴槽100にアタッチメント部材3を取付けた後における、支持軸機構5の脱落をより確実に防止することができる。
さらに、図12(a),(b)に示すように、切れ目部35Aの一部が周方向に延びるように構成することで、切れ目部35Aが連結部33の上面に表れないように構成してもよい。この場合には、アタッチメント部材3を排水口部材2等に取付けた状態において、切れ目部35Aに起因する溝が連結部33の上面部に表れないこととなる。これにより、前記溝に対する汚れの付着といった事態が生じなくなり、一層優れた衛生性を実現することができる。
(f)上記実施形態における連結部33は一例であって、例えば、図13に示すように、保持部31の外周面のうちその周方向に沿った1の領域のみと、外環部32の内周面のうちその周方向に沿った1の領域のみとを連結する連結部36が、上下方向に沿って複数設けられていてもよい。この場合、それぞれの連結部36は、平面視したときにおいて、その幅がその長さよりも小さなものとされる。
(g)上記実施形態では、排水口102の閉鎖時において、栓蓋4の環状シール部42が排水口部材2に接触するように構成されているが、排水口102の閉鎖時において、環状シール部42が浴槽100(底壁部101)に対して接触するように構成してもよい。
(h)上記実施形態において、操作装置111は、槽体としての浴槽100に取付けられているが、操作装置111は必ずしも槽体に取付ける必要はなく、槽体の近傍に設けられた構造物(例えば、流し台のカウンタ等)に操作装置111を取付けてもよい。
(i)上記実施形態において、排水栓装置1は、浴槽100に取付けられているが、排水栓装置1の取付対象は浴槽100に限られるものではない。従って、排水栓装置1を、浴槽以外の槽体(例えば、洗面化粧台や流し台等)に取付けることとしてもよい。
(j)上記実施形態では、脱落防止手段として爪部33Eを例示しているが、脱落防止手段は、収容部33Dからの伝達部材6の脱落を防止可能なものであれば、その構成は特に限定されるものではない。従って、例えば、前記両収容部構成部33C間の隙間を伝達部材6の外径よりも若干小さなものとし、伝達部材6を挟み込んで保持する両収容部構成部33Cにより脱落防止手段を構成してもよい。
(k)上記実施形態では、位置決め突部33Bがガイド管部105C内に配置されることで、ガイド管部105C側に連結部33が配置されるように構成されているが、ガイド管部105C側に連結部33を配置させる位置決め手段の構成は、これに限定されるものではない。従って、例えば、外環部32の外周に、径方向外側に突出するとともに、径方向に沿って弾性変形可能な位置決め手段としての突出部を設け、当該突出部を排水管105に接続されたオーバーフロー管の内周、又は、排水管105の内周に形成された凹部に配置したときに、ガイド管部105C側に連結部33が配置されるように構成してもよい。また、ガイド管部105Cに対して排水口部材2が一定の位置関係に配置されるように構成される場合には、排水口部材2の内周に凹状の窪み部を設け、当該窪み部に前記突出部を係止したときに、ガイド管部105C側に連結部33が配置されるように構成してもよい。
尚、位置決め手段を設け、ガイド管部105C側に連結部33が配置されるように構成することで、延伸部33Aや収容部33Dを設けない場合であっても、連結部33の下方にガイド管部105C内に配置される伝達部材6を容易に配置することができる。連結部33の下方に伝達部材6を配置することで、外観品質の向上を図ることができるとともに、伝達部材6に毛髪やゴミ等が引っ掛かりにくくなり、良好な衛生性を得ることができる。
1…排水栓装置、3…アタッチメント部材、4…栓蓋、5…支持軸機構、6…伝達部材、31…保持部、32…外環部、33B…位置決め突部(位置決め手段)、33…連結部、33A…延伸部、33D…収容部、33E…爪部(脱落防止手段)、34…補強部、35…切れ目部、100…浴槽(槽体)、102…排水口、105…排水管、105B…ガイド管部、112…操作ボタン(操作部材)。

Claims (12)

  1. 槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
    前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
    前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
    平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ
    前記連結部の下面には、前記支持軸機構に連結され、所定の操作部材の変位を前記支持軸機構へと伝達する伝達部材を配置可能な収容部が設けられ、
    前記収容部に前記伝達部材を配置した状態において、前記連結部を平面視したときに、前記伝達部材は視認不能又は視認困難となるように構成されることを特徴とするアタッチメント部材。
  2. 前記収容部に前記伝達部材を配置した状態において、前記連結部を側面から視認したときに、前記伝達部材は視認不能又は視認困難となるように構成されることを特徴とする請求項に記載のアタッチメント部材。
  3. 前記収容部からの前記伝達部材の脱落を防止する脱落防止手段を備えることを特徴とする請求項又はに記載のアタッチメント部材。
  4. 前記操作部材側に延びる前記伝達部材が内周に配置されるガイド管部を有するとともに、内周空間が排水流路を構成する排水管が、前記槽体に取付けられており、
    前記槽体に対して直接又は間接的に前記外環部を取付けた状態において、前記ガイド管部側に前記連結部を配置させる位置決め手段を備えることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のアタッチメント部材。
  5. 前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
    前記延伸部は、前記槽体に取付けられ、内周空間が排水流路となる排水管に接触するように構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のアタッチメント部材。
  6. 前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
    前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のアタッチメント部材。
  7. 前記補強部は、前記外環部の下面の最内周よりも外周側に設けられることを特徴とする請求項に記載のアタッチメント部材。
  8. 槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
    前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
    前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
    平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ、
    前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
    前記延伸部は、前記槽体に取付けられ、内周空間が排水流路となる排水管に接触するように構成されることを特徴とするアタッチメント部材。
  9. 前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とする請求項8に記載のアタッチメント部材。
  10. 槽体の排水口に挿設されるとともに、栓蓋を支持する支持軸機構を自身の内周にて保持する筒状の保持部と、
    前記保持部の外周に設けられ、前記槽体に直接又は間接的に取付けられる環状の外環部と、
    前記保持部の外周面から外周側に向けて延び、前記保持部の外周面、及び、前記外環部の内周面を連結する連結部とを備えるアタッチメント部材であって、
    平面視したときにおいて、自身の幅が自身の長さよりも小さい前記連結部が1つのみ設けられ、
    前記連結部は、前記外環部の下面よりも下方に延びる延伸部を備え、
    前記延伸部の側面と前記外環部の下面とを連結する補強部が設けられることを特徴とするアタッチメント部材。
  11. 前記補強部は、前記外環部の下面の最内周よりも外周側に設けられることを特徴とする請求項9又は10に記載のアタッチメント部材。
  12. 前記保持部の内周から、前記連結部を通り、前記外環部の外周へと連続する切れ目部が設けられるとともに、少なくとも前記外環部は、弾性変形可能な材料により形成され、
    少なくとも前記外環部を弾性変形させることで、前記切れ目部が拡幅可能に構成される一方で、前記槽体に直接又は間接的に前記外環部を取付けた状態では、前記切れ目部が拡幅不能となるように構成されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のアタッチメント部材。
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